JPS62196814A - 分子線エピタキシ用基板ホルダ - Google Patents

分子線エピタキシ用基板ホルダ

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JPS62196814A
JPS62196814A JP3734886A JP3734886A JPS62196814A JP S62196814 A JPS62196814 A JP S62196814A JP 3734886 A JP3734886 A JP 3734886A JP 3734886 A JP3734886 A JP 3734886A JP S62196814 A JPS62196814 A JP S62196814A
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JP
Japan
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substrate
pyrolytic
heating
beam epitaxy
substrate holder
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Application number
JP3734886A
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English (en)
Inventor
Shinichi Komatsu
伸一 小松
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分子線エピタキシ用基板ホルダ、特に上記基板
の加熱効率を向上して基板上に高純度のエピタキシャル
結晶薄膜を成長させるのに好適な基板ホルダに関するも
のである。
〔従来技術〕
分子線エピタキシ法は、超真空に保たれた成長室内で単
結晶基板を加熱し、この単結晶基板に複数の分子線を照
射して基板上に単結晶薄膜を成長させるものである。
そして分子線エピタキシ法に用いる分子線エピタキシ装
置では、成長室の超高真空を破ることなく成長室への基
板の出し入れを行なうためのロードロック機構と、成長
層の膜厚の均一性を向上させるための基板回転機構を備
えたものが一般的である。つまり、第5図に示すように
基板加熱用にタングステン製のヒータ1、タンタル製の
熱シールド2、温度測定用の熱電対3、基板ホルダ装着
用のカギ形溝4を具備する基板加熱回転機構5、基板6
をマウントする基板ホルダ7、基板ホルダ7をはめ込ん
で装着するカギ形溝4、基板ホルダ7をカギ形溝4に固
定するピン8よりなっている。
そして基板加熱時の温度測定は熱電対3を用いて行なう
が、成長中に基板回転つまり基板ホルダの回転を行なう
ので、基板ホルダ裏面の中心部の温度を非接触で測定し
コントロールしていた。このため成長室の外からビュー
ボートを介して放射線温度計等により基板温度を測定し
、熱電対3の指示温度を構成する必要があった。
また高品質の結晶を成長させるためには基板温度の最適
化が重要であり、このためノル板温度の面内均一性を向
上させる必要があった。この目的を達成するため発明さ
れた基板ホルダ構造および基板ホルダへの基板のマウン
ト方法は1例えば特開昭57−30320号公報に示さ
れているように、(1)Inソルダを用いて基板ホルダ
にG a A s基板を貼付け、基板ホルダからの熱伝
導によってG a A s基板を加熱する方法、(2)
押え板(タンタル類)を用いて基板ホルダにGaAs基
板板をネジで固定し、加熱ヒータとGaAs基板の間に
厚さ1〜21mの加熱板(タンタル類)を設け、加熱ヒ
ータにより加熱された加熱板からの熱放射によってG 
a A s基板の加熱を行なう方法等が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来技術は何れも基板温度の面内均一性の改善
を図ったものであるが、以下に述べる問題点があった。
すなわち、上記の前者(1)の場合にはInソルダを使
用するため、結晶成長後に基板裏面のIn除去と研磨等
による平坦化処理が必要であり、プロセスがはん雑であ
った。また、大面積の基板を使用した場合には、結晶成
長後に基板ホルダから基板を取り外す際に基板が割れる
というトラブルが発生していた。一方前記後者(2)の
場合にはInソルダを使用しないので、上記したような
問題は解決されている。しかし、Inソルダを使用した
場合に比べて基板加熱の効率が低く、このため基板加熱
時のガス放出量が増大してしまい高純度の結晶を得るこ
とが困難であった。
本発明の目的は上記した従来の基板ホルダにおける問題
点を解決し、Inソルダを使用しない数式で基板加熱時
のガス放出量を低減し、高純度の結晶を生産性良く製作
できる分子線エピタキシ用基板ホルダを提供するにある
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的は、第1図(a)、(b)に示す如く、基
板6を保持する機構と、この保持機構に保持された基板
6に対して空間的に隔雛して対向配置された熱放射体9
と、この熱放射体を加熱する機構よりなる分子線エピタ
キシ用基板ホルダにおいて、上記熱放射体がパイロリテ
ィックBN、上記加熱機構に対向する面が高融点金属で
被覆されたパイロリティックBN、もしくは上記基板に
対向する面がパイロリティックBNで被覆された高融点
金属よりなる分子線エピタキシ用基板で達成される。
なお、上記した熱放射体としてはパイロリティックBN
が好適である。さらに、パイロリティックBHの加熱ヒ
ータに対向する面を高融点金属(例えばTa、Mo、W
等)で被覆することにより、加熱時における熱放射体の
温度分布はより均一となる。上記したことは熱放射体を
上記の高融点金属で形成し、かつ高融点金属の基板に対
向する面にBNを被覆することによっても達成される。
〔作用〕
上記の本発明の分子線エピタキシ用基板は、(a)加熱
ヒータ(図示せず)により熱放射体を均一に加熱し、均
一に加熱された熱放射体からの熱放射により基板を均一
に加熱すること、(b)基板加熱効率を向上して加熱ヒ
ータ1の周囲からのガス放出量を低減させることにより
結晶成長中の真空度を高めて高純度の結晶を得ることが
重要である。従来は熱放射体(加熱板)として熱伝導特
性の良いタンタルを使用していたため、上記(a)は良
好な結果が得られた。しかし、タンタル等の高融点金属
は熱放射率が平滑面で0.1〜0.2程度と小さいため
、基板加熱効率が低くなり上記(b)については問題が
残されていた。
そこで発明者は高熱伝導性、高熱放射性を有し、ガス放
出量の少ない熱放射体として耐熱材料を種々検討した結
果、気相成長法で製作したBNいわゆるパイロリティッ
クBNが熱放射体として最も適していることを見い出し
た6つまりパイロリティックBNは熱伝導特性が良いた
め均一に加熱することが可能であり、熱放射率が大きい
(約0.3〜0.5)での基板加熱の効率が向上し、高
純度かつ低ガス放出なため、これを熱放射体に使用する
ことにより高純度の結晶が得られるようになる。
またタンタル、モリブデン、タングステン等の高融点金
属により形成した熱放射体の基板に対向する面にBNを
被覆した場合にも同様に良好な結果を得た。さらに、熱
放射体をパイロリティックBNにより形成し、パイロリ
ティックBNの加熱ヒータに対向する面をタンタル、モ
リブデン、タングステン等の高融点金属で被覆した場合
には、熱放射体をより均一に加熱できることが判明した
〔実施例〕
実施例1 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
第1図(a)、(b)は、熱放射体をパイロリティック
BNにより形成した例である。基板ホルダ7は外径64
nn+、内径60+nm、高さ14m+であり、モリブ
デンを用いて作製し、これにパイロリティックBNより
なる熱放射体9を乗せ、その上にタンタルより成るスペ
ーサ12を乗せ、その上にG a A s基板6を乗せ
、タンタルより成るリング10とネジ11を用いて熱放
射体9.スペーサ12およびGaAs基板6を基板ホル
ダ7に固定した。なおピン8は、基板ホルダ7をカギ形
溝4に固定するためのものである。パイロリティックB
Nより成る熱放射体9は、直径53nn、厚さImの円
板を使用した。タンタル製のスペーサ12は外径53m
、内径46nnで段差付きのリングとし、厚さを、0.
1〜IIIW11の範囲内で種々作製した。G a A
 s基板は、直径50nw++、厚さ0.45nnのも
のを用いた。また、リング10は外径64m、内径46
I、厚さ0.2++nのものを用い、ネジ11により4
点を固定するようにした。この基板ホルダを用いて第5
図に示す状態で基板加熱を行った結果、第2図の15に
示すようにG a A s基板加熱時の成長室の真空度
が大幅に向上した。このことは、高熱伝導性、高熱放射
性を有し、かつガス放出の少ないパイロリティックBN
を熱放射体に使用したことによる効果に他ならない。な
お、Inソルダを用いた従来例、タンタル製熱放射体を
用いた従来例は、それぞれ第2図の16.17のようで
あった。
実施例2 第3図は熱放射体9としてパイロリティックBNを用い
、かつパイロリティックBHの加熱ヒータ(第5図にお
いて1)と対向する面に、モリブデン、タンタル、タン
グステン等の高融点金属層13を高周波スパッタリング
法により蒸着した場合であり、蒸着膜の厚さは0.05
〜2μlであった。
この基板ホルダを用いて実施例1と同様にしてG a 
A s基板の加熱を行った結果、第2図の15に示すよ
うに、実施例1の場合と同等の良好な結果を得た。また
この場合においては実施例1の場合に比べて熱放射体の
均熱性が多少向上した。
実施例3 第4図は熱放射体9としてモリブデン、タンタル等の高
融点金属を用い、かつ高融点金属の基板6と対向する面
にBN層14をCVD法により蒸着した場合であり、B
Hの厚さは0.1〜1μmであった。この基板ホルダを
用いてG a A s基板の加熱を行った結果、第2図
の15に示すように、実施例1の場合と同等の良好な結
果を得た。また、熱放射体の均熱性は実施例2の場合と
同等であった。
実施例4 実施例1〜2に記載した基板ホルダを用い。
Cr−0ドープ(100)GaAs基板上にアンドープ
GaAs層を1μm成長し、さらにSiドープG a 
A s層(キャリア濃度1×10140−3)を約10
μm成長した試料について移動度の温度依存性からアク
セプタ濃度を求めた結果、従来の基板ホルダを用いた場
合にはアクセプタ濃度が1014〜101sa1−’台
であったのに対して、本発明による実施例1〜3に記載
した基板ホルダを使用した場合にはアクセプタ濃度がi
o’7’台の高純度のGaAs結晶を得た。
また、上記の実施例において、直径50mmのG a 
A s基板の面内の温度分布は、基板温度が500〜7
00℃の範囲において、±3℃以内という良好な結果を
得た。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明による基板ホルダを用いるこ
とにより、以下の効果が得られることは明白である。つ
まり、基板に対して空間的に隔離して対向配置した熱放
射体からの熱放射により基板加熱を行う基板ホルダにお
いて、本発明による熱放射体を使用することにより、基
板加熱の効率が向上し、基板加熱時のガス放出量を大幅
に低減できるため、従来の基板ホルダを使用した場合に
比へてアクセプタ濃度が1桁以上低い高純度のG a 
A s結晶を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図および第4図は本発明の一実施例に係る
基板ホルダを示す図であり、かつ第1図(a)はその正
面図、第1図(b)は断面側面図であり、第2図はGa
As基板加熱時の成長室の真空度を示す図、第5図は従
来の基板加熱回転機構を示す一部断面側面図である。 1・・・ヒータ、2・・・熱シールド、3・・・熱電対
、4・・・カギ形溝、5・・・基板加熱回転機構、6・
・・基板。 7・・基板ホルダ、9・・・熱放射体、10・・・リン
グ、 11・・・ネジ、12・・・スペーサ、 13・
・・高融点金属層、 14・・・BN層。 代理人弁理士 秋  本  正  尖 塔 I 図 (0L) 察 2 図 基板温度(°C) 第 5 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基板を保持する機構と、この保持機構に保持された
    基板に対して空間的に隔離して対向配置された熱放射体
    と、この熱放射体を加熱する機構よりなる分子線エピタ
    キシ用基板ホルダにおいて、上記熱放射体がパイロリテ
    ィックBN、上記加熱機構に対向する面が高融点金属で
    被覆されたパイロリティックBN、もしくは上記基板に
    対向する面がパイロリティックBNで被覆された高融点
    金属よりなることを特徴とする分子線エピタキシ用基板
    ホルダ。
JP3734886A 1986-02-24 1986-02-24 分子線エピタキシ用基板ホルダ Pending JPS62196814A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106653664A (zh) * 2016-12-07 2017-05-10 南方科技大学 砷化镓晶圆用除氧托盘

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106653664A (zh) * 2016-12-07 2017-05-10 南方科技大学 砷化镓晶圆用除氧托盘
CN106653664B (zh) * 2016-12-07 2019-11-15 南方科技大学 砷化镓晶圆用除氧托盘

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