JPH02233839A - 車両の加速スリップ制御装置 - Google Patents

車両の加速スリップ制御装置

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JPH02233839A
JPH02233839A JP5442189A JP5442189A JPH02233839A JP H02233839 A JPH02233839 A JP H02233839A JP 5442189 A JP5442189 A JP 5442189A JP 5442189 A JP5442189 A JP 5442189A JP H02233839 A JPH02233839 A JP H02233839A
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JP
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internal combustion
combustion engine
acceleration slip
idle
control
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Application number
JP5442189A
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Inventor
Naoto Kushi
櫛 直人
Toshio Takaoka
俊夫 高岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 及豆辺貝力 [産業上の利用分野] 本発明{戴 車両が所定のアイドル状態にある時に、 
駆動輸に発生する加速スリップを抑制する車両の加速ス
リップ制御装置に関する。
[従来の技術] 従来より、車両が加速状態に推移して駆動輸に加速スリ
ップが発生した時には 内燃機関の出力トルクを抑制制
御して、駆動輸の加速スリップを抑制する装置が種々提
案されている。例え{戯 内燃機関の出力トルクを抑制
制御するため1:,駆動輸に発生した加速スリップの大
きさに応じて燃料カットすべき内燃機関の気筒数を切替
える技術(特開昭58−8436号公報)や、サブスロ
ットルバルブを駆動制御するととも1二 加速スリップ
発生時には点火時期を遅角制御する技術(特開昭62−
67257号公報)等が知られている。
一方、車両で1よ この様な加速スリップを回避するこ
ととは別1:,出力の維持、燃費や排出ガス浄化率及び
耐エンスト性の向上等を目的として、内燃機関の運転状
態に応じた各種制御を行なう機関制御装置も広く普及し
ており、その一例として、以下に説明するようなアイド
ル回転数制縄 いわゆるアイドルアップ制御がある。
即ち、車両が所定のアイドル状態にある場合、例えば暖
機運転時やエアコンの作動時等に(表 吸気管のスロッ
トルバルブを迂回するバイパス管に設けたアイドルバル
ブ(以下、 l SCVという)を開弁駆動することに
よって、このバイパス管のバイパス流入空気量を増加さ
せ、通常のアイドル回転数より高めに設定した目標アイ
ドル回転数で内燃機関の回転を制御している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の加速スリップ制御及びアイド
ルアップ制御の実行条件が、各々の制御に適合するよう
独立して設定されているため1:,次のような問題点が
指摘されるに至っている。
路面の摩擦係数μが低い場合における車両の運転状態が
、始動直後の冷間時の暖機運転の際又はエアコンの作動
により負荷が一時的に増加した場合等の所定のアイドル
状態に推移した時や、このようなアイドル状態を継続し
ている場合1:,例えば自動変速機のシフト位置が走行
レンジにあるために内燃機関の出力トルクが駆動輪に伝
達されていると、駆動輪に加速スリップが発生すること
がある。すると、アイドルアップ制御及び加速スリップ
制御の実行条件が各々成立することになり、アイドルア
ップ制御によるI SCVの駆動制御と、加速スリップ
制御による気筒カット制御や点火時期遅角制御等が同時
に実行されることになる。
アイドルアップ制御の実行中はバイパス流入空気量の増
加により、加速スリップ制御の実行以前の機関出力トル
