JPH09262831A - プリプレグ - Google Patents

プリプレグ

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JPH09262831A
JPH09262831A JP9906596A JP9906596A JPH09262831A JP H09262831 A JPH09262831 A JP H09262831A JP 9906596 A JP9906596 A JP 9906596A JP 9906596 A JP9906596 A JP 9906596A JP H09262831 A JPH09262831 A JP H09262831A
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JP
Japan
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prepreg
base material
ladder
reinforcing
yarn
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JP9906596A
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English (en)
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Shinichi Kitazawa
進一 北澤
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Japan Vilene Co Ltd
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Japan Vilene Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な連続法によって製造することができ、
繊維補強材を任意の複数の方向に配向させたプリプレグ
を提供する。 【解決手段】 基材10eと、熱硬化性樹脂とを含むプ
リプレグであって、前記の基材が、(1)平行な一対の
支持帯8a,8bと、それらの各支持帯に両端部で接合
し、平行に前記支持帯間に配置され、等しい長さを有す
る複数の補強糸2とからなるハシゴ状構造体9aである
か、(2)補強糸群に含まれる各補強糸の長さがそれぞ
れ等しく、各補強糸はそれぞれ前記プリプレグの一方の
側面端部から他方の側面端部に延び、各補強糸は相互に
平行に配置され、各補強糸はそれぞれ前記プリプレグ内
に保持されている、プリプレグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリプレグに関す
る。本発明によるプリプレグは、特殊な構造の基材を含
み、連続大量生産に特に適している。
【0002】
【従来の技術】プリプレグを連続的に生産する方法で
は、例えば、図1に示すように、製造装置の搬送方向S
と一致する一方向に引き揃えたフィラメント層41を案
内ロール42から熱硬化性樹脂槽43内の案内ロール4
4に通して、前記フィラメント層41に熱硬化性樹脂を
含浸させ、続いて、案内ロール45,46間に設置した
乾燥装置又はセミキュア(不完全硬化)装置47に通し
て、乾燥又はセミキュア処理を行ない、巻取ロール48
を矢印Tの方向に回転させ、得られたプリプレグ50を
巻き取る。
【0003】プリプレグから複合材(コンポジットマテ
リアル)を製造する場合には、通常、フィラメントの配
向方向が偏向したプリプレグを複数枚積層し、加熱加圧
してキュア(完全硬化)する。すなわち、例えば、図2
に示すように、フィラメントの配向方向が45°ずつ偏
向した4枚のプリプレグ51a,51b,51c,51
dを積層すると、等方性の複合材を製造することができ
る。この場合、フィラメント配向方向と45°の角度で
交わる辺を有するシート51b,51cを連続法で製造
することは、従来法では極めて困難であった。そこで、
従来は、図3に示すように、プリプレグ50から、生産
方向(長手方向)Sに引き揃えたフィラメントの配向角
度を考慮して、生産方向(フィラメント配向方向)Sと
平行な辺及び直交する辺を有するシート51a,51d
と、生産方向(フィラメント配向方向)Sと45°の角
度で交わる辺を有するシート51b,51cを裁断し、
これらを積層していた。従って、各プリプレグの裁断工
程や積層工程が非常に煩雑であった。また、プリプレグ
の裁断工程から、廃棄しなければならない部分が大量に
生じた。
【0004】プリプレグの基材としては、前記のフィラ
メントの他に、織物を用いる方法もある。この場合、通
常は、タテ・ヨコの織糸からなる織物を含むプリプレグ
と、これらの織糸と糸の方向が各々45度傾いた、いわ
ゆるバイアス方向に織糸が配向した織物を含むプリプレ
グとを複数枚積層し、加熱加圧してキュア(完全硬化)
することにより複合材を製作することができる。この方
法は、プリプレグの裁断ロスが発生せず、連続生産も可
能である。しかし、織り構造であるため構成糸が糸の交
差点で曲げられるため、特に補強糸として炭素繊維など
の剛直な糸を用いた場合に、得られる複合材の引っ張り
に対する強力利用率、すなわち、複合材を構成する個々
の繊維の強力の和に対する複合材の実際の強力の比率が
低下するという欠点があった。織物の構成糸は複合材を
引っ張った場合に、織組織により曲げられている部分に
張力がかかると、糸の交差部に折り曲げの大きな力が加
わり、糸が破損したり、破断したりするおそれがあっ
た。なお、等方性を高めるために、3軸織物を基材とし
て用いたプリプレグも提案されているが、基材の製織に
手間がかかるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、等方性複合材の製造原料として用いることのできる
プリプレグを連続的に製造する手段を提供することにあ
る。特に、煩雑な裁断工程や積層工程を実施する必要な
しに、しかも裁断ロスも生じることなく、前記プリプレ
グのフィラメント製シート基材又は積層体基材を連続法
で製造する手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、本発明に
よる、基材と、その基材に含浸させてから乾燥又はセミ
キュアされた熱硬化性樹脂とを含むプリプレグであっ
て、前記の基材が、実質的に平行な一対の支持帯と、そ
れらの各支持帯に両端部で接合し、実質的に平行に前記
支持帯間に配置され、実質的に等しい長さを有する複数
の補強糸とからなるハシゴ状構造体であることを特徴と
する、前記のプリプレグによって達成することができ
る。また、本発明は、補強糸群からなる基材と乾燥又は
セミキュアされた熱硬化性樹脂とを含む長尺状プリプレ
グであって、前記補強糸群に含まれる各補強糸の長さは
それぞれ実質的に等しく、各補強糸はそれぞれ前記プリ
プレグの一方の側面端部から他方の側面端部に延び、各
補強糸は相互に実質的に平行に配置され、各補強糸はそ
れぞれ前記プリプレグ内に保持されていることを特徴と
する、前記のプリプレグにも関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のプリプレグは、例えば、
特定の構造を有する「ハシゴ状構造体」を基材として使
用して製造することができる。前記の「ハシゴ状構造
体」は、実質的に平行な一対の支持帯と、それら各支持
帯に両端部で接合し、実質的に平行に前記支持帯間に配
置され、実質的に等しい長さを有する複数の糸とからな
り、より好ましくはその複数の糸の間隔が実質的に一定
の間隔を有するものであり、例えば、 (a)糸供給手段から連続的に供給される糸を、実質的
に一定方向に、かつ実質的に一定速度で前記供給手段に
対して相対的に移動する巻取手段に、螺旋状に巻き取る
工程(以下、巻き取り工程と称する); (b)前記巻取手段上の螺旋状連続糸に、螺旋軸方向に
平行に連続して延び、かつ螺旋状連続糸の構成糸とピッ
チ毎に接合する接合帯を設け、螺旋状接合体を形成する
工程(以下、接合工程と称する);及び (c)前記接合帯の中央部で螺旋軸方向に平行に前記螺
旋状接合体を切断する工程(以下、切断工程と称する)
を含むことを特徴とする、方法によって製造することが
できる。
【0008】前記のハシゴ状構造体の製造方法の一態様
を図4に示す。図4は、前記の(a)巻き取り工程〔図
4の(a)〕、(b)接合工程〔図4の(b)〕、及び
(c)切断工程〔図4の(c)〕の順に、ハシゴ状構造
体9の製造工程を模式的に示す説明図である。巻き取り
工程(a)では、糸供給手段(例えば、紡錘)4から連
続的に供給される糸2を、巻取手段(例えば、円筒体)
3に、一定の巻き付け角度(円筒体3の中心軸と糸2と
のなす角度)で、螺旋状に巻き取り、円筒体3上に螺旋
状連続糸5を形成する。円筒体3の直径は一定であるの
で、巻き付け角度を一定に保つことによって、周回長
(螺旋1巻きの長さ)を一定にすることができる。
【0009】円筒体3への糸2の巻き取りは、自転しな
い円筒体3の周囲に供給手段4を周回させるか、円筒体
3の周囲を周回しない供給手段4に対して円筒体3を自
転させるかすることにより行うことができる。その際、
更に、供給手段4に対して、円筒体3を実質的に一定方
向かつ実質的に一定速度で相対的に移動させることによ
り、円筒体3の側面上に糸2を螺旋状に巻き取ることが
できる。相対的移動は、固定した供給手段4に対して円
筒体3を矢印Aの方向へ移動する〔図4の(a)〕か、
あるいは固定した円筒体3に対して供給手段4を矢印A
の方向と反対方向へ移動することによって実施すること
ができる。
【0010】接合工程(b)では、前記工程(a)で円
筒体3上に形成した螺旋状連続糸5の上に、円筒体3の
中心軸方向に平行に溶融樹脂を線状に塗布して冷却する
ことによって、帯状樹脂層6を形成し、螺旋状接合体7
を得る。帯状樹脂層6は、螺旋状連続糸5の螺旋軸方向
に平行に連続して延び、かつ螺旋状連続糸5の構成糸と
ピッチ毎に接合する接合帯として機能する。接合帯とし
ては、前記の溶融樹脂からなる帯状樹脂層6の他に、水
溶性樹脂組成物を塗布して乾燥させて形成した帯状樹脂
層、熱硬化性樹脂組成物を塗布して加熱硬化させて形成
した帯状樹脂層又は帯状の感圧接着剤テープを前記の螺
旋状連続糸5の上から貼り付けたものなども使用するこ
とができる。
【0011】更に、帯状接合帯6が、図5に示すよう
に、中央部に切断用樹脂不在帯6aと、その両側に相互
に所定の狭い間隔をあけて平行に並んだ2つの接合樹脂
帯6a,6bとからなるものであることもできる。こう
した帯状接合帯6は、前記工程(a)で円筒体3上に形
成した螺旋状連続糸5の上に、円筒体3の中心軸方向に
平行に溶融樹脂を2本の線状に、相互に所定の狭い間隔
をあけながら塗布して冷却することによって形成するこ
とができる。また、2本の帯状の感圧接着剤テープを前
記の螺旋状連続糸5の上から貼り付けて形成することも
できる。
【0012】なお、接合工程(b)において、帯状樹脂
層を形成する樹脂はフィルム状、ネット状、繊維状、又
は液状などの形態で供給することができる。例えば、フ
ィルム状、ネット状や繊維シート状で供給した場合に
は、樹脂の熱溶融による接着や接着剤を用いた接着によ
り螺旋状連続糸5と接合してもよい。また、補強のため
に糸やテープなどの補強材を、前記の溶融樹脂やフィル
ム状、繊維状、液状などの樹脂を供給する際に同時に、
又は前後して供給してもよい。更には、接合帯6として
紙、ネット、織物、編み物、不織布などのテープ状体を
使用し、螺旋状連続糸に熱接着性のあるものを用いて螺
旋状連続糸の一部又は全部を溶融して両者を接合した
り、接着剤を介してテープ状体と螺旋状連続糸とを接合
してもよい。なお、これら接合手段を適宜組み合わせて
使用することもできる。
【0013】切断工程(c)では、接合帯(例えば、樹
脂層)6の中央部で螺旋軸方向に平行に、すなわち、図
4(b)に示す破線Bに沿って、螺旋状接合体7を切断
して、ハシゴ状構造体9を形成する。中央部で切断され
た接合帯(例えば、樹脂層)6は、ハシゴ状構造体9に
おいて、通常の「ハシゴ(梯子)」における両端の支柱
に相当する2つの支持帯8となる。また、螺旋状連続糸
5は、通常の「ハシゴ(梯子)」の階段棒に相当する各
糸2となる。
【0014】前記接合工程(b)で設ける接合帯(例え
ば、樹脂層)6の幅長は、切断工程(c)において、接
合帯の中央部で螺旋軸方向に平行に切断し、切断により
生じる一対の支持帯8を離して広げた際に、支持帯8に
接合する糸2を充分保持することができる長さであるこ
とが必要である。なお、前記接合部の幅長の上限は特に
限定されるものではないが、支持帯8の間に設ける糸2
の長さが目的の長さ以上になるように、個々の製造目的
に応じて適宜適当な値を決定することができる。
【0015】図5に示すように、帯状接合帯6が、中央
部の切断用樹脂不在帯6aと、その両側の2つの接合樹
脂帯6a,6bとからなるものである場合には、切断用
樹脂不在帯6aの中央部を、図5に示す破線Bに沿っ
て、切断することにより、ハシゴ状構造体を形成するこ
とができる。この場合には、切断部には樹脂が存在せ
ず、接合樹脂帯6a,6bの間にある糸だけを切断すれ
ばよいので、切断工程が容易になる。なお、切断後は2
つの接合樹脂帯6a,6bが各々「ハシゴ」の支柱に相
当する2つの支持帯となる。
【0016】本発明によるハシゴ状構造体は、例えば、
図6に示す装置によって連続的に製造することができ
る。図6に示す装置20では、それぞれの搬送面が平行
で、かつ両者の外側の搬送面の搬送方向(矢印Cで示す
方向)が同一方向となるように、所定の間隔をあけて2
