JPH0224492A - セグメントに形成された連結用ボックスの穴埋め方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地下鉄通路、下水管路等の地中埋設管路の構築
の際に、材料として用いられるセグメントの周縁に開口
された連結用ボックスの穴埋め方法に係り、特に、穴埋
め操作が簡単で、かつ穴に埋められた充填物の脱落が起
こらない連結用ボックスの穴埋め方法に関する。

（従来の技術〕 地下鉄通路、下水管路等の地中埋設管路は通常。

シールド工事等により複数個のセグメントのそれぞれの
端面を互いに接合してトンネル状に組み立てることによ
り構築されるが、この組み立ては、通常、第５図に示さ
れるように、セグメントｌ、１の内側周縁２．２にそれ
ぞれ連結用ボックス３゜３を形成し、この連結用ボック
ス３．３からボルトナツト４により端面５．５を互いに
接合することにより行われる。

このような連結用ボックス３．３は露出されたままでは
ボルトナフト４が腐食して接合の強度低下を来すので、
この腐食を防止するために通常連結用ボックス３．３に
セメントモルタル６が充填されるが、この充填に際して
、従来では第５図に示されるように作業者の手７によっ
て手作業で行われていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記セグメントのボルトボックスはその数が多く、例え
ば、管路の直径６，０００ｔｍの場合、１１１１幅につ
き、７８個所存在し、１　ｋ＋ｉの長さでは７８．００
０個所にも達してしまう、しかも、この穴埋め作業は管
路内の狭い空間内で行われなければならず、このため、
手作業による穴埋めでは、極めて非効率的であり、多く
の時間や労力を費やしていた。

さらに、従来では、充填されたセメントモルタルが穴か
ら脱落するという事故も頻繁に起こっていた。

そこで、本発明の目的は穴埋め操作が簡単であり、かつ
穴埋めにより充填された充填物の脱落が起こらず、従来
技術に存する欠点を改良したセグメントの連結用ボック
スの穴埋め方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

前述の目的を達成するため、本発明によれば、複数個の
セグメントのそれぞれの端面を互いに接合して地中埋設
管路を組み立てるに当たり、前記各セグメントの周縁に
、開口部が内側に向くようにそれぞれ形成された連結用
ボックスからボルトナツトにより、前記端面を互いに接
合する地中埋設管路において、前記連結用ボックスの開
口部を注入口を有する補強用薄板で閉塞し、次いでこの
注入口を通じて連結用ボックス中に充填材を注入し、硬
化することを特徴とする。

以下、本発明を添付図面を用いて詳述する。

第１図は本発明に用いられるセグメントの一具体例の斜
視図であって、第１図から明らかなように、セグメント
１０の互いに接合する端面１１１１には溝１２．１２が
形成され、かつこのセグメントＩＯの周縁１３には連結
用ボックス１４．１４・・１４が多数、その開口部１４
ａが内側を向くように形成される。

このセグメント１０は強化コンクリート　（ＲＣ）、ス
チール等の材料を用い、組み立て後に後述の第２図示の
ように断面円形の管路を形成するように、ややわん曲し
た形成を有している。

このようなセグメント１０は溝１２．１２に粘着材層を
塗布あるいは粘着した後、複数個のセグメント１０．１
０のそれぞれの端面１１．１１を互いに接合し、第２図
に示される地中埋設管路Ｘを形成する。

第３図は第２図におけるＡ部分の拡大断面図であって、
第３図から明白なように、端面１１．１１は周縁１３．
１３に形成された相対する連結用ボックス１４．１４か
らボルトナツト１５で緊結することにより接合される。

組み立てられた地中埋設管路Ｘは第２図示のように連結
用ボックス１４の開口部１４ａが内側に向けて開口され
ている。

本発明はこの開口部１４ａの穴埋めに関するものであっ
て、第４図に示されるように、まず、連結用ボックス１
４の開口部１４ａを注入口１６を有する金属、樹脂等か
らなる補強用薄Ｆｉ１７で閉塞する。なお、連結用ボッ
クス１４の内面やボルトナツト１５にあらかじめ防水、
防錆を目的とした塗布材（樹脂、防水剤、塗料等）を塗
布しておいてもよい。次いで、注入口１６を通じて連結
用ボックス１４中に充填材１８を注入し、硬化する。注
入される充填材１８は硬化性の各種充填液であって、例
えば、セメントモルタル、あるいはエポキシ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂等、各種樹脂液であり、この注入に当たり
、ノズル１９を有する各種注入器具を用いてノズル１９
の先端から連結用ボックス１４中に注入され、やがて経
時的に膨脹、硬化される。

なお、本発明は充填材１８の注入、硬化後、補強用薄板
１７を取り外し、次いで露出した充填材の表面にエポキ
シ樹脂あるいはＦＲＰ等の強化樹脂等、各種保護用樹脂
層を形成することもできる。（図示せず。） 〔作用〕 上述の本発明方法では連結用ボックスの開口部を注入口
を有する補強用薄板で閉塞し、その後、この注入口を通
して連結用ボックス中に充填材を注入し、硬化するよう
にしたから、従来の手作業と異なって、注入器具により
注入口から注入され、穴埋め操作が簡単になる。また、
充填物は補強用薄板、あるいは少なくとも保護用樹脂層
で覆われるため、穴埋めされた充填物の脱落が起こらな
い。

〔発明の効果〕

以上のとおり、本発明方法は穴埋め操作が簡単で、時間
や労力が節約でき、かつ充填物の脱落が起こらず、この
ため防水、防食が完全であり、地中埋設管路の強度が長
期間にわたって保持される。

１０・・・セグメント、　１１・・・端面、　１２・・
・溝、１３・・・周縁、　　１４・・・連結用ボックス
、１４ａ・・・開口部、　１５・・・ボルトナット、１
６・・・注入口、　　１７・・・補強用薄板、１８・・
・充填材、 Ｘ・・・地中埋設管路。

特許出願人　協立化学産業株式会社

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いられるセグメントの一具体例の斜
視図であり、第２図は本発明により構築された地中埋設
管路の一興体例の斜視図であり、第３図は第２図におけ
るＡ部分の拡大断面図であり、第４図は本発明方法の説
明図であり、第５図は従来方法の説明図である。 溶１図 箋３自

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個のセグメントのそれぞれの端面を互いに接
   合して地中埋設管路を組み立てるに当たり、前記各セグ
   メントの周縁に、開口部が内側に向くようにそれぞれ形
   成された連結用ボックスからボルトナットにより、前記
   端面を互いに接合する地中埋設管路において、前記連結
   用ボックスの開口部を注入口を有する補強用薄板で閉塞
   し、次いでこの注入口を通じて連結用ボックス中に充填
   材を注入し、硬化することを特徴とするセグメントに形
   成された連結用ボックスの穴埋め方法。
2. （２）請求項第１項に記載の穴埋め方法において、前記
   充填材の注入、硬化後前記補強用薄板を取り除き、次い
   で露出した充填材の表面に保護用樹脂層を形成すること
   を特徴とする穴埋め方法。