JPH02245767A - 電子写真感光体とその製法並びにそれを用いた電子写真法及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体とその製法並びにそれを用いた電子写真法及び電子写真装置

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JPH02245767A
JPH02245767A JP1066777A JP6677789A JPH02245767A JP H02245767 A JPH02245767 A JP H02245767A JP 1066777 A JP1066777 A JP 1066777A JP 6677789 A JP6677789 A JP 6677789A JP H02245767 A JPH02245767 A JP H02245767A
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Kunihiro Tamahashi
邦裕 玉橋
Shigeharu Konuma
重春 小沼
Masatoshi Wakagi
政利 若木
Masanobu Hanazono
雅信 華園
Saburo Shoji
庄司 三良
Takayuki Nakakawaji
孝行 中川路
Yutaka Ito
豊 伊藤
Shigeki Komatsuzaki
小松崎 茂樹
Tomoaki Yamagishi
智明 山岸
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    • G03G5/147Cover layers
    • G03G5/14704Cover layers comprising inorganic material

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真感光体、電子写真法及び電子写真装
置に係わり、高湿下で印刷しても良好な画像を形成させ
るのに好適な電子写真感光体に関する。
〔従来の技術〕
電子写真用感光体としては、従来からSe。
Cd S e A s @ S e 3などの無機光導
電材料もしくはフタロシアニン系顔料に代表されるよう
な有機光導電材料が用いられている。
これらの材料は、光感度、帯電性などには優れた特性を
有するものの、膜硬度が低く、耐摩耗性に劣るため、寿
命が短いという欠点を有している。
これに対してアモルファスシリコン感光体は、硬度が高
いことから、長寿命の電子写真用感光体として期待され
ている。
しかし、アモルファスシリコン感光体には耐湿性に劣る
という欠点がある。このため、  a −5iC:H,
a−8iN:Hなどを表面保護層として設けることが一
般的となっているが、十分とはいえず、長時間繰返し印
刷後に、特に高湿下で画像流れが生じるという問題が発
生する。
この原因は、電子写真の印字プロセスにおけるコロナ放
電によってa−8i:H感光体の表面が酸化され、耐湿
性が低下することにあると考えられている。耐湿性の低
下を防止するには、化学的により安定な材料を表面保護
層に用いる必要がある。
例えば特原昭62−22361号に記載のa −C: 
H:F膜、特開昭55−70848号に記載の熱可塑性
樹脂膜、あるいは特開昭62−206559号に記載の
メチルシリコン樹脂又はフッ素系化合物含有樹脂を含む
膜を用いる方法などが、開示されている。しかし、これ
らの方法は、耐湿、耐コロナ性の改善に効果があるもの
の、耐摩耗性、クリーニング性などが逆に悪化するとい
う問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、電子写真用感光体の表面保護層として
要求される諸特性すなわち、耐湿、耐コロナ性、耐摩耗
性及びクリーニング性などを十分に並立させることがで
きないという問題点があった。
本発明の目的は、静電気的帯電、例えばコロナ帯電繰返
し後の耐湿性に優れ、かつ耐摩耗性、耐クリーニング性
にも優れる表面保!lI層を設けた感光体、その感光体
