JPH02236268A - 窒化ホウ素膜の形成方法 - Google Patents

窒化ホウ素膜の形成方法

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JPH02236268A
JPH02236268A JP5667589A JP5667589A JPH02236268A JP H02236268 A JPH02236268 A JP H02236268A JP 5667589 A JP5667589 A JP 5667589A JP 5667589 A JP5667589 A JP 5667589A JP H02236268 A JPH02236268 A JP H02236268A
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哲 西山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえば切削工具や研磨工具などの被覆の
ためなどに用いられる窒化ホウ素膜およびその形成方法
に関するものである. 〔従来の技術〕 窒化ホウ素は、結晶構造によって主に3種類に分けられ
る.それらは、六方晶窒化ホウ素(以下rh−BNJと
いう.),大方最密充填窒化ホウ素,および立方晶窒化
ホウ素(以下rc−BNJという.)である.このなか
で、c−BNは、硬度および耐摩耗性に優れており、難
削材切削用基材および高速切削用基材に対する被覆材料
として注目されている. 基材表面を窒化ホウ素膜で被覆させる方法としては、化
学莫着(CVD)法および物理蒸着CPVD)法がよく
知られている.しかしながら、CVD法では、作製した
膜はh−BNが主体となり、c−BN主体の膜を形成す
るのが困難であるとともに、膜と基材との間の密着性が
悪いという問題がある. PVD法には、たとえばイオン化された原子を加速,減
速して基材表面に堆積させるイオンビーム・デボジシタ
ン法、クラスターイオンを加速して基材上に堆積させる
クラスターイオンブレーティング法、その他イオンビー
ムスパッタリング法などがあるが、これらの方法によっ
てもやはりC−BN主体の膜を形成するのは困難である
.しかも、これらのPVD法では、基材に照射されるイ
オンの運動エネルギーが数eV〜数百eVの比較的低い
範囲にあり、このためイオン種の基村内部への注入は期
待し得す、したがって膜と基材との密着性が悪いという
問題がある. そこで、近年ではエネルギーを数十〜数百keVとした
イオン種を用いて成膜を行うイオン注入法やイオンミキ
シング法が注目されている.とくに、ホウ素系の物質の
蒸着と同時または交互に数十〜数百keVに加速したイ
オン種を基材に照射するようにして、基材表面に基材と
ホウ素とイオンとの混合層を形成するようにしたイオン
ミキシング法では、c−BNを多く含む膜を基材に対し
て強固に密着させて形成できるという報告がなされてい
る. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記イオンミキシング法では、前記混合
層を形成して膜と基材との間の密着強度を高めるために
は、一般に数keV以上の高エネルギーのイオン種を照
射して、このイオン種を基材内部に侵入させなければな
らず、前記高エネルギーのイオンの照射によって、形成
された膜に損傷が生じることになる.すなわち、結晶性
が劣化したりなどして膜質が劣化する.このため、形成
された膜は、c−BNを多く含むものであるにもかかわ
らず、硬度および耐摩耗性に関して所期の特性を得るこ
とができない. また、充分に高いエネルギーのイオンを照射して、基材
と膜との間に前記混合層を形成しても、この混合層の働
きのみによっては、切削工具や研磨工具などの使用に耐
え得る程の高い密着強度を望み得ない.また、工具の使
用中に、この工具が高温になると、その基材とホウ素と
の反応により基材の劣化を招いたり、膜と基材との熱膨
張率の差によって膜の剥離が生じたりなどの事態が生じ
る. この発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、基材に
強固に密着するとともに、硬度および耐摩耗性に優れた
窒化ホウ素膜およびその形成方法を提供することである
. 〔課題を解決するための手段〕 この発明の窒化ホウ素膜は、基材表面に形成され、IV
a族元素,Va族元素、VIa族元素.およびIVb族
元素のなかの少なくとも何れか一種の元素を含む中間層
と、 この中間層上に形成した窒化ホウ素層とを備えたもので
ある. この窒化ホウ素膜において、前記基材と前記中間層との
界面に、前記基材の材料と前記中間層の材料とからなる
