JPH06177038A - 分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダー - Google Patents
分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダーInfo
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- JPH06177038A JPH06177038A JP32904992A JP32904992A JPH06177038A JP H06177038 A JPH06177038 A JP H06177038A JP 32904992 A JP32904992 A JP 32904992A JP 32904992 A JP32904992 A JP 32904992A JP H06177038 A JPH06177038 A JP H06177038A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】MBE法によりHgCdTeを基板上に成長さ
せる際に、成長中の基板温度の変動を抑制して均一性の
高い高品質なHgCdTe薄膜を形成する。 【構成】基板ホルダーの黒鉛素材により構成されたサセ
プタの表面上に基板を載置し、この基板上にHgCdT
e薄膜をMBE法により形成する。
せる際に、成長中の基板温度の変動を抑制して均一性の
高い高品質なHgCdTe薄膜を形成する。 【構成】基板ホルダーの黒鉛素材により構成されたサセ
プタの表面上に基板を載置し、この基板上にHgCdT
e薄膜をMBE法により形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分子線エピタキシー
(以下、MBE、と称す)法による水銀カドミウムテル
ル(以下、HgCdTe、と称す)薄膜の形成方法およ
びそれに用いる基板ホルダーに関する。
(以下、MBE、と称す)法による水銀カドミウムテル
ル(以下、HgCdTe、と称す)薄膜の形成方法およ
びそれに用いる基板ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】MBE法は、超真空中で結晶の個々の構
成元素をそれぞれ別々の蒸発るつぼに入れて、このるつ
ぼを加熱して蒸発させ、出てくる蒸気を分子線の形で加
熱されている基板に当てて、その真空室内で基板ホルダ
ーにより保持されている基板上に単結晶薄膜を成長させ
る方法で、赤外線検出器を製造するためのHgCdTe
薄膜の形成はこの方法を用いる。
成元素をそれぞれ別々の蒸発るつぼに入れて、このるつ
ぼを加熱して蒸発させ、出てくる蒸気を分子線の形で加
熱されている基板に当てて、その真空室内で基板ホルダ
ーにより保持されている基板上に単結晶薄膜を成長させ
る方法で、赤外線検出器を製造するためのHgCdTe
薄膜の形成はこの方法を用いる。
【0003】図4は従来技術のMBE法およびその基板
ホルダーを示す図である。基板ホルダ20はサセプタ部
22とそれを保持する円筒状体部21とがモリブデンに
より一体的に構成されている。モリブデンのサセプタ部
22の表面の中央部24上に基板3が融点約30℃のガ
リウム9により接着され、分子線の照射前には表面の周
辺部23はその構成素材のモリブデンが露出している。
また、基板ホルダ20のサセプタ部22の裏面に基板温
度をモニターするための熱電対6が接触し、その下の円
筒状体部21の内側に載置してあるヒータ7の電力を制
御している。
ホルダーを示す図である。基板ホルダ20はサセプタ部
22とそれを保持する円筒状体部21とがモリブデンに
より一体的に構成されている。モリブデンのサセプタ部
22の表面の中央部24上に基板3が融点約30℃のガ
リウム9により接着され、分子線の照射前には表面の周
辺部23はその構成素材のモリブデンが露出している。
また、基板ホルダ20のサセプタ部22の裏面に基板温
度をモニターするための熱電対6が接触し、その下の円
筒状体部21の内側に載置してあるヒータ7の電力を制
御している。
【0004】この基板3上に緩衝層としてカドミウムテ
ルル(以下、CdTe、と称す)薄膜をMBE法により
形成し、その上にHgCdTeをMBE法により形成す
ると、これらの薄膜2は基板3上に成長され、また露出
せるモリブデンの周辺表面部23上にも成長堆積され
る。
ルル(以下、CdTe、と称す)薄膜をMBE法により
形成し、その上にHgCdTeをMBE法により形成す
ると、これらの薄膜2は基板3上に成長され、また露出
せるモリブデンの周辺表面部23上にも成長堆積され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、周辺表面部23は、当初は熱輻射率が低い
(熱の放射が起こりにくい)モリブデン表面となってい
るが、これがMBF成長により熱輻射率が高いCdTe
表面やHgCdTe表面となり放熱作用が大きくなって
