JPH0226564B2 - - Google Patents
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- JPH0226564B2 JPH0226564B2 JP2183481A JP2183481A JPH0226564B2 JP H0226564 B2 JPH0226564 B2 JP H0226564B2 JP 2183481 A JP2183481 A JP 2183481A JP 2183481 A JP2183481 A JP 2183481A JP H0226564 B2 JPH0226564 B2 JP H0226564B2
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はベニヤ単板(以下、単板と称す)の巻
き玉を巻き戻す方法に係る。
き玉を巻き戻す方法に係る。
合板の製造工程において、単板は繊維と直交す
る方法に接着剤又は接着糸で補強及至は接合処理
されることは周知の通りである。また、特開昭55
−164105号公報「ベニヤ単板の巻き取り方法」並
びに特開昭52−7408号公報」単板を糸で接合する
方法」等が存在する通り、前記処理の後あるいは
前記処理のために単板を接着剤やら接着糸と一緒
に巻き取り、それらを包含した状態の巻き玉を作
成することも必要に応じて行われる。ところが、
前記接着剤、接着糸若しくは接着糸が有する接着
剤が、時として層状を成す単板の表裏面を所々接
着してしまい、所謂巻き玉のブロツキング現象を
惹起する。この現象は仮え接着糸を単板の切溝内
に埋設することを基本にする技術にあつても実務
上多発するし、ましてや単板表面に貼着する場合
には極めて著しい。勿論、使用する接着剤及至は
接着糸の接着特性にも大きく左右されるが、巻き
玉状態に至つても依然として接着機能が発揮され
るような場合には特に顕著である。例えば、高含
水状態の単板に対して湿潤硬化型の接着剤、及至
は該接着剤を塗布した接着糸を使用する場合、あ
るいは高温状態の単板に対して、熱溶融型の接着
剤及至は該接着剤を塗布した接着糸を使用する場
合などである。
る方法に接着剤又は接着糸で補強及至は接合処理
されることは周知の通りである。また、特開昭55
−164105号公報「ベニヤ単板の巻き取り方法」並
びに特開昭52−7408号公報」単板を糸で接合する
方法」等が存在する通り、前記処理の後あるいは
前記処理のために単板を接着剤やら接着糸と一緒
に巻き取り、それらを包含した状態の巻き玉を作
成することも必要に応じて行われる。ところが、
前記接着剤、接着糸若しくは接着糸が有する接着
剤が、時として層状を成す単板の表裏面を所々接
着してしまい、所謂巻き玉のブロツキング現象を
惹起する。この現象は仮え接着糸を単板の切溝内
に埋設することを基本にする技術にあつても実務
上多発するし、ましてや単板表面に貼着する場合
には極めて著しい。勿論、使用する接着剤及至は
接着糸の接着特性にも大きく左右されるが、巻き
玉状態に至つても依然として接着機能が発揮され
るような場合には特に顕著である。例えば、高含
水状態の単板に対して湿潤硬化型の接着剤、及至
は該接着剤を塗布した接着糸を使用する場合、あ
るいは高温状態の単板に対して、熱溶融型の接着
剤及至は該接着剤を塗布した接着糸を使用する場
合などである。
而して、叙上のブロツキング現象は、巻き戻し
工程で次のような問題を発生する。即ち、図画第
9図に例示したように巻き戻すべき単板だけでな
く巻き戻すべきでない単板までも巻き戻してしま
つたり(単板1′に注目)、あるいは他の巻き戻し
態様である第10図の如く、巻き戻すべき単板が
巻き玉側に残存してしまつたり(単板1′に注目)
するのである。そして巻き戻した単板は所々2枚
重なり部分及び欠損部分を有してしまつて、当該
巻き玉の巻き戻し工程だけでなく、次工程までへ
も悪い結果をもたらす。特に、単板1が小幅状の
単板を集結して略帯状にしたものである場合など
には実務上全く巻き戻し不可能なまでに問題は深
刻化する。
工程で次のような問題を発生する。即ち、図画第
9図に例示したように巻き戻すべき単板だけでな
