JPH02263386A - 強誘電体メモリ - Google Patents
強誘電体メモリInfo
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- JPH02263386A JPH02263386A JP1083514A JP8351489A JPH02263386A JP H02263386 A JPH02263386 A JP H02263386A JP 1083514 A JP1083514 A JP 1083514A JP 8351489 A JP8351489 A JP 8351489A JP H02263386 A JPH02263386 A JP H02263386A
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、強誘電体メモリに関する。
(従来の技術)
強誘電体薄膜をゲート絶縁膜とした電界効果トランジス
タ(FET)を備えた強誘電体メモリは、前記強誘電体
薄膜の残留分極の大きさと符号に応じた半導体の電気伝
導度の変化を不揮発性に記憶する記憶素子である。かか
る強誘電体メモリとしては、従来より第3図に示す構造
のものが知られている。即ち、図中の1は例えばn型単
結晶シリコン基板であり、この基板1表面にはp型のソ
ース、ドレイン領域2.3が互いに電気的に分離して設
けられている。これらソース、ドレイン領域2.3間の
チャンネル領域を含む基板1表面には、ゲート絶縁膜と
しての強誘電体薄膜4が形成されている。この強誘電体
薄膜4上には、ゲート電極5が設けられている。また、
前記基板l上にはシリコン膜酸化膜6が被覆され、かつ
前記ソース、ドレイン領域2.3に対応する前記酸化膜
6にはコンタクトホール7が開孔されている。この酸化
膜B上には、前記コンタクトホール7を通して前記ソー
ス、ドレイン領域2.3に接続されたソース電極8、ド
レイン電極9が設けられている。
タ(FET)を備えた強誘電体メモリは、前記強誘電体
薄膜の残留分極の大きさと符号に応じた半導体の電気伝
導度の変化を不揮発性に記憶する記憶素子である。かか
る強誘電体メモリとしては、従来より第3図に示す構造
のものが知られている。即ち、図中の1は例えばn型単
結晶シリコン基板であり、この基板1表面にはp型のソ
ース、ドレイン領域2.3が互いに電気的に分離して設
けられている。これらソース、ドレイン領域2.3間の
チャンネル領域を含む基板1表面には、ゲート絶縁膜と
しての強誘電体薄膜4が形成されている。この強誘電体
薄膜4上には、ゲート電極5が設けられている。また、
前記基板l上にはシリコン膜酸化膜6が被覆され、かつ
前記ソース、ドレイン領域2.3に対応する前記酸化膜
6にはコンタクトホール7が開孔されている。この酸化
膜B上には、前記コンタクトホール7を通して前記ソー
ス、ドレイン領域2.3に接続されたソース電極8、ド
レイン電極9が設けられている。
ところで、強誘電体メモリのメモリセルは第4図に示す
ように上述した強誘電体薄膜をゲート絶縁膜としたFE
Tにスイッチング用FETと接続して構成している。即
ち、図中の11は強誘電体薄膜をゲート絶縁膜とした強
誘電体FETであり、このFETIIのソース側はスイ
ッチング用FET12のドレイン側に接続されている。
ように上述した強誘電体薄膜をゲート絶縁膜としたFE
Tにスイッチング用FETと接続して構成している。即
ち、図中の11は強誘電体薄膜をゲート絶縁膜とした強
誘電体FETであり、このFETIIのソース側はスイ
ッチング用FET12のドレイン側に接続されている。
また、前記スイッチング用FET12のゲート側は列選
択線I3に接続され、ソース側は行選択線14に接続さ
れている。
択線I3に接続され、ソース側は行選択線14に接続さ
れている。
このような第3図に示す強誘電体FET及び第4図に示
す回路を参照して強誘電体メモリの動作原理を説明する
。動作の基本は、前記ゲート絶縁膜としての強誘電体薄
膜の残留分極を利用する。
す回路を参照して強誘電体メモリの動作原理を説明する
。動作の基本は、前記ゲート絶縁膜としての強誘電体薄
膜の残留分極を利用する。
即ち、強誘電体は電界をE1分極の大きさをPとすると
、理想的には第5図に示すように角型のP−Eヒステリ
シス特性を示す。Prが残留分極、Ecが抗電界である
。第4図の回路において、列選択線13及び行選択線1
4を選択してスイッチング用、F E T 12をオン
