JPH02233585A - 基板ホルダ - Google Patents
基板ホルダInfo
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- JPH02233585A JPH02233585A JP5215689A JP5215689A JPH02233585A JP H02233585 A JPH02233585 A JP H02233585A JP 5215689 A JP5215689 A JP 5215689A JP 5215689 A JP5215689 A JP 5215689A JP H02233585 A JPH02233585 A JP H02233585A
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- molybdenum
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、温度変動の少ない基板ホルダに関するもので
ある。
ある。
く従来の技術)
分子線エピタキシ(MBF!)法は1〜2原子層の膜厚
を制御できるので、レーザ、FETなど多くの素子の作
製に応用されている。有機金属分子線エピタキシ(MO
MBB)法は、MBB法の特長を維持しながら、MBB
法では不可能であったInGaAsP膜の作製に用いら
れている。これらの方法では超高真空容器の中で薄膜を
形成する。膜質は、真空度と基板温度によって大きく左
右される。MBE装置における基板の出し入れは、基板
をインジウムで糊付けしたモリブデンホルダを介して行
われる。ホルダの材料にモリブデンを用いる理由は、加
熱時のガス放出量が少なく、高真空を保つことができる
がらである。インジウムは熱接触媒体である。
を制御できるので、レーザ、FETなど多くの素子の作
製に応用されている。有機金属分子線エピタキシ(MO
MBB)法は、MBB法の特長を維持しながら、MBB
法では不可能であったInGaAsP膜の作製に用いら
れている。これらの方法では超高真空容器の中で薄膜を
形成する。膜質は、真空度と基板温度によって大きく左
右される。MBE装置における基板の出し入れは、基板
をインジウムで糊付けしたモリブデンホルダを介して行
われる。ホルダの材料にモリブデンを用いる理由は、加
熱時のガス放出量が少なく、高真空を保つことができる
がらである。インジウムは熱接触媒体である。
基板の温度は、モリブデンホルダに接触させた熱電対に
よって測定するか、または基板表面温度をパイ口メータ
によって測定する。後者の方が基板温度を、より正確に
測定できるので、広く用いられている。多元系の膜にお
いては、ケミトロニクス、3巻、3ページに記載されて
いるように、膜質ばかりでなく、組成も基板温度に非常
に敏感であるので、成長中は基板温度を数℃以内に保つ
必要がある。しかしながら、従来のホルダでは、膜成長
開始とともに基板温度が急激に減少するという欠点があ
った。この理由を以下に述べる。
よって測定するか、または基板表面温度をパイ口メータ
によって測定する。後者の方が基板温度を、より正確に
測定できるので、広く用いられている。多元系の膜にお
いては、ケミトロニクス、3巻、3ページに記載されて
いるように、膜質ばかりでなく、組成も基板温度に非常
に敏感であるので、成長中は基板温度を数℃以内に保つ
必要がある。しかしながら、従来のホルダでは、膜成長
開始とともに基板温度が急激に減少するという欠点があ
った。この理由を以下に述べる。
パイ口メータを用いて温度を決定するには、被測定物の
放射率の値が必要である。GaAs基板およCF I
n P基板の放射率は、エレクトロニクスレター16巻
、73ページによれば、ともに0.6である。一方、モ
リブデンホルダの放射率は0.1に近い。ホルダの大き
さはMBB装置によって決まり、2インチの基板用には
、ひとまわり大きい直径60mmのホルダが用いられる
。したがって、基板をホルダに張り付けた際に、ホルダ
の周辺部はモリブデンの面が露出する。エビ成長を行う
と、この部分にGaAsまたはInPが付着し、放射率
が変化する。この結果、多量の熱が放射されるので、基
板温度が低下する。この低下分は10〜20℃に、も及
ぶ。したがって、MBBまたはMOMBBにおいて多元
系薄膜の組成を精密に制御することは非常に困難であっ
た。
放射率の値が必要である。GaAs基板およCF I
n P基板の放射率は、エレクトロニクスレター16巻
、73ページによれば、ともに0.6である。一方、モ
リブデンホルダの放射率は0.1に近い。ホルダの大き
さはMBB装置によって決まり、2インチの基板用には
、ひとまわり大きい直径60mmのホルダが用いられる
。したがって、基板をホルダに張り付けた際に、ホルダ
の周辺部はモリブデンの面が露出する。エビ成長を行う
と、この部分にGaAsまたはInPが付着し、放射率
が変化する。この結果、多量の熱が放射されるので、基
板温度が低下する。この低下分は10〜20℃に、も及
ぶ。したがって、MBBまたはMOMBBにおいて多元
