JPH0226352Y2 - - Google Patents

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JPH0226352Y2
JPH0226352Y2 JP1983142581U JP14258183U JPH0226352Y2 JP H0226352 Y2 JPH0226352 Y2 JP H0226352Y2 JP 1983142581 U JP1983142581 U JP 1983142581U JP 14258183 U JP14258183 U JP 14258183U JP H0226352 Y2 JPH0226352 Y2 JP H0226352Y2
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floor
bolt
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shelf
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JP1983142581U
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、シンク、調理用加熱器、及び冷蔵庫
等を一体的に組込み、小型住宅等にそのまま設置
されるキツチンユニツトの改良に関する。
〔従来技術〕
従来のキツチンユニツトを集合住宅に据付ける
場合には、下記のような問題がある。
集合住宅の構築体は鉄筋コンクリートであり、
その床面もコンクリート基盤として形成される。
この場合、壁面近くのコンクリート打設レベルが
高く、室内中央域レベルが低くなるという傾向が
ある。従つて、レベル調整機構を有しない家具等
を据付けると、室内側に傾斜するようになり、壁
面との間に隙間が生じて家具の収まりが不良で、
外観も悪いという点がまず挙げられる。
また、室内の天井部分には梁が突出しているの
で、この梁を逃げるようにして家具を据付ける
と、梁の突出幅分が無用の空間となつて、室内を
有効に利用できない。また、壁面に密着した状態
にレイアウトしようとする場合、上端の収納棚の
一部を切欠く必要があり、加工が煩雑であるとと
もに、外観が不良となり、ユニツトタイプとして
の特性を欠くという欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、据付位置に水準状態に確実に据付け
ることができ、かつ梁の突出に拘らず側面を室内
壁に密接状態に設置できるようにすることを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、以上の目的を達成するために、床面
に据付ける台輪を第1構造体とし、シンク、水栓
具及び調理用加熱器を備えて該第1構造体の上に
連結される第2構造体と、棚部、照明器具及びレ
ンジフードを備えて該第2構造体の上に連結され
る第3構造体とを有し、更に該第3構造体の上に
連結される収納棚を第4構造体としたキツチンユ
ニツトにおいて、前記第1構造体は、床面に固定
する対床面固定具とペアを組む連結具を備え、前
記対床面固定具はほぼ鉛直方向を向くナツト付き
のボルトを有し、前記連結具は該ボルトが挿通す
るボルト孔を設けると共に該ボルト上から螺合す
る上位ナツトを備えてなり、更に前記第4構造体
は、前記第3構造体の幅及び奥行き寸法よりも小
さく形成されると共に、前記第3構造体に対して
間口方向へ偏り且つ前記第3構造体の前面に合わ
せて配置され、更に該第4構造体が第3構造体に
対して偏る側と反対側には、第3構造体と間口を
合わせた切断可能な盲板を設けたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第1図は本考案に係るキツチンユニツトの正面
図、第2図は同第1図の−線矢視による断面
図である。
図中、1は最下端をなし据付床面に載置される
第1構造体、2は同第1構造体上に着脱自在に連
結され調理及び炊事作業を行なう空間を画成する
第2構造体、3は同第2構造体2上に垂設連結さ
れる第3構造体、及び4は同第3構造体3上に連
結されて収納棚を形成する第4構造体である。こ
れらの4構造体1〜4によりキツチンユニツトが
構成され、以下、各構造体に関し詳述する。
第3図は第1構造体1の斜視図で、同第1構造
体1は一般家具等の最下端に設けられる台輪とし
ての構成及び作用を有するものである。図中、5
はキツチンユニツトの正面側に位置する台輪前
板、6は両側に位置する台輪側板、及び7は奥側
に位置する台輪背板である。これら各板5,6,
7は各々隅角部に設けられる取付金具8により床
面F上に固定されるとともにレベル調整を施され
る。
第4図は水平レベル調整・対床面固定機構をな
す取付金具8を示す分解斜視図で、9は床面Fに
ビス10により固定され中央部が陸起した形状の
対床面固定具、11は直交する2つの立上り部1
2を有して同立上り部12に穿設された孔13を
挿通するビス14により隣接する各板5,6,7
を互いに直交状態に連結する連結具である。さら
に15は第5図に示すように対床面固定具9の孔
9aを挿通して立設されるボルトで、対床面固定
具9とボルトは溶着固定されており、各々ががた
つくことがない。さらにボルト中途には座金付き
のナツト16を螺合しており、一方、連結具11
にはボルト15が挿通するボルト孔11aがボル
