JPH02245926A - 論理回路 - Google Patents

論理回路

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JPH02245926A
JPH02245926A JP6862389A JP6862389A JPH02245926A JP H02245926 A JPH02245926 A JP H02245926A JP 6862389 A JP6862389 A JP 6862389A JP 6862389 A JP6862389 A JP 6862389A JP H02245926 A JPH02245926 A JP H02245926A
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signal
circuit
bypass
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JP6862389A
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Gensuke Goto
後藤 源助
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 論理回路に係り、特に並列全加算器の桁上げ伝播処理回
路に関し、 従来の桁上げ伝播処理回路を補完し、さらに高速な論理
演算を可能とする最適バイパス回路を備えた論理回路を
提供することを目的とし、下位桁からの2進信号を逐次
選択的に伝播させる複数の逐次選択伝播処理回路からな
る主経路と、当該主経路における複数桁分の前記逐次選
択伝播処理回路をバイパスするバイパス経路と、を備え
て2進信号を同時並列的に生成する論理回路において、
前記逐次選択伝播処理回路をバスパスするバイパス経路
を連続して3個以上有し、かつ、その各バイパス経路の
バイパス桁数を下位桁側から上位桁側に向かって順次1
桁ずつ増加させて構成する。
第2の発明は、下位桁からの2進信号を逐次選択的に伝
播させる複数の逐次選択伝播処理回路からなる主経路と
、当該主経路における複数桁分の前記逐次選択伝播処理
回路をバイパスするバイパス経路と、を備えて2進信号
を同時並列的に生成する論理回路において、前記逐次選
択伝播処理回路をバイパスするバイパス経路を連続して
3個以上有し、かつ、その各バイパス経路のバイパス桁
数を下位桁側から上位桁側に向かって順次1桁ずつ減少
させて構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は論理回路に係り、特に並列全加算器の桁上げ伝
播処理回路に関する。
桁上げ伝播処理回路はディジタル論理回路により並列全
加算器を構成する場合に桁上げ信号を下位桁から上位桁
へ高速に伝播処理させるための回路である。かかる桁上
げ伝播処理回路として、「マンチェスタ形格上げ伝播処
理回路」が広く知られている。また、最近ではこのマン
チェスタ形格上げ伝播処理回路を利用して、ある条件の
下では桁上げ信号を伝播経路(以下、主経路という。)
のいくつかの桁数分だけバイパスさせてもよい場合があ
ることに着目し、主経路にバイパス回路を設けたものが
知られている。しかし、このマンチェスタ形格上げ伝播
処理回路の応用回路では、多重のバイパス回路を使用し
ているため、各バイパス回路の終端にANDゲートやO
Rゲートの結合子的に作用する論理回路が用いられてい
る。このようなゲートの存在は、当該ゲートへの一方の
入力信号がバイパスされて高速伝播されたとしても他方
の人力信号が確定するまで信号論理が決まらず、みかけ
ほど高速化されない。したがって、バイパス回路の多重
化を極力排除してANDゲート等の介在を除外すべきで
ある。ところが、バイパス回路を主経路に直接ワイヤー
ド接続することは、主経路側の信号とバイパスされてき
た信号との競合を生じ、その点での信号論理が不定とな
る。というのは、主経路側の信号が伝播されてくるまで
、たとえバイパス回路側の信号が高速伝播されてもその
点の信号が確定しないからである。このことは、特にC
MO8)ランジスタを用いて構成された桁上げ伝播処理
回路の場合に問題となる。その理由は、CMO8)ラン
ジスタは過渡状態にて電力を消費するという特性を有す
ることから、上記信号の不定状態、すなわち過渡状態に
おいてCMO5)ランジスタは電力を消費しつづけると