く巻き戻すべきでない単板までも巻き戻してしま
つたり(単板1′に注目)、あるいは他の巻き戻し
態様である第10図の如く、巻き戻すべき単板が
巻き玉側に残存してしまつたり(単板1′に注目)
するのである。そして巻き戻した単板は所々2枚
重なり部分及び欠損部分を有してしまつて、当該
巻き玉の巻き戻し工程だけでなく、次工程までへ
も悪い結果をもたらす。特に、単板1が小幅状の
単板を集結して略帯状にしたものである場合など
には実務上全く巻き戻し不可能なまでに問題は深
刻化する。
本発明は巻き戻し工程における叙上の問題を解
決して、単板の状態、並びに接着剤及至は接着糸
の接着特性に何ら制限されることなく、仮え前記
ブロツキング現象が発生しても、巻き戻し工程で
全く支障なく円滑にして良好な巻き戻し単板が得
られるように改善したもので、加えて、それによ
り新たな単板処理技術を提供せんとするものであ
る。以下、その詳細を述べるが、それに先だち先
ず、基礎的技術事項について説明する。第1図乃
至第3図は単板1を線材5と共に巻き取る一般的
な巻き取り方を、また、第4図乃至第8図は前記
図の通りにして巻き取つた巻き玉の巻き戻し方を
種々例示したもので、図中2は単板1が小幅状の
ものを集結した際、有する間隔、また5は前記接
着糸あるは単なる糸の総称としての線材である。
ここで、注目すべきことは、第1図で例示した巻
き取り方としても、第2図で例示した巻き取り方
をしても、巻き玉にされた後の巻き戻し方は、両
者共第4図の巻き戻し方で巻き戻すことは可能で
あるということである。勿論、望むならば第5図
の巻き戻し方もできる。この思想を応用するなら
ば、第3図の如き2本の線材と共に巻き取る巻き
取り方をした場合、その巻き戻し方も1種類に限
ず、例えば第6図、第7図、第8図の内、所望の
巻き戻し方が選択できることになる。即ち、線材
5と共に単板を巻き取る技術は、例えば特開昭52
−12908号公報「単板のリーリング方法及びその
装置」あるいは特開昭49−12477号公報「ベニヤ
裁断機において巻取ロール上にベニヤ板を巻き付
ける装置」などにおいて公知であつて、その他も
種々あろうが、1本又は2本の線材(ここでいう
1本、2本は基本単位として考えられるもので、
実際に巻き取る場合は単板の幅によつてまちまち
である)と共に巻き取つてしまつた単板の巻き玉
を巻き戻すには、巻き取り方の如何に拘らず種々
多様的な巻き戻し方が存在するということであ
る。
決して、単板の状態、並びに接着剤及至は接着糸
の接着特性に何ら制限されることなく、仮え前記
ブロツキング現象が発生しても、巻き戻し工程で
全く支障なく円滑にして良好な巻き戻し単板が得
られるように改善したもので、加えて、それによ
り新たな単板処理技術を提供せんとするものであ
る。以下、その詳細を述べるが、それに先だち先
ず、基礎的技術事項について説明する。第1図乃
至第3図は単板1を線材5と共に巻き取る一般的
な巻き取り方を、また、第4図乃至第8図は前記
図の通りにして巻き取つた巻き玉の巻き戻し方を
種々例示したもので、図中2は単板1が小幅状の
ものを集結した際、有する間隔、また5は前記接
着糸あるは単なる糸の総称としての線材である。
ここで、注目すべきことは、第1図で例示した巻
き取り方としても、第2図で例示した巻き取り方
をしても、巻き玉にされた後の巻き戻し方は、両
者共第4図の巻き戻し方で巻き戻すことは可能で
あるということである。勿論、望むならば第5図
の巻き戻し方もできる。この思想を応用するなら
ば、第3図の如き2本の線材と共に巻き取る巻き
取り方をした場合、その巻き戻し方も1種類に限
ず、例えば第6図、第7図、第8図の内、所望の
巻き戻し方が選択できることになる。即ち、線材
5と共に単板を巻き取る技術は、例えば特開昭52
−12908号公報「単板のリーリング方法及びその
装置」あるいは特開昭49−12477号公報「ベニヤ
裁断機において巻取ロール上にベニヤ板を巻き付
ける装置」などにおいて公知であつて、その他も
種々あろうが、1本又は2本の線材(ここでいう
1本、2本は基本単位として考えられるもので、
実際に巻き取る場合は単板の幅によつてまちまち
である)と共に巻き取つてしまつた単板の巻き玉