クLL  非アイドルアップ時よりも大きくなっている
。そして、この状態から上記気筒カット制御や点火時期
遅角制御が実行さね この両制御によって機関出力トル
クを低減して加速スリップを防止しようとすると、非ア
イドルアップ時に同じ目標機関出力トルクに抑制する場
合に比べて気筒カット数や点火時期遅角量を大きくする
必要があり、内燃機関により多くの負担がかかつてしま
う。
本発明に係る車両の加速スリップ制御装置(よ上記問題
点を解決するためになさ札 所定のアイドル状態にある
内燃機関を目標アイドル回転数で制御する機関制御装厘
のアイドルアップ制御との整合を図りつつ加速スリップ
を防止することを目的とする。
及孔11羞 [課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために本発明の採用した手段fヨ
  その基本的な構成を例示する第1図のブロック図に
示すように、 内燃機関EGが所定のアイドル状態にある時1:.吸気
管のスロットルバルブを迂回するバイパス管に設けられ
たアイドルバルブI SCVを駆動して、該バイパス管
から前記内燃機関EGへ至るバイパス流入空気量を増加
させ、内燃機関EGの回転を通常より高目の目標アイド
ル回転数で制御するアイドル制御部M1を有する機関制
御手段M2により制御される内燃機関EGを備え、該内
燃機関EGを動力源とする車両の加速スリップ制御装置
であって、 前記車両の駆動輪Tの回転速度を検出する駆動輪速度検
出手段M3と、 前記駆動輸Tの回転速度を一つのパラメータとして、車
両加速時に発生する駆動輸Tの加速スリップを検出する
加速スリップ検出手段M4と、前記内燃機関EGが前記
所定のアイドル状態にある間1:,前記加速スリップ検
出手段M4で前記駆動輸Tの加速スリップが検出される
と、前記機関制御手段M2のアイドル制御部M1に優先
して前記アイドルバルブI SCVを駆動制御し、前記
加速スリップの発生量が大きい程、前記バイパス流入空
気量を減少させるアイドルバルブ優先制御手段M5と を備えることを特徴とする。
[作用] 上記構成を有する本発明の加速スリップ制御装置におい
て(よ 内燃機関EGが前記所定のアイドル状態にある
間1:,加速スリップ検出手段M4が、駆動輪速度検出
手段M3の検呂した駆動輪Tの回転速度を一つのパラメ
ータとして、駆動輪Tの加速スリップを検出すると、ア
イドルパルブ優先制御手段M5が作動して、次の様な作
用を奏する。
即ち、y1開制御手段M2のアイドル制御部M1による
アイドルバルブl SCVの駆動に優先して、このアイ
ドルパルブ+ SCVを駆動制御し、加速スリップ検出
手段M4の検出した加速スリップの発生量が大きい毘 
バイパス管から内燃機関EGへ至るバイパス流入空気量
を減少させる。
つまり、本発明の加速スリップ制御装置{表 内燃機関
EGが所定のアイドル状態にある場合{二駆動輸Tに加
速スリップが発生すると、アイドルパルブISCVを制
御することによって内燃機関EGの出力トルクを抑制し
て、加速スリップが過大とならないよう抑制しつつアイ
ドルアップを行う.[実施例] 次I:,4気筒内燃機関2を動力源とするフロントエン
ジン・リヤドライブ(FR)方式の車両に本発明の加速
スリップ制御装置を適用した実施例について、図面に基
づき説明する。第2図(表 加速スリップ制御装置全体
の構成を表わす概略構成図である。
本実施例の加速スリップ制御装置(表 加速スリップ制
御回路4において、加速スリップを検出すると共1二 
加速スリップの大きさに応じて内燃機関2の出力トルク
を抑制するための制御量(詳しくは加速スリップ発生時
に燃料カットを行なう気箇数と点火時期の遅角i)を算
出し、その算出結果に応じた制御データを内燃機関制御
回路6に出力することで、内燃機関制御回路6側で加速
スリップ抑制のための燃料カット制蝋 点火時期の遅角
制御及びアイドルアップ制御を実行させ、これによって
加速スリップ発生時の内燃機関2の出力トルクを抑制す
るようにされている。
内燃機関制御回路6は周知のようにC P U 6 a
,ROM6b,RAM6c等を中心とした論理演算回路
として構成されており、内燃機関2の運転状態を検出す
る各種ゼンサからの検出信号や、加速スリップ制御回路
4から出力された加速スリップ制御のための制御データ
を入力インタフェース6dを介して入力すると共1:.
