JPH02236263A - 低温加熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法 - Google Patents
低温加熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法Info
- Publication number
- JPH02236263A JPH02236263A JP5889689A JP5889689A JPH02236263A JP H02236263 A JPH02236263 A JP H02236263A JP 5889689 A JP5889689 A JP 5889689A JP 5889689 A JP5889689 A JP 5889689A JP H02236263 A JPH02236263 A JP H02236263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zinc
- heating
- steel sheet
- plating
- molten bath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000011701 zinc Substances 0.000 title claims abstract description 59
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 56
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 56
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 title claims abstract description 32
- 229910001297 Zn alloy Inorganic materials 0.000 title abstract description 4
- 238000003618 dip coating Methods 0.000 title abstract description 4
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims abstract description 36
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 33
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 33
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims abstract description 13
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 9
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims abstract description 9
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052718 tin Inorganic materials 0.000 claims abstract description 4
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 3
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims abstract 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 26
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 abstract 1
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 8
- 238000009863 impact test Methods 0.000 description 7
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 4
- 229910001128 Sn alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 3
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 2
- GZCWPZJOEIAXRU-UHFFFAOYSA-N tin zinc Chemical compound [Zn].[Sn] GZCWPZJOEIAXRU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QIVUCLWGARAQIO-OLIXTKCUSA-N (3s)-n-[(3s,5s,6r)-6-methyl-2-oxo-1-(2,2,2-trifluoroethyl)-5-(2,3,6-trifluorophenyl)piperidin-3-yl]-2-oxospiro[1h-pyrrolo[2,3-b]pyridine-3,6'-5,7-dihydrocyclopenta[b]pyridine]-3'-carboxamide Chemical compound C1([C@H]2[C@H](N(C(=O)[C@@H](NC(=O)C=3C=C4C[C@]5(CC4=NC=3)C3=CC=CN=C3NC5=O)C2)CC(F)(F)F)C)=C(F)C=CC(F)=C1F QIVUCLWGARAQIO-OLIXTKCUSA-N 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910009369 Zn Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910007573 Zn-Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005275 alloying Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005246 galvanizing Methods 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- AYOOGWWGECJQPI-NSHDSACASA-N n-[(1s)-1-(5-fluoropyrimidin-2-yl)ethyl]-3-(3-propan-2-yloxy-1h-pyrazol-5-yl)imidazo[4,5-b]pyridin-5-amine Chemical compound N1C(OC(C)C)=CC(N2C3=NC(N[C@@H](C)C=4N=CC(F)=CN=4)=CC=C3N=C2)=N1 AYOOGWWGECJQPI-NSHDSACASA-N 0.000 description 1
