JPH0333008A - シリカ粘性ゾルの製造方法 - Google Patents

シリカ粘性ゾルの製造方法

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JPH0333008A
JPH0333008A JP16277589A JP16277589A JPH0333008A JP H0333008 A JPH0333008 A JP H0333008A JP 16277589 A JP16277589 A JP 16277589A JP 16277589 A JP16277589 A JP 16277589A JP H0333008 A JPH0333008 A JP H0333008A
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正裕 関根
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生駒 秀之
Shingo Katayama
真吾 片山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種セラミックスの中間原料として有用であ
り、特にシリカファイバーを製造するために用いる原料
として非常に有用なシリカ粘性ゾルの製造方法に関する
〔従来の技術〕
金属アルコキシドを加水分解し、得られるゲルを加熱す
ることによってケイM塩系ガラスを製造することが研究
され、さらにそのアルコキシド溶液の加水分解の途上で
溶液に曳糸性が発現することを利用して繊維を紡糸し、
それを加熱することにより、ケイ酸塩系ガラス繊維を製
造することが研究されており、例えばシリコンテトラエ
トキシドを塩酸触媒の存在下、加水分解して粘性ゾルを
合成し、シリカファイバーを得る方法〔「窯業協会誌」
第86巻、第11号第552〜559頁(1978) 
]を初め、シリカガラス繊維及びシリカガラスの製造に
関する多数の報文、特許が発表されている。
前記報文に記載された調製方法によりゲルファイバーを
紡糸する際、紡糸が可能な粘度領域ではゲル化速度が比
較的速く、ゲルファイバーが充分に細くなる以前にゲル
化が進行し、細いシリカゲルファイバーを安定に連続的
に紡糸することが困難である。
この問題を解決するために、下記の一般式(r)で表わ
されるSt化合物をシリカゾルに添加し、シリカゾルの
反応性を低下させる方法が提案されている(特開昭62
−297237号公報)。
一般式(I) Y+ (Yi) (Ys)SiX 式中、vl、Y、、 Y、はアルキル基、アリル基又は
アリール基、 Xは、  H,CI、 Br、  T 、OH基又は0
il(Rは炭素数l〜10のアルキル基) しかし、前記Si化合物をシリカゾルに添加する方法に
おいては、Xがハロゲンである場合、加水分解、重縮合
によって生成する強酸HXかむしろゲル化を進行させ、
紡糸液の安定性膏失わせる場合が多く、その他のSi化
合物も高価な化合物である。
さらに添加されるSi化合物は単官能であり、ゾルの反
応性を低下させるのには有効である場合があっても、最
終ガラス中に組み込まれる比率は小さく、添加されるS
i化合物は焼成過程で飛散しやすい。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、細いゲルファイバーを安定にかつ連続的に紡
糸可能なシリカ粘性ゾルを安価に、かっ容易に製造する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はシリコンアルコキシドを主成分とする金属アル
コキシドを、酸性触媒の存在下に加水分解させて粘稠な
溶液を形成させてシリカ粘性ゾルを製造する方法におい
て、前記の粘稠な溶液の粘度が10ポイズ以上となった
時点で、シリコンアルコキシド及び/又はシリコンアル
コキシドオリゴマーを添加することを特徴とするシリカ
粘性ゾルの製造方法によって、前記の目的を達成した。
本発明において使用するシリコンアルコキシドとしては
、例えばシリコンメトキシド、シリコンエトキシド、シ
リコンイソプロポキシド等が使用される。
シリコンアルコキシドを主成分とする金属アルコキシド
としては1、シリコンアルコキシド以外にチタン、アル
ミニウムやジルコニウムのアルコキシドを含有させるこ
とができる。
金属アルコキシドの加水分解の際に用いる酸性触媒とし
ては、塩酸、フッ酸、硫酸等の強酸を使用するのが好ま
しく、その使用量はシリコンアルコキシドに対するモル