これら各入力データに基づき内燃機関2の各気筒への燃
料噴射量及び点火時期を算出し、この算出結果に応じて
出力インタフェース6eを介して各気筒の燃料噴射弁8
、イグナイタ10及び吸気管2aのスロットルパルブ1
8を迂回するバイパス管2b途中に設けたアイドルバル
ブ(l SCV)1 1を駆動制御することで、内燃機
関2の燃料噴射量、点火時期及びアイドル時の回転状態
等を制御する。尚、このISCV11[L  内燃機関
制御回路6からのパルス信号に応じて、ステッピングモ
ータのロータ]]aが回転することにより、弁体1lb
のリフト量が変化し、バルブの開口面積が変化する、い
わゆるステッピングモータ式のもので、このISCVI
1の開度を制御することによって、スロットルバルブ1
8とは独立して内燃機関2への吸気量が制御される。
゛まだ内燃機関2に{よ その運転状態を検出するため
のセンサとして、エアクリーナ12の近傍で吸気管2a
内に流入する吸気の温度(吸気温)を検出する吸気温セ
ンサ14、アクセルペダル16により開閉されるスロッ
トルバルブ18の開度(スロットル開度)を検出するス
ロットル開度センサ20、吸気の脈動を抑えるサージタ
ンク22内の圧力(吸気管圧力)を検出する吸気圧セン
サ24、排気通路2cに設けられた排気浄化のための三
元触媒26より上流側で排気中の酸素濃度を検出する空
燃比センサ28、冷却水温を検出する水温センサ30、
各気簡の点火ブラグ32に高電圧を分配するディストリ
ビュータ34の回転に応じて内燃機関2が30℃八回転
する度にパルス信号を出力する回転角センサ36、及び
デイストリビュータ34の1回転に1回(即ち内燃機関
2の2回転に1回)の割でパルス信号を出力する気筒判
別センサ38等が設けら札 これら各センサからの検出
信号が入力インタフェース6dを介して内燃機関制御回
路6内に入力される. 次に加速スリップ制御回路4{表 内燃機関制御回路6
と同様L  C P U 4 a,  R O M 4
 b,  R AM4c等を中心とした論理演算回路と
して構成されており、上記スロットル開度センサ20、
吸気圧センサ24、及び回転角センサ36からの検出信
号や、当該車両の左右前輪(従動輪)40FL,40F
Rの回転速度を夫々検出する左右の従動輪速度センサ4
 2 FL,  4 2 FR、同じく当該車両の左右
後輪(駆動輪) 40RL,  40RRの回転速度を
夫々検出する駆動輸速度検出手段M5としての左右の駆
動輪速度センサ42RL,  42RR等からの検出信
号を入力インタフェース4dを介して入力し、その入力
データに基づき加速スリップを検出して内燃機関2の出
力トルク制御のための制御量を算出し、その算出結果に
応じた制御データを出力インタフェース4eを介して内
燃機関制御回路6に出力するようにされている。
また次に本実施例の車両に{表 内燃機関2のクランク
軸2dの回転を駆動輸40RL,40RRに伝達する動
力伝達系1:.ロックアップ可能なトルクコンバータ4
4aを備えた自動変速y144が設けられており、この
自動変速機44と周知のデイファレンシャルギャ46を
介して内燃機関2の出力トルクを駆動輪40RL,40
RRに伝達するようにされている。又、自動変速!44
11  図示しない油圧制御装置によって内部油圧を制
御することにより、変速段の切換制御やロックアップの
オン・オフ制御を実行できるようにされている。
次に、上記のように構成された加速スリップ制御回路4
で実行される加速スリップ制御ルーチン、内燃機関制御
回路6で実行されるIscVIIの開度、即ちIscV
IIの図示しないステツプングモータのステップ数を算
出するステップ数算出ルーチン等について説明する。
まず、内燃機関2の出力トルクを加速スリップの発生量
に応じた目標出力トルクとするための加速スリップ時の
気筒カット数と点火遅角量とを算出すべく、加速スリッ
プ制御回路4で実行される加速スリップ制御ルーチンに
ついて、第3図に示すフローチャートに沿って詳しく説
明するこの加速スリップ制御ルーチン{上 所定時間(
数msec.)毎に繰り返し実行され・るもので、処理
