JPH02249690A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH02249690A
JPH02249690A JP1072070A JP7207089A JPH02249690A JP H02249690 A JPH02249690 A JP H02249690A JP 1072070 A JP1072070 A JP 1072070A JP 7207089 A JP7207089 A JP 7207089A JP H02249690 A JPH02249690 A JP H02249690A
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Masaharu Nojima
将晴 野嶋
Nobuo Kanda
伸夫 神田
Naoto Arai
直人 新井
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体に関し、特に、高温条件下に保存さ
れても白色度や記録濃度の低下が極めて少ない感熱記録
体に関するものである。
「従来の技術」 無色ないしは淡色の塩基性染料と呈色剤との呈色反応を
利用し、熱により再発色物質を接触させて記録像を得る
ようにした感熱記録体はよく知られている。
かかる感熱記録体は、比較的安価であり、また記録機器
がコンパクトで且つメンテナンスフリーであるため広範
な分野で使用されているが、利用分野が広がるにつれて
、従来は予想されなかったような高温環境下で使用され
る場合がある。
ところが感熱記録体、とりわけ高感度感熱記録体は、高
温環境下に保管されると一部発色反応を生じてしまい、
記録層の白色度が著しく低下して使用に耐えなくなって
しまう。
また、感熱記録体は一般に、記録像の保存安定性が充分
ではなく、特に高温条件下では比較的短時間のうちに記
録像が消失するという欠点がある。
記録像の保存安定性を改良する目的で、各種の保存性改
良剤を使用する方法が提案されているが、従来提案され
た保存性改良剤のうち高温条件下における記録像の保存
性改良に効果があるものでも白色度を低下させてしまう
等の新たな欠点が付随するため、必ずしも満足すべき結
果は得られていない。
このため、高温条件下で保管されても記録層の白色度が
低下せず、しかも高温条件下でも記録像が安定して維持
し得る感熱記録体が強く要請されている。
「発明が解決しようとする課題」 かかる現状に鑑み本発明者等は、高温条件下に曝されて
も白色度や記録濃度の低下を来さない感熱記録体を得る
べく、記録層中に含有せしめる塩基性染料と呈色剤との
組み合わせについて幅広い検討を重ねた。その結果、特
定の塩基性染料と呈色剤を用いると、高温下でも発色カ
ブリが発生し昌くなる等の新たな欠点を伴うことなく記
録像の保存性を著しく改善できることを見出し、本発明
を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、無色ないしは淡色の塩基性染料と、該染料と
接触して呈色し得る呈色剤との呈色反応を利用した感熱
記録体において、塩基性染料として3−ジ(n−ブチル
)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
を用い、且つ、呈色剤として4−ヒドロキシ−4′−イ
ソプロポキシジフェニルスルホン及び/又は4.4’−
’;ヒドロキシジフェニルスルホンを用いたことを特徴
とする感熱記録体である。
「作用」 上記の如く本発明では、特定の塩基性染料と特定の呈色
剤を組み合わせて使用するところに特徴を有するもので
あるが、両者の使用割合は、一般に塩基性染料100重
量部に対して100〜500重量部、好ましくは150
〜300重量部の呈色剤を使用するのが望ましい。
本発明の感熱記録体は、特定の塩基性染料と呈色剤が使
用されているため、増感剤として熱可融性物質を併用し
ても高温下での発色カブリによる白色度低下が極めて少
ないという優れた特徴を有するものである。このため本
発明は、熱可融性物質を用いた高感度感熱記録体に通用
すると、その効果が遺憾なく発揮されるので好ましい。
かかる熱可融性物質としては各種公知の化合物が使用で
き、例えばステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレン
ビスアミド、オレイン酸アミド、バルミチン酸アミド、
ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド、2,2′−メチレ
ンビス(4−メチル−5−tert−ブチルフェノール
)、4.4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル
−3−メチルフェノール)、1,1.3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニ
ル)ブタン、l、1.3−)リス(5−シクロヘキシル
−4−ヒドロキシ−〇−)リル)ブタン等のヒンダード
フェノール類、1.2−ビス(フェノキシ)エタン、1
,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1.2−
ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフトール
ベンジルエーテル等のエーテル類、ジベンジルテレフタ
レート、l−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエス
テル等のエステル類、2−(2’−ヒドロキシ−5′−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ
−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、p−ペンジルビ
フs−ニル等が挙げられる。
これらの熱可融性物質のうちでも、特に1. 2ビス(
フェノキシ)エタン、1.2−ビス(4−メチルフェノ
キシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)
エタン、及び2−(2’ヒドロキシ−5′−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾールは、本発明の特定の呈色剤と
