JPH02259112A - SiO↓2とZrO↓2を基材とするセラミックファイバーおよびその製造法 - Google Patents

SiO↓2とZrO↓2を基材とするセラミックファイバーおよびその製造法

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JPH02259112A
JPH02259112A JP2035966A JP3596690A JPH02259112A JP H02259112 A JPH02259112 A JP H02259112A JP 2035966 A JP2035966 A JP 2035966A JP 3596690 A JP3596690 A JP 3596690A JP H02259112 A JPH02259112 A JP H02259112A
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Umberto Brenna
ウンベルト ブレンナ
Felice Gianmarco Del
ジァンマルコ デル フェリス
Giovanni Carturan
ジオヴァンニ カルチュラン
Mirto Mozzon
ミルト モッツォン
Maschio Roberto Dal
ロベルト デル マッシオ
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/62227Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres
    • C04B35/62231Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres based on oxide ceramics
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
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    • C04B35/62227Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres
    • C04B35/62231Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products obtaining fibres based on oxide ceramics
    • C04B35/6225Fibres based on zirconium oxide, e.g. zirconates such as PZT
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明はSiO2と7. r O□を基材とするセラミ
ックファイバーに関する。本発明はさらに該セラミック
ファイバーを製造する方法に関するものである。
さらに詳細に述へるならば、本発明の利用分野はZrO
2とSi02を基材とするセラミックファイバーの製造
法に関係し、その方法はつきの諸段β皆からなる。すな
わち、 a)化学式(1)の化合物と、 7、r (OR4)、I       (I )たたし
R+ はアルキル基またはアリール基を表す、 化学式(It )の化合物と、 Si(OR2)4(+1 ) ただしR2はアルキル基またはフリ ル基を表す、 有m溶媒および酸から溶液を調製し、好ましくはOない
し100℃の温度に保ち、加水分解を行ない、続いて化
学式(I)の化合物および化学式(II )の化合物を
重合させる段階 b)上記の(a)段階て得られた溶液を繊維に引き伸ば
す段階;および C)上記の(b)段階で得られたファイバーを加熱して
正方晶系7r02を結晶させる段階。
本発明によって製造されたセラミ・ンクフイパーは高温
への抵抗性か高く、特にZrO2の相対ゝ、的パーセン
トが大のときに抵抗性が高いので、広い利用範囲を持っ
ている。特に該ファイバーは高温で注目すべき力学的性
質をもつのて、これを強化材料として、たとえば金属材
料の鋳物、特にアルミニウム軽合金の鋳型に埋め込んた
り、または合成制料の基本材としてセラミック母材とと
もに用いることか可能である。
例をあげると、該ファイバーはまた触媒物の製造に用い
ることができる。
上記は本発明の工業上の主な利用分野を要約したもので
