JPH02240187A - 陰極線管および青蛍光体の製造方法 - Google Patents

陰極線管および青蛍光体の製造方法

Info

Publication number
JPH02240187A
JPH02240187A JP6129389A JP6129389A JPH02240187A JP H02240187 A JPH02240187 A JP H02240187A JP 6129389 A JP6129389 A JP 6129389A JP 6129389 A JP6129389 A JP 6129389A JP H02240187 A JPH02240187 A JP H02240187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor
ions
zns
doped
blue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6129389A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Koike
小池 教雄
Mitsuhiro Oikawa
及川 充広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6129389A priority Critical patent/JPH02240187A/ja
Publication of JPH02240187A publication Critical patent/JPH02240187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は,青蛍光体からなる蛍光面を有するカラー受
像管などの陰極線管、およびその青蛍光体の裂造方法に
関する。
(従来の技術) 一般にカラー受像管は、一体に接合されたパネルおよび
ファンネルからなる外囲器のパネル内側にシャドウマス
クが装着され、このシャドウマスクに対向してパネル内
面に、青,緑,赤に発光するドット状またはストライプ
状の3色蛍光体層からなる蛍光面が形成されている,そ
して、この蛍光面を電子銃から放出される電子ビームに
より走査することによりカラー画像を表示する構造に構
成されている。
このカラー受像管において,白色輝度を高めることは、
画質を向上するうえにきわめて重要であり、そのために
従来よりカラー受像管の蛍光面には、その白色譚度に大
きな影響を与える緑色発光蛍光体として、高効率,高輝
度発光のZnS:Cu,AI2.ZnS : Cu,A
u,An.ZnS : Au,AQ.(ZnCd)S 
: Cu,AQなどの硫化物蛍光体が用いられている。
しかし、このような高効率,高輝度発光の蛍光体を使用
すると、微弱な散乱電子でもよく発光するため、画像の
暗部輝度が高くなり、コントラストが低下するという問
題がある.このコントラストが低下を防止するため、本
出願人は、先に硫化亜鉛系緑蛍光体にNiイオンを微量
ドープし、弱いエネルギの電子ビームによる発光効率を
選択的に抑制する方法を開示した(特願昭59−118
76号明細書)。この技術は、たとえばZ n S :
 C u + A fl蛍光体にNiイオンを3 pp
mドープしたとすると、 Niイオンは可視部に吸収を
有するため、 Cu活性剤による緑発光と重なり、その
結果、励起状態の緑発光中心からNiイオンへの共鳴エ
ネルギの移動がおこり、発光強度の低下がおこることを
利用している.そして、その効果として、黒レベル輝度
をN1イオンをドープしない蛍光体を用いたカラー受像
管にくらべて約25%改善しろる。
しかし、 この緑発光体は、N1イオンのドープにより
,緑単色輝度も低電流域で約15%、高電流域で約7%
低下し、結果として白色輝度の向上にあまり寄与しない
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにカラー受像管の白色輝度を高めることは、
その画質を向上するうえに重要であり,従来より、その
白色輝度に大きく影響する緑色発光蛍光体として、高効
率,高輝度発光の硫化物系蛍光体が使用されている。し
かし、高効率,高輝度発光の蛍光体は、微弱な散乱電子
でもよく発光して画像の暗部輝度を高め、コントラスト
を低下させる。このコントラストの低下を防止する蛍光
