JPH02261643A - 突板張り金属部材の製造方法 - Google Patents
突板張り金属部材の製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、アルミニウム板、鋼板等の金属板の表面に突
板を張り合わせた突板張り金属板を絞り加工等の三次元
加工を施した突板張り金属部材の製造方法に関する。
板を張り合わせた突板張り金属板を絞り加工等の三次元
加工を施した突板張り金属部材の製造方法に関する。
〈従来の技術〉
鋼板等の金属板の表面に突板を張り合わせた突板張り化
粧板が、室内の内装用の難燃化粧材として用いられてい
た。この化粧材は、平面として使用していたの後加工の
問題はなかった。
粧板が、室内の内装用の難燃化粧材として用いられてい
た。この化粧材は、平面として使用していたの後加工の
問題はなかった。
一方、近年、前記化粧材を自動車や各mm器の内装材や
外装材として用いられるようになってきた。これら内装
材や外装材として用いるためには、前記突板張り化粧板
を折り曲げや絞り等の三次元加工を施さなければならな
かった。
外装材として用いられるようになってきた。これら内装
材や外装材として用いるためには、前記突板張り化粧板
を折り曲げや絞り等の三次元加工を施さなければならな
かった。
しかし、突板張り金属板は、繊維方向と直角方向の折り
曲げや絞り加工等の三次元加工に耐えることができなか
ったため、三次元加工を施す必要がある内装材や外装材
として用いられ難いものであった・ また、三次元形状の化粧材としては、予め三次元形状に
作製した基材表面に手作業により突仮を貼り合わせて製
造する方法(特開昭63−193833号公報参照)
予め突仮に水分を含ませたて、接着荊を介して金属板と
貼り2合わせた後、三次元加工を施す方法(特開昭49
−103969号公報)が知られている。
曲げや絞り加工等の三次元加工に耐えることができなか
ったため、三次元加工を施す必要がある内装材や外装材
として用いられ難いものであった・ また、三次元形状の化粧材としては、予め三次元形状に
作製した基材表面に手作業により突仮を貼り合わせて製
造する方法(特開昭63−193833号公報参照)
予め突仮に水分を含ませたて、接着荊を介して金属板と
貼り2合わせた後、三次元加工を施す方法(特開昭49
−103969号公報)が知られている。
しかしながら、前記方法による三次元形杖を有する突板
貼り金属部材の製造は、極めて能率が悪<、量産には不
向きであった。
貼り金属部材の製造は、極めて能率が悪<、量産には不
向きであった。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明の目的は、突板張り金属板を効率よく三次元加工
を施すことができ、しかも突板が割れたりすることがな
い突板張り金属部材を得る製造方法を提供することであ
る。
を施すことができ、しかも突板が割れたりすることがな
い突板張り金属部材を得る製造方法を提供することであ
る。
〈課題を解決するための手段〉
本発明は、裏面に不織布を貼り合わせた突板を接着剤を
介して金属板に一体化した突板貼り金属板を三次元加工
して金属部材を製造する方法において、突板の不織布側
と金属板の表面に水性接着剤を塗布し、半乾燥状態とし
た後、突板と金属板とを一体化し、不織布に接着剤の水
分を浸透させた状態で、全体を90”C以上、150℃
以下の加熱後、直ちに前記温度と同じ温度に加熱した金
型により三次元加工を行ない、次に水分を乾燥除去する
ことを特徴とする突板貼り金属部材の製造方法である。
介して金属板に一体化した突板貼り金属板を三次元加工
して金属部材を製造する方法において、突板の不織布側
と金属板の表面に水性接着剤を塗布し、半乾燥状態とし
た後、突板と金属板とを一体化し、不織布に接着剤の水
分を浸透させた状態で、全体を90”C以上、150℃
以下の加熱後、直ちに前記温度と同じ温度に加熱した金
型により三次元加工を行ない、次に水分を乾燥除去する
ことを特徴とする突板貼り金属部材の製造方法である。
次に本発明について詳細に説明する。
第1図は、本発明の金属部材の製造に用いる突板貼り金
属板の断面図で、1は金属板、6は裏面に不織布5を貼
り合わせた突板で、金属板1と不織布5にそれぞれ水性
接着剤からなる接着剤層2.3を設け、一体化してなる
ものである。
属板の断面図で、1は金属板、6は裏面に不織布5を貼
り合わせた突板で、金属板1と不織布5にそれぞれ水性
接着剤からなる接着剤層2.3を設け、一体化してなる
ものである。
ここで、金属板1は、アルミニウム板、または鋼板が一
般的に使用でき、アルミニウム板の場合は、成形性の良
好なJIS1000系、5000系が適当で、剛性が必
要な場合は、前記s o o o”kのものが好ましい
。
般的に使用でき、アルミニウム板の場合は、成形性の良
好なJIS1000系、5000系が適当で、剛性が必
要な場合は、前記s o o o”kのものが好ましい