あるか、該分野は発明の範囲を限定するものではない。
なぜならは、特に本発明の方法および得られたセラミッ
クファイバーは高温に耐えるように加工されたセラミッ
クファイバーが結局は上記の段階(a)、(b)および
(c)と同じになる一つの方法によって、他の同様の分
野で有利に用いられ得るからである。
[従来の技術] この種の方法は既知のものであり、たとえばジャーナル
・才ブ・マテリアルズ・サイエンス(オΔ料科学誌) 
、  15 (’1980) 、 1765−1771
に記されている。
しかし、既知の方法は問題をいくつか惹起している。第
一にそれらの方法では進行か極めて遅く、特に加水分解
段階で遅くて、空気に曝される溶液は空気中の湿気を吸
収することになる。1日ないし12日という長い時間が
実際に必要である。化学式(I)の化合物と化学式(I
I )の化合物の重合を引き起こす加水分解の条件はも
うほとんと繰り返しはできないし、実際上、工業的製造
には適していない。
化学式(I)の化合物の濃度が比較的高いときには、そ
れに対応する水和酸化物が沈殿しやすく、そのため重合
反応には用いられなくなる。水はこの沈殿生成の傾向を
助長するので、水の添加は特に致命的である。
本発明の分野て既知の他の方法がジャーナル・オブ・ノ
ンクリスタリン・ソリッヅ(非結晶固体誌) 、100
(1988)、142−153に記載されている。この
方法は、高粘度に至る二ニーl・ニアン粘性挙動を維持
する溶液のみから糸を引くことができるということ教え
てくれる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明のために、 ニュートニアン粘性挙動″という術
語か流体の流速か変わっても粘度が事実上一定であると
いう挙動を示すのに使われている。°°非ニュートニア
ン粘性挙動パという術語は粘度測定のあいたに流体の流
速が早くなると粘度が明らかに変化するという挙動を示
すものである。既知の方法では糸引き過程の重要な要素
、すなわち粘度の増大、を適当に制御することができな
い。段階(a)のあいだ、水を加えているあいだは事実
粘度かしだいに増大し、糸引きには低すぎる粘度の値が
ら出発して、反対に過大な値に達する傾向がある。低す
ぎる粘度では、溶液から糸を引くとき糸が切れる傾向が
あり、他方粘度が高すぎると出糸突起やポンプの中にゲ
ルや固まりを生ずる原因になる。それゆえ、この段階で
は粘度が次第に大にならないように制御して糸引きに最
適の粘度条件を維持するのが重要である。
[課題を解決するための手段] 従って本発明のねらいは糸引ぎ用の出発溶液中にZrO
2の沈殿を生成することなく高ZrO2含量のセラミッ
クファイバーを製造しつる方法て上述の不利益を克服す
ることである。
本発明の一つの目的は標準条件下で繰り返し行なってい
つも同じ結果が得られるような方法を提供することであ
る。
本発明のもう一つの目的は工業的製造にふされしく工程
時間を極度に短縮することである。
木発明がさらに目的とするのは、温度が急速に変化して
も完全に安定であり、また1500℃、望ましくは12
00℃、までの温度に耐えるのに適したセラミックファ
イバーを提供することである。
工業規模の糸引き機械を使って実行できる方法を提供す
るのも木発明の目的の−っである。
本出願人はいま気付いて驚いているのであるが、そして
これが本発明の最初の視点であるのだが、上述のセラミ
ックファイバーはつぎの諸段階を含む方法によって得る
ことが可能である。すなわちこの方法は・ a)化学式(I)の化合物と、 Zr (OR1)<       (I )ただしR1
はアルキル基またはアリー ル基を表す、 化学式(11)の化合物と、 St (OR2) 4(IT ) ただしR2はアルキル基またはアリー ル基を表す、 有機溶媒および酸から溶液を調製し、好ましくはOない
し100℃の温度に保ち、加水分解を行ない、続いて化
学式(I)の化合物および化学式(II)の化合物を重
合させる段階; b)上記の(a)段階で得られた溶液を繊維に引き伸ば
す段階;および C)上記の(、b)段階で得られたファイバーを加熱し
て正方晶系ZrO2を結晶させる段階 からなる方法であって、該段階(a)中で該溶液の1単
位に対して毎時重量で0.001ないし0.5単位の量
の蒸気相の水を加え、つぎの(b)段階で繊維に引き伸
ばすのに適した粘度に到達させ、そのときSin2とZ
rO2の重量比が99と0.7の間にあるようにするこ
