JPH02256906A - 合成樹脂板に係止具を装着する方法 - Google Patents

合成樹脂板に係止具を装着する方法

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Publication number
JPH02256906A
JPH02256906A JP7483789A JP7483789A JPH02256906A JP H02256906 A JPH02256906 A JP H02256906A JP 7483789 A JP7483789 A JP 7483789A JP 7483789 A JP7483789 A JP 7483789A JP H02256906 A JPH02256906 A JP H02256906A
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin plate
sheet
clip
fixing sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7483789A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyuki Yamamoto
山本 富之
Jinichi Yoshida
仁一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Meiwa Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Industry Co Ltd filed Critical Meiwa Industry Co Ltd
Priority to JP7483789A priority Critical patent/JPH02256906A/ja
Publication of JPH02256906A publication Critical patent/JPH02256906A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、他部材と結合するための係止具を、合成樹
脂板を所望形状に成形するのと同時に、その所定位置に
装着する方法に関する。
(従来技術) 例えば、合成樹脂製の車両ドア内装板をドア板金パネル
に取付けるには、その内装板の裏面に装着されたクリッ
プを、板金パネルに設けられたブラケットの穴に挿入す
るなどして、合成樹脂板と他部材をクリップやブラケッ
トなどの係止具を介して取外し可能に結合している。
そして合成樹脂板に係止具を取付けるには、従来は、ま
ず合成樹脂板を圧縮成形または真空成形で所望形状に成
形したのち、その合成樹脂板と同系の材料から形成され
たクリップを超音波溶接法により、または金属製ブラケ
ットのフランジ部を。
ビスなどによる機械的手段により、合成樹脂板の所定位
置に装着していた。
(発明が解決しようとする問題点) したがって上記従来の方法は、合成樹脂板の成形と係止
具の装着は別工程で行なわれるから繁雑であり、成形さ
れた合成樹脂板の形状によっては係止具の装着が困難な
場所があった。
また溶接による場合は、合成樹脂板と係止具の材質が同
系で相溶性があることが要求される。そして、溶接の作
業条件よっては溶着強度が大きく変動することがあり、
信頼性にやや難がある。
さらに、合、成樹脂板に充填材が多量配合されていると
きは高い溶着強度は期待できない。
(問題点を解決するための手段) この発明の合成樹脂板に係止具を装着する方法は、係止
具のフランジ部を、先端に膨出部を有する突起を植設し
た固着シートの一部分で覆いながら、熱可塑性の合成樹
脂板を所望形状に加圧成形するときの成形圧力により、
その突起の膨出部を合成樹脂板中に埋設するとともに、
固着シートを合成樹脂板に接合することを特徴とするも
のであるから、従来技術の問題点を解決することができ
るのである。
(作 用) この発明で使用する先端に膨出部を備えた突起を植設し
た固着シートは、面ファスナーとして市販され、汎用さ
れているものである。この面ファスナーは、織布やシー
ト状の合成樹脂などの支持部材面に、先端に例えば半球
状の膨出部を備えた突起を植設したものである。
合成樹脂板と固着シートの支持部材がともに同系の熱可
塑性樹脂から構成されている場合、合成樹脂板を所望形
状に圧縮成形法、真空成形法、プラグアシスト真空成形
法、圧空成形法などの方法で加圧成形する際には、合成
樹脂板は加熱軟化されているから、成形圧力で固着シー