を巻き戻すには、巻き取り方の如何に拘らず種々
多様的な巻き戻し方が存在するということであ
る。
ところが、例示した第4図乃至第8図の5例の
内第4図乃至第7図の4例として単板を巻き戻し
ても、線材5が接着性を有すると、第9図及び第
10図の如き致命的な問題が発生する。従つて、
巻き玉がブロツキング現象を伴うような場合に
は、該現象に対処し得る新しい巻き戻し原理を研
究、開発する必要が生じたのである。
内第4図乃至第7図の4例として単板を巻き戻し
ても、線材5が接着性を有すると、第9図及び第
10図の如き致命的な問題が発生する。従つて、
巻き玉がブロツキング現象を伴うような場合に
は、該現象に対処し得る新しい巻き戻し原理を研
究、開発する必要が生じたのである。
扨て、叙上の基礎的事項に基づいて開発された
本発明について、以下第27図及び第28図の図
面に基づいて説明する。
本発明について、以下第27図及び第28図の図
面に基づいて説明する。
第27図並びに第28図に例示した巻き玉の巻
き戻し方法は本発明の代表的な実施例を図示した
ものであつて、図中、3は接着性を有する線材、
即ち接着糸(必ずしも巻き戻し時までも接着性を
有する必要はない)、4は接着性を有しない線材、
即ち単なる糸である。具体的には合成繊維糸、天
然繊維糸あるいはそれらの複合したもの、その他
銅細線等金属糸の糸状線材が適宜選択して使用さ
れる。そして、図からも明らかな如く、巻き戻し
工程において、両線材は次のような関係を成しつ
つ単板の巻き戻し方法を構成する。即ち、巻き玉
と該巻き玉から巻き戻しつつある単板1との剥離
位置付近6において、一方の線材(第27図では
接着糸3、第28図では糸4)を巻き戻しつつあ
る単板側に、また他方の線材(第27図では糸
4、第28図では接着糸3)を巻き玉側に位置さ
せた状態で巻き戻すのである。こうすれば、ブロ
ツキング現象がトラブルを発生させる個所、即ち
前記剥離位置付近6で、巻き戻しつつある単板側
か、それとも巻き玉側か、そのいずれの側に進行
すべきかが定まらないところの、前記単板を、両
線材の作用によつて確実に所定の側に案内つつ巻
き戻すことができ、単板が帯状であれ小幅であ
れ、あるいは単板間隔が詰まつていようが大きく
空いていようが、巻き玉の性状に制限されること
なく良好な巻き戻し単板を得ることができるので
ある。而も、本発明は用いる線材が全て接着糸で
あつても実施ができるのであつて、例えば第28
図の例において、糸4を接着糸に代え、回収リー
ル7を使用せずに、そのまま単板1に貼着した状
態で巻き戻せば、単板1の表裏両面に接着糸3が
貼着されたまま巻き戻すことができる。又一方例
えば、単板1同士が所謂エツジグロアー横矧機な
どで、端面接合され、該端面から接着剤が流出し
てブロツキング現象を惹起する巻き玉に対して実
施する等、使用する線材が全て糸4であつてもよ
い。いずれにしても、単板を巻き玉にする場合、
線材は接着糸であれ糸であれ、複数本をして単板
と共に巻き取り、そして該複数本の内、任意の2
本が巻き戻し単板の巻き玉からの剥離位置付近6
で前記の通りの関係を成せば、本発明は実施でき
るのである。尚第27図並びに第28図における
Pは、前記剥離位置付近における任意の2線材間
ピツチを指し、該距離は対象とされる単板の繊維
方向強度にもよるが、可及的に狭い方が理想的
で、実験的には単板厚さの35倍以下程度で好まし
い結果を得た。勿論、太目の線材をして一旦巻き
取り、巻き戻し時に該太目の線材を長手方向に二
分しつつ、而も二分した線材を上記した通り、一
方と他方という具合にして活用することもある
が、そのような場合は前記太目の線材を少なくと
も二分する以上、実質的に複数本の線材とみな
す。加えて、単板の繊維方向長さに応じて、当然
のことながら、用いる線材の本数も増していく方
が望まい。その場合、任意の2本が、少なくとも
前記した通りの関係を成せず本発明は実施され得
るもので、必しも全本数を全く二分して実施する
必要はない。
き戻し方法は本発明の代表的な実施例を図示した
ものであつて、図中、3は接着性を有する線材、
即ち接着糸(必ずしも巻き戻し時までも接着性を
有する必要はない)、4は接着性を有しない線材、