第1の混合層を形成し、また前記中間層と前記窒化ホウ
素層との界面に、前記中間層の材料と窒素とホウ素とを
含む第2の混合層が形成されていることを特徴とする. また、この発明の窒化ホウ素膜の形成方法は、基材表面
に、rVa族元素,Va族元素,■a族元素,およびI
Vb族元素のなかの少なくとも何れか一種の元素を含む
物質の薄着と、不活性ガスイオン照射とを併用して中間
層を形成し、 この中間層上にホウ素を含む物質の蒸着と、窒素イオン
照射とを併用して窒化ホウ素層を形成することを特徴と
する。
第1図はこの発明の実施のために用いられる薄膜形成装
置の構成例を示す概念図である。窒化ホウ素膜を形成す
べき基材1はホルダ2表面に固定して配置され、この基
材1に対向して蒸発源3およびイオン−a4が配1され
る。ホルダ2,蒸発源3.およびイオン源4などは図示
しない真空槽内に収められており、この真空槽内は成膜
に適した圧力に保たれる. このような薄膜形成装置によって、先ず蒸発源3からは
、IVa族元素,Va族元素、VIa族元素およびIV
b族元素のなかの少なくとも何れか一種の元素を含む物
質が蒸発させられる.この物質はたとえば、IVa族元
素,Va族元素.VIa族元素,およびIVb族元素の
なかの1種の元素のみを含むものであってもよく、lV
a族元素,Va族元素Vla族元素.およびIVb族元
素のなかの複数種の元素を混合したものであってもよい
.そしてこのとき、イオン源4からは不活性ガスイオン
が基材lに向けて照射される. 渾発源3からの蒸発物の基材1への蒸着と、イオン源4
からのイオンの基材1への照射とは同時にまたは交互に
行われる.すなわち両者は併用される.これによって、
基材l表面には蒸発源3からの蒸発物とイオン源4から
のイオンとを含む中間層が形成される. この中間層の形成の後には、蒸発B3からは、ホウ素ま
たはホウ素を含む化合物が蒸発させられる.そしてイオ
ン源4からは窒素イオンが照射される.蒸発源3からの
蒸発物の基材1への蒸着と、イオン源4からの窒素イオ
ンの照射とは同時にまたは交互に行われる.このように
して、前記中間層上に窒化ホウ素層が形成される. 〔作用] 上述のようにして、基材1の表面に中間屡と窒化ホウ素
層とを備えた窒化ホウ素層が形成されることになるが、
たとえばNa族元素であるTiやZnは活性度が高く、
金属とセラミックスとの接合などを強固にさせる働きを
有しており、このTiやZnを用いて前記中間層を形成
すれば、基材1と前記窒化ホウ素層との間の密着強度を
高めることができる. また、上述のように中間層形成の際には、不活性ガスイ
オンの照射が併用されるので、この不活性ガスイオンが
蒸着源からの蒸発物(TiやZnを含むもの.)を基材
l内に押し込み、また不活性ガスイオンが基材1内に注
入されたりなどして、基材lの表面では、この基材1の
材料と蒸着源からの蒸発物と不活性ガスイオンとが混合
された第1の混合層が形成されることになる.この第1
の混合層の働きによって、前記中間層の基材1表面への
密着がさらに強固なものとなる. そして、窒化ホウ素層の形成の際には、ホウ素を含む物
質を蒸発源3から蒸発させ、イオン源4からは窒素イオ
ンを照射するようにしているので、この窒化ホウ素層と
前記中間層のとの界面には、前記中間層の材料と窒素と
ホウ素とを含む第2の混合層が形成され、この第2の混
合層の働きにより、両者を強固に密着させることができ
る.このようにして、中間層および窒化ホウ素層を備え
た窒化ホウ素膜は全体として基材1の表面に強固に密着
することになり、たとえばこのような窒化ホウ素膜を被
覆膜として用いた切削工具などでは、基材と被覆膜との
間の熱膨張率の差があっても、使用時の温度上昇によっ
て前記被覆膜が剥離などすることはない.このような効
果はlVa族元素に関して確認されているとともに、V
a族元素、VIa族元素,またはIVb族元素を上記中
間層の形成のために用いた場合にも同様であることが確
認されている. また、たとえば基材の表面に直接に窒化ホウ素を堆積さ
せる場合には、形成される窒化ホウ素膜は、基材との結
晶の格子サイズの違いによる影響を受け、窒化ホウ素膜
がアモルファス化したり、剥離が生じたり、または立方
晶の窒化ホウ素が形成されなかったりする.たとえば、
Ti(rVa族)Nb (Va族),Mo (Vla族
).およびSt(IVb族)元素などでは、これらと窒
素元素との化合物を形成すると、その結晶は立方晶型結
晶構造となる.この発明では、基材と窒化ホウ素層との
間にIVa族元素,Va族元素、VIa族元素,および
IVb族元素のなかの少なくとも何れか一種の元素を含
む中間層を介在させるようにしており、しかもこの中間