系薄膜の組成を精密に制御することは非常に困難であっ
た。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、この温度変動の点を解決した基板ホルダを提
供することにある。
供することにある。
本発明はモリブデンホルダの全面を、基板と同じ放射率
をもつ材料で覆ったことを最も大きな特徹とする。基板
はシリコンの上にインジウムで糊付けする。このような
構造であるから、エビ成長前後で放射率がほとんど変化
しない。下記の実施例では専らシリコンを用いた。その
理由は、■放射率が化合物半導体材料の放射率に近い0
.7であること、■蒸気圧が非常に低く、汚染源の原因
にならないこと、■加工が容易であること、■8インチ
の大きさが入手できるので、複数の基板が装着可能であ
ること、■安価であること、などである。従来のホルダ
では、このような中間材料は、全く使用されていない。
をもつ材料で覆ったことを最も大きな特徹とする。基板
はシリコンの上にインジウムで糊付けする。このような
構造であるから、エビ成長前後で放射率がほとんど変化
しない。下記の実施例では専らシリコンを用いた。その
理由は、■放射率が化合物半導体材料の放射率に近い0
.7であること、■蒸気圧が非常に低く、汚染源の原因
にならないこと、■加工が容易であること、■8インチ
の大きさが入手できるので、複数の基板が装着可能であ
ること、■安価であること、などである。従来のホルダ
では、このような中間材料は、全く使用されていない。
(実施例)
第1図は本発明の基板ホルダの一実施例を説明する断面
図であって、1はモリブデンホルダ、2はインジウム、
3はシリコンウエーハ、4はInP基板、5はヒータ、
6は熱電対、7は真空容器、8はパイ口メータ、9はの
ぞき窓を示す。モリブデンホルダlとシリコンウエーハ
3、およびシリコンエーハ3とInP基板4は、ともに
インジウム2で糊付けされている。基板はヒータ5で加
熱され、その温度は熱電対6でモニタされる。モリブデ
ンホルダ1は回転できる構造となっており、熱電対6は
モリブデンホルダ1に接触していない。
図であって、1はモリブデンホルダ、2はインジウム、
3はシリコンウエーハ、4はInP基板、5はヒータ、
6は熱電対、7は真空容器、8はパイ口メータ、9はの
ぞき窓を示す。モリブデンホルダlとシリコンウエーハ
3、およびシリコンエーハ3とInP基板4は、ともに
インジウム2で糊付けされている。基板はヒータ5で加
熱され、その温度は熱電対6でモニタされる。モリブデ
ンホルダ1は回転できる構造となっており、熱電対6は
モリブデンホルダ1に接触していない。
基板ホルダは真空容器7内に置かれている。パイ口メー
タ8は真空容器7の外に置かれ、のぞき窓9を通してI
nP基板4の表面の温度を測定する。
タ8は真空容器7の外に置かれ、のぞき窓9を通してI
nP基板4の表面の温度を測定する。
第2図は、InP基板上にInPを成長させたときの成
長開始前後の時間変化を示す。膜成長にはMOMBε法
を用いた。ホルダの大きさは直径60mm,基板の大き
さは20mm角である。シリコンウエーハを装着した場
合は、基板降下は2℃であるのに対して、装着しない場
合は、2図に破線で示すように、成長開始60分後には
20℃も降下した。
長開始前後の時間変化を示す。膜成長にはMOMBε法
を用いた。ホルダの大きさは直径60mm,基板の大き
さは20mm角である。シリコンウエーハを装着した場
合は、基板降下は2℃であるのに対して、装着しない場
合は、2図に破線で示すように、成長開始60分後には
20℃も降下した。
第3図は、InP基板上にInGaAsを成長させた場
合の深さ方向の組成変動を示す。膜厚は1.2μmであ
る。この実施例の方法を用いることにより、深さ方向に
均一な組成が得られた。従来の方法では、第3゛図に破
線で示すように、表面に近くになるにつれて[nlJッ
チの組成となった。この理由は、前者では基板温度が一
定であるのに対して、後者では温度が変動しているため
である。
合の深さ方向の組成変動を示す。膜厚は1.2μmであ
る。この実施例の方法を用いることにより、深さ方向に
均一な組成が得られた。従来の方法では、第3゛図に破
線で示すように、表面に近くになるにつれて[nlJッ
チの組成となった。この理由は、前者では基板温度が一
定であるのに対して、後者では温度が変動しているため
である。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の基板ホルダを用いれば、
エビ成長前後で温度変動がほとんどないので、多元系の
薄膜の組成を精密に制御できる。
エビ成長前後で温度変動がほとんどないので、多元系の
薄膜の組成を精密に制御できる。
実施例ではInGaAsのみを示したが、IIIV化合
物およびII−Vl化合物半導体薄膜全体に応用できる
。
物およびII−Vl化合物半導体薄膜全体に応用できる
。
また、本発明の実施例の方法により内面の温度分布がよ
り均一となり、膜厚および組成の均一性が向上した。従
って、内面均一性が特に要求されるFETの製作に有利
である。
