JPH02255870A - モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 - Google Patents

モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法

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JPH02255870A
JPH02255870A JP1292556A JP29255689A JPH02255870A JP H02255870 A JPH02255870 A JP H02255870A JP 1292556 A JP1292556 A JP 1292556A JP 29255689 A JP29255689 A JP 29255689A JP H02255870 A JPH02255870 A JP H02255870A
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dyeing
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compound
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Masayuki Miki
雅之 三木
Takashi Omura
尾村 隆
Naoki Harada
原田 尚樹
Takeshi Washimi
武志 鷲見
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、モノアゾ化合物及びそれを用いて1iA#i
材料を染色又は捺染する方法に関する。
従来技術 特開昭61−118459号公報には例えば下式 で表わされる反応染料が示されている。
発明が解決しようとする問題点 従来、国々の反応染料は繊維材料の染色及び捺染の分野
に広く使用されている。しかし現在の技術水準は特定の
染色法に対する適性に関する高い要求水準ならびに染色
物の堅牢性に関する要求の高度化の点からしてまだまだ
十分に満足すべきものではない。
前記した公知の赤色反応染料は7、溶解性、染色性能(
例えばビルドアツプ性等)及び堅牢性(例えば酸加水分
解堅牢度や塩素堅牢度等)の面で不十分であり、更に改
良された染料の提供が強く望まれている。
m解性に優れることの1要性は、例えばアディクシ璽ナ
リー オブ ダイズ アンド ダイング(A dict
ionary of dyes and dyeing
 ) 。
KG Ponting、  159頁(1980)にも
明らかなように、染色上の問題をなくすことが先づ挙げ
られる。更に近年、省エネルギー化、自動計測などの理
由から、染料の水性液状組成物が脚光をあびているがそ
の適用性からも重要な要素である。
ビルドアツプ性に優れることの重要性は、染色方法の経
済性に対する要求レベルがますます高くなってきている
今日、極めて重要な要素である。
染色物の堅牢性に関する高度の要求を満足させるために
は、染色、後処理工程及び染色物の各覆用途での使用条
件下に於て、染料分子の構造自体及び繊維−染料間結合
の安定なることが要求される。
本発明者らは、上述の公知染料の欠点を改良し、さらに
染料に対して要求される要件を広く満足できる新規な化
合物を見い出す目的で鋭意検討した結果、本発−明を完
成した。
問題点を解決するための手段 本発明は遊離酸の形で下式(I) (以下余白) 〔式中、Dは置換もしくは無置換のフェニレン又はナフ
チレン、Xは置換もしくは無置換のピリジニオ基、Zは
−SowCH−CHz又は−8O黛CH*CHtY  
を表わし、Yは7′ルカリの作用で脱離する基である。
■は一〇−又は−S−を表わし、Rは水素、置換されて
いてもよいアルキル、シクロヘキシル、置換されていて
もよいフェニル、置換されていてもよいナフチル又は置
換されていてもよいベンジルを表わす。〕 で示されるモノアゾ化合物及びそれを用いて繊維材料を
染色又は捺染する方法を提供する。
式(I)に於て、Dで表わされる置換されたフェニレン
としては、好ましくはメチル、エチル、メトキシ、エト
キシ、ハロゲノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ
、ニトロ、スルホ、カルボキシ、ビニルスルホニル及び
β−スルフアートエチルスルホニルの群から選ばれる。
1゜2又は8個の置換基により置換されているフェニレ
ンである。中でも置換基数2個以下の場合が好ましく、
中でも特にスルホフェニレンが染料特性上、好適である
】〕で表わされる置換されたナフチレンとしては、好ま
しくは、スルホ、ビニルスルホニル及びβ−スルフアー
トエチルスルホニルの鮮から選ばれる、1又は2個のv
l、換基により置換されたナフチレンである。中でも置
換基数1個の場合が好ましく、中でも特にスルホナフチ
1ノンが染料特性上、好適である。これらの内、最も優
れるものは、下式 〔式中、星印で示した結合はアゾ結合に通じていること
を意味する。〕 で示される群である。
Zが一3O*CHtCHtY  である場合のYとして
は、アルカすの作用で脱離能を有するものがこれに該当