台のベルトコンベヤー11,11aを配置する。2台の
ベルトコンベヤー11,11aの外側を、ベルトコンベ
ヤー11,11aの搬送方向に垂直な一方向(矢印Dで
示す方向)に周回する回転リング12を、ベルトコンベ
ヤー11,11aの外側搬送面の開始領域の近くに配置
する。回転リング12には、糸供給手段として、糸2を
供給することのできる複数個(図6の場合は4個)の紡
錘4が設けられている。それぞれのベルトコンベヤー1
1,11aの外側搬送面の終点領域には、搬送面上の搬
送物を切断することのできるカッター14が設けられ、
更にその上流には、螺旋状に巻き取られた糸の表面に溶
融樹脂を供給することのできるシール手段15が設けら
れている。
【0017】複数個(図6の場合は4個)の紡錘4から
供給された複数本(図6の場合は4本)の糸2を、糸の
間隔を規定することのできるガイドコーム13に通過さ
せ、一方のベルトコンベヤー11(又は11a)の外側
搬送面に供給する。ベルトコンベヤー11,11aを搬
送方向(矢印Cで示す方向)に回転させ、回転リング1
2を周回方向(矢印Dで示す方向)に回転させると、回
転リング12の上に設けられた紡錘4が、ベルトコンベ
ヤー11,11aの外側を周回し、紡錘4から供給され
た糸2はベルトコンベヤー11,11aの外側搬送面に
巻き付くため、紡錘4から糸が更に供給され、供給され
た糸は2台のベルトコンベヤー11,11aに巻き取ら
れる。この際、同時に、ベルトコンベヤー11,11a
の外側搬送面は、矢印Cの方向に移動するので、複数本
(図6の場合は4本)の糸2は、2台のベルトコンベヤ
ー11,11aに螺旋状に巻き取られていく。ベルトコ
ンベヤー11,11a及び回転リング12の速度を、相
対的に一定方向かつ一定に維持することによって、螺旋
状連続糸5を形成することができる。なお、最初に糸を
適当なガイド手段又は手で、ベルトコンベヤーに案内し
て巻き付けると、それ以後は巻き付きによる摩擦力など
により位置づれが実質的に生じない状態でコンベヤーに
順次巻き付けることができる。また、糸には工程の進行
方向に工程テンションが加わっているため、コンベヤー
に強く押しつけられて移動する。
【0018】螺旋状連続糸5は、ベルトコンベヤー1
1,11aの外側搬送面の移動にあわせて、シール手段
15とベルトコンベヤー11,11aとの間を通過す
る。その際、シール手段15,15aから螺旋状連続糸
5の上にそれぞれ溶融樹脂が帯状に供給され、螺旋状連
続糸5の上に接合帯としての2つの樹脂層6が形成され
る。樹脂層6は、螺旋軸方向に平行に帯状に連続して延
び、螺旋状連続糸5の構成糸とピッチ毎に接合する。図
6に示す態様では、それぞれのベルトコンベヤー11,
11aにシール手段15,15aが設けられているの
で、螺旋状連続糸5には、2個の樹脂層6が形成され
る。しかし、シール手段は、ベルトコンベヤー11,1
1aのいずれか一方にのみ設けてもよい。
【0019】樹脂層6を担持して形成された螺旋状接合
体は、更にベルトコンベヤー11,11aによって搬送
され、ベルトコンベヤー11,11aとカッター14,
14aとの間を通過する際に、その樹脂層6の中央部で
切断される。図6に示す態様では、それぞれのベルトコ
ンベヤー11,11aにカッター14,14aが設けら
れているので、2連のハシゴ状構造体を同時に、しかも
連続的に得ることができる。シール手段を、ベルトコン
ベヤー11,11aのいずれか一方にのみ設ける場合に
は、そのシール手段の下流側にカッターを設け、1連の
ハシゴ状構造体を連続的に得ることができる。なお、樹
脂層6は、中央部に隙間(図5に示す切断用樹脂不在帯
6a)を設けた平行な2列の樹脂層(図5に示す2つの
接合樹脂帯6a,6b)とすることもでき、この場合、
2列の樹脂層の隙間にある糸を切断することにより、ハ
シゴ状構造体を形成することができる。
【0020】なお、前記のシール手段などの樹脂層を形
成する手段及びカッターなどの切断手段は、必ずしも糸
を巻き取るためのベルトコンベヤー11又は11aに設
けられている必要はなく、ベルトコンベヤー11と11
aとの中間の領域に設けられてもよい。また、前記の例
では糸を巻き取るためのベルトコンベヤーを2台使用す
る場合を示したが、3台以上を使用することもできる。
【0021】なお、上記のハシゴ状構造体はカッター1
4などの切断手段で樹脂層6を切断して、そのまま広げ
た場合、樹脂層を切断することにより形成された支持帯
の延びる方向と糸の方向とは直交しておらず、糸は斜め
に並んでいる。このため、特に糸の方向と支持帯の延び