させ、強誘電体FETIIのゲートに所定の電圧を印加
して、該強誘電体F E T Itノケート・ソース間
に抗電界Ecを越える所定の電圧を印加すると、ゲート
絶縁膜としての強誘電体薄膜4に一定の分極が生じる。
、理想的には第5図に示すように角型のP−Eヒステリ
シス特性を示す。Prが残留分極、Ecが抗電界である
。第4図の回路において、列選択線13及び行選択線1
4を選択してスイッチング用、F E T 12をオン
させ、強誘電体FETIIのゲートに所定の電圧を印加
して、該強誘電体F E T Itノケート・ソース間
に抗電界Ecを越える所定の電圧を印加すると、ゲート
絶縁膜としての強誘電体薄膜4に一定の分極が生じる。
これが書き込み又は消去であって、分極の大きさと符号
により前記強誘電体FETIIが形成されたn型単結晶
シリコン基板上の強誘電体薄膜4界面付近にキャリアが
誘起されるか、キャリアが枯渇され、該FETIIのソ
ース、ドレイン領域2.3間のチャンネル領域のコンダ
クタンスが変化する。このコンダクタンスの高低を例え
ば2値論理の1″“0゛に対応させると、この“1”又
は“0″は不揮発性に保持され、ゲート電極5に所定の
電圧を印加した状態でのソース、ドレイン領域2.3間
に流れる電流の大小によって“1″又は“0”の情報が
スイッチング用FETI2を通して行選択線14から読
み出される。かかる強誘電体メモリでは、書き込みや消
去ためのしきい値電圧を低くでき、高速書き込み、高速
消去が可能となる。
により前記強誘電体FETIIが形成されたn型単結晶
シリコン基板上の強誘電体薄膜4界面付近にキャリアが
誘起されるか、キャリアが枯渇され、該FETIIのソ
ース、ドレイン領域2.3間のチャンネル領域のコンダ
クタンスが変化する。このコンダクタンスの高低を例え
ば2値論理の1″“0゛に対応させると、この“1”又
は“0″は不揮発性に保持され、ゲート電極5に所定の
電圧を印加した状態でのソース、ドレイン領域2.3間
に流れる電流の大小によって“1″又は“0”の情報が
スイッチング用FETI2を通して行選択線14から読
み出される。かかる強誘電体メモリでは、書き込みや消
去ためのしきい値電圧を低くでき、高速書き込み、高速
消去が可能となる。
しかしながら、上述した従来の強誘電体メモリでは1つ
のメモリセルを構成するためにn型単結晶シリコン基板
上に強誘電体FETとは別の領域にスイッチング用FE
Tを形成する必要がある。
のメモリセルを構成するためにn型単結晶シリコン基板
上に強誘電体FETとは別の領域にスイッチング用FE
Tを形成する必要がある。
その結果、メモリセルの高集積化が困難となる。
また、従来の強誘電体メモリでは単結晶シリコン基板1
上にゲート絶縁膜としての強誘電体薄膜4を直接形成し
た構造になっているため、スパッタリング等により強誘
電体薄膜を基板上に堆積した後、強誘電体薄膜を結晶化
する目的で熱処理を施すと、強誘電体と単結晶シリコン
基板とが一部反応してメモリセルとしての信頼性を著し
く損いやすい。その結果、強誘電体薄膜として大きな残
留分極を有するが、結晶化する温度の高いPb (Z
r I−TI 、)03 、PLZT。
上にゲート絶縁膜としての強誘電体薄膜4を直接形成し
た構造になっているため、スパッタリング等により強誘
電体薄膜を基板上に堆積した後、強誘電体薄膜を結晶化
する目的で熱処理を施すと、強誘電体と単結晶シリコン
基板とが一部反応してメモリセルとしての信頼性を著し
く損いやすい。その結果、強誘電体薄膜として大きな残
留分極を有するが、結晶化する温度の高いPb (Z
r I−TI 、)03 、PLZT。
Ba Ti 03 、Bi Tl 012等を使用
できない問題があった。
できない問題があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
ので、高速書込み、高速消去が可能で、か、つしきい値
電圧を低くできることは勿論、“1”0“の状態に対し
てドレイン・ソース間の抵抗が大きく変化する強誘電体
薄膜を用いることを可能として書き込まれた情報の判別
性を向上でき、更に高集積化が可能な強誘電体メモリを
提供しようとするものである。
ので、高速書込み、高速消去が可能で、か、つしきい値
電圧を低くできることは勿論、“1”0“の状態に対し
てドレイン・ソース間の抵抗が大きく変化する強誘電体
薄膜を用いることを可能として書き込まれた情報の判別
性を向上でき、更に高集積化が可能な強誘電体メモリを