し、例えば、0SOsH%0POsHz、0COCHs
、5SOsH,C1等が挙げられる。
Zとして好ましくは、−80gCH2CH2O8OaH
及び−5O2CH= CH雪である。
Rで表わされる置換されCいてもよいアルキルとしては
、例えば1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スル
ホ、カルボキシ、ヒドロキシ、クロロ、フェニル、シア
ノ及びスルファ・−トの群から選ばれる、1又は2個の
置換基により置換されていてもよい炭素原子1〜4個を
有するアルキルが好ましい。
中でも好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、 
 1so−プロピル、n−ブチル、i8〇−ブチル、5
ec−ブチル、β−ヒドロキシエチル、β−スルフアー
トエチル、β−スルホエチル、β−メトキシエチル、β
−エトキシエヂル、β−クロロエチル及びβ−カルボキ
シエチル等が挙げられる。
又、Rで表わされる置換されていてもよいフェニルとし
ては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ、カル
ボキシ、クロロ及びプロその群から選ばれる、1又は2
個の置換基により置換されていてもよいフェニルが好ま
しい。
中でも特に好ましくは、フェニル、2−8−又は4−ス
ルホフェニル、2−8−又は4−クロロフェニル、2−
8−又は4−メチルフェニル、及び2−8−又は4−メ
トキシフェニル等が挙げられる。
又、Rで表わされる置換されていてもよいナフチルとし
ては、例えば、ヒドロキシ、カルボキシノ、スルホ、1
〜4個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原
子を有するアルコキシ及びクロロの群から選ばれる、1
.2又は8個の置換基により置換されていてもよいナフ
チルが好ましい。
中でも特に好ましくは、2−・−8−4−5−S−7−
文は8−スルホ−1−ナフチル、1−、5−、6 +、
 7−又は8−スルホ−2−ナフチル、6 、7− 6
 、8− 4 、8−4 、7− 8 、8−4 、6
−8 、7−又は8.6−ジスルホ−2−ナフチル、4
,6.82.4.7−又は8,6.8−トリスルホ−1
−ナフチル、1 、5 、7− 4 、6 、8−又は
!1.6.8−トリスルホー2−ナフチル等が挙げられ
る。
又、kで表わされる置換されていてもよいベンジルとし
ては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ及びク
ロロの鮮から選ばれる、1又は2個の置換基により置換
されていてもよいベンジルが好ましい。
中でも特に好ましくは、ベンジル、2−8−又は4−ス
ルホベンジル等があげられる。
Xが置換基を有するピリジニオ基である場合の置換基と
しては、カルボキシ、カルバモイル、スルホ、ハロゲノ
および置換もしくは無置換の1〜4個の炭素原子を有す
るアルキルが挙げられる。置換アルキル基としてはβ−
とドロキシエチル、β−スルホエチルなどが例示される
Xで表わされるピリジニオ基としては、カルボキシまた
はカルバモイル置換ピリジニオ基が好ましく、中でもカ
ルボキシピリジニオ基が染料特性上好適である。
■としては一〇−であることが好ましい。
本発明化合物は、遊離酸の形で存在してもよいが、好ま
しくはアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩であり、
例九ば、ナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられる。
本発明の一般式(I)で示されるモノアゾ化合物は、例
えば次の様にして製造することができる。
遊離酸の形で下記−数式(lII) 〔式中、D及びZは前記の意味を有する。〕で示される
化合物と、式(nつ H−V−R(J) (式中、■及びRは前記の意味を有する。)で示される
化合物および塩化シアヌル又は環化シアヌルより常法に
従って合成した式(V)(式中、Wは−C1又は−Fを
表わし、■及びRは前記の意味を有する。) で示される化合物とを水性媒体中、0〜60°Cで、好
ましくは0〜80℃で、pH1〜7に、好ましくはpH
2〜6に調整しながら縮合させる。
続いて、置換基を有していてもよいピリジンと、水性媒
体中、50〜100℃で、好ましくは70〜100°C
で、pH2〜9に、好ましくはpH8〜7に調整しなが
ら縮合させることにより一般式(I)のモノアゾ化合物
を得ることができる。
或いは別法として、置換基を有していてもよいピリジン
と式(V)の化合物を水性媒体中0〜60°Cで、好ま
しくはθ〜80″Cで、pH1〜1Gに、好ましくはp
H2〜7に調整しながら縮合させた後、式[相]の化合
物を、水性媒体中、0〜too’cで、好ましくは80
〜80℃で、pH2〜9に、好ましくはpH8〜7に調
整jlながら縮合させることによっても、−数式(I)
で示されるモノアゾ化合物を得ることができる。
更に別法として、H酸又はに酸及び置換基を有していて
もよいピリジンを、任意の順序で式Cv)の化合物と縮
合させた後、下記−数式(W)Z−D−NH!    
