JP3367443B2 - 意匠性に優れたZn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方法 - Google Patents
意匠性に優れたZn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方法Info
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に適した、高耐食性で意匠性に優れた溶融Al−Zn系めっ
き鋼板の製造方法に関する。
めっき鋼板が使用されていたが、近年、より高耐食性・
高耐久性を有する溶融Al−Zn系めっき鋼板の使用量が増
加している。このうち、めっき皮膜中にAlを約55wt%、
Siを1〜2wt%含有する溶融Zn-Al−Si合金めっき鋼板
は、表面に美麗なスパングル模様を有していることか
ら、意匠性もひとつの特徴である。
板を連続式溶融めっき設備で製造する場合、表面のスパ
ングル模様には、製造チャンスごとにコイル間で、さら
には同じコイル内でも長手方向および幅方向で、大きさ
のバラツキがよく見られる。例えば、母材コイルが変わ
ると、同じめっき条件でめっきしても、スパングルの大
きさが異なることがしばしばある。特に、非常に微細な
スパングルが形成される場合があり、このような製品は
意匠性が劣るため、外観が重要視される用途には通常用
いることができない。
ル模様のバラツキを抑える技術としてこれまでに下記の
手法が提案されている。まず、母材鋼板に関しては次の
提案がある: (1) 特開平9−235661号公報:鋼板表面を0.05μm以上
研削する、(2) 特開平10−18009 号、同10−18013 号各
公報:鋼板表面の粗さとうねりを制御する、(3) 特開平
10−18010 号、同10−18012 号各公報:鋼板表面の集合
組織、結晶粒径を制御する。
以上とする、(5) 特開平9−25550 号公報:めっき設備
のスナウト内の露点、水素濃度、浴温を管理する。
れぞれ以下のような問題がある。まず、(1) 、(2) 、
(3) の手法では、圧延工程などの、連続式めっき設備の
前の工程に制約をかけることになり、また、条件に外れ
た鋼板をめっき原板として用いることができなくなる。
ル模様を制御できる点で好都合であるが、浴中ロールの
昇降装置等の設備を新たに設ける必要があり、コスト的
に不利である。また、浸漬時間を長くしすぎると、スパ
ングルが全体に微細化し、本来の溶融Zn−Al−Si合金め
っき鋼板の持つ意匠性が損なわれる。
より、めっき浴からの亜鉛蒸気の発生を抑えるものであ
る。めっき浴から蒸発した亜鉛蒸気がスナウト壁面で凝
縮して付着し、鋼板表面やめっき浴に落下付着して、め
っきの欠陥もしくはスパングルのムラの原因となる。従
って、この手法は、例えばめっき母材(例、コイルの変
更)に起因するような一般に見られるスパングル模様の
バラツキをそれ以上には悪化させないというだけであ
り、めっき母材に起因するバラツキそれ自体を抑えるこ
とはできない。
わずに、連続式溶融めっき設備で、スパングル模様のバ
ラツキが少なく、特にスパングル模様の微細化を防止す
ることができる溶融Zn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方
法を提供することである。
Al−Si合金めっき鋼板のスパングル模様の微細化を防止
する操業条件について検討した結果、めっき密着性の確
保に必要なめっき金属との合金化反応を促進する目的で
めっき前に行われる、還元雰囲気下での焼鈍による鋼板
表面の活性化処理において、鋼板表面の反応性をある程
度抑制した方がスパングル模様が全体として大きくな
り、微細なスパングルが発生しにくくなることを見出し
た。
る: 焼鈍炉内の露点:−40℃以下、 雰囲気ガス:水素+窒素 (水素濃度5〜75%) 、 焼鈍温度:約 600℃〜800 ℃超 (材質、機械特性により
異なる) 。
と、めっき前の鋼板表面が高度に活性化され、反応性が
非常に高くなるため、溶融めっき浴侵入時に鋼板表面と
めっき金属との反応が速すぎて、スパングルが微細にな
り、また不均一化するものと考えられる。
気雰囲気で焼鈍した後、溶融めっき浴に浸漬すると、安
定して美麗なスパングルを得ることができる。しかし、
この場合には、鋼板表面の反応性が大きく阻害されてし
まい、鋼板表面とめっき浴がほとんど反応しなくなるた
め、めっき密着性が全く得られず、不めっきも発生しや
すくなる。
っきを発生させない範囲で、鋼板表面の反応性を適度に
抑制することにより、スパングル模様のバラツキや微細
化を抑えるという観点から検討した結果、焼鈍炉内の還
元ガス雰囲気の露点と水素濃度を制御することにより、
これが可能となることが判明した。
2.0 重量%、残部:Znおよび不可避不純物からなるめっ
き組成を有する溶融Zn−Al−Si合金めっき鋼板を、ライ
ン内焼鈍炉を備えた連続式溶融めっき設備で製造する際
に、焼鈍炉内の還元ガス雰囲気および露点が下記 (1)〜
(3) 式を満たす条件で焼鈍を行うことによりめっき表面
のスパングルを微細化せずに開華させたことを特徴とす
る、スパングル模様の意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si合
金めっき鋼板の製造方法である。
℃。ただし、還元処理の雰囲気ガスの露点が−30℃であっ
て、Al:52.0%の溶融亜鉛めっき浴を使用する場合を除
く。
合金めっき鋼板の製造方法について詳しく説明する。
めっきを施す母材鋼板の鋼種については特に制限されな
い。例えば、Alキルド鋼、Ti, Nb等を添加した極低炭素
鋼、C、P、Si、Mn等を加えた410N級以上の高強度鋼等
を用いることができる。また、母材鋼板は冷延鋼板と熱
延鋼板のいずれでもよく、それらの圧延条件についても
特に制限されない。
の前処理を施した後、ライン内焼鈍装置を備えた連続式
溶融めっき設備を用いてZn−Al−Si合金めっきを施す。
使用する連続式溶融めっき設備は、ライン内焼鈍炉を備
えているものであればどのようなものでもよい。この種
の連続式溶融めっき設備は溶融亜鉛めっき用に開発され
たのものであり、主要装置として、鋼板表面清浄化装置
(酸化炉、無酸化炉等) 、焼鈍炉、溶融めっき装置、冷
却装置、化成処理装置を一般に備えている。
鋼板をまず酸化炉または無酸化炉で加熱して、表面に付
着した油分を除去し、鋼板表面を清浄化する。この加熱
により鋼板表面が酸化状態または弱酸化状態になるの
で、次の焼鈍炉内で還元雰囲気下に焼鈍を行う。この還
元雰囲気での焼鈍により、歪みの除去という焼鈍本来の
作用に加えて、鋼板表面の酸化鉄が還元されて表面が活
性化される。それにより鋼板表面とめっき金属との合金
化反応が容易になり、めっき密着性が確保される。従っ
て、還元雰囲気での焼鈍はめっき密着性を得るのに必要
な処理である。
ガスと乾燥窒素ガスを焼鈍炉に供給することにより保持
される。従来は、鋼板表面をできるだけ活性化するよう
に、焼鈍炉には乾燥水素ガスと乾燥窒素ガスだけを供給
して、焼鈍炉内の還元雰囲気ガスの露点をなるべく低く
なるように管理していた。
鋼板表面を活性化して反応性を高めることが、鋼板を溶
融めっき槽に浸漬した時のスパングルの微細化や不均一
化の原因となりうることを本発明者らは見出した。スパ
ングル微細化の機構の詳細は不明だが、本発明者らは鋼
板表面の還元の進行により、めっき浴との反応性が高く
なりすぎるためと推定した。そのため、本発明では、ス
パングルを大きく開華させる目的で、鋼板表面の反応性
を、不めっきやめっき密着性の低下が発生しない範囲で
抑制する。
内のガス雰囲気を、下記 (1)〜(3)式を満たすように制
御しながら、焼鈍を行う: (1) +10℃≧ (露点) ≧−40℃ (2) 2%≦ (水素濃度) ≦30%、残部窒素 (3) (露点) ≧[(水素濃度)×2−(焼鈍温度)/10+10]
℃。
か、または水素濃度が低すぎると、鋼板表面の還元によ
る活性化が不十分となり、鋼板−めっき界面に成長する
合金層が十分または均一に成長しないため、めっきの密
着性に劣り、甚だしい場合には不めっきもしくはめっき
剥離が発生する。一方、この露点が低すぎるか、または
水素濃度が高すぎると、鋼板表面の反応性が高すぎて、
スパングルが微細化する傾向があり、スパングルのバラ
ツキも大きくなる場合がある。また、焼鈍温度もスパン
グルの開華状態に影響する。即ち、(3) 式に規定したよ
うに、焼鈍温度が低くなるほど、また水素濃度が高くな
るほど、露点を高めに制御しないと、スパングルの微細
化が起こり易くなる。つまり、露点の下限が高くなり、
露点の管理範囲が狭くなる。
鈍炉内の最高鋼板温度を意味する。また、水素濃度は、
常温での水素の体積割合である。操作条件や測定バラツ
キを考えると、焼鈍炉内のガス雰囲気は、露点を−35℃
〜+5℃、水素濃度を5〜15%の範囲とし、焼鈍温度と
の関係で上記(3) 式を逸脱しない条件で焼鈍を行うこと
が好ましい。
するので、従来のように乾燥水素ガスと乾燥窒素ガスだ
けを焼鈍炉に供給することでは所望の露点を得ることが
できない場合が多い。その場合には、焼鈍炉内の露点を
高めるように、焼鈍炉に水分を水および/または水蒸気
の形で供給する必要がある。この水分は、水素ガスまた
は窒素ガスの一方または両方に未乾燥のガスを使用する
ことでも供給できるが、露点を厳密に管理することが困
難となるので、焼鈍炉に乾燥水素ガスと乾燥窒素ガスの
配管系とは別に、制御された量の水および/または水蒸
気を供給できる配管系を付設して、露点を計測しながら
露点管理に必要な量の水分を制御した量で供給すること
が好ましい。
必要な温度として設定されるが、通常は約600 ℃〜800
℃超の範囲である。焼鈍炉内の温度プロファイルは特に
制限されない。焼鈍温度がめっき浴侵入時の鋼板温度と
同一温度である場合には、焼鈍炉内は一定温度に保持さ
れることになる。それより焼鈍温度が高くなると、焼鈍
炉内には、加熱と冷却といった温度変化が見られるの
で、炉内は、冷却帯、または加熱帯と冷却帯、または加
熱帯と均熱帯と冷却帯、に区分される。冷却帯の後に、
めっき槽侵入温度に保持する低温保持帯を有する場合も
ある。
の入側または加熱帯から冷却帯までの間である。従っ
て、低温保持帯は焼鈍炉内に含まれない。焼鈍炉内の鋼
板の滞在時間 (即ち、焼鈍時間) は通常は3〜5分間程
度である。最高到達板温度にあるのは通常は1分前後で
ある。
「焼鈍炉内」の全帯域について上記範囲に制御する必要
はないが、炉内は露点や水素濃度はそれほど変動しない
ので、できれば全帯域をそのように管理する。露点や水
素濃度が変動する場合には、少なくとも焼鈍炉内の最高
到達板温度付近で本発明で規定する範囲内となるように
することが好ましい。
ことにより表面が活性化された鋼板は、必要により冷却
帯で冷却されて所定のめっき浴侵入温度まで温度を低下
させた後、または低下させながら、通常は鋼板を周囲雰
囲気から遮断する目的で設置されたスナウトを経て、溶
融めっき浴に浸漬され、Zn−Al−Si合金めっきが施され
る。めっき浴侵入温度は、通常はめっき浴温度±約30℃
の温度範囲である。
ように、スナウトの露点はめっき品質 (めっきムラ、め
っき密着性) に影響を及ぼす。しかし、スナウト内は不
活性ガス雰囲気に保持され、かつ鋼板の滞在時間が短い
ので、鋼板表面の反応性、従ってスパングルへの影響は
小さい。即ち、スパングルの開華状況は、スナウトより
前の焼鈍炉において決定されるのである。
Si:0.05〜2.0 重量%、残部:Znおよび不可避不純物で
ある。Al含有量は、これより高くても低くても表面の美
麗なスパングル模様が発現しない。Si含有量は、低すぎ
るとやはりスパングル模様が発現せず、高すぎると不め
っきの表面欠陥が生じやすくなる。好ましい範囲は、A
l:45〜65重量%、Si: 1.2〜1.8 重量%で、さらに好
ましくはAl:50〜58重量%である。
質、性能、操業に影響を及ぼさない限り特に制限され
ず、従来より溶融Zn−Al−Si合金めっきに採用されてい
る条件と同様でよい。めっき付着量は、普通には片面当
たり30〜150 g/m2の範囲内である。めっきは通常は鋼板
の両面に施すが、既知の手段で片面めっきにすることも
可能である。
っきを施した鋼板は、化成処理せずに使用しても、高い
耐食性を示すことができる。しかし、連続式溶融めっき
設備に一般に設置されている化成処理装置において適当
な化成処理を施してもよく、それによりさらに耐食性が
向上する。化成処理は、リン酸亜鉛処理とすることも可
能であるが、クロメート処理の方が耐食性改善に有効で
あるので好ましい。
型のいずれの処理法でもよく、また処理液組成や処理方
法も特に制限されず、従来のものから適当に選択するこ
とができる。好ましいクロメート処理法は、短い処理時
間で耐食性の向上効果が大きい塗布型クロメート処理で
ある。クロメート処理により形成するクロメート皮膜の
付着量は、Cr金属換算量として3〜150 mg/m2 の範囲内
でよい。
ようにクロメート処理を施し、または施さずに、薄膜の
樹脂被覆を施すこともできる。被覆に適した樹脂種とし
ては、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル、エポキ
シ、ビニルブチラール等が挙げられる。この樹脂被覆
は、溶剤系の樹脂塗料も使用できるが、樹脂を水に分散
ないし溶解させた水系の樹脂塗料を用いて行うことが好
ましい。樹脂の被覆厚みは5μm以下とすることが好ま
しい。樹脂被覆がこれより厚膜になると、コスト増大に
加えて成形時に樹脂カスが発生し、外観が悪化する。よ
り好ましい被覆厚みは 0.5〜3.0 μmの範囲である。
低炭素Alキルド鋼の冷延鋼帯 (板厚0.6 mm×920 mm) を
用いた。これらは後述するように、めっき条件が同一で
あっても、得られるスパングルの大きさが異なってい
る。
を備えた連続式溶融めっき設備を用いて、表1に示す条
件 (詳細な焼鈍条件は表3に示す) でZn−Al−Si合金め
っきした。焼鈍炉には、H2、N2、水蒸気の各ガスの配管
系をそれぞれ独立して加熱帯に設置した。炉内のガス雰
囲気および露点は、これらを炉内の板温が最高温度に達
する位置に設置した水素濃度計および露点計で計測しな
がら、各ガスの流量を調整することによって制御した。
試験片を用いて、スパングルとめっき密着性を下記のよ
うにして評価した。結果を焼鈍条件と一緒に表3 (焼鈍
温度600 ℃) 、表4 (同680 ℃) 、表5 (同750 ℃) 、
表4 (同850 ℃) にまとめて示す。
ンプルを準備し、これらのサンプルを、そのスパングル
の大きさにより、0 (非常に微細) から6 (非常に粗
大) に分類した。この数値をスパングルコードとする。
影し、その写真上で、実際の長さで30 mm に相当する線
分を横切るスパングル境界線の数をカウントして、次式
によりスパングル径を求めた: スパングル径=30mm/境界線の数 このスパングル径の測定を、1標準サンプルあたり5回
繰り返し、その平均値を「スパングル径」とした。この
スパングル径とスパングルコードとの対応は、表2のよ
うになる。
ングルの大きさ (スパングル径) は、上記標準サンプル
と目視で比較対照して、スパングルの大きさが最も近い
標準サンプルのスパングルコードを記録したものであ
る。A、B、Cの3種類の母材のサンプルがいずれもコ
ード2以上となったときを合格 (○) とした。
について、ロックフォーマーを用いて密着曲げを行っ
た。板幅方向で全幅にわたって剥離の生じないものだけ
を合格 (○) とし、残りを不合格 (×) とした。スパン
グルとめっき密着性 (A、B、C) の全部が○の場合
を、総合評価が合格 (○) とした。
0 ℃、750 ℃、850 ℃) での焼鈍条件 (露点、水素濃
度) と、スパングルおよび密着性との関係を図1に示
す。この図で、実線で囲まれた領域がスパングルおよび
密着性がともに良好な焼鈍条件の範囲である。
っき条件が同じであっても、母材が変わるとスパングル
の大きさがかなり変動することがある。しかし、図1お
よび表3〜6に示すように、特に焼鈍温度が低い場合に
は、本発明で規定された範囲内の条件で焼鈍してから溶
融めっきすることにより、母材の種類にかかわらず、密
着性を損ねずに、スパングルが微細化せずほぼ均一に開
華した美麗なスパングルを得ることができる。一方、本
発明で規定された条件から高露点または高水素濃度側に
外れて焼鈍すると、めっき密着性が不良となる。逆に、
本発明で規定された条件から低露点または低水素濃度側
に外れて焼鈍すると、スパングルが微細化する。微細な
スパングルは、スパングル径のバラツキも大きくなる。
に、コイル間もしくはコイル内のスパングルのバラツキ
(特にスパングルの微細化) が抑制され、意匠性に優れ
た溶融Zn−Al−Siめっき鋼板を安定して製造することが
できる。
水素濃度) とスパングルおよび密着性との関係として示
す。太線で囲まれた部分がスパングルと密着性がともに
良好である。
Claims (3)
- 【請求項1】 Al:30〜70重量%、Si:0.05〜2.0 重量
%、残部:Znおよび不可避不純物からなるめっき組成を
有する溶融Zn−Al−Si合金めっき鋼板を、ライン内焼鈍
炉を備えた連続式溶融めっき設備で製造する際に、焼鈍
炉内の還元ガス雰囲気および露点が下記 (1)〜(3) 式を
満たす条件で焼鈍を行うことによりめっき表面のスパン
グルを微細化せずに開華させたことを特徴とする、スパ
ングル模様の意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si合金めっき
鋼板の製造方法。 (1) +10℃≧ (露点) ≧−40℃ (2) 2%≦ (水素濃度) ≦30%、残部窒素 (3) (露点) ≧[(水素濃度)×2−(焼鈍温度)/10+10]
℃ただし、還元処理の雰囲気ガスの露点が−30℃であっ
て、Al:52.0%の溶融亜鉛めっき浴を使用する場合を除
く。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法で製造された溶融Zn
−Al−Si合金めっき鋼板に、クロメート処理を施すこと
を特徴とする、化成処理溶融Zn−Al−Si合金めっき鋼板
の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法で製造された溶融Zn
−Al−Si合金めっき鋼板または請求項2記載の方法で製
造された化成処理溶融Zn−Al−Si合金めっき鋼板に、厚
さ5μm以下の薄膜樹脂被覆を施すことを特徴とする、
有機被覆溶融Zn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方法。
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ID=12133223
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