体として、硫化亜鉛系緑蛍光体にNiイオンを微量ドー
プして、弱いエネルギの電子ビームによる発光効率を選
択的に抑制するものがあるが、このような蛍光体は、輝
度低下にともない緑単色輝度も低下し,所期の白色輝度
が得られなくなる。
この発明は、カラー受像管などの陰極線管の白色輝度を
向とするためしこなされたものであり、Niイオンをド
ープした蛍光体などの緑蛍光体の輝度低下分を青蛍光体
でその青成分の効率を劣化させることなく補い、白色輝
度を向上させることを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 青蛍光体からなる蛍光面を有する陰極線管において、上
記青蛍光体として、ZnS母体に対してAg付活剤の濃
度を0.04〜0.08重量%であるZnS : Ag
,AQ蛍光体に、蛍光体粒子表面から0.6μm以内の
領域にCuイオンがドープされ、そのCuイオンの濃度
が0.5〜2.5ppmである蛍光体を使用した. また、上記青蛍光体の製造方法として、 ZnS母体に
対してAg付活剤の濃度が0.04〜0.08重量%で
あるZnS : Ag,A9蛍光体を製造し、 この蛍
光体にCuイオンが0.5〜2.5ppm含まれるよう
に混合し、300〜650℃の還元性雰囲気中で焼成し
てZnS : Ag.AQ蛍光体の表面領域にCuイオ
ンをドープした。
(作 用) 上記のようにZnS母体に対してAg付活剤の濃度が0
.04 〜0.08重量%であるZnS : Ag+ 
AQ蛍光体の表面領域にCuイオンを0.5〜265ρ
ρlドープすると,  ZnS : AK,AQ蛍光体
に対して発光ピーク強度を低下させることなく、470
〜600nmのスペクトルを増加させることができ、い
わゆる発光効率の向上した青蛍光体とすることができる
したがって、このような蛍光体をたとえばカラー受像管
の蛍光面に使用すると、緑蛍光体としてNiイオンをド
ープした硫化亜鉛蛍光体を用いた場合などの輝度低下分
をこの青蛍光体で補うことができ、白色輝度を向上する
ことができる。
また、 あらかじめZnS : Ag,A℃蛍光体を製
造し、 その後300〜650℃の還元性雰囲気中で二
次焼成すると、蛍光体粒子の表面領域のみにCuイオン
をドープすることができる. (実施例) 以下,図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。
第1図にこの発明の一実施例であるカラー受像管を示す
。このカラー受像管は、パネル■およびこのパネル■に
一体に接合されたファンネル■からなる外囲器を有し、
そのバネル■内面に、青,緑,赤に発光する3色蛍光体
層とこの3色蛍光体層の間隙部を埋める黒色の光吸収層
とからなる蛍光面■が形成されている。この3色蛍光体
層の形状は、ストライプ状,ドット状のいずれでもよい
この蛍光面■に対向してその内側に多数の電子ビーム通
過孔の形成されたシャドウマスク(イ)が装着されてい
る。また、ファンネル■のネック0内に3電子ビーム(
6B), (6G), (6R)を放出する電子銃■が
配設されている.一般に,3色蛍光体層がストライプ状
の場合は、電子銃■として同一水平面上を通る3電子ビ
ーム(6B), (6G), (6R)を放出するもの
が配置される。
なお、第1図において、■はシャドウマスク(ニ)を支
持する支持手段、(lO)はファンネル■の側壁に設け
られた陽極端子、(1l)はファンネル■の内而に形成
された内部薄電膜である。
ところで、この例のカラー受像管の蛍光面■は、N主イ
オンが0.5〜5 ppmドープされた硫化亜鉛蛍光体
、たとえばZnS : Ag, CI2を緑蛍光体とし
,ZnS母体に対するAg付活剤の濃度が0.04〜0
.08重量%であり、かつ蛍光体粒子表面から0.6μ
lの領域にCuイオンが0.5〜2.5Pρmドープさ
れたZnS : Ag, AI2青蛍光体により、それ
ぞれ緑蛍光体層および青蛍光体層が形成されている。
上記緑蛍光体については既知であるので、その説明を省
略し、以下、主として本発明に係る上記青蛍光体につい
て述べる。
この青蛍光体は、まず最初に硫化亜鉛1子に対し銀とし
て4X10−’〜8 X 10−’ g含まれるように
銀化合物たとえば硝酸銀、および硫化亜鉛1子に対しア
ルミニウムとして1×10′−4〜IXIO”−’9含
まれるようにアルミニウム化合物たとえば硝酸アルミニ
ウムを加え、それらをスラリ状に混合し乾燥したのち、
この混合物に融剤として、アルカリ金属,アルカリ土類
金属およびアンモニウムなどのハロゲン化合物の少なく
とも1種を混合する。
そして、この混合物を石英チューブに充填し、還元性雰
囲気中に900〜1030℃の温度に保って焼成し、銀
・アルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体ZnS :Ag,A
ffをつくる。
つぎに、 このZnS : Ag,AI2蛍光体を脱イ
オン水で数回洗浄し、さらに、このZnS:Ag,Aρ
蛍光体に対してCuイオンとして0.5〜2.5ppm
含まれるように銅化合物を加え、それらをスラリ状に混
合し乾燥したのち、還元性雰囲気中に300〜650℃
の温度に保って二次焼成することにより得られる。
このZnS : Ag, AI2青蛍光体のCuイオン
のドープ状態を表1に実開昭53−66056号公報に
示された既知の付活剤としてCuを含むZnS : A
g,Cu、Al青蛍光体のそれと比較して示す。
表1 拳検出限界以下 この表1の蛍光体は、実施例に係る蛍光体、既知の蛍光
体ともに、 ZnS母体に対して銀,アルミニウムおよ
び銅をそれぞれ0.06重量%,  0.04重量%,
 0.0002重量%仕込んでつくった蛍光体である。
また、表1の結晶溶解率は、蛍光体を50℃、3規定の
塩酸溶液により表面から部分的に溶解し、残留蛍光体を
水洗したのち、さらに2%シアン化カリウム溶液1で洗
浄し(この処理により蛍光体表面部の銀,アルミニウム
,銅は溶液中に析出し、残留蛍光体から除去される)、
さらに水洗乾燥して、残留蛍光体中の付活剤を分析して
求めたものである。この方法により、表1に示すように
蛍光体の塩酸への溶解量を変化させることにより各付活
剤の結晶内部への拡散状態がわかる。
表1から明らかなように、付活剤としてCuを含む既知
の蛍光体は、 Cuイオンが蛍光体表面から内部までほ
ぼ均一に分布しているが、実施例に係る蛍光体は、蛍光
体表面に近い領域のみに介在し、蛍光体の深部にはほと
んど介在しない。
この構造特性が後述するようにZnS : Ag+AQ
青蛍光体の450nm付近の青色発光のピーク強度を低
下させることなく、470〜600nm付近のスペクト
ルを増加させていると考えてよい。
この蛍光体において所要の特性を得るために必要なCu
イオンのドープ領域は、たとえば蛍光体の平均粒径を7
一とし、ドープ領域の厚みをXとすると,次式で決まり
、 0.42 = (3.5)’ − (3.5−x)3/
 (3.5)’x  = 0.58 約0.6一となる。
表2にC IJイオンのドープ量の異なる2種類の実施
例に係る蛍光体の特性を従来のZnS : Ag+CQ
R蛍光体のそれと比較して示す。
以下余白 表2 この表2のAmbおよびVB−46の輝度値は、セルに
充填した蛍光体試料を真空容器に入れて十分に排気した
のち、電子銃からの電子ビームを集束偏向して試料表面
を走査して発光させ、その発光を色ガ5X7イ/L/:
5+  (AmbはV−AI,VB−46はV−846
東芝(マツダ)製)と組合わせたMSOS型光電子増倍
管で受けて測定した値である。
つぎに、前記実施例に係る蛍光体のAg付活剤の濃度p
  Cuイオンの濃度,二次焼成温度などの数値限定に
ついて述べる。
表3および第2図は.ZnS母体に対するAg付活剤濃
度0.06重量%(7)ZnS : Ag,AQ蛍光体
に、Cuイオンl . Oppmを焼成温度700’ 
, 600’ . 400’ ,200℃でドープした
場合の蛍光体の特性であり,第2図の曲線(13)は色
ガラスフィルタAmbを、曲線(l4)はVB−46を
使用したときの相対輝度である。なお試料5は、比較の
ために示したCuイオンをドープしないAg濃度0.0
6重量%の原蛍光体(ZnS : Ag, AI2)で
ある。
表3 ℃の範囲にある。
表4および第3図は、 同じ<ZnS母体に対するAg
付活剤濃度0.06重量%の ZnS : Ag.A9
蛍光体に焼成温度600℃でCuイオンを0.2, 0
.5,1.0. 2.0, 3.0ppmドープした場
合の蛍光体の特性であり、第3図の曲ffl(Is)は
色ガラスフィルタAmbを、曲線(16)はVB−46
を使用したときの相対輝度である。なお試料6は、比較
のために示したCuイオンをドーブしないAg機度0.
