JPS59123545A - シヤワ−散水板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浴室等に設けられるシャワーの水噴出部をな
すシャワー散水板の改良に関する。

従来、合成樹脂製若しくは金属型より形成され、基板に
多数の通水孔を開設したシャワー散水板がある。その−
例としてシャワ一本体（Ｓ）に取付けた場合を第８図に
示す。散水板本体をなす基板（］）は通常平板状であり
、各通水孔＋２１．　（２＋・・・は、散水範囲が拡が
るように通水孔（２）軸線がその通水方向に基板（１）
軸線から離れるように傾斜させている。即ち、合成樹脂
板や金属板等からなる基板（１）に１−リル加工により
（頃斜した通水孔（２）を穿設しているのであるが、通
水孔（２）が多数であるため）リル加工は生産性の面で
低く、製造コストの上昇に継がる。さらに専用の治具等
を用いるにしても、各通水孔にパリが生じたり、各通水
孔の穿設角度を設定値に保つことは極めて困難であり、
一定のＩＪ、水角度を得ることができず、散水性が不良
であるという問題もある。

これらの問題を解決する為に、基板（１）を型成形する
ことが考えられるが、基板ｆｌ）の型成形と同時に各通
水孔（２１，ｆ２）・・・を形成するには、各通水孔（
２）、　（２＋・・・は基板ｆＪ、）の成形金型からの
脱型（離型）過程において通水孔（２）の方向が成形金
型の脱型方向と一致する必要があり、通水孔（２）は基
板（１）に対して一定方向（即ち、基板軸線方向）にし
か開設できない。

従って、通水孔（２）が基Ｆｊ、（１）軸線方向を全て
指向するので、通水孔（２）から吐出される噴水の散水
範囲が拡がらず、極めて散水性が悪く、快適なシャワー
洗浄が行えないをもって、シャワー散水板を型成形する
のは非現実的であった。

この原因は、通水孔（２）が円柱形状であり、基板（１
）の型成形に際して円柱形状をした通水孔（２）の中心
軸線を基板軸線に対して傾けることができないからであ
る。

本発明が解決しようとする技術的課題は、１ｆｆｉ水孔
の形状を変えることによって型成形によりシャワー散水
板の各通水孔を基板軸線に対して、通水孔軸線が吐水方
向に放射状に拡開するように形成可能となすことにある
。

上記技術的課題を達成するための構成は、通水孔を基板
の裏面側から表面側方向に向けて先細り状となすととも
に、表面側の通水出側開口が裏面側の通水入側開口の基
板中心軸と直交する平面への投影面域内に含まれるよう
にすることによって型を基板軸線方向に移動可能となし
て離型を可能とし、もってシャワー散水板の金型成形が
行えるようになすとともに、通水孔の入側開口心を出側
開口心より基板中心軸側に位置させることにより、吐水
方向が散水板面から放射状に散水させるようにし、もっ
て散水性の向上を可能となすものである。

本発明はその構成、即ち型成形可能となるように通水孔
を先細り状に形成するとともに基板裏面の入側開口の基
板軸線と直交する平面への投影面域内に基板表面の出側
開口が含まれるようにしたので、容易に散水板を離型す
ることができ、かつ入側開口心は出側開口心より基板軸
に近い位置に設けて通水孔軸線が吐水方向に基板軸に対
して放射状に拡開するようにしたので、基板軸に対し所
定の散水角度で末広がり状に吐水させることができ、散
水性を良好となすことができるものである。

本発明は以上の様に構成したので、以下の効果を奏する
。

（１）通水孔が先細り状なので、各々の通水孔からの噴
水は出側開口で絞られ簗申して噴出し、水勢が強いうえ
糸を引くように散水するをもって使用勝手が極めてよい
。

以下、図面に示す一実施例に基いて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明に係るシャワー散水板の背面図、第２図
は同第１図のＴ−１線矢視による断面図である。図示の
ようにシャワー散水板は吐水方向に文面状に膨出するよ
うな球面状を呈する基板（１，１に、同基板（１，）の
中心に同心円的に所要円周ピンチにて多数の通水孔（２
）を開設してなるものである。

第２図において（３）はシャワ一本体（図示せず）への
取付用ビスが挿通するビス挿通孔で、基板（１）裏面側
に筒状部（４）を形成するとともに、基板（１）表面に
ビス頭を受けるビス受座（５）を形成している。

（６）は基板（１）裏面側に突出する環状のリブ、（７
）は同リブより外周側に基板（］）半半径量に伸延する
平坦部であり、シャワ一本体への取付時にはリブ（６）
外面がシャワ一本体の取付口に嵌入されかつ平坦部（７
）裏面が取付口外周縁に当接するようになる。

基板（１）は合成樹脂または金属製よりなり、合成樹脂
の場合は射出成形、金属製となす時はダイカストより成
型されるもので、いずれの場合においても型成形により
製作されるものである。従って型の離型工程のために、
筒状部（４）の外周面（４ａ）は基板（１）裏面側方向
に向けて先細り状とするとともに、リブ（６）の断面も
同方向側に向けて先細りする形状とする。