即ち単なる糸である。具体的には合成繊維糸、天
然繊維糸あるいはそれらの複合したもの、その他
銅細線等金属糸の糸状線材が適宜選択して使用さ
れる。そして、図からも明らかな如く、巻き戻し
工程において、両線材は次のような関係を成しつ
つ単板の巻き戻し方法を構成する。即ち、巻き玉
と該巻き玉から巻き戻しつつある単板1との剥離
位置付近6において、一方の線材(第27図では
接着糸3、第28図では糸4)を巻き戻しつつあ
る単板側に、また他方の線材(第27図では糸
4、第28図では接着糸3)を巻き玉側に位置さ
せた状態で巻き戻すのである。こうすれば、ブロ
ツキング現象がトラブルを発生させる個所、即ち
前記剥離位置付近6で、巻き戻しつつある単板側
か、それとも巻き玉側か、そのいずれの側に進行
すべきかが定まらないところの、前記単板を、両
線材の作用によつて確実に所定の側に案内つつ巻
き戻すことができ、単板が帯状であれ小幅であ
れ、あるいは単板間隔が詰まつていようが大きく
空いていようが、巻き玉の性状に制限されること
なく良好な巻き戻し単板を得ることができるので
ある。而も、本発明は用いる線材が全て接着糸で
あつても実施ができるのであつて、例えば第28
図の例において、糸4を接着糸に代え、回収リー
ル7を使用せずに、そのまま単板1に貼着した状
態で巻き戻せば、単板1の表裏両面に接着糸3が
貼着されたまま巻き戻すことができる。又一方例
えば、単板1同士が所謂エツジグロアー横矧機な
どで、端面接合され、該端面から接着剤が流出し
てブロツキング現象を惹起する巻き玉に対して実
施する等、使用する線材が全て糸4であつてもよ
い。いずれにしても、単板を巻き玉にする場合、
線材は接着糸であれ糸であれ、複数本をして単板
と共に巻き取り、そして該複数本の内、任意の2
本が巻き戻し単板の巻き玉からの剥離位置付近6
で前記の通りの関係を成せば、本発明は実施でき
るのである。尚第27図並びに第28図における
Pは、前記剥離位置付近における任意の2線材間
ピツチを指し、該距離は対象とされる単板の繊維
方向強度にもよるが、可及的に狭い方が理想的
で、実験的には単板厚さの35倍以下程度で好まし
い結果を得た。勿論、太目の線材をして一旦巻き
取り、巻き戻し時に該太目の線材を長手方向に二
分しつつ、而も二分した線材を上記した通り、一
方と他方という具合にして活用することもある
が、そのような場合は前記太目の線材を少なくと
も二分する以上、実質的に複数本の線材とみな
す。加えて、単板の繊維方向長さに応じて、当然
のことながら、用いる線材の本数も増していく方
が望まい。その場合、任意の2本が、少なくとも
前記した通りの関係を成せず本発明は実施され得
るもので、必しも全本数を全く二分して実施する
必要はない。
扨て、上記した本発明を活用する他の実施例を
含め、単板の新しい処理方法について、以下第1
1図乃至第26図に基づき説明する。
含め、単板の新しい処理方法について、以下第1
1図乃至第26図に基づき説明する。
第11図乃至第18図に例示したものは線材と
して一方が接着糸3、他方が糸4という具合に2
種用いる場合の例をして単板1の巻き取り方を例
示したものである。そして、それらは線材の内、
少くとも一方の線材が、例えば第11図の如く単
板1の巻き玉外面全周を押えつつ巻き取るもの
と、例えば第16図の如く両者共外面全周を押え
ないものとに大別される。前者の場合は線材その
ものが、単板を巻き取り工程においても、巻き戻
し工程同様に単板処理を著しく容易化する。それ
に比べ、後者の場合は単板が実質的に良質で帯状
を呈するものでない限りは、巻き取り用の補助部
材を必要に応じて用いなくてはならない。
して一方が接着糸3、他方が糸4という具合に2
種用いる場合の例をして単板1の巻き取り方を例
示したものである。そして、それらは線材の内、
少くとも一方の線材が、例えば第11図の如く単
板1の巻き玉外面全周を押えつつ巻き取るもの
と、例えば第16図の如く両者共外面全周を押え
ないものとに大別される。前者の場合は線材その
ものが、単板を巻き取り工程においても、巻き戻
し工程同様に単板処理を著しく容易化する。それ
に比べ、後者の場合は単板が実質的に良質で帯状