。
また、鋼板の場合は、防錆の目的で亜鉛メツキを施した
り、予め、脱脂処理、化成処理を施したり、ブライマー
塗布等の下地処理を施してもよい。
り、予め、脱脂処理、化成処理を施したり、ブライマー
塗布等の下地処理を施してもよい。
この金属板の材質は、三次元加工程度に応じて適当な材
質を選択すればよい。
質を選択すればよい。
接着剤層2.3に用いる接着剤は、突板、不織布、及び
金属板との接着性が良好で、かつ柔軟性を失わない性質
のもので、酢酸ビニルエマルジッン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジ町ン、アクリルエマルジョン、合
成ゴムラテックス、ウレタンエマルジッン、エポキシエ
マルジョン等の水性エマルジョン、ラテックス系の水性
接着剤、および尿素ホルムアルデヒド、フェノールホル
ムアルデヒド、メラミン等の水性接着剤、でんぷん、カ
ゼイン等の天然高分子からなる水性接着剤のいずれも使
用可能であるが、水性エマルジョンからなる接着剤が初
期粘着性、作業性、半乾燥状態での接着力が優れ、特に
好ましい。
金属板との接着性が良好で、かつ柔軟性を失わない性質
のもので、酢酸ビニルエマルジッン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジ町ン、アクリルエマルジョン、合
成ゴムラテックス、ウレタンエマルジッン、エポキシエ
マルジョン等の水性エマルジョン、ラテックス系の水性
接着剤、および尿素ホルムアルデヒド、フェノールホル
ムアルデヒド、メラミン等の水性接着剤、でんぷん、カ
ゼイン等の天然高分子からなる水性接着剤のいずれも使
用可能であるが、水性エマルジョンからなる接着剤が初
期粘着性、作業性、半乾燥状態での接着力が優れ、特に
好ましい。
不織布5は、ビニロン系不織布、ポリエステル系不繊布
が用いられ、坪量が30〜60g/rrfの範囲が好ま
しい0坪量が60g/rrrを超えた不織布を用いると
三次元加工時に割れが生じやすいので好ましくない。
が用いられ、坪量が30〜60g/rrfの範囲が好ま
しい0坪量が60g/rrrを超えた不織布を用いると
三次元加工時に割れが生じやすいので好ましくない。
突板6は、0.05〜0.2閣の厚さに天然木をスライ
スしたものを用いる。
スしたものを用いる。
次に製造方法について説明する。
まず、裏面に不織布5を接着剤により貼り合わせた突板
6の前記不織布5に水性接着剤を塗布し、接着剤層3を
形成すると共に、金属板1の表面にも同様の接着剤層2
を形成する。
6の前記不織布5に水性接着剤を塗布し、接着剤層3を
形成すると共に、金属板1の表面にも同様の接着剤層2
を形成する。
次に、前記接着剤層2.3の水分を蒸発させ、手乾燥状
態とし、突板6の不織布5面と金属板1とを重ね合せ、
加圧接着する。
態とし、突板6の不織布5面と金属板1とを重ね合せ、
加圧接着する。
そして、前記金属板全体を90℃以上、150”Cの温
度に加熱した後、同じ温度に加熱した金型を用い三次元
プレス、絞り加工等の三次元加工を行ない、突板張り金
属部材を製造する。
度に加熱した後、同じ温度に加熱した金型を用い三次元
プレス、絞り加工等の三次元加工を行ない、突板張り金
属部材を製造する。
このとき、金型で三次元加工は、3〜10kgf/cd
(製品圧力)の条件で行なうことが適当である。
(製品圧力)の条件で行なうことが適当である。
〈作用〉
突板と金属板を貼り合わせる際、水性接着剤を用いてい
るので、接着剤の水分が突仮に浸透し、しかも三次元加
工時に90°以上、150℃以下の温度に加熱して行な
うので、突板の木材組機が柔軟となり、絞り加工等の三
次元加工を行っても突仮に割れが発生するのを防止する
ことができる。
るので、接着剤の水分が突仮に浸透し、しかも三次元加
工時に90°以上、150℃以下の温度に加熱して行な
うので、突板の木材組機が柔軟となり、絞り加工等の三
次元加工を行っても突仮に割れが発生するのを防止する
ことができる。
〈実施例〉
裏面に二液変性酢酸ビニル樹脂系接着剤を介してビニロ
ン系不織布を貼り合わせた、厚さ0.2 tmの機械的
柔軟処理を施したローズウッド突板を片面をサンディン
グにより粗面化処理をした厚さ0゜6−のアルミニウム
板に貼り合せ、一体化した。
ン系不織布を貼り合わせた、厚さ0.2 tmの機械的
柔軟処理を施したローズウッド突板を片面をサンディン
グにより粗面化処理をした厚さ0゜6−のアルミニウム
板に貼り合せ、一体化した。
この貼り合せには、不織布およびアルミニウム板表面に
は、それぞれエチレン−酢酸ビニル共重合体水性エマル
ジッン接着剤を50g/ rrf塗布し、接着剤層を設
け、該接着剤層が、乳白色から透明に変わる半乾燥状態
とした後、製品面圧が5 kgf/cjの圧力で、加ニ
ブラスし、一体化する。
は、それぞれエチレン−酢酸ビニル共重合体水性エマル
ジッン接着剤を50g/ rrf塗布し、接着剤層を設