とを特徴とする製法である。
溶液に加える蒸気相の水の量は溶液1単位に対して重量
毎時0.01ないし0.3単位であるのが望ましい。さ
らに望ましくは、溶液の1単位に対して水を毎時0.0
37ないし0.15単位を加えることである。
蒸気相の水は不活性ガス、たとえば窒素、の気流で薄め
、蒸気の段・階(a)で溶液中にブクブク通じるのがよ
い。
本発明の他の態様では、上記のセラミックファイバーを
次の諸段階からなる工程で製造することが可能である。
すなわち、 a)化学式(I)の化合物と、 Zr (OR1)4(I ) ただしR1はアルキル基またはアリー ル基を表す、 化学式(11)の化合物と、 Si (OR2)4(II ) たたしR2はアルキル基またはアリー ル基を表す、 有機溶媒および酸から溶液を調製し、好ましくは0ない
し100℃の温度に保ち、加水分解を行ない、続いて化
学式(I)の化合物および化学式(II )の化合物を
重合させる段階; b)上記の(a)段階で得られた溶液を繊維に引き伸ば
す段階、および C)上記の(b)段階で得られたファイバを加熱して正
方晶系ZrO2を結晶させる段階 の諸段階であって、段階(1〕)で糸引きされる溶液は
非ニュートニアン粘性挙動を示す溶液であり、SiO2
とZrO2とZrO2の比が重量比で99ないし0.7
であるン容液である。
糸引きに適した粘性のある溶液は高粘度および低粘度の
ときに非ニュートニアン粘性挙動なするものが望ましい
。特に、非二ニー1−ニアン溶液か良好な糸引き特性を
もつことかこれまでに観察されている。
さらに望ましいのは、粘性測定のあいた流体の流速か減
少するにつれて粘度が著しく減少することである。
有機溶媒として(J極性の好プロトン性または非プロト
ン性溶媒か望ましい。有機溶媒中のアルコキシドの?a
度は05ないし5Mとする。
特に、Zr(IV)のモル濃度は05ないし3Mとする
。Si (OR)40モル濃度は1ないし5Mとする。
溶媒はつぎの中から1ないし2を選ぶのが望ましい、エ
タノール、メタノール、ブタノール、テトラヒドロフラ
ン、アエトン、およびジメチルポルムアミド。
溶媒の選択は糸引ぎしたファイバーの形と断面に影響す
る。特に蒸気圧の低い溶媒を選ぶと円柱形のファイバー
かできやすい。
段階(b)で糸引きに適した粘度は02ないし100P
asが望ましく、さらに1ないし20 Pasか望まし
い。0.2PaSの粘度は0.5ないし3.5分て、ま
た100Pasの粘度には05ないし3時間で到達され
る。
糸引きに適した粘度はつきに示す加水分解用の水を加え
るのかよい すなわち全アルコキシドに対するI(20
の比かモル比て1ないし4、望ましくは15ないし3に
なる量の水である。
本発明の望ましい実施例によれは、段階(a)において
化学式(III)で表される化合物を溶液に加えること
によって粘度の増大を大きく制御することが可能である
Si (R4) 2 (OR5)2     (Ill
 )ここにR4とR5はアルキル基を表 す。
化学式IIIの化合物はモル濃度て1o−3ないし10
−2Mになるように溶液に加えるのか望ましい。濃度を
犬にしても粘度制御の有効性を増す結果にはならない。
溶液の安定性を増すため、特に化学式(T)の化合物が
比較的大量に存在するときには、段階(a)の溶液に蒸
気相の水を加えるまえにキレート試剤を加えるのが望ま
しい。該キレート試剤は二官能性の化合物であってベー
タ・ジケトン化合物、例としてはアセデルアセトン、か
望ましい。
該キレート試剤は化学式(I)で表される該化合物の1
モルあたり01ないし15モル、望ましくは0.3ない
し08モル、さらに望ましくは0.5ないし0.7モル
、の量を加えるのがよい 糸引き段1a(b )のあいた、出糸突起の段面と糸巻
取り速度を制御してファイバーの直径を制御することが
てきる。出糸突起の直径は0.08ないし0.8 mm
、ざらに望ましくは02ないし0.6 mm、が望まし
い。
溶媒の蒸発を容易にするために出糸突起の下に80ない
し200℃に加熱した後管を設置するのがよい。
得られるファイバーの平均値は5ないし150マイクロ
メートルである。
断面が円柱形のファイバーを得るためには糸引き段階(
b)を湿気を断った状態で、たとえば不活性ガス雰囲気
の中で行なうのがさらに望ましい。
ファイバーを作ったのち、そのファイバーをたとえば2
50℃の温度で乾燥して溶媒を完全に除く。乾燥時間は