提供しようとするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は、−導電型の半導体基板表面に設けられたスイ
ッチング用電界効果トランジスタと、このトランジスタ
を含む前記基板上に設けられた絶縁膜と、この絶縁膜上
に設けられた強誘電体電界効果トランジスタとを具備し
、前記強誘電体電界効果トランジスタは前記絶縁膜上に
形成されたゲート電極と、このゲート電極上に少なくと
も被覆された強誘電体薄膜と、少なくとも前記ゲート電
極に対応する前記強誘電体薄膜上に被覆された半導体膜
と、この半導体膜に所定長さのチャンネル領域が形成す
るように接続されたソース、ドレイン電極とから構成さ
れ、かつ前記ソース、ドレイン電極のいずれか一方の電
極を前記絶縁膜に開孔したコンタクトホールを通して前
記スイッチング用電界効果トランジスタに接続されたソ
ース電極又はドレイン電極に接続したことを特徴とする
ものである。
ッチング用電界効果トランジスタと、このトランジスタ
を含む前記基板上に設けられた絶縁膜と、この絶縁膜上
に設けられた強誘電体電界効果トランジスタとを具備し
、前記強誘電体電界効果トランジスタは前記絶縁膜上に
形成されたゲート電極と、このゲート電極上に少なくと
も被覆された強誘電体薄膜と、少なくとも前記ゲート電
極に対応する前記強誘電体薄膜上に被覆された半導体膜
と、この半導体膜に所定長さのチャンネル領域が形成す
るように接続されたソース、ドレイン電極とから構成さ
れ、かつ前記ソース、ドレイン電極のいずれか一方の電
極を前記絶縁膜に開孔したコンタクトホールを通して前
記スイッチング用電界効果トランジスタに接続されたソ
ース電極又はドレイン電極に接続したことを特徴とする
ものである。
(作用)
本発明によれば、−導電型の半導体基板にスイッチング
用FETと強誘電体FETとを絶縁膜を介して積層し、
強誘電体FETのソース、ドレイン電極のいずれか一方
の電極を前記絶縁膜に開孔したコンタクトホールを通し
て前記スイッチング用電界効果トランジスタに接続され
たソース電極又はドレイン電極に接続した構造とするこ
とによって、メモリセル部の面積を縮小できるため、高
集積度の強誘電体メモリを得ることができる。
用FETと強誘電体FETとを絶縁膜を介して積層し、
強誘電体FETのソース、ドレイン電極のいずれか一方
の電極を前記絶縁膜に開孔したコンタクトホールを通し
て前記スイッチング用電界効果トランジスタに接続され
たソース電極又はドレイン電極に接続した構造とするこ
とによって、メモリセル部の面積を縮小できるため、高
集積度の強誘電体メモリを得ることができる。
また、強誘電体FETのゲート絶縁膜としての強誘電体
薄膜はゲート電極上もしくはゲート電極を含む絶縁膜上
に形成されるため、スパッタリング等により強誘電体薄
膜を堆積した後、強誘電体薄膜を結晶化する目的で熱処
理をして、も、強誘電体と半導体基板との反応を回避で
きる。その結果、強誘電体薄膜として大きな残留分極を
有する半面、結晶化する温度の高いPb (Zr I
−m Tt −) Oi P LZT。
薄膜はゲート電極上もしくはゲート電極を含む絶縁膜上
に形成されるため、スパッタリング等により強誘電体薄
膜を堆積した後、強誘電体薄膜を結晶化する目的で熱処
理をして、も、強誘電体と半導体基板との反応を回避で
きる。その結果、強誘電体薄膜として大きな残留分極を
有する半面、結晶化する温度の高いPb (Zr I
−m Tt −) Oi P LZT。
Ba Tl 03 、Bl 4 T13012等をも使
用できるため、書き込まれた情報(“0“1°)の判別
性が向上された高信頼性、高性能の強誘電体メモリを得
ることができる。
用できるため、書き込まれた情報(“0“1°)の判別
性が向上された高信頼性、高性能の強誘電体メモリを得
ることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。
。
第1図は、本実施例の強誘電体メモリを示す断面図であ
る。図中の21は、例えばn型単結晶シリコン基板であ
る。この基板21表面には、pチャンネルのスイッチン
グ用FET22が形成されている。
る。図中の21は、例えばn型単結晶シリコン基板であ
る。この基板21表面には、pチャンネルのスイッチン
グ用FET22が形成されている。
このFET22を含む基板21上には、例えばCVD法
により堆積された(100)方向の酸化マグネシウム単
結晶薄膜からなる絶縁膜23が被覆されている。