が開始されるとまずステップ110を実行し、左右の駆
動輪速度センサ42RL,  42RR及び左右の従動
輪速度センサ42FL,42FRからの検出信号に基づ
き、駆動輸速度VR及び車体速度VFを夫々算出する。
尚駆動輸速度VRl.t,  左右の駆動輸速度センサ
4 2 RL,  4 2 RRからの検出信号に基づ
き左右駆動輸40RL,  40RRの回転速度VRL
及びVRRを夫々求め、そのいずれか大きい方を選択す
ることにより設定さ札 まだ車体速度VFI1  左右
の従動輪速度センサ42FL,42FRからの検出信号
に基づき左右従動輪40FL,  40FRの回転速度
V FL,  V FRを求め、そのいずれか大きい方
を選択することにより設定される。
次にステップ115で(表 ステップ110で求めた車
体速度VFが予め設定された基準低速度■FOを越えて
いるか否かを判断し、肯定判断すると、ステップ120
に移行して、車体速度VFに予め設定された目標スリッ
プ率Ks(例えば0.1)を乗ずることで、駆動輪4 
0 RL,  4 0 RRの目標スリップ量Voを算
出する。一方、ステップ110で否定判断すると、ステ
ップ1]5に移行し、予め設定された基準スリップ量(
基準スリップ速度)Koを、駆動輪の目標スリップ量v
Oとする。
こうして、目標スリップ量vOの算出後(上 続〈ステ
ップ130で、車体速度VFと駆動輪速度VRとの差を
とることにより駆動輸40RL,40RRの実スリップ
量Vj を算出し、続くステップ140に移行して、こ
の実スリップ量vjとステップ120で求めた目標スリ
ップ量Voとの偏差△Vを算出する。
次にステップ150で{よ 加速スリップ制御実行時に
セットされる加速スリップ制御実行フラグFSがリセッ
ト状態であるか否かを判断し、加速スリップ制御実行フ
ラグFSがリセット状態であれ{ヱ 即ち現在加速スリ
ップ制御が実行されていなけれ{戯 続くステップ16
0に移行して、目標スリップ量Voと実スリップ量V』
との偏差ΔVが正の値となっているか否かによって、駆
動輪40RL,40RRに加速スリップが発生したか否
かを判断する。
そシテ△V>Oであれば駆動輪4 0 RL,  4 
0 RRに加速スリップが発生したと判断し、続くステ
ップ170に移行して、加速スリップ制御実行フラグF
Sをセットした後、ステップ175にて、加速スリップ
制御実行信号SCを内燃機関制御回路6に出力する。ま
た逆に△V≦0であれ(fS  駆動輪40RL.  
40RRには加速スリップが発生していないと判断して
後述のステップ340に移行する。
次にステップ175で加速スリップ制御実行信号SCを
出力した場合、或はステップ150で加速スリップ制御
実行フラグFSh<既にセットされていると判断された
場合に(上 ステップ180に移行して、スロットルバ
ルブ18が全開状態であるか否かを判断し、全開状態で
あれ{戯 内燃機関2がアイドル時にあるときに加速ス
リップが発生したと判断し、ステップ185にて、アイ
ドル時の加速スリップ制御を実行すべく当該制御(アイ
ドル時加速スリップ制御)の実行指令信号ISOを内燃
機関制御回路6に出力して続くステップ190に移行し
、ステップ140で求めた上記偏差ΔVを内燃機関制御
回路6に出力したのち、後述のステップ300に移行す
る。
ステップ180でスロットルバルブ18が全問でないと
判断した場合(友 続〈ステップ195に移行して、左
右駆動輸速度センサ4 2 RL,  4 2 RRか
らの検出信号に基づき左右駆動輸40RL,40RRの
平均回転速度(駆動輸平均速度)VR○を算出すると共
{ミ 回転角センサ36及び吸気圧センサ24からの検
出信号に基づき内燃機関2の回転速度NE及び吸気管圧
力PMを算呂する。そして続くステップ200で(上 
ステップ195で求めた内燃機関2の回転速度NEと駆
動輸平均速度VR○とに基づき、内燃機関2から駆動輪
4 0 RL,40RRまでの動力伝達系における減速
比γ(=NE/V R O)を算出する。
次にステップ210で(よ 予め設定された積分定数G
1と、ステップ140で求めた目標スリップ量Voと実