- XULSCZPZVQIMFM-IPZQJPLYSA-N odevixibat Chemical compound C12=CC(SC)=C(OCC(=O)N[C@@H](C(=O)N[C@@H](CC)C(O)=O)C=3C=CC(O)=CC=3)C=C2S(=O)(=O)NC(CCCC)(CCCC)CN1C1=CC=CC=C1 XULSCZPZVQIMFM-IPZQJPLYSA-N 0.000 description 1
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 1
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法に関す
るものである。
るものである。
従来、一般に亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき鋼板は、
めっき原板に供せられる熱延酸洗鋼板、冷延鋼板を酸化
性雰囲気中で加熱処理して鋼板表面を酸化した後、還元
雰囲気中で均熱還元して活性な鋼板表面を得て、亜鉛又
は亜鉛系合金の溶融温度近傍まで還元性雰囲気中で徐玲
・急,冷し、亜鉛又は亜鉛系合金の溶融洛中に浸漬する
方法で製造されている.このような製造方法は、鋼板を
切板にせずコイルのままで連続めっきが行なえる作業上
の利点から、一般に多く行われている. 〔発明が解決しようとする課題〕 このような製造法においては、還兄性雰囲気中で均熱還
元して活性な鋼板表面を得なければめっき密着性を確保
できないため、フルハード材といわれる焼鈍不要鋼板,
例えば熱延酸洗鋼板がめつき原板であっても、高濃度水
素雰囲気、例えば15%H2としても600℃程度で長
時間(2〜3分)還元しなければならない。そのため酸
化加熱温度も600℃程度としなければならない.また
亜鉛又は亜鉛系合金例えば亜鉛一錫合金の溶融浴に浸漬
するに際しては、上記均熱遠元後、亜鉛又は亜鉛一錫合
金の溶融浴温度近傍の温度例えば460℃〜470℃又
は230〜250℃まで還元性雰囲気で徐冷、急冷しな
ければならない。
めっき原板に供せられる熱延酸洗鋼板、冷延鋼板を酸化
性雰囲気中で加熱処理して鋼板表面を酸化した後、還元
雰囲気中で均熱還元して活性な鋼板表面を得て、亜鉛又
は亜鉛系合金の溶融温度近傍まで還元性雰囲気中で徐玲
・急,冷し、亜鉛又は亜鉛系合金の溶融洛中に浸漬する
方法で製造されている.このような製造方法は、鋼板を
切板にせずコイルのままで連続めっきが行なえる作業上
の利点から、一般に多く行われている. 〔発明が解決しようとする課題〕 このような製造法においては、還兄性雰囲気中で均熱還
元して活性な鋼板表面を得なければめっき密着性を確保
できないため、フルハード材といわれる焼鈍不要鋼板,
例えば熱延酸洗鋼板がめつき原板であっても、高濃度水
素雰囲気、例えば15%H2としても600℃程度で長
時間(2〜3分)還元しなければならない。そのため酸
化加熱温度も600℃程度としなければならない.また
亜鉛又は亜鉛系合金例えば亜鉛一錫合金の溶融浴に浸漬
するに際しては、上記均熱遠元後、亜鉛又は亜鉛一錫合
金の溶融浴温度近傍の温度例えば460℃〜470℃又
は230〜250℃まで還元性雰囲気で徐冷、急冷しな
ければならない。
仮に均熱還元工程、徐冷、急冷工程を省略し、酸化性雰
囲気中で溶融浴温度近傍に加熱して直ちに溶融浴に浸漬
して密着性の優れた亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき鋼
板を得ることができれば、エネルギー原単位を大幅に低
減できると共に還元ガスが不要となり、亜鉛又は亜鉛系
合金の溶融めっき鋼板の製造コストを大幅に低下するこ
とが可能となる。またその連続溶融めっきラインの設備
費も大幅に削減することができる。
囲気中で溶融浴温度近傍に加熱して直ちに溶融浴に浸漬
して密着性の優れた亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき鋼
板を得ることができれば、エネルギー原単位を大幅に低
減できると共に還元ガスが不要となり、亜鉛又は亜鉛系
合金の溶融めっき鋼板の製造コストを大幅に低下するこ
とが可能となる。またその連続溶融めっきラインの設備
費も大幅に削減することができる。
しかしながらこのような低温加熱、還元冷却省略型の亜
鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法は、いまだ提案され
ていない。
鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法は、いまだ提案され
ていない。
本発明は上記のように亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき
鋼板の製造コスト、連続溶融めっきラインの設備費を大
幅に削減することができる低温加熱、還元冷却省略型の
亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めクき方法を提供するもので
ある。
鋼板の製造コスト、連続溶融めっきラインの設備費を大
幅に削減することができる低温加熱、還元冷却省略型の
亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めクき方法を提供するもので
ある。
本発明者等は、酸化性雰囲気中で亜鉛又は亜鉛系合金の
溶融浴温度近傍まで鋼板を加熱して、そのまま亜鉛又は
亜鉛系合金の溶融浴に浸漬する溶融めっき方法について
種々検討した結果、加熱昇湯前に鋼板表面にNi, G
o, Cu, SnMnの中から選択した1種を 0.
1〜3.0 g/rr?めっきすると共に溶融浴に漫潰
時の上記めっき金属の酸化膜厚を20〜200人とする
ことにより、密着性の優れた亜鉛又は亜鉛系合金の溶融
めフき鋼板が得られることを見出し、下記の本発明を完
成したものである. 鋼板の表面にNi, Co, Cu, Sn, Mnの
中から還択した1種を0.1〜3.0,g/m”めっき
後、酸化性雰囲気中で亜鉛又は亜鉛系合金の溶融浴温度
近傍に加熱してそのまま亜鉛又は亜鉛系合金の溶融浴に
浸漬するに際して、加熱雰囲気酸素濃度及び又は加熱速
度(時間)を調節してめっきした金属の酸化膜厚を20
〜2000人としておくことを特徴とする低温加熱、還
元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法。
溶融浴温度近傍まで鋼板を加熱して、そのまま亜鉛又は
亜鉛系合金の溶融浴に浸漬する溶融めっき方法について
種々検討した結果、加熱昇湯前に鋼板表面にNi, G
o, Cu, SnMnの中から選択した1種を 0.