により堆積された(100)方向の酸化マグネシウム単
結晶薄膜からなる絶縁膜23が被覆されている。
この絶縁膜23上には、強誘電体FET24が形成され
ている。
ている。
前記スイッチング用FET22は、前記基板21表面に
互いに電気的に分離して設けられてたp型のソース、ド
レイン領域25.2[iと、これらソース、ドレイン領
域25・、26間のチャンネル領域を含む基板21表面
にゲート絶縁膜27を介して設けられたゲート電極28
とから構成されている。前記基板21上には、シリコン
膜酸化膜(Sl O□膜)29が被覆され、かつ前記ソ
ース、ドレイン領域25.2Bに対応する前記5102
膜29にはコンタクトホール30が開孔されている。前
記S10□膜29上には、前記コンタクトホール30を
通して前記ソース、ドレイン領域25.2Bに接続され
たソース電極31、ドレイン電極32が設けられている
。
互いに電気的に分離して設けられてたp型のソース、ド
レイン領域25.2[iと、これらソース、ドレイン領
域25・、26間のチャンネル領域を含む基板21表面
にゲート絶縁膜27を介して設けられたゲート電極28
とから構成されている。前記基板21上には、シリコン
膜酸化膜(Sl O□膜)29が被覆され、かつ前記ソ
ース、ドレイン領域25.2Bに対応する前記5102
膜29にはコンタクトホール30が開孔されている。前
記S10□膜29上には、前記コンタクトホール30を
通して前記ソース、ドレイン領域25.2Bに接続され
たソース電極31、ドレイン電極32が設けられている
。
前記強誘電体FET24は、前記絶縁膜23上に形成さ
れた例えば厚さ約50niのPtからなるゲート電極3
3と、このゲート電極33を含む前記絶縁膜23上に形
成された(100)方位のチタン酸バリウム(BaTI
Ol)からなる厚さ約lOμmの強誘電体薄膜34と、
この強誘電体薄膜34上に形成されたn型の二酸化スズ
からなる厚さ約100μmの半導体膜35とから構成さ
れている。なお、前記ゲート電極33はスパッタリング
によるpt薄膜の堆積、パターニングにより形成し、前
記強誘電体薄膜34は高周波スパッタリングによる(1
00)方位の厚さ約10μmのチタン酸バリウム薄膜の
堆積、バターニングにより形成した。また、前記半導体
膜35の両端部付近には厚さ約50n■のAuからなる
ソース電極36、ドレイン電極37がそれぞれ形成され
ている。前記ソース電極3B、 ドレイン電極37の
形成により、これら電極36.37間の前記半導体膜3
5部分にチャンネル領域が形成される。前記ソース電極
36は、前記絶縁膜23に開孔されたコンタクトホール
38をAして前記スイッチング用FET22に接続され
たドレイン電極32に接続されている。こうしたメモリ
セルにおいて、前記スイッチング用FET22のゲート
電極28を行選択線、ソース電極31を列選択線に夫々
接続することにより等価的に前述した第4図に示す回路
となる。
れた例えば厚さ約50niのPtからなるゲート電極3
3と、このゲート電極33を含む前記絶縁膜23上に形
成された(100)方位のチタン酸バリウム(BaTI
Ol)からなる厚さ約lOμmの強誘電体薄膜34と、
この強誘電体薄膜34上に形成されたn型の二酸化スズ
からなる厚さ約100μmの半導体膜35とから構成さ
れている。なお、前記ゲート電極33はスパッタリング
によるpt薄膜の堆積、パターニングにより形成し、前
記強誘電体薄膜34は高周波スパッタリングによる(1
00)方位の厚さ約10μmのチタン酸バリウム薄膜の
堆積、バターニングにより形成した。また、前記半導体
膜35の両端部付近には厚さ約50n■のAuからなる
ソース電極36、ドレイン電極37がそれぞれ形成され
ている。前記ソース電極3B、 ドレイン電極37の
形成により、これら電極36.37間の前記半導体膜3
5部分にチャンネル領域が形成される。前記ソース電極
36は、前記絶縁膜23に開孔されたコンタクトホール
38をAして前記スイッチング用FET22に接続され
たドレイン電極32に接続されている。こうしたメモリ
セルにおいて、前記スイッチング用FET22のゲート
電極28を行選択線、ソース電極31を列選択線に夫々
接続することにより等価的に前述した第4図に示す回路
となる。
上述した強誘電体メモリを構成する強誘電体FET24
のメモリ特性を第2図に示す。横軸は、ゲート・ソース
間の電圧(Vcs)、縦軸はドレイン・ソース間の抵抗
変化(ΔRos)である。この第2図より強誘電体FE