け、該接着剤層が、乳白色から透明に変わる半乾燥状態
とした後、製品面圧が5 kgf/cjの圧力で、加ニ
ブラスし、一体化する。
次に金属板全体を110℃に加熱した後、同じ温度に加
熱した金型を用い、製品面圧が100kgf/ cjの
圧力でプレス絞り加工を行なった。
熱した金型を用い、製品面圧が100kgf/ cjの
圧力でプレス絞り加工を行なった。
その結果、曲げ角度が180 ” 、曲率半径が3rm
の折り曲げ加工、深さ10閣、曲率半径5mmの絞り加
工を行っても、突仮に割れが生じなかった。
の折り曲げ加工、深さ10閣、曲率半径5mmの絞り加
工を行っても、突仮に割れが生じなかった。
く比較例〉
突板張り金属板を加熱しないほかは、実施例と同様の条
件でプレス絞り加工を行った。
件でプレス絞り加工を行った。
その結果、曲げ角度が180、曲率半径が3−の折り曲
げ加工、深さ10■、曲率半径5mの絞り加工を行った
ところ、突仮に割れが生じた。
げ加工、深さ10■、曲率半径5mの絞り加工を行った
ところ、突仮に割れが生じた。
〈発明の効果〉
本発明は、以上のようにして三次元加工を施した突板張
り金属部材を製造するにあたって、予め突板を金属板に
張り合わせて、平板状の突板張り金属板を作成し、その
後折り曲げ、絞り加工等の三次元加工を施すことができ
るので、製造工程を簡略化することができる。
り金属部材を製造するにあたって、予め突板を金属板に
張り合わせて、平板状の突板張り金属板を作成し、その
後折り曲げ、絞り加工等の三次元加工を施すことができ
るので、製造工程を簡略化することができる。
また、貼り合せに水性接着剤を用い、突仮に浸透した水
分が乾燥除去される前に、折り曲げ、絞り加工の三次元
加工を施すので、加工時の突板の割れが生じないばかり
でなく、突板を金属板に接着した後の、乾燥、養生等の
工程が省略されるため、さらに工程が簡単化でき、量産
に適した方法である。
分が乾燥除去される前に、折り曲げ、絞り加工の三次元
加工を施すので、加工時の突板の割れが生じないばかり
でなく、突板を金属板に接着した後の、乾燥、養生等の
工程が省略されるため、さらに工程が簡単化でき、量産
に適した方法である。
第1図は、本発明の製造方法に用いる突板張り金属板の
断面図である。 l・・・金属板 2.3・・・接着層5・・・不
織布 6・・・突板時 許 出 願
人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫 第1図
断面図である。 l・・・金属板 2.3・・・接着層5・・・不
織布 6・・・突板時 許 出 願
人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫 第1図
Claims (1)
- (1)裏面に不織布を貼り合わせた突板を接着剤を介し
て金属板に一体化した突板張り金属板を三次元加工して
金属部材を製造する方法において、突板の不織布側と金
属板の表面に水性接着剤を塗布し、半乾燥状態とした後
、突板と金属板とを一体化し、不織布に接着剤の水分を
浸透させた状態で、全体を90℃以上、150℃以下に
加熱後、直ちに前記温度と同じ温度に加熱した金型によ
り三次元加工を行ない、次に水分を乾燥除去することを
特徴とする突板張り金属部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1082891A JPH02261643A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 突板張り金属部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1082891A JPH02261643A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 突板張り金属部材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02261643A true JPH02261643A (ja) | 1990-10-24 |
Family
ID=13786899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1082891A Pending JPH02261643A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 突板張り金属部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02261643A (ja) |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1082891A patent/JPH02261643A/ja active Pending
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