いう不具合が生じるからである。
このように、現在では、バイパスの多重化を極力避け、
バイパス回路の終端を主経路に接続する場合に直接的に
接続することとし、その場合の主経路側の信号とバイパ
スされた信号との競合による不定状態をいかに解消する
か、という点に研究開発の方向が向いている。本発明は
、このバイパス回路の設は方の改良に関するものである
〔従来の技術〕
第1従来例 第8図に、従来の桁上げ伝播処理回路として、上記応用
回路の例を第1.従来例として示す。
この桁上げ伝播処理回路は、トランスファゲート(また
はトランスミッションゲート;TG)を多段直結した回
路を桁上げ伝播処理回路とするマンチェスタ形格上げ処
理回路にバイパスを設けて高速化を図つたちのである。
この場合、トランスファゲートとして、PMOS)ラン
ジスタとNMOSトランジスタに並列に接続した構成が
採用されている。また、図中、Aは4ビット分の全加算
器が含まれる正論理の桁上げブロック、Bは4ビット分
の全加算器が含まれる負論理の桁上げブロックを示す。
この方式は、他の処理方式に比べて少ない素子数で高速
動作を実現できるので、主としてマイクロプロセッサ等
に組込まれて利用されている。
しかしながら、この桁上げ伝播処理回路は次の点に改良
の余地を残している。
第1に、桁上げ伝播処理バイパス回路が2人力NAND
ゲートまたは2人力NORゲートの入力端で終端してい
るため、NANDゲートまたはN ORゲート自体の信
号伝播処理遅延がトランスファゲートを通過するのに要
する遅延(トランスファゲート1段当たりτ0とする)
に加算されて桁上げ伝播処理時間が長くなる。
第2に、桁上げ信号伝播処理のクリティカル・バスにお
ける遅延(γCとする)は、第4桁で発生した桁上げ信
号が第26桁に伝播するまでの時間、すなわち τc−2(3τ。+τ1)+3輸0+τl)+(τa+
τD)−τ1 一10τo+4τl+τD’ ただし、τ およびτDはそれぞれインバータ、トラン
スファゲート、2人力NANDゲートの1個当たりの遅
延時間、で表されるが、バイパス回路の設定を工夫する
ことによってこの遅延時間τ0をより短縮できる余地が
残されている。
第2従来例および第3従来例 そこで、本願発明者は、上記第1従来例における第1の
点を改良するものとして第2従来例の発明(以下、第2
従来例という。)を、また第2の点を改良する発明(以
下、第3従来例という。)を先に出願した。それらを第
9図に示し、以下にその要旨を開示する。
第2の従来例は、下位桁から順次上位桁へ信号を伝播処
理させる主経路(#1.#2. ・・・、)に、制御回
路(2a)によってオン・オフが制御される少なくとも
一つのバイパス回路(#1′#2′、・・・、)を設け
、該バイパス回路がオン状態になった時に該バイパス回
路の終点から見て直ぐF位桁側にある前記主経路上の桁
上げ信号伝達回路(1)そのものをオフ状態にし、該バ
イパス回路を通過する信号のみを上位桁側へ伝達するよ
うにしたことを特徴とするものである。
この第2従来例によれば、バイパス回路がオン状態にな
った時に該バイパス回路の終点がら見て直ぐ下位桁側に
ある主経路の桁上げ信号伝達回路をオフ状態に制御して
いるので、バイパス回路を経由した信号と主経路を逐次
伝播してきた信号との競合を回避することができる。従
って、従来形に見られたようなNANDゲート、NOR
ゲート等の多人力組み合わせ回路を、桁上げ信号伝播経
路内に用いる必要がないので、該ゲート自体の信号伝播
遅延の分だけ桁上げ伝播処理に要する時間を短縮するこ
とができる。
第3の従来例は、下位桁から順次上位桁へ信号を伝播処
理させる主経路(#1.#2.・・・ )上のm (m
≧2)桁の伝播処理回路に対し設定された第1のバイパ
ス回路(#1’)と、該第1のバイパス回路と重複しな
いように設定された第2のバイパス回路(#2’)と、
該第1のバイパス回路の内部に始点を有し、該第2のバ
イパス回路の内部に終点を有する少なくとも1つの第3
のバイパス回路(13’ )とを具備することを特徴と
するものである。
この第3従来例によれば、互いに重複しないように設定
された2つのバイパス回路の一方の内部に始点を有し、
他方の内部に終点を有する付加的なバイパス回路を設け
ているので、クリティカル・tクスにおける桁上げ信号
伝達回路(トランスファゲート)の通過段数を減らすこ
とが可能となる。
それによって、桁上げ信号の伝播遅延が小さくなり、高