T24は、そのチタン酸バリウムからなる強誘電体薄膜
34のP−Eヒステリシスループの良好な角型性を反映
して、ドレイン・ソース間の抵抗変化特性も良好な角型
性を示す。
のメモリ特性を第2図に示す。横軸は、ゲート・ソース
間の電圧(Vcs)、縦軸はドレイン・ソース間の抵抗
変化(ΔRos)である。この第2図より強誘電体FE
T24は、そのチタン酸バリウムからなる強誘電体薄膜
34のP−Eヒステリシスループの良好な角型性を反映
して、ドレイン・ソース間の抵抗変化特性も良好な角型
性を示す。
即ち、ドレイン・ソース間の初期抵抗的7にΩに文寸し
て、ΔR(1)−+200〜300Ω、ΔR(0)−−
150〜250Ωとなる。また、抵抗変化が急峻に現れ
る電圧、つまり書き込み電圧、読みだし電圧のしきい値
(Vt )は7〜1.IVの範囲である。かかる強誘電
体FETを備えた強誘電体メモリの書き込み/読み出し
動作を以下に説明する。
て、ΔR(1)−+200〜300Ω、ΔR(0)−−
150〜250Ωとなる。また、抵抗変化が急峻に現れ
る電圧、つまり書き込み電圧、読みだし電圧のしきい値
(Vt )は7〜1.IVの範囲である。かかる強誘電
体FETを備えた強誘電体メモリの書き込み/読み出し
動作を以下に説明する。
前述した強誘電体FET24のメモリ特性が第2図にお
いてΔR(1)の状態を“1” ΔR(0)の状態を“
0“とじた場合、スイッチング用FET22のゲート電
極28に接続された列選択線及びソース電極31に接続
されれた行選択線(いずれも図示せず)を選択して該F
ET22をオンさせ、強誘電体FET24のゲート・ソ
ース間にVcs−−Vlを越える負電圧を印加すると、
第2図のP−Eヒステリシスループから1”が書き込ま
れる。一方、前記FET22を同様にオンさせ、強誘電
体FET24のゲート・ソース間にVas=+Vtを越
える正電圧を印加すると、第2図のP−Eヒステリシス
ループから′0”が書き込まれ、“1゛が消去される。
いてΔR(1)の状態を“1” ΔR(0)の状態を“
0“とじた場合、スイッチング用FET22のゲート電
極28に接続された列選択線及びソース電極31に接続
されれた行選択線(いずれも図示せず)を選択して該F
ET22をオンさせ、強誘電体FET24のゲート・ソ
ース間にVcs−−Vlを越える負電圧を印加すると、
第2図のP−Eヒステリシスループから1”が書き込ま
れる。一方、前記FET22を同様にオンさせ、強誘電
体FET24のゲート・ソース間にVas=+Vtを越
える正電圧を印加すると、第2図のP−Eヒステリシス
ループから′0”が書き込まれ、“1゛が消去される。
“0# “1″の状態は、強誘電体薄膜の残留分極に
よるもので、この状態は不揮発性に蓄えられる。
よるもので、この状態は不揮発性に蓄えられる。
スイッチング用FET22のゲート電極28に接続され
た列選択線及びソース電極31に接続されれた行選択線
(いずれも図示せず)を選択して該FET22をオンさ
せ、強誘電体FET24のドレイン・ソース間にしきい
値電圧以下の電圧を印加すると、記憶内容が破壊される
ことなく、“1°又は“Ooの情報がスイッチング用F
ET22通して行選択線から読み出される。即ち、強誘
電体FET24のソース、ドレイン領域間に大きな電流
が流れれば、“0#、小さな電流が流れれば“1“と識
別される。
た列選択線及びソース電極31に接続されれた行選択線
(いずれも図示せず)を選択して該FET22をオンさ
せ、強誘電体FET24のドレイン・ソース間にしきい
値電圧以下の電圧を印加すると、記憶内容が破壊される
ことなく、“1°又は“Ooの情報がスイッチング用F
ET22通して行選択線から読み出される。即ち、強誘
電体FET24のソース、ドレイン領域間に大きな電流
が流れれば、“0#、小さな電流が流れれば“1“と識
別される。
従って、本実施例の強誘電体メモリでは、絶縁膜28上
に強誘電体FET24を設けることによって、該強誘電
体FET24を大きな残留分極を有するチタン酸バリウ
ム(BaTiO2)などからなる強誘電体薄膜34をゲ
ート絶縁膜とした構造にすることができるため、書き込
みや消去ためのしきい値電圧を低くでき、高速書き込み
、高速消去が可能で、しかも書き込まれた情報(“0″
“1°)の判別性を向上できる。また、スイッチン
グ用FET22と強誘電体FET24が単結晶シリコン
基板21に絶縁膜28を介して積層して設けられている
ため、従来の強誘電体メモリに比べてメモリセル部の面