比でo、oot〜0.5とするのが好ましい。
加水分解に使用する水の量は、シリコンアルコキシドに
対するモル比で0.5〜2.0とするのが特に好ましい
この加水分解にあっては、反応を均一に行わさせるため
に、有機溶媒を使用して、金属アルコキシドを有機溶媒
に溶解させて溶液として反応させるのが好ましい。有機
溶媒としてはアルコール類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、テトラヒドロフラン等の水、シリコ
ンアルコキシドの両者を溶解する溶媒が使用される。一
般には、シリコンアルコキシドのアルコキシ基と同種の
アルコールが使用される。
この加水分解を開始した溶液から減圧により、あるいは
常圧において有i溶媒を蒸発させながら、加水分解、重
縮合を進めることにより反応溶液の粘度が次第に上昇す
る。
その溶液の粘度が上昇した後の段階、すなわち反応の第
2段階で添加されるシリコンアルコキシド及び/又はシ
リコンアルコキシドオリゴマーは、反応溶液の粘度が1
0ポイズ以上となった時点で添加される。
もし、反応溶液の粘度が10ポイズ未満で添加した場合
、シリコンアルコキシド及び/又はシリコンアルコキシ
ドオリゴマーの添加により粘度が著しく低下し、曳糸性
を示さなくなるので、好ましくない。
シリコンアルコキシドなどを添加するのは反応溶液の粘
度が100ボイズ以上となった時点が好ましい。
そのさい添加するシリコンアルコキシドは、最初に使用
されているシリコンアルコキシドと異なるものを使用し
てもよい、また、添加するシリコンアルコキシドオリゴ
マーは、平均重合度2〜10程度のものであり、この場
合もそのアルコキシ基の種類が異なっていてもよい。
粘稠な溶液にシリコンアルコキシドなどを添加するやり
方としては、シリコンアルコキシドをそのまま粘稠な溶
液に添加してもよいし、またそのシリコンアルコキシド
などを適当な有機溶媒で希釈して添加してもよいが、こ
れらを添加したさいの反応は比較的緩やかであり、その
まま添加しても何ら支障はなく、この方が好ましい。
そのシリコンアルコキシドなどの添加量は、加水分解さ
せて得られた粘稠な溶液中のSi1モルに対して0.0
1〜2モル、より好ましくは0.01〜0.5モルであ
る。この添加量は、必要とされるゾルの安定化度に応じ
て適宜設定されるが、添加量が多い程安定化する傾向を
示す、添加量が0.01モル以下の場合、安定化の効果
は不十分であり、安定に細いゲルファイバーを得ること
は困難である。また、添加量が2モルを越えると、シリ
カゾルの粘度が極端に低下するため、紡糸が不可能とな
る。
添加量が比較的多い場合、添加シリコンアルコキシドが
ゲルファイバー中に導入される比率が低下し、紡糸時の
飛散のロスが多くなる。
このシリコンアルコキシド及び/又はシリコンアルコキ
シドオリゴマーを添加した後に加水分解、重縮合を行う
反応の条件は、これらが添加されるさいの粘稠な溶液に
おけるシリカ粘性ゾルの性状、要求される最終的なシリ
カ粘性ゾルの性状から、実験的に容易に決定されるが、
前記のシリコンアルコキシドなどを添加した後、室温で
1日程度放置するだけでも十分目的とするとするシリカ
粘性ゾルを得ることができる。当然のことながら、シリ
カ粘性ゾルを加温して反応を進めることも可能である。
このシリカ粘性ゾルを紡糸する方法は特に制限はなく、
従来の紡糸法を用いることができる。
〔作 用〕
シリカ粘性ゾルから紡糸操作によりゲルファイバーを得
る際に、通常の製造においては、ゾル中に存在するシラ
ノール基の反応のため比較的ゲル化の進行が速く安定に
細いファイバーを得ることが困難である。
本発明において、粘稠な溶液の粘度が10ボイズ以上と
なった時点でシリコンアルコキシド及び/又はシリコン
アルコキシドオリゴマーを添加すると、何故紡糸により
ゲルファイバーが安定に得られるかについては、その機
構はまだ理論的にはほとんど解明されていないが、おそ
らくこれらのシリコンアルコキシドなどが前記のゾル中
に存在するシラノール基と反応して、ゲル化速度を低下
することが可能になるものと考えられる。
また、ここで添加されるシリコンアルコキシドは4官能
性以上の多官能性化合物であるが、ゲル化を進めること
はなく、ゾルの安定化に寄与するのも興味ある事実であ
るが、前記のゾル中に生成されている前駆体(ゲルを生
成する前のゾル状態のものをこのように呼ぶ)中のシラ
ノール基の密度が低いことが影響しているものと考えら
れ、ゾルのゲル化速度は低下させつつ、反応性自体を失
なわしめることがなく、安定に細いゲルファイバーを得
ることが可能になるものと思われる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
ただし本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。
実施例1 シリコンエトキシド1モルとエタノール1モルを混合し
、これに0.5規定塩酸酸性に調整された水1.3モル
とエタノール1モルとの混合物を添加し、50“C1湿
度60%の恒温槽中に2日間放置してシリカ粘性ゾル(
これを「第1段のシリカ粘性ゾル」という)を得た。こ
の第1段のシリカ粘性ゾルの粘土は150ポイズであっ
た。
これにシリコンエトキシド0.1モル(粘性ゾル中のS
iに対するモル比は0.1〉をそのまま添加し、充分に
攪拌し、均一化した後、室温で1日放置してシリカ粘性
ゾルを生成させ紡糸に供した。
紡糸は160−径のノズルを用いて行なった。得られた
ゲルファイバーはファイバー径が18.5I!aであり
、安定して連続紡糸が可能であった。
比較例1 実施例1における第1段のシリカ粘性ゾルをそのまま実
施例1の紡糸方法によって紡糸した。
それにより得られたゲルファイバーは径が35μ程度で
あり、より細いファイバーを得るためにワイングーによ
る引取速度を向上させるとファイバーの糸切れが起こり
、細いファイバーを連続的に得ることは困難であった。
実施例2 実施例1における第1段のシリカ粘性ゾルにシリコンメ
トキシド0.2モル(粘性ゾル中のSiに対するモル比
0.2)をそのまま添加し充分に攪拌、均一化した後、
室温で2日放置してシリカ粘性ゾルを得、これを紡糸し
た。
得られたゲルファイバーは15.3μであり、安定に連
続紡糸が可能であった。
実施例3 実施例1における第1段のシリカ粘性ゾルに平均3.2
量体のシリコンメトキシドオリゴマー0.08モル(粘
性ゾル中のSiに対するモル比0.08)をそのまま添
加し、充分に攪拌、均一化した後、50°Cで1日放置
してシリカ粘性ゾルを得、これを紡糸した。
得られたゲルファイバーは16.5μであり、安定して
連続紡糸が可能であった。
実施例4 実施例1と同様の配合で50°C,湿度50%の恒温槽
中、4日間反応させ、粘度870ボイスの粘性ゾルを得
た。この粘性ゾルに平均4.8量体のシリコンオキシオ
リゴマー0.15モル(粘性ゾル中のSiに対するモル
比0.15)を添加し、充分に攪拌、均一化した後、s
o’cで1日放置してシリカ粘性ゾルを得、これを紡糸
した。
得られたゲルファイバーは、径が14.8IImであり
、安定に連続紡糸が可能であった。
比較例2 実施例4における第1段の粘性ゾルのそのまま紡糸した
。得られたゲルファイバーの径は38μm程度であり、
より細いファイバーを得るためにワイングーによる引取
速度を向上させると、ファイバーの糸切が起こり、細い
ファイバーを連続的に得ることは困難であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、安価で最終的なセラごツタファイバー
に何ら悪影響を及ぼさない添加成分でシリカ粘性ゾルの
ゲル化速度を変化させることができる。そして、それに
より特に細いシリカファイバーを連続的に安定して得る
ことが可能なシリカ粘性ゾルを容易に得ることができる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリコンアルコキシドを主成分とする金属アルコキシド
    を、酸性触媒の存在下に加水分解させて粘稠な溶液を形
    成させてシリカ粘性ゾルを製造する方法において、前記
    の粘稠な溶液の粘度が10ポイズ以上となった時点で、
    シリコンアルコキシド及び/又はシリコンアルコキシド
    オリゴマーを添加することを特徴とするシリカ粘性ゾル
    の製造方法。
JP16277589A 1989-06-27 1989-06-27 シリカ粘性ゾルの製造方法 Granted JPH0333008A (ja)

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JPH0333008A true JPH0333008A (ja) 1991-02-13
JPH054322B2 JPH054322B2 (ja) 1993-01-19

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