ト15径より所要最大となるように穿設されてい
る。
上記構成の第1構造体1の床面F据付は、まず
連結具11により各板5,6,7を連結して方形
状となし、ボルト15がボルト孔11aと整合す
るように対床面固定具9をビス10により床面F
に固定する。次に連結された各板5,6,7をボ
ルト15がボルト孔11aを挿通するように床面
F上に載置する。ここで、各板5,6,7の高さ
は第5図で示すように壁W面側に設けられる幅木
17より高くなるようにしておく。
そして、ナツト16を回動させることにより、
連結具11と床面F間距離を変え、第1構造体1
が水平レベルとなるようにレベル調整し、上位ナ
ツト17を螺合連結することによつてこの水平レ
ベルを保持できる。
以上により、第1構造体1は床面に水平状態に
固定され、ビス18により第2構造体2の底板2
0を連結して、第1、第2構造体1,2を合体連
結することができる。
第2構造体2はキヤビネツト21を主体とする
もので、このキヤビネツト21は、側板22,2
3、前板24、背板25及び上面に設けられるス
テンレス薄肉鋼板製の天板26とから構成され、
左側には開閉扉27、右側には引出し28が取付
けられ同引出し28の下位に冷蔵庫Rを収納可能
である。29は天板26に一体的に組込まれる調
理用加熱器、30はこの加熱器29を操作するた
めの操作部であり引出し28との間には通気用の
グリル31を有している。
第6図は第1図の−線による矢視図で、3
2は天板26を型製作するときに凹状に形成され
るシンクで、その排水口33はキヤビネツト21
内において排水管(図示せず)に連通接続され
る。同第6図及び第2図において、内奥側の全幅
に亘つて嵩高の平板状デツキ部34が形成され、
同デツキ部34にシングルレバー型の水栓具35
が立設されている。このデツキ部34上面は、洗
剤、調味料等の炊事、調理用の品物を載置できる
棚として利用できる。
第2図において、背板25は天板26の後端側
に位置するように取付けられ、しかも冷蔵庫Rの
位置に対向する部分は切欠開口25aが形成さ
れ、冷蔵庫Rの背面側には背板は実質的に存在し
ない。さらに36はデツキ部34の立上がり位置
から垂下するように取付けられる補助背板で、冷
蔵庫R裏面に対向する位置には同様に切欠開口3
6aが開設されている。
このように背板25と補助背板36間はデツキ
部34の下位において空間を形成でき、この部分
を水栓具35への給水及びシンク32からの排水
のための配管、及び調理用加熱器29、冷蔵庫R
の配線のためのスペースとすることができる。
第3構造体3は第2構造体2に立設される側板
40,41、背板42及び天板43による枠体構
造をなし、その幅及び奥行寸法は第2構造体2の
それに等しい。この第3構造体3の内部には水切
棚44、固定棚45及び可動棚46等を有する棚
部47、照明器具48を左位置に有し、調理用加
熱器29の上位には上面排気型のレンジフード4
9を取付けている。
第4構造体4は観音開きの開閉扉50を有する
収納棚として構成され、底板51、側板52を有
する収納棚として構成され、底板51、側板52
天板53及び背板54とから形成される。図示の
ように幅寸法及び奥行寸法は第2構造体2のそれ
よりも小さく、同第3構造体3への取付けは正面
側が同レベルであつて、かつ一方の側板52が第
3構造体3の側面と同レベルとなるように取付け
る。
第2図において、第4構造体4は第3構造体の
略前半分の領域に位置するので、第3構造体3の
レンジフード49に連通する排気ダクトDをその
領域外において容易に行なうことができる。この
排気ダクトDはレンジフード49部分と天井内に
配管される主ダクト(図示せず)を連結して、調
理時の煙を排出することができる。
このような排気ダクトDの配管を終えた時点
で、第4構造体4の連結を行なうが、据付位置を
第3構造体3に対して右若しくは左側に位置する
ように構築する。即ち、梁は通常壁面の左右端に
位置するので、右端に梁が突出する場合には第4
構造体4は第3構造体3の左側面と面一となるよ
うに、逆に、左端に梁が位置する時は第1図のよ
うに右側に連結する。
以上のように、第4構造体4は据付位置に応じ
第3構造体3に対して偏在するため、第1図に示
すように盲板60を正面、側面が面一となるよう
に取付ける。第7図は盲板60の取付構造を示す
斜視図で、第3構造体3の天板43及び第4構造
体4の側板52に取付杆61,62を固着し、こ
の取付杆61,62にビス63により盲板60を
連結する構成である。
ここで、梁Kが第8図のように突出するような
場合でも、盲板60を予めこの梁K外形に沿うよ
うに切欠加工を施しておけば、同図のように梁K
の突出に拘らずキツチンユニツトを壁面Wに密着
した状態に据付けることができる。
上記構成において、据付位置への搬入は第1〜
第4構造体1〜4に分割されているので容易に行
なうことができ、単体重量も小さいので労力を低
減することができる。また、組立てにおいても第
1構造体1により確実にレベル調整を行なうこと
ができ、据付面の仕上げ状態によらずユニツト全
体を垂設据付けることができるので、外観も良く
また転倒するようなこともない。
さらに、デツキ部34の下位には配管、配線の
ための空間が形成さるのでこれらの接続作業が容
易である。
また、切欠加工可能な板60を上端部の左若し
くは右に設けたことにより、据付位置に梁があつ