を用いた電子写真法及び電子写真装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、a−8i:H等の感光体表面に、直接また
は他の層を介して多数の微小な通気孔、即ちミクロボア
を多数有する連続した薄膜を形成し、その薄膜表面及び
気孔をはつ水性物質で覆って潤滑層を設けることにより
達成される。
また1本発明により、光導電層と、該感光体上に形成さ
れた表面層と、該光導電層の支持体とを具備し、該表面
層は微小な気孔を有する連続した薄膜とその気孔に含浸
されたはつ水性潤滑剤とから構成された電子写真感光体
であり、該はつ水性表面層に静電荷を与えること、 該感光体に所定の電磁波信号を与え選択的に該静電荷を
除去して静電潜像を形成すること、形成された静電潜像
に現像剤を付与し現像すること、 現像された像を媒体上に定着すること、を含む電子写真
法が提供される。
更に、本発明は、 光導電層と、 該感光体上に形成された表面層と、 該光導電層の導電性支持体とを具備し、該表面層は微小
な気孔を有する連続した耐摩耗性の薄膜とその気孔に含
浸されたはつ水性潤滑剤とから構成された電子写真感光
体と。
該はつ水性表面層に静電荷を与える手段と。
該感光体に所定の電磁波信号を与え選択的に該静電荷を
除去して静電潜像を形成する手段と、形成された静電潜
像に現像剤を付与し現像する手段と、 記録媒体を供給する手段と、 現像された像を該記録媒体上に定着する手段と、を含む
電子写真装置を提案するものである。
本発明によれば、アモルファスシリコン感光体を用いて
、感光体ドラムまたはベルトを高周速でしかもドラムま
たはベルトを予熱しないで起動することができる新しい
電子写真法が提案できる。
即ち、アモルファスシリコンを光導電体とするドラム状
またはベルト状の感光体を実質的に常温または室温から
起動し、かつ、その感光体を毎分65メートル以上の周
速度で駆動し、帯電、露光、現像、定着及び必要な処理
を施すことを特徴とする電子写真法が提供される。
本発明において、電子写真を実行するための静電帯電法
、静電潜像形成法、現像法、定着法等は従来公知の技術
を用いることができる。
本発明で用いられる光導電材料は、アモルファスシリコ
ン、金属または非金属フタロシアニン、セレン等公知の
ものでよいが、特にアモルファスシリコン単独またはア
モルファスカーボン、アモルファスシリコンカーバイド
、アモルファスシリコンナイトライド層の少なくとも1
種に適用するのがよい。
ミクロポアを有する薄膜は、電子写真装置の稼働中にお
ける摩擦、例えばトナー及びキャリアとの摩擦、残留ト
ナー除去のためのファーブラシとの摩擦等に対し耐摩耗
性であることが必要である。
材料としては無機物、有機物またはそれらの組合せで形
成しても良い、ワニスを塗布し乾燥または硬化する方法
をとれば、工程の簡略化ができる。
セラミック等の無機物の場合には、連続した薄いセラミ
ック層をアモルファスシリコン感光体層上に直接または
他の層を介して形成し、このセラミック層をエツチング
法、あるいは陽極酸化法によりミクロポアを形成する。
有機膜にミクロポアを形成するのは、有機膜を塗布する
際に溶液に適当な添加物を混合し、有機膜を塗布後、添
加物を除去することにより達成される。除去の方法は、
熱分解法、揮発法、溶出法など適宜選んで良く、使用す
る添加剤も各方法に合せて適宜選んでもよい、熱分解法
を用いる場合には、添加剤として、感光体の感度などの
特性を劣化させないよう300℃以下で分解するポリマ
ーを用いることが望ましく、特に250℃以下で分解す
るものが好適である。
このような熱分解性ポリマーの例としては、流動パラフ
ィン、イソブチレン・ノルマルブチレンランダム共重合
体、ポリテトラメチレン・エーテル・グリコール、ポリ
テトラメチレングリコール。
ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック共
重合体、ポリビニルメチルエーテルなどを挙げることが
できる。
また添加剤を混合しない場合でも、有機膜として、発泡
性樹脂を用いる方法、有機膜の硬化時に高温焼付をする
方法などでもミクロポアの形成が可能である。
表面保護層に形成する微小な通気孔即ちミクロポアは表