速処理が実現され得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第2従来例および第3従来例によれば、他の桁上げ
伝播処理回路に比べはるかに高速で信号処理を行うこと
ができる。
しかし、これらが最適なものではなく、バイパス回路の
設は方にはなお改良の余地が残されている。
したがって、本発明は従来の桁上げ伝播処理回路を補完
し、さらに高速な論理演算を可能とする最適バイパス回
路を備えた論理回路を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本願箱1の発明は、下位桁
からの2進信号(T   、但し、i−0゜−t 1.2.3.・・・m−1)を逐次選択的に伝播させる
複数の逐次選択伝播処理回路(1a、  1 b)から
なる主経路と、当該主経路における複数桁分の前記逐次
選択伝播処理回路(l a、  1 b)をバイパスす
るバイパス経路と、を備え、2進信号(T1)を同時並
列的に生成する論理回路において、前記逐次選択伝播処
理回路(l a、  1 b)をバイパスするバイパス
経路を連続して3個以上有し、かつ、その各バイパス経
路のバイパス桁数を下位桁側から上位桁側に向かって順
次1桁ずつ増加させて構成する。
また、本願箱2の発明は、下位桁からの2進信号(T 
  、但し、i−0,1,2,3,・・・m−1)を逐
次選択的に伝播させる複数の逐次選択伝播処理回路(1
a、  1 b)からなる主経路と、当該主経路におけ
る複数桁分の前記逐次選択伝播処理回路(1a、  1
 b)をバイパスするバイパス経路と、を備え、2進信
号(T1)を同時並列的に生成する論理回路において、
前記逐次選択伝播処理回路(la、lb)をバイパスす
るバイパス経路を連続して3個以上有し、かつ、その各
バイパス経路のバイパス桁数を下位桁側から上位桁側に
向かって順次1桁ずつ減少するよう構成する。
〔作用〕
第1の発明によれば、逐次選択伝播処理回路(1a、 
 1 b)をバイパスするバイパス経路を連続して3個
以上有し、かつ、その各バイパス経路のバイパス桁数を
下位桁側から上位桁側に向かって順次1桁ずつ「増加」
させるように構成したことにより、2進信号(T1)が
伝播されるのに最も時間を必要とする最大桁に向かうほ
ど逐次選択伝播処理回路(la、lb)のバイパスされ
る数が増えることになる。したがって、下位桁側では上
位桁側よりもバイパスによる信号伝播速度が遅く、上位
桁になるほど徐々にバイパスによる信号伝播速度が速く
なる。このことは、主経路全域(最下位桁0から最上位
桁m−1まで)の各桁から最上位桁に至る信号伝播時間
を平均化することを意味する。その結果、下位桁側では
従来より信号伝播速度が遅いこともありうるが、上位桁
に向うほど速くなるので、全体としては従来よりも、回
路内の最大桁(T   )に至る経路を最短化し馴−1 てm個の2進信号(T1)の生成に要する時間を短縮す
ることができる。
また、第2の発明によれば、逐次選択伝播処理回路(1
a、  1 b)をバイパスするバイパス経路を連続し
て3個以上有し、かつ、その各バイパス経路のバイパス
桁数を下位桁側から上位桁側ゆ向かって順次1桁ずつ「
減少」させるように構成したことにより、当該回路内の
最下位桁(0)より下の桁から伝播してきた信号が回路
内の各桁(T1)に至る経路を最短化して、m個の2進
信号(T1)の生成に要する時間を短縮することができ
る。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
原  理 まず、本発明の原理を概説する。
一般的事項として、桁上げ伝播処理回路は、次の論理式 %式% で表わされる2進信号Ttを、各桁において同時には“
1”とならない2種類の桁上げ制御信号Qi”iを用い
て制御し、そして逐次下位桁から上位桁へ選択的に伝播
させることにより、同時並列的に生成する回路である。
第1図に本願箱1の発明に係る桁上げ伝播処理回路の回
路構成を示す。第1図(a)は最下位桁より1桁下の桁
(h−1)から伝播してきた2進信号T  をT−1と
し、最上位桁(m−1)を−t T14として合計15桁の各2進信号T1を生成する回
路である。第1図(b)は最下位桁(h)から伝播して
きた2進言号T、をT。とし、最上位桁(m−1)をT
15として合計15桁の各2進信号T、を生成する回路
である。