トの膨出部は合成樹脂板内に埋め込まれるとともに、固
着シートの支持部材も合成樹脂板と融着する。したがっ
て、融着に加えて膨出部の投錨効果によって、合成樹脂
板と固着シートの接合強度は上昇し、かつ接合の信頼性
も向上する。このため固着シートの一部分で覆われてい
る係止具も、固着シートと合成樹脂板とで挾持され、合
成樹脂板の所定位置に強固に装着される。
また固着シートが合成樹脂板と異なる材料であっても、
成形時の圧力により膨出部が合成樹脂板中に埋設される
から実用上支障のない程度の接合強度が得られる。
さらに合成樹脂板の成形と同時に固着シートの接合、ひ
いては係止具の装着が行なわれるので、加工工程を減す
ることができ、加工時間を短縮することかできるから経
済的に有利であるほか、合成樹脂板の所定位置に正確に
係止具を装着することができる。
(実施例) この発明の合成樹脂板に係止具を装着する方法を1図面
を参照しながらその詳細を説明する。
第1図は、この発明の方法により合成樹脂板1に雄型の
係止具であるクリップ2が装着された状態を示す断面図
である。そして固着シート3は合成樹脂板1に接合され
ているどともに、両者の間にクリップ2のフランジ部2
1を挾持している。
なお34は固着シート3に設けられた貫通孔であり、こ
の貫通孔34にクリップ2の本体が挿入されている。
そして他部材7の貫通孔71に、合成樹脂板1に装着さ
れたクリップ2を嵌入すると、クリップ2本体のバネ作
用により、合成樹脂板1と他部材7が結合される6 第2図は、圧縮成形法により合成樹脂板1の成形と同時
に、その合成樹脂板1にクリップ2を装着するための装
置の断面図である。上型8と下型9の間に加熱軟化され
たシート状ポリプロピレン樹脂製合成樹脂板1を挿入し
、上下型8,9で圧縮すると合成樹脂板1は所望形状に
成形されるが、この成形前に下型9の凹み91の開口部
に、ポリプロピレン製固着シート3をその突起32(第
3図)が上向きになるように載せ、その固着シート3の
貫通孔34にクリップ2の本体を挿入し、そのフランジ
部21を貫通孔34の周囲の固着シート3上に載置して
おくと、合成樹脂板1の熱と上下型8,9の型締め圧力
で、固着シート3の膨出部33は第1図に示したように
、合成樹脂板1内部に埋め込まれるとともに、固着シー
ト3の支持部材31も合成樹脂板1に融着され、したが
ってクリップ2が合成樹脂板1の所定位置に装着される
。このときクリップ2の本体は下型9の凹91内に挿入
されているため、成形時に位置ずれすることなく、成形
された合成樹脂板1の所定位置にクリップ2が正確に装
着される。
第3図は、この発明に使用される固着シート3の−例を
示す断面図である。固着シート3は半球状の膨出部33
を有する突起32が、支持部材31に植設されているも
のである。このような形状のものは、いわゆる面ファス
ナーとして市販されているものであって、連結しようと
する部材にそれぞれあらかじめ取り付けておき、僅かな
押圧力で2つの部材を着脱自在に連結することができる
ため広く使用されている。
なお面ファスナーには大まかに分類して2種類があり、
その−は雌雄同形のもので、第3図にその一つの断面を
示した。すなわち一方の側の支持部材の膨出部33が他
方の側の支持部材の膨出部33間に嵌入されることによ
り、両方の固着シート3が着脱自在に結合される。
そしてもう一つの面ファスナーは、一方の側には第3図
と同様な膨出部を備えた突起が、他方の側にはループパ
イルが植設されているもので、−方の膨出部が他方のル
ープに絡むことにより、それぞれの面ファスナーを介し
て2つの部材を連結することができる。
本発明では膨出部33を備えた突832が支持部材31
に植設された面ファスナーを、固着シート3として使用
することができる。この面ファスナーは、ポリプロピレ
ンなどの合成樹脂製の膨出部33を有する突起32が、
ポリプロピレンなどの合成樹脂のシート状または織布か
らなる支持部材31の一方の面に、その1平方センチメ
ートルあたり20〜100本植設されている。そして膨
出部33の形状は第3図に示した半球形のほか、卵形、
円錐形、角錐形などでも利用することができる。
例えば、半球形状の膨出部33を有する突起32が、1
平方センチメートルあたり60本植設された厚さIIの
支持部材31で構成された面ファスナーから、外径50
mm円シートを切取り、その中心に内径Lorrnの貫
通孔34を打抜いたものを固着シート3として用い、そ
の貫通孔34にクリップ2の本体を挿入し、そのクリッ