積を縮小でき、高集積度の強誘電体メモリを得ることが
できる。
に強誘電体FET24を設けることによって、該強誘電
体FET24を大きな残留分極を有するチタン酸バリウ
ム(BaTiO2)などからなる強誘電体薄膜34をゲ
ート絶縁膜とした構造にすることができるため、書き込
みや消去ためのしきい値電圧を低くでき、高速書き込み
、高速消去が可能で、しかも書き込まれた情報(“0″
“1°)の判別性を向上できる。また、スイッチン
グ用FET22と強誘電体FET24が単結晶シリコン
基板21に絶縁膜28を介して積層して設けられている
ため、従来の強誘電体メモリに比べてメモリセル部の面
積を縮小でき、高集積度の強誘電体メモリを得ることが
できる。
なお、上記実施例では半導体基板としてn型単結晶シリ
コン基板を用いたが、p型車結晶シリコン基板を用いて
も同様な効果を達成できる。
コン基板を用いたが、p型車結晶シリコン基板を用いて
も同様な効果を達成できる。
上記実施例では、スイッチング用FETと強誘電体FE
Tとを上下に絶縁分離するための絶縁膜として酸化マグ
ネシウム単結晶薄膜を用いたが、Al1203 、Mg
Ag304、zr 02等を用いてもよい。
Tとを上下に絶縁分離するための絶縁膜として酸化マグ
ネシウム単結晶薄膜を用いたが、Al1203 、Mg
Ag304、zr 02等を用いてもよい。
上記実施例では、強誘電体薄膜としてチタン酸バリウム
を用いたが、チタン酸ビスマス、ジルコン酸チタン酸鉛
、PLZT等を用いてもよい。
を用いたが、チタン酸ビスマス、ジルコン酸チタン酸鉛
、PLZT等を用いてもよい。
上記実施例では、半導体膜としてn型二酸化スズを用い
たが、テルル、硫化カドミウム、セレン化カドミウム等
を用いてもよい。
たが、テルル、硫化カドミウム、セレン化カドミウム等
を用いてもよい。
[発明の効果コ
以上詳述した如く、本発明の強誘電体メモリによれば高
速書込み、高速消去が可能で、かつしきい値電圧を低く
できることは勿論、“1”“0“の状態に対してドレイ
ン・ソース間の抵抗が大きく変化する強誘電体薄膜を用
いることを可能として書き込まれた情報の判別性を向上
でき、更に高集積化を達成できる等顕著な効果を奏する
。
速書込み、高速消去が可能で、かつしきい値電圧を低く
できることは勿論、“1”“0“の状態に対してドレイ
ン・ソース間の抵抗が大きく変化する強誘電体薄膜を用
いることを可能として書き込まれた情報の判別性を向上
でき、更に高集積化を達成できる等顕著な効果を奏する
。
第1図は本発明の実施例における強誘電体メモリの要部
断面図、第2図は本実施例の強誘電体メモリにおける強
誘電体FETのメモリ特性図、第3図は従来の強誘電体
メモリを示す要部断面図、第4図は強誘電体メモリのメ
モリセルを等価的に示す回路図、第5図は強誘電体の理
想的な角型のP−Eヒステリシス特性図である。 21 ・・・n型単結晶シリコン基板、22・・・ス
イッチング用FET、23・・・絶縁膜、24・・・強
誘電体FET。 25・・・ソース頭載、26・・・ドレイン領域、27
・・・ゲート酸化膜、28.33・・・ゲート電極、a
t、 ae・・・ソース電極、32.37・・・ドレイ
ン電極、34・・・強誘電体薄膜、35・・・半導体膜
。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
断面図、第2図は本実施例の強誘電体メモリにおける強
誘電体FETのメモリ特性図、第3図は従来の強誘電体
メモリを示す要部断面図、第4図は強誘電体メモリのメ
モリセルを等価的に示す回路図、第5図は強誘電体の理
想的な角型のP−Eヒステリシス特性図である。 21 ・・・n型単結晶シリコン基板、22・・・ス
イッチング用FET、23・・・絶縁膜、24・・・強
誘電体FET。 25・・・ソース頭載、26・・・ドレイン領域、27
・・・ゲート酸化膜、28.33・・・ゲート電極、a
t、 ae・・・ソース電極、32.37・・・ドレイ
ン電極、34・・・強誘電体薄膜、35・・・半導体膜
。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (1)
- 一導電型の半導体基板表面に設けられたスイッチング用
電界効果トランジスタと、このトランジスタを含む前記
基板上に設けられた絶縁膜と、この絶縁膜上に設けられ
た強誘電体電界効果トランジスタとを具備し、前記強誘
電体電界効果トランジスタは前記絶縁膜上に形成された
