JPH02247227A - 新規オリゴマー、その製法および用途 - Google Patents

新規オリゴマー、その製法および用途

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JPH02247227A
JPH02247227A JP1068836A JP6883689A JPH02247227A JP H02247227 A JPH02247227 A JP H02247227A JP 1068836 A JP1068836 A JP 1068836A JP 6883689 A JP6883689 A JP 6883689A JP H02247227 A JPH02247227 A JP H02247227A
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卓 織田
Akihiro Kondo
近藤 昭裕
Yoshitaka Yoda
余田 好孝
Yuichiro Kono
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なオリゴマー、詳細には親油性のアルキル
基と親水性のポリ(N−ホルミルエチレンイミン)鎖ま
たはポリ(N−低級アシルエチレンイミン)[を合せて
有する新規な両親媒性オリゴマー、その製造法およびそ
れからなる界面活性剤に関する。
〔従来の技術〕
従来、2−メチル−2−オキサゾリン、2−フェニル−
2−オキサゾリン等の如き2−置換−2−オキサゾリン
の開環異性化カチオンホモ重合を行う方法は、例えばポ
リマー・ジャーナル、 i、 87(1973)、ジャ
ーナル・オブ・ポリマー・サイエンス、 B、 i、 
871(1957)、  ジャーナル・オブ・ポリマー
・サイエンス、A−1,4゜2253 (1966)等
の文献に記載されており公知である。
また、長鎖アルキルハライド、長鎖アルキル基を含むカ
ルボン酸ハライドまたは長鎖アルキル基を含むスルホン
酸ハライドを開始剤とし、2−置換−2−オキサゾリン
の開環カチオン重合を行なうことにより得た化合物が界
面活性剤として優れていることは、USP426192
5に記載されており公知である。
さらに、トシル酸またはトリフルオロメタンスルホン酸
の長鎖アルキルエステルを開始剤とし、2−置換−2−
オキサゾリンの開環カチオン重合を行なうことにより得
た化合物が界面活性剤として優れていることは、小林、
三枝らがマクロモレキュルズ、放(8)、 1729(
1987)で報告しており公知である。後者の文献にお
いては、特に、トリフルオロメタンスルホン酸の長鎖ア
ルキルエステルを用いた場合に、重合開始反応速度が重
合成長反応速度よりも早(、オリゴマーの分子量をコン
トロールすることができ、生成オリゴマーが有効な界面
活性能を示すことが述べられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、トリフルオロメタンスルホン酸の長鎖アルキル
エステルは非常に不安定であるため取り扱いが困難であ
るという欠点がある。また、トリフルオロメタンスルホ
ン酸エステルを得るための原料であるトリフルオロメタ
ンスルホン酸クロライドは高価である上にかなり強い酸
であるため、取り扱いに(いという問題点もある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情において本発明者らは鋭意研究を行った結果
、ハロゲン化酢酸の長鎖アルキルエステルを2−置換又
は無置換−2−オキサゾリンの開環重合の開始剤として
用いると、重合開始反応が重合成長反応よりかなり早く
なるため、分子量コントロールが容易であり、分子量分
布も狭いオリゴマーが得られ、更に得られたオリゴマー
が優れた界面活性能を示すことを見出し、本発明を完成
した。
すなわち、本発明は、−散大(1) (式中、R+は炭素数8〜30のアルキル基を表わし、
hは水素原子、メチル基またはエチル基を表わし、すべ
てのR8は同一であっても異なっていても良く、nは重
合度を表わし、XはC1%Br。
Iまたは水酸基を表わす、) で表わされる分子量が300〜io、 oooであるオ