  (W) (式中、Z、Dは前記の意味を有する。)を常法によっ
てジアゾ化したものとカップリングせしめて一般式(I
)で示されるモノアゾ化合物を得ることができる。
この方法に於て、縮合順序は特に限定されるものではな
いが、−数式(I)の反応収率と品質を考慮すると、式
(V)の化合物に対して、反応性の低い化合物から先に
縮合させることが好ましい。
−数式鉛で示される化合物としては、例えば、フェノー
ル、1−ヒドロキシ−2+、−a−又は−4−メチルベ
ンゼン、1−ヒドロキシ−3゜4−又は−8,5−ジメ
チルベンゼン、1−ヒドロキシ−2+、−s−又は〜4
−エチルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−8−又は
−4−メトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2−−S−
又は−4−エトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、
−s−又は−4−クロルベンゼン、8−又は4−ヒドロ
キシ−フェニルメタンスルホン酸、3−ヒドロキシベン
ゼンスルホン酸、4−とドロキシベンゼンスルホン酸、
5−ヒドロキシベンゼン−1,8−ジスルホン酸、6−
ヒトロキシベンゼンー1.4−ジスルホン酸、4−ヒド
ロキシベンゼン−1、2−ジスルホン酸、4−ヒドロキ
シ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、8−
又IJ:4−ヒト。
キシ安息香酸、5−ヒドロキシベンゼン1.8−ジカル
ボン酸、5−ヒドロキシ−2−工i=キシベンゼンスル
ホン酸、2− ヒドロキシナフタレン−1−スルホン酸
、4−ヒドロキシナフタレン−1−スルホン酸、5−ヒ
ドロキシナフタレン−1−スルホン酸、6−ヒトロキシ
ナフタレンー1−スルホン酸、7−ヒトロキシナフタレ
ンー1−スルホン酸、8−ヒドロキシナフタレン−1−
スルホン酸、l−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン
酸、4−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸、5−
ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸、6−ヒトロキ
シナフタレンー2−スルホン酸、7−ヒトロキシナフタ
レンー2−スルホン酸、8−ヒドロキシナフタレン−2
−スルホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,8−ジ
スルホン酸、5−ヒドロキシナフタレン−1,8−ジス
ルホン酸、6−ヒトロキシナフタレンー1,1ll−ジ
スルホン酸、7−ヒトロキシナフタレンー1.8−ジス
ルホン酸、8−ヒドロキシナフタレン−1、13−ジス
ルホン酸、2−ヒドロキシナフタレン−1,5−ジスル
ホン酸、3−ヒドロキシナフタレン〜1.5−ジスルホ
ン酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,5−ジスルホン
酸、4−ヒドロキシδ ナフタレン−1、6−ジスルホン酸、塾−ヒドロキシナ
フタレン−1,6−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフ
タレン−1,7−ジスルホン酸、8−ヒドロキシナフタ
レン−2,6−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフタレ
ン−2,6−ジスルホン酸、3−ヒドロキシナフタレン
−2,7−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−
2,7−ジスルホン酸、6−ヒトロキシナフタレンー1
.8.5−)ジスルホン酸、7−ヒドロキシナフタレン
ー1 、8 、5−  トリスルホン酸、4−ヒドロキ
シナフタレン−1、8。
6−トリスルホン酸の様な芳香族化合物、或いはメタノ
ール、エタノール、n−プロパツール、インプロパツー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、5ec−ブタノ
ール、2−クロロエタノール、2−メトキシエタノ・−
ル% 2−工1−キシエタノール、8−メトキシプロパ
ツール、8−エトキシプロパノール、2−ヒドロキシェ
タンスルホン酸、8−ヒドロキシ−1−プロパンスルホ
ン酸、2−シアノエタノール、2−スルフアートエタノ
ール、グリコール酸、8−ヒドロキシプロピオン酸、ベ
ンジルアルコール、2−3−もしくは4−クロロベンジ
ルアルコール、4−メチルベンジルアルコール、2−.