第1図において、桁上げ伝播処理回路は、大別して主経
路と4つのバイパス回路とからなる。
主経路は、逐次選択伝播処理回路1aと、終端選択伝播
処理回路1bの直列連鎖回路からなる。
逐次選択伝播処理回路1aは、第1桁の2進言号T と
して第i−1桁からの2進言号T  1当該桁の桁信号
発生信号Q1とのいずれかを、導通制御信号R1の信号
値に応じて逐次選択して伝播させる回路であり、その具
体例は第3図により後述する。また、終端選択伝播処理
回路1bは、第1桁の2進言号T1として第i−1桁か
らの2進言号T  1当該桁の桁上げ制御信号Q1また
はバイパス回路を通って当該桁へ伝播してきた2進言号
Toのいずれかから、導通制御信号R1およびバイパス
制御信号り。の信号値に応じて選択的に伝播させる回路
で、各バイパス回路の終段に設けられている。終端選択
伝播処理回路1bの具体例は第4図により後述する。
バイパス回路としては、2桁バイパス回路2.3桁バイ
パス回路3.4桁バイパス回路4.5桁バイパス回路5
の4つの回路が形成されている。
2桁バイパス回路2は2桁を、3桁バイパス回路3は3
桁を、4桁バイパス回路4は4桁を、そして5桁バイパ
ス回路5は5桁を一度にバイパスするバイパス信号T。
とり、を生成伝播する回路である。このように、バイパ
ス回路は上位桁に向かうにつれて順次1桁ずつバイパス
する桁数が増加するように結線されている。その具体例
は3桁バイパス回路3を例にして第5図により後述する
このようにm個の2進言号T +  (1−Q 、12
.3.・・・m−1)を下位桁からの信号の逐次選択伝
播により生成する回路において、逐次的に信号を伝播さ
せる主経路のほかに、複数桁をバイパスするバイパス経
路2.3.4.5.・・・を設け、そのバイパスする桁
数を下位桁から順次ひとつずつ増やすようにして3個以
上の連続するバイパスを設けることにより、回路内の最
大桁T  に至鳳−す る経路を最短化して、m個の信号T、の生成に要する時
間を短縮する。
第1図の(a)と(b)とは、生成すべき信号T がQ
、なる信号を必要とするかどうかで使い分ける必要があ
る。たとえば、T1がm桁の並列加算器における桁上げ
信号Cの場合はQ−1は最下位桁よりも1桁下の桁から
の桁上げ信号C−1であるので、−船釣には第1図(a
)の方を使う。
また、T1が累積桁上げ制御信号BP1の場合はQ−1
は“1”   Q、  (i−0,1,2,・・・)−
“0”として、第1図(a)の方を使うか、もしくはQ
 をP  %Q1 (t−i、2.・・・)−“0”O として第1図(b)の方を使う。T1が累積桁上げ発生
信号BG、の場合は、Q−1は#0”ゆえ、第1図(b
)の方を使う。
次に第2図に本願第2の発明に係るT1信号伝播回路の
回路構成を示す。この伝播処理回路は第1図との比較に
おいて、バイパス回路のバイパス数が逆に上位桁に向か
うにつれて順次1桁ずつ減少するよう回路が構成されて
いる点で異なる。その他は第1図(a)、(b)と同様
であるので説明を省略する。
このようにm個の二進信号T1 (i−0,1゜2.3
.・・・m−1)を下位桁からの信号の逐次選択伝播に
より生成する回路において、逐次的に信号を伝播させる
主経路のほかに、複数桁をバイパスするバイパス経路2
,3,4,5.・・・を設け、そのバイパスする桁数を
下位桁から順次ひとつずつ減らすようにして3個以上の
連続するバイパスを設けることにより、当該回路内の最
下位桁より下の桁から伝播してきた信号が回路内の各桁
T1に至る経路を最短化して、m個の信号TIの生成に
要する時間を短縮する。なお、m個の信号群T1を生成
するのに、下位桁側の半分を第1図の方式のバイパス回
路、上位桁側の半分を第2図の方式のバイパス回路とす
ることにより、m個のTI倍信号同1時生成に要する時
間を最短にすることができる。
具体例 次に、本発明の具体例を第3図〜第6図に示す。
第3図に1桁の2過信号T1を下位桁からの2進言号T
  および当該桁の桁信号発生信号Qi1導通制御信号
R1から生成する逐次選択伝播処理回路1aについての
構成を示す。同図(a)は回路記号、(b)は回路図を
示している。
この逐次選択伝播処理回路1aは、CMO5)ランジス
タを用いた正論理で形成され、主経路形成のための主経
路トランスファゲート11が上位桁への2進言号T  
の伝播を阻止すべく制御さi−す れるとき、2進言号T  に代えて桁信号発生信号Q1