る方向(生産方向)を直交させたい場合には、ハシゴ状
構造体を適切にガイドすることなどにより、支持帯の位
置をずらせて糸の並びを変えることができる。例えば、
図7に示すように、糸が斜めに並んでいるハシゴ状構造
体を、支持帯8a,8bと直交する方向に配置した第1
の一対のロール30に通し、次いで斜めに並んでいる糸
と同じ角度に傾けた第2の一対のロール31へハシゴ状
構造体をガイドすることにより、支持帯8bの移動距離
が支持帯8aの移動距離より長くなり、支持帯の位置が
ずれて、糸の並びを支持帯と直交する方向に変化させる
ことができる。
【0022】本発明においては、図7に示す処理前のハ
シゴ状構造体(糸が、支持帯に対して斜めに並んでいる
ハシゴ状構造体)、及び図7に示す処理後のハシゴ状構
造体(糸が支持帯と実質的に直交する方向に並んでいる
ハシゴ状構造体)のいずれをもプリプレグの基材として
用いることができる。こうして得られた各種のハシゴ状
構造体は、直接にラインを経て後述の積層工程又は含浸
工程に送るか、あるいは後述の積層工程又は含浸工程に
用いるまで適当なロールに巻き取って保存しておくこと
ができる。図6で示した樹脂層6の代わりに、接合帯と
して粘着テープを使用することもできる。更に、図6で
は、糸供給手段である紡錘を4個使用する場合を示した
が、紡錘は1個又は複数個であることができる。また、
糸供給手段として整経クリールを用いて、多数の糸を平
行に同時供給することもできる。
【0023】本発明によるプリプレグは、前記ハシゴ状
構造体を含む積層体を基材とするか、あるいは1枚の前
記ハシゴ状構造体シートを基材として、熱硬化性樹脂を
含浸させて製造することができる。積層体を基材とする
場合は、例えば、図8〔(a)〜(e)〕に示すよう
に、支持帯8a,8bに対して45°の角度で配向する
糸を有する本発明によるハシゴ状構造体9aと、支持帯
8a,8bに対して135°の角度で配向する糸を有す
る本発明によるハシゴ状構造体9bと、支持帯8a,8
bに対して90°の角度で配向する糸を有する本発明に
よるハシゴ状構造体9cとを各支持帯が実質的に重なる
ように積層し、続いて、従来法で通常使用されている引
き揃えフィラメント層9dを、フィラメントの配向方向
が前記各支持帯の延びる方向と一致するように積層して
積層体10eを形成し、続いて、この積層体10eに熱
硬化性樹脂を含浸させる。前記の積層体10eでは、積
層された4種の糸群が、それぞれ相互に45°又は90
°ずつ偏向しており、この積層体から得られるプリプレ
グは、優れた等方性を示すことができる。
【0024】同様のプリプレグは、ハシゴ状構造体9a
と、ハシゴ状構造体9bと、ハシゴ状構造体9cと、引
き揃えフィラメント層9dとのそれぞれから4種のプリ
プレグを別々に製造し、それらの各プリプレグを、それ
らの補強糸が前記図8の(e)に示すように、相互に4
5°又は90°ずつ偏向するように積層することによっ
て調整することもできる。
【0025】積層体基材は、前記のハシゴ状構造体9
a、ハシゴ状構造体9b、及びハシゴ状構造体9cのい
ずれか2種又は3種から形成することもできる。また、
ハシゴ状構造体9a、ハシゴ状構造体9b、又はハシゴ
状構造体9cのいずれか1種又は2種と引き揃えフィラ
メント層9dとから形成することもできる。
【0026】本発明のハシゴ状構造体を用いて積層体を
形成する場合には、その積層体を用いて得られるプリプ
レグが優れた等方性又は予め設計された強力の方向性を
示すことができるように、適切に選択する。従って、目
的に応じた配向の補強糸群を有するハシゴ状構造体を製
造することができるように、例えば、図6に示す製造装
置20でのベルトコンベア11,11aの搬送速度など
を調整するのが好ましい。
【0027】また、基材として、前記のハシゴ状構造体
に、繊維ウェブ層又は不織布層を1層又はそれ以上更に
積層した積層体を用いることもできる。この場合には、
予め別々に製造しておいたハシゴ状構造体と長尺状繊維
ウェブシート又は長尺状不織布シートとをハシゴ状構造
体の支持帯が延びる方向と前記長尺状繊維ウェブシート
又は長尺状不織布シートの長手方向とが一致するように
積層し、ハシゴ状構造体層と長尺状繊維ウェブ層又は長
尺状不織布層とからなる積層体を得ることができる。
【0028】こうして得られた繊維ウェブ層を含む積層
体をそのまま本発明によるプリプレグの基材として用い
ることができる。こうした積層体に熱硬化性樹脂を含浸
させて、乾燥又はセミキュア処理してからキュア(硬
化)処理を行うと、ハシゴ状構造体(補強糸)と繊維ウ