を呈するものでない限りは、巻き取り用の補助部
材を必要に応じて用いなくてはならない。
例えば、特公昭46−42519号公報「ベニヤ単板
巻取装置」、並びに特開昭55−49205号公報「ベニ
ヤ単板巻取機における自動巻取装置」あるいは本
願出願人が昭和55年12月9目に出願した「ベニヤ
単板のクリーニングユニツト(特願昭55−174117
号)(特開昭57−96802号公報)などの技術を併用
するのである。いずれにしても、線材を接着糸3
とするためには、接着剤を塗布する工程を経て、
単板1に作用させるが、図の如く単板1の巻き取
り工程で作用させる他、巻き取り工程以前におい
て単板1に仮にでも貼着するとか、切溝を形成し
て埋入しておくとかすることもある。いずれにせ
よ本発明者は叙上の単板巻き取り工程はベニヤレ
ースに直結した形で実施することが好ましいとし
ている。この場合、単板が未乾燥であるために、
接着糸としては湿潤硬化型の接着剤を間断的又は
連続的に塗布したものを用い、而も吐出されてく
る単板が無秩序な間隔で搬送されてくるために、
該間隔を詰めてから巻き取るとよい。例えば、前
記した特開昭52−12908号公報に開示された技術
を基本として、単板の巻き取り工程を上述の如く
変更するのである。
巻取装置」、並びに特開昭55−49205号公報「ベニ
ヤ単板巻取機における自動巻取装置」あるいは本
願出願人が昭和55年12月9目に出願した「ベニヤ
単板のクリーニングユニツト(特願昭55−174117
号)(特開昭57−96802号公報)などの技術を併用
するのである。いずれにしても、線材を接着糸3
とするためには、接着剤を塗布する工程を経て、
単板1に作用させるが、図の如く単板1の巻き取
り工程で作用させる他、巻き取り工程以前におい
て単板1に仮にでも貼着するとか、切溝を形成し
て埋入しておくとかすることもある。いずれにせ
よ本発明者は叙上の単板巻き取り工程はベニヤレ
ースに直結した形で実施することが好ましいとし
ている。この場合、単板が未乾燥であるために、
接着糸としては湿潤硬化型の接着剤を間断的又は
連続的に塗布したものを用い、而も吐出されてく
る単板が無秩序な間隔で搬送されてくるために、
該間隔を詰めてから巻き取るとよい。例えば、前
記した特開昭52−12908号公報に開示された技術
を基本として、単板の巻き取り工程を上述の如く
変更するのである。
このように図示した巻き取り方のいずれかをし
て、巻き取られた巻き玉は、第19図乃至第26
図の内、いずれの巻き戻し方法をも選択できるこ
とは基礎的事項の説明通りであるが、ここでは線
材の内一方が接着糸3で而も、該接着糸が全長ブ
ロツキング現象を発生している例を図示している
ために、接着糸3は巻き戻し単板の表裏いずれの
面共一体的に進行する。他方、糸4の方は図中記
号4′でその幾つかを例示した通り巻き戻した単
板とは必ずしも同行させる必要はなく、取り扱い
上大きな自由度を有する。即ち、第19図の例に
あつては剥離位置付近6で糸4が巻き戻し単板側
に少なからずや位置するように糸4を案内すれば
足りるのであつて、簡便な具体例としては巻き玉
を巻き戻すに糸4に張力を与え、該糸4で接着糸
3を有する単板を剥離していく要領で巻き玉を巻
き戻すのである。
て、巻き取られた巻き玉は、第19図乃至第26
図の内、いずれの巻き戻し方法をも選択できるこ
とは基礎的事項の説明通りであるが、ここでは線
材の内一方が接着糸3で而も、該接着糸が全長ブ
ロツキング現象を発生している例を図示している
ために、接着糸3は巻き戻し単板の表裏いずれの
面共一体的に進行する。他方、糸4の方は図中記
号4′でその幾つかを例示した通り巻き戻した単
板とは必ずしも同行させる必要はなく、取り扱い
上大きな自由度を有する。即ち、第19図の例に
あつては剥離位置付近6で糸4が巻き戻し単板側
に少なからずや位置するように糸4を案内すれば
足りるのであつて、簡便な具体例としては巻き玉
を巻き戻すに糸4に張力を与え、該糸4で接着糸
3を有する単板を剥離していく要領で巻き玉を巻
き戻すのである。
また、第20図の例にあつても、剥離位置付近
6で糸4が巻き玉側に位置するように糸4を案内
すれば足り、必要に応じて4′で示すように接線