1ないし5時間であるのが望ましい。
さらに驚くべき発見は、上述の段階(b)で得られたフ
ァイバーを段階(c)に移るまえに液相または蒸気相で
水処理をすると、最終製品が淡色になり、炭素の残存物
がなくなることである。このことは美的見地から、およ
び最終製品の力学的性質に関して特に有利な点である。
水処理は60ないし250℃の温度で行なうのがよく、
もしそれに先立って80ないし180℃、より望ましく
は130ないし170℃、の温度で熱安定処理を行なう
ととくに有利である。該熱安定処理は100ないし10
00分間続けるのが望ましい。
このように、糸引き後、多分熱安定処理と水処理をした
てあろうが、こうして作ったファイバーはゲル形であり
また無定形である。この形ではファイバーの引張強さは
、その直径によフて異なるが、200ないし800MP
a5である。特に直径が減小するにつれて引張強さは増
大する。
加熱段階(c)てはファイバーを1500℃、望ましく
は1200℃、の最高温度まで加熱する。この加熱は例
えば毎分30℃の加熱速度で行なわれる。この加熱処理
のあいだ、ファイバーには結晶化が起り、その結果12
00℃まで加熱されるときに正方晶系相のZrO2微結
晶が生成し、それが無定形のSi02に取巻かれ、12
00℃以上に加熱が進むと、Si02はアルファ・クリ
ストバライト相の微結晶になる。正方晶系相のZrO2
微結晶は平均の大きさは600A以下、望ましくは40
0A以下である。平均の大きさ300A以下が実現され
ている。
該正方晶系の相は安定であって、1200℃まで加熱し
ついて一50℃まで冷却する熱サイクルを10回繰り返
したあとでも正方晶系Zr(hから単斜晶系ZrO2へ
の相変化を起こすことかどんな場合にも認められた。こ
のことは本ファイバーの機械的性質の安定性を保証する
もので特に重要なことである。
ファイバーを1500℃の温度まで加熱するとS【0□
が結晶化によりクリストバライトになるが、Zr(h相
の相変化は認められない。
この結果は本方法の段階(a)のあいたに起こる加水分
解の直接の結果である。
段階(b)の最後で得られるセラミックファイバーは0
.01ないし0.15mmの直径となることができ、段
階(c)の最後ては0.005ないし0.1 mmの直
径となり得る。
本発明のこれ以外の特徴や利点は、5つの実施例の記載
から明白になる;これらの実施例は添付図面を参考とし
て以下に示しであるが、それらは本発明を制御するもの
ではない。
[実 施 例] 実施例 1 高温に抵抗力があり特に熱絶縁に有用なシリカ−ジルコ
ニアのファイバーの製造は次の3段階からなる:加水分
解により溶液中の金属アルコキシドの濃度を犬にする、
ファイバーの糸弓きと安定化、および糸引きしたファイ
バーを加熱して製品に転換するの3段階である。
次の組成をもつ溶液を調製した。
St (OEt) 4        58.2  g
Zr(OPr)419.6  g 無水アルコール     29.1  g発煙硝酸  
      2m又 室温で調製した均一溶液を撹拌し、80℃で3時間還流
した。つぎに溶液を1oo mlのフラスコに移し、撹
拌しながら、85℃の水を入れた容器に繋がるパイプか
ら蒸気をブクブクと通じた。窒素気流(150ml/分
)で水蒸気を8時間通して計13.65 mlの820
を溶液中に移した。このとき溶液の粘度はI PaSで
あり、ファイバーの糸引ぎが可能になった。第9図は溶
液の粘度を時間の関数として示している。
ファイバーは0.3 mmの穴をもつ出糸突起から押出
して得られ、加圧は2.5atmであった。上記の値よ
り狭い直径の出口はすぐに詰まってしまった。
連続したファイバーを押出して巻取ることかてきた。ロ
ール」二のファイバーは120℃のオートクレーブ中で
6時間水蒸気で加水分解した。
ファイバーは200℃で2時間乾燥し、つきに600℃
でさらに2時間加熱して溶媒と有機基の残りをほぼ完全
に除去した。
ファイバーを600℃から1200℃まで50℃/分の
速度で加熱し、この温度を15分間保ったのち室温空気
中で冷却した。これらの実験条件は正方晶系のジルコニ
アの結晶化を起こし、方シリカは第1図及び第2図に示
しかつ前に述へたように無定形のまま残すのに十分であ
った。
第1図はこの加熱による結晶化の挙動をX線回折スペク
トルで示して図示するものである。
特に曲線■は正方品系Z r O、、の分離が500℃