いく。しかもモリブデン表面は鏡面状態ではなく凹凸面
となっているからそこに堆積されるCdTeやHgCd
Teの実効的な表面積は広くなりのその輻射放熱効果は
大となり、このためにサセプタ表面全体の温度が低下し
その中央部24上の基板3の温度も同様に低下してい
く。
技術では、周辺表面部23は、当初は熱輻射率が低い
(熱の放射が起こりにくい)モリブデン表面となってい
るが、これがMBF成長により熱輻射率が高いCdTe
表面やHgCdTe表面となり放熱作用が大きくなって
いく。しかもモリブデン表面は鏡面状態ではなく凹凸面
となっているからそこに堆積されるCdTeやHgCd
Teの実効的な表面積は広くなりのその輻射放熱効果は
大となり、このためにサセプタ表面全体の温度が低下し
その中央部24上の基板3の温度も同様に低下してい
く。
【0006】すなわち、サセプタ部自身の温度を裏面側
の熱電対6で検知し、これによりヒータ電力を制御して
サセプタ部自身の温度を一定にしても、CdTeやHg
CdTeのMBE成長による熱輻射による表面温度の低
下には追従できず、この熱的非定常状態におけるMBE
成長により、サセプタ部22の表面温度すなわち基板3
の温度を所定の一定な値にしてCdTeやHgCdTe
のMBE成長を進行させていくことは不可能となる。
の熱電対6で検知し、これによりヒータ電力を制御して
サセプタ部自身の温度を一定にしても、CdTeやHg
CdTeのMBE成長による熱輻射による表面温度の低
下には追従できず、この熱的非定常状態におけるMBE
成長により、サセプタ部22の表面温度すなわち基板3
の温度を所定の一定な値にしてCdTeやHgCdTe
のMBE成長を進行させていくことは不可能となる。
【0007】すなわち、熱電対により制御しているサセ
プタ自身の温度が成長時間に対して一定となっていて
も、図5(b)に示すように、サセプタ部の表面側の温
度、すなわち基板の温度を赤外線を利用したパイロメー
タ温度計で測定すると堆積するHgCdTe薄膜の厚み
が増えるにつれてどんどん放熱量が大きくなり、当初約
190℃あったものが1時間成長していくと約24℃低
下し、一定以上の膜厚に達するとほぼ飽和する。
プタ自身の温度が成長時間に対して一定となっていて
も、図5(b)に示すように、サセプタ部の表面側の温
度、すなわち基板の温度を赤外線を利用したパイロメー
タ温度計で測定すると堆積するHgCdTe薄膜の厚み
が増えるにつれてどんどん放熱量が大きくなり、当初約
190℃あったものが1時間成長していくと約24℃低
下し、一定以上の膜厚に達するとほぼ飽和する。
【0008】このようにモリブデンによるサセプタ部を
用いると基板が載置されない周辺表面部の影響により、
サセプタ部の表面温度すなわち基板温度がHgCdTe
薄膜の堆積とともに変化してしまう。HgCdTe薄膜
が均一な結晶性を有するためにはその成長時の基板温度
は1℃以内に安定していることが要求され、約1℃変化
しただけでも単結晶が得られなくなる場合が生じる。
用いると基板が載置されない周辺表面部の影響により、
サセプタ部の表面温度すなわち基板温度がHgCdTe
薄膜の堆積とともに変化してしまう。HgCdTe薄膜
が均一な結晶性を有するためにはその成長時の基板温度
は1℃以内に安定していることが要求され、約1℃変化
しただけでも単結晶が得られなくなる場合が生じる。
【0009】一方、基板温度を安定化させるために薄膜
堆積にともない、一定の割合でヒータへの供給電力を増
加させる方法も考えられるが、薄膜の成長速度を変えた
場合、あるいはCdTe、CdZnTe、GaAsやS
iなどのように基板の大きさ(面積)が異なる場合、放
射される熱量が複雑に変化するのでヒータへの供給電力
を制御して基板を所定の一定温度に維持することは困難
である。
堆積にともない、一定の割合でヒータへの供給電力を増
加させる方法も考えられるが、薄膜の成長速度を変えた
場合、あるいはCdTe、CdZnTe、GaAsやS
iなどのように基板の大きさ(面積)が異なる場合、放
射される熱量が複雑に変化するのでヒータへの供給電力
を制御して基板を所定の一定温度に維持することは困難
である。
【0010】また基板ホルダーのサセプタ部22の表面
の全面を基板3で被覆すれば良いわけである。しかしな
がら、基板の大きさはその基板材料の製造技術に影響さ
れ、Siの場合は3インチ径以上の基板が作れるが、C
dTeやCdZnTeでは材料自身が弱く脆いので面積
の小さい基板しか作れず、GaAsではSiとCdTe
やCdZnTeの中間の大きさ基板しか作れないから、
使用する基板によってサセプタ部の表面の全面を被覆す
ることができず実用的ではない。
の全面を基板3で被覆すれば良いわけである。しかしな
がら、基板の大きさはその基板材料の製造技術に影響さ
れ、Siの場合は3インチ径以上の基板が作れるが、C
dTeやCdZnTeでは材料自身が弱く脆いので面積
の小さい基板しか作れず、GaAsではSiとCdTe
やCdZnTeの中間の大きさ基板しか作れないから、
使用する基板によってサセプタ部の表面の全面を被覆す