ゲート電極と、このゲート電極上に少なくとも被覆され
た強誘電体薄膜と、少なくとも前記ゲート電極に対応す
る前記強誘電体薄膜上に被覆された半導体膜と、この半
導体膜に所定長さのチャンネル領域が形成するように接
続されたソース、ドレイン電極とから構成され、かつ前
記ソース、ドレイン電極のいずれか一方の電極を前記絶
縁膜に開孔したコンタクトホールを通して前記スイッチ
ング用電界効果トランジスタに接続されたソース電極又
はドレイン電極に接続したことを特徴とする強誘電体メ
モリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1083514A JPH02263386A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 強誘電体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1083514A JPH02263386A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 強誘電体メモリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02263386A true JPH02263386A (ja) | 1990-10-26 |
Family
ID=13804595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1083514A Pending JPH02263386A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 強誘電体メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02263386A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5453952A (en) * | 1991-04-23 | 1995-09-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device having peripheral circuit formed of TFT (thin film transistor) |
US5563081A (en) * | 1992-03-23 | 1996-10-08 | Rohm Co., Inc. | Method for making a nonvolatile memory device utilizing a field effect transistor having a ferroelectric gate film |
JP2006253381A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Seiko Epson Corp | 有機強誘電体メモリおよびその製造方法 |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1083514A patent/JPH02263386A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5453952A (en) * | 1991-04-23 | 1995-09-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device having peripheral circuit formed of TFT (thin film transistor) |
US5563081A (en) * | 1992-03-23 | 1996-10-08 | Rohm Co., Inc. | Method for making a nonvolatile memory device utilizing a field effect transistor having a ferroelectric gate film |
JP2006253381A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Seiko Epson Corp | 有機強誘電体メモリおよびその製造方法 |
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