JPH0496933A - ポリ(n―アシルアルキレンイミン)系重合体の製造方法 - Google Patents

ポリ(n―アシルアルキレンイミン)系重合体の製造方法

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JPH0496933A
JPH0496933A JP21415690A JP21415690A JPH0496933A JP H0496933 A JPH0496933 A JP H0496933A JP 21415690 A JP21415690 A JP 21415690A JP 21415690 A JP21415690 A JP 21415690A JP H0496933 A JPH0496933 A JP H0496933A
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JP
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oxazine
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poly
polymer
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JP21415690A
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Taku Oda
卓 織田
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体
の製造方法に関する。詳細には置換又は無置換の2−オ
キサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物を、重
合開始剤の存在下、特定の溶媒を用いて重合させること
により、分子量分布が狭く、かつ安全性の高いポリ(N
−アシルアルキレンイミン)系重合体を製造する方法に
関する。
〔従来の技術〕
2−オキサゾリン系化合物がカチオン重合開始剤の作用
によって重合し、高重合体を与えることは公知である(
Angew、 Chem、、 78.913(1966
);西独特許第1206585号:ベルギー特許第66
6828号;特公昭51−10280号; J、 Po
lym、 Sci、 + B+5、87H1967);
 Po1ys+、 J、、  4.87(1973)な
ど)。
2−置換又は無置換−2−オキサゾリンの重合体はポリ
(N−アシルエチレンイミン)として同定されており、
重合反応は次式に従うと考え%式% (式中Rは水素原子又は炭化水素基を、nは重合度を表
わす。) 重合開始剤、溶媒等の条件を選ぶことにより、いわゆる
リビング重合を行うことができる。従って、重合度は〔
七ツマ−]/〔開始剤] (モル比)で制御でき、通常
のラジカル重合により得られるポリマー又はオリゴマー
と比ベテ分子量分布は狭いものとなる。また、親水性及
び親油性の置換基を組み合わせることにより、両親媒性
のブロック型共重合体が得られること(Adv。
Chew、 5er−+皿320(1975) 、Ma
cron+olecules19、535(1986)
)が知られており、これらは界面活性能を有するものと
して知られている。
これら従来技術における重合溶媒としては、非プロトン
性の極性溶媒が好ましいとされており、アセトニトリル
、バレロニトリル、ベンゾニトリルといったニトリル基
を含む溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレ
ン、トリクレンといった塩素原子を含む溶媒、ニトロメ
タン、ニトロベンゼンといったニトロ基を含む溶媒、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドといったア
ミド基を含む溶媒が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
重合体を洗浄剤のごとき肌と直接触れるような用途に使
用する場合、安全性に問題無いものとしなければならな
い。
上記溶媒例として示した、ニトリル基、塩素原子、ニト
ロ基といった置換基を含む溶媒は、毒性あるいは刺激性
が強いため、これらを用いて製造した重合体を肌と直接
触れるような用途に使用することは好ましくない。また
アミド基を含む溶媒は一般に沸点が高く、除去すること
は難しい。従って、肌と直接触れる用途には適さない。
即ち、安全性が高く、溶媒除去がし易い溶媒が求められ
ていた。もちろん、重合中、副反応が無く、目的の分子
量/組成比にすることができることも必要である。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情において本発明者らは、置換又は無置換の2
−オキサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合物の
重合溶媒について鋭意研究を行った結果、特定の脂肪酸
エステルが上記欠点がない良好な重合溶媒となることを
見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、置換又は無置換の2才キサゾリン
系化合物又は2−オキサジン系化合物を、重合開始剤の
存在下、沸点30〜170″Cの脂肪酸エステルを重合
溶媒として重合させることを特徴とするポリ(N−アシ
ルアルキレンイミン)系重合体の製造方法を提供するも
のである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明におけるポリ(N−アシルアルキレンイミン)系
重合体の製造に用いるモノマー、即ち、置換又は無置換
の2−オキサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化合
物としては、2−オキサゾリン、2−メチル−2−オキ
サゾリン、2−エチル−2−オキサゾリン、2−プロピ
ル2−オキサゾリン、2−ブチル−2−オキサゾリン、
2−ペンチル−2−オキサゾリン、2ヘキシル−2−オ
キサゾリン、2−へブチル−2−オキサゾリン、2−オ
クチル−2−オキサゾリン、2−ノニル−2−オキサゾ
リン、2−デシル−2−オキサゾリン、2−ウンデシル
2−オキサゾリン、2−ドデシル−2−オキサゾリン、
2−トリデシル−2−オキサゾリン、2−テトラデシル
−2−オキサゾリン、2−ペンタデシル−2−オキサゾ
リン、2−ヘキサデシル−2−オキサゾリン、2−ヘプ
タデシル2−オキサゾリン、2−オクタデシル−2−オ
キサゾリン、2−ノナデシル−2−オキサゾリン、2−
エイコシル−2−オキサゾリン、2ヘンエイコシル−2
−オキサゾリン、2−トコシル−2−オキサゾリン、2
−ベンジル−2−オキサプリン、2−フェニル−2−オ
キサゾリン、2−ナフチル−2−オキサゾリン、2−ア
ンスリル−2−オキサゾリン、2−ピレニル2−オキサ
ゾリン、2−ベリレニル−2−オキサゾリン、2−オキ
サジン、2−メチル−2−オキサジン、2−エチル−2
−オキサジン、2−ブロビル−2−オキサジン、2−ブ
チル−2オキサジン、2−ペンチルー2−オキサジン、
2−へキシル−2−オキサジン、2−ヘプチル−2−オ
キサジン、2−オクチル−2−オキサジン、2−ノニル
−2−オキサジン、2−デシル−2−オキサジン、2−
ウンデシル−2−オキサジン、2−ドデシル−2−オキ
サジン、2トリデシル−2−オキサジン、2−テトラデ
シル−2−オキサジン、2−ペンタデシル−2−オキサ
ジン、2−ヘキサデシル−2−オキサジン、2−ヘプタ
デシル−2−オキサジン、2オクタデシル−2−オキサ
ジン、2−ノナデシル−2−オキサジン、2−エイコシ
ル−2−オキサジン、2−ヘンエイコシル−2−オキサ
ジン、2−トコシル−2−オキサジン、2−ベンジル−
2−オキサジン、2−フェニル−2−オキサジン、2−
ナフチル−2−オキサジン、2−アンスリル−2−オキ
サジン、2−ピレニル−2−オキサジン、2−ペリレニ
ル−2−オキサジン等が挙げられる。これらの化合物は
例えばLiebigs Ann、 Che+++、、 
p996〜p1009(1974)に記載の方法によっ
て製造することができる。
本発明におけるポリ(N−アシルアルキレンイミン)系
重合体の製造に用いる開始剤としては硫酸アルキルエス
テル、スルホン酸アルキルエステルまたはハロゲン化ア
ルキルが使用でき、具体的にはジメチル硫酸、ジエチル
硫酸、ジプロピル硫酸、ジブチル硫酸、p−)ルエンス
ルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、pト
ルエンスルホン酸プロピル、p−トルエンスルホン酸ブ
チル、トリフルオロメタンスルホン酸メチル、トリフル
オロメタンスルホン酸エチル、トリフルオロメタンスル
ホン酸プロピル、トリフルオロメタンスルホン酸ブチル
、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ
化ブチル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、臭
化ブチル、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピル、塩
化ブチル等が使用しうるが、重合速度の観点から好まし
くはジメチル硫酸、ジエチル硫酸、p−トルエンスルホ
ン酸メチルまたはヨウ化メチルを使用するとよい。
使用する開始剤の量は、目的とする重合体の分子量によ
って決定されるが、−船釣には2−オキサゾリン系化合
物又は2−オキサジン系化合物2〜100モル当量に対
して開始剤1モル当量を使用する。また、開始剤は1種
類または目的によっては2種類以上用いてもよい。
本発明において、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)
系重合体は溶媒として沸点30〜170℃の脂肪酸エス
テルを用い溶液重合法で製造される。これらの脂肪酸エ
ステルとしては、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピ
ル、ギ酸ブチル、ギ酸n−アミル、ギ酸イソアミル等の
ギ酸エステル;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル
、酢酸ブチル、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル等の酢
酸エステル;プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル
、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸ブチル、プロピ
オン酸n−アミル、プロピオン酸イソアミル等のプロピ
オン酸エステル;酪酸メチル、aHエチル、酪酸プロピ
ル等の酪酸エステル等が挙げられる。
これらの中で、沸点が低いものほど取り扱いにくくなる
ことと、反応時間が長くなること、沸点が高いものほど
除去が難しくなることから、沸点は50〜150℃の範
囲が好ましく、より好ましくは50〜120℃である。
最も好ましい溶媒としては、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル
、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル
、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等が挙げら
れる。
これら溶媒の使用量としては、限定されるものではない
が、2−オキサゾリン系化合物又は2−オキサジン系化
合物100重量部に対して、20重量部から2000重
量部を使用するとよい。
本発明において、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)
系重合体を生成せしめる手順としては、脱水、窒素置換
した重合容器に脱水精製した溶媒を仕込み、脱水精製し
たモノマーおよび開始剤を仕込む。しかる後に反応系を
30〜170℃、好ましくは40℃以上150℃以下の
重合温度に保ち重合せしめる。反応時間は2−オキサゾ
リン系化合物又は2−オキサジン系化合物の種類と使用
量、開始剤の種類と使用量、溶媒の使用量、および重合
温度等によって変化するが、通常1〜60時間である。
また、2−オキサゾリン系化合物又は2−オキサジン系
化合物の種類は目的とする重合体によって何種類でもよ
く、段階的に2−オキサゾリン系化合物又は2−オキサ
ジン系化合物を重合してゆくことによってブロック型重
合体としてもよいし、数種類の2−オキサゾリン系化合
物又は2−オキサジン系化合物を同時に重合することに
よってランダム型重合体としてもよい。
上記反応溶液から、再沈澱或いは溶剤留去等の公知の方
法で重合体を単離することができる。
〔発明の効果〕
本発明の方法により得られるポリ(N−アシルアルキレ
ンイミン)系重合体は白色又は黄色の固体または粘稠な
液体であり、溶媒として低沸点の脂肪酸エステルを用い
ているため安全性が極めて高く、特に化粧品用、香粧品
用といった肌と直接触れるような用途に好適に用いるこ
とができる。
また本発明の方法により得られるポリ(N−アシルアル
キレンイミン)系重合体は、−分子中に少なくとも1個
のポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメントを含
有するオルガノポリシロキサン(ポリ(N−アシルアル
キレンイミン)変性シリコーン)の中間原料としても非
常に有用である。即ち、本発明の方法により製造したポ
リ(N−アシルアルキレンイミン)系重合体と、分子中
にアミノ基を有するオルガノポリシロキサンとを、同じ
脂肪酸エステルを溶媒として反応させると、安全性が高
いポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーン
を得ることができ、しかも残存溶媒の除去が非常に容易
である。
〔実施例〕 以下、実施例にて本発明の詳細な説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
51四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、酢酸エ
チル100 mZ、ジエチル硫酸77.0 g  (0
,50モル)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を
昇温した。還流下、2−へブチル−2−オキサプリン3
75 g(2,215モル)を1時間かけて滴下し、さ
らに5時間還流させ第一段重合を行なった。ついで2−
メチル−2−オキサゾリン876.5 g (10,3
0モル)と酢酸エチル80〇−1の混合物を2時間かけ
て滴下し、さらに5時間還流させ第2段重合を行なった
。重合後、60℃/100閣Hgにて揮発分を除去する
と、淡黄色の粉末が得られた。約61!のヘキサンにて
30分撹拌することにより固−液抽出洗浄した。抽出後
、東洋濾紙製麹2の濾紙にて濾過した。得られた粉末を
60℃/100■)Igにて乾燥し、淡黄色粉末状のポ
リ(N−カブリリルエチレンイミン)とポリ(N−アセ
チルエチレンイミン)からなるブロック型オリゴマーを
得た。
得られたオリゴマーの組成をプロトンNMR装置(溶媒
:重水素化クロロホルム)にて、分子量をGPC法(溶
媒:クロロホルム、ポリスチレン換算)、および蒸気圧
オスモメーター(VPO法、溶媒:クロロホルム)にて
測定した。結果を表1に示す。
実施例2 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
51四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、酢酸エ
チル100 mf、ジエチル硫酸77.0 g  (0
,50モル)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を
昇温した。還流下、2−ヘプチル−2−オキサゾリン3
75 g(2,215モル)、2メチル−2−オキサゾ
リン876.5 g(10,30モル)及び酢酸エチル
800 mZの混合物を4時間かけて滴下し、さらに5
時間還流させ重合を行なった。
重合後、60℃/100 mmHgにて揮発分を除去す
ると、淡黄色の粉末が得られた。約61!、のヘキサン
にて30分撹拌することにより固−液抽出洗浄した。抽
出後、東洋濾紙部No、 2の濾紙にて濾過した。得ら
れた粉末を60℃/100 mHgにて乾燥し、淡黄色
粉末状のポリ(N−アセチルエチレンイミン)とポリ(
N−カブリリルエチレンイミン)からなるランダム型オ
リゴマーを得た。
得られたオリゴマーの組成、及び分子量を実施例1と同
様の方法により測定した。結果を表1に示す。
実施例3 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
11四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、酢酸エ
チル50d、p−トルエンスルホン酸3.72 g  
(0,02モル)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて
系を昇温した。還流下、2メチル−2−オキサジン20
0 g(2,02モル)及び酢酸エチル200 mZの
混合物を2時間かけて滴下し、さらに7時間還流させ重
合を行なった。
冷却後、51のヘキサンに滴下し、重合体を再沈洗浄し
た。重合体を60℃/100mmHgで乾燥し淡黄色樹
脂状のポリ(N−アセチル′プロピレンイミン)のホモ
ポリマーを得た。
得られたホモポリマーの分子量を実施例1と同様のcp
c法により測定した。結果を表1に示す。
実施例4 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
31四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、酢酸n
−ブチル100−、ヨウ化メチル1.42 g (0,
01モル)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を昇
温した。60℃にて2−プロピル−2−オキサジン40
0 g  (3,15モル)及び酢酸エチル200−の
混合物を2時間かけて滴下し、さらに10時間還流させ
重合を行なった。
重合体を60℃/100mnHg、ついで100℃10
,11IIIllHgで真空乾燥し、淡黄色樹脂状のポ
リ(N−ブチリルプロピレンイミン)のホモポリマーを
得た。
得られたホモポリマーの分子量を実施例1と同様のGP
C法により測定した。結果を表1に示す。
実施例5 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
11四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、酢酸エ
チル1001117、ジメチル硫酸9.45 g (0
,075モル)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系
を昇温した。還流下、2−ウンデシル−2−オキサゾリ
ン300 g  (1,78モル)及びプロピオン酸メ
チル100 atZの混合物を2時間かけて滴下し、さ
らに30時間還流させ重合を行なった。重合体を60℃
/100mmHg、ついで100℃10,1ma+Hg
で真空乾燥し、淡黄色ワックス状のポリ(N−ラウロイ
ルエチレンイミン)のホモポリマーを得た。
得られたホモポリマーの分子量を実施例1と同様のGP
C法により測定した。結果を表1に示す。
比較例1(バルク重合法) 温度針、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
51!、四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、ジ
エチル硫酸77.0 g (0,50モル) ト2−ヘ
プチルー2−オキサゾリン375 g(2,215モル
)を仕込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を昇温した。
60℃にて1時間、さらに80℃で5時間加熱させ第一
段重合を行なった。180℃まで昇温し、2−メチル−
2−オキサゾリン876.5g (10,30モル)を
8時間かけて滴下し、さらに5時間加熱させ第2段重合
を行なった。重合後、樹脂粉砕機にて共重合体を粉砕し
た。約61のヘキサンにて30分撹拌することにより固
−液抽出洗浄した。抽出後、東洋濾紙型Nα2の濾紙に
て濾過した。得られた粉末を60℃/100mmHgに
て乾燥し、淡黄色粉末状のポリ(N−カプリリルエチレ
ンイミン)とポリ(N−アセチルエチレンイミン)から
なるブロック型オリゴマーを得た。
得られたオリゴマーの組成、及び分子量を実施例1と同
様の方法により測定した。結果を表1に示す。
比較例2(重合溶媒;エタノール) 温度計、滴下ロート、還流冷却器及び撹拌装置を付した
52四つロフラスコを乾燥窒素にて置換した後、ジエチ
ル硫酸77、0 g (0,50モル)と2−へブチル
−2−オキサゾリン375 g(2,215モル)を仕
込んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を昇温した。60℃
にて1時間、さらに80″Cで5時間加熱させ第一段重
合をバルクにて行なった。
2−メチル−2−オキサゾリン876.5 g(10,
30モル)およびエタノール400 mの混合物を2時
間かけて滴下し、さらに5時間還流させ第2段重合を行
なった。重合後、エタノール400 @Zを加えて重合
体を希釈した。冷却後、lO!のヘキサンに滴下し、重
合体を再沈洗浄した。重合体を60℃/100閣Hgで
乾燥し淡黄色樹脂状のポリ(N−カプリリルエチレンイ
ミン)とポリ(N−アセチルエチレンイミン)からなる
ブロック型オリゴマーを得た。
得られたオリゴマーの組成、及び分子量を実施例1と同
様の方法により測定した。結果を表1に示す。
比較例3(重合溶媒;アセトニトリル)温度計、滴下ロ
ート、還流冷却器及び撹拌装置を付した51四つロフラ
スコを乾燥窒素にて置換した後、アセトニトリル100
−、ジエチル硫酸77.0g (0,50モル)を仕込
んだ。撹拌を開始し、油浴にて系を昇温した。還流下、
2−ヘプチル−2−オキサゾリン375 g(2,21
5モル)を1時間かけて滴下し、さらに5時間還流させ
第一段重合を行なった。ついで2−メチル−2−オキサ
ゾリン876.5 g(10,30モル)とアセトニト
リル800 @lの混合物を2時間かけて滴下し、さら
に5時間還流させ第2段重合を行なった。
冷却後、10fのへキサンに滴下し、重合体を再沈洗浄
した。重合体を60℃/ 100 mm)Igで乾燥し
淡黄色樹脂状のポリ(N−カプリリルエチレンイミン)
とポリ(N−アセチルエチレンイミン)からなるブロッ
ク型オリゴマーを得た。
得られたオリゴマーの組成、及び分子量を実施例1と同
様の方法により測定した。結果を表1に示す。
実施例6、比較例4 実施例1.2及び比較例1〜3で得たポリ(Nカブリリ
ルエチレンイミン)とポリ(N−アセチルエチレンイミ
ン)からなるオリゴマーに対し、表面張力、速泡性、泡
安定性及び可溶化力を下記方法により測定し、洗浄剤と
しての評価を行なった。
結果を表2に示す。
表2 〈測定条件〉 本表面張力: ウィルヘルミー法、30℃0 牢*速泡性: 反転撹拌法(40″CC1500rp、30秒撹拌、6
秒で1回反転)、撹拌停止10秒後の泡体積。
本本本泡安定性: 〔(撹拌停止5分後の泡体積)/(撹 拌停止10秒後の泡体積) ) X100****可溶
化能カニ スダン■の可溶化量(500nmの吸光度より求める)
を実施例1のサンプルを100とした時の相対値で示し
た。
実施例7、比較例5 実施例1(重合溶媒:酢酸エチル)および比較例3(重
合溶媒ニアセトニトリル)で得たポリ(N−カプリリル
エチレンイミン)とポリ(Nアセチルエチレンイミン)
からなるブロック型オリゴマーと、実施例2(重合溶媒
:酢酸エチル)で得たポリ(N−カプリリルエチレンイ
ミン)とポリ(N−アセチルエチレンイミン)からなる
ランダム型オリゴマーを15%水溶液とし、あらかじめ
再生しておいた三菱化成株製アニオン交換樹脂ダイヤイ
オン−A30にて開始剤断片であるエチル硫酸を共重合
体から除去した。共重合体の水溶液を凍結乾燥すること
により、淡黄色粉末状の樹脂を得た。これらのサンプル
について、安全性評価として、下記方法により皮膚感作
性を評価した。
結果を表3に示す。
表3 本皮膚感作性: モルモットを使ったGPMT法で皮膚感作性を評価した
感作条件;皮膚内感作0.5%生理食塩水溶液 接触感作10%水溶液 濃度10%にて惹起48時間後に於ける皮膚表面の色調
変化から感作性を判定した。
()内は、擬陽性以上の陽性例を示す。
実施例8 ジエチル硫酸15.42 g(0,100モル)、2−
メチル−2−オキサゾリン140 g(1,645モル
)、2−へブチル−2−オキサゾリン60.0 g (
0,354モル)、酢酸エチル300 mlの混合物を
5時間還流することにより、ポリ(N−アセチルエチレ
ンイミン)とポリ(N−カプリリルエチレンイミン)の
ランダム重合型オリゴマーからなる末端反応性ポリマー
(C,/C?=30/70 (wt%)、分子量200
0)を合成した。他の容器に両末端3−アミノプロピル
置換ポリジメチルシロキサン(チッソ■製、FM332
5、アミン当量5000、分子量10000)500 
g  (0,05モル)を酢酸エチル1500−に溶解
する。ポリ(N−アシルエチレンイミン)の末端反応性
ポリマーの溶液を1級アミノ基を含むアミノ変性シリコ
ーンの溶液に入れ、55℃で5時間反応した。溶媒を減
圧留去することにより、ポリジメチルシロキサンの両末
端にポリ(N−アシルエチレンイミン)鎖のついたブロ
ック共重合体(分子量14000)が得られた。この共
重合体は、淡黄色のゴム状であった。
このポリマーの安全性として皮膚感作性を実施例7と同
様に評価した。皮膚感作性はまったく認められなかった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、置換又は無置換の2−オキサゾリン系化合物又は2
    −オキサジン系化合物を、重合開始剤の存在下、沸点3
    0〜170℃の脂肪酸エステルを重合溶媒として重合さ
    せることを特徴とするポリ(N−アシルアルキレンイミ
    ン)系重合体の製造方法。
JP21415690A 1990-08-13 1990-08-13 ポリ(n―アシルアルキレンイミン)系重合体の製造方法 Pending JPH0496933A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1932507A2 (en) 2006-12-12 2008-06-18 Kao Corporation Hair treatment method

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