の温度で始まり900℃まで続くことを示している。
特に、この図は事実上無定形相のみ存在する500℃の
温度を通過して、正方晶系のZrO2の微結晶が分離す
る温度の1000℃で曲線2へ移っている。1500℃
の温度到達に相当する曲線3は正方晶系ZrO2とアル
ファ・クリストバライトSin2をボしている。
加熱中にファイバーは約40%たり直径か減少する。
最終物質は緻密な構造を示している。得られたファイバ
ーの密度は1200℃で2.81 g / cu、 c
m(20% ZrO2−80%Sin2の理論的密度は
298g/cu、cmである)。予め1200℃に加熱
したファイバーを焼結した物質の熱膨張係数は温度範囲
100−900℃では4 X 10−6℃−1であり(
第6図);第7図は予め1500°Cに加熱したファイ
バーの熱膨張を示している。表1は種々の温度に加熱さ
れた試料表面積の変化を示すものである。
表  1 温度 ℃    比表面flJtm2/G(BET、/
N2) 200         18.229800    
      6.9921200          
5.011種々の温度で種々の時間加熱されたファイバ
ーの機械的性質を計算した。この物質は第3図、第4図
及び第5図の傾向のようにファイバーの直径と加熱操作
に依存する強度を示している。
特に第3図は1200 ”Cで15分間加熱されたファ
イバーに関するものである。第4図は加水分解されただ
けのファイバーに関する。第5図ハ900℃て30分間
加熱されたファイバーに関するものである。
実施例 2 次のものが室温て250 mlのフラスコ中で混合され
た St (OEt)、+            29.
1  gZr(OPr14            9
.8   gブチルアルコール    13.4g 濃硝酸         1 1 本溶液は2時間還流と撹拌を行なった。
この溶液を室温に冷却後、すでに実施例1にボしたよう
に、反応に必要な全量2mNの水を加えた。蒸気処理の
最後でDMDES[ジメチルジェトキシシラン(Si 
(Me) 2 (OEt) 2) ] を112.8m
を加えた:この溶液の粘度か時間とともに増加するのを
第8図にプロットしである。同じ図に比較のために添加
物なしの同様のカーブが描かれている。
触媒量のDMDESはそれゆえに流動学的によりよく溶
液を制御するものである。
この粘性のあるゾルから調製されたファイバーは、すて
に実施例1に示されているように、同じゾルから添加物
なしに調製されたものと同じ機械的、形態学的性質を示
す。
実施例 3 次の組成の溶液を調製した Si(OEt)414.55 g Zr(OPr)4’         4.8  gn
−ブチルアルコール  6.7  g濃硝酸     
    0.5  gこの溶液を3時間還流したのち、
すてに実施例1に示した方法に従って水蒸気と反応させ
た(加えた水は合計で0.9 ml)。
この点で粘度は1.5Pasであった。第10図は粘度
の挙動を溶液の流速の関数として示している。流速が増
大すると粘度はその10倍減少する。次に、窒素気流の
下、雰囲気を制御された室内でこの溶液を押出して、湿
気のない環境でファイバーを製造する。
実施例1の熱処理ののち、製品として得られたファイバ
ーは実施例1のものと類似の力学的性質をもっている。
実施例 4(比較例) 本実施例はシリカ/ジルコニアのモル組成29.1/7
0..9に関するもので、ジルコニアの百分率がもっと
高いときの正方晶系とは異なる結晶相をもつことを示す
ものである。
つぎの組成をもつ溶液を調製した: Si(OEj)42.3   g Zr(OPr)+         8.8   g無
水エチルアルコール  6m文 濃塩酸         6.4   ++1!アセチ
ルアセトン    1.6   muこの溶液を実施例
1と同様に窒素と水蒸気の気流の中に置いた。
こうして製造したゲル状のファイバーをつぎにオートク
レーブ中で水蒸気とともに120℃で6時間加熱し加水
分解した。
ついで該ファイバーを200℃で2時間乾燥し、さらに
2時間600℃に加熱し、最後に40℃/分の早さで昇
温して1200℃まで高める。これらの処理でてきた拐
料は平均直径が450Aの単斜晶系zr02結晶、別の
相のZrSiO2とZrO.、、および無定形シリカか
らできていた。
最終製品は極端に壊れやすくて、直径25ミクロメート
