JPH0462241B2 - - Google Patents

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JPH0462241B2
JPH0462241B2 JP9229784A JP9229784A JPH0462241B2 JP H0462241 B2 JPH0462241 B2 JP H0462241B2 JP 9229784 A JP9229784 A JP 9229784A JP 9229784 A JP9229784 A JP 9229784A JP H0462241 B2 JPH0462241 B2 JP H0462241B2
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JP
Japan
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adhesive
thread
veneer
cooling roll
attached
Prior art date
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Application number
JP9229784A
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English (en)
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JPS60234801A (ja
Inventor
Masao Kodama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
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Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
Priority to JP9229784A priority Critical patent/JPS60234801A/ja
Publication of JPS60234801A publication Critical patent/JPS60234801A/ja
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明はベニヤ単板(以下、単板という)、
原木等の木材に接着剤を付着した糸(以下、接着
糸という)を貼着する接着糸貼着方法に関する。
【従来の技術】
従来、例えば単板相互を横矧ぎ若しくは縦矧ぎ
する際、あるいは単板を繊維直交方向へ補強する
際に単板へ木綿糸、テトロン糸、望ましくはこれ
らの不燃糸を接着剤により貼着していた。そして
上記糸を単板へ貼着する際には熱可塑性樹脂接着
剤若しくは熱硬化性樹脂接着剤が貯えられた接着
剤タンクを通過させることにより上記接着剤を糸
に含浸付着させ接着糸とした後、この接着糸を熱
可塑性樹脂接着剤にあつては冷却ロールあるいは
熱硬化性樹脂接着剤にあつては加熱ロール等の加
圧体によりその接着剤を硬化させながら単板へ貼
着していた。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば熱可塑性樹脂接着剤を使
用する場合、単板へ貼着される糸には適宜の張力
が作用しているため、第7図に示すように接着剤
タンク40から出される接着糸44の走行方向と
直交する断面において、糸41が冷却ロール42
側へ位置し、かつ大部分の接着剤43が冷却ロー
ル42側と反対側に位置した状態であり、この接
着糸44が冷却ロール42に接触し始めると、最
初に冷却ロール42側にある糸41の周囲の接着
剤43が硬化する。この状態で更に接着糸44が
繰出され、冷却ロール42により単板Sの表面に
加圧されても、糸41は前記硬化した接着剤によ
り変形を妨げられてしまい、偏平状に広げること
ができなかつた。これにより第8図に示すように
単板Sに対し、糸41が丸まつた状態になるた
め、糸41の貼着面積が比較的少ない状態で単板
Sに貼着されるため、充分な横矧ぎ強度若しくは
縦矧ぎ強度、あるいは補強強度が得られなかつ
た。また、この状態で糸41および接着剤43に
よる盛上り影響により合板面上には筋状の欠点が
表われ易く、合板品質を悪くしていた。 本発明は上記した従来の欠点を解決するために
発明されたものであり、その目的とするところ
は、簡易な手段により木材へ糸および接着剤を偏
平状態にしながら糸を貼着し、充分な接着強度が
得られるとともに糸が貼着された木材から削成さ
れた単板を使用した合板品質を向上し得る木材へ
の接着糸貼着方法を提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
このため本発明は、糸の未硬化の接着剤を付着
させた接着糸を、前記接着剤を硬化させる温度に
設定された加圧体により木材表面に加圧して貼着
する方法にあつて、前記接着糸の走行方向と直交
する方向の断面において前記糸が前記加圧体と反
対側に位置されると共に前記接着剤が前記加圧体
側に位置された状態の接着糸を加圧体により木材
表面へ加圧して貼着することを特徴としている。
【発明の作用】
本発明によれば、接着糸が加圧体に接触し始め
ると、最初に上記断面において加圧体側にある切
着剤が硬化し、加圧体側と反対側にある糸の周囲
は未硬化の状態であるため、糸は何ら変形を妨げ
られず、この状態から更に糸が繰出され木材に加
圧されると、糸および接着剤は偏平状に変形させ
られて木材に貼着されるのである。
【実施例】
以下、本発明の小幅状の単板相互を接合する単
板接合装置に具体化した一実施例により説明す
る。 単板接合装置の概略を示す第1図および糸の繰
出し経路を示す第2図において、木材としての小
幅状の単板Sをその繊維と直交する方向へ搬送す
る搬入コンベヤ1には搬出コンベヤ2が接続さ
れ、該搬入コンベヤ1の搬送方向下手には単板検
出器3が搬送直交方向へ適宜の間隔をおいて配置
されている。この単体検出器3は単板Sの搬送方
向前端が位置した際には単板非検出状態から単板
検出状態へ、また単板Sの搬送方向後端が通過し
た際には単板検出状態から単板非検出状態へ夫々
遷移する。そして搬出コンベヤ2はこの単板検出
器3から出力される単板検出信号に基づいて間欠
的に搬送駆動される。これにより搬入コンベヤ1
により適宜の間隔をおいた状態で搬入される単板
Sは搬出コンベヤ2上においてその繊維直交方向
端が相互に連続した状態で移載される。 前記搬出コンベヤ2の搬送方向上手側のプーリ
4上には複数の冷却ロール5が搬送直交方向へ適
宜の間隔をおいて配置されている。この冷却ロー
ル5は内部を流通する冷媒(例えば冷却水等)に
より少なくともその外周側が冷却され、後述する
糸9に付着した熱可塑性接着剤7を偏平状に加圧
硬化させる。 各冷却ロール5の上方には熱可塑性接着剤溶解
タンク6が夫々配置されている。この熱可塑性接
着剤溶解タンク6は投入されるチツプ状の熱可塑
性接着剤7を内蔵されたヒータあるいはスチーム
等の熱源により溶融するものである。そして各熱
可塑性接着剤溶解タンク6の上方には糸リール
(図示せず)が夫々配置され、この糸リールには
木綿糸、テトロン糸等で望ましくは不燃状の糸9
が巻回されている。そしてこの糸9は第2図に示
すように、熱可塑性接着剤溶解タンク6内を通過
することにより熱可塑性接着剤7が付着した後、
繰出孔6aを介して接着糸8が前記冷却ロール5
側へ繰出されている。この繰出孔6aは糸9の外
径により若干大径状からなり、繰出される糸9を
図示左端において支持している。これにより接着
糸8は単板Sの搬送面に垂直な仮想線に対し、冷
却ロール5側に傾斜した状態となる。そして繰出
孔6aから繰出される接着糸8において糸9は冷
却ロール5から離れ、かつ熱可塑性接着剤7の周
辺側に位置している。 次に、単板に対する糸の貼着状態を示す第2
図、第3図および第4図に従つて本実施例方法を
説明する。 搬入コンベヤ1により搬入される単板Sは搬出
コンベヤ2の間欠駆動に伴つて相互が連続した状
態で移載されるとともに、この単板Sの上面には
糸9が熱可塑性接着剤7により貼着される。この
糸9は、第2図に示すように熱可塑性接着剤溶解
タンク6内を通過することにより熱可塑性接着剤
7が含浸された後、繰出孔6aの図示左端に位置
し、熱可塑性接着剤7が液切りされた状態で冷却
ロール5へ搬出されるため、繰出された接着糸8
の走行方向と直交する方向の断面は第3図に示す
ように、繰出されて冷却ロール5側に大部分の熱
可塑性接着剤7が付着し、糸9が加圧体5から離
れた状態となつて冷却ロール5の箇所に至る。そ
して冷却ロール5と接着し始めると、冷却ロール
5側の熱可塑性接着剤7は硬化するが、冷却ロー
ル5と反対側にある糸9の周囲の熱可塑性接着剤
7は硬化しない。次いで、冷却ロール5により単
板Sに加圧されると、糸9は偏平状に押し広げら
れながら糸9の周囲の熱可塑性接着剤7が硬化す
る。 その結果、糸9および熱可塑性接着剤7は第4
図に示すように単板Sの上面に偏平状に貼着され
る。 したがつて本実施例方法は、熱可塑性接着剤溶
解タンク6から繰出される接着糸8において糸9
を冷却ロール5から離れ、かつ熱可塑性接着剤7
の周辺部に位置させることによりこの糸9周辺の
熱可塑性接着剤7を単板Sと冷却ロール5との加
圧に伴つて最終的に硬化させるため、糸9および
この周囲の熱可塑性接着剤7を偏平状に変形させ
ながら糸9を高い接着力で単板Sへ貼着すること
ができる。また、糸9は冷却ロール5の加圧力に
より偏平状に貼着されるため、これにより糸9お
よび熱可塑性接着剤7の盛上り高さを低くし、合
板品質の低下を防止し得る。 なお、本発明は以下のように変更実施すること
ができる。 (1) 本実施例は接着剤として熱可塑性接着剤を使
用するとともに加圧体として冷却ロールを使用
し、この冷却ロールにより熱可塑性接着剤を硬
化させながら単板面上に糸を貼着する方法とし
たが、接着剤として熱硬化接着剤を使用すると
ともに加圧体として加熱ロールを使用し、接着
剤タンクから繰出される糸の加熱ロール側に熱
硬化性接着剤を付着させ、加熱ロール側の熱硬
化性接着剤を単板面側の熱硬化性接着剤より先
に硬化させながら糸を単板面上に貼着する方法
であつても実施し得る。 (2) 本実施例は単板相互を横矧ぎ接合する際に糸
を貼着する方法としたが、本発明は単板の繊維
方向端相互を夫々縦矧ぎ接合する際の糸の貼着
方法であつても実施し得る。 (3) 本発明はワンピース状の単板における少なく
とも繊維方向端側としての木口側を糸により補
強する際の貼着方法であつても実施し得る。 (4) 本実施例は熱可塑性接着剤溶解タンク6内の
通過により糸9に熱可塑性接着剤7を付着させ
た後にこの接着糸8において糸9を冷却ロール
5から離れ、かつ熱可塑性接着剤7の周辺側に
位置させながら貼着する方法としたが、本発明
は第5図に示すように搬出す方向と直交する断
面において、加圧体21側に大部分の熱可塑性
接着剤22が位置し、かつ加圧体21と反対の
側に糸20が位置するように予め形成された熱
可塑性接着剤付着糸23を単板Sへ搬出すとと
もに加圧体21と反対側からノズル24により
加圧空気を吹き付けて熱可塑性接着剤22を溶
融させながら加圧体21により単板Sに加圧し
ても同様な硬化が得られる。すなわち、上記の
ように貼着すれば、熱可塑性接着剤付着糸23
で加圧体21と反対の側の熱可塑性接着剤22
は硬化しない状態で加圧体21により単板Sに
加圧されることになり、糸9および熱可塑性接
着剤7は単板Sの上面に対して偏平な状態で貼
着される。 (5) 第6図に示すように、本発明は接着剤タンク
30の通過により糸31へ接着剤32を付着さ
せた後、この接着糸33を冷却ロール36に近
接配置された加圧加熱体34および液切り部材
35を通過させることにより、接着糸33にお
いて糸31を接着剤32の周辺部で、かつ冷却
ロール36から離れた状態に位置させながらこ
の糸31を冷却ロール36の加圧力により接着
剤32を硬化させるとともに糸31および接着
剤32を偏平状に変形させながら単板Sへ糸3
1を貼着する方法であつても実施し得る。この
場合、適宜の間隔を設けた単体Sの搬入に伴う
間欠的な搬出コンベヤ38の駆動停止時にあつ
ても、加圧加熱体34により糸31に付着した
接着剤32の溶融状態を保持することができる
とともに液切り部材35により接着糸33にお
いて糸31を冷却ロール36から離れ、かつ接
着剤32の周辺部に位置した状態で接着糸33
を冷却ロール36へ繰出すことができ、冷却ロ
ール36により糸31の周囲の接着剤32を最
終的に硬化させるとともに偏平状に変形させな
がら単板Sに糸31を貼着している。また、加
圧加熱体34および液切り部材35は冷却ロー
ル36に接近した位置に配置されているため、
液切り部材35から冷却ロール36にわたつて
繰出され、接着剤32が硬化した接着糸33の
長さを極力短くすることができる。そして単板
S相互を接合する場合には、搬出コンベヤ38
の駆動タイミングを若干早くすることにより接
着剤32が溶融した接着糸33を単板S相互の
接合位置に繰出すことができる。なお、図中3
7は液切り部材35に形成された接着剤留り部
であり、接着糸33の転向に伴つて液切りされ
た一部の接着剤32が留められるものである。
そして留められた接着剤32は液切り部材35
からの糸31の繰出しに伴つてこの糸31に付
着する。 (6) 本実施例は削成された単板S面上に糸9を貼
着する方法としたが、本発明はベニヤレースに
よる原木の切削時における原木の木口面(繊維
方向の端面)あるいは外周面に対して上述した
実施例の構成を用いても実施可能である。
【発明の効果】 このため本発明は、簡易な手段により木材の表
面に接着剤が偏平状となるように糸を貼着し、充
分な接着強度を得るとともに、糸が貼着された木
材から削成された単板を使用した合板品質を向上
し得る木材への接着糸貼着方法を提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は単板接合装置の概略を示す斜視図、第
2図は糸の繰出し経路を示す一部破断説明図、第
3図および第4図は単板に対する糸の貼着状態を
示す説明図、第5図および第6図は本発明方法の
変更実施例を示す説明図、第7図および第8図は
従来例を示す説明図である。 図中5は加圧体としての冷却ロール、6は接着
剤タンクとしての熱可塑性接着剤溶解タンク、7
は接着剤としての熱可塑性接着剤、8は接着糸、
9は糸、Sは単板である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糸に未硬化の接着剤を付着させた接着糸を、
    前記接着剤を硬化させる温度に設定された加圧体
    により木材表面に加圧して貼着する方法にあつ
    て、前記接着糸の走行方向と直交する方向の断面
    において前記糸が前記加圧体と反対側に位置され
    ると共に前記接着剤が前記加圧体側に位置された
    状態の接着糸を加圧体により木材表面へ加圧して
    貼着することを特徴とする木材への接着糸貼着方
    法。 2 前記接着剤は熱可塑性接着剤からなると共に
    前記加圧体は冷却ロールからなる特許請求の範囲
    第1項記載の木材への接着糸貼着方法。 3 前記接着剤は熱硬化性接着剤からなると共に
    前記加圧体は加熱ロールからなる特許請求の範囲
    第1項記載の木材への接着糸貼着方法。
JP9229784A 1984-05-08 1984-05-08 木材への接着糸貼着方法 Granted JPS60234801A (ja)

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JPS60234801A JPS60234801A (ja) 1985-11-21
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JP6995343B2 (ja) * 2017-10-02 2022-01-14 橋本電機工業株式会社 糸糊バルブ及び横はぎ単板製造システム

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JPS60234801A (ja) 1985-11-21

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