ェブの構成繊維との間には、接着又は融着による結合が
生じる。
【0029】また、積層体中の繊維ウェブ層を不織布層
に代えてからプリプレグの基材として用いることもでき
る。この場合には、繊維ウェブから不織布を製造する場
合に使用することのできる通常の結合方法を使用するこ
とによって、繊維ウェブ層の構成繊維相互を結合させて
繊維ウェブ層を不織布層とすると同時に、繊維ウェブ層
の構成繊維とハシゴ状構造体層の構成糸(梯子の階段棒
に相当する各糸)とを結合させ、ハシゴ状構造体層の構
成糸を、繊維ウェブ層(不織布層)に保持させ、複合不
織布を形成することができる。このような結合方法とし
ては、例えば、機械的絡合(例えば、水流絡合若しくは
ニードルパンチ)、部分熱融着、接着剤による接着、又
は繊維ウェブ層の構成繊維及び/又はハシゴ状構造体糸
による繊維接着などを挙げることができる。
【0030】前記の結合方法として、機械的絡合(例え
ば、水流絡合若しくはニードルパンチ)方法を用いる場
合には、少なくともハシゴ状構造体層1層と繊維ウェブ
層1層とから積層体を形成するのが好ましい。また、前
記の結合方法として、部分熱融着方法を用いる場合に
は、中間層としてのハシゴ状構造体層1層を、外層とし
ての繊維ウェブ層2層で挟んだ構造の積層体を形成する
のが好ましい。結合方法として、上記の機械的絡合方法
や部分熱融着方法を用いた場合、ハシゴ状構造体層の構
成糸は、繊維ウェブ層の構成繊維に直接結合されるので
はなく、繊維ウェブ層の構成繊維が絡んだり、繊維ウェ
ブ層内部に埋設されることにより、繊維ウェブ層に保持
される。
【0031】更に、本発明で用いる基材としては、織物
層を1層又はそれ以上含むこともできる。この場合も、
予め別々に製造しておいたハシゴ状構造体と長尺状織物
シートとをハシゴ状構造体の支持帯が延びる方向と前記
長尺状織物シートの長手方向とが一致するように積層
し、ハシゴ状構造体層と長尺状織物層とからなる積層体
を得ることができる。なお、一般に基材に熱硬化性樹脂
を含浸して、セミキュア及びキュアした後には、ハシゴ
状構造体の構成糸(補強糸)と繊維ウェブの構成繊維と
の間には、接着あるいは融着による結合が生じる。
【0032】前記基材に含浸させる熱硬化性樹脂は、プ
リプレグの製造に通常使用される樹脂であれば特に限定
されるものではないが、例えば、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シアナート樹脂、
マレイミド樹脂、若しくはポリイミド樹脂;これら樹脂
を適宣二種以上配合してなる樹脂組成物;更に、前記の
熱硬化性樹脂1種又はそれ以上をポリビニルブチラー
ル、アクリロニトリル−ブタジエンゴム又は多官能性ア
クリレート化合物や添加剤等で変性したもの;架橋ポリ
エチレン、架橋ポリエチレン/エポキシ樹脂、架橋ポリ
エチレン/シアナート樹脂、ポリフェニレンエーテル/
エポキシ樹脂、ポリフェニレンエーテル/シアナート樹
脂、その他の熱可塑性樹脂で変形した架橋硬化性樹脂
(IPN又はセミIPN)を用いてなるものを挙げるこ
とができる。
【0033】前記の熱硬化性樹脂を、前記の基材に公知
の方法で付与することができる。熱硬化性樹脂を基材に
付与するには、例えば、含浸法、塗布法、又は溶融転写
法を用いることができる。具体的には、熱硬化性樹脂を
溶剤に溶解したワニスとして基材に含浸させて乾燥する
方法;無溶剤で常温もしくは加温下で調製した液状熱硬
化性樹脂を含浸する方法;粉体状熱硬化性樹脂を基材に
固定する方法;離型性を有するフィルムやシート状物に
熱硬化性樹脂層を形成した後、これを基材に溶融転写す
る方法などである。次に、熱硬化性樹脂を含浸した基材
を、公知の方法で乾燥又はセミキュア処理して本発明に
よるプリプレグを得ることができる。乾燥処理は、ドラ
イヤーなどの乾燥機によって実施することができる。ま
た、セミキュア処理は、ドライヤーや赤外線ヒーターな
どの熱処理装置によって実施することができる。
【0034】こうして得られた本発明によるプリプレグ
から、所望により、支持帯部を含む領域を切断除去する
工程を実施することができる。例えば、図8(e)に示
す積層体10eから製造されたプリプレグに対し、長手
方向に平行な両端部において、前記支持帯8a,8bを
含む領域を、図8の破線Gに沿ってそれぞれ切断して両
端部を除去し、支持帯部を含まないプリプレグを得るこ
とができる。こうして得られるプリプレグも本発明に含
まれる。また、積層体基材を、前記のハシゴ状構造体9
a、ハシゴ状構造体9b、及びハシゴ状構造体9cのい
ずれか2種又は3種から形成した場合、また、ハシゴ状
構造体9a、ハシゴ状構造体9b、又はハシゴ状構造体
9cのいずれか1種又は2種と引き揃えフィラメント層
9dとから形成した場合も、同様にして支持帯部を含ま
ないプリプレグを得ることができ、こうして得られるプ
リプレグもすべて本発明に含まれる。
【0035】更に、繊維ウェブ層、不織布層及び/又は
織物層を1層又はそれ以上を更に積層した積層体基材か
ら本発明のプリプレグを製造した場合にも、両端部を除
去し、支持帯部を含まない本発明のプリプレグを得るこ
とができる。また、1枚の前記ハシゴ状構造体シートを
基材として本発明のプリプレグを製造した場合にも、例
えば、図8(a),(b),(c)の破線Gに沿って切
断して両端部を除去し、支持帯部を含まない本発明のプ
リプレグを得ることができる。これらのプリプレグは、
補強糸の配向方向を適宜調整して積層して、複合材とす
ることができる。なお、支持帯を含む両端部の切断工程
は、前記の乾燥処理又はセミキュア処理の後に実施する
のが好ましい。
【0036】前記のハシゴ状構造体の製造に用いること
のできる糸は、プリプレグの基材用繊維として通常使用
されている繊維材料からなる糸である限り特に限定はさ
れないが、好ましくは、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊
維(アラミド繊維)、ガラス繊維、超高分子量ポリエチ
レン繊維、黒鉛繊維、セラミック繊維などの剛性の高い
繊維である。特にこれらの繊維からなる無よりのマルチ
フィラメントが好ましい。繊度も、特に限定されるもの
ではないが、操作性やプリプレグの目付などの観点か
ら、好ましくは30〜5000デニール、より好ましく
は300〜3000デニールである。
【0037】本発明のプリプレグに含まれる補強糸の間
隔(実質的に直線状にプリプレグの内部に保持された補
強糸が形成する直線と、それに隣接する相当する直線と
の間の距離)が狭いと、単位幅当たりに含まれる前記直
線の数(補強糸密度)は高くなり、補強糸の間隔が広い
と、補強糸密度は低くなる。補強糸の間隔は、プリプレ
グの用途又は要求される特性などに応じて適宜選択する
ことができるが、一般には、隣り合う糸と糸との間の隙
間ができるだけ小さくなるようにすることが望ましく、
実質的に隣り合う糸と糸との間に隙間がないことが好ま
しい。
【0038】本発明のプリプレグにおいて、繊維ウェブ
層、不織布層又は織物層として使用することのできる繊
維ウェブ、不織布又は織物の構成繊維は、特に限定され
るものではないが、一般にはポリエステル繊維、ナイロ
ン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン系繊維などの合
成繊維や、レーヨンなどの半合成繊維、綿、又は羊毛な
どの天然繊維であることができる。本発明のプリプレグ
を、例えば、壁用、又はパネル用複合材を作る素材とし
て用いる場合には、前記の繊維ウェブ層、不織布又は織
物の構成繊維は、特に限定されるものではないが、一般
には上記の合成繊維、半合成繊維、又は天然繊維のう
ち、繊度が0.5〜30デニール、より好ましくは1〜
5デニールのものが使用される。前記の不織布層は、前
記の結合手段によって形成され、従って、水流絡合不織
布、ニードルパンチ不織布、熱可塑性繊維を多数の点状
の熱融着部で部分熱融着させたポイントシール不織布
(部分融着不織布)、繊維接着不織布、又は樹脂エマル
ジョンを含浸し、乾燥させた接着剤結合不織布などから
なる。
【0039】本発明によるプリプレグは、例えば、構造
材、壁材、又はパネルなどに用いる複合材、例えば、家
庭用パネル、自動車、航空機、又はモーターボートなど
の移動体の構造材、壁材、又はパネルなどに用いられる
複合材を作成するのに好適に用いることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、繊維補強材を任意の複
数の方向に配向させたプリプレグを、連続法によって簡
単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】長尺状プリプレグの連続的製造方法を模式的に
示す説明図である。
【図2】等方性を示す積層体プリプレグの積層状態を模
式的に示す分解図である。
【図3】長手方向引き揃えフィラメント基材から製造さ
れたプリプレグ及び基材シートの裁断方法を示す平面図
である。
【図4】本発明のプリプレグを製造する際に用いるハシ
ゴ状構造体の製造方法の一態様の各工程を模式的に示す
説明図である。