を上位に伝播させるためのバイパス経路トランスファゲ
ート12と、導通制御信号R1の反転信号を生成するイ
ンバータ15とからなる。
第4図に、2過信号T1を伝播する逐次選択伝播処理回
路1aにバイパス回路の終端を付加した1桁処理回路分
の終端選択伝播処理回路1bを示す。付加された回路は
、バイパス回路が導通するとき、2進言号T  の上位
桁への伝播を阻止す1−す るための制御回路として作用するNOR回路20、およ
びインバータ21である。同様に(a)は回路記号、(
b)は回路を示しており、CMOSトランジスタによる
正論理で形成されている。
第5図に、バイパス回路の一例として3桁バイパス回路
3を示す。この3桁バイパス回路3はバイパス信号T。
を通過させるトランスファゲート13と導通制御信号R
,R,Rを入力 j   j+l   J+2 とするNANDゲート18と、インバータ19とを含ん
でいる。2桁バイパス回路2.4桁バイパス回路4.5
桁バイパス回路5も同様なので図示ならびに説明を省略
する。
以上の第3図、第4図、第5図に示す逐次選択伝播処理
回路1a、終端選択伝播処理回路1b。
2桁バイパス回路2.3桁バイパス回路3.4桁バイパ
ス回路4.5桁バイパス回路5を用いて第1図、第2図
の桁上げ伝播回路を構成した具体例を第6図に示す。
第6図は、全体として10桁の桁上げ伝播回路の例であ
る。第6図中、第3図〜第5図と同一部分には同一の符
号を附して以下説明する。
第6図(a)において、14は波形整形インバータであ
り、16は信号伝播経路から各桁の桁上げ信号C1もし
くはその反転信号を出力するバッファインバータであり
、17は桁上げ発生信号G、の反転信号を生成するイン
バータである。
第6図(b)、(C)および(d)はそれぞれ2桁分、
3桁分、および4桁分をバイパスする信号の通過を制御
する導通制御信号L 1導通制御信号L 1導通制御信
号L6と、各バイパス回路が終端する主経路上の主経路
トランスファゲート11の導通を制御する導通制御信号
L 1導通制■ 御信号L 1導通制御信号L5を生成する回路例を示し
ている。このような各要素を組合せることにより、全体
として10桁の桁上げ信号C1(Co−C9)を生成す
る回路が構成される。
上記第6図は第1図の具体例を示したものであるが、第
2図の回路についても、同様な部分回路を使用して具体
回路が構成可能であることは容易に推察されよう。また
、桁上げ生成回路だけでなく、累積桁上げ発生信号生成
回路、累積桁上げ制御信号生成回路、累積群桁上げ発生
信号生成回路、累積群桁上げ制御信号生成回路について
も、前項で述べた信号の対応関係を用いることで同様に
して構成できることは明らかであろう。
このように、バイパスする桁数を順次−ずつ増やした3
つ以上の部分回路を連結した回路構成をすることにより
、回路内の最大桁T  に至る経路を最短にしてm個の
信号Ttの生成に要する時間を短縮する。
第6図の例では10桁の桁上げ信号生成に対して、その
最上位桁C9への下位桁からの伝播のクリティカルパス
はトランスファゲートの通過段数で4段であるが、従来
例第7図(a)のように3桁毎のバイパスを設けた場合
(最下位の部分のみ端数処理で1桁)は5段(b)のよ
うに4桁毎のバイパス(最下位部分は2桁)の場合も5
段となるため、本発明の回路の方が高速に最上位桁まで
信号が伝播することがわかる。同様に第2図のようなバ
イパス構成にしたときも、従来例第7図(a)、(b)
のような均等桁パイ、パス方式に比べて、より高速に信
号を各桁まで伝播させることができることは容易に理解
できよう。本発明のバイパス設定方式により得た高速伝
播信号は群桁上げ処理方式などを用いて処理できるため
、当該回路の最上位桁までの伝播時間がそのまま桁上げ
生成回路全体のクリティカルパスにつながる。従って、
本発明の回路は桁上げ生成回路などの処理の高速化へ寄
与できる。
桁数の異なるバイパス回路を3つ以上連ねることを本発
明の必須要件としているのは、2つ連ねた回路は本発明
の趣旨に関わらず、簡単に利用され得るからである。た
とえば第7図(b)の第0桁から第6桁までの桁上げ信
号処理においては、3桁のバイパスを持つ回路と4桁の
バイパスを持つ回路が連なってはいるが、これは端数処
理のためであり、連ねたことの効果も明確ではない。3
つ以上連ねて初めて本発明で指摘する効果が明確になる
と考えられる。
なお、第1図から第6図までの例ではバイパス桁数を1