リゴマーを提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明における上記−散大(I)で表わされるオリゴマ
ーは、−散大 %式%() (式中、R,は炭素数8〜30のアルキル基を表わし、
YはCl5Brまたは■を表わす、)で表わされる化合
物を開始剤として、−a式(式中R2は水素原子、メチ
ル基またはエチル基を表わす、) で表わされる一種または二種以上の2−置換又は無置換
−2−オキサゾリンを開環カチオン重合することにより
得られる。
本発明において、重合開始剤として用いられる上記−散
大(n)で表される化合物は、炭素数8〜30の長鎖ア
ルキル基を含むアルコールとハロゲン化アセチル化剤と
の反応、または炭素数8〜30の長鎖アルキルを含むア
ルコールの酢酸エステルとハロゲン化剤との反応等、公
知の方法で得られるが、長鎖アルキル基を含むアルコー
ルとハロゲン化アセチル化剤との反応が簡便であるため
好ましい。長鎖アルキル基としては直鎖でも、分岐構造
を有していても、また不飽和結合を有していてもよく、
一種類であっても二種類以上のものの混合物であっても
良い。
長鎖アルキル基を含むアルコールとしてはオクチルアル
コール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデ
シルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアル
コール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアルコ
ール、ヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルアルコー
ル、オクタデシルアルコール、ノナデシルアルコール、
エイコシルアルコール、セリルアルコール、メリシルア
ルコール、2−エチルヘキシルアルコール、イソノニル
アルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチル
−ドデシルアルコール、2−デシル−テトラデシルアル
コール、オレイルアルコール等が挙げられる。
またハロゲン化アセチル化剤としては、クロロ酢酸クロ
ライド、クロロ酢酸ブロマイド、クロロ酢酸アイオダイ
ド、ブロモ酢酸クロライド、ブロモ酢酸ブロマイド、ブ
ロモ酢酸アイオダイド、ヨード酢酸クロライド、ヨード
酢酸ブロマイド、ヨード酢酸アイオダイド等のハロゲン
化酢酸ハライドの他、クロロ酢酸無水物、ブロモ酢酸無
水物、ヨード酢酸無水物等のハロゲン化酢酸無水物、ク
ロロ酢酸メチル、ブロモ酢酸メチル、ヨード酢酸メチル
、クロロ酢酸エチル、ブロモ酢酸エチル、ヨード酢酸エ
チル等のハロゲン化酢酸エステルなどが挙げられる。
このようにして得た前記−散大(II)で表される長鎖
アルキル基を含む開始剤は非常に安定な化合物であるた
め、長期に渡る保存が可能である。
また、上記−散大(1)又は上記−散大(II)中のR
1の炭素数が7以下ではこれによってもたらされる親油
性が低下し、本発明で意図する後述するオリゴマーの特
徴がなくなるので好ましくない。
本発明における上記−散大(1)で表わされるオリゴマ
ーを生成せしめるモノマーは上記−散大(III)で表
わされる2−置換又は無置換−2−オキサゾリンであり
、具体的には2−オキサゾリン、2−メチル−2−オキ
サゾリン、2−エチル−2−オキサゾリンである。これ
らの化合物は例えば、LiebigsAnn、 Che
m、、 P996〜P1009 (1974)に記載の
方法によって製造することができる。これらの化合物は
一種又は二種以上を組み合わせて用いてもよい。上記−
散大(1)又は上記−散大(III)中のR2の炭素数
が3以上となるとこれによってもたらされる側鎖の親水
性が低下し、後述する本発明で意図するオリゴマーの特
徴がなくなるので好ましくない。
本発明における上記−散大(1)で表わされるオリゴマ
ーの製造方法としては、塊状重合法または溶液重合法が
挙げられる。溶液重合法の場合、使用される溶媒として
は、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、クロロホ
ルム、塩化メチレン、塩化エチレン等を使用できる。そ
の溶媒の使用量としては、限定されるものではないが、
全仕込みモノマー100重量部に対して、10重量部か
ら2000重量部を使用するとよい。
本発明における上記−散大(1)で表わされるオリゴマ
ーを生成せしめる重合開始剤として用いられる上記−散
大(n)で表わされる化合物の量は、目的とするオリゴ
マーの分子量によって決定されるが、一般にはモノマー
2〜140モル当量に対して重合開始剤1モル当量の割
合で使用するとよい。
本発明における上記−散大(1)で表わされるオリゴマ
ーを生成せしめる重合の手順としては、例えば溶液重合
の場合、脱水、窒素置換した重合容器に、脱水精製した
溶媒を仕込み、脱水精製したモノマーおよび長鎖アルキ
ル基を含む上記−散大(n)で表わされる開始剤を仕込
む。しかる後に反応系を好ましくは40″C以上150
°C以下の重合温度に保ち、モノマーを実質的に完全に
重合させる。重合開始剤としてクロロ酢酸またはブロモ
酢酸の長鎖アルキルエステルを使用する場合には触媒と
してヨウ化カリウムまたはヨウ化ナトリウム等のヨウ素
金属塩を用いると重合がスムーズに進行する。重合は通
常1〜40時間行なう5重合時間は重合温度、重合開始
剤の使用量、溶媒の使用量等によって変化する。
重合後、こうして得られたオリゴマーの溶液から再沈殿
、あるいは溶剤留去等の公知の方法でオリゴマーを単離
することができる。再沈殿を繰り返したり、膜分離、ク
ロマトグラフ法あるいは抽出法等の公知の方法で、得ら
れたオリゴマー中より未反応のモノマー等を除去するこ
とができる。
重合触媒としてヨウ素金属塩を用いた場合には通常良く
使う公知の方法で脱塩することができる0重合後のオリ
ゴマー溶液に析出する塩は濾過によって大部分取り除く
ことができるが、イオン交換樹脂法等でさらに脱塩して
もよい。
重合後こうして得られたオリゴマーの分子量は界面活性
剤として使用するためには、300〜to、oooが良
いが、好ましくは500〜5.000が適当である。
本発明における一般式(1)中のXは使用する重合開始
剤の種類によって決まる。例えば開始剤としてブロモ酢
酸ステアリルエステル、モノマーとして2−メチル−2
−オキサゾリンを使用するとすれば開環カチオン重合し
、その結果下記−散大(IV)で表わされる構造のオリ
ゴマーが生成する。
CH。
(式中nは重合度を表わす。) また、この重合において、重合触媒としてヨウ化カリウ
ムを使用すると重合がさらにスムーズに進むが、この場
合には下記−散大(V)で表わされる構造のオリゴマー
が生成する。
(式中nは重合度を表わす、) 上記−散大(IV)、(V)で表されるオリゴマーは水
の作用で加水分解されると下記−散大(Vl)で表わさ
れる構造のオリゴマーとなる。
CH3 (式中nは重合度を表わす。) 従って上記の場合、上記−散大(1)中のXはBr、 
!または水酸基である。
本発明のオリゴマーの製造方法は、前記−散大(II)
で表されるハロゲン化酢酸の長鎖アルキルエステルをオ
キサゾリン系モノマーの重合開始剤として使用すること
を特徴とし、この開始剤は長鎖アルキル基とハロゲン原
子の間に−0−C−CI、−基が導入されていることが
、上記した従来の方法と異なる。従来の開始剤、例えば
USP4261925に記載されている方法に使用され
ている開始剤は下記の一般式(■)で表されるものであ
る。
RI  Y          (■)(式中R+及び
Yは前述したとおりである。)前記−散大(II)中の
ハロゲン原子Yのとなりのメチレン基は、隣接するエス
テル基によって電子を吸引されているため電子密度が低
い。
従ってこのメチレン基はモノマーである2−置換又は無
置換−2−オキサゾリン中の窒素原子に対する反応性が
高く、その結果、従来の一般式(■)で表される開始剤
に比べ本発明の開始剤の方が、重合開始反応がはるかに
早くなる。
またそのために重合開始反応が重合成長反応よりかなり
早くなるため、重合初期において重合開始反応が急速に
進み、その後は重合成長反応が均等に進行する。その結
果、分子量がそるったオリゴマーが生成する。また、重
合反応以外の副反応が少ないため添加したモノマーが全
て重合に消費され、分子量コントロールが極めて容易で
ある。
本発明のオリゴマーは白色または淡黄色の固体または粘
稠液体であり、親油性の長鎖アルキル基と親水性のポリ
(N−ホルミルエチレンイミン)またはポリ(N−低級
アシルエチレンイミン)を合せて含有する。本発明のオ
リゴマーは良好な界面活性能、起泡性及び可溶化能を示
すため、ノニオン性界面活性剤として最適である。また
曇点が実質上存在しないことから、通常良く用いられる
ポリエチレンオキサイド系のノニオン性界面活性剤に比
べ、幅広い温度範囲での使用が可能である。また、汎用
高分子の改質材、例えば帯電防止剤、防曇剤、相溶化剤
などの用途にも使用できる。
〔実施例〕
以下、長鎖アルキル基を含む開始剤の合成例及び本発明
の実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
合成例1 温度計、滴下ロート及び撹拌装置を付した20〇−四つ
ロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、この200−四
つロフラスコに室温下、2−デシル−テトラデシルアル
コール30.0g (0,085モル)、ジメチルアセ
トアミド50−を仕込んだ。
撹拌を開始し、室温下ブロモ酢酸クロライド16.0g
 (0,102モル)を2時間かけて滴下し、さらに2
0時間、室温下撹拌した。その後、分液ロートに反応物
を移して上層の油層を取り出し、クロロホルムで希釈後
、IN炭酸ナトリウム水溶液にて3回、イオン交換水に
て3回、飽和塩化ナトリウム水溶液にて2回抽出洗浄す
る。その後硫酸マグネシウムにて乾燥し、濾別後溶媒を
蒸発留去する。50”C,100IlluHgで2時間
、60°C12閣H,で10時間真空乾燥することによ
り、淡黄色粘稠液体を得た。薄層クロマトグラフィー(
シリカゲル、溶離液:クロロホルム/イソプロピルアル
コール=90/10 (容量/容1) 、Rf値0.8
)で純度が良いことを確認した。 NMR(溶媒二重水
素化クロロホルム)及びIRに−ト法)により、下記構
造の化合物であることを確認した。
収量38.0g (収率92%/2−デシルーテトラデ
シルアルコールの仕込み量より計算)であった。
合成例2 長鎖アルキル基を含むアルコールとしてステアリルアル
コール30 g (0,111モル)、ハロゲン化アセ
チル化剤としてブロモ酢酸クロライド21g (0,1
33モル)、溶媒としてジメチルホルムアミド50−を
反応試薬とし、合成例1と同様の方法で長鎖アルキル基
を含む開始剤を合成した。
薄層クロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/イソ
プロピルアルコール=90/IOl’量/容量)、l?
f値0.7)で純度が良いことを確認した。
NMI?、 IRにより下記構造の化合物であることを
確認した。
CHs(CHx)tt  OCCHz  Br収量38
.6g (収率89%/ステアリルアルコールの仕込み
量より計算)であった。
合成例3 長鎖アルキル基を含むアルコールとしてラウリルアルコ
ール30.0 g (0,161モル)、ハロゲン化ア
セチル化剤としてブロモ酢酸クロライド30.5g (
0,194モル)、溶媒としてジメチルアセトアミド3
0aZを反応試薬とし、合成例1と同様の方法で長鎖ア
ルキル基を含む開始剤を合成した。
薄層クロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/メタ
ノール=90/10 (容量/容量)、Rf値0.65
)で純度が良いことを確認した。Nl’lR,IRによ
り下記構造の化合物であることを確認した。
CHs+CHz→77−OCC)!2  Br収146
g (収率93%/ラウリルアルコールの仕込み量より
計算)であった。
合成例4 長鎖アルキル基を含むアルコールとしてデシルアルコー
ル30.0 g (0,190モル)、ハロゲン化アセ
チル化剤としてクロロ酢酸クロライド23.6g (0
,209モル)、溶媒としてジメチルアセトアミド30
−を反応試薬とし、合成例1と同様の方法で長鎖アルキ
ル基を含む開始剤を合成した。
薄層クロマトグラフィー(溶離液:クロロホルム/メタ
ノール=90/10 (容量/容量)、Rf値0.55
)で純度が良いことを確認した。NMR,IRにより下
記構造の化合物であることを確認した。
CH,÷COt→yO−C−CHz−C1収i!43.
6g (収率98%/デシルアルコールの仕込み量より
計算)であった。
実施例1 温度計、滴下ロートおよび撹拌装置を付した200−四
つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、この200 
wJ四つロフラスコに室温下、モレキュラーシーブ4A
にて乾燥したクロロホルム25dと合成例1で得たブロ
モ酢酸2−デシル−テトラデシルエステル6.5 g(
0,014モル)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて
系を昇温した。
還流下、2−メチル−2−オキサゾリン3.49g (
0,041モル)を2時間かけて滴下し、さらに12時
間還流させ重合を行った。冷却後500 mZのn−ヘ
キサンにて再沈殿を行ない、濾別後、80°Cにて48
時間、重合体の真空乾燥を行なった。
このようにして得たオリゴマーの分子量、組成は蒸気圧
オスモメーター1VPO(溶媒:クロロホルム)、プロ
トンNMR(溶媒:重水素化クロロホルム)、ゲルパー
ミエイションクロマトグラフィー; GPC(AC80
2,803連結、溶媒:クロロホルム)にて測定した。
結果を表1に示す。
実施例2 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例1で得たブロ
モ酢酸2−デシル−テトラデシルエステル4.75 g
 (0,010モル)、溶媒としてクロロホルム25g
aZ、モノマーとして2−メチル−2−オキサゾリン9
.18g (0,108モル)を反応試薬とし、実施例
1と同様の反応装置、反応条件で重合を行ない、同様の
条件で精製を行ってオリゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例3 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例1で得たブロ
モ酢酸2−デシル−テトラデシルエステル2.0 g 
(4,2X10−’モル)、溶媒としてクロロホルム2
5−、モノマーとして2−メチル−2−オキサゾリン8
.96 g (0,105モル)を反応試薬とし、実施
例1と同様の反応装置、反応条件で重合を行ない、同様
の条件で精製を行ってオリゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例4 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例2テ得たブロ
モ酢酸ステアリルエステル5 g (0,013モル)
 、m媒としてクロロホルム30−、モノマーとして2
−メチル−2−オキサゾリン27.18g (0,32
0モル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反応装置、
反応条件で重合を行ない、同様の条件で精製を行ってオ
リゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例5 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例2で得たブロ
モ酢酸ステアリルエステル5 g (0,013−r−
ル) 、’fJ媒としてクロロホルム50mJ、モノマ
ーとして2−エチル−2−オキサゾリン58.95g 
(0,595モル)を反応試薬とし、実施例1と同様の
反応装置、反応条件で重合を行ない、同様の条件で精製
を行ってオリゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例6 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例3で得たブロ
モ酢酸ラウリルエステル5.0 g (0,016モル
)、溶媒としてクロロホルム20m1、モノマ−として
2−オキサゾリン23.82 g(0,335モル)を
反応試薬とし、実施例1と同様の反応装置、反応条件で
重合を行ない、同様の条件で精製を行ってオリゴマーを
得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例7 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例3で得たブロ
モ酢酸ラウリルエステル5.0 g (0,016モル
)、溶媒としてクロロホルム10−、モノマーとして2
−メチル−2−オキサゾリン8.85g(0,104モ
ル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反応装置、反応
条件で重合を行ない、同様の条件で精製を行ってオリゴ
マーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例8 長鎖アルキル基を含む開始剤として合成例3で得たブロ
モ酢酸ラウリルエステル5.0 g (0,016モル
)、溶媒としてクロロホルム25−、モノマーとして2
−メチル−2−オキサゾリン22.70g (0,26
7モル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反応装置、
反応条件で重合を行ない、同様の条件で精製を行ってオ
リゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
実施例9 合成例4で合成した長鎖アルキル基を含む開始剤である