また、通水孔（２）の形状も１ｆｉｔｌ型工程を老成、
して決定する必要があり、これを第３図参照しながら説
明する。

同第３図において、通水孔（２）の軸線断面は基板（１
）裏面側の通水入側開口（２ａ）から同基板表面側の通
水出側開口（２ｂ）方向、即ち吐水方向に向けて縮１￥
する先＠Ｉり状となっており、かつ両人比例開口（２ａ
）、　　（２ｂ）の中心間を結ぶ線分、即ち通水孔軸線
（ＣＬ２）が基板（１）の裏面方向に同基板軸線（ＣＬ
Ｉ）に漸近するように１頃斜している。さらに通水出側
開口（２ｂ）は、基板で１）の軸線（ＣＬＩ）と直交す
る平面への通水入側開口（２ａ）の投影面域内に含まれ
るような位置にある。

従って、通水孔（２）の軸線断面が先細り状であること
、及び通水入側開口（２ａ）と通水出側開口（２ｂ）の
相対位置により、各通水孔（２）は型を基板（１）軸線
方向に移動させることで容易に離型することができる。

第４図に金型成形の場合の型断面が示されており、（１
０）は固定金型、（１１）は移動金型、（１２）は同移
動金型（］１）に一体的に組込まれその先端が移動金型
（１１）の一端面より突出するとともに固定金型（１０
）に当接する成形ビンである。両金型（１０１。

（１１）及び成形ビン（１２）により形成される空間内
に成形ノズル（１３）から金属（または合成樹脂）が熔
融状態で注入され、前述のような形状の通水孔（２）を
有する基板（１）が成形される。尚、ビス挿通孔（３）
はこの型成形後に穴加工を施すことにより成形する。

以上の金型成形において、成形ビン（１２）の先端形状
が前述した通水孔（２）形状を形成できるように造形す
るとともに移動金型（１１）に組み込むことが必要であ
る。

従って、通水孔（２）の上記のような形状により熔融金
属の固化後に、移動金型（１１）をその軸線方向に移動
させれば簡単に離型か行え、シャワー散水板の金型成形
を完了することができる。

成形されたシャワー散水板では、前述のように通水入側
開口（２ａ）の中心は通水出側開口（２ｂ）の中心より
基板（１１の軸線に近（、従って両開口唇を結ぶ線分（
即ち、これは通水孔（２）の軸線とすることができる。

）は吐水方向に向は基板（１）軸線より離隔して放射状
に拡開するようになる。こ　。

の通水孔（２）の基板ｆｌ）に対する指向性により、同
通水孔（２）から吐水される水は基板（１）の軸線に対
し所定の散水角度を有して広範囲の放射状に噴出するよ
うに吐水が可能となる。

面、通水孔（２）は本実施例の場合基板（１）の中心口
りに半径の異なる４同心円上に所要円周ピッチで設けら
れるが、散水性を良好とな矛ために、同し半径位置の通
水孔（２）の軸線（通水入側開口（２ａ）及び通水出側
開口（２ｂ）の中心を結ぶ直線）の基板（１１軸線に対
する傾斜角は一定となし、互し１に異なる半径位置の通
水孔（２）軸線間には所要量の傾斜角度差を設けるとよ
い。

この実施例では外側の半径位置にある通水孔（２）の傾
斜角度を内側の半径位置にある通水孔（２）の（頃斜角
度より大きくして、散水の拡がりを良々子Ｇこしている
。

また、本実施例では基板（１）を球面状となしため・、
第５図に示すように平板状となすこと力くでき、この場
合も通水孔の形成に当っては離型及び散ｙｋ＜＋生を考
慮して通水入側開口及び通水出側開口の各人・の相対形
状、相対配置は本例と同等Ｇこ行う。

更に第６図と第７図に示す様に基板（１）を階段上に形
成してもよい。この様にすれば型Ｏｏ１．　　（１１）
の内面を球面状に加工するよりも加工力く簡単であるう
え、散水板のデザインの向上も計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシ４・ワー散水板の背面図、第２
図は同第１図のｉ−１線矢視へよる断面図、第３図は通
水孔の形状を示す説明図、第４図Ｇま金型成形時を示す
断面図、第５図は他の実施例のシャワー散水板の一部切
欠中央縦断面図、第６図は更に他の実施例のシャワー散
水板の正面図、第７図は第６図のｎ−ｎ線矢視による断
面図、第８図は従来のシャワー散水板を示す断面図であ
る。 （１）基板 （２）通水孔 （２ａ）　通水入側開口 （２ｂ）　通水出側開口 特許出願人　　　束陶機器株式会社 代理人　手掘　益（ほか２名） 第　Ｉ　　Ｍ 第２図 第　４　図 １ 第　８　図 １　２　　　２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、型成形により成形され、基板に所要数の通水孔を開
   設してなるシャワー散水板において、前記通水孔を基板
   の裏面側から表面側方向に向けて先細り状に形成すると
   ともに、基板表面の通水出側開口及び基Ｊｌｆｊ、裏面
   の通水入側開口を基板中心軸に直角な平面へ投影させた
   とき、通水出側開口の投影面が通水入側開口の投影面域
   内に含まれるようになし、かつ入側開口心を出側開口心
   より基板中心軸側に位置させたことを特徴とするシャワ
   ー散水板。