【図5】本発明のプリプレグを製造する際に用いるハシ
ゴ状構造体の製造方法の別の一態様の接合及び切断工程
を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明のプリプレグを製造する際に用いるハシ
ゴ状構造体の連続的製造方法の一態様を模式的に示す説
明図である。
【図7】本発明のプリプレグを製造する際に用いるハシ
ゴ状構造体の補強糸の配列を変更する方法の一態様を模
式的に示す説明図である。
【図8】本発明のプリプレグを積層体基材から製造する
一態様を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
2・・糸;3・・円筒体;4・・紡錘;5・・螺旋状連
続糸;6・・樹脂層;7・・螺旋状接合体;8・・支持
帯;9・・ハシゴ状構造体;11・・ベルトコンベヤ
ー;12・・回転リング;13・・ガイドコーム;14
・・カッター;15・・シール手段;31,32,4
2,44,45,46・・ローラ;41・・フィラメン
ト層;50・・長尺状プリプレグ;51a,51b,5
1c,51d・・プリプレグシート。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、その基材に含浸させてから乾燥
    又はセミキュアされた熱硬化性樹脂とを含むプリプレグ
    であって、前記の基材が、実質的に平行な一対の支持帯
    と、それらの各支持帯に両端部で接合し、実質的に平行
    に前記支持帯間に配置され、実質的に等しい長さを有す
    る複数の補強糸とからなるハシゴ状構造体であることを
    特徴とする、前記のプリプレグ。
  2. 【請求項2】 前記基材が複数枚のハシゴ状構造体の積
    層体であって、各平行補強糸群の各支持帯に対する角度
    がそれぞれ異なる複数枚のハシゴ状構造体を、各支持帯
    が実質的に重なるように積層した基材である、請求項1
    に記載のプリプレグ。
  3. 【請求項3】 前記基材が、長手方向引き揃えフィラメ
    ント層を、前記ハシゴ状構造体の長手方向と一致するよ
    うに、更に積層した基材である、請求項1又は2に記載
    のプリプレグ。
  4. 【請求項4】 前記基材が、繊維ウェブ層又は不織布層
    を更に積層した基材である、請求項1〜3のいずれか一
    項に記載のプリプレグ。
  5. 【請求項5】 前記基材が、不織布層を更に積層した基
    材であり、各補強糸が機械的絡合により不織布層の構成
    繊維で不織布内に保持されている請求項4に記載のプリ
    プレグ。
  6. 【請求項6】 前記基材が、織物層を更に積層した基材
    である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリプレ
    グ。
  7. 【請求項7】 補強糸群からなる基材と乾燥又はセミキ
    ュアされた熱硬化性樹脂とを含む長尺状プリプレグであ
    って、前記補強糸群に含まれる各補強糸の長さはそれぞ
    れ実質的に等しく、各補強糸はそれぞれ前記プリプレグ
    の一方の側面端部から他方の側面端部に延び、各補強糸
    は相互に実質的に平行に配置され、各補強糸はそれぞれ
    前記プリプレグ内に保持されていることを特徴とする、
    前記のプリプレグ。
  8. 【請求項8】 前記基材が、補強糸の配向の異なる複数
    の補強糸群の積層体である、請求項7に記載のプリプレ
    グ。
  9. 【請求項9】 前記基材が、長手方向引き揃えフィラメ
    ント層を、プリプレグの長手方向と一致するように、更
    に積層した基材である、請求項7又は8に記載のプリプ
    レグ。
  10. 【請求項10】 前記基材が、繊維ウェブ層又は不織布
    層を更に積層した基材である、請求項7〜9のいずれか
    一項に記載のプリプレグ。
  11. 【請求項11】 前記基材が、不織布層を更に積層した
    基材であり、各補強糸が機械的絡合により不織布層の構
    成繊維で不織布内に保持されている請求項10に記載の
    プリプレグ。
  12. 【請求項12】 前記基材が、織物層を更に積層した基
    材である、請求項7〜11のいずれか一項に記載のプリ
    プレグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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