の相溶性が高く、しかも溶融粘度が低いので優れた機器
特性を示し、高品質の高感度感熱記録体が得られるため
、とりわけ好ましく用いられる。
熱可融性物質の使用量については、必ずしも限定するも
のではないが、塩基性染料100重量部に対して50〜
500重量部、好ましくは100〜300重量部の範囲
で調節するのが望ましい。
前記の如く本発明では、特定の塩基性染料と呈色剤を使
用するものであるが、本発明の所望の効果を阻害しない
範囲で他の塩基性染料や呈色剤を併用することも可能で
ある。
かかる塩基性染料としては、例えば3−(N−エチル−
p−)ルイジノ)−6−メチル−7〜フエニルアミノフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−シクロペンチル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−(N−メチル−Nシクロヘキシル)アミノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
ジ(n−ブチル)アミノ−7−(o−クロロフェニル)
アミノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミル
)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)ア
ミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン等の
フルオラン系染料が挙げられる。
また、呈色剤としては、例えば4.4′−イソプロピリ
デンジフェノール、4.4’−シクロへキシリデンジフ
ェノール、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル
)スルフォン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)−4−メチルペンタン、ビス(2−メチル−5−ta
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、
1.l−ビス(4〜ヒドロキシフエニル)−1−フェニ
ルエタン、1,3−ジ(2−(4−ヒドロキシフェニル
)−2−プロピル〕ベンゼン、4−ヒドロキシ安息香酸
ベンジルエステル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチルエ
ステル等が挙げられる。
なお、上記の如き他の塩基性染料や呈色剤を併用する場
合には、全塩基性染料あるいは全呈色剤に占める他の染
料あるいは呈色剤の割合が20重量%以下となるように
調節するのが望ましい。
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕
機により、染料、呈色剤、更には必要に応じて添加され
る熱可融性物質を一緒に又は別々に分散するなどして調
製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アガム、ポリビニルアルコール、カルボキシル基変成・
スルホン基変性・アセトアセチル基変性・シリコン変成
などの各種変性ポリビニルアルコール、スチレン・無水
マレイン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体
塩、スチレン・ブタジェン共重合体エマルジョン等が全
固形分の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%重
量%台される。勿論、これらのバインダー類は2種類以
上を併用することも可能である。
さらに、塗液中には各種の助剤を添加することができ、
例えばジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム塩、ドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウム塩、ラウリルアル
コール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等の
分散剤、その他消泡剤、螢光染料、着色染料等が挙げら
れる。
また、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオリ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成りレー、酸
化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の
無機顔料を添加することもできる。さらに、記録機器や
記録ヘッドとの接触によってスティッキングを生じない
ようにステアリン酸、ポリエチレン、カルナバロウ、パ
ラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム、エステルワックス等の分散液やエマルジョン
等を添加することもできる。
本発明の感熱記録体において、記録層の形成方法につい
ては特に限定されるものではなく、従来から周知慣用の
技術に従って形成することができる0例えば感熱記録層
用の塗液を、支持体上にエアーナイフコーター、ブレー
ドコーター、バーコーター、グラビアコーター、カーテ
ンコーター等の適当な塗布装置で塗布、乾燥して記録層
を形成する。
また塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
く、一般に乾燥重量で1.5〜12g/rrf、好まし
くは2.5〜Log/rrfの範囲で調節される。
支持体としては紙、プラスチックフィルム、合成紙等が
用いられるが、価格、塗布適性の点で紙が最も好ましく
用いられる。
かくして得られる本発明の感熱記録体は、特定の塩基性
染料と呈色剤で記録層が構成されているため、高温条件
下に曝されても白色度や記録濃度の低下が極めて少なく
、特に高感度感熱記録体として優れた効果を発揮し得る
ものである。
なお、必要に応じて感熱記録体の表面及び/又は裏面に
保護層を設けたり、支持体と感熱記録層との間に下塗り
層を設けることも勿論可能であり、さらには粘着加工を
施すなど感熱記録体製造分野における各種の公知技術が
付加し得るものである。
「実施例」 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の部及び%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部及び重量%を示す。
実施例1 ■ 下塗り層の形成 焼成タレ−(商品名:アンシレフクス、  EMC社製
)            100部スチレン・ブタジ
ェン共重合体ラテックス(固形分;50%)     
     15部10%ポリビニルアルコール水溶液 
30部水                     
200部上記組成物を混合・攪拌して下塗り暦月の塗液
を調製した。得られた塗液を50 g / rdの上質
紙に乾燥後の塗布量力月Og/r/となるように塗布・
乾燥して下塗り層を形成した。
■ A液調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−フェニ
ルアミノフルオラン   10部1.2−ビス(3−メ
チルフェノキシ)エタン              
                 25部5%メチル
セルロース水溶液    30部水         
             20部この組成物をサンド
ミルで平均粒子径が2.0μmになるまで粉砕した。
■ Bi調製 4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスル
ホン          30部5%メチルセルロース
水溶液    30部水              
        70部この組成物をサンドミルで平均
粒子径が2.0μmになるまで粉砕した。
■ 感熱記録層の形成 A液85部、B液130部、酸化珪素顔料30部、20
%酸化澱粉水溶液150部、水55部を混合・撹拌して
感熱記録層用塗液を得た。
得られた塗液を上記下塗り層上に乾燥後の塗布量が4.
5 g / gとなるように塗布・乾燥して感熱記録紙
を得た。
実施例2 B液調製において、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポ
キシジフェニルスルホンの代わりに、4゜4′−ジヒド
ロキシジフェニルスルホンを用いた以外は実施例1と同
様にして感熱記録紙を得た。
実施例3 A液調製において、1,2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタンの代わりに、1,2−ビス(フェノキシ)エ
タンを使用した以外は実施例1と同様に行って感熱記録
紙を得た。
実施例4 A液調製において、1.2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタンの代わりに、2−(2’−ヒドロキシ−5′
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールを用いた以外は
実施例2と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例I B液調製において、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポ
キシジフェニルスルホンの代わりに、4゜4′−イソプ
ロピリデンジフェノールを用いた以外は実施例1と同様
にして感熱記録紙を得た。
比較例2 A液調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに、3
−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル
−7−フェニルアミノフルオランを用いた以外は実施例
1と同様にして感熱記録紙を得た。
比較例3 A液調製において、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオランの代わりに3−
(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオランを用い、且つB液調製に
おいて、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェ
ニルスルホンの代わりに4,4′−イソプロピリデンジ
フェノールを用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録紙を得た。
かくして得られた7種類の感熱記録紙を、高速感熱ファ
クシミリ (パナファックスUF−60゜松下電送社製
)にて記録した。得られた記録像の発色濃度および白紙
部(非印字部)の濃度をマクベス反射濃度計(RD−9
14型、マクベス社製)にて測定し、その結果を第1表
に示した。
また、記録後の感熱記録紙を70℃の乾燥条件下に24
時間放置後、再度、記録部分と白紙部“分の濃度をマク
ベス反射濃度計にて測定し、高温下における各々の保存
性を評価し、その結果を第1表に示した。
第1表 「効果」 第1表の結果から明らかなように、本発明の各実施例で
得られた感熱記録体は、いずれも高温条件下で保存され
ても白色度および記録濃度の低下が極めて少ない優れた
感熱記録体であった。
特許出願人  神崎製紙株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無色ないしは淡色の塩基性染料と、該染料と接触して呈
    色し得る呈色剤との呈色反応を利用した感熱記録体にお
    いて、塩基性染料として3−ジ(n−ブチル)アミノ−
    6−メチル−7−フェニルアミノフルオランを用い、且
    つ、呈色剤として4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキ
    シジフェニルスルホン及び/又は4,4′−ジヒドロキ
    シジフェニルスルホンを用いたことを特徴とする感熱記
    録体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05286255A (ja) * 1992-04-10 1993-11-02 Nikka Chem Co Ltd 感熱記録材料
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