ル以下のファイバーを作ることもできないので、その機
械的特性に関する測定にかけることができない。
大海i <l’J−1 本実施例はシリカ/ジルコニアのモル組成が50150
である場合に関する。
次の組成の溶液を調製した。
5t(OEt)<        11.2   gz
r(OEt)488g ジメチルホルムアミド  6   ml塩酸     
    6.4   m交アセチルアセトン    1
.6   mlこの溶液を、まえに実施例1に記したや
り方で、窒素/水蒸気の気流の作用下(加えた水の総量
は2.5 m、Q)に3時装置いた。
反応に必要な水を加え終わったとき、そのゾルの最終粘
度は2P’asてあった。
このゾルにSt (Me) 2 (OEt) 212.
8 mlを加えた得られたゾルは糸引きに適した粘度範
囲内の粘度を45分間維持した。
糸引き工程の最後には、得られたケル状のファイバーに
、既出の実施例にすでに説明したやり方で、同じ熱処理
を施す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるファイバーの相転移を示す図であ
り、第2図は本発明によるファイバーの結晶度ピークを
示す図であり、第3図は本発明により1200℃で熱処
理を施したファイバーの機械的性質を図示するものてあ
り、第4図は熱処理を省略したファイバーの機械的性質
を図示するものであり、第5図は900℃で熱処理を施
したファイバーの機械的性質を図示するものてあり、第
6図は本発明によるファイバーの伸張度/温度を表す図
であり、第7図は本発明によるファイバーの伸張度/温
度を表す図であり、第8図は本発明の段階(a)によっ
て得られる溶液について、粘度を時間の関数として表し
た図であり、第9図は本発明の段階(a)によって得ら
れるa液について、粘度を時間の関数として表わした拡
大図であり、第10図は本発明の段階(a)によフて得
られる溶液について、粘度を流速の関数として表した拡
大図である。 他3名 化田山15列) 」S 6cd〜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SiO_2に包み込まれた正方晶系のZrO_2の
    微結晶から形成されるセラミックファイバー。 2 請求項1に記載のセラミックファイバーににおいて
    、該SiO_2が無定形相をつくっていることを特徴と
    するセラミックファイバー。 3 請求項1に記載のZrO_2およびSiO_2を基
    材とするファイバーにおいて、正方晶系ZrO_2の微
    結晶が600A以下の大きさであることを特徴とするフ
    ァイバー。 4 強い機械的力を伝達するのに適した金属材料製器物
    において、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のセ
    ラミックファイバーを金属材料中に埋め込んでなること
    を特徴とする器物。 5 強い機械的力を伝達するのに適したセラミック材料
    製器物において、請求項1ないし3のいずれか1つに記
    載のセラミックファイバーをセラミック材料中に埋め込
    んでなることを特徴とする器物。 6 ZrO_2とSiO_2を基材とするセラミックフ
    ァイバーの製造法について、つぎの諸段階、すなわち、 a)化学式( I )の化合物と、 Zr(OR^1)_4( I ) ただしR^1はアルキル基またはアリー ル基を表す、 化学式(II)の化合物と、 Si(OR^2)_4(II) ただしR^2はアルキル基またはアリー ル基を表す、 有機溶媒および酸から溶液を調製し、0な いし100℃の温度に保ち、加水分解を行ない、続いて
    化学式( I )の化合物および化 学式(II)の化合物を重合させる段階; b)上記の(a)段階で得られた溶液を繊維に引き伸ば
    す段階;および c)上記の(b)段階で得られたファイバーを加熱して
    正方晶系ZrO_2を結晶させる段階 からなる方法において、該段階(a)中で該溶液の1単
    位に対して毎時重量で0.001ないし0.5単位の量
    の蒸気相の水を加え、つぎの(b)段階で繊維に引き伸
    ばすのに適した粘度に到達させ、そのときSiO_2と
    ZrO_2の重量比が99と0.7の間にあるようにす
    ることを特徴とする製法。 7 該蒸気相の水を該溶液1単位に対し毎時重量で0.