ることができず実用的ではない。
【0011】このように従来技術ではHgCdTe薄膜
の結晶性および再現性が著しく低く、結晶の電気特性や
この薄膜により製造される赤外線検出器の検出波長帯が
結晶ごとにばらつくという問題があった。
の結晶性および再現性が著しく低く、結晶の電気特性や
この薄膜により製造される赤外線検出器の検出波長帯が
結晶ごとにばらつくという問題があった。
【0012】さらに従来技術では図4に示すように、熱
電対6が基板ホルダー20のサセプタ部22の裏面に接
触している。したがってHgCdTe薄膜の面均一性を
向上させるために基板ホルダーを回転させると接触抵抗
が変化して図6(b)に示すように熱電対の出力も±5
℃変化しこれによりヒータ電力も不所望に変動してしま
うから、HgCdTe薄膜の面均一性を犠牲にして基板
ホルダーの回転を断念せざるを得なかった。
電対6が基板ホルダー20のサセプタ部22の裏面に接
触している。したがってHgCdTe薄膜の面均一性を
向上させるために基板ホルダーを回転させると接触抵抗
が変化して図6(b)に示すように熱電対の出力も±5
℃変化しこれによりヒータ電力も不所望に変動してしま
うから、HgCdTe薄膜の面均一性を犠牲にして基板
ホルダーの回転を断念せざるを得なかった。
【0013】尚、HgCdTe薄膜をMBE法で形成す
る論文は、例えば、J.Vac.Sci.Techno
l.B5(3),May/June,1987のpp.
734−738にW.E.Hoke等により、またAp
pl.Phys.Lett.52(12),21,Ma
rch,1988のpp.978−980にM.D.L
ange等により、またJournal of Cry
stal Growth,111(1991)のpp.
698−710にJ.P.Faurie等により発表さ
れている。
る論文は、例えば、J.Vac.Sci.Techno
l.B5(3),May/June,1987のpp.
734−738にW.E.Hoke等により、またAp
pl.Phys.Lett.52(12),21,Ma
rch,1988のpp.978−980にM.D.L
ange等により、またJournal of Cry
stal Growth,111(1991)のpp.
698−710にJ.P.Faurie等により発表さ
れている。
【0014】したがって本発明の目的は、HgCdTe
薄膜の成長時の基板温度の変化による温度低下を防止し
てその結晶性を向上させることである。
薄膜の成長時の基板温度の変化による温度低下を防止し
てその結晶性を向上させることである。
【0015】本発明の他の目的は、HgCdTe薄膜の
成長時に基板の回転を可能にして膜の面均一性を高める
ことである。
成長時に基板の回転を可能にして膜の面均一性を高める
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、基板ホ
ルダーのサセプタの表面が黒鉛素材により構成され、基
板を前記サセプタの表面上に載置し、前記基板上にHg
CdTe薄膜をMBE成長法により形成する方法にあ
る。ここで熱電対を基板ホルダーのサセプタの裏面に接
触しないようにその近傍に載置して前記基板ホルダーを
回転させながらMBE成長を行うことが好ましい。
ルダーのサセプタの表面が黒鉛素材により構成され、基
板を前記サセプタの表面上に載置し、前記基板上にHg
CdTe薄膜をMBE成長法により形成する方法にあ
る。ここで熱電対を基板ホルダーのサセプタの裏面に接
触しないようにその近傍に載置して前記基板ホルダーを
回転させながらMBE成長を行うことが好ましい。
【0017】また本発明の他の特徴は、MBE法により
HgCdTe薄膜を上面上に形成する基板を載置するサ
セプタの表面が黒鉛素材により構成され、かつ回転可能
である基板ホルダーにある。
HgCdTe薄膜を上面上に形成する基板を載置するサ
セプタの表面が黒鉛素材により構成され、かつ回転可能
である基板ホルダーにある。
【0018】かかる本発明では熱輻射率が高い黒鉛素材
で基板を載置するサセプタ表面を構成しているので、M
BE成長前から、基板が位置しない表面周辺部からCd
Te緩衝層やHgCdTe薄膜の熱輻射率が高い薄膜が
すでに堆積していると同様に十分の熱輻射放散が行われ
基板温度が低下して安定した状態となる。したがってC
dTe薄膜やHgCdTe薄膜の成長を開始し堆積しつ
づける期間中における基板温度の変化が押えられその結
晶性を向上させることができる。
で基板を載置するサセプタ表面を構成しているので、M
BE成長前から、基板が位置しない表面周辺部からCd
Te緩衝層やHgCdTe薄膜の熱輻射率が高い薄膜が
すでに堆積していると同様に十分の熱輻射放散が行われ
基板温度が低下して安定した状態となる。したがってC
dTe薄膜やHgCdTe薄膜の成長を開始し堆積しつ
づける期間中における基板温度の変化が押えられその結
晶性を向上させることができる。
【0019】また、熱電対を基板ホルダーのサセプタの