面潤滑剤を長期間保持し、且つ表面にゆつくりとはつ水
性潤滑剤を供給し、感光体表面にはつ水性、耐コロナ性
、潤滑性を与える作用を有する。このミクロポアは潤滑
剤等をその中に含浸しまたは混入され且つ含浸または混
入された潤滑剤等が浸出するように5通気性、即ち連続
孔であることが好ましい。
ミクロポアの大きさは、一般に0.001ミクロン以上
、特に0.01ないし5ミクロン程度が好ましく、 0
.1ないし1ミクロンの範囲が最も実用的である。用い
るトナー等が侵入しない程度の大きさのポアサイズを選
ぶのがよい。
本発明で多孔性有機膜を形成するために用いる材料は特
に限定されないが、硬化後、一部または全部架橋してい
ることが望ましく、硬化温度は300”C以下、望まし
くは250℃以下が好適である。また画像流れ防止のた
めには、高い表面抵抗を有する材料が必要であり、少な
くとも1o12Ω・am以上の表面抵抗を有することが
望ましい。
具体的な例としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リアミド樹脂などがある。
電子写真用感光体は、印字プロセス中に現像剤用紙、ク
リーニングブラシなどによる摩耗を受ける。
100〜1000万頁の印刷に耐えるために、感光体の
表面保護層としては、耐摩耗性の高いことが要求される
が、それには、有機膜の機械的強度を上げる必要がある
。この目的のため、ミクロポアを有する有機膜に、さら
に球状あるいは繊維状の無機物を分散させても良い。無
機物の大きさは、有機膜の膜厚によって適宜選んで良く
、膜厚よりも微少なもの、逆に膜厚よりも大きなもの、
いずれの場合も機械的強度の向上に効果がある。
分散させる無機物の例としては、シリカ、アルミナ、石
英、カオリン、マイカ、タルク、水和アルミナ、チタン
酸カリウム、酸化チタン、鉄粉。
アスベスト、クレイ、ウオラストナイト、酸化亜鉛、炭
化ケイ素、窒化ケイ素、ダイヤモンド、ボロン、窒化ボ
ロンなどを挙げることができる。
これらの無機物の表面を有機金属化合物でカツブリング
処理して、有機膜中に分散すれば、有機膜との整合性が
向上し、より高い機械的強度が得られる。
有機膜表面及びミクロポアを覆い潤滑層を形成する潤滑
性物質として、ジルコニウムなどの無機酸化物または硫
化モリブデンなどの金属硫化物、あるいはテフロン微粉
末、フッ化カーボン微粉末等のはつ水性物質を、予め有
機膜材料中に混入しておいてもよい。
感光体表面層にはつ水性を与えるために用いるフッ素系
潤滑剤は常温で固体であることが望ましいが液状のもの
でも良い、望ましくは下記一般式%式% (式中、X+ ytZは1以上の整数、望ましくはXは
5以上、yは10〜25.2は10〜56)で示される
パーフロロポリオキシアルキル基またはパーフロロポリ
オキシアルキレン基を有する潤滑剤が好適である。
上記のフッ素化合物の例はデュポン社から市販されてい
るクライトツクス143あるいはモンテフルオス社のホ
ンプリンY、ホンプリンZなどがある。
プリンター内での長時間の摩耗に対して、潤滑剤の消失
を抑えるには、潤滑剤として、有機膜と反応する基を末
端にもつものを使用する方法が有効である0例えば末端
にシラノール基あるいは有機膜がエポキシの場合にはイ
ソシアネート基を有するフッ素系反応固定型潤滑剤の使
用が特に効果が大きい、シラノール基を有する潤滑剤と
しては、下記一般式 %式%) (式中Rfは上記のパーフロロポリオキシアルキル基又
はパーフロロポリオキシアルキレン基。
R,は−CONH−−COO−−C,HO−R3は炭素
数2〜4のアルキレン基、R3は炭素数1〜3のオキシ
アルキレン基で、mは1〜3の整数)で表わされる化合
物が望ましい。
該化合物の具体例としては。
Rf−CONH−C,H,−8i(QC,H,)3Rf
  CON HCs Hs  S l (OCHa )
3CH。
Rf  CON HC3Hs  S l (OCH3)
xRf−COO−C,Hs  S x (OC5Hs)
3Rf  CHz OCt H−S l (OCHJ)
3Si (QC,H,)3−C3ItG−NHCO−R
f −C0NH−C,us −5L (OCHa )!
(式中Rfはパーフロロポリオキシアルキル基又はパー
フロロポリオキシアルキレン基)を挙げることができる
上記の化合物は有機膜に塗布後、100’C〜200℃
、1〜2hの熱処理で末端のシラノール基が有機膜と反
応し、オキサン結合をつくり、膜表面に固定される。
イソシアネート基を有する潤滑剤としては、下記一般式 %式%) (式中Rfはパーフロロポリオキシアルキル基又はパー
フロロポリオキシアルキレン基、Rは結合基チーC0N
H−−OCONH−1又は−CIl、0CON)I−、
R′は2価又は3価の飽和脂肪族炭化水素基で炭素数5
〜20が好ましい、または2価又は3価の芳香族炭化水
素基で、 の整数であるが1が好ましく、nは1または2の数を表
わす、) あるいは、 (式中、R1は直接結合、−CH2−−co−アミド結
合、R2は直接結合、又はエーテル結合、エステル結合
、アミド結合または−○crH2r−で繰返し毎に違っ
ていても良い、pは1〜3が好ましい、qおよびrは1
または2の整数)で表わされるものを挙げることができ
る。
末端のイソシアネート基は、フェノールまたはクレゾー
ル等のフェノール類又は第1級アミン。
アルコール類などでマスクされており、100〜200
℃の加熱によってマスクがはずれ、エポキシ基と反応し
てオキサゾリドン環を介してエポキシ化合物と化学結合
する。熱処理時間は1〜2時間で良い。
感光体表面層は、基体となる多孔質樹脂膜のはつ水性よ
り強いはつ水性となればよく、例えばエポキシ樹脂が基
体ならば、水の濡れ角で65度以上になればよい。
本発明の潤滑層は単層である必要はなく、例えば上述の
フッ素系反応固定型潤滑剤にて、1層目の潤滑層を形成
した後、反応基を持たないフッ素系潤滑剤による潤滑層
をさらにその上に形成しても良い、この場合には、1層
目の潤滑層のフッ索鎖と2層目の潤滑層のフッ索鎖の親
和性が良いため、潤滑層の耐摩耗性を向上させる効果が
生じる。
また、有機膜の形成時にフッ素系潤滑剤を膜中に含有さ
せても良い、この場合には、フッ素系潤滑剤として末端
が有機膜との親和性の大きい非フツ素含有基を有するも
の、例えば下記一般式(式中Rfは上記のパーフロロポ
リオキシアルキル基又はパーフロロポリオキシアルキレ
ン基、R□は直接結合または一〇H,−、−GO−−C
ONH−,R,は炭素数2〜3のオキシアルキレン基、
R1は直接結合または一〇−−Coo−−CONH−−
NHCO− OCkHzk  C(CH3L−で、繰返しごとに違っ
ていても良い、Sは0以上の整数、Tは1以上の整数、
には1または2の整数)で表わされるものを用いること
が望ましい。
上記の潤滑剤と有機樹脂とを溶剤に溶解し、感光体上に
塗布すると、溶剤が蒸発する過程で、潤滑剤のパーフロ
ロポリオキシアルキル基又はパーフロロポリオキシアル
キレン基のフッ索鎖が有機膜表面に析出し、非フツ素含
有基は膜内に残留して潤滑剤が膜表面に固定される。フ
ッ索鎖が表面に析出する時点で、ミクロポアが形成され
ていないため、この場合には所定の工程を経てミクロポ
アを形成後これを充てんする潤滑層を設ける必要がある
次にa−3i:H感光体表面にミクロポアを有する有機
膜、潤滑層を形成する方法の代表例を示す、a−5i:
H感光体の作製法はプラズマCvD法、スパッタリング
法9反応性蒸着法、光CVD法、マグネトロンCVD法
など適宜選んで良い。
まず適当な公知の三次元硬化型樹脂、あるいは熱可塑性
樹脂をミクロポアを形成する添加剤、例えば熱分解性ポ
リマーなどと伴にこれらが良く溶解する有機溶剤2例え
ばメチルエチルケトンと酢酸ブチルセルソルブ、フロン
ソルベントの混合したものに溶解する。有機膜中に無機
物を分散する場合には、この溶液に無機物を加え、ボー
ルミル混合などを行う、無機物の表面は事前にカップリ
ング処理を施しても良い、また、上述の有機膜と親和性
の大きい非フツ素含有基を有するフッ素系潤滑剤をこの
溶液中に混合してもよい。その後、この溶液の膜を感光
体表面に形成する。形成の方法は、浸漬法9回転塗布法
など適宜選んで良い。
その後、80℃〜120℃で0.5〜2時間程度の熱処
理を施し、溶剤を蒸発させる。フッ素系潤滑剤を含む場
合にはこの段階で、フッ索鎖を含む基が膜表面に析出し
、非フツ素含有基は有機膜中に残留する0次いで180
℃〜300”Cで1〜3時間の熱処理を行うことにより
、有機膜の架橋が促進され、有機膜の形成が完成する。
熱分解性ポリマーが添加されている場合には、この段階
の熱処理によりポリマーが分解、蒸発し、有機膜中にミ
クロポアを形成する。
こうしてできた有機膜上に潤滑層を形成する。
まず、はつ水性潤滑剤を混合あるいは溶解した溶液を作
製する。無機酸化物、金属硫化物の場合にはボールミル
混合などを必要に応じて行う、フッ素系潤滑剤の場合に
は、例えばフロンソルベントなどに溶解した溶液を用い
る。この溶液の膜を有機膜の形成と同様の方法で有機膜
上に形成する。
その後、100℃〜200℃、1〜2時間程度の熱処理
を施し、溶剤の蒸発または、潤滑剤の反応を行い潤滑層
を完成させる。潤滑層をさらに形成するには、上記と同
様の工程を繰返す。
本発明の有機膜と潤滑層を合わせた厚さは、厚すぎると
、感光体の残留電位などの特性が悪化するため、膜厚1
0μm以下が望ましい。
また、本発明の表面層の効果をさらに高めるため、電子
写真装置内で使用される現像剤、ファーブラシなど、感
光体と接触する部品に潤滑層を形成する物質と同じ潤滑
剤を塗布する方法も有効である。
〔作用〕
本発明の電子写真感光体は、はつ水性潤滑剤が含浸した
有機膜を表面層として有するため、耐湿。
耐コロナ性が大きく向上し、含浸した潤滑剤が、有機膜
表面の潤滑層に供給されるため、耐摩耗性にも優れる。
また有機膜上の潤滑層は、感光体表面の摩擦係数の減少
に寄与し、クリーニング性にも優れる。
a−8i:H(アモルファスシリコン)感光体は印刷枚
数を重ねると、特に感光ドラムの周速度を上げたときに
、コントラスト電位(帯電電位と露玉後の電位の差)が
小さくなり、印字品質が劣るという問題が生じるが、本
発明の表面保護層を用いることによりその問題を防止で
きる。
その結果、アモルファスシリコン感光体を用いて、室温
または常温から感光体を予熱することなく直ちに起動し
、かつ65メートル以上の周速度で感光体を駆動する新
しい電子写真法及び電子写真装置が提供できる。
従来のアモルファスシリコン感光体は、その表面に水を
吸着する性質から、必ずヒーターで予熱して表面に吸着
または付着する水分を除去する必要があったが1本発明
によりこの予熱工程が不要となった。
また、従来の電子写真では、ドラムまたはベルトの周速
度で最高速度が毎分約56メートルであったが、本発明
の改良された感光体で毎分約65メートルの周速度で駆
動する高速電子写真が可能となった。この速度は直径2
6センチメードル(幅40センチメートル)の感光体ド
ラムを用いる電子写真法に換算して、毎分約20,00
0行の速度に相当する。
〔実施例〕
実施例 1 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明によるa−8i:H感光体の膜構造を示
したものである。φ120mmXj1300m m A
Ω素管上101上に、モノシラン、エチレン、ジボラン
、水素の混合ガスを用いて、a〜S i C: H: 
Bのブロッキング層102を、モノシラン、ジボラン、
水素の混合ガスを用いてaSi:H:Bの感光層103
を、次いでモノシラン、エチレン、水素を用いてa−8
iC:Hの表面保護層104を、13.56MHz  
の高周波を印加するプラズマ気相反応装置内で順次形成
した。
膜厚はブロッキングN2μm、感光層30μm。
表面保護層0.5μmである。
第7図は、耐刷試験後の帯電電位に対する露玉後の電位
の比を感光体の周速度を変えて測定した結果である。実
施例1は100メ一トル/分の周速度でも電位比が0.
15と小さく、十分なコントラスト電位が取れているの
に対し、比較例1は60メ一トル/分での電位比が0.
2を越え、コントラスト電位が低いことが分かる。
次にこの感光体をプラズマ気相反応装置より取出し、有
機膜を塗布した。塗布液として、メチルエチルケトン1
350gにエポキシ樹脂57g。
フェノール樹脂93g、トリエチルアンモニウムカリボ
ール塩0.57g 溶解した溶液を作製し、熱分解性ポ
リマーのポリテトラメチレン・エーテル・グリコール(
PTMEG)37.5g  をこの溶液に添加した。こ
の溶液に上述のa−3i:H感光体を浸漬して、膜を形
成した後、100℃。
1時間の予備加熱で溶剤を蒸発した後、230℃。
2時間の加熱処理を施して、有機膜の硬化及びPTME
Gの蒸発を行い、ミクロポアを有する有機膜105を完
成させた。膜厚は0.2μmであり、ミクロポアの平均
の大きさは約0.2μmであることを電子顕微鏡により
確認した。
続いて、デュポン社製クライトツクス143AZ  L
ogをフロンソルベント1496gに溶解した塗布液に
有機膜105を形成したa−5i:H感光体を浸漬して
膜を塗布し、その後、100℃、30分の熱処理で溶剤
を蒸発させ、潤滑層106を完成し、含浸型有機表面保
護層107を完成させた。
このようにして得た感光体を第6図に示すレーザービー
ムプリンター18に実装し、印刷枚数と耐湿性の関係を
水の接触角により評価した。
第6図において、感光体ドラム1に対して静電荷を与え
るsm器2と電磁波信号例えば光を与え露光するための
光源15、レンズ14からなる光学系16を設ける。ド
ラムの感光体表面に形成された静電潜像に対し現像剤で
あるマグロール4で撹拌されるトナー及びキャリア5を
接触させて現像する。
上記ドラムは、フェードランプ6で照射され。
未露光部分の電位を消去する。ついで記録媒体である印
刷用紙10をドラムに接触し転写用帯電器7で帯電しな
がら転写する。
上記ドラムは、イレーズランプ8で照射し、かつクリー
ナ9で清掃して次の工程に備える。
用紙10に転写されたトナー像は、プレヒータ12、ヒ
ートロール11を備えた定着器13を通して定着する。
なお、プリンタ18は必要な電源17を有する。このプ
リンタは予熱しないで起動しても得られた画像のボケが
発生せず、かつ高速でプリントすることができた。
感光体の特性を調査した結果を第2図に示す。
比較例1として実施例1と同様にして作製した表面に含
浸型有機表面保護層を設けていない感光体の結果も合せ
て示した。
本発明になる感光体は、300万頁印刷後も接触角が初
期値とほとんど変わらず良好な耐湿性を示し、20℃、
湿度80%RH下の条件で印刷しても画像流れは生じな
かった。それに比較して、含浸型有機表面保護層のない
感光体は、印刷枚数約15万頁にて接触角が25度まで
低下し、20℃湿度60%RH下の印刷で画像流れが生
じた。
第3図は、耐刷試験後の表面抵抗を実施例1と比較例1
について測定した結果である。
実施例1は湿度80%RHで10口Ω以上の表面抵抗を
有するのに対し、比較例1は、湿度50%RH下で1o
13Ω以上の抵抗を有しているものの、湿度60%RH
以上では1012Ω以下になっていることがわかる0本
発明になる含浸型有機表面保護層が300万頁印刷後も
耐湿性に優れることがわかった。
実施例 2 本発明の他の実施例を第4図によって説明する。
実施例1と同様にAl素管($120XQ300)20
1上に202〜2o4まテ(i’) a −S i系膜
を積層し、3肩のa−5i:H感光体を作製した。
次にこの感光体上に有機膜を塗布した。塗布液として、
実施例1の有機膜形成用の塗布液に、さらに平均粒径o
、06μmのα−A2□o3フィラーを15g混合した
溶液を作製した。
なお、All、O,フィラーは、有機膜の樹脂との親和
性を増すため事前に3−グリシドキシプロビルトリメト
キシシランによってカップリング処理を施してあり、塗
布液はボールミル混線を行ってAl、O,の均一分散を
図った。この塗布液による膜をa−5i:H感光体上に
形成し、実施例1と同様の熱処理を行い、フィラー分散
型有機膜207を完成させた0次いで実施例1と同様の
潤滑層208を形成し、含浸型有機表面保護層209を
完成した。
実施例1と同様のプリンターを用いて耐刷試験を行った
。実施例1と同様の効果が認められたが。
300万頁印刷後の水との接触角は約75度で、実施例
1よりも約5度はど高いのが認められた。
実施例 3 第5図は1本発明の他の実施例の感光体の構造図である
実施例2と同様にして、A0素管301(φ120×Ω
300)上にフィラー分散型有機膜307までを形成し
た0次に下記化学構造式 %式% (式中RfはF CCF (CF3) −CF、O−)
n −CF (CF3)−でnは平均14)で示される
フッ素系反応型潤滑剤308.3 gをフロンソルベン
ト1497gに溶解した塗布液を作製して、上述の感光
体を浸漬し、その後150℃、1時間の熱処理を施して
フッ素系反応固定型潤滑剤308をフィラー分散型有機
膜307の表面に固定した。
その後、実施例1,2と同様の潤滑層309をさらに形
成して二層型潤滑層310を形成し、含浸型有機表面保
護層311を完成した。
この感光体を実施例1,2と同様の耐刷試験に供した。
初期の接触角は約100度、300万頁印刷後の接触角
は約85度で、実施例1,2よりも高いはつ水性を示し
、画像流れの問題も生じなかった。
実施例 4 実施例2におけるフィラー205を、平均粒径0.1μ
mのα−八へ、0□フィラーに変え、同様の感光体を作
製した。実施例2と同様の効果が得られた。
実施例 5 実施例2におけるフィラー分散型有機膜207の形成塗
布液を、メチルエチルケトン1125g。
酢酸ブチルセロソルブ150 g eフロンソルベント
75gにエポキシ樹脂57g、フェノール樹脂93g+
 トリエチルアンモニウムカリボール塩0−6 g v
ポリエトラメチレン・エーテル・グリコール37.5 
g、下記構造式 (式中RfはF (CF(CF、)−CF、O−) n
 −CF (CF、)−でnは平均14)で示される潤
滑剤3gを溶解し、平均粒径0.06μmの α−AQ
、O,フィラーを混合した塗布液に変え、他は実施例2
と同様に感光体を作製した。実施例2と同様の効果が得
られた。
〔発明の効果〕
本発明の感光体における表面保護層は、はっ水性に富み
、300万頁の印刷後でも初期のはっ水性がほとんど変
化せず、かつ、80%RHの高湿度下でも表面抵抗が1
012Ω以上の高抵抗を維持できる。特に本発明のa−
8i:H感光体は長時間印刷後でも、画像流れの問題が
生じず長寿命となる。また、感光体としてアモルファス
シリコン感光体を用いた場合は、電子写真装置を予熱な
しで起動することができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のa−Si:H感光体の断
面図、第2図はa−8i:H感光体の水と接触角と印刷
枚数の関係、第3図は、印字試験後のa−8i:H感光
体の表面抵抗と相対湿度との関係、第4図、第5図は本
発明の一実施例のa−8i:H感光体の断面図、第6図
は本発明を適用する電子写真装置の構成を示す概略図、
第7図は感光体の周速度と帯電/露光電位比の関係を示
すグラフである。 1・・・感光ドラム、2・・・帯電器、3・・・現像器
、4・・・マグロール、5・・・トナー、キャリア、1
o・・・用紙、11・・・ヒートロール、13・・・定
着器、101゜201.301・AI2素管($120
xu300)102.202,302・・・ブロッキン
グ層(a−8iC:H:B)、 103,203,30
3−・・感光層(a−8i :H:B)、104,20
4゜304−・・表面保護層(a−8iC:H)、10
5゜206、.306・・・有機膜、205,305−
フィラー 106,208,309・・・潤滑層、10
7゜209.311・・・含浸型有機表面保護層、20
7゜307・・・フィラー分散型有機膜、308・・・
反応固定型潤滑剤、310・・・二層型潤滑層。 第1図 At素管 表面保護管 含浸型有機表面保護層 ブロッキング層 有機膜 感光層 潤滑層 第3図 相対湿度(%) 第2図 印刷枚数(万頁) 第4図 201  ^を素管       202H4表面保護
層      205 207 フィラー分散型有機膜 208プロッ中/グ層 フィラー 潤滑層 203  感光層。 20g  有機膜 209 含浸型有機表面保護層 第5図 3ol At木管 304  表面保護層 sos潤渭斥 302 プロツキノブ層 307  フィラー分散型有機膜 31〇 二1型潤渭( 303感光層 30M  反応固定型潤滑剤 311  含浸型有機表面保護層 第6図 1・・・感光ドラム、2・・・帯電器、3・・・現像器
、4・・・マグロール。 5・・・トナー、キャリア、6・・・フェードランプ、
7・・・転写用帯電器、8・・・イレーズランプ、9・
・・クリーナ、10・・・用紙。 11・・化−トロール、12・・・プレヒータ、13・
・・定着器。 14・・・;・−・−レンズ、15・・・光源、16・
・・光学系部、17・・・電源、18・・・電子写真装

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光導電体を含む光導電層と、 該光導電層上に形成された表面層と、 該光導電層の支持体とを具備する電子写真感光体におい
    て、 該表面層は多数の微小な気孔を有する連続した薄膜とそ
    の気孔に含浸されたはつ水性潤滑剤とから構成されたも
    のであることを特徴とする電子写真感光体。 2、アモルファスシリコンを光導電体として含む光導電
    層と、 該光導電層上に形成された表面層と、 該光導電層の導電性支持体とを具備する電子写真感光体
    において、 該表面層はふっ素系炭化水素のはつ水性潤滑剤を含む気
    孔を多数有する保護層であることを特徴とする電子写真
    感光体。 3、アモルファスシリコンを光導電体として含む光導電
    層と、 該感光体上に形成された表面層と、 該光導電層の支持体とを具備する電子写真感光体におい
    て、 該表面層は微小な通気孔を有する連続した硬質の耐摩耗
    性薄膜とその気孔に含浸されたはつ水性潤滑剤とから構
    成されたものであることを特徴とする電子写真感光体。 4、光導電体として含む光導電層に微小な通気孔を有す
    る連続した硬質の耐摩耗性薄膜を形成し、その気孔には
    つ水性潤滑剤を含浸し、該表面を乾燥することを特徴と
    する電子写真感光体の製法。 5、アモルファスシリコンを光導電体として含む光導電
    層に微小な通気孔を有する連続した硬質の耐摩耗性樹脂
    薄膜を形成し、その通気孔に溶媒に溶解したフッ素系は
    つ水性潤滑剤を含浸し、該表面を乾燥することを特徴と
    する電子写真感光体の製法。 6、光導電層と、該感光体上に形成された表面層と、 該光導電層の支持体とを具備し、該表面層は微小な気孔
    を有する連続した薄膜とその気孔に含浸されたはつ水性
    潤滑剤とから構成された電子写真感光体であり、該はつ
    水性表面層に静電荷を与えること、 該感光体に所定の電磁波信号を与え選択的に該静電荷を
    除去して静電潜像を形成すること、形成された静電潜像
    に現像剤を付与し現像すること、 現像された像を媒体上に定着すること、 を含むことを特徴とする電子写真法。 7、アモルファスシリコンを光導電体とするドラム状ま
    たはベルト状の感光体を実質的に常温から起動し、かつ
    その感光体を毎分65メートル以上の周速度で駆動し、
    帯電、露光、現像、定着及び必要な処理を施すことを特
    徴とする電子写真法。 8、光導電層と、 該感光体上に形成された表面層と、 該光導電層の導電性支持体とを具備し、該表面層は微小
    な気孔を有する連続した耐摩耗性の薄膜とその気孔に含
    浸されたはつ水性潤滑剤とから構成された電子写真感光
    体と、 該はつ水性表面層に静電荷を与える手段と、該感光体に
    所定の電磁波信号を与え選択的に該静電荷を除去して静
    電潜像を形成する手段と、形成された静電潜像に現像剤
    を付与し現像する手段と、 記録媒体を供給する手段と、 現像された像を該記録媒体上に定着する手段と、 を含むことを特徴とする電子写真装置。 9、アモルファスシリコンを光導電体として含む光導電
    層と、 該感光体上に形成された表面層と、 該光導電層の支持体とを具備し、該表面層は微小な気孔
    を有する連続した樹脂薄膜とその気孔に含浸されたはつ
    水性潤滑剤とから構成された電子写真感光体であり、該
    はつ水性表面層に静電荷を与えること、 該感光体に所定の電磁波信号を与え選択的に該静電荷を
    除去して静電潜像を形成すること、形成された静電潜像
    に現像剤を付与し現像すること、 現像された像を媒体上に定着すること、 を含むことを特徴とする電子写真法。 10、アモルファスシリコンを光導電体として含む光導
    電層と、 該感光体上に形成された表面層と、 該光導電層の導電性支持体とを具備し、該表面層は微小
    な気孔を有する連続した耐摩耗性の樹脂薄膜とその気孔
    に含浸されたはつ水性潤滑剤とから構成された電子写真
    感光体と、 該はつ水性表面層に静電荷を与える手段と、該感光体に
    所定の電磁波信号を与え選択的に該静電荷を除去して静
    電潜像を形成する手段と、形成された静電潜像に現像剤
    を付与し現像する手段と、 記録媒体を供給する手段と、 現像された像を該記録媒体上に定着する手段と、 を含むことを特徴とする電子写真装置。
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