8−もシくは4−スルホベンジルアルコール、2−フェ
ニルエタノール、1−フェニル−2−プロパツールの様
な脂肪族化合物、及び上記化合物のヒドロキシがメルカ
プトである化合物をあげることができる。
置換基を有していてもよいピリジンとして好ましくは、
ピリジン、2−18−又は4−カルボキシピリジン、2
−.8−又は4−カルバモイルピリジン、8−スルホピ
リジン、4−β−スルホエチルピリジン、8−β−ヒド
ロキシエチルピリジン、4−クロロピリジン、8−メチ
ルピリジン、8.5−ジカルボキシピリジン等が挙げら
れる。中でも特に好ましくは8−9又は4−カルボキシ
ピリジンにコチン酸、イソニコチン酸)である。
本発明化合物は、m1gm反応性を有し、ヒドロキシ基
含有またはカルボンアミド基含有材料の染色又は捺染に
使用できる。材料は繊維材料の形で、あるいはその混紡
材料の形で使用されるのが好ましい。
ヒドロキシ基含有材料は天然又は合成ヒドロキシ基含有
材料、たとえばセルロース繊維材料又はその再生生成物
及びポリビニルアルコ・−ルである。セルロース繊維材
料は木綿、しかもその他の植物繊維、たとえばリネン、
麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再生セルロー
ス繊維はたとえばビスコース−ステーブル及びフィラメ
ントビスコースである。
カルボンアミド基含有材料はたとえば合成及び天然のポ
リアミド及びポリウレタン、特に繊維の形で、たとえば
羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリアミド−6,
6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及びポリアミド
−4である。
本発明化合物は、ト述の材料上に、特に上述の繊維材料
上に、物理的化学的性状に応じた方法で、染色又は捺染
できる。
例えば、セルロース繊維上に吸尽染色する場合、炭酸ソ
ーダ、第三リン酸ソーダ、苛性ソ・−ダ等の酸結合剤の
存在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食塩を加え
、所望1こよっては、溶解助剤、浸透剤又は均染剤を併
用し、比較的低い温度で行オ)れる。染料の吸尽を促進
する中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めで又は
それ以前に、場合によっては分割して添加できる。
パジング法に従・)でセルロース繊維を染色する場合、
室温または高められた温度でパッドし乾燥後、スチーZ
ングまたi!乾烈によって固着できる。
セルロース繊維に対して捺染を行・)場合、相で、例え
ば重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺染ペーストで
捺染し、次いで100〜160°Cでスチ・−ミングす
ることによって、あるいは二相で、例えば中性又は弱酸
性捺染ベースト・で捺染し、これを熱い電解質含有アル
カリ性浴に通過させ、又はアルカリ性電解質含有パジン
グ液でオーバーパジングし、スヂーミング又は乾熱処理
Lノで実施できる。
捺染ペーストには、例えば7′ルギン酸ソーダ又は澱粉
ニー=’f−ルのような糊剤又は乳化剤が、所望によっ
ては、例えば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又は)
分散剤と併用して用いられる。
セルロースミm上に本発明化合物を固着させるに適した
酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属
と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアルカリ遊離する
。化合物との水洛性塩基性壜である。特にアルカリ金属
の水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又は有機酸
のアルカリ金属塩が挙げられ、その内、特に、ソーダ塩
及びカリ塩が好ましい。このような酸結合剤として、例
えば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、蟻酸ソ
ーダ、炭酸力す、第−第二又は第三燐酸ソ・−グ、ケイ
酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられる。
合成及び天然のポリアミド及びポリウ1、タン繊維の染
色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpIi値の制御
下に吸尽させ、次に固着さ・七るため化中性、場合によ
りアルカリ性のpH値に変化させる仁とによって行える
。染色は通常60〜120°Cの温度で行えるが、均染
性を達成するために通常の均染剤、例えば塩化し”アヌ
ルと8倍モルのアミンベンゼンヌルホン酸又はアミノナ
フタレンスルホン酸との綜合生成物あるいは例えばステ
アリルアミンとエチi/>’オキサイドとの付加生成物
を用いることもできる。
本発明化合物は繊維材料に対する染色及び捺染においC