裏面に接触しないようにその近傍に載置することにより
薄膜の成長時に基板の回転を可能とするから、薄膜の面
均一性を高めることができる。
裏面に接触しないようにその近傍に載置することにより
薄膜の成長時に基板の回転を可能とするから、薄膜の面
均一性を高めることができる。
【0020】
【実施例】次に図面を参照して本発明を説明する。図1
は本発明の第1の実施例を示す分解斜視図(a)および
断面図(b)である。基板ホルダー1は表面に黒鉛素材
のSiCを被覆したサセプタ12とサセプタ12の周端
を支持するモリブデンからなる円筒状体11を有してい
る。円筒状体11の上端面にネジ孔15を形成しそこに
固定ネジ5を挿入ねじ止めして、固定ピン4を介して基
板3とともにサセプタ12を円筒状体11に圧着固定す
る。基板3はサセプタ12の表面の中央部14上に搭載
され、MBE成長前にはサセプタ12の表面の周辺部1
3は露出している。
は本発明の第1の実施例を示す分解斜視図(a)および
断面図(b)である。基板ホルダー1は表面に黒鉛素材
のSiCを被覆したサセプタ12とサセプタ12の周端
を支持するモリブデンからなる円筒状体11を有してい
る。円筒状体11の上端面にネジ孔15を形成しそこに
固定ネジ5を挿入ねじ止めして、固定ピン4を介して基
板3とともにサセプタ12を円筒状体11に圧着固定す
る。基板3はサセプタ12の表面の中央部14上に搭載
され、MBE成長前にはサセプタ12の表面の周辺部1
3は露出している。
【0021】また、熱電対6がサセプタ12の裏面に接
触しないようにその近傍に載置しておりこのように接触
してないことによりその検出温度出力に変化を与えるこ
となく薄膜の成長時に基板ホルダーの回転(図で同一水
平面内での回転)すなわち基板の回転を可能としてい
る。
触しないようにその近傍に載置しておりこのように接触
してないことによりその検出温度出力に変化を与えるこ
となく薄膜の成長時に基板ホルダーの回転(図で同一水
平面内での回転)すなわち基板の回転を可能としてい
る。
【0022】図3に示すように、基板3はCdZnT
e,GaAsまたはSi基板である。基板ホルダーを毎
秒1回転の回転速度で回転させて、この基板3の上に緩
衝層としての単結晶CdTe薄膜31をMBE法により
毎時1.8μmの成長速度で5μmの膜厚に形成し、そ
の上にベース層としての単結晶HgCdTe薄膜32を
MBE法により毎時4.9μmの成長速度で10μm以
上の所定の膜厚に形成し、その上にこの実施例ではca
pping層としての単結晶CdTe薄膜33をMBE
法により200nmの膜厚に形成する。尚、基板3がC
dZnTeの場合には緩衝層としてのCdTe薄膜31
の形成を省略してベース層としてのHgCdTe薄膜3
2を直接基板上に形成してもよい。
e,GaAsまたはSi基板である。基板ホルダーを毎
秒1回転の回転速度で回転させて、この基板3の上に緩
衝層としての単結晶CdTe薄膜31をMBE法により
毎時1.8μmの成長速度で5μmの膜厚に形成し、そ
の上にベース層としての単結晶HgCdTe薄膜32を
MBE法により毎時4.9μmの成長速度で10μm以
上の所定の膜厚に形成し、その上にこの実施例ではca
pping層としての単結晶CdTe薄膜33をMBE
法により200nmの膜厚に形成する。尚、基板3がC
dZnTeの場合には緩衝層としてのCdTe薄膜31
の形成を省略してベース層としてのHgCdTe薄膜3
2を直接基板上に形成してもよい。
【0023】図1ではこれらMBE法による単結晶薄膜
をまとめて参照符号2を用いて示し、これら薄膜2がM
BE法により基板3上に成長すると同時にサセプタ12
の表面の周辺部13上にも堆積成長していくことを図示
してある。
をまとめて参照符号2を用いて示し、これら薄膜2がM
BE法により基板3上に成長すると同時にサセプタ12
の表面の周辺部13上にも堆積成長していくことを図示
してある。
【0024】図6(a)は、面均一性を高めるために基
板ホルダーを回転させてMBE成長を行なっている時の
熱電対6の出力を示す。本実施例では熱電対6がサセプ
タ21の裏面に接触しないように載置しているから熱電
対6の出力が一定となることがわかる。
板ホルダーを回転させてMBE成長を行なっている時の
熱電対6の出力を示す。本実施例では熱電対6がサセプ
タ21の裏面に接触しないように載置しているから熱電
対6の出力が一定となることがわかる。
【0025】図5(a)は赤外線を利用したパイロメー
タ温度計で測定したMBE成長中の基板の温度を示す。
同図から明らかのように成長中の基板温度は190℃か
らほとんど変化なくサセプタの表面周辺部からの熱輻射
による放射冷却がほぼ一定であることがわかる。尚、振
動しているのはCdTeもしくはHgCdTe薄膜によ
る干渉である。
タ温度計で測定したMBE成長中の基板の温度を示す。
同図から明らかのように成長中の基板温度は190℃か
らほとんど変化なくサセプタの表面周辺部からの熱輻射
による放射冷却がほぼ一定であることがわかる。尚、振
