JPH04347222A - プラスチックで保護されたコンクリート側溝およびその製造法 - Google Patents

プラスチックで保護されたコンクリート側溝およびその製造法

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JPH04347222A
JPH04347222A JP14782791A JP14782791A JPH04347222A JP H04347222 A JPH04347222 A JP H04347222A JP 14782791 A JP14782791 A JP 14782791A JP 14782791 A JP14782791 A JP 14782791A JP H04347222 A JPH04347222 A JP H04347222A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】酸、アルカリ、酸化性または腐食
性の化学品を含む薬液を取り扱うコンクリート製溝、あ
るいはそれらを輸送するパイプを収納するコンクリート
製ダクトとして用いられる、プラスチックライニングま
たはプラスチックコーティングしたプラスチックで保護
されたコンクリート側溝およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】メッキ工場や化学工場などにおいては薬
液の廃水、あるいは漏洩液等を水処理装置のピットなど
に移送する場合コンクリートの側溝で流すことが多い。 また各種の薬液の輸送パイプをコンクリート製共同溝に
収納しておくこともある。
【0003】これらコンクリート側溝、共同溝は酸、ア
ルカリ、酸化性または腐食性の化学品を取り扱う場合に
は排出された薬液または漏洩した薬液によりコンクリー
トが侵され、側溝がすぐ壊れてしまう危険がある。これ
を防ぐため、これら廃水用側溝または共同溝は耐食性シ
ートによるカバー、コーティングまたはライニングなど
を施工することが行われ、中でも強化プラスチック(以
下、FRPという。)によるライニングが最も広く用い
られている。
【0004】このFRPのライニングはあらかじめ製造
されている単位コンクリート製側溝にライニングするの
ではなく、基礎の上に施工されたコンクリート製側溝(
以下、ダクトという。)が完成したところに、FRPの
ライニングを現場施工にて行うことが普通行われている
【0005】しかし、このようなライニング方法は人手
、特に熟練工を必要とすること、施工場所が広いため施
工に長時間必要とすること、施工場所が乾燥し難い場所
であり、水分があるとFRPの完全な硬化が難しく、F
RPの性能が発揮できないためこの場所から侵食が起こ
ることなどがある。更に側溝の製造工程において、セメ
ントモルタルと側溝用モールドとの型離れをよくするた
めモールドに油系の剥離材を使用しているため、側溝単
体の表面とFRPライニングとの接着性が悪く、剥離現
象がよく起こることも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、施工が容易
で未熟練工でも施工ができ、剥離の起こらない、したが
って工期も短くて済むプラスチック層で保護されたプレ
キャストコンクリート側溝単体およびその製造法の開発
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を、
コンクリートとの結合強化手段を裏面に備え、内側を平
滑に成形した側溝用プラスチック製内溝(以下、側溝内
溝という。)、該側溝内溝の外側にコンクリートを硬化
させた側溝外壁(以下、側溝外壁という。)から構成さ
れていることを特徴とするコンクリート側溝およびコン
クリートとの結合強化手段を裏面に備え、内側を平滑に
成形した側溝用プラスチック製内溝を製造し、該側溝内
溝を側溝モールドに入れ、その裏面にセメントモルタル
を打ち込み、硬化させることを特徴とするコンクリート
側溝の製造法を開発することにより達成できた。
【0008】本発明においてコンクリートとの結合強化
手段とは、まず側溝内溝の裏面に設けられたセメントモ
ルタル中に埋没またはモルタルの硬化により物理的にコ
ンクリートとの結合する手段であって、プラスチック層
内にその一部が埋設され、あるいはプラスチック層にそ
の一部が固定された金属もしくはプラスチックの線状体
(コンクリート用鉄筋などのツバ等のついているもので
も可)もしくは板状体または不織布、織布(その構造の
内部までセメントモルタルが侵入し、硬化できる程度の
もの)等、その一部がセメントモルタル中に入り込み、
固定され、プラスチック層とコンクリートとの間の剥離
を防止し、結合を強化するものを指す。特に金属、プラ
スチック等でセメントモルタル中に入り込み、係止でき
る形状のものが好ましい。
【0009】プラスチック材としては耐食性のある熱硬
化性、熱可塑性のいずれのプラスチックでも可能である
。特に強度、加工性、施工の容易性(接続部のシールに
はFRPのオーバーレイすることが好ましい。)など総
合的に見ると、ガラス繊維等で補強された不飽和ポリエ
ステル樹脂等のFRPが好ましい。
【0010】側溝内溝の製造には、コンクリートとの結
合手段が内溝裏面に露出するようにして成形される。
【0011】これは固定すればよいのであるので最も有
利な方法をとればよい。例えば熱可塑性樹脂であればプ
レス、インジェクション等で作られるが、結合強化手段
は樹脂本体でその内溝裏面に露出するように成形するか
、またはインサート等で固定するなどの方法をとる。 また熱硬化性樹脂(常温硬化性も含む。)のときは、軟
らかいうちに結合手段をセットするなどの方法をとって
もよい。
【0012】結合強化手段はプラスチック層内にその一
部を完全に固定すると共にセメントモルタルが硬化する
と、全体としてプラスチック層とコンクリート層が固定
できる形状であればよく、形状は加工の容易性、価格な
どにより任意に選べる。
【0013】通常プラスチックでコーティングまたはラ
イニングされたコンクリート側溝の製造法を見ると、ま
ずコンクリート側溝を作った後、プラスチックでライニ
ングすることが行われているが、本発明の側溝製造の特
徴としては、裏面に結合強化手段を有するプラスチック
側溝内溝をまず作成し、次いでその外側にセメントモル
タルを打ち込んで側溝単体(単位長さの側溝)を作ると
ころにある。かくすることにより側溝内溝に設けられた
結合強化手段が軟らかいセメントモルタル中にスムース
に入り、バイブレーター等の充填補助手段により充分に