スリップ量V』との偏差ΔVと、現在の目標駆動輪トル
ク積分項TSIとから、次式(1)を用いて目標駆動輸
トルク積分項TS+を更新する。
TSl=TSl−Gl−ΔV   ・(1)また次にス
テップ220で(表 予め設定された比例定数GPと、
ステップ140で求めた目標スノップ量vOと実スリッ
プ量』との偏差ΔVとから、次式(2)を用いて目標駆
動輪トルク比例項TSPを算出する。
TSP=−GP・ΔV      −(2)そして続く
ステップ230で{山 上記求めた目標駆動輪トルク積
分項TSIと目標駆動輸トルク比例項TSPとを加算す
ることで、制御目標となる目標駆動輸トルクTSを決定
し、続くステップ240に移行する。
ステップ240では上記求めた目標駆動輪トルクTSを
ステップ200で求めた減速比γで除算することにより
、駆動輸4 0 RL,  4 0 RRを目標駆動輸
トルクTSで駆動するのに必要な内燃機関2の出力トル
ク(目標エンジントルク)TEを算出する.そして続く
ステップ250で{表 ステップ195で求めた内燃機
関2の回転速度NEと吸気管圧力PMとに基づき、予め
設定されたマップを用いて、内燃機関2の金気簡に燃料
噴射を行った場合の内燃機関2の出力トルクを最大エン
ジントルクTMAXとして算出し、続くステップ260
に移行して、この最大エンジントルクTMAXと目標エ
ンジントルクTEとから、次式(3)を用いて、内燃機
関2の出力トルクを目標エンジントルクTEに制御する
ための加速スリップ時燃料カット制徴 即ち加速スリッ
プ時気筒カット制御を行うべき気箇数(加速スリップ時
気筒カット数)NCを算出する。
NC..lNT{KC (1−TE/TMAX)l・・
・(3)尚上式(3)においてKCは内燃機関2の金気
箇数(本実施例では4)を表し、INTは{}内の計算
値の小数点以下を切り捨てた整数を表している。
次にステップ270で(友 ステップ195で求・めた
内燃機関2の回転速度NEと吸気管圧力PM及びステッ
プ260の気筒カット数NCとに基づき、予め設定され
たマップ等を用いて、内燃機関2の点火時期を1℃A遅
角することによって抑制し得る内燃機関2の出力トルク
の低減率(遅角トルク低減率)TCAを算出する。そし
て続くステップ280で{よ この遅角トルク低減率T
CAと、ステップ240〜ステップ260で夫々求めた
目標エンジントルクT E,  最大エンジントルクT
MA X,  及び加速スリップ時気筒カット数NCと
に基づき、次式(4)を用いて、加速スリップ時気筒カ
ット数NCに応じて内燃機関2の加速スリップ時気筒カ
ット制御を行った場合に、内燃機関2の出力トルクを目
標エンジントルクTEに制御するのに必要な点火時期の
遅角量(加速スリップ時点火遅角量)ΔθSを算出する
・・・(4) このようにステップ260及びステップ280で加速ス
リップ制御のための加速スリップ時気筒カット数NC及
び加速スリップ時点火遅角量△θSが算出されると、今
度はステップ290に移行し、この算出された制御デー
タ( N C,  八θS)を内燃機関制御回路6に出
力する。すると内燃機関制御回路6で(飄 この制御デ
ータに応じて加速スリップ時気筒カット制御及び点火時
期の加速スリップ時遅角制御を行ない、内燃機関2の出
力トルクを抑制する。
次にステップ290で内燃機関制御回路6に加速スリッ
プ制御のための制御データを出力した後、或は既述した
ステップ185でアイドル時加速スノップ制御実行指令
信号ISOを出力した後{よステップ300に移行して
、ステップ140で求めた目標スリップiVoと実スリ
ップ量vjとの偏差△Vが0以下であるか否か、即ち加
速スリツブが抑制されているか否かを判断する。そして
△v〉0であれ(fS  加速スリップが続いているの
でそのまま処理を一旦終了し、ΔV≦0であれ(ヱ続く
ステップ310に移行して、ΔV≦Oの状態を計時する
ためのカウンタCをインクリメントし、続くステップ3
20に移行する。
ステップ320で(友 上記カウンタCの値が所定値C
oを越えたか否か,即ち△V≦Oの状態が所定時藺以上
経過したか否かを判断する。ステップ320で否定判断