プ2の外径191mのフランジ部21を挟持しながらポ
リプロピレン製の合成樹脂板1と本発明の方法で接合し
たとき、クリップ2と合成樹脂板1との装着強さは40
kg以上あり、実用上充分な装着強さであった。
第4図は別の実施例を示す平面図であり、第5図は第4
図のA−Al断面図である。この例では、雌型の係止具
である、クリップ本体を受入れるブラケット6のフラン
ジ部61を、固着シート3の一部分で覆いながら、固着
シート3を合成樹脂板1の加圧成形と同時に、その膨出
部33を合成樹脂板1の内部に埋め込むとともに、固着
シート3の支持部材31も合成樹脂板1と融着させてい
る。
以上の実施例では固着シート3の合成樹脂板1との接合
を、合成樹脂板1の上下型8,9による圧縮成形時に実
施したが、合成樹脂板1の真空成形と同時に実施するこ
ともできる。この場合、真空成形型面に凹みを設けるこ
とで、前記と同様な方法が採用でき、またプラグアシス
ト法によりプラグの押圧力で、係止具のフランジ部を介
して固着シート3を真空成形された合成樹脂板1の開放
面側に接合することができる。なお前者の場合は成形圧
力が低いため、固着シート3と合成樹脂板1との接合面
積を大きくするか、固着シート3の支持部材31を通気
性のある材料とすることが好ましい。
(効 果) この発明で使用された固着シートは、面ファスナーとし
て市販され、汎用されているものであるから廉価で必要
とする仕様のものを入手し1.使用することができる。
合成樹脂板と固着シートの支持部材がともに相溶性のあ
る熱可塑性樹脂から構成されている場合、所望形状に加
圧成形するときの成形圧力で、固着シートの膨出部は合
成樹脂板内に埋め込まれるとともに、固着シートの支持
部材も合成樹脂板と融着する。したがって、融着に加え
て膨出部の投錨効果によって、合成樹脂板と固着シート
の接合強度は上昇し、かつ接合の信頼性も向上する。し
たがって係止具は合成樹脂板の所定位置に強固に装着さ
れる。
また固着シートが合成樹脂板と異なる材料であっても、
成形時の圧力により膨出部が合成樹脂板中に埋設される
から実用上支障のない程度の接合強度が得られる。
さらに合成樹脂板の成形と同時に固着シートの接合、ひ
いては係止具の装着が行なわれるので、加工工程を減す
ることができ、加工時間を短縮することができるから経
済的に有利であるほか、合成樹脂板の所定位置に正確に
係止具を装着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法により合成樹脂板に係止具が
装着された状態を示す断面図、第2図は圧縮成形法によ
り合成樹脂板の成形と同時に係止具を装着するための装
置の断面図、第3図はこの発明に使用された固着シート
の一例の断面図、第4図は別の実施例の平面図で、第5
図は第4図のA−A線断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 係止具のフランジ部を、先端に膨出部を有する突起を植
    設した固着シートの一部分で覆いながら、熱可塑性の合
    成樹脂板を所望形状に加圧成形するときの成形圧力によ
    り、その突起の膨出部を合成樹脂板中に埋設するととも
    に、固着シートを合成樹脂板に接合することを特徴とす
    る、合成樹脂板の所定位置に係止具を装着する方法。
JP7483789A 1989-03-29 1989-03-29 合成樹脂板に係止具を装着する方法 Pending JPH02256906A (ja)

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JP (1) JPH02256906A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04327008A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Ikeda Bussan Co Ltd 目隠しクリップの取付方法
JPH068028U (ja) * 1992-07-14 1994-02-01 西川化成株式会社 発泡成形品のファスナー取付座

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04327008A (ja) * 1991-04-26 1992-11-16 Ikeda Bussan Co Ltd 目隠しクリップの取付方法
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