(1桁のバイパスというのは実質意味がないのでバイパ
ス用ハードウェアは設けない)から始めるか、1で終わ
るようにしているが、かならずしもその通りでなくてよ
い。たとえば、第6図で下位の1桁分の回路を除去して
B2で制御される2桁バイパスを最下位桁を含む回路と
して、9桁の桁上げ信号生成回路を構成する場合も本発
明の一実施例となる。回折の回路を同時処理したいかに
より、最下位桁もしくは最上位桁を含む回路のバイパス
段数を設定すればよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、本願発明によれば、バイパス桁数を下位桁
から上位桁側に順次1桁ずつ増加させた構成としたこと
により、主経路全体に亘って各バイパスの信号伝播時間
を平均化させたので全体とし高速化が図れる。
また、本願第2の発明によれば、バイパス桁数を下位桁
から上位桁側に順次1桁ずつ減少させて構成したので、
当該回路内の最下位桁よりさらに下の桁から伝播してく
る信号を処理する場合にm個の2過信号の生成時間を短
縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第1の発明の原理ブロック図、第2図は本
願第2の発明のブロック図、第3図(a)は逐次選択伝
播処理回路の記号説明図、 第3図(b)はその回路図、 第4図(a)は終端選択伝播処理回路の記号説明図、 第4図(b)はその回路図、 第5図(a)は3桁バイパス回路の記号説明図、第5図
(b)はその回路図、 第6図は第1図の具体例の回路図、 第7図はマンチェスタ形格上げ伝播回路のブロック図、 第8図はマンチェスタ形格上げ伝播回路図、第9図は第
2、第3の従来例のブロック図である。 AI・・・被加数信号 B1・・・加数信号 BP、・・・累積桁上げ制御信号 C8・・・桁上げ信号 G1・・・桁上げ発生信号 Lo・・・バイパス制御信号 Ll・・・導通制御信号 B2・・・導通制御信号 B3・・・導通制御信号 B4・・・導通制御信号 B5・・・導通制御信号 り、・・・導通制御信号 Pl・・・桁上げ制御信号 Ql・・・桁信号発生信号 R1・・・導通制御信号 Ti・・・2過信号 To・・・バイパス信号 1a・・・逐次選択伝播処理回路 1b・・・終端選択伝播処理回路 2・・・2桁バイパス回路 3・・・3桁バイパス回路 4・・・4桁バイパス回路 5・・・5桁バイパス回路 11・・・主経路トランスファゲート 12・・・桁信号伝播トランスファゲート13・・・バ
イパス経路トランスフアゲ−14・・・波形整形インバ
ータ 15・・・インバータ 16・・・バッファインバータ 17・・・インバータ 18・・・NANDゲート 19・・・インバータ 20・・・伝播阻止制御用NORゲート21・・・伝播
阻止制御用インバータ 22・・・インバータ ト 主経路トランスファゲート 上位伝播トランスファゲート (a) (b) 逐次選択伝播処理回路 (b) 終端選択伝播処理回路 84@ (a) (b) 6桁バイパス回路 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下位桁からの2進信号(T_i_−_1、但し、i
    =0、1、2、3、・・・m−1)を逐次選択的に伝播
    させる複数の逐次選択伝播処理回路(1a、1b)から
    なる主経路と、当該主経路における複数桁分の前記逐次
    選択伝播処理回路(1a、1b)をバイパスするバイパ
    ス経路と、を備え、2進信号(T_i、但し、i=1、
    2、3、・・・m)を同時並列的に生成する論理回路に
    おいて、前記逐次選択伝播処理回路(1a、1b)をバ
    イパスするバイパス経路を連続して3個以上有し、かつ
    、その各バイパス経路のバイパス桁数を下位桁側から上
    位桁側に向かって順次1桁ずつ増加させて構成したこと
    を特徴とする論理回路。 2、請求項1記載の論理回路において、 前記論理回路は、次の論理式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、i=0、1、2、3、・・・m−1 で表わされる2進信号(T_i)を、各桁において同時
    には論理“1”とならない2種類の桁上げ制御信号(Q
    _i、R_i)を用いて制御し逐次的に下位桁から上位
    桁へ選択的に伝播させることにより、同時並列的に生成