クロル酢酸デシルエステル6.0g(0,026モル)
とクロロホルム20@1、重合触媒であるヨウ化カリウ
ム4.32 g (0,026モル)を実施例1と同様
の反応装置に仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を昇
温し、還流下2−オキサゾリン19.60 g(0,2
76モル)を工時間で滴下し、さらに10時間還流し重
合を完結させた。冷却後、生成した沈殿物を濾過により
除去し、500 @Zのn−ヘキサンにて再沈殿を行な
い、濾別後80℃にて48時間、オリゴマーの真空乾燥
を行なった。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表1に示す。
比較例1 開始剤としてラウリルブロマイド10 g (0,05
9モル)、溶媒としてクロロホルム20−、モノマーと
して2−メチル−2−オキサゾリン10.07g (0
,118モル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反応
装置、反応条件で重合を行ない、同様の条件で精製を行
ってオリゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表2に示す。
比較例2 開始剤としてラウリルブロマイド5 g (0,030
モル)、溶媒としてクロロホルム20−、モノマーとし
て2−メチル−2−オキサゾリン20.4g(0,24
モル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反応装置、反
応条件で重合を行ない、同様の条件で精製を行ってオリ
ゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表2に示す。
比較例3 開始剤としてラウリルブロマイド4.0 g (0,0
24モル)、溶媒としてクロロホルム40−、モノマー
として2−メチル−2−オキサゾリン36.26g (
0,426モル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反
応装置、反応条件で重合を行ない、同様の条件で精製を
行ってオリゴマーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表2に示す。
比較例4 開始剤としてステアリルブロマイド10 g (0,0
30モル)、溶媒としてクロロホルム50@1、モノマ
ーとして2−オキサゾリン21.95g (0,31モ
ル)を反応試薬とし、実施例1と同様の反応装置、反応
条件で重合を行ない、同様の条件で精製を行ってオリゴ
マーを得た。
実施例1と同様にしてオリゴマーの分子量、組成を求め
た。結果を表2に示す。
表1.2から明らかなように、実施例1〜9にて合成し
たオリゴマーはいずれも設定値に近い分子量及び組成と
なった。またいずれも分子量分布の狭いオリゴマーが得
られた。これに対し比較例1〜4にて合成したオリゴマ
ーはいずれも設定値からかなりはずれた分子量及び組成
となった。また、いずれも分子量分布の広いオリゴマー
が得られた。
実施例10 実施例1〜9で得たオリゴマーを1%水溶液とし、その
水溶性(1点)、表面張力、起泡性(速泡性、泡安定性
)、可溶化能力を測定した。
結果を表3に示す。
比較例5 比較例1〜4で得たオリゴマーを1%水溶液とし、実施
例10と同様の測定を行った。結果を実施例10の結果
と比較して表3に示す。
*2 速泡性:反転撹拌法(40°C% 500rpm
、30秒撹拌、6秒で1回反転)、 撹拌停止10秒後の泡体積 *3 泡安定性:[(撹拌停止5分後の泡体積)/(撹
拌停止10秒後の泡体積)1 ×100 *4 可溶化能力;スダン■の可溶化量(500nmの
吸光度より求める)を実 施例1のサンプルを100とし たときの相対値 表3から明らかなように、比較例1〜4のような分子量
分布の広いオリゴマーの場合には表面張力は高く、起泡
性があまり無く、可溶化能力も低くあまり良い界面活性
剤とは言えない。
これに対し本発明のオリゴマー(実施例1〜9)では表
面張力は低(、起泡性はかなり高く、可溶化能力も高く
洗浄剤のごとき界面活性剤として好適である。
出願人代理人  古 谷   馨 (注)測定条件

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数8〜30のアルキル基を表わし
    、R_2は水素原子、メチル基またはエチル基を表わし
    、すべてのR_2は同一であっても異なっていても良く
    、nは重合度を表わし、XはCl、Br、Iまたは水酸
    基を表わす。)で表わされる分子量が300〜10,0
    00であるオリゴマー。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1は炭素数8〜30のアルキル基を表わし
    、YはCl、BrまたはIを表わす。)で表わされる化
    合物を開始剤として、一般式▲数式、化学式、表等があ
    ります▼(III) (式中R_2は水素原子、メチル基またはエチル基を表
    わす。) で表わされる一種または二種以上の2−置換又は無置換
    −2−オキサゾリンを開環カチオン重合することを特徴
    とする請求項1記載のオリゴマーの製造法。 3、請求項1記載のオリゴマーからなる界面活性剤。
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