方向へ誘導する。簡便な具体例としては、糸4を
少なくとも剥離位置付近6から巻き戻し方向下手
にかけて幾分かの距離(可及的に長い方が理想的
で実験的には板厚の略15倍程度以上長い方が望ま
しい)巻き玉側に位置するようにしておき、接着
糸3に張力を与え、単板を剥離していく要領で巻
き玉を巻き戻すのである。尚、図面では説明を容
易にするため、巻き戻し単板が巻き玉から巻き戻
される方向は接線方向としたが、実際的には、必
ずしもこのような基本形で全てが巻き戻し得ると
は限らず、ブロツキング現象を伴う個所の剥離位
置は、幾分剥離が遅れて成される傾向がある。し
かし、そのような傾向にあつても、剥離位置にお
ける前記線材相互の関係は何ら変動するものでは
なく、作業実務上支障なく実施でき、充分に自動
装置化できる。更に記せば、第11図乃至第18
図に例示した単板の巻き取り例にあつて糸4に代
り、接着糸3とすれば、用いる両方の線材が共に
単板の補強及至は接合に活用することができるば
かりでなく、逆に全く不必要ならば、両線材共に
糸4で巻き取ることもできる。勿論、その場合に
おける巻き戻し方法の実施も、第19図乃至第2
6図及び上記説明の如く選択的である。
6で糸4が巻き玉側に位置するように糸4を案内
すれば足り、必要に応じて4′で示すように接線
方向へ誘導する。簡便な具体例としては、糸4を
少なくとも剥離位置付近6から巻き戻し方向下手
にかけて幾分かの距離(可及的に長い方が理想的
で実験的には板厚の略15倍程度以上長い方が望ま
しい)巻き玉側に位置するようにしておき、接着
糸3に張力を与え、単板を剥離していく要領で巻
き玉を巻き戻すのである。尚、図面では説明を容
易にするため、巻き戻し単板が巻き玉から巻き戻
される方向は接線方向としたが、実際的には、必
ずしもこのような基本形で全てが巻き戻し得ると
は限らず、ブロツキング現象を伴う個所の剥離位
置は、幾分剥離が遅れて成される傾向がある。し
かし、そのような傾向にあつても、剥離位置にお
ける前記線材相互の関係は何ら変動するものでは
なく、作業実務上支障なく実施でき、充分に自動
装置化できる。更に記せば、第11図乃至第18
図に例示した単板の巻き取り例にあつて糸4に代
り、接着糸3とすれば、用いる両方の線材が共に
単板の補強及至は接合に活用することができるば
かりでなく、逆に全く不必要ならば、両線材共に
糸4で巻き取ることもできる。勿論、その場合に
おける巻き戻し方法の実施も、第19図乃至第2
6図及び上記説明の如く選択的である。
以上、詳述した通り、本発明は、線材と共に巻
き取つた単板の巻き玉が、不本意にせよ、あるい
は、積極的にせよ一部及至は全長に亘りブロツキ
ング現象を伴つても、何ら問題を惹起することな
く、良好且つ円滑にして巻き戻し得るのである。
そして、巻き戻される単板が帯状であれ小幅状で
あれ、あるいはそれらが密接していようが間隔を
有していようが、更には重なつていようがいまい
が、特に制限されることなく実施できるもので、
その活用例としての単板補強技術の基礎を提供し
たものである。従つて、合理的手法であるにも拘
わらず、ブロツキング現象の存在によつて敬遠さ
れ、実用化され得なかつた単板の巻き取り、巻き
戻しを含むこの種技術を根本より改良したもの
で、合板産業に貢献すること極めて大である。
き取つた単板の巻き玉が、不本意にせよ、あるい
は、積極的にせよ一部及至は全長に亘りブロツキ
ング現象を伴つても、何ら問題を惹起することな
く、良好且つ円滑にして巻き戻し得るのである。
そして、巻き戻される単板が帯状であれ小幅状で
あれ、あるいはそれらが密接していようが間隔を
有していようが、更には重なつていようがいまい
が、特に制限されることなく実施できるもので、
その活用例としての単板補強技術の基礎を提供し
たものである。従つて、合理的手法であるにも拘
わらず、ブロツキング現象の存在によつて敬遠さ
れ、実用化され得なかつた単板の巻き取り、巻き
戻しを含むこの種技術を根本より改良したもの
で、合板産業に貢献すること極めて大である。
第1図〜第3図は単板を線材と共に巻き取る一
般的な巻き取り方を示した説明図、第4図〜第8
図は巻き取つた巻き玉の一般的な巻き戻し方を示
