JPH0224335A

JPH0224335A - ゴム組成物

Info

Publication number: JPH0224335A
Application number: JP17435388A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Iwama; 岩間　敏; Minayoshi Tomio; 冨尾　三七喜; Takayuki Uchio; 内尾　隆行
Original assignee: Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Current assignee: Toyo Tire Corp
Priority date: 1988-07-12
Filing date: 1988-07-12
Publication date: 1990-01-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は自動車タイヤ等の製造に好適なゴム組成物に関
する。

（従来の技術）従来、ゴム組成物の耐摩耗性を向上させるため、カーボ
ンブラックを小粒径化する、或いは高ストラクチヤー化
するなどにより対応が検討されてきたが、逆にゴム組成
物の発熱性が悪化するという２律背反状態にあった。

又、小粒径で且つ表面を高活性化して耐摩耗性と低発熱
性の両立をねらう手法も検討されているが、未加硫ゴム
粘度の上昇を伴ない加工性、作業性の上で使用が限定さ
れ好ましくなかった。

（発明が解決しようとする課題）本発明の目的は耐摩耗性が良好で低発熱性に優れたゴム
組成物を提供することにある。

（９題を解決するための手段）本発明はゴム成分１００重ｉ部に対してカーボンブラッ
ク４０〜１００重ｆｆｉ部配合したゴム組成物で、該カ
ーボンブラックが下記特性を有することを特徴とするゴ
ム組成物Ｎ　＋Ｓ　Ａ／　Ｄｓｔ　：　０，５５−０．８０゜２
４Ｍ４ＤＢＰ　　：１００〜１２０゜△Ｄ　ｓＬ　　　
　　：　１００−１５０ここでＮ、ＳＡは窒素吸着比表
面積（論２／ｇ）、ＤｓｔとΔＤｓｔは凝集体分布図に
おけるストークスモード径（ｌｌｌｆｌ）とその半値幅
（＋、、）、２４Ｍ４ＤＢＰは圧縮ノブチル７タレート
吸油量（＋ａｅ／　１００ｇ＞を示す。

本発明では、−大粒子としての粒径を表わすＮ２ＳＡと
、化学的、物理的に結合した一次粒子から形成されゴム
中での最小分散単位である凝集体（アゲリゾート）径（
Ｄｓｔ）との比率を特定化し、且つ２４Ｍ　４　Ｄ　Ｂ
　ＰとΔＤｓｔを上記範囲に限定することにより、耐摩
耗性が良好で且つ低発熱性に優れたゴム組成物を得るこ
とができる。

本発明において窒素吸着比表面積はＮ２ＳＡと略記され
、ＡＳＴＭ　Ｄ３０３７に準拠して測定され、その単位
は論２／ＦＩである。凝集体分布はジョイス・レーブル
社製ディスク・セントリ７ユーノを使用し、エタノール
２０％水溶液に５（Ｊａｇ／ｌとなるようカーボンブラ
ックを加え良く分散させる。ディスクを８０００ｒｐｍ
で回転させ、スピン溶液（２％グリセリン溶液）１０〜
２０ｍＮをディスク中央開口部に注入し、その後、前記
水溶液を１ｗｅ注入し測定する。

ここで測定したストークス径の分布をグラフに示すと第
１図のようになり、図に示されるモード径をＤｓＬ、半
値幅をΔＤｓｔと略記し、その単位は１ｌｆｉである。

２４Ｍ４１’）ＢＰはＡＳＴＭ　Ｄ３４９３に基づいて
測定される圧縮試料のＤＢＰ吸油量で、単位１土督虐ｌ
／１００．である。

本発明で使用されるカーボンブラックは下記特性を有す
ることを特徴とする。

Ｎ　２Ｓ　Ａ／　Ｄｓｔ　：　０．５５−０．８０゜２
４Ｍ４ＤＢＰ　　：１００〜１２０゜ΔＤｓｔ　　　　
　：　１００−１５ＯＮ　２　Ｓ　Ａ　／　Ｄ　ｓ　ｔ
が０．５５未満では補強性が下がり、耐摩耗性が低下す
る。一方０．８０を越えると低発熱性の改良がみられな
い、Ｎ２ＳＡの大なるほど、またＤｓＬの小なるほど耐
摩耗性は良好であるが、Ｎ　ＨＳ　Ａ　／　Ｄ　ｓｔの
比率が上記の範囲にないと耐摩耗性が良好で且つ低発熱
性に優れたゴム組成物を得ることはできない。２４Ｍ４
ＤＢＰが１００未満では耐摩耗性の低下が大きく好まし
くない。又、１２０を越えると低発熱性が低下する。Δ
Ｄｓｔが１００未満では低発熱性の改良がみられず、１
５０を越えると耐摩耗性が低下する。

本発明においては上記カーボンブラックをゴム１００部
（重量部、以下同様）に対して４０〜１００部配合する
。４０ｇ未満では良好な耐摩耗性が維持できなくなり、
１００部を越えると発熱性がｆｆｉ端に悪化し、また分
散性も悪くなる。

本発明においてゴム成分としては天然ゴム（Ｎ１７）及
び合成ゴムの１種又は２種以上が用いられる。合成ゴム
としては例えばポリインプレンゴム（ＩＲ）、ポリブタ
ノエンゴム（ＢＲ）、スチレン・ブタノエンゴム（ＳＢ
Ｒ）、インブレン・インブチレンゴム（ＩＩＲ）、エチ
レンφプロピレン拳ツエンゴム（ＥＰＤＭ）、これらの
変性物、これらのブレンド物等がいずれも使用できる。

本発明においては上記成分の他に公知の加硫剤、加硫促
進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、有機過酸化物、補強
剤、充填剤、老化防止剤、粘着付与剤、着色剤等を添加
でさることは勿論である。

本発明のゴム組成物は上記成分を通常の加工装置、例え
ばロール、バンバリーミキサ−、ニーグーなどにより混
練することにより得られる。

（発明の効果）本発明においてはＮ２ＳＡとＤｓｔの比率を特定化し、
Ｌｌ、ッ２４Ｍ　４　Ｄ　Ｂ　ＰとΔＤｓＬを上記範囲
に限定することにより、耐摩耗性が良好で且つ低発熱性
に優れたゴム組成物を得ることができる。

（寅　施　例）以下に実施例及び比較例を挙げて説明する。尚、単に部
とあるは重量部を示す。

実施例１〜４及び比較例１〜５天然ゴム５０部、Ｓ　Ｂ　Ｒ１５０２（５０部）、亜鉛
華３部、ステアリン酸２部、アロマチックオイル３５部
、ミクロクリスタリンワックス２部、老化防ＩＬ削（サ
ントフレックス１３）２部、硫黄２部、促進剤（ＣＺ　
）１．５部及び第１表に記載のカーボンブラック７０部
をバンバリーミキサ−により混練しゴム組成物を得た。

表において耐摩耗性は各ゴム組成物にてタイヤサイズ＋
３５／７０Ｓ　Ｒ１４のタイヤを作製し、一般路走行条
件により耐摩耗性を評価し、比較例１をｌｏｏとして指
数表示した。数値の大きい程良好である。

ＨＢ　Ｕ指数はＡＳＴＭＤ６２３に準拠して、グツドリ
ッチ７レクンメーターを用い、ビーム上荷重１１ｋｇ、
ストローク４．４５ｍｍ、振動回数１８００ｒｐｍ、振
動時間２５分、チャンバー温度５０℃の条件で繰返し圧
縮後、試験片底面の温度上昇へＴを求め、比較例１を１
００として指数表示した。数値が小さい程、良好である
。

第１表実施例１．２は低発熱性に優れ（ＨＢＵ指数が小さい）
、耐摩耗性も良好である。実施例３，４は耐摩耗性が優
れており、且つ低発熱性は、Ｎ　２　Ｓ　Ａ／Ｄ・】を
或いは２４Ｍ　４　Ｄ　Ｂ　Ｐが上限に近いが良好であ
る。

比較例１はＮ２ＳＡ／ＤｓＬが上限を、△ＤｓＬが下限
を各々越えているので、耐摩耗性、低発熱性の改良がな
い。比較例２〜４は各々２４Ｍ　４　Ｄ　Ｂ　Ｐ、Ｎ　
２　Ｓ　Ａ　／　Ｄ　ｓＬ、　ΔＤ　ｓＬが規定の範囲
外で、耐摩耗性が劣る。又比較例５は２４Ｍ４ＤＢＰが
上限を越えており、低発熱性の改良がない。

【図面の簡単な説明】

第１図はカーボンブラックの凝集体分布を示すグラフで
ある。（以　上）出　願　人　　東洋ゴム工業株式会社代　理　人　　弁理士　１）村　　巌

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ゴム成分１００重量部に対してカーボンブラック
４０〜１００重量部配合したゴム組成物で、該カーボン
ブラックが下記特性を有することを特徴とするゴム組成
物Ｎ＿２ＳＡ／Ｄｓｔ：０．５５〜０．８０、２４Ｍ４Ｄ
ＢＰ：１００〜１２０、 ΔＤｓｔ：１００〜１５０ここでＮ＿２ＳＡは窒素吸着比表面積（ｍ＾２／ｇ）、
ＤｓｔとΔＤｓｔは凝集体分布図におけるストークスモ
ード径（ｎｍ）とその半値幅（ｎｍ）、２４Ｍ４ＤＢＰ
は圧縮ジブチルフタレート吸油量（ｍｌ／１００ｇ）を
示す。