動しているのはCdTeもしくはHgCdTe薄膜によ
る干渉である。
【0026】このようにCdTe薄膜やHgCdTe薄
膜の熱輻射率の高い薄膜のMBE成長中に基板温度がほ
ぼ一定なので、これら薄膜の結晶特性は温度変化による
攪乱を受けなくなった。
膜の熱輻射率の高い薄膜のMBE成長中に基板温度がほ
ぼ一定なので、これら薄膜の結晶特性は温度変化による
攪乱を受けなくなった。
【0027】図7は二結晶X線回折で調べたHgCdT
e薄膜の結晶性を、従来技術の方法による場合(図7
(b))と本発明の方法による場合(図7(a))につ
いて示す。原子の配列が揃っているほどX線の散乱が少
ないのでIntensityが強くなり、分散しないか
ら回折幅も狭くなる。したがって図7の半値幅(ピーク
値の半分の強度の幅)が狭いほど結晶のなかの原子配列
が揃っているために結晶の均一性が良いわけである。従
来技術の図7(b)では半値幅の角(θ)が数100a
rcsecであったが、本発明の図7(a)では半値幅
の角(θ)が30arcsec以下に改善されている。
これは、HgCdTeは成長中に基板温度の低下にとも
なう結晶の劣化(双晶)を起こすことなく、結晶の均一
性が従来の方法に比べて格段に向上したことを示す。ま
た、結晶の電気特性を示す、キャリア濃度、電子もしく
は電子もしくは正孔移動度の膜厚方向における均一性も
1桁近く改善された。
e薄膜の結晶性を、従来技術の方法による場合(図7
(b))と本発明の方法による場合(図7(a))につ
いて示す。原子の配列が揃っているほどX線の散乱が少
ないのでIntensityが強くなり、分散しないか
ら回折幅も狭くなる。したがって図7の半値幅(ピーク
値の半分の強度の幅)が狭いほど結晶のなかの原子配列
が揃っているために結晶の均一性が良いわけである。従
来技術の図7(b)では半値幅の角(θ)が数100a
rcsecであったが、本発明の図7(a)では半値幅
の角(θ)が30arcsec以下に改善されている。
これは、HgCdTeは成長中に基板温度の低下にとも
なう結晶の劣化(双晶)を起こすことなく、結晶の均一
性が従来の方法に比べて格段に向上したことを示す。ま
た、結晶の電気特性を示す、キャリア濃度、電子もしく
は電子もしくは正孔移動度の膜厚方向における均一性も
1桁近く改善された。
【0028】さらに、HgとCdの混晶比が膜厚方向で
均一化された結果、HgCdTe薄膜の光学特性を示す
赤外透過波形において、従来技術の方法による場合(図
8(b))に比べて、本発明の方法による場合(図8
(a))は非常に急峻な立ち上がり特性を示すようにな
った。すなわちHgCdTeにおいてCdの濃度が膜厚
方向で均一の場合は図8(a)の波形の立ち上がりを説
明する線100で示すように急峻となり、Cdの濃度が
膜厚方向で不均一の場合は図8(b)の波形の立ち上が
りを説明する線200で示すようになだらかとなる。
均一化された結果、HgCdTe薄膜の光学特性を示す
赤外透過波形において、従来技術の方法による場合(図
8(b))に比べて、本発明の方法による場合(図8
(a))は非常に急峻な立ち上がり特性を示すようにな
った。すなわちHgCdTeにおいてCdの濃度が膜厚
方向で均一の場合は図8(a)の波形の立ち上がりを説
明する線100で示すように急峻となり、Cdの濃度が
膜厚方向で不均一の場合は図8(b)の波形の立ち上が
りを説明する線200で示すようになだらかとなる。
【0029】さらに、本発明ではCdTe緩衝層形成か
ら基板回転が可能となったことにより、膜の面均一性が
向上した。その結果、例えば図9に示すように15mm
×15mmの大きさの結晶で、HgとCdの混晶比xの
面均一性が、基板回転が出来ない従来の方法の場合が
5.3%(図9(b))であったのが、基板回転を行な
う本発明の場合は0.8%(図9(a))に改善され
た。また、膜厚のばらつきも、従来の方法の場合が6.
4%(図10(b))であったのが、本発明の場合は
1.3%(図10(a))に改善された。
ら基板回転が可能となったことにより、膜の面均一性が
向上した。その結果、例えば図9に示すように15mm
×15mmの大きさの結晶で、HgとCdの混晶比xの
面均一性が、基板回転が出来ない従来の方法の場合が
5.3%(図9(b))であったのが、基板回転を行な
う本発明の場合は0.8%(図9(a))に改善され
た。また、膜厚のばらつきも、従来の方法の場合が6.
4%(図10(b))であったのが、本発明の場合は
1.3%(図10(a))に改善された。
【0030】本発明の第2の実施例を図2に示す。図2
において図1と同一もしくは類似の機能の箇所は同じ符
号で示してあるから重複する説明は省略する。
において図1と同一もしくは類似の機能の箇所は同じ符
号で示してあるから重複する説明は省略する。
【0031】この図2の第2の実施例では、基板3がシ
リコンウェハ8上に接着剤9により密着性良く貼り付い
ているので、成長途中で基板がはずれて落下する危険性
は皆無となる。また、基板温度較正用の金属10も固定