した説明図、第9図及び第10図はブロツキング
現象を伴う巻き玉を従来の方法にて巻き戻す態様
を示した斜視図、第11図〜第18図は本発明の
前提となる各種の巻き取り方法を例示した説明
図、第19図〜第26図は本発明に係る各種の実
施例を例示した説明図、第27図及び第28図は
本発明による巻き玉の巻き戻し方法の態様を示し
た斜視図である。 1,1′……単板、2……間〓、3……接着糸
等接着性を有する線材、4,4′……糸等接着性
を有しない線材、5……接着糸、糸等の線材、6
……剥離位置付近。
般的な巻き取り方を示した説明図、第4図〜第8
図は巻き取つた巻き玉の一般的な巻き戻し方を示
した説明図、第9図及び第10図はブロツキング
現象を伴う巻き玉を従来の方法にて巻き戻す態様
を示した斜視図、第11図〜第18図は本発明の
前提となる各種の巻き取り方法を例示した説明
図、第19図〜第26図は本発明に係る各種の実
施例を例示した説明図、第27図及び第28図は
本発明による巻き玉の巻き戻し方法の態様を示し
た斜視図である。 1,1′……単板、2……間〓、3……接着糸
等接着性を有する線材、4,4′……糸等接着性
を有しない線材、5……接着糸、糸等の線材、6
……剥離位置付近。
Claims (1)
- 1 実質的に複数本の線材と共に巻き取つたベニ
ヤ単板の巻き玉を巻き戻すに際し、巻き玉と該巻
き玉から巻き戻しつつあるベニヤ単板との剥離位
置付近において、一方の線材を巻き戻しつつある
ベニヤ単板側に、また他方の線材を巻き玉側に位
置させた状態で巻き戻すことを特徴とするベニヤ
単板の巻き玉を巻き戻す方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183481A JPS57137102A (en) | 1981-02-17 | 1981-02-17 | Method of rewinding wound ball of veneer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183481A JPS57137102A (en) | 1981-02-17 | 1981-02-17 | Method of rewinding wound ball of veneer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57137102A JPS57137102A (en) | 1982-08-24 |
JPH0226564B2 true JPH0226564B2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=12066095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2183481A Granted JPS57137102A (en) | 1981-02-17 | 1981-02-17 | Method of rewinding wound ball of veneer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57137102A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192305U (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-20 | ヤマハ株式会社 | スプレツダ−の板材巻付防止装置 |
KR100686615B1 (ko) | 1999-02-25 | 2007-02-27 | 카부시키가이샤 타이헤이세이사쿠쇼 | 베니어시트권취롤의 권취해제장치 |
-
1981
- 1981-02-17 JP JP2183481A patent/JPS57137102A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57137102A (en) | 1982-08-24 |
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