06重量%の原蛍光体(ZnS : Ag. Aff)
の特性である。
表4 この表3および第2図からわかるように、焼成温度が7
00℃以上になると、輝度および青成分の輝度が低下し
、また、200℃以下になると、Cuイオンのドープ効
果が得られず.  Cuイオンのドープ効果が得られる
適正な焼成温度は、約300〜650この表4および第
3図からわかるように、 (’l:,I:イオンのドー
プ量は, 0.5ppmより少ないと、緑成分の輝度が
向上せず、また3 . 0ppmになると、青成分の輝
度が低下する.つまりCuイオンの適正ドープ量は、0
.5〜2.5ρρmの範囲である。
表5および第4図は、Cuイオンのドープ量を1 . 
0ppm、焼成温度を600℃として、 ZnS母体に
対するAg付活剤の濃度を0.02, 0.05, 0
.06,0,07, 0.09重量%とじた場合の蛍光
体の特性を、それぞれAg付活剤濃度が同一のCuイオ
ンをドープしない原蛍光体の特性と比較して示したもの
であり,第4図の曲M (17)はCuイオンをドープ
しない原蛍光体を色ガラスフィルタVB−46を使用し
て測定した相対輝度、曲線(18)はCuイオンをドー
プした蛍光体を色ガラスフィルタVB−46を使用して
測定した相対輝度,曲線(l9)は同じくCuイオンを
 ドープした蛍光体を色ガラスフィルタAmbを使用し
て測定した相対輝度である.以下余白 表5 この表5および第4図からわかるように、 Ag付活剤
の濃度が0.04重量%より少ないと.Cuイオンをド
ープしても所望の輝度が得られず、また青成分の廓度低
下が大きくなる.また、Ag付活剤の濃度が0.09重
量%になると、Cuイオンをドープしない原蛍光体自体
の輝度および青成分の輝度が低下する.つまりAg付活
剤の適正濃度は、ZnS母体に対して0.05〜0.0
7重量%である。
つぎに、前記青蛍光体を用いて蛍光面を形成したカラー
受像管の特性について述べる。表6は、緑蛍光体として
Z n S : C u * A RにNiイオンを3
 ppmドープした蛍光体,青蛍光体として、ZnS母
体に対してAg付活剤の濃度が0.06重量%であるZ
nS :Ag,AQ蛍光体にCuイオン1.0ppmを
600℃の焼成温度でドープした蛍光体を用いて形成し
た21インチカラー受像管の特性である。この表に示し
た比較例は、Niイオンを3 pp+*ドープした同一
緑蛍光体またはNiイオンをドープしない緑蛍光体と、
 これに青蛍光体として、Cu付活剤濃度が0 . 5
ppmである実開昭53 − 66056号公報のZn
S : Ag,Cu,AR蛍光体またはCu付活剤を含
まないZnS : Ag, AI2蛍光体とを用いて蛍
光面を形成した21インチカラー受像管である.以下余
白 この表6からわかるように、 Niイオンをドープした
緑蛍光体と ZnS : Ag+ AQ蛍光体の表面領
域にCuイオンをドープした青蛍光体と組合わせて蛍光
面を形成すると、黒レベル輝度を Niイオンをドープ
した緑蛍光体を用いた場合に得られる良好な状態に維持
したまま、 Cu付活剤を含む青蛍光体を用いた場合よ
りも白色輝度を向上することができる。
このように黒レベル輝度および白色輝度をともに良好に
維持する蛍光面は、従来の青蛍光体では得られない。す
なわち、上記比較例のようにたとえばNiイオンを ド
ープした緑蛍光体の効率の低下を補うために、青蛍光体
として一般に用いられているZnS : Ag,CQ蛍
光体を用いて蛍光面を形成したとすると, このZnS
 : Ag,Cfl蛍光体は、第5図にAg付活剤浅度
が200ppmの場合を曲線(20).  180pp
mの場合を曲線(21)、80ppmの場合を曲線(2
2)で示したように、 Ag付活剤の濃度が低くなるに
つれて発光スペクトルのピーク値が低くなり、 逆に4
70〜600nm付近のスペクトル(緑蛍光体成分)が
増加し(蛍光体の発光効率(発光スペクトルの面積)は
変化しない)、Ag付活剤濃度の低い蛍光体を用いれば
、白色画面におけるN1イオンを ドープした緑蛍光体
の効率低下分を補うことはできる。しかし、このような
蛍光体は、上記したように発光スペクトルのピーク値が
低くなり、青成分の効率が低下するため,1それを補う
ためには、カソード電流を増やさなければならず、白色
輝度向上の良好な手段とはならない。、また、前記実開
昭53 − 66056号公報のCIJを付活剤とした
ZnS : Arc, Cu, AI2青蛍光体(Cu
fi度が0.05〜10ppm)については、カラー受
像管用蛍光体としてCuを添加して色mを長波長側にず
らしたものであり.  ZnS : Ag,AQ蛍光体
の色調が短波長側にあるが、この青蛍光体も第6図にC
u付活剤濃度がO ppmの場合を曲線(23)、0.
5pp踵の場合を曲線(24)、1.0PP瞳の場合を
曲線(25)で示したように、発光効率はほとんど変化
しないが、Cu濃度の増加にともなって470〜600
止付近のスペクトルが増加する一方で発光スペクトルの
ピーク値が低くなり、直接白色輝度の向上に結っがない
しかし、上記したように蛍光体粒子表面領域にCuイオ
ンをドープしたこの例の青蛍光体を使用すれば、良好な
黒レベル輝度を維持してかつ白色輝度向上することがで
きる。
なお、外光の反射を防止して画像のコントラストを向上
させるため、顔料付き蛍光体を用いることがあるが、こ
の例の蛍光体に塗付する顔料としては、蛍光体の特性上
450nmおよび530nmの分光反射率の比が 1.0≦450nmの反射率/ 450nmの反射率≦
6.0のものが好ましく、たとえばアルミン酸コバルト
青顔料#9418, #9418 (大日精化工業)お
よびそれらの混合顔料が良好な結果が得られる。
〔発明の効果〕
ZnS母体に対してAg付活剤の濃度が0.04〜0.
08重量%であるZnS : Ag,AQ蛍光体に、蛍
光体粒子表面から0.61以内の領域にCuイオンが0
.5〜2.’5ppmの濃度でドーブされた青蛍光体を
用いて蛍光面を形成すると、 ZnS : Ag,AQ
蛍光体に対して発光ピーク強度を低下させることな<4
70〜600nmのスペクトルを増加することができ、
たとえばNiイオンをドープした硫化亜鉛緑蛍光体など
緑成分の輝度の低い蛍光体と組合わせることにより、良
好な黒レベル輝度を維持してかつ白色輝度の高い蛍光面
とすることができる。
また,あらかじめZnS : Ag,AI2蛍光体を製
造したのち、300〜650℃の還元性雰囲気中で二次
焼成してCuイオンをドーブすると、蛍光体粒子の表面
領域のみにCuイオンをドープすることができ、容易に
所要の蛍光体が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実旅例であるカラー受像管の構成
を示す図、第2図はZnS : Ag, Affi蛍光
体にCuイオンをドープするときの焼成温度と輝度との
関係を示す図、第3図はZnS:A.g,AQ蛍光体に
ドーブするCuイオン量と輝度との関係を示す図、第4
図はCuイオンのドープされたZnS : Ag, A
I2蛍光体のAg付活剤と輝度との関係を示す図、第5
図はZnS : Ag,CQ蛍光体の発光スペクトルの
図、第6図はZnS : Ag,Cu.A4蛍光体の発
光スペクトルの図である。 1・・・バネル     2・・・ファンネル3・・・
蛍光面     7・・・電子銃代表人 弁理士 大 
胡 典 夫 =2戊が1八′1,度 (゜C) 異域歎〈ー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ZnS:Ag、Al蛍光体のZnS母体に対す
    るAg付活剤の濃度が0.04〜0.08重量%であり
    、蛍光体粒子表面から0.6μm以内の領域にCuイオ
    ンがドープされ、かつこのCuイオンの濃度が0.5〜
    2.5ppmである青蛍光体により形成された蛍光面を
    有することを特徴とする陰極線管。
  2. (2) ZnS母体に対してAg付活剤の濃度が0.0
    4〜0.08重量%であるZnS:Ag、Al蛍光体に
    Cuイオンが0.5〜2.5ppm含まれるように混合
    し、300〜650℃の還元性雰囲気中で焼成して上記
    ZnS:Ag、Al蛍光体の表面領域にCuイオンをド
    ープすることを特徴とする青蛍光体の製造方法。
JP6129389A 1989-03-14 1989-03-14 陰極線管および青蛍光体の製造方法 Pending JPH02240187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6129389A JPH02240187A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 陰極線管および青蛍光体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6129389A JPH02240187A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 陰極線管および青蛍光体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02240187A true JPH02240187A (ja) 1990-09-25

Family

ID=13167003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6129389A Pending JPH02240187A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 陰極線管および青蛍光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02240187A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100331387B1 (ko) * 1997-10-15 2002-10-19 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 형광체조성물,형광체페이스트및감광성드라이필름

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100331387B1 (ko) * 1997-10-15 2002-10-19 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 형광체조성물,형광체페이스트및감광성드라이필름

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5808409A (en) Phosphor, cathode-ray tube, fluorescent lamp and radiation intensifying screen
US3360674A (en) Europium and bismuth activated yttrium vanadate phosphor
US4772818A (en) Cathode ray tube with pigment-doped phosphor
JPH0589800A (ja) 緑色発光投写形陰極線管
US4804882A (en) Cathode-ray tube including a white phosphor screen
US3423621A (en) Color picture display containing a red-emitting europium-activated yttrium oxysulfide phosphor
JPH02240187A (ja) 陰極線管および青蛍光体の製造方法
JP4157324B2 (ja) アルカリ土類アルミン酸塩蛍光体、蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線励起発光素子
US20060071587A1 (en) Fluorescent material for dispaly unit, process for producing the same and color display unit including the same
JP2004123786A (ja) 表示装置用蛍光体とその製造方法、およびそれを用いたカラー表示装置
JP2000026855A (ja) 蛍光体ペースト組成物及び真空紫外線励起発光素子
JPH06103915A (ja) カラー陰極線管
JP2795893B2 (ja) 陰極線管
JP3729912B2 (ja) 赤色発光蛍光体および陰極線管
JPS5840381A (ja) 青緑色発光螢光体
JP3232539B2 (ja) モノクロcrt用希土類蛍光体
JP3705765B2 (ja) 赤色発光蛍光体およびそれを用いたカラー表示装置
JPS5918432B2 (ja) 混合螢光体
JP2854678B2 (ja) 青色発光蛍光体およびこれを用いた陰極線管
JP2732621B2 (ja) 青色顔料被覆蛍光体及びこれを用いた陰極線管
JPH09217058A (ja) 青色発光蛍光体および陰極線管
JP2000063822A (ja) 陰極線管用赤色発光蛍光体および陰極線管
JPS60199090A (ja) 陰極線管
JPH0354292A (ja) 陰極線管
JPS62153384A (ja) 陰極線管