たとしても室内空間との整合性を保つたレイアウ
トとすることができる。
また、対床面固定具9及び連結具11により第
1構造体1をレベル調整して床面Fに固定するの
で、レベル調整及び固定を確実に行つておけば、
梁Kに合わせた盲板60のカツト面と梁Kとの間
に隙間等ができることはなく、最適な据付けが可
能となる。
〔効果〕 以上のように本考案に係るキツチンユニツトは
その構成により下記の効果を奏する。
第1構造体により床面に固着されるので傾倒
することがなく、しかもレベル調整可能なので
据付位置の状態によることなく確実な据付けが
できる。
天井に梁がある場合でも、キツチンユニツト
側面を壁面に密着する状態に据付けることがで
き無駄な空間を生ずることなく室内空間との整
合性を良好に保つことができる。
4分割構造体をなすので据付位置への搬入及
び組立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るキツチンユニツトの正面
図、第2図は同第1の−線矢視による断面
図、第3図は第1構造体の斜視図、第4図は取付
金具の分解斜視図、第5図は取付金具による第1
構造体固着状態を示す断面図、第6図は第1図の
−線矢視による天板構造を示す断面図、第7
図は盲板の連結形態を示す斜視図、第8図は梁の
ある位置に設置した状態を示す部分正面図であ
る。 1……第1構造体、2……第2構造体、3……
第3構造体、4……第4構造体、8……取付金具
(水平レベル調整・対床面固定機構)、29……調
理用加熱器、32……シンク、35……水栓具、
47……棚部、48……照明器具、49……レン
ジフード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面に据付ける台輪を第1構造体とし、シン
    ク、水栓具及び調理用加熱器を備えて該第1構造
    体の上に連結される第2構造体と、棚部、照明器
    具及びレンジフードを備えて該第2構造体の上に
    連結される第3構造体とを有し、更に該第3構造
    体の上に連結される収納棚を第4構造体としたキ
    ツチンユニツトにおいて、前記第1構造体は、床
    面に固定する対床面固定具とペアを組む連結具を
    備え、前記対床面固定具はほぼ鉛直方向を向くナ
    ツト付きのボルトを有し、前記連結具は該ボルト
    が挿通するボルト孔を設けると共に該ボルト上か
    ら螺合する上位ナツトを備えてなり、更に前記第
    4構造体は、前記第3構造体の幅及び奥行き寸法
    よりも小さく形成されると共に、前記第3構造体
    に対して間口方向へ偏り且つ前記第3構造体の前
    面に合わせて配置され、更に該第4構造体が第3
    構造体に対して偏る側と反対側には、第3構造体
    と間口を合わせた切断可能な盲板を設けたことを
    特徴とするキツチンユニツト。
JP14258183U 1983-09-14 1983-09-14 キツチンユニツト Granted JPS6048837U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14258183U JPS6048837U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 キツチンユニツト

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JP14258183U JPS6048837U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 キツチンユニツト

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Publication Number Publication Date
JPS6048837U JPS6048837U (ja) 1985-04-05
JPH0226352Y2 true JPH0226352Y2 (ja) 1990-07-18

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JP14258183U Granted JPS6048837U (ja) 1983-09-14 1983-09-14 キツチンユニツト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919971A (ja) * 1972-06-15 1974-02-21

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5386127U (ja) * 1976-12-16 1978-07-15
JPS5639398Y2 (ja) * 1977-12-30 1981-09-14

Patent Citations (1)

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JPS4919971A (ja) * 1972-06-15 1974-02-21

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JPS6048837U (ja) 1985-04-05

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