されると、そのまま処理を一旦終了し、そうでなけれ{
L もはや駆動輪4 0 RL,40RRに加速スリッ
プが発生することはないと判断して、ステップ330に
移行し、内燃機関制御回路6へ出力していたアイドル時
加速スリップ制御実行指令信号+sc,  加速スリッ
プ時気筒カット数NCデータ,加速スリップ時点火遅角
量八θSデータ,偏差△V等の出力を停止する。そして
続くステップ340〜ステップ360で(表 次回の加
速スリップ制御のために、カウンタC,加速スリップ制
御実行フラグF S,  及び目標駆動輸トルク積分項
TSIの初期設定及び加速スリップ制御実行信号SCの
出力停止といった初期化処理を夫々実行し、一旦終了す
る。
尚この初期化処理は、ステップ340でカウンタCの値
にOをセットし、ステップ350で加速スリップ制御実
行フラグFSをリセットし、ステップ355で加速スリ
ップ制御実行信号SCの出力を停止し、ステップ360
で目標トルク積分項TSIに初期値TSloをセットす
る、といった手順で実行される。またこの初期化処理は
、ステップ160において、偏差△Vが0以下で、駆動
輪40RL,  40RRに加速スリップは発生してい
ないと判断された場合にも実行される。
次1:.内燃機関制御回路6で実行されるステッピング
モー夕の駆動ステップ数のステップ数算出ルーチンにつ
いて、第4図に示すフローチャートに基づき説明する。
このステップ数算出ルーチン{上 内燃機関制御回路6
で所定時間毎の割込処理として実行される処理で、処理
が開始されるとまずステップ400,410を順次実行
して、加速スリップ制御回路4からの加速スリップ制御
実行信号SC及びアイドル時加速スリップ制御実行指令
信号ISOを入力しているか否かを判断し、上記両信号
が共に入力されていると判断した場合のみ、 ISCV
IIの開度を調整してバイパス管2bのバイパス流入空
気量を増減し、アイドル時に駆動輪に発生した加速スリ
ップを抑制するアイドルスリップ時ISCV制御を実行
すべくステップ450以下の処理を実行する。
ステップ400又は410で、上記両信号の内一方でも
未入力の場合(表 ステップ420に移行して、吸気温
センサ14,水温センサ30,回転角センサ36等の検
出結果に基づきISCVIIの開度STEPを算出し、
続くステップ430で(よ 求めたSTEPを、 IS
CVII(7)開度上限値STEPSBとしてRAM6
Cに更新・記憶し、処理を一旦終了する。随 求めたS
TEPに基づき、内燃機関制御回路6がIscVIIを
駆動制御する。
一方、ステップ400,410で加速スリップ制御実行
信号SC及びアイドル時加速スリップ制御実行指令信号
ISOを共に入力していると判断した場合(良 続くス
テップ450にて、スロットル開度センサ20からの検
出信号に基づき、スロットルバルブ18が全閉状態にあ
るか否かを判断し、全問状態でない(内燃機関2がアイ
ドル状態にない)と判断すれ{L アイドルスリップ時
ISCV制御の実行条件が非成立状態であると判断でき
るので、ステップ530に移行して、 I SCV11
の開度STEPを、ステップ430でRAM6CI二記
憶させた開度上限値STEPSBに復帰させる。つまり
、開度STE Pに上限ガードをかける。逆1ミ スロ
ットルバルブ18が全閉状態であると判断すれ{戯 上
記I SCV制御の各処理乞順次実行すべくステップ4
60に移行する。
続くステップ460で(;i,加速スリップ制御回路4
からの偏差八V(実スリップ量vjと目標スノップ量v
Oとの差)が所定範囲の不感帯域の値であるか否かを、
偏差ΔVの絶対値が基準値LVを下回るか否かによって
判断する.ここで、肯定判断されれ{芙 この偏差ΔV
、即ち加速スリップ量が少ないためにIscVIIの開
度を変更する必要がないと判断できるので、何等の処理
を行うことなく一旦終了する.偏差ΔVの絶対値が基準
値LV以上であると判断されれ1戯 続くステップ47
0に移行して、偏差△Vが正の値となっているか否かを
判断する。
そして偏差Δv〉0であれば当該偏差を減少させるため
に、続くステップ480に移行し、バイパス流入空気量
を減少させるべく、次式(5)により前回のI SCV
 1 1の開度STEPを減算する。
STEP=STEP−INT(A− l△V I 1−
(5)ここで、Aはl SCV 1 1の閉じ側ゲイン
であり、INTは{}内の計算値の小数点以下を切り捨
てた整数を表している。又、逆に△■≦0であれIf,
ステップ510に移行して後述するようにISCVll
開度の増加処理を実行する. ステップ480でIscVII開度の減算後{上続〈ス
テップ490l:j、ステップ480の開度STEPが
開度下限値LSTEP以下であるか否かを判断し、肯定
判断した場合(t..ステップ500に移行してその開
度下限値LSTEPを開度STEPとして本ルーチンを
終了し、一方、STEP>LSTEPであれ{L その
間度STEPを保持して本ルーチンを終了する.尚、開
度下限値LS T E P E  内燃機関2の回転数
 冷却水温度等により予め定められた定数であり、RO
M6Cに記憶されている。
既述したステップ470で偏差ΔV≦0であると判断し
た場合に移行するステップ510で(上パイバス流人空
気量を増加させるべく、次式(6)により前回のISC
V11の開度STEPに加算する。
STEP:STEP+INT(B−  l  ΔV  
l  )  ・ (6)ここで、BはIscVIIの開
き側ゲインであり、既述した閉じ側ゲイン,Aより大き
な値に設定されている.又、式(5)同+t  INT
は{}内の計算値の小数点以下を切り捨てた整数を表し
ている.その後ステップ520に移行して、ステップ5
10の開度STEPが開度上限値STEPSB以上であ
るか否かを判断し、肯定判断した場合(友ステップ53
0に移行してその開度上限値STEPSBを開度STE
Pとして本ルーチンを終了し、一方、STEP<STE
PSBであれtf,  その間度STEPを保持して本
ルーチンを終了する。
このように本実施例の内燃機関制御回路6で(表車両が
走行状態にある時に駆動輪に加速スリップが生じると、
加速スリップ制御回路4からのデータに基づき気筒カッ
ト制御や点火時期の遅角制御を実行して、内燃機関2の
出力トルクを抑制し、加速性能を維持している。
一方、所定のアイドル状態に推移した時や、このような
アイドル状態を継続している場合(ミ なんらかの原因
で内燃機関の出力トルクが伝達されて駆動輪に加速スリ
ップが発生すると、上記気筒カット制御及び遅角制御を
実行することなく、出力トルクを抑制している.即ち、
この様な状況{友加速スリップ制御回路4からの加速ス
リップ制御の実行信号が入力さ札 スロットルバルブが
全閉の時であるので、アイドルスリップ時I SCV制
御によりISCV11を駆動制御して内燃機関2への吸
入空気量を減少させ、このことにより出力トルクを抑制
して、発進加速性能を維持している.しかも、このトル
ク抑制を司るI SCV 1 1の開度を,加速スリッ
プの発生量が大きい程少なくすることにより、速やかに
加速スリップを減衰させている。
従って、所定のアイドル状態の時に加速スリップが発生
しても、加速スリップが過大にならないよう抑制しつつ
、アイドルアップを行うことができる。又 気筒カット
数 遅角制御量が少なくて済むため、内燃機関2の負担
が小さくなる五 気筒カット数が少ないので内燃機関2
の回転変動も小さくなる。
更1:. ISCVIIの開き側ゲインBを閉じ側ゲイ
ンAより大きくしたので、アイドルスリップ時+SCV
制御の実行中におけるIscVIIの開弁程度が大きく
なるため、バイパス流入空気量が即座に増加し、このア
イドルスリップ時ISO■制御の実行自体が原因となる
エンジンストールの回避も可能となる。
又 アイドルスリップ時ISCV制御の実行条件がスロ
ットルバルブの駆動により解除された時(よ IscV
IIの開度を当該I SCV制御の開始以前の値に復帰
させるので、加速スリップが発生していない間又は加速
スリップが減衰した後のアイドルアップ制御に影響を与
えることがない。
以下本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得るこ
