JPH0794550B2 - 水溶性ブロツク共重合体、その製造法および用途 - Google Patents

水溶性ブロツク共重合体、その製造法および用途

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JPH0794550B2
JPH0794550B2 JP59085595A JP8559584A JPH0794550B2 JP H0794550 B2 JPH0794550 B2 JP H0794550B2 JP 59085595 A JP59085595 A JP 59085595A JP 8559584 A JP8559584 A JP 8559584A JP H0794550 B2 JPH0794550 B2 JP H0794550B2
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武夫 三枝
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性ブロック共重合体、特にポリ(N−アセ
チルエチレンイミン)とポリ(N−ペンタノイルエチレ
ンイミン)またはポリ(N−ヘキサノイルエチレンイミ
ン)のブロック共重合体、更に詳細には共重合体主鎖中
に親水性を有するポリ(N−アセチルエチレンイミン)
ブロックおよび親油性を有するポリ(N−ペンタノイル
エチレンイミン)ブロックまたはポリ(N−ヘキサノイ
ルエチレンイミン)ブロックを合せて有する新規な水溶
性ブロック共重合体、その製法およびそれからなる新規
な界面活性剤に関する。
従来、2−メチル−2−オキサゾリン、2−フェニル−
2−オキサゾリン等の如き2−置換−2−オキサゾリン
の開環異性化カチオンホモ重合を行なう方法は例えばPo
lym.J.,,87(1973)、J.Polym.Sci.,B,,871(196
7)等の文献に記載されており公知である。又、2−メ
チル−2−オキサゾリンと2−n−プロピル−2−オキ
サゾリン又は2−イソプロピル−2−オキサゾリンの共
重合体を塩化ビニルのサスペンジョン重合の際の分散助
剤やシャンプーの原料に使用する事は例えば、Ger.Offe
n.1,939,669、Ger.Offen.2,2020,263、Ger.Offen.2,22
7,887、Ger.Offen.3,120,358、Ger.Offen.3,036,127、G
er.Offen.3,036,119、等の文献に記載されており公知で
ある。さらに、2−エチル−2−オキサゾリンと2−ウ
ンデシル−2−オキサゾリンのブロック共重合体もAdv.
Chem.Ser.,142,320(1975)の文献に記載されており公
知である。
しかしながら下記一般式(1)または(2)で表わされ
るR2およびR3基を有するブロック共重合体は未だ知られ
ていない。本発明者らは鋭意検討の結果、下記一般式
(1)または(2)で表わされるR2およびR3基を有し、
適当な分子量およびブロック組成比を有するブロック共
重合体は優れた界面活性を示し、また水に対する溶解性
が大きい事を見い出し本発明に到った。優れた界面活性
を示し、また水に対する溶解性が大きいことは、界面活
性剤を可溶化剤、洗滌剤、O/W乳化剤として利用するに
際し非常に有益である。
即ち、本発明は下記一般式(1)または(2)で表わさ
れる分子量が500以上50000以下であるポリ(N−アセチ
ルエチレンイミン)とポリ(N−ペンタノイルエチレン
イミン)またはポリ(N−ヘキサノイルエチレンイミ
ン)のブロック共重合体を提供する。
式中、R1は水素、または炭素数8以下のアルキル基、ア
ラルキル基を表わし、R2はメチル基を表わし、R3は炭素
数4または5のアルキル基を表わし、mおよびnは各ブ
ロックの重合度を表わし、m≧2,n≧2でm/nの比が0.8
〜40であり、Xは末端基を表わす。
また本発明は上記一般式(1)または(2)で表わされ
るブロック共重合体の製造法を提供する。即ち、本発明
は式(1)の場合、一般式 (式中、R2はメチル基を表わす)で表わされる2−オキ
サゾリン系化合物の第一段カチオン開環重合を実質的に
完全に行なった後、一般式 (式中、R3は炭素数4または5のアルキル基を表わす)
で表わされる2−置換−2−オキサゾリン系化合物の第
二段カチオン開環重合を行ない、あるいは式(2)の場
合、一般式(4)の化合物の第一段カチオン開環重合を
実質的に完全に行なった後、一般式(3)の化合物の第
二段カチオン開環重合を行なうことにより、前記一般式
(1)または(2)で表わされる水溶性ブロック共重合
体を製造する製造法を提供する。
また、本発明は、上記一般式(1)または(2)で表わ
される水溶性ブロック共重合体からなる界面活性剤を提
供する。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明における上記一般式(1)または(2)中のブロ
ックの一つを構成する 単位を生成せしめるモノマー即ち一般式(3)で表わさ
れるモノマーとしては、2−メチル−2−オキサゾリン
が挙げられる。これらの化合物は種々の方法で作られる
が、例えばLiebigs Ann.Chem.p996〜p1006(1974)に記
載の方法によって容易に作ることができる。上記式中R2
の炭素数が3以上となるとこれによってもたらされる側
鎖の親水性が低下するため、ブロック共重合体の界面活
性や水に対する溶解性が低下するので好ましくない。
本発明における上記一般式(1)または(2)中のブロ
ックの一つを構成する 単位を生成せしめるモノマー即ち一般式(4)で表わさ
れるモノマーとしては、2−n−ブチル−2−オキサゾ
リン、2−イソブチル−2−オキサゾリン、2−sec−
ブチル−2−オキサゾリン、2−tert−ブチル−2−オ
キサゾリン、2−n−ペンチル−2−オキサゾリン、2
−イソペンチル−2−オキサゾリン、2−ネオペンチル
−2−オキサゾリン、2−tert−ペンチル−2−オキサ
ゾリンが挙げられる。これらの化合物は種々の方法で作
られるが、例えばLiebigs.Ann.Chem.p996〜p1006(197
4)に記載の方法によって容易に作ることができる。
前記式中R3の炭素数が3以下になると、これによっても
たらされる側鎖の親油性が低下するため、ブロック共重
合体の界面活性が低下し好ましくない。また、前記式中
R3の炭素数が6以上になると、ブロック共重合体の水に
対する溶解性が低下し好ましくない。
本発明における前記一般式(1)または(2)で表わさ
れるブロック共重合体の製造方法としては、塊状重合法
または溶液重合法が挙げられる。溶液重合法の場合、使
用される溶媒としては、限定されるものではないがアセ
トニトリル、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、ベ
ンゾニトリル等が使用できる。溶媒の使用量としては、
全仕込みモノマー100重量部に対して、20〜2000重量部
を使用するとよい。
本発明における前記(1)または(2)で表わされるブ
ロック共重合体を生成せしめる重合開始剤としては、硫
酸エステル、スルホン酸エステル、ハロゲン化アルキ
ル、ルイス酸、プロトン酸等が使用できる。具体的に
は、ジメチル硫酸、p−トルエンスルホン酸メチル、p
−トリエンスルホン酸エチル、p−トリエンスルホン酸
プロピル、p−トリエンスルホン酸ブチル、ヨウ化メチ
ル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化ブチル、ブ
ロム化メチル、ブロム化エチル、ブロム化プロピル、ブ
ロム化ブチル、塩化メチル、塩化エチル、塩化プロピ
ル、塩化ブチル、三フッ化ホウ素、四塩化チタン、五フ
ッ化アンチモン、トリフルオロメタンスルホン酸等が使
用できるが、重合速度の観点から好ましくは、p−トル
エンスルホン酸メチルまたはヨウ化メチルを使用すると
よい。使用する開始剤の量は、目的とするブロック共重
合体の分子量によって決定されるが、一般には第一段重
合のモノマーに対して0.1〜50モル%の範囲で使用す
る。
本発明における前記一般式(1)または(2)で表わさ
れるブロック共重合体を生成せしめる共重合の手順とし
ては、例えば溶液重合の場合、脱水、窒素置換した重合
容器に、脱水精製した溶媒を仕込み、脱水精製した第一
段重合のためのモノマーおよび開始剤を仕込む。しかる
後に反応系を好ましくは30℃以上150℃以下の重合温度
に保ち、第一段重合のモノマーを実質的完全に重合せし
めた後、脱水精製した第二段重合のためのモノマーを窒
素気流下重合系に添加し、30℃以上150℃以下の重合温
度に保つ。重合時間は重合温度、モノマーの種類、およ
び重合開始剤の種類や使用量等によって変化するが通常
第一段および第二段重合共0.5〜40時間行なう。第二段
重合のためのモノマーを実質的完全に重合せしめた後、
反応混合物中の溶媒や未反応のモノマーを減圧下および
(または)加熱により、除去することにより目的とする
ブロック共重合体が得られる。なお、実質的完全に重合
せしめるとは重合収率70%以上を指すが、特に第一段の
重合においては、ブロック共重合効率の点から重合収率
90%以上に設定することが好ましい。
上記ブロック共重合体を生成せしめる共重合の手順にお
いて、第二段重合のモノマーを添加する場合、第一段の
重合が完結した系にそのまま添加しても良いし、第一段
重合の完結した反応液を他の脱水窒素置換した重合容器
に移入した後、添加してもよい。これは第一段の重合が
完結した時の重合体末端の重合活性イオン対がかなりの
長期間安定であり、リビング重合的に第二段の重合を行
ないえることによるものである。
本発明のブロック共重合体の分子量は500以上、50000以
下が良いが好ましくは800以上、20000以下が適当であ
る。分子量が500以下であまりに小さいと共重合体のブ
ロック性が失なわれるため界面活性が低下し好ましくな
い。また分子量が50000以上になると水に対する溶解性
が悪くなり好ましくない。本発明における前記一般式
(1)または(2)中のm,nはそれぞれ2以上であり、
m,nの比率はm/nが0.8以上40以下が良い。m/nの比が0.8
未満では水に対する溶解性が低下し好ましくない。また
m/nの比が40を越えると親水性と親油性のバランスが損
なわれて界面活性が低下するので好ましくない。
本発明における分子量とm/nの比率は開始剤と第一段の
モノマーの仕込みモル比および開始剤と第二段モノマー
の仕込みモル比を適当に設定する事により自由に実現せ
しめうる。これは、第一段の重合が完結した時の重合体
未満の重合活性イオン対が安定であり、リビング重合的
に第二段の重合を行ないうることによるものである。
本発明における一般式(1)または(2)中のR1Xは使
用する重合開始剤の種類によって決まる。R1としては水
素、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ベン
ジル基等が挙げられる。また、Xとしては水酸基、 −I基、−Br基、−Cl基、 または が挙げられる。
ここでA-は重合開始剤の陰性原子団に由来するアニオン
である。
本発明のブロック共重合体は白色または微黄色のロウ状
樹脂または固体樹脂であり、重合体主鎖中に親水性のホ
ルムアミド単位または低級アシルアミド単位を有するブ
ロックと、親油性のペンタノイルアミド単位またはヘキ
サノイルアミド単位を有するブロックとを含有する。
本発明のブロック共重合体は、水性媒体中での界面活性
能が大きく、さらに水に対する溶解性が大きいので、水
性媒体用の界面活性剤として、例えば、可溶化剤、洗滌
剤、O/W乳化剤、分散剤としての用途がある。
以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
全ての実施例、比較例におけるブロック共重合体の組成
は、重水素化クロロホルム溶媒を使用しHITACHI R 2
0Bプロトンnmr装置(日立製作所製)(60MHz)を使用し
て決定した。ブロック共重体の分子量は、CORRONA 117
蒸気圧オスモメーター(コロナ社製)を使用し、クロロ
ホルムを溶媒とし、40℃で測定を行ない決定した。ブロ
ック共重合体の分子量分布の形状はJASCOTRIROTOR(日
本電子分光社製)を使用、カラムとしてShodex A803
(昭和電工社製)、溶媒としてクロロホルム、溶媒流量
1ml/分の条件でゲル浸透クロマトグラフィーによって判
定した。
また全ての実施例、比較例におけるブロック共重合体の
界面活性については、各ブロック共重合体を蒸留水に溶
解して1重量%の水溶液を調整し、調整1日後の水溶液
の表面張力をデニュイ表面張力計によって測定し判定し
た。測定温度は20℃である。
また、全ての実施例、比較例におけるブロック共重合体
の水に対する溶解性については、各ブロック共重合体を
20℃の蒸留水に溶解して10重量%の水溶液を調整し、調
整1日後の溶解性を目視で判定した。
実施例1 ガラスアンプルを1mmHgの真空度で30分保った後、窒素
ガスにて置換を行ない、窒素ガス気流下、重合溶媒とし
てアセトニトリル5.0ml、第一段モノマーとして2−メ
チル−2−オキサゾリン0.85g(10.0ミリモル)を仕込
んだ。ガラスアンプルを氷水浴で冷却後、窒素ガス気流
下に重合開始剤としてp−トルエンスルホン酸メチル0.