侵れた性能を発揮す15点に特徴がある。特に、セルロ
ース繊維材料の染色に好適であり、優れた日光堅牢度、
汗日光堅牢度及び耐アルカリ性、優れた湿潤堅牢度、た
とえば洗濯堅牢度、過酸化洗濯堅牢度、塩素堅牢度7塩
素漂白堅牢度、汗堅牢度、酸加水分解堅牢度及び耐アル
カリ性、さらに良好な摩擦堅牢度とアイロン堅牢度を有
する。また極めて優れたビルドアツプ性、均染性及びウ
オ、ソシュオフ性、さらに良好な溶解性と高い吸尽、固
着性を有する点及び染色温度、アルカリ剤、無機塩添加
量、染浴比の変動による影響を受けにくく安定した品質
の染色物が得られる点において特徴を有する。
また、本発明化合物はコ・−・ルドバッチアップ染色で
すぐれたビルドアツプ性とすぐれたアルカリ安定性を示
すとともに、低温での固着と25°Cでの固着にほとん
ど濃度差、色相差が認められず、しかもアルカリ剤によ
り加水分解を受けにくい性能を有しでいろ。
以下実施例1ζ−より本発明を#細Il′−説明する。
例中、部および%は夫々M夙部および重量%を意味する
、 実施例1 塩化シアヌル184.5部とメタノール82部シ:を常
法により縮合させ、これに1.1−=ア粂]ノ−8−ナ
フトール−8,6−ジスルホン酸819部を、弱酸性下
、水中で反応させ、遊離酸の形で下式 で示される化合物を得た。
一方、2−アミノナフタレン−6−β−・スルフアート
エチルスルホン−1−スルホン酸411部を常法にてジ
アゾ化し、前記の式で示される化合物とカップリングし
、次いで、ニコチ二/酸123部を縮合させた。この様
にして得られた化合物を塩化ナトリウムで塩析し、単離
して、遊離酸の形で下式 で示されるモノアゾ化合物を得た。
実施例2 実施例1において使用した、2−アミノナフタレン−6
−β−スルフアートエチルスルホン−1−スルホン酸、
1−アミノ−8−ナフトール−8,6−ジスルホン酸、
メタノール及びニコチン酸の代わりに、順に、下表第2
欄の化合物(ジアゾ成分)、第3欄の化合物(カップラ
ー)、第4欄の化合物(式(至)化合物)及び第5欄の
化合物(ピリジン化合物)を用いて実施例1と同様の方
法で合成し、各々対応するモノアゾ化合物を得、染色し
て下表筒6111に示す色調の染色物を得た。
(以下余白) 染色例1 実施例1で得られたモノアゾ化合物0.8部を200部
の水に浴解し芒硝2o部を加え、木綿10部を加えて5
0°Cに昇温する。ついで80分経過後、炭酸ソーダ4
部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、
ソーピングを行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光
堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアツプ性のよ
い青味赤色の濃度の高い染色物が得られた。
染色例2 実施例1〜2で得られたモノアゾ化合物の各々0.8部
を800部の水に浴解し芒硝80部を加え、木綿10部
を加えて60″Cに昇温する。
ついで20分経過後、炭酸ソーダ5部を加丸同温度で1
時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピングを行って
それぞれ、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光堅牢度及び
汗日光堅牢度のすぐれたビルドアツプ性のよい赤色の濃
度の島い染色物が得られた。
染色例8 色糊組成 尿   素                  6部
アルギン酸ソーダ(596)元糊  50部熱   m
                 25部重   曹
                  2部バランス 
          18部上記組成を持った色糊をシ
ルケット加工綿ブロード上に印捺し、中間乾燥後、10
0°Cで5分間スチーミングを行ない、湯洗い、ソーピ
ング、湯洗い、乾燥して仕上げる。
この様にして固着率の高い、諸堅牢度、特に塩素堅牢度
、日光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアツプ
性のよい赤色の捺染物が得られた。
染色例4 実施例1〜2で得られたモノアゾ化合物の各々25部を
熱水に浴解し、25°Cに冷却する。
これに82.5%カセイソーダ水浴液6.5部および5
0度ボーメの水ガラス150部を添加し、さらに水を加
えて全量を25゛Cでi、o o o部とした直後に、
この液をパディング液として用いて木綿織物を巻き上げ
、ポリエチレンフィルムで密閉して20°Cの室内に貯
蔵する。
同様の方法にてパディングし巻き上げポリエチレンフィ
ルムで密閉した木綿織物は5℃の室内に貯蔵する。各々
パディング布を20時間放置後、染色物を冷水次に熱湯
で洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、さらに
冷水で洗浄後乾燥して仕上げる。
20″Cで20時間放置した染色物と5°Cで20時間
放置した染色物の濃度色相差及び濃度差を調べたところ
、殆んど認められなかった。