できるので基板温度の成長ごとの再現性を一段と向上さ
せることができる。すなわち、シリコンウェハは鏡面に
磨かれており表面の凹凸状態がたいへん小さく平坦性が
高いので接着剤で基板を貼りつけた場合の密着性(この
場合は表面張力)が、図4の従来技術で表面が荒れてい
るモリブデンに貼りつけた場合よりも良くなる。また、
シリコンは熱伝導性に優れているからサセプタ12を介
してのヒータ7からの熱が伝わりやすく温度が早く定常
になる。成膜後、基板3を剥がすときに一度加熱して接
着剤の金属を溶かさなければならない。一方、HgCd
Te薄膜中のHgは非常に揮発性の高い物質である。し
たがって、なるべく低い融点の金属ということで30℃
で溶けるガリウムを接着剤9として使用する。成膜中
(約200℃)はガリウムは溶けているが基板3とシリ
コンウェハ8間の表面張力により基板は落下しない。ま
た、基板温度較正金属10はHgCdTeを成膜する基
板温度に近い融点の金属(例えばスズ融点232℃)を
使用する。較正の方法は、金属スズ10をシリコンウェ
ハ8に貼り付けて基板温度を低いほうから少しずつ上げ
ていき、スズの融点に達すると溶けるからこのとき大量
の蒸気を発し、一瞬成長室の真空度が悪くなりこれを真
空計でモニタしてこの時の熱電対6の表示温度(232
℃よりも高くなっている)を一応の目安として成膜温度
を決める。
リコンウェハ8上に接着剤9により密着性良く貼り付い
ているので、成長途中で基板がはずれて落下する危険性
は皆無となる。また、基板温度較正用の金属10も固定
できるので基板温度の成長ごとの再現性を一段と向上さ
せることができる。すなわち、シリコンウェハは鏡面に
磨かれており表面の凹凸状態がたいへん小さく平坦性が
高いので接着剤で基板を貼りつけた場合の密着性(この
場合は表面張力)が、図4の従来技術で表面が荒れてい
るモリブデンに貼りつけた場合よりも良くなる。また、
シリコンは熱伝導性に優れているからサセプタ12を介
してのヒータ7からの熱が伝わりやすく温度が早く定常
になる。成膜後、基板3を剥がすときに一度加熱して接
着剤の金属を溶かさなければならない。一方、HgCd
Te薄膜中のHgは非常に揮発性の高い物質である。し
たがって、なるべく低い融点の金属ということで30℃
で溶けるガリウムを接着剤9として使用する。成膜中
(約200℃)はガリウムは溶けているが基板3とシリ
コンウェハ8間の表面張力により基板は落下しない。ま
た、基板温度較正金属10はHgCdTeを成膜する基
板温度に近い融点の金属(例えばスズ融点232℃)を
使用する。較正の方法は、金属スズ10をシリコンウェ
ハ8に貼り付けて基板温度を低いほうから少しずつ上げ
ていき、スズの融点に達すると溶けるからこのとき大量
の蒸気を発し、一瞬成長室の真空度が悪くなりこれを真
空計でモニタしてこの時の熱電対6の表示温度(232
℃よりも高くなっている)を一応の目安として成膜温度
を決める。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板温度がCdTe薄膜やHgCdTe薄膜をMBE法で
成長中に極めて安定であり、均一性の高い高品質なHg
CdTe薄膜の形成が可能となる。また、本発明により
基板ホルダーのサセプタに固定する基板、例えばCdT
e基板、HgCdTe基板、GaAs基板もしくはSi
基板などの大きさ(面積)に制限がなくなり、いかなる
面積の基板においても同様の効果を期待することが可能
となる。さらに、緩衝層としてのCdTe薄膜の形成か
らでも基板回転を行なうことができるため、成長膜の面
均一性が向上する。したがって本発明により形成した結
晶を用いれば、良好な動作特性のHgCdTe赤外線検
出器を得ることができる。
板温度がCdTe薄膜やHgCdTe薄膜をMBE法で
成長中に極めて安定であり、均一性の高い高品質なHg
CdTe薄膜の形成が可能となる。また、本発明により
基板ホルダーのサセプタに固定する基板、例えばCdT
e基板、HgCdTe基板、GaAs基板もしくはSi
基板などの大きさ(面積)に制限がなくなり、いかなる
面積の基板においても同様の効果を期待することが可能
となる。さらに、緩衝層としてのCdTe薄膜の形成か
らでも基板回転を行なうことができるため、成長膜の面
均一性が向上する。したがって本発明により形成した結
晶を用いれば、良好な動作特性のHgCdTe赤外線検
出器を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図であり、(a)
は分解斜視図、(b)は断面図である。
は分解斜視図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図であり、(a)
は分解斜視図、(b)は断面図である。
は分解斜視図、(b)は断面図である。
【図3】本発明の実施例による基板とその上のMEB法
で成長された薄膜を示す断面図である。
で成長された薄膜を示す断面図である。
【図4】従来技術を示す図であり、(a)は分解斜視