1〜3.0 g/rr?めっきすると共に溶融浴に漫潰
時の上記めっき金属の酸化膜厚を20〜200人とする
ことにより、密着性の優れた亜鉛又は亜鉛系合金の溶融
めフき鋼板が得られることを見出し、下記の本発明を完
成したものである. 鋼板の表面にNi, Co, Cu, Sn, Mnの
中から還択した1種を0.1〜3.0,g/m”めっき
後、酸化性雰囲気中で亜鉛又は亜鉛系合金の溶融浴温度
近傍に加熱してそのまま亜鉛又は亜鉛系合金の溶融浴に
浸漬するに際して、加熱雰囲気酸素濃度及び又は加熱速
度(時間)を調節してめっきした金属の酸化膜厚を20
〜2000人としておくことを特徴とする低温加熱、還
元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法。
以下、本発明について詳細に説明する。
第1図は、鋼板表面にNiを0.5g/m’めっき後、
酸化性雰囲気中で450℃まで昇温し、そのまま浴温4
50℃の溶融亜鉛浴中に浸漬するに際して、加熱雰囲気
酸素濃度及び又は加熱速度(時間)を調整して、めっき
Niの酸化膜厚を種々変更し、溶融亜鉛めっぎ鋼板を製
造したときのNi酸化膜厚とめっき密着性の関係を示し
たものである. なおめっき密着性はボールインパクト試験で実施した.
まためウき密着性の評価は10点法で評価し、10点は
剥離皆無であり、1点は全面剥離を示す. この図よりNi酸化膜厚を20〜2000人とすれば優
れためっき密着性を確保できることが明らかである。こ
のようにNi表層を積極的に酸化させ、その酸化膜厚を
20〜2000人に調節することによって密着性の優れ
た溶融亜鉛めっき鋼板が得られるメカニズムは明確では
ないが、450℃の溶融亜鉛浴中に浸漬された際、溶融
亜鉛の強い還元力によって還元され活性なNf表層が得
られ、亜鉛との合金化が容易に進むためであると考えら
れる.酸化膜厚が2000人以上となると溶融亜鉛によ
る還元速度が大幅に低下し亜鉛との合金層に酸化膜部が
残存し密着性が悪くなる。
酸化性雰囲気中で450℃まで昇温し、そのまま浴温4
50℃の溶融亜鉛浴中に浸漬するに際して、加熱雰囲気
酸素濃度及び又は加熱速度(時間)を調整して、めっき
Niの酸化膜厚を種々変更し、溶融亜鉛めっぎ鋼板を製
造したときのNi酸化膜厚とめっき密着性の関係を示し
たものである. なおめっき密着性はボールインパクト試験で実施した.
まためウき密着性の評価は10点法で評価し、10点は
剥離皆無であり、1点は全面剥離を示す. この図よりNi酸化膜厚を20〜2000人とすれば優
れためっき密着性を確保できることが明らかである。こ
のようにNi表層を積極的に酸化させ、その酸化膜厚を
20〜2000人に調節することによって密着性の優れ
た溶融亜鉛めっき鋼板が得られるメカニズムは明確では
ないが、450℃の溶融亜鉛浴中に浸漬された際、溶融
亜鉛の強い還元力によって還元され活性なNf表層が得
られ、亜鉛との合金化が容易に進むためであると考えら
れる.酸化膜厚が2000人以上となると溶融亜鉛によ
る還元速度が大幅に低下し亜鉛との合金層に酸化膜部が
残存し密着性が悪くなる。
一方、酸化嗅厚が20人以下で密着性が悪くなるのは、
還元された活性なNi表1の厚みが小さいため、それに
よって形成された合金層が薄く十分な密着力が確保でき
ないためと考えられる。
還元された活性なNi表1の厚みが小さいため、それに
よって形成された合金層が薄く十分な密着力が確保でき
ないためと考えられる。
Niめっきは電気めっき法、化学めっき法或いはNiイ
オンを含む溶液の塗布等によって施すことができ、旧酸
化膜厚の調節は加熱雰囲気酸素濃度及び又は加熱速度(
時間)を調整して行うことができ、加熱速度を高めるこ
とにより加熱雰囲気を大気雰囲気にすることも可能であ
る。
オンを含む溶液の塗布等によって施すことができ、旧酸
化膜厚の調節は加熱雰囲気酸素濃度及び又は加熱速度(
時間)を調整して行うことができ、加熱速度を高めるこ
とにより加熱雰囲気を大気雰囲気にすることも可能であ
る。
第2図は鋼板にめっきしたNiの付着量を種々かえ、酸
化膜厚を 100〜120人と一定にし、同じように溶
融亜鉛めっき鋼板を製造したときのNi付着量とめっき
密着性の関係を示したものである。Ni付着量が0.1
g/m’以下では優れためっき密着性は得られない。こ
れはNi付着量が0.1g/m’以下では酸化性雰囲気
中での加熱の際、鋼板の酸化を十分に抑えることができ
ず、一部鋼板が酸化され、それによってめっき密着性が
低下するものと思われる.Ni付着量の上限はめっき密
着性の観点からは特に制約はないが、経済的な観点から
3.0g/rn’とする.以上の結果は、Ni予備めっ
きについて説明したがCo, Cu, Sn, Mnに
ついても同様な結果が得られた。
化膜厚を 100〜120人と一定にし、同じように溶
融亜鉛めっき鋼板を製造したときのNi付着量とめっき
密着性の関係を示したものである。Ni付着量が0.1
g/m’以下では優れためっき密着性は得られない。こ
れはNi付着量が0.1g/m’以下では酸化性雰囲気
中での加熱の際、鋼板の酸化を十分に抑えることができ
ず、一部鋼板が酸化され、それによってめっき密着性が
低下するものと思われる.Ni付着量の上限はめっき密
着性の観点からは特に制約はないが、経済的な観点から
3.0g/rn’とする.以上の結果は、Ni予備めっ
きについて説明したがCo, Cu, Sn, Mnに
ついても同様な結果が得られた。
また2nの溶融浴について説明したが、Zn − 5%
An浴、zn−50%An浴、2n − Sn合金浴、
Zn−Mg合金浴でも全く同様で、溶融亜鉛合金の強い
還元力によって予めめっきした金属の酸化物は容易に還
元され活性層が得られるので本発明はいずれの金属ある
いは合金の溶融めっきにおいても通用することができる
。
An浴、zn−50%An浴、2n − Sn合金浴、
Zn−Mg合金浴でも全く同様で、溶融亜鉛合金の強い
還元力によって予めめっきした金属の酸化物は容易に還
元され活性層が得られるので本発明はいずれの金属ある
いは合金の溶融めっきにおいても通用することができる
。
〔実 施 例)
実施例−1
熱延酸洗鋼板の表面に0 . 5 godのNiめっぎ
を施し、酸素濃度5%のN2ガス雰囲気(弱酸化性7囲
気)中で470℃まで5secで加熱してNt酸化膜厚
を200人に調節して、そのまま浴温460℃の溶融亜
鉛洛中に3sec浸漬して亜鉛めクきを行った. その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点10点の密着性の優れた溶融亜鉛めっき鋼板が
得られた。
を施し、酸素濃度5%のN2ガス雰囲気(弱酸化性7囲
気)中で470℃まで5secで加熱してNt酸化膜厚
を200人に調節して、そのまま浴温460℃の溶融亜
鉛洛中に3sec浸漬して亜鉛めクきを行った. その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点10点の密着性の優れた溶融亜鉛めっき鋼板が
得られた。
実施例−2
熱延酸洗鋼板の表面に0 . 5 girdのGoめっ
きを施し、酸素濃度5%のN2ガス雰囲気(弱酸化性雰
囲気)中で460℃まで3secで加熱してCo酸化膜
厚を 150人に調節して、そのまま浴温450℃の溶
融亜鉛洛中に2sec浸漬して亜鉛めっきを行った。
きを施し、酸素濃度5%のN2ガス雰囲気(弱酸化性雰
囲気)中で460℃まで3secで加熱してCo酸化膜
厚を 150人に調節して、そのまま浴温450℃の溶
融亜鉛洛中に2sec浸漬して亜鉛めっきを行った。
その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点lO点の密着性の優れた溶融亜鉛めっき鋼板が
得られた。
試験評点lO点の密着性の優れた溶融亜鉛めっき鋼板が
得られた。
実施例−3
熱延酸洗鋼板の表面に 1.0g/m”のCuめっきを
施し、大気雰囲気中で 430℃まで5secで加熱し
てCu酸化膜厚を 180人に調節して、そのまま浴温