り均一となり、膜厚および組成の均一性が向上した。従
って、内面均一性が特に要求されるFETの製作に有利
である。
第1図は本発明の基板ホルダの一実施例を説明する断面
図、 第2図はInP基板上にInPを成長させたときの成長
開始前後の基板温度の時間変化を示す図、第3図はIn
P基板上にInGaAsを成長させた場合のI n +
i G a + − w A s膜の深さ方向の組成変
動を示す図である。 1・・・モリブデンホルダ 2・・・インジウム3・・
・シリコンウエーハ 4・・・InP 基板5・・・ヒ
ータ 6・・・熱電対7・・・真空容器
8・・・パイ口メータ9・・・のぞき窓 5−一−ヒーダ 第2図 峙聞 (今)
図、 第2図はInP基板上にInPを成長させたときの成長
開始前後の基板温度の時間変化を示す図、第3図はIn
P基板上にInGaAsを成長させた場合のI n +
i G a + − w A s膜の深さ方向の組成変
動を示す図である。 1・・・モリブデンホルダ 2・・・インジウム3・・
・シリコンウエーハ 4・・・InP 基板5・・・ヒ
ータ 6・・・熱電対7・・・真空容器
8・・・パイ口メータ9・・・のぞき窓 5−一−ヒーダ 第2図 峙聞 (今)
Claims (1)
- 1、分子線エピタキシ装置用および有機金属分子線エピ
タキシ装置用の基板ホルダにおいて、基板と同じ放射率
もしくはそれに近い放射率を有する材料によって、全面
が覆われていることを特徴とする基板ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1052156A JP2688365B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 基板ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1052156A JP2688365B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 基板ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02233585A true JPH02233585A (ja) | 1990-09-17 |
JP2688365B2 JP2688365B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=12906990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1052156A Expired - Fee Related JP2688365B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 基板ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2688365B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06177038A (ja) * | 1992-12-09 | 1994-06-24 | Nec Corp | 分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダー |
JPH06196403A (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-15 | Nec Corp | 基板構造と基板構造の制御方法と基板温度制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217120U (ja) * | 1985-07-17 | 1987-02-02 |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP1052156A patent/JP2688365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217120U (ja) * | 1985-07-17 | 1987-02-02 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06177038A (ja) * | 1992-12-09 | 1994-06-24 | Nec Corp | 分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダー |
JPH06196403A (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-15 | Nec Corp | 基板構造と基板構造の制御方法と基板温度制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2688365B2 (ja) | 1997-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |