JPH0146627B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はよこストランド（fill strands）をた
てストランド（warp strands）に移送して不織
布を製造する方法および装置に関する。

特に、本発明はよこストランドを取扱い難いた
てストランド材料に移送する方法および装置に関
する。

多種類の材料が存在するが、材料を巾広に、す
なわち、種々の製造工程において経済的使用に十
分な巾の広さに組合せる（assemble）ことが試
みられているが、この場合には特殊な問題が生ず
る。かかる材料は耐磨耗性、フライ（fly）また
案内（guiding）問題を生ずるために取扱いが困
難になる。例えば、１インチ〜３インチ巾のグラ
フアイトテープは取扱い難い。また、転動離間装
置（rolling spacing devices）を必要とする高磨
耗性ヤーン状スチールタイヤコードは取扱い難い
材料である。

かかる材料を機織するか、または材料を樹脂ま
たは接着剤と一緒にヤーンを供給しないで保持す
る従来方法においては、しばしば最終製品特性を
低下するか、または低い結着性を有する経済的に
処理し難いウエツブを生ずる。

本発明の目的は上述する従来技術の問題を解決
する方法および装置によつて上記取扱い難い材料
のたてストランドで不織布を製造する方法を提供
する。

本発明においては接着剤被覆または含浸よこス
トランドの平坦組（planar set）を取扱い難い材
料のたてストランドに連続して移送する。

たてストランド一組の加圧ローラのニツプに該
ニツプに出来るだけ近くに位置する離間装置によ
つて案内する。１例においては、加圧ローラを加
熱する。

平坦な接着剤被覆よこストランドの組はたてス
トランドとニツプに供給し、加圧ローラの圧力お
よび／または熱はよこストランド上の接着剤を軟
化させることによつてよこストランドをたてスト
ランドに移送してよこストランドをたてストラン
ドに接着させる。

米国特許第3573137号明細書には所望の接着剤
被覆および正確な配向を有するよこストランドの
組を形成し、およびよこストランドを離間および
緊張する方法および装置が記載されている。

本発明においてはよこストランドを加圧ローラ
のニツプにおけるたてストランドに移送する（む
しろ、上記米国特許第3573137号明細書に記載さ
れている方法、および装置によつてたてストラン
ドに直接供給する）が、本発明に関するたてスト
ランド材料はより大きい脆性、剛性または磨耗性
を有し、また上記米国特許明細書に記載されてい
る方法において経済的かつ有効使用するのにはあ
まり低すぎるかまたはあまり高すぎる摩擦抵抗を
有する。

本発明のよこストランド移送プロセスにおける
たてストランドは上記米国特許第3573137号明細
書に記載されている方法において必要とされてい
る円筒形状よりはむしろ一平面状に堆積するため
に、従来方法における取扱い難いたてストランド
の多くの問題を除去することができる。たてスト
ランドの案内および取扱いは最小にし、円筒形状
では使用できない装置（ローラ案内の如き）を平
面形状で使用しやすくすることができる。

多数のエンドフアイバーガラスロービングの如
き重質の低撚り糸バンドルから織成した織物は、
よこストランドからの接着剤がたてストランドの
重質バンドルに完全に浸透することができないた
めに、よこストランドと掛合する織物の反対側の
糸にゆるみを生ずる問題が起る。

本発明の１例においてはよこストランドと掛合
する側とは反対側のたてストランドのバンドルの
側に接着ラインをプリントすることによつてかか
るゆるんだ糸を無くすことができる。

不織布を織成でき、上述する技術および構造と
組合せることができ、かつ上述するように効果的
に作用する方法および装置は本発明の特定目的を
構成する。

次に本発明を本発明の好適例およびその原理に
ついて添付図面により説明するが、更に本発明の
他の例については同一または等価の原理を用いる
ことができ、構造変更は本明細書および特許請求
の範囲を逸脱しない限り当業技術者により種々変
更を加えることができる。

本発明の１例によつてよこストランドをたてス
トランドに移送するためのよこストランド移送装
置を第１図において１１で示す。

第２図はよこストランドをたてストランドに移
送する本発明の他の変形構造の移送装置を１２で
示している。

これら移送装置の好適構造について以下に詳述
するが、さし当り各装置は加圧ローラ１３および
１４から構成されている。第２図の平面図におい
ては上段ロール１３だけが見える。

各構造の例において、１組のよこストランド１
５をたてストランド１６と一緒に加圧ローラのニ
ツプに供給する。各例において、１組のよこスト
ランドはニツプに供給する時に形成するよりは、
むしろ予じめ形成することによつてよこストラン
ドは正確に固定した配向、離間および緊張が付与
される。各よこストランドは加圧ローラの圧力お
よび／または加熱下で軟化および流れる種類の接
着剤を過剰に含浸または被覆する。この事は移送
すべきよこストランドを加圧ローラのニツプでた
てストランド１６に結合させる。

たてストランド１６は、加圧ローラのニツプに
出来る限り近づけて位置する第１図に示すリード
の如き離間装置１７によつてニツプに案内する。

加圧ローラ上に生ずる圧力および／または熱に
よつてよこストランドの過剰の接着剤は軟くな
り、かつたてストランドに接着する。冷却した際
にかかる接着剤は結合強さを生じ、このために不
織布１８がこのよこ移送プロセスによつて形成す
る。

第３〜５図は１組のよこストランドを作るのに
用いる機械を示している。

第３〜５図に示す機械によつて１組のよこスト
ランドを３つの手段で作ることができる。よこス
トランドは(1)オープンスクリム織物として、(2)任
意のたてストランドを機械２１に通して供給しな
いで剥離シートに直接付着することによつて、ま
たは(3)第２図に示すテンターにおいて延伸された
２つの端テープを形成するように裂く狭い紙スト
リツプに付着することによつて作ることができ
る。よこストランドの組を作るこれら方法につい
て後述する。

第３〜４図に示す機械２１は上記米国特許第
3573137号明細書に記載されている機械と同じで
ある。

機械２１は米国特許第3391043および3391039号
明細書に記載されている一般的種類の機械であ
る。

機械２１は多数のたてストランドWSに計量張
力を付与するために１個または２個以上のクリー
ルおよび張力カート（第３図に示していない）を
包含している（たてストランドを上述するように
オープンスクリム織物としてよこストランドの組
を作るのに用いる場合）。

たてストランドWSは、よこストランドを剥離
ベルトに直接付着して、または上述するように紙
テープに結合して作る場合には使用しない。

たてストランドWSを用いる場合には、たてス
トランドは１つのアイボード２２および１個また
は２個以上のリード案内２３および２４からなる
案内装置を通して導びく。次いで、たてストラン
ドWSは絞りリング２６を通して円筒状支持体ま
たはマンドレル２７の外側表面に導びく。

１個または２個以上のよこストランドパツケー
ジ２８をドラム２９上に取付ける。このドラム２
９は支持体３１内に回転するように取付け、この
ドラム２９はモータ３２により回転する。よこス
トランドFSはパツケージから液体接着剤を収容
するマガジン３３に導びく。よこストランドは接
着剤を付着して支持体２７の近くに位置する計量
位置決め先端３４に通す。たてストランド（使用
する場合）および輸送ベルト３６は支持体に沿つ
て連続的に移動するためによこストランドはドラ
ム２９の回転中たてストランドまたは輸送ベルト
３６と順次に掛合する場合に、螺旋通路に通す。

輸送ベルト３６は支持体２７の正面に位置する
フオーマー３７によつて平坦ベルトから管状ベル
トに転化させる。フオーマー３７の正面に位置す
るローラ３８には管を形成する臨界点で管の頂部
に対して効果的な支持体を設ける。

よこストランドの組は管状に形成されるから、
よこストランドは切断し、開いて平坦形状にな
る。第４図はカツタデイスク４２の周囲に掛合す
る硬化ローラ４３によつて回転するカツタデイス
ク４２を示しており、ローラ４３とデイスク４２
との間を通過するよこストランドを切断する。

輸送ベルト３６の縁は、織物を切断する時にベ
ルトを離れてトリミング部分を回避するある程度
に分離することが大切である。

第５図はカツタデイスク４２がよこストランド
を切断する前にベルト３６の側端を強制するプラ
ウ４１を示している。

輸送ベルト３６は１個または２個以上の駆動ロ
ーラ４６によつて支持体２７に沿つて引張る。加
圧ローラ４７は駆動ローラ４６による接触駆動中
ベルト３６を維持する。ベルト３６はエンドレス
ベルトとし、一連のローラ４８上を通過すること
によつて支持体の入口端に戻る。

カツタデイスク４２により切断された後、よこ
ストランドの組を平坦シートに開く。

本発明の好適例においては、輸送ベルトおよび
よこストランドを平坦シートに開く場合に輸送ベ
ルトおよびよこストランドを下向き角（第３図に
示していない）に導びく。この事は応力を与えず
に管状から平坦シートに輸送ベルトおよびよこス
トランドを開放するために必要とする距離を短く
する。

よこストランドの組をオープンスクリム織物と
して作る場合には、スクリムを貯蔵ローラ４９に
巻く。貯蔵ローラ４９は図に示していない別のモ
ータで駆動し、貯蔵ローラ４９の回転は輸送ベル
ト３６の速度に対して調整してスクリムの応力を
避けながらスクリムの過度のたれを防止する。こ
の調整はダンサーローラ５０により得られる。

輸送ベルト３６は接着剤の粘着するのに抵抗す
る剥離フイルム５１で被覆することができ、この
ためにベルトをスクリムから分離しやすくする。

或いは、また第３図に示すように、別の剥離フ
イルム５１を用いることができる。この場合、剥
離フイルム５１は、ベルト３６がよこストランド
および剥離フイルム５１から分離する点の後、あ
る距離にわたつてよこストランドと一緒に運ばれ
る。

次いで、本発明の１例において、剥離フイルム
５１を加圧ローラ１３および１４のニツプに直接
に送る。この例において、加圧ローラの熱および
圧力がよこストランド上の接着剤をたてストラン
ドに接着するようにするために、よこストランド
をたてストランド１６に移送し、たてストランド
に対する結合を冷却して強度を付加した後に、剥
離フイルムを合体結合したよこストランドおよび
たてストランドから引き離す。

次いで、本発明のこの例において、剥離フイル
ム５１を第３図に示すローラ５２の如き一連のロ
ーラ上に通すことによつて、剥離フイルム５１を
輸送ベルト３６に戻す。

本発明の他の例において、輸送ベルト３６に戻
すよりはむしろ、剥離フイルム５１をたてストラ
ンドを支持する側とは反対側に第２剥離被覆で被
覆する。この第２剥離被覆はよこストランドと掛
合するフイルムの側の剥離被覆より高度の剥離性
を与え、このためによこストランドの位置を撹乱
させることなく剥離フイルムおよびよこストラン
ドをローラ４９に巻取り、次いでローラ４９から
巻戻すことができる（第２剥離被覆は、剥離フイ
ルムの表面をよこストランドからきれいに剥離で
きるようにするから）。次いで、よこストランド
の組および剥離フイルム５１をローラ４９から加
圧ローラ１３および１４のニツプに送り、最後に
剥離フイルム５１を合体結合したよこストランド
およびたてストランドから、よこストランドと掛
合する剥離フイルムの側の剥離被覆により生ずる
剥離作用によつて分離する。

第２図に示す例においては、たてストランド
WSも、剥離フイルム５１も使用しない。代り
に、紙の狭い巾のストリツプを機械２１に送り輸
送ベルト３６の端部に重ね合せる。よこストラン
ドFSは紙のストリツプに結合させる。

紙のストリツプをデイスク４２で切断し、２本
の紙テープ７１および７３に分裂させる（第２図
に示すように）。これらのテープは、よこストラ
ンドを管状から平坦形状に開く場合によこストラ
ンドの組１５の外側端部に沿つて延在させる。次
いで、テンター７５のクリツプは紙テープに、第
２図に示すようによこストランドを加圧ローラの
ニツプに供給する際によこストランド上に一定張
力が作用するように掛合する。

第２図において、たてストランド１６を加圧ロ
ーラ１３の頂部に矢７７で示す方向に送り、織物
１８を加圧ローラから遠方に矢９９で示す方向に
移動させる。

第２図に示す例において、輸送ベルト３６を、
よこストランドが加圧ローラのニツプに供給させ
る前に、よこストランドの組１５から分離するの
が好ましいが、しかし剥離被覆を有する輸送ベル
ト３６はよこストランドの組１５と共に加圧ロー
ラのニツプに供給することができ、次いで加圧ロ
ーラの外側上の完成織物１８から剥離することが
できる。

第１図に示す本発明の例において、織物１８
は、よこストランドとたてストランド相互の結合
が冷却によつて強くなるまで、２個の剥離ベルト
８１および８３との間の点に保持する。剥離ベル
ト８１および８３はローラ１４および１３上にお
よび１対の輸送ローラ８５および８７上に掛け
る。

織物１８は蒸発冷却器８９および９１によつて
冷却し、また、必要ならば冷却器９５および９７
によつて冷却することができる。

被覆ローラ９９はシリコン剥離被覆を下側ベル
ト８１に被着し、および同じ被覆ローラ１０１は
シリコン剥離被覆を上側ベルト８３に被覆する。

硬化炉１０３および１０５をベルト８１および
８３に共同させてローラ９９および１０１により
被着される剥離被覆を硬化する。

よこストランド移送織物を20エンドフアイバー
ガラスロービングの如き重質で低撚り糸バンドル
から作る場合には、よこストランド１５からの接
着剤が、たてストランド１６のバンドを、よこス
トランドの反対側の織物の側からゆるくたるむフ
イラメントを防止するのに十分な程度に浸透でき
ないことを確めた。

このゆるくたるんだストランドを防止するため
に、第１図に示す本発明の例においては織物１８
の裏側（この裏側はよこストランド組１５と接触
しない側）に接着剤ラインをプリントする。これ
らの接着剤ラインは織物上に1/2インチまたは１
インチ当り数ラインから接近しかつ触れるまでの
間隔でプリントすることができる。接着剤はたて
ストランドのバンドルにたてストランドのたるみ
を無くすのに十分な程度に離して浸透させる。

第１図に示す例において、トレー１０７には接
着剤を含有させ、ローラ１０９によつて剥離ベル
ト８１上に接着剤のラインをプリントする。次い
で、剥離ベルトのこの表面が加圧ローラ１３およ
び１４のニツプにおけるたてストランドと接触す
る際に、接着剤のこれらのラインを剥離ベルト８
１からたてストランド１６の下側に移行させる。
織物上の接着剤ラインを第７図においてライン１
０７で示す。

本発明の他の例において、接着剤ラインを剥離
ベルトから移行させるよりむしろたてストランド
の下側に直接にプリントすることができる。ある
場合において、接着剤ラインのこの直接プリント
は接着剤をたてストランドバンドルに多く浸透さ
せることができる。

剥離ベルト８１および８３、よこストランド組
１５、接着剤ライン１０７および全たてストラン
ド１６は同じ速度で冷却器８９および９１に、た
てストランドに付着したよこストランドまたは接
着剤ラインを撹乱することなく分離すべき剥離ベ
ルト８１および８３を十分に冷却するまで連続的
に通す。

織物１８および剥離ベルト８１および８３を分
離した後、織物１８をローラに巻く。

第１図に示す装置に用いるよこストランドの組
１５の代表的なスクリム形状は１インチ当り１〜
４のたてストランドおよび１インチ当り1/2〜16
のよこストランドを有する。

１例において、たてストランドは75 1/0ガラス
フアイバーとすると共に、よこストランドは70デ
ニールナイロンとする。

接着剤はスクリム１５のたてストランドに被着
できるが、多くの形状においてよこストランドに
はスクリムにおいて95％またはこれ以上の接着剤
を含有させることができる。

よこストランドに用いる代表的な接着剤は熱可
塑性ポリエステル接着剤（マガジンにおける溶剤
溶液状態の）である。機械２１における炉は接着
剤を加熱して溶剤をスクリムから除去する。

また、多層織物は上述するプロセスにより作つ
た一方向織物から作ることができる。多層織物は
一方向、二方向または多方向にすることができ
る。

１種の多層織物構造は２層二方向ウエツブ（第
１図に示す機械１１で予じめ作つた）を、剥離ベ
ルト８１および８３相互間の第１図に示すよこス
トランド移送機械１１のニツプに、２層一方向ウ
エツブのよこストランドと一緒に供給することが
できる。同時に、接着剤を被覆したよこストラン
ドの組を２層の織物相互間のニツプに供給する。
次いで、多層織物に、すべての層を接着結合させ
るのに十分な熱および圧力に作用させる。

他の例において、２層一方向ウエツブは１側に
よこストランドを有し、一方または両方の他の側
にプリント接着剤ラインを有する。この例におい
ては、プリント接着剤ラインが２層ウエツブを互
いに接着するから、２層のウエツブ相互間には付
加よこストランドを導入する必要がない。

本発明の他の使用において、ウエツブの一方を
ある角度に切断し、剥離ベルトから離れたよこス
トランドとニツプに供給すると共に、他方の織物
片を上記一方のウエツブに対してかかる織物片の
よこストランドと加圧ローラに供給する。次い
で、各角度に切断した織物を上記織物片と接触さ
せて二方向織物を作る。

多方向織物は、織物片を加圧ローラ１３および
１４のニツプに供給する場合に、一方向織物の一
側または両側上に他の角度に切断した他の片を重
ね合せて作る。

本発明は取扱い難いたてストランド材料により
経済的巾の不織布を作る方法および装置を供提す
る。本発明においては最小量の異種材料を生成物
に導入しながら、正確に維持すべき織物のすべて
のストランドに離間、配向および張力を与えるこ
とができる。

第１図と示す装置において、接着剤は最初によ
こストランドに付着し、次いで圧力および／また
は熱により軟化してたてストランド１６に接着す
るために、接着剤はたてストランド１６相互間に
流れ、浸透して案内１７によつて定められた間隔
を維持する作用をする。このようにこれらのたて
ストランド間に接着剤を強制的に流下することは
定められた間隔を維持するのを助ける。また、た
てストランド１６上におよびたてストランド間に
接着剤を強制流下することは、特に加熱された接
着剤が液体状態よりはむしろ粘性流である観点か
ら、たてストランドのローリングおよび撚りを防
止する作用をする。

移送すべきよこストランドの組を作る方法にお
いて、極めて僅かにおよび広く離間したたてスト
ランドを用いる場合またはたてストランドを全く
用いない場合には、きれいな端部を生ずる。よこ
ストランドの組を切断し、管状から平坦形状に開
く場合には、たてストランドを横切つて裏および
前を切断することがない、また、この事は高価な
グラフアイト材料の如きある種の材料の消耗の節
約になり経済的に大切なことである。

多くの材料、特にガラス繊維のバンドルまたは
グラフアイトのテープの如き一方向材料において
は、任意の異種材料は所望の物理的特性に悪影響
を及ぼすからかかる異種材料の導入を最小に維持
するのが望ましい。接着剤の量を最小にし、かつ
接着剤をたてストランドの方向を横切る比較的に
狭い巾のラインに制限する本発明はかかる一方向
織物における異種材料の量および作用を最小にす
る利点を有する。

以上において本発明の好適例について具体的に
記載したが、本発明は本明細書および特許請求の
範囲の記載を逸脱しない限り種々変更を加えるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はよこストランドをたてストランドに移
送する本発明の１つの構造を示す装置の側面図、
第２図はよこストランドをたてストランドに移送
する本発明の他の変形構造を示す装置の平面図、
第３図は第１図および第２図に示す装置に用いる
よこストランドの組を製造する機械の側面図、第
４図はよこストランドを管状形状から平坦シート
に開くことのできるよこストランドを切断する第
３図に示す機械に組合せたカツターの１部の側面
図、第５図は織物を切断し、かつ管状形状から平
坦シートに開いた時に織物から織物コンベヤーベ
ルトを分離するための分離機を説明するために示
した第４図の５−５線上で、かつ矢の方向から見
た分離機の１部を示す側面図、第６図は本発明に
より構成した１例の織物の１部を示す平面図、お
よび第７図は第６図に示す織物の１部の底面図で
ある。 １１……よこストランド移送装置、１２……第
１図に示す装置の変形構造の移送装置、１３，１
４，４７……加圧ローラ、１５……よこストラン
ドの組、１６……たてストランド、１７……離間
装置、１８……不織布、２１……よこストランド
の組を作る機械、２２……アイボード、２３，２
４……リード案内、２６……絞りリング、２７，
３１……支持体、２８……よこストランドパツケ
ージ、２９……ドラム、３２……モータ、３３…
…マガジン、３４……計量位置決め先端、３０，
６１……輸送ベルト、３７……フオーマー、３
８，４８，５２，１０９……ローラ、４１……プ
ラウ、４２……カツタデイスク、４３……硬化ロ
ーラ、４６……駆動ローラ、４９……貯蔵ロー
ラ、５０……タンサーローラ、５１……剥離フイ
ルム、７１，７３……紙テープ、７５……テンタ
ー、８１，８３……剥離ベルト、８５，８７……
輸送ローラ、８９，９１，９５，９７……冷却
器、９９，１０１……被覆ローラ、１０３，１０
５……硬化炉、１０７……トレー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ たてストランドを１組の加圧ローラのニツプ
   に案内し、 よこストランドの固定配向、間隔および張力を
   有する予備形成した平坦な接着剤被覆または含浸
   よこストランドの組をたてストランドと共に加圧
   ローラのニツプに供給し、および よこストランドをたてストランドに移送して加
   圧ローラのニツプに生ずる圧力作用下でよこスト
   ランドの接着剤をたてストランドに接着させるよ
   うにして織物を形成することを特徴とするよこス
   トランドをたてストランドに移送して織物を作る
   方法。 ２ 接着剤を剥離ベルトの表面にプリントし、接
   着剤のプリント ラインを有する剥離ベルトをよ
   こストランドと掛合する反対側のたてストランド
   の側の加圧ローラのニツプに供給し、 剥離ベルトのプリント ラインから接着剤をた
   てストランドに加圧ローラに生ずる圧力下で移行
   させ、および この移行した接着剤をたてストランドに、たて
   ストランドがよこストランドの反対の織物の側か
   らゆるんでたれるのを防止するのに十分な程度に
   浸透させる特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 剥離ベルトおよび織物を加圧ローラの出口で
   冷却し、および 冷却剥離ベルトをよこストランド、またはたて
   ストランドに付着した接着剤ラインを撹乱するこ
   となく冷却織物から分離する特許請求の範囲第２
   項記載の方法。 ４ 特許請求の範囲第１項に記載する工程を繰返
   して第２織物を形成し、 第１織物および第２織物を互いに対向するプリ
   ント接着剤ラインを有する２枚の織物の側と加圧
   ローラのニツプに供給し、および 第１および第２織物を、一方の織物の接着剤ラ
   インを他方の織物のたてストランドに加圧ローラ
   に生ずる圧力下で接着させることによつて一体に
   結合させる特許請求の範囲第２項記載の方法。 ５ 管状に形成した縦方向に移動するシートに接
   着剤被覆よこストランドを巻き、同時に該シート
   を円筒状マンドレルに沿つて移動させ、 よこストランドを、管状シートの隣接縁に沿い
   またはその隣接縁の間でシートのように切断し、
   よこストランドを円筒状マンドレルの端部から離
   して移動させ、 よこストランドを切断した後、シートを平坦形
   状に開き、および シートを管状から平坦形状に開く際に、シート
   に関する固定位置によこストランドを保持するこ
   とからなるプロセスで平坦な接着剤被覆よこスト
   ランドの組を形成する特許請求の範囲第１項記載
   の方法。 ６ よこストランドをシートに巻く前にシート剥
   離被覆を被覆し、 シートを平坦な接着剤被覆よこストランドの組
   と共に加圧ローラのニツプに供給し、および シートを剥離被覆によつて織物から分離する特
   許請求の範囲第５項記載の方法。 ７ 紙の狭いストリツプをマンドレルの下部に供
   給してよこストランドを管状シートに巻く前に、
   シートの縁に重ね合せ、 よこストランドを縦方向移動シートおよび紙ス
   トリツプに巻く際に、よこストランドを狭いスト
   リツプに付着させ、および 紙ストリツプをよこストランドと切断し、この
   ために切断紙を平坦なよこストランドの組の縁で
   よこストランドの隣接端の縦方向に沿つて結合さ
   せながら２本の紙テープに形成してよこストラン
   ドの端を２本の紙テープの固定位置に保持する特
   許請求の範囲第６項記載の方法。 ８ 紙テープをテンターにおいてテンタークリツ
   プと掛合させることによつてよこストランドを伸
   延し、および 伸延よこストランドを加圧ローラのニツプに移
   送する特許請求の範囲第７項記載の方法。 ９ よこストランドと掛合するシートの側に第１
   剥離被覆を被覆を被着し、 よこストランドと掛合するシートの反対側に第
   ２剥離被覆を被着し、かかる第２剥離被覆は第１
   剥離被覆より大きい剥離特性を有するようにし、 シートを管状から平坦形状に開いた後に、シー
   トおよび付着よこストランドをローラに巻き、 シートおよびよこストランドローラを加圧ロー
   ラのニツプの近くに位置させ、 シートおよびよこストランドを加圧ローラのニ
   ツプに供給する際に、シートおよびよこストラン
   ドをローラから第２剥離被覆によつて巻き戻し、
   および シートを織物から第１剥離被覆によつて分離す
   る特許請求の範囲第５項記載の方法。 １０ 横方向に離間したたてストランドの組をよ
   こストランドを縦方向移動シートに、よこストラ
   ンドをシートに巻く前に供給し、 よこストランドを横方向に離間したたてストラ
   ンドに付着させて縦方向移動シート上にオープン
   スクリム織物を形成し、 シートを管状から平坦形状に開いた後に、オー
   プンスクリム織物をシートから分離し、および オープンスクリム織物を加圧ローラのニツプに
   供給してオープンスクリム織物のよこストランド
   を加圧ローラのニツプに案内したたてストランド
   に付着させてかかる織物を形成する特許請求の範
   囲第５項記載の方法。 １１ よこストランド上の接着剤を熱および／ま
   たは圧力の作用で軟化かよび粘性流になる接着剤
   とし、 ニツプに案内するたてストランドの間隔を、接
   着剤の粘性流をたてストランドに強制すると共に
   隣接たてストランドの任意横移動に抵抗させるよ
   うにニツプに強制することによつて維持する特許
   請求の範囲第５項記載の方法。 １２ よこストランドを剥離シート上の位置に保
   持し、 よこストランドおよび剥離シートを加圧ローラ
   のニツプに供給し、および 織物を加圧ローラにより形成した後に、該織物
   から剥離シートを除去する特許請求の範囲第１項
   記載の方法。 １３ 剥離シートを、よこストランドと掛合する
   側に第１剥離被覆を有し、かつよこストランドと
   掛合する反対側に第２剥離被覆を有するデフアレ
   ンシアル剥離シートとし、かかる第２剥離被覆は
   第１剥離被覆より実質的に大きい剥離特性を有す
   るようにし、このために平坦形状に開いた後に剥
   離シートをよこストランドと一緒にローラに巻く
   ことができ、次いで第１被覆を有する剥離シート
   の側へのよこストランドの付着を撹乱することな
   くローラから巻取ることができる特許請求の範囲
   第１２項記載の方法。 １４ よこストランドを横方向に離間したたてス
   トランドの組によつて保持してオープンスクリム
   を形成し、 シートおよびスクリムを平坦形状に開いた後、
   スクリムをシートから分離し、および 平坦形状のスクリムを加圧ローラのニツプに供
   給してよこストランドを加圧ローラに供給した案
   内たてストランドにラミネートする特許請求の範
   囲第１項記載の方法。 １５ エンドレス上側剥離ベルトを一方の加圧ロ
   ーラに通し、 エンドレス下側剥離ベルトを他方の加圧の加圧
   ローラに通し、 剥離被覆を各剥離ベルトに作用させ、 加圧ローラの出口に位置する冷却器を通る上側
   と下側の剥離ベルト相互間に織物を移送し、 織物を冷却器で冷却してよこストランドのたて
   ストランドへの結合を安定にし、および 織物を冷却器に通した後、剥離ベルトを織物か
   らきれいに分離する特許請求の範囲第１４項記載
   の方法。 １６ たてストランドは、接着剤をウエツブを通
   して浸透し難くするために実質的に厚く、かつ重
   いストランドのウエツブからなり、 接着剤のラインを剥離ベルトの１側面にブリン
   トし、 接着剤のプリント ラインを有する剥離ベルト
   をよこストランドと掛合する反対側のたてストラ
   ンドの側の圧力ローラのニツプに供給し、 接着剤を加圧ローラに生ずる圧力下で剥離ベル
   トのプリント ラインからたてストランドに移行
   させ、および 移行した接着剤をよこストランドの反対の織物
   の側からゆるくたれるたてストリツプを防止する
   のに十分な程度にたてストリツプに浸透させる特
   許請求の範囲第１５項記載の方法。 １７ 少なくとも１個の加圧ローラを加熱する特
   許請求の範囲第１項記載の方法。 １８ １組の加圧ローラ、 たてストランドを前記加圧ローラのニツプに案
   内するたてストランド案内手段、 固定配向を有し、かつ離間する予備形成した平
   坦な接着剤被覆よこストランドの組を加圧ローラ
   のニツプに供給するよこストランド供給手段、 一方の加圧ローラに通し、よこストランドと掛
   合する反対側のたてストランドの側と掛合する第
   １剥離ベルト、 前記第１剥離ベルトをたてストランドと加圧ロ
   ーラのニツプで掛合する前に、前記ベルトのたて
   ストランド掛合面を横切つて接着剤のラインをプ
   リントする接着剤プリント手段、 他方の加圧ローラに通し、よこストランドを有
   する織物の側に掛合する第２剥離ベルト、 織物と掛合する前記第１および第２剥離ベルト
   を加圧ローラの出口で実質的に離間して維持する
   ベルト輸送手段、および 織物を冷却し、および剥離ベルトを織物から分
   離する前に接着剤の結合強さを増大するために第
   １および第２剥離ベルトと共同する冷却手段 から構成したことを特徴とするよこストランドを
   たてストランドに移送して織物を作る装置。 １９ 少なくとも１つの加圧ローラを加熱する加
   熱装置を含む特許請求の範囲第１８項記載の装
   置。 ２０ 平行たてストランドのバント、たてストラ
   ンドのかかるバンドの１側上のよこストランド、
   およびよこストランドと掛合する側と反対側のた
   てストランドのバンドの側を横切つてプリント
   し、かつよこストランドの反対の織物の側からゆ
   るくたれるたてストランドを防止するのに十分な
   程度にたてストランドのバンドに浸透する接着剤
   ラインから構成してなることを特徴とするよこス
   トランドをたてストランドに移送して作つた不織
   布。