図、(b)は断面図である。
図、(b)は断面図である。
【図5】パイロメーター温度計の計測による基板温度の
時間変化を示す図であり、(a)は本発明の場合、
(b)は従来技術の場合である。
時間変化を示す図であり、(a)は本発明の場合、
(b)は従来技術の場合である。
【図6】基板ホルダーを回転させた際の熱電対の表示温
度であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来技術の
場合である。
度であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来技術の
場合である。
【図7】二結晶X線回折で評価したHgCdTe薄膜の
結晶性を示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)
は従来技術の場合である。
結晶性を示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)
は従来技術の場合である。
【図8】赤外分光により評価したHgCdTe薄膜の透
過特性を示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)
は従来技術の場合である。
過特性を示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)
は従来技術の場合である。
【図9】HgCdTe薄膜の結晶の組成の面均一性を示
す図であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来技術
の場合である。
す図であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来技術
の場合である。
【図10】HgCdTe薄膜の結晶の膜厚の面均一性を
示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来技
術の場合である。
示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来技
術の場合である。
1 基板ホルダー 2 MBE法により成長した薄膜 3 基板 4 固定ピン 5 固定ネジ 6 熱電対 7 ヒータ 8 シリコンウェーハ 9 接着剤 10 基板温度較正用金属 11 基板ホルダーの円筒状体 12 基板ホルダーのサセプタ 13 サセプタ表面の周辺部 14 サセプタ表面の中央部 15 ネジ孔 20 基板ホルダー 21 基板ホルダーの円筒状体部 22 基板ホルダーのサセプタ部 23 サセプタ部表面の周辺部 24 サセプタ部表面の中央部 31 緩衝層としての単結晶CdTe薄膜 32 ベース層としての単結晶HgCdTe薄膜 33 capping層としての単結晶CdTe薄膜 100,200 特性図形を説明する線
Claims (8)
- 【請求項1】 基板ホルダーのサセプタの表面が黒鉛素
材により構成され、基板を前記サセプタの表面上に載置
し、前記基板上に水銀カドミウムテルル薄膜を分子線エ
ピタキシー法により形成することを特徴とする水銀カド
ミウムテルル薄膜の形成方法。 - 【請求項2】 熱電対を前記基板ホルダーのサセプタの
裏面に接触しないようにその近傍に載置して前記基板ホ
ルダーを回転させながら前記水銀カドミウムテルル薄膜
の形成を行うことを特徴とする請求項1に記載の水銀カ
ドミウムテルル薄膜の形成方法。 - 【請求項3】 カドミウムテルル薄膜を緩衝層として分
子線エピタキシー法により前記基板上に形成し、その上
に前記水銀カドミウムテルル薄膜を分子線エピタキシー
法により形成することを特徴とする請求項1もしくは請
求項2に記載の水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法。 - 【請求項4】 シリコンウェハー上に前記基板を接着
し、前記シリコンウェハーを前記黒鉛素材により構成さ
れたサセプタの表面上に載置することを特徴とする請求
項1、請求項2もしくは請求項3に記載の水銀カドミウ
ムテルル薄膜の形成方法。 - 【請求項5】 前記接着はガリウムにより行うことを特
徴とする請求項4に記載の水銀カドミウムテルル薄膜の
形成方法。 - 【請求項6】 前記シリコンウェハー上に基板温度較正
用の低融点金属を固定することを特徴とする請求項4も
しくは請求項5に記載の水銀カドミウムテルル薄膜の形
成方法。 - 【請求項7】 分子線エピタキシー法により水銀カドミ
ウムテルル薄膜を上面上に形成する基板を載置するサセ
プタの表面がが黒鉛素材により構成され、かつ回転可能
であることを特徴とする基板ホルダー。 - 【請求項8】 前記サセプタの周辺がモリブデンにより
構成された円筒状体により支持されていることを特徴と
する請求項7に記載の基板ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32904992A JPH06177038A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32904992A JPH06177038A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06177038A true JPH06177038A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18217045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32904992A Pending JPH06177038A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 分子線エピタキシー法による水銀カドミウムテルル薄膜の形成方法およびそれに用いる基板ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06177038A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7892879B2 (en) | 2004-08-02 | 2011-02-22 | Qinetiq Limited | Manufacture of cadmium mercury telluride on patterned silicon |
US8021914B2 (en) | 2004-04-06 | 2011-09-20 | Qinetiq Limited | Manufacture of cadmium mercury telluride |
CN114134562A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-03-04 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 一种碲锌镉衬底载具组件 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284827A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Fujitsu Ltd | 化合物半導体結晶の製造方法 |
JPH02233585A (ja) * | 1989-03-06 | 1990-09-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 基板ホルダ |
JPH02271998A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-06 | Nec Corp | Hg化合物結晶成長方法 |
JPH02287128A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-27 | Nec Corp | 基板温度較正方法 |
JPH0426586A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-29 | Fujitsu Ltd | 分子線結晶成長用基板ホルダ |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP32904992A patent/JPH06177038A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63284827A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Fujitsu Ltd | 化合物半導体結晶の製造方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8021914B2 (en) | 2004-04-06 | 2011-09-20 | Qinetiq Limited | Manufacture of cadmium mercury telluride |
US7892879B2 (en) | 2004-08-02 | 2011-02-22 | Qinetiq Limited | Manufacture of cadmium mercury telluride on patterned silicon |
CN114134562A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-03-04 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 一种碲锌镉衬底载具组件 |
CN114134562B (zh) * | 2021-11-02 | 2023-08-15 | 中国电子科技集团公司第十一研究所 | 一种碲锌镉衬底载具组件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19951003 |