その密着度が得られ、セメント層とプラスチック層の剥
離は完全に防止できる。セメントモルタルは強度が不要
の場合には軽量セメントでもよいことは当然である。
【0014】
【作用】従来、プラスチックとコンクリートの接着面が
、単に両者の平面同士の接着(あるいはそれらの一方ま
たは双方の面を凹凸にし、接着強度の向上を図っている
ケースが考えられる。)では、コンクリート面の離型剤
の影響を受けること、コンクリートとプラスチックの親
和性が乏しいことなどから剥離の危険性は相当に高かっ
た。
【0015】しかるに本発明のコンクリート側溝は、側
溝内溝裏面に設けられた結合強化手段がセメントモルタ
ル中に入り込み、モルタルの硬化に伴ってコンクリート
と一体になり、プラスチック層とコンクリート層の剥離
を物理的に防止する構造となっている。
【0016】また、従来の製造法においては、まずコン
クリート側溝単体を作り、それを施工した後、側溝に耐
食性プラスチック材をコーティングまたはライニングす
ることが普通であるため、コンクリート層とプラスチッ
ク層を係止する結合強化手段のごときものを使用するこ
とは不可能でないとしても困難であったのを、製造の手
段を逆とし、プラスチック側溝内溝裏面に結合強化手段
をとりつけ、これにセメントモルタルを打ち込むことに
よりセメント層内に確実に保持させることに成功したも
のである。
【0017】
【実施例】以下、図面により本発明の一態様を具体的に
説明する。図1において、1はプラスチック製の側溝内
溝であり、3はその側溝内溝の裏面に固定された結合強
化手段である。例えば細いコンクリート用鉄筋を四角ま
たは取手のごとき形状の折り曲げ、その一辺をプラスチ
ック層に埋め込み、残りを図1の結合強化手段のごとく
プラスチック面より突き出させておく、これはインサー
ト成形であっても固化する以前に結合強化手段を押し込
んでもよい。結合強化手段の形状、数、密度などは適宜
選ぶことができる。
【0018】次いでこれを逆さにしてモールド中に入れ
、セメントモルタルを上部から注いで、バイブレーター
等を用いて空洞のないようにモルタルを打ち込み硬化さ
せる。場合によってはスチーム、エージングなどをする
こともよい。これをモールドから取り出せば図2に示す
ようにコンクリート層2の中に結合強化手段を埋め込ま
れ、コンクリート層とプラスチック層は確実に固定され
る。
【0019】これを現場に運搬し、あらかじめ準備され
た基礎コンクリート4上に施工する。継目5は耐食性の
あるパテまたはプラスチックに接着性の高い樹脂でオー
バーレイすることにより使用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明のプラスチックで保護されたコン
クリート側溝はプラスチック層とコンクリート層は結合
強化手段により完全に一体化され、剥離の危険はほとん
ど克服することができた。更に施工された側溝に現場施
工(例えばFRPのハンドレイアップライニング工法な
ど)の場合に比して、工場にてモールド成形するため、
内部表面の平滑度が格段に優れ、液の流れも極めて良好
となる利点がある。
【0021】更に結合強化手段はプラスチック層とコン
クリート層の結合の強化だけでなく、金属またはプラス
チックの結合補強手段がコンクリートの鉄筋または補強
用構造材の役割を果たし、コンクリート層の補強の役割
も果すものである。
【0022】また、現場では単に継目の防水加工だけに
なるため工数も少なく、工期も短縮可能となり、更にラ
イニングのための熟練工も不要となるメリットも併せて
有するものである。
【0023】製造法も従来のコンクリート側溝を製造し
た後に樹脂ライニングする方法とは異なり、プラスチッ
クの側溝内溝を作成した後、セメントモルタルを打ち込
む方式をとることによりプラスチック層に固定された結
合強化手段をコンクリート層に確実に保持することが容
易となる製造法を開発した。
【図面の簡単な説明】
【図1】側溝内溝の裏面の斜視図である。
【図2】プラスチックで保護されたコンクリート側溝の
断面図である。
【図3】コンクリート側溝の施工された一部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1  側溝内溝 2  コンクリート層 3  結合強化手段 4  基礎コンクリート 5  継目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コンクリートとの結合強化手段を裏面
    に備え、内側を平滑に成形した側溝用プラスチック製内
    溝、該側溝内溝の外側にコンクリートを硬化させた側溝
    外壁から構成されていることを特徴とするコンクリート
    側溝。
  2. 【請求項2】  コンクリートとの結合強化手段を裏面
    に備え、内側を平滑に成形した側溝用プラスチック製内
    溝を製造し、該側溝内溝を側溝モールドに入れ、その裏
    面にセメントモルタルを打ち込み、硬化させることを特
    徴とするコンクリート側溝の製造法。
JP14782791A 1991-05-23 1991-05-23 プラスチックで保護されたコンクリート側溝およびその製造法 Expired - Lifetime JP2909780B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177433A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Sekisui Chem Co Ltd 門型プレキャストコンクリート排水構造、該門型プレキャストコンクリート排水構造を用いた排水システム及びプレキャストコンクリート排水構造に用いる門型部材
JP2009013673A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Tomokazu Okuda 水路ブロック、水路構造体及び水路ブロックの製造方法
US8075221B2 (en) * 2009-11-12 2011-12-13 Hortech, Inc. Paver assembly

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US8075221B2 (en) * 2009-11-12 2011-12-13 Hortech, Inc. Paver assembly

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