37g(2.0ミリモル)を仕込んだ。窒素ガス気流下、ガラ
スアンプルを溶封後、あらかじめ80℃に調整した油浴に
浸し、重合温度80℃にて20時間第一段カチオン開環重合
を行ない、その後、系を室温まで冷却した。
さらに、ガラスアンプルを開封し、窒素ガス気流下第二
段モノマーとして2−n−ブチル−2−オキサゾリンを
1.26gr(9.9ミリモル)を仕込んだ。窒素ガス気流下、
再度ガラスアンプルを溶封し、80℃に調整した油浴に浸
し、重合温度80℃にて30時間、第二段カチオン開環重合
を行なった。
重合終了後、50℃の温浴中、10mmHgの真空度で60分間保
ち、アセトニトリルおよび未反応モノマーを蒸発させ、
得られた重合体を50℃にて48時間真空乾燥(真空度5mmH
g)を行なった。
得られた重合体の組成比、分子量および分子量分布の形
状はプロトンnmr、蒸気圧浸透法、ゲル浸透クロマトグ
ラフィーによって決定した。
得られた重合体の水に対する溶解性は重合体を20℃の蒸
留水に溶解して10重量%の水溶液を調整し、1日後の溶
解性を目視で判定し、得られた重合体の界面活性は重合
体を蒸留水に溶解して1重量%の水溶液を調整し、1日
後の表面張力をデニュイ表面張力計を用い20℃で測定し
て判定した。仕込各成分等については第1表に、重合体
の特性決定、物性評価の結果については第2表に示す。
第1表および第2表により、実施例1の方法で得られた
重合体は、優れた界面活性を示し、水に対する溶解性が
大きいブロック共重合体である事を示している。
実施例2 重合開始剤としてヨウ化メチルを使用する以外は実施例
1と同様の重合方法、重合体処理方法を行ない、重合体
の特性決定、物性評価も実施例1と同様の方法で行なっ
た。結果を第1表、第2表に示す。実施例2の方法で得
られた重合体は優れた界面活性を示し、水に対する溶解
性が大きいブロック共重合体である事を示している。
比較例1 ガラスアンプルを1mmHgの真空度で30分保った後、窒素
ガスにて置換を行ない、窒素ガス気流下重合溶媒として
アセトニトリル5.0ml、モノマーとして2−メチル−2
−オキサゾリン1.70g(20.0ミリモル)を仕込んだ。ガ
ラスアンプルを氷水浴で冷却後、窒素ガス気流下に重合
開始剤としてp−トルエンスルホン酸メチル0.74g(4.0
ミリモル)を仕込んだ。窒素ガス気流下、ガラスアンプ
ルを溶封後、あらかじめ80℃に調整した油浴に浸し、20
時間重合を行なった。
重合体処理方法、重合体の特性決定、物性評価は実施例
1と同様の方法で行なった。結果を第1表、第2表に示
す。
比較例1の方法で得られた重合体は水に対する溶解性は
大きいが、界面活性は劣っている。
実施例3〜5および比較例2〜3 第一段モノマーおよび(または)第二段モノマーの種類
を第一表に示すように変更した以外は実施例1と同様の
重合方法、重合体処理方法、重合体の特性決定、物性評
価を行なった。結果を第1表、第2表に示す。
実施例3〜5の方法で得られた重合体は、いずれも優れ
た界面活性を示し、水に対する溶解性が大きいブロック
共重合体である事を示している。
一方、比較例2の方法で得られたブロック共重合体は水
に対する溶解性は大きいが、界面活性が劣っている。比
較例3の方法で得られたブロック共重体は界面活性は優
れるが、水に対する溶解性が悪い。
比較例4 モノマーの種類を2−n−ブチル−2−オキサゾリンに
変更した以外は比較例1と同様の重合方法、重合体処理
方法、重合体の特性決定、物性評価を行なった。結果を
第1表、第2表に示す。
比較例4の方法で得られた重合体は水に対する溶解性が
非常に悪く1重量%でも溶解せず、界面活性は測定不能
であった。
実施例6〜12および比較例5 第一段モノマー、第二段モノマーおよび触媒の仕込割合
を変更した以外は実施例1と同様の重合方法、重合体処
理方法、重合体の特性決定、物性評価を行なった。結果
を第3表および第4表に示す。
実施例6〜12の方法で得られたブロック共重合体は優れ
た界面活性を示し、水に対する溶解性が大きい。
一方、比較例5の方法で得られたブロック共重合体はい
ずれも水に対する溶解性が悪い。
以上、実施例1〜12、比較例1〜5から本発明の方法で
得られた水溶性ブロック共重合体は非常に優れた界面活
性を示し、また水に対する溶解性が非常に大きく、界面
活性剤としての用途に適している事が明らかである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−120627(JP,A) 特公 平5−7415(JP,B2) 米国特許3574784(US,A) Advances in Chemis try Series 142 Copol ymers,Polyblends,an d Composites (1975年 A MERICAN CHEMICAL SO CIETY 発行)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式 または 〔式中、R1は水素、または炭素数8以下のアルキル基、
    アラルキル基を表わし、R2は、メチル基を表わし、R3
    炭素数4または5のアルキル基を表わし、mおよびnは
    各ブロックの重合度を表わし、m≧2,n≧2でm/nの比が
    0.8〜40であり、Xは末端基を表わす〕で表わされる分
    子量が500以上50000以下のポリ(N−アセチルエチレン
    イミン)とポリ(N−ペンタノイルエチレンイミン)ま
    たはポリ(N−ヘキサノイルエチレンイミン)の水溶性
    ブロック共重合体。
  2. 【請求項2】R1がメチル基である特許請求の範囲第1項
    記載のブロック共重合体。
  3. 【請求項3】分子量が800〜20000である特許請求の範囲
    第1項記載のブロック共重合体。
  4. 【請求項4】一般式 (式中、R2はメチル基を表わす)で表わされる2−オキ
    サゾリン系化合物、または一般式 (式中、R3は炭素数4または5のアルキル基を表わす)
    で表わされる2−オキサゾリン系化合物の第一段カチオ
    ン開環重合を実質的に完全に行なった後、上記第一段カ
    チオン開環重合が一般式(3)の化合物の重合である場
    合、次に一般式(4)の化合物の第二段カチオン開環重
    合を行ない、あるいは上記第一段カチオン開環重合が
    (4)の化合物の重合である場合、次に一般式(3)の
    化合物の重合の第二段カチオン開環重合を行なうことを
    特徴とする 下記一般式 または 〔式中、R1は、水素、または炭素数8以下のアルキル
    基、アラルキル基を表わし、R2は、メチル基を表わし、
    R3は炭素数4または5のアルキル基を表わし、mおよび
    nは各ブロックの重合度を表わし、m≧2,n≧2でm/nの
    比が0.8〜40であり、Xは末端基を表わす〕で表わされ
    る分子量が500〜50000のポリ(N−アセチルエチレンイ
    ミン)とポリ(N−ペンタノイルエチレンイミン)また
    はポリ(N−ヘキサノイルエチレンイミン)の水溶性ブ
    ロック共重合体の製造法。
  5. 【請求項5】下記一般式 または 〔式中、R1は、水素、または炭素数8以下のアルキル
    基、アラルキル基を表わし、R2は、メチル基を表わし、
    R3は炭素数4または5のアルキル基を表わし、mおよび
    nは各ブロックの重合度を表わし、m≧2,n≧2でm/nの
    比が0.8〜40であり、Xは末端基を表わす〕で表わされ
    る分子量が500〜50000のポリ(N−アセチルエチレンイ
    ミン)とポリ(N−ペンタノイルエチレンイミン)また
    はポリ(N−ヘキサノイルエチレンイミン)の水溶性ブ
    ロック共重合体からなる水性媒体用の界面活性剤。
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AdvancesinChemistrySeries142Copolymers,Polyblends,andComposites(1975年AMERICANCHEMICALSOCIETY発行)

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JPS60228535A (ja) 1985-11-13

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