420℃の溶融Zn−5%Al浴中に4sec浸漬して
Zn−5%A文めっきを行った。
施し、大気雰囲気中で 430℃まで5secで加熱し
てCu酸化膜厚を 180人に調節して、そのまま浴温
420℃の溶融Zn−5%Al浴中に4sec浸漬して
Zn−5%A文めっきを行った。
その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点10点の密着性の優れた溶融Zn−5%A2め
っき鋼板が得られた。
試験評点10点の密着性の優れた溶融Zn−5%A2め
っき鋼板が得られた。
実施例−4
冷延鋼板の表面に 0.3g/ゴのSnめっきを施し、
大気雰囲気中で240℃まで10secで加熱してSn
酸化膜厚を 120人に調節して、そのまま浴温230
℃の溶融Zn50%−Sn50%の溶融浴中に2sec
侵潰してZn−50%−Sn50%のめっきを行った。
大気雰囲気中で240℃まで10secで加熱してSn
酸化膜厚を 120人に調節して、そのまま浴温230
℃の溶融Zn50%−Sn50%の溶融浴中に2sec
侵潰してZn−50%−Sn50%のめっきを行った。
その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点10点の密着性の優れた溶融めっき鋼板が得ら
れた。
試験評点10点の密着性の優れた溶融めっき鋼板が得ら
れた。
実施例−5
冷延鋼板の表面に 1.5g/rn”のMnめっきを施
し、酸素濃度2%のN,ガス雰囲気(弱酸化性雰囲気)
中で520℃まで7secで加熱してMn酸化膜厚を5
00人に調節して、そのまま浴温510tの溶融Zn−
50%一A文50%の溶融浴中に8sec浸漬してZn
−50%−八150%のめっきを行った。
し、酸素濃度2%のN,ガス雰囲気(弱酸化性雰囲気)
中で520℃まで7secで加熱してMn酸化膜厚を5
00人に調節して、そのまま浴温510tの溶融Zn−
50%一A文50%の溶融浴中に8sec浸漬してZn
−50%−八150%のめっきを行った。
その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点10点の密着性の優れた熔融めっき鋼板が得ら
れた. 実施例−6 熱延酸洗鋼板の表面に0 . 5 1</dのNiめっ
きを施し、酸素濃度0.5%のN2ガス雰囲気(弱酸化
性雰囲気)中で480℃まで5secで加熱してNi酸
化膜厚を80人に調節して、そのまま浴温470℃のZ
n−輌815%の溶融浴中に1.5sec漫潰してZn
−Mgl5%のめっきを行った。
試験評点10点の密着性の優れた熔融めっき鋼板が得ら
れた. 実施例−6 熱延酸洗鋼板の表面に0 . 5 1</dのNiめっ
きを施し、酸素濃度0.5%のN2ガス雰囲気(弱酸化
性雰囲気)中で480℃まで5secで加熱してNi酸
化膜厚を80人に調節して、そのまま浴温470℃のZ
n−輌815%の溶融浴中に1.5sec漫潰してZn
−Mgl5%のめっきを行った。
その結果、浴温に略等しい低温加熱でボールインパクト
試験評点10点の密着性の優れた溶融めっき鋼板が得ら
れた. 〔発明の効果〕 以上のように本発明法によれば、低温加熱で還元冷却工
程を経ることなく、そのまま亜鉛又は亜鉛系合金の溶融
浴に浸漬して密着性の優れた亜鉛又は亜鉛系合金の溶融
めっき鋼板を得ることができるものであるから、亜鉛又
は亜鉛系合金の溶融めっき鋼板の製造コスト、連続溶融
めっきラインの設備費を大幅に削減することができる等
顕著な効果がある.
試験評点10点の密着性の優れた溶融めっき鋼板が得ら
れた. 〔発明の効果〕 以上のように本発明法によれば、低温加熱で還元冷却工
程を経ることなく、そのまま亜鉛又は亜鉛系合金の溶融
浴に浸漬して密着性の優れた亜鉛又は亜鉛系合金の溶融
めっき鋼板を得ることができるものであるから、亜鉛又
は亜鉛系合金の溶融めっき鋼板の製造コスト、連続溶融
めっきラインの設備費を大幅に削減することができる等
顕著な効果がある.