又、コールドバッチアップ染色でビルドアツプ性のよい
染色物が得られた。
染色例5 実施例1〜2で得られたモノアゾ化合物の各々25部を
熱水で溶解し、25°Cに冷却する。
これに32.596力セイソーダ水浴液10部および無
水硫酸ナトリウム30部を添加し、さらに水を加えて全
量を25゛Cでi、ooo部とした直後に、この液をパ
ディング液として用いて、ビスコースレーヨン織物をパ
ディングする。パディングしたビスコースレーヨン織物
を巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して20℃の
室内に貯蔵する。
同様の方法にて、パディング巻き上げポリエチレンフィ
ルムで密閉したビスコースレーヨン織物は、5°Cの室
内に貯蔵する。
各々パディング布を20時間放蓋後、染色物を冷水、次
に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、
更に冷水で洗浄後乾燥して仕上げる。
S20°Cで20時間放置した染色物と、5°Cで20
時間放置した染色物の一度色相差及び濃度差を調べたと
ころ、殆んど認められなかった。
染色例6 染色例2において、炭酸ソーダの使用態を5部から3部
に変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用した
モノアゾ化合物各々について、染色例2で得られた染色
物と同等の品質を有する染色物を得た。
染色例7 染色例2において、温度を60℃から50゛Cに変更し
た以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したモノアゾ
化合物各々について染色例2で得られた染色物と同等の
品質を有する染色物を得た。温度を70℃とした場合も
同様であった。
染色例8 染色例2において、芒硝の使用量を80部から15部に
変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したモ
ノアゾ化合物各々について、染色例2で得られた染色物
と同等の品質を有する染色物を得た。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)遊離酸の形で下式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Dは置換もしくは無置換のフェニレン又はナフ
    チレン、Xは置換もしくは無置換のピリジニオ基、Zは
    −SO_2CH=CH_2又は−SO_2CH_2CH
    _2Yを表わし、Yはアルカリの作用で脱離する基であ
    る。Vは−O−又は−S−を表わし、Rは水素、置換さ
    れていてもよいアルキル、シクロヘキシル、置換されて
    いてもよいフェニル、置換されていてもよいナフチル又
    は置換されていてもよいベンジルを表わす。〕 で示されるモノアゾ化合物。 2)Dが遊離酸の形で下式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、*はアゾ結合に通じていることを意味する。) で示される請求項1に記載のモノアゾ化合物。 3)Xが無置換の又はカルボキシもしくはカルバモイル
    で置換されたピリジニオ基である請求項1または2に記
    載のモノアゾ化合物。 4)Vが−O−である請求項1〜3のいずれかに記載の
    モノアゾ化合物。 5)Rが置換基を有していてもよい低級アルキルである
    請求項1〜4のいずれかに記載のモノアゾ化合物。 6)RがC_1_〜_4アルキル、C_1_〜_4アル
    コキシ、スルホ、カルボキシ又はハロゲノの群から選ば
    れる1又は2個の基で置換されていてもよいフェニルで
    ある請求項1〜4のいずれかに記載のモノアゾ化合物。 7)Zが、−SO_2CH=CH_2または−SO_2
    CH_2CH_2OSO_3Hである請求項1〜6のい
    ずれかに記載のモノアゾ化合物。 8)請求項1〜7のいずれかに記載のモノアゾ化合物を
    用いることを特徴とする繊維材料の染色または捺染方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226575A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 Sumitomo Chem Co Ltd インクジエツトプリント用インク組成物
JPS6281455A (ja) * 1985-10-03 1987-04-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd トリスアゾ化合物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6281455A (ja) * 1985-10-03 1987-04-14 Mitsubishi Chem Ind Ltd トリスアゾ化合物

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