    01ないし0.3単位の量だけ加えることを特徴とする
    請求項6に記載の方法。 8 該蒸気相の水を該溶液1単位に対し毎時重量で0.
    037ないし0.15単位の量だけ加えることを特徴と
    する請求項6に記載の方法。 9 該蒸気相の水を不活性ガスの気流で希釈することを
    特徴とする請求項6に記載の方法。 10 該不活性ガスで希釈した該蒸気相の水を上記段階
    (a)の該溶液中に気泡として通じることを特徴とする
    請求項9に記載の方法。 11 上記段階(a)の該溶液に該蒸気相の水を加える
    まえにキレート試剤を加えることを特徴とする請求項6
    に記載の方法。 12 該キレート試剤が二官能性のベータ・ジケトンで
    ある有機化合物であることを特徴とする請求項11に記
    載の方法。 13 該キレート試剤の加える量が、化学式( I )の
    該化合物1モルに対して、0.1ないし1.5モルであ
    ることを特徴とする請求項12に記載の方法。 14 ZrO_2とSiO_2を基材とするセラミック
    ファイバーの製造法について、つぎの諸段階、すなわち
    、 a)化学式( I )の化合物と、 Zr(OR^1)_4( I ) ただしR^1はアルキル基またはアリー ル基を表す、 化学式(II)の化合物と、 Si(OR^2)_4(II) ただしR^2はアルキル基またはアリー ル基を表す、 有機溶媒および酸から溶液を調製し、0な いし100℃の温度に保ち、加水分解を行ない、続いて
    化学式( I )の化合物および化 学式(II)の化合物を重合させる段階; b)上記の(a)段階で得られた溶液を繊維に引き伸ば
    す段階;および c)上記の(b)段階で得られたファイバーを加熱して
    正方晶系ZrO_2を結晶させる段階 からなる方法において、該段階(b)中で繊維に引き伸
    ばされる該溶液が非ニュウトニアン的粘性挙動を示し、
    そのSiO_2とZrO_2の重量比の値が99と0.
    7の間にあることを特徴とする方法。 15 該溶液の粘度測定のあいだ、流速を増すにつれて
    該溶液の粘度が明らかに減少することを特徴とする請求
    項14に記載の方法。 16 前記段階(a)中で化学式(III); Si(R^4)_2(OR^5)_2(III)ただしR
    ^4およびR^5はアルキル基を表す、 で表される化合物を加えて溶液の粘度の増大を制御する
    請求項6ないし15のいずれか1つに記載の方法。 17 化学式(III)で表される前記の化合物を、モル
    濃度で10^−^3ないし10^−^2Mの割合で溶液
    に加える請求項16に記載の方法。 18 上記の段階(b)で得られたファイバーを段階(
    c)に移すまえに液相または蒸気相の水で処理をするこ
    とを特徴とする請求項6ないし17のいずれか1つに記
    載の方法。 19 該洗浄処理のまえに、80ないし180℃の温度
    で熱安定処理を行なうことを特徴とする請求項18に記
    載の方法。 20 上記の加熱段階(c)でファイバーを最高100
    0℃の温度まで加熱することを特徴とする請求項6ない
    し19のいずれか1つに記載の方法。 21 糸引きに適した該粘度の値が0.2ないし100
    Pasであることを特徴とする請求項6ないし20のい
    ずれか1つに記載の方法。
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