JPH0223222B2 - - Google Patents

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JPH0223222B2
JPH0223222B2 JP57227950A JP22795082A JPH0223222B2 JP H0223222 B2 JPH0223222 B2 JP H0223222B2 JP 57227950 A JP57227950 A JP 57227950A JP 22795082 A JP22795082 A JP 22795082A JP H0223222 B2 JPH0223222 B2 JP H0223222B2
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JP
Japan
Prior art keywords
water
substrate
axis
opening
water passage
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP57227950A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59123545A (ja
Inventor
Shigeru Ezoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Publication of JPS59123545A publication Critical patent/JPS59123545A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浴室等に設けられるシヤワーの水噴
出部をなすシヤワー散水板の改良に関する。
従来、合成樹脂製若しくは金属製より形成さ
れ、基板に多数の通水孔を開設したシヤワー散水
板がある。その一例としてシヤワー本体Sに取付
けた場合を第7図に示す。散水板本体をなす基板
1は通常平板状であり、各通水孔2,2……は、
散水範囲が拡がるように通水孔2軸線がその通水
方向に基板1軸線から離れるように傾斜させてい
る。即ち、合成樹脂板や金属板等からなる基板1
にドリル加工により傾斜した通水孔2を穿設して
いるのであるが、通水孔2が多数であるためドリ
ル加工は生産性の面で低く、製造コストの上昇に
継がる。さらに専用の治具等を用いるにしても、
各通水孔にバリが生じたり、各通水孔の穿設角度
を設定値に保つことは極めて困難であり、一定の
散水角度を得ることができず、散水性が不良であ
るという問題もある。
これらの問題を解決する為に、基板1を型成形
することが考えられるが、基板1の型成形と同時
に各通水孔2,2……を形成するには、各通水孔
2,2……は基板1の成形金型からの脱型(離
型)過程において通水孔2の方向が成形金型の脱
型方向と一致する必要があり、通水孔2は基板1
に対して一定方向(即ち、基板軸線方向)にしか
開設できない。
従つて、通水孔2が基板1軸線方向を全て指向
するので、通水孔2から吐出される噴水の散水範
囲が拡がらず、極めて散水性が悪く、快適なシヤ
ワー洗浄が行えないをもつて、シヤワー散水板を
型成形するのは非現実的であつた。
この原因は、通水孔2が円柱形状であり、基板
1の型成形に際して円柱形状をした通水孔2の中
心軸線を基板軸線に対して傾けることができない
からである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、通水
孔の形状を変えることによつて型成形によりシヤ
ワー散水板の各通水孔を基板軸線に対して、通水
孔軸線が吐水方向に放射状に拡開するように形成
可能となすことにある。
上記技術的課題を達成するための構成は、通水
孔を基板の裏面側から表面側方向に向けて先細り
状となすとともに、表面側の通水出側開口が裏面
側の通水入側開口の基板中心軸と直交する平面へ
の投影面域内に含まれるようにすることによつて
型を基板軸線方向に移動可能となして離型を可能
とし、もつてシヤワー散水板の金型成形が行える
ようになすとともに、通水孔の入側開口心を出側
開口心より基板中心軸側に位置させることによ
り、吐水方向が散水板面から放射状に散水させる
ようにし、もつて散水性の向上を可能となすもの
である。
本発明はその構成、即ち型成形可能となるよう
に通水孔を先細り状に形成するとともに基板裏面
の入側開口の基板軸線と直交する平面への投影面
域内に基板表面の出側開口が含まれるようにした
ので、容易に散水板を離型することができ、かつ
入側開口心は出側開口心より基板軸に近い位置に
設けて通水孔軸線が吐水方向に基板軸に対して放
射状に拡開するようにしたので、基板軸に対し所
定の散水角度で末広がり状に吐水させることがで
き、しかも基板は球体状となつているので各通水
孔を更に放射状に広げることができ、散水を更に
一層ソフトにすることができる。
以下、図面に示す一実施例に基いて本発明を詳
細に説明する。
第1図は本発明に係るシヤワー散水板の背面
図、第2図は同第1図の−線矢視による断面
図である。図示のようにシヤワー散水板は吐水方
向に突面状に膨出するような球面状を呈する基板
1に、同基板1の中心に同心円的に所要円周ピツ
チにて多数の通水孔2を開設してなるものであ
る。
第2図において3はシヤワー本体(図示せず)
への取付用ビスが挿通するビス挿通孔で、基板1
裏面側に筒状部4を形成するとともに、基板1表
面にビス頭を受けるビス受座5を形成している。
6は基板1裏面側に突出する環状のリブ、7は同
リブより外周側に基板1半径方向に伸延する平坦
部であり、シヤワー本体への取付時にはリブ6外
面がシヤワー本体の取付口に嵌入されかつ平坦部
7裏面が取付口外周縁に当接するようになる。
基板1は合成樹脂または金属製よりなり、合成
樹脂の場合は射出成形、金属製をなす時はダイカ
ストより成型されるもので、いずれの場合におい
ても型成形により製作されるものである。従つて
型の離型工程のために、筒状部4の外周面4aは
基板1裏面側方向に向けて先細り状とするととも
に、リブ6の断面も同方向側に向けて先細りする
形状とする。
また、通水孔2の形状も離型工程を考慮して決
定する必要があり、これを第3図参照しながら説
明する。
同第3図において、通水孔2の軸線断面は基板
1裏面側の通水入側開口2aから同基板表面側の
通水出側開口2b方向、即ち吐水方向に向けて縮
径する先細り状となつており、かつ両入出側開口
2a,2bの中心間を結ぶ線分、即ち通水孔軸線
CL2が基板1の裏面方向に同基板軸線CL1に漸近
するように傾斜している。さらに通水出側開口2
bは、基板1の軸線CL1と直交する平面への通水
入側開口2aの投影面域内に含まれるような位置
にある。
従つて、通水孔2の軸線断面が先細り状である
こと、及び通水入側開口2aと通水出側開口2b
の相対位置により、各通水孔2は型を基板1軸線
方向に移動させることで容易に離型することがで
きる。
第4図に金型成形の場合の型断面が示されてお
り、10は固定金型、11は移動金型、12は同
移動金型11に一体的に組込まれその先端が移動
金型11の一端面より突出するとともに固定金型
10に当接する成形ピンである。両金型10,1
1及び成形ピン12により形成される空間内に成
形ノズル13から金属(または合成樹脂)が溶融
状態で注入され、前述のような形状の通水孔2を
有する基板1が成形される。尚、ビス挿通孔3は
この型成形後に穴加工を施すことにより成形す
る。
以上の金型成形において、成形ピン12の先端
形状が前述した通水孔2形状を形成できるように
造形するとともに移動金型11に組み込むことが
必要である。
従つて、通水孔2の上記のような形状により溶
融金属の固化後に、移動金型11をその軸線方向
に移動させれば簡単に離型が行え、シヤワー散水
板の金型成形を完了することができる。
成形されたシヤワー散水板では、前述のように
通水入側開口2aの中心は通水出側開口2bの中
心より基板1の軸線に近く、従つて両開口心を結
ぶ線分(即ち、これは通水孔2の軸線とすること
ができる。)は吐水方向に向け基板1軸線より離
隔して放射状に拡開するようになる。この通水孔
2の基板1に対する指向性により、同通水孔2か
ら吐水される水は基板1の軸線に対し所定の散水
角度を有して広範囲の放射状に噴出するように吐
水が可能となる。
尚、通水孔2は本実施例の場合基板1の中心回
りに半径の異なる4同心円上に所要円周ピツチで
設れられるが、散水性を良好となすために、同じ
半径位置の通水孔2の軸線(通水入側開口2a及
び通水出側開口2bの中心を結ぶ直線)の基板1
軸線に対する傾斜角は一定となし、互いに異なる
半径位置の通水孔2軸線間には所要量の傾斜角度
差を設けるとよい。
すなわち外側の半径位置にある通水孔2の傾斜
角度を内側の半径位置にある通水孔2の傾斜角度
より大きくして、散水の拡がりを良好にしてい
る。
更に第5図と第6図に示す様に基板1を階段上
に形成してもよい。この様にすれば型10,11
の内面を球面状に加工するよりも加工が簡単であ
るうえ、散水板のデザインの向上も計れる。
以上のように、本発明のシヤワー散水板は、基
板を球面状として通水孔を大きく放射状に広げる
ことができるので、散水がより一層ソフトになつ
て快適に使用できる。また、通水孔を先細り断面
とし且つ出側及び入側の投影面の関係によつて簡
単に離型できるので、基板を球面状とすることに
よる通水孔の傾斜に加えて更に傾斜を持たせるこ
とが自在となり、散水形態を様々に変化させた仕
様製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシヤワー散水板の背面
図、第2図は同第1図の−線矢視による断面
図、第3図は通水孔の形状を示す説明図、第4図
は金型成形時を示す断面図、第5図は他の実施例
を示すシヤワー散水板の正面図、第6図は第5図
の−線断面図、第7図は従来例を示す断面図
である。 1…基板、2…通水孔、2a…通水入側開口、
2b…通水出側開口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 型成形によつて基板1に多数の通水孔2を開
    けたシヤワー散水板であつて、 前記基板1をその中心部が表側に向けて膨らむ
    球面状とし、 前記通水孔2のそれぞれの開口軸線を、基板1
    の裏面側から表面側に向けて広がる放射状とする
    と共に、基板1の中心から周縁に向かうにつれて
    基板1の軸線に対する開口軸線の傾斜角度を大き
    くし、 前記通水孔2は、基板1の裏面側の通水入側開
    口2aから表面側の通水出側開口2bへ向けて先
    細り断面形状を持ち、且つ通水出側開口2b及び
    通水入側開口2aを基板1の中心軸に直角な平面
    へ投影させたとき通水出側開口2bの投影面が通
    水入側開口2aの投影面域内に含まれるようにし
    た ことを特徴とするシヤワー散水板。
JP22795082A 1982-12-29 1982-12-29 シヤワ−散水板 Granted JPS59123545A (ja)

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JP22795082A JPS59123545A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 シヤワ−散水板

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JPH0223222B2 true JPH0223222B2 (ja) 1990-05-23

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