第1図はNiの酸化膜厚とめっき密着性の関係を示した
図、第2図は鋼板にめっきした旧付着量をかえ、酸化膜
厚を一定にして、めっき密着性との関係を示した図であ
る。 ?α 公C杓殖仲セ
図、第2図は鋼板にめっきした旧付着量をかえ、酸化膜
厚を一定にして、めっき密着性との関係を示した図であ
る。 ?α 公C杓殖仲セ
Claims (1)
- 1 鋼板の表面にNi、Co、Cu、Sn、Mnの中か
ら選択した1種を0.1〜3.0g/m^2めっき後、
酸化性雰囲気中で亜鉛又は亜鉛系合金の溶融浴温度近傍
に加熱してそのまま亜鉛又は亜鉛系合金の溶融浴に浸漬
めっきするに際して、加熱雰囲気酸素濃度及び又は加熱
速度(時間)を調節して予めめっきした金属の酸化膜厚
を20〜2000Åとしておくことを特徴とする低温加
熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058896A JPH0635648B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 低温加熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1058896A JPH0635648B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 低温加熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02236263A true JPH02236263A (ja) | 1990-09-19 |
JPH0635648B2 JPH0635648B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=13097560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1058896A Expired - Lifetime JPH0635648B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 低温加熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635648B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04147954A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-21 | Nippon Steel Corp | 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JPH04346647A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Nippon Steel Corp | 熱延溶融亜鉛めっき鋼板および合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JP2007239063A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Nippon Steel Corp | Sn−Znメッキ鋼板の製造方法 |
EP2520686A4 (en) * | 2009-12-29 | 2017-08-30 | Posco | Zinc-plated steel sheet for hot pressing having outstanding surface characteristics, hot-pressed moulded parts obtained using the same, and a production method for the same |
-
1989
- 1989-03-10 JP JP1058896A patent/JPH0635648B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04147954A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-05-21 | Nippon Steel Corp | 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JPH04346647A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Nippon Steel Corp | 熱延溶融亜鉛めっき鋼板および合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
JP2007239063A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Nippon Steel Corp | Sn−Znメッキ鋼板の製造方法 |
EP2520686A4 (en) * | 2009-12-29 | 2017-08-30 | Posco | Zinc-plated steel sheet for hot pressing having outstanding surface characteristics, hot-pressed moulded parts obtained using the same, and a production method for the same |
US9945020B2 (en) | 2009-12-29 | 2018-04-17 | Posco | Zinc-plated steel sheet for hot pressing having outstanding surface characteristics, hot-pressed moulded parts obtained using the same, and a production method for the same |
US11952652B2 (en) | 2009-12-29 | 2024-04-09 | Posco Co., Ltd | Zinc-plated steel sheet for hot pressing having outstanding surface characteristics, hot-pressed moulded parts obtained using the same, and a production method for the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635648B2 (ja) | 1994-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2020113844A1 (zh) | 一种耐腐蚀热冲压零件的制备方法及装置 | |
JP2707928B2 (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 | |
JP2970445B2 (ja) | Si添加高張力鋼材の溶融亜鉛めっき方法 | |
JPH0127147B2 (ja) | ||
JPH0688187A (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH02236263A (ja) | 低温加熱、還元省略型の亜鉛又は亜鉛系合金の溶融めっき方法 | |
JP3480357B2 (ja) | Si含有高強度溶融亜鉛めっき鋼板ならびに高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH08291379A (ja) | P添加高張力鋼材の合金化溶融亜鉛めっき方法 | |
JPH06212383A (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 | |
JPH0797670A (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 | |
JP3367443B2 (ja) | 意匠性に優れたZn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方法 | |
JPH08170160A (ja) | Si含有高張力(合金化)溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP3078456B2 (ja) | 高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH05106001A (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めつき方法 | |
JPS6144168A (ja) | 不メツキ部分が少なくメツキ密着性のすぐれた溶融金属メツキ鋼板の製造法 | |
US3726705A (en) | Process for galvanizing a ferrous metal article | |
JP3400289B2 (ja) | めっき密着性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP3449244B2 (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2674429B2 (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 | |
JPH04176854A (ja) | めっき密着性および外観性に優れたアルミめっき鋼板の製造法 | |
JPH07316764A (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2001262303A (ja) | 溶融めっき性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板および合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH0551714A (ja) | Si含有鋼板の溶融亜鉛めつき方法 | |
JPH0971851A (ja) | 亜鉛−錫合金めっき鋼板の製造法 | |
JP2630136B2 (ja) | 珪素含有鋼板の溶融亜鉛めっき方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |