JP3367452B2 - 意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法

Info

Publication number
JP3367452B2
JP3367452B2 JP07620799A JP7620799A JP3367452B2 JP 3367452 B2 JP3367452 B2 JP 3367452B2 JP 07620799 A JP07620799 A JP 07620799A JP 7620799 A JP7620799 A JP 7620799A JP 3367452 B2 JP3367452 B2 JP 3367452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
hot
plated steel
dip
alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07620799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000273608A (ja
Inventor
弘人 桝本
行夫 村上
貴裕 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP07620799A priority Critical patent/JP3367452B2/ja
Publication of JP2000273608A publication Critical patent/JP2000273608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3367452B2 publication Critical patent/JP3367452B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材、家電用途の
ように外観が重要視される用途に適した、高耐食性で意
匠性に優れた溶融Al−Zn−Si系合金めっき鋼板の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】建材、家電用途には、従来より溶融Znめ
っき鋼板が使用されていたが、近年、より高耐食性・高
耐久性を有する溶融Al−Zn系合金めっき鋼板の使用量が
増加している。このうち、めっき皮膜中にAlを約55%、
Siを1〜2%含有する溶融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板
は、表面に美麗なスパングル模様を有していることか
ら、意匠性もひとつの特徴である。
【0003】しかしながら、上記溶融Zn−Al−Si系合金
めっき鋼板を製造する際、表面のスパングル模様は製造
チャンスごとにコイル間で通常バラツキがある。ときと
して特に非常に微細なスパングルが形成される場合があ
り、そのような製品は、意匠性の点から外観用途には通
常用いることができない。
【0004】従来にあっても、このスパングル径のバラ
ツキを抑える技術としては、次のような技術がある。 (1) 特開平9−235661号公報:鋼板表面を0.05μm以上
研削する。 (2) 特開平10−18009 号、同10−18013 号各公報:鋼板
表面の粗さ、うねりを制御する。 (3) 特開平10−18010 号、同10−18012 号各公報:鋼板
表面の集合組織、結晶粒径を制御する。 (4) 特開平9−241814号公報:めっき浴浸漬時間を2秒
以上とする。 (5) 特開平9−25550 号公報:めっき設備のスナウト内
の露点、水素濃度、浴温度を管理する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術には、それぞれ以下のような問題がある。まず、
上記(1) 、(2) 、(3) の母材鋼板の点からの解決手段に
は、圧延工程などの、めっき前の工程に制約をかけるこ
とになり、また、条件に外れた鋼板をめっき原板として
用いることができなくなる。
【0006】上記(4) は、めっき条件からの改良であ
り、めっき条件を変更するだけでスパングル径を制御で
きる点で有効だが、浴中ロールの昇降装置等の設備を新
たに設ける必要があり、コスト的に不利である。また、
浸漬時間を長くしすぎると、スパングルが全体に微細化
し、本来の溶融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の持つ意匠
性が損なわれる。
【0007】上記(5) の方法もめっき条件からの改良で
あり、スナウト内の雰囲気制御により、めっき浴からの
Znの蒸発を抑える方法である。めっき蒸発Znはめっきの
欠陥もしくはスパングル径のムラを誘発するものであ
る。従って、(5) の方法は、通常の方法で得られる (例
えばめっき母材に起因する) スパングル径のムラのレベ
ルをさらに悪化させないというだけで、例えば、コイル
間のスパングル径のバラツキを抑えるには不向きであ
る。
【0008】ここに、本発明の課題は、建材、家電用途
に適した、高耐食性で意匠性に優れた溶融Al−Zn−Si系
めっき鋼板の製造方法を提供することである。さらに具
体的には、本発明の課題は、スパングル径のバラツキを
抑えた建材、家電用途に適した、高耐食性で意匠性に優
れた溶融Al−Zn−Si系合金めっき鋼板の製造方法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決すべく種々調査・検討した結果、鋼板との
反応をできるだけ抑制する操業条件で製造したほうが、
スパングルが全体に大きくなり微細なスパングルが発生
しにくくなることを見い出した。
【0010】従って、例えば鋼板を大気雰囲気中で焼鈍
した後、溶融Zn−Al−Si系合金めっき浴に浸漬した場
合、安定的に美麗なスパングルを得ることができる。し
かしながら、この方法では、鋼板表面とめっき浴がほと
んど反応しないため、めっきの密着性が全く得られな
い。また不めっきも生じやすい。従って、鋼板表面の反
応性を適当に制御するような条件を求めることが必要で
ある。
【0011】本発明者らが検討した結果、連続焼鈍炉内
の直火加熱帯バーナの空燃比および加熱帯の雰囲気ガス
の露点、または、さらに直火加熱帯での鋼板のFe酸化量
および加熱帯の露点を制御することによって、密着性を
損ねることなくスパングルの微細化を抑制することがで
きることを知り、本発明を完成した。
【0012】図1は、焼鈍炉のガス雰囲気の露点と直火
加熱バーナの空燃を種々変更したときのスパングル発生
状況およびめっき皮膜密着性に及ぼす影響をまとめて示
すグラフである。図2は、同じく直火加熱帯の鋼板のFe
酸化量を種々変更したときの同様のグラフである。
【0013】これらの結果からも分かるように図1、図
2の本発明の範囲内の条件で鋼板の予備処理、つまり熱
処理を行うことで本発明の課題が達成されることが分か
る。
【0014】ここに、本発明は、Al:30〜70%、Si:0.
05〜3.0 %、残部Znおよび不可避不純物からなる、溶融
Zn−Al−Si系合金めっき鋼板を、連続式溶融めっき設備
で製造する方法において、熱間圧延や冷間圧延等のめっ
き前の母材の製造条件によらず、連続焼鈍炉の直火加熱
帯バーナの空燃比を0.85〜1.3 とした後、加熱帯の雰囲
気ガスの露点を−40〜+10℃とすること、または直火加
熱帯の鋼板のFe酸化量を0.1 〜2.0 g/m2としてから、加
熱帯の雰囲気ガスの露点を−40℃〜+10℃とすることに
より、めっき表面スパングル模様を微細化することなく
均一に開華させる、意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si系合
金めっき鋼板が製造できることを見い出して完成した。
【0015】これをまとめると本発明は次の通りであ
る。 (1) 連続焼鈍炉において予備処理を行った鋼板を連続溶
融めっき浴に供給して溶融めっきを行うことから成るめ
っき鋼板の製造方法であって、前記溶融めっきが、Al:
30〜70%、Si:0.05〜3.0 %、残部:Znおよび不可避不
純物からなるZn−Al−Si系合金の溶融めっきであり、連
続焼鈍炉内における鋼板の前記予備処理が、該連続焼鈍
炉の直火加熱帯でバーナの空燃比を0.85〜1.3 、該加熱
帯の雰囲気ガスの露点を−40〜+10℃とする条件下で熱
処理を行うことでスパングル模様を均一に開華させるこ
とであることを特徴とする、意匠性に優れた溶融Zn−Al
−Si合金めっき鋼板の製造方法。ただし、加熱帯の雰
囲気ガスの露点が−30℃であってAl:52.0%を含む溶融
めっきの場合は除く。
【0016】(2) 前記予備処理を、前記連続焼鈍炉の直
火加熱帯での鋼板のFe酸化量を0.1 〜2.0 g/m2として行
うことを特徴とする、上記(1) 記載の意匠性に優れた溶
融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の製造方法。
【0017】(3) 上記(1) または(2) の製造方法によっ
て製造しためっき鋼板に、さらにクロメート処理を施
す、意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の
製造方法。
【0018】(4) 上記(1) または(2) の製造方法によっ
て製造しためっき鋼板に、さらに厚さ5μm以下の薄膜
樹脂層を設ける、意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si系合金
めっき鋼板の製造方法。
【0019】(5) 上記(1) または(2) の製造方法によっ
て製造しためっき鋼板に、クロメート処理を施した後
に、厚さ5μm以下の薄膜樹脂層を設ける、意匠性に優
れた溶融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の製造方法。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。一般に溶融めっきに際しては、冷
延鋼板または熱延鋼板、通常は冷延鋼板に連続焼鈍炉に
おいて加熱処理による予備処理を行う。次いで連続焼鈍
炉の下流に設けた溶融めっき槽において溶融めっき浴に
浸漬され、鋼板表面に溶融めっきが施される。溶融めっ
き皮膜は冷却に際してスパングルと称する模様が表われ
る。ここに本発明は連続焼鈍炉における予備処理を規定
することで、めっき密着性とスパングル模様の制御を行
うものである。
【0021】(1) 母材製造条件 母材鋼板については、鋼種について特に制約されない。
例えばAlキルド鋼、Ti, Nb等を添加した極低炭素鋼、
P、Si、Mn等を加えた高強度鋼、さらにフェライト系も
しくはオーステナイト系ステンレス鋼板を用いることも
できる。また、それらの圧延条件についても、熱間圧延
条件、および冷間圧延条件に特に左右されない。
【0022】(2) 連続焼鈍炉の直火加熱帯バーナの空燃
比 本発明にあって直火加熱帯バーナの空燃比を0.85〜1.3
に限定したのは、空燃比が1.3 を越える場合はスパング
ル径の大きさが大きくなるものの、鋼板のFe酸化層がめ
っき後にも生成しているため、めっき−母材界面の密着
性が劣り、めっき剥離が発生するからである。空燃比が
0.85未満の場合は鋼板のFe酸化層が薄いため、鋼板表面
の反応が不均一となり、スパングル径の大きさも不均一
になるからである。好ましくは空燃比は、0.95〜1.30で
ある。
【0023】(3) 連続焼鈍炉の直火加熱帯での鋼板のFe
酸化量 直火加熱帯での鋼板のFe酸化量を0.1 〜2.0 g/m2に限定
したのは、鋼板のFe酸化層が2.0 g/m2を越える場合は、
スパングル径の大きさが大きくなるものの、鋼板のFe酸
化層がめっき後にも生成しているため、めっき−母材界
面の密着性が劣りめっき剥離が発生するからである。鋼
板のFe酸化層が0.1 g/m2未満の場合は、鋼板のFe酸化層
が薄いため、鋼板表面の反応が不均一となり、スパング
ル径の大きさも不均一になるからである。好ましくは、
0.5 〜2.0 g/m2である。
【0024】(4) 連続焼鈍炉の加熱帯の露点 加熱帯の雰囲気ガスは還元性であるが、本発明にあって
はその雰囲気ガスの露点を、−40〜+10℃に限定する。
露点が+10℃より高い場合は、鋼板表面の還元が不十分
でめっきの密着性が劣るからである。一方、露点が−40
℃未満の場合は、めっきのスパングルが微細化する傾向
にある。スパングル微細化の機構の詳細は不明だが、本
発明者らは鋼板表面の還元が進行しめっき浴との反応性
が高くなりすぎるためと推定している。よって、操業条
件や測定バラツキを考慮すると、加熱帯の還元性雰囲気
ガスの露点としては、−30〜0℃の範囲とするのが好ま
しい。
【0025】(5) その他、めっき条件 めっき条件として、めっき浴組成は、重量割合で、Al=
30〜70%、Si=0.05〜3.0 、Zn=残部および不可避不純
物から構成されている。なお、Alについては、組成割合
が、上記範囲よりも高すぎても低すぎても表面の美麗な
スパングル模様は発生せず、Siについては、上記範囲よ
りも低すぎるとやはりスパングル模様が発生せず、高い
と不めっきの表面欠陥が生じやすくなる。好ましい範囲
は、Al=45〜85%、Si=1.2 〜1.8 %、さらに好ましく
はAl=50〜58%である。その他、表面品質、性能、操業
に影響を及ぼさない限り、予備処理条件、めっき条件と
もに特に制限されず、通常の条件でよい。
【0026】
【実施例】本例では母材として、C:0.04%、Si:0.01
%、Mn:0.20%、P:0.03%、S:0.02%の鋼組成を有
する低炭素Alキルド鋼の冷延鋼帯 (板厚0.6 mm×幅920
mm) を用いた。これらは後述するように、めっき条件が
同一であっても、得られるスパングルの大きさが異なっ
ている。これらを、連続式溶融めっき設備を用いて、表
1に示す条件でめっきした。
【0027】焼鈍炉には、H2、N2、水蒸気の配管系をそ
れぞれ独立に設置し、炉内のガス雰囲気および露点は、
水素濃度計および露点計で計測しながら、それぞれの流
量を調整することにより制御した。
【0028】
【表1】
【0029】スパングルの評価方法について説明する。
最初に、明らかにスパングルの異なる9段階の標準サン
プルを準備し、それぞれ0 (非常に微細) から8 (非常
に粗大) に分類した。以下この数値をスパングルコード
とする。
【0030】一方、標準サンプルの表面拡大写真を撮影
し、その写真上で、実際の長さで30mm に相当する線分
を横切るスパングル境界線の数をカウントすることによ
り、 スパングル径=30mm÷境界線の数 とした。
【0031】このような測定を1標準サンプルあたり5
回繰り返し、その平均値を「スパングル径」とした。こ
のスパングル径とスパングルコードとの対応は、表2の
ようになる。
【0032】スパングル均一性の評価は、30 mm 長さに
相当する線分を横切るスパングルの面積の一つ一つのス
パングルを球形近似し、その直径の標準偏差値により評
価を行った。評価は、表3に示すように、0 (非常にバ
ラツキ小) から5 (非常にバラツキ大) までの6段階
で、評価2以下を合格レベルとした。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】実施例でのスパングルの大きさは、上記標
準スパングルと目視で比較対照して、スパングルの大き
さが最も近い標準サンプルのスパングルコードで評価し
た。
【0036】次に、めっきの密着性は、得られたサンプ
ルを密着曲げ試験を行い、板幅方向で全幅にわたって剥
離の生じないもののみを合格とした。表4〜6、および
図3〜5に実施例の予備処理条件とその結果を示す。
【0037】これらの表および図に示す結果からわかる
ように、本発明で規定された条件で予備処理、つまり焼
鈍処理をした後、めっきを施すことで、密着性を損ね
ず、かつスパングルが微細化せず、ほぼ均一に開華させ
ることができる。
【0038】一方、本発明で規定された条件から露点、
空燃比または鋼板のFe酸化量が高い予備処理条件でめっ
きをするとめっき密着性の不良が発生する。逆に、本発
明で規定された条件から露点、空燃比または鋼板Fe酸化
量が低い予備処理条件でめっきをするとスパングルバラ
ツキが大きくなりスパングル不良が発生する。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【発明の効果】本発明により、コイル間もしくはコイル
内のスパングルのバラツキ (特にスパングルの微細化)
が抑制され、意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si系合金めっ
き鋼板を安定的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパングル均一化良好域 (露点−バーナの空燃
比の関係) を示すグラフである。
【図2】スパングル均一化良好域 (露点−鋼板Fe酸化量
の関係) を示すグラフである。
【図3】表4に示した実施例での溶融Zn−Al−Si系合金
めっき (焼鈍温度750 ℃) の結果を、加熱帯露点とスパ
ングルバラツキの関係について示すグラフである。
【図4】表5に示した実施例での溶融Zn−Al−Si系合金
めっき (加熱帯露点−30℃) の結果を、直火加熱帯バー
ナ空燃比とスパングルバラツキの関係について示すグラ
フである。
【図5】表6に示した実施例での溶融Zn−Al−Si系合金
めっき (加熱帯露点−30℃) の結果を、直火加熱帯での
鋼板のFe酸化量とスパングルバラツキの関係について示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C23C 2/06 C23C 2/06 2/12 2/12 28/00 28/00 C (56)参考文献 特開 平7−97670(JP,A) 特開 平8−81748(JP,A) 特開 平9−235661(JP,A) 特開 平9−25550(JP,A) 特開 平9−59753(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続焼鈍炉において予備処理を行った鋼
    板を連続溶融めっき浴に供給して溶融めっきを行うこと
    から成るめっき鋼板の製造方法であって、前記溶融めっ
    きが、Al:30〜70%、Si:0.05〜3.0 %、残部:Znおよ
    び不可避不純物からなるZn−Al−Si系合金の溶融めっき
    であり、連続焼鈍炉内における鋼板の前記予備処理が、
    該連続焼鈍炉の直火加熱帯でバーナの空燃比を0.85〜1.
    3 、該加熱帯の雰囲気ガスの露点を−40〜+10℃とする
    条件下で熱処理を行うことでスパングル模様を均一に開
    華させることであることを特徴とする、意匠性に優れた
    溶融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の製造方法。ただし、
    加熱帯の雰囲気ガスの露点が−30℃であってAl:52.0%
    を含む溶融めっきの場合は除く。
  2. 【請求項2】 前記予備処理を、前記連続焼鈍炉の直火
    加熱帯での鋼板のFe酸化量を0.1 〜2.0 g/m2として行う
    ことを特徴とする、請求項1記載の意匠性に優れた溶融
    Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の製造方法によって製
    造しためっき鋼板に、さらにクロメート処理を施す、意
    匠性に優れた溶融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の製造方法によって製
    造しためっき鋼板に、さらに厚さ5μm以下の薄膜樹脂
    層を設ける、意匠性に優れた溶融Zn−Al−Si系合金めっ
    き鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2の製造方法によって製
    造しためっき鋼板に、クロメート処理を施した後に、厚
    さ5μm以下の薄膜樹脂層を設ける、意匠性に優れた溶
    融Zn−Al−Si系合金めっき鋼板の製造方法。
JP07620799A 1999-03-19 1999-03-19 意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法 Expired - Fee Related JP3367452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07620799A JP3367452B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07620799A JP3367452B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000273608A JP2000273608A (ja) 2000-10-03