    し、 前記主経路は、当該主経路の全体もしくはその一部が連
    続する逐次選択伝播処理回路(1a、1b)からなる3
    個以上の部分回路群に分割され、当該分割された部分回
    路群の下位桁側から数えて第j番目(j=1、2、3、
    ・・・l;l<m)の部分回路が、j+k=1(k=正
    の整数)個の連続する桁の2進信号(T_i)を処理し
    、 前記バイパス回路は、前記主経路内部の最下位桁(h)
    よりも1桁下位の逐次選択伝播処理回路から入力される
    2進信号(T_h_−_1)が当該部分回路内の全桁を
    バイパスして第j+h+k−2桁への信号となるようバ
    イパスするように構成されていることを特徴とする論理
    回路。 3、下位桁からの2進信号(T_i_−_1、但し、i
    =0、1、2、3、・・・m−1)を逐次選択的に伝播
    させる複数の逐次選択伝播処理回路(1a、1b)から
    なる主経路と、当該主経路における複数桁分の前記逐次
    選択伝播処理回路(1a、1b)をバイパスするバイパ
    ス経路と、を備えて2進信号(T_i、但し、i=1、
    2、3、・・・m−1)を同時並列的に生成する論理回
    路において、 前記逐次選択伝播処理回路(1a、1b)をバイパスす
    るバイパス経路を連続して3個以上有し、かつ、その各
    バイパス経路のバイパス桁数を下位桁側から上位桁側に
    向かって順次1桁ずつ減少させて構成したことを特徴と
    する論理回路。 4、請求項3記載の論理回路において、 前記論理回路は、次の論理式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、i=1、2、3、・・・m−1 で表わされる2進信号(T_i)を、各桁において同時
    には論理“1”とならない2種類の信号(Q_i、R_
    i)を用いて制御し逐次的に下位桁から上位桁へ選択的
    に伝播させることにより、同時並列的に生成し、 前記主経路は、当該主経路の全体もしくはその一部が連
    続する逐次選択伝播処理回路(1a、1b)からなる3
    個以上の部分回路群に分割され、当該分割された部分回
    路群の下位桁側から数えて第j番目(j=1、2、3、
    ・・・l;l<m)の部分回路が、j−k−1(k=正
    の整数)個の連続する桁の2進信号(T_i)を処理し
    、 前記バイパス回路は、前記主経路内部の最下位桁(h)
    よりも1桁下位の逐次選択伝播処理回路から入力される
    2進信号(T_h_−_1)が当該部分回路内の全桁を
    バイパスし1−第k−j+h−2桁への信号となるよう
    バイパスするように構成されていることを特徴とする論
    理回路。 5、請求項1乃至4のいずれかに記載の論理回路におい
    て、前記逐次選択伝播処理回路とバイパス回路のいずれ
    か一方もしくはその両者を全面的もしくは部分的にトラ
    ンスファゲートとインバータの連鎖回路により構成した
    ことを特徴とする論理回路。 6、請求項1乃至5のいずれかに記載の論理回路におい
    て、2進信号(T_i)を第i桁の桁上げ信号(C_i
    )、R_iを桁上げ制御信号(P_i)、Q_iを桁上
    げ発生信号(G_i)または被加数信号(A_i)もし
    くは加数信号(B_i)として、多桁の桁上げ信号生成
    回路を構成することを特徴とする論理回路。 7、請求項1乃至5のいずれかに記載の論理回路におい
    て、2進信号(T_i)を第i桁の累積桁上げ制御信号
    (BP_i)、R_1を桁上げ制御信号(P_i)、Q
    _1を論理“0”に対応する信号として、多桁の累積桁
    上げ制御信号生成回路を構成することを特徴とする論理
    回路。 8、請求項1乃至5のいずれかに記載の論理回路におい
    て、2進信号(T_i)を第i桁の累積桁上げ発生信号
    (BG_i)、R_1を桁上げ制御信号(P_i)、Q
    _1を桁上げ発生信号(G_i)または被加数信号(A
    _i)もしくは加数信号(B_i)として、多桁の累積
    桁上げ発生信号生成回路を構成することを特徴とする論
    理回路。
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