とは勿論である。例え{戯加速スリップ発生時における
内燃機関の出力トルクの抑制制御を、吸気管1二設けた
サブスロットルパルブの開度を制御することによって実
行するような構成とすることもできる.この場合(上 
本実施例におけるステップ450の処理を、このサブス
ロットルパルブ又はメインステップバルブのどちらか一
方が全閉状態にあるか否かを判断するようにして構成し
、9このステップで当該状態が肯定判断された場合1:
,本実施例と同+t  ステップ460以下の処理を実
行すればよい。
1服二匁1 以上実施例を含めて詳述したよう1:,本発明の加速ス
リップ制御装置によれ{二 車両が所定のアイドル状態
にある場合1二 なんらかの原因で内燃機関の出力トル
クが伝達されて駆動輸に加速スリップが発生すると、バ
イパス流入空気量を増加させて通常より高めの目標アイ
ドル回転数で内燃機関の回転を制御するよう駆動されて
いたアイドルバルブを、加速スリップの発生量が大きい
稼 バイパス流入空気量が減少するよう駆動制御して、
出力トルクの抑制を図ることができる。この結果、加速
不リップが過大にならないよう抑制しつつ、アイドルア
ップを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を例示するすブロック医 
第2図は実施例の加速スリップ制御装置全体の構成を表
わす概略構成医 第3図は加速スリップ制御回路で実行
される加速スリップ制御ルーチンを表すフローチャート
、第4図は内燃機関制御回路で実行されるアイドルバル
ブのステップングモータのステップ数を算出するステッ
プ数算出ルーチンを表すフローチャートである。 2・・・内燃機関  4・・・加速スリップ制御回路6
・・・内燃ta関制御回路 11・・・ISCV  18・・・スロットルバルブ4
0RL,  40RR・・・駆動輸  44・・・自動
変速機42RL,  42RR・・・駆動輪速度センサ
代理人  弁理士  足立 勉(他2名)第3!!I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関が所定のアイドル状態にある時に、吸気管
    のスロットルバルブを迂回するバイパス管に設けられた
    アイドルバルブを駆動して、該バイパス管から前記内燃
    機関へ至るバイパス流入空気量を増加させ、内燃機関の
    回転を通常より高めの目標アイドル回転数で制御するア
    イドル制御部を有する機関制御手段により制御される内
    燃機関を備え、該内燃機関を動力源とする車両の加速ス
    リップ制御装置であつて、 前記車両の駆動輪の回転速度を検出する駆動輪速度検出
    手段と、 前記駆動輪の回転速度を一つのパラメータとして、車両
    加速時に発生する駆動輪の加速スリップを検出する加速
    スリップ検出手段と、 前記内燃機関が前記所定のアイドル状態にある間に、前
    記加速スリップ検出手段で前記駆動輪の加速スリップが
    検出されると、前記機関制御手段のアイドル制御部に優
    先して前記アイドルバルブを駆動制御し、前記加速スリ
    ップの発生量が大きい程、前記バイパス流入空気量を減
    少させるアイドルバルブ優先制御手段と を備えることを特徴とする車両の加速スリップ制御装置
JP5442189A 1989-03-07 1989-03-07 車両の加速スリップ制御装置 Pending JPH02233839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012246763A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関のegr制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012246763A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関のegr制御装置

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