層と窒化ホウ素層との間には前記第2の混合層が形成さ
れるので、この第2の混合層は立方晶型結晶構造を有す
ることができ、したがってこの第2の混合層上に堆積さ
れる窒化ホウ素層は立方晶の結晶構造となりやすい.な
お、前記中間層の形成の際に、イオン源4から窒素ガス
イオンや酸素ガスイオンを照射することも考えられるが
、窒素ガスや酸素ガスを用いると中間層が窒化物や酸化
物となり、たとえば中間層の形成にTiを用いるときに
はこの中間層が窒化チタンや酸化チタンで構成されるこ
とになって、Tiの活性度が低下し、これによってこの
中間層と窒化ホウ素層との濡れ性の劣化を招き、結果と
して窒化ホウ素層と中間層との間で充分な密着強度を得
られなくなるおそれがある. Ti以外の他の元素を中間層に用いるときも同様であっ
て、中間層の基材および窒化ホウ素層への拡散作用によ
って密着強度の向上を図るためには、中間層は化合物で
ないことが好ましい.そのためには、中間層の形成時に
、イオンa4からは不活性ガスイオンを照射させること
が最適であり、また蒸発源3からの渾発物も窒化物や酸
化物でないことが好ましい. また窒化ホウ素層の形成時に、イオン源4から照射され
る窒素イオンの加速エネルギーは5 keV未溝の範囲
であることが好ましく、これ以上の加速エネルギーでは
、形成された膜の結晶性が悪くなったり、窒素イオンに
よる膜のスバンタ作用が大きくなったりして良質の膜が
得られなくなる可能性がある.なお窒化ホウ素層と中間
層との間の密着強度は上記の加速エネルギー(5 ke
V)で充分大きくすることができる.このように、比較
的低エネルギーの窒素イオンの照射によって、膜質の良
好な窒化ホウ素層を中間層上に強固に密着して形成する
ことができる. また窒化ホウ素層の形成時に、中間層上に著着されるホ
ウ素と照射される窒素イオンとの組成比(ホウ素/窒素
イオン粒子比)は、たとえば0.2〜20程度の範囲に
選ぶのが好ましい.〔実施例1〕 基材としてタングステン・カーバイドを主成分とする超
硬合合材料を用い、この基材に対してTiの蒸着と不活
性ガスイオンであるArイオン照射とを同時に行うで約
500人の中間層を形成した.この中間層上にホウ素の
蒸着と窒素イオン照射とを同時に行って窒化ホウ素層を
約1um堆積させた.このようにして形成した窒化ホウ
素膜の5g荷重ヌープ硬度は4000kg/■2であっ
た.中間層の形成の際のArイオンの加速エネルギーは
20keVとした.一般には0. 1 〜4 0 ke
Vの範囲に選ばれ、好ましくは5〜20keVの範囲に
選ぶとよい.このときのT1の蒸着速度は、Arの加速
エネルギーに対してそのスバッタ率を考慮して適宜選ぶ
ことができ、上述の例では約4人/秒とした.また、中
間層の膜厚は10〜1000人の範囲で適宜選ばれる。
上記中間層の形成に関する各パラメータは、成膜中に注
入されるArイオンの個数が、IXIO’e個ICが〜
IXIO”個/as” となるように調整されることが
望ましく、より好ましくは上記注入されるArイオンの
個数がIXIO”個/cva”〜1×10′1個/11
となるように上記各パラメータが調整されるとよい. またこの実施例において窒化ホウ素層の形成の際には、
窒素イオンの加速エネルギーは0.2kaVとし、組成
比(ホウ素/窒素粒子比)は1とした.本件発明者らは
、この実施例に従って作成された試料と、同樺な条件で
中間層を設けずに窒化ホウ素膜を基材上に形成した試料
とに関して、各窒化ホウ素膜と基材との間の密着強度の
比較のための引張試験を行っている.この結果、中間層
を設けない試料では密着強度がIkg/me”であった
のに対し、この実施例に従って作成した試料では窒化ホ
ウ素膜の密着強度は6kg/am”であった.この結果
から、この実施例によれば、窒化ホウ素膜の基材に対す
る密着強度を格段に向上することができることが理解さ
れる. 〔実施例2〕 サーメット工具表面に、Cr(Vla族元素)の蒸着と
、不活性ガスイオン照射とを同時に行って上記サーメッ
ト工臭表面に中間層を形成し、この中間層上に上記実施
例1の場合と同様にして窒化ホウ素層を形成して、サー
メシト工具を窒化ホウ素膜で被覆した. また、比較のために、上記中間層をCrfI着のみによ
って形成した第1の試料と、上記中間層をCrの蒸着と
同時に窒素イオンを照射して形成した第2の試料とを作
製した. そして、各サーメット工具に関して、窒化ホウ素膜の密
着強度の測定のための引張試験を行った.この結果、こ
の実施例に従って窒化ホウ素膜を形成したサーメット工
具では、前記窒化ホウ素膜の密着強度は6kg/m+*
2であったのに対し、上記第1の試料では2kg/am
”であり、第2の試料ではlkg / 難”であった.
これにより、中間層の形成には不活性ガスイオンの照射
の併用が効果的であることが判る. またこの実施例に従って形成した窒化ホウ素膜を被覆膜
とした工具では、その使用時の発熱にもかかわらず、ホ
ウ素の基材中への拡散による基材の脆化が観測されず、
さらに無被覆品に比較して数倍の切削性能の向上が観測
された. 〔発明の効果〕 この発明の窒化ホウ素膜によれば、窒化ホウ素層と基材
との間には、IVa族元素,Va族元素、VIa族元素
,およびIVb族元素のなかの少なくとも何れか一種の
元素を含む中間層が形成され、この中間層は基材および
窒化ホウ素層に対して活性であって、この両者を強固に
密着させるとともに、発熱によりホウ素が基社中に拡散
することを防いで、基材が詭化することを防いでいる.
このようにして、密着強度に優れ、基材の脆化を防ぐこ
とができる窒化ホウ素膜が実現され、このような窒化ホ
ウ素膜は切削工具などの被覆材として極めて脊用である
. また、前記窒化ホウ素膜において、前記基材と前記中間
層との界面に、前記基材の材料と前記中間層の材料とか
らなる第1の混合眉を形成し、また前記中間層と前記窒
化ホウ素層との界面に、前記中間層の材料と窒素とホウ
素とを含む第2の混合層を形成するようにすれば、基材
と中間層との間および中間層と窒化ホウ素層との間の各
密着強度をさらに向上することができるとともに、窒化
ホウ素層の結晶性を良好なものとして、窒化ホウ素層の
硬度の向上をも図ることができる.また、この発明の窒
化ホウ素膜の形成方法によれば、上記中間層はlVa族
元素, V a族元素.VIa族元素,およびIVb族
元素のなかの少なくとも何れか一種の元素を含む物質の
蒸着と、不活性ガスイオンの照射とを併用するようにし
て基材表面に形成されるので、その形成の際には基材表
面において上記第1の混合層が形成され、この第1の混
合層の働きにより前記中間層は基材に対して強固に密着
することになる. そして、この中間層上に窒化ホウ素層を形成するときに
は、ホウ素を含む物質の蒸着と窒素イオンの照射と併用
されるので、中間層表面では上記第2の混合層が形成さ
れ、この第2の混合層の働きによって前記窒化ホウ素層
は中間層に対して強固に密着することになる。このよう
にして、中間層と窒化ホウ素層とで横成した窒化ホウ素
膜は基材に対して強固に密着する. さらに、前記中間層上に形成される第2の混合層には、
窒素元素と、rVa族元素,Va族元素,VTa族元素
.およびIVb族元素のなかの少なくとも何れか一種の
元素との化合吻が含まれており、この化合物は立方晶結
晶構造となるので、前記第2の混合層上に形成される窒
化ホウ素層には立方晶の窒化ホウ素を多く含ませること
ができるようになる.しかも、窒化ホウ素層の形成の際
に照射される窒素イオンが比較的低エネルギーであって
も、・活性な中間層の働きにより、この中間層と窒化ホ
ウ素層との間を強固に密着させることができ、したがっ
て窒化ホウ素層は良好な結晶性を有することができる.
このようにして、前記窒化ホウ素層は硬度および耐摩耗
性において極めて優れたものとなる.
【図面の簡単な説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材表面に形成され、IVa族元素、Va族元素、
    VIa族元素、およびIVb族元素のなかの少なくとも何れ
    か一種の元素を含む中間層と、この中間層上に形成した
    窒化ホウ素層とを備えた窒化ホウ素膜。
  2. (2)前記基材と前記中間層との界面に形成され、前記
    基材の材料と前記中間層の材料とからなる第1の混合層
    と、 前記中間層と前記窒化ホウ素層との界面に形成され、前
    記中間層の材料と窒素とホウ素とを含む第2の混合層と
    を備えた請求項(1)記載の窒化ホウ素膜。
  3. (3)基材表面に、IVa族元素、Va族元素、VIa族元
    素、およびIVb族元素のなかの少なくとも何れか一種の
    元素を含む物質の蒸着と、不活性ガスイオン照射とを併
    用して中間層を形成し、 この中間層上にホウ素を含む物質の蒸着と、窒素イオン
    照射とを併用して窒化ホウ素層を形成することを特徴と
    する窒化ホウ素膜の形成方法。
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