JP3367452B2 true JP3367452B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=13598733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07620799A Expired - Fee Related JP3367452B2 (ja) 1999-03-19 1999-03-19 意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3367452B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4264373B2 (ja) * 2004-03-25 2009-05-13 新日本製鐵株式会社 めっき欠陥の少ない溶融Al系めっき鋼板の製造方法
JP5831218B2 (ja) * 2011-12-27 2015-12-09 Jfeスチール株式会社 溶融亜鉛鍍金鋼板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000273608A (ja) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI464297B (zh) 熔融鍍鋅鋼板及其製造方法
JP3506224B2 (ja) 溶融金属めっき金属帯の製造方法
JPH0688187A (ja) 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
CN104136649B (zh) 高锰热轧镀锌钢板及其制造方法
JP2005272967A (ja) めっき欠陥の少ない溶融Al系めっき鋼板の製造方法
JP3367442B2 (ja) 意匠性に優れたZn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方法
JP2792346B2 (ja) 塗装後鮮映性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3367452B2 (ja) 意匠性に優れた溶融Zn系合金めっき鋼板の製造方法
JPH11350164A (ja) 溶融Zn−Al系合金めっき鋼板及びその製造方法
JP3367443B2 (ja) 意匠性に優れたZn−Al−Si合金めっき鋼板の製造方法
JP3367456B2 (ja) スパングル模様の均一な溶融めっき鋼板の製造方法
JPH02129384A (ja) 溶融ZnめっきCr含有鋼帯の製造方法
CN113969336B (zh) 一种热镀锌钢板的制造方法、钢板及车用构件
JP2009228104A (ja) 表面外観に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JP3360594B2 (ja) 溶融Zn−Al系めっき鋼板のスパングル調整方法
JPH0748662A (ja) めっき密着性、外観性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造法
JP4332087B2 (ja) ホーロー密着性が良好なホーロー用メッキ鋼板およびその製造方法並びにホーロー製品
JPH1088309A (ja) 摺動性及び電着塗装時の耐クレータリング性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法
JP3580541B2 (ja) 加工性と加工部耐食性に優れた表面処理鋼板及びその製造方法
JPH051357A (ja) 溶融金属めつき方法
JP7235165B2 (ja) Fe系皮膜付き素材冷延鋼板、Fe系皮膜付き素材冷延鋼板の製造方法、Fe系皮膜付き冷延鋼板の製造方法、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法、および合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2576329B2 (ja) 皮膜の均一性および耐パウダリング性に優れた高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP3367455B2 (ja) 結晶模様の均一な溶融めっき鋼板の製造方法
JP2002105613A (ja) 表面平滑性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2000336466A (ja) 溶融Zn−Al系合金めっき鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071108

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081108

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091108

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121108

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131108

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131108

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131108

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees