JPH08276144A - シャワーノズル - Google Patents

シャワーノズル

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JPH08276144A
JPH08276144A JP8103295A JP10329596A JPH08276144A JP H08276144 A JPH08276144 A JP H08276144A JP 8103295 A JP8103295 A JP 8103295A JP 10329596 A JP10329596 A JP 10329596A JP H08276144 A JPH08276144 A JP H08276144A
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JP
Japan
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center
spout
ejection
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water
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JP8103295A
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浩一 ▲徳▼久
Koichi Tokuhisa
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な改良により、金型によって安価に製作
できるものであり、各噴出孔から、噴出面の中心よりも
遠い側に良好に拡がらせて噴出できるものを提供する。 【解決手段】 噴出面Fに、その面に垂直な方向に向か
う多数の噴出孔17を並設し、その噴出孔17を、噴出
面Fの中心Cを中心とする大小二個の円に沿って形成
し、そして、噴出孔17の内周壁面の噴出側において、
大小二個の円の縦壁面f1,f2を噴出面Fの中心Cに
対して遠い側の垂直壁面に連ならせ、噴出面Fの中心C
に対して遠い側の垂直壁面高さH1を、噴出面Fの中心
Cに近い側の垂直壁面高さH2よりも大に形成し、噴出
面Fの中心Cに対して遠い側の垂直壁面によって流動抵
抗を受けさせ、全体として、噴出面Fの中心Cから遠ざ
かる側に拡がった状態で水を噴出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所の水道出口や
風呂のシャワーとか散水具などに用いるために、噴出面
に、その面に垂直な方向に向かう多数の噴出孔を並設し
たシャワーノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシャワーノズルは、従来一般
に、ABS樹脂などの合成樹脂や金属を材料として、金
型によって安価に製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
型成形した後に金型を抜くために、噴出面に対して傾斜
する噴出孔を形成することができず、水や湯などを、拡
がりを持った状態で噴出させづらい欠点があった。
【0004】そこで、実開昭60−165090号公報
に開示されるように、噴出孔それぞれの内周壁面の噴出
側とは反対側の噴出孔への流入側において、噴出面の中
心に近い側の内周壁面を、噴出側とは離れる程噴出面の
中心側に位置するように傾斜面に形成したものがあった
が、水や湯などの噴出に際して、噴出孔よりも噴出面の
中心から離れる側に充分な拡がりを持たせることができ
ず、未だ改善の余地があった。
【0005】また、特開昭61−92230号公報に開
示されるように、本体の下面に取り付けられる放水板
に、その中央に放水口を、周部にシャワー状に放水する
ための多数の小孔を備え、かつ、小孔の先端側開口の断
面積を、傾斜面と段部とにより、放水板の径方向に直径
を拡げて大きくなるように構成したものがあった。
【0006】そして、傾斜面を、小孔の内周面に上端が
連続するように、小孔の放水板の外周側に設け、一方、
段部を、小孔の内周面に段を介して、小孔の放水板の中
心側に設け、小孔から出される水を、外周側に向かう傾
斜面によって外周側に拡がらせるようにし、かつ、段を
介して設けた段部により、中心側に向かわせないように
して、拡がりのあるシャワー状の放水が得られるように
している。
【0007】ところが、上記従来例によれば、外向きの
傾斜面につたわせることにより水を拡がらせようとする
ものであるが、このようなシャワーノズルにあっては、
それ自体が回転しているわけでは無く、小孔から出た水
に対して外側に向ける力が働かない。そのため、小孔か
ら出た水が傾斜面にうまくつたっていかず、外方に拡が
りにくい欠点があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明のシャワーノズル
は、簡単な改良により、金型によって安価に製作できる
ものであり、各噴出孔から、噴出面の中心よりも遠い側
に良好に拡がらせて噴出できるものを提供することを目
的とし、また、請求項2に係る発明のシャワーノズル
は、段部を少なくして金型自体を安価にできるようにす
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上述のような目的を達成するために、噴出面に、その面
に垂直な方向に向かう多数の噴出孔を並設したシャワー
ノズルにおいて、噴出孔それぞれの内周壁面の噴出側に
おける垂直壁面高さを、噴出面の中心に近い側よりも遠
い側を大に形成して構成する。
【0010】また、請求項2に係る発明のシャワーノズ
ルは、上述のような目的を達成するために、請求項1に
係る発明のシャワーノズルにおける噴出面の中心に対し
て遠い側の垂直壁面高さが、噴出面を構成する部分の肉
厚に等しく、かつ、噴出孔の噴出面の中心に近い側の内
周壁に連ねて傾斜面を設けて構成する。
【0011】上記噴出面ならびに噴出孔としては、台所
の水道出口や風呂や散水具に用いるもののように、正面
視において円形で、その中心から放射状に噴出孔を並設
するものでも、また、散水具にあって、一方向に延びる
長方形で、その長手方向に噴出孔を並設するものでも良
い。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明のシャワーノズルの構成に
よれば、水や湯などが噴出孔から噴出するときに、各噴
出孔それぞれにおいて、噴出面の中心よりも遠い側の内
周壁面に沿って流れるときに、噴出面の中心に近い側に
沿って流れるよりも大きな流動抵抗を受け、その噴出面
の中心よりも遠い側と中心に近い側との間での流動抵抗
の差により、全体として、噴出面の中心よりも遠い側に
引っ張られて曲がる状態となり、噴出面の中心から遠ざ
かる側に拡がった状態で噴出することができる。
【0013】また、請求項2に係る発明のシャワーノズ
ルの構成によれば、噴出面側で水が噴出面の中心側につ
たうことを、内周壁に連ねて設けた傾斜面によって回避
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るシャワーノ
ズルを用いた浄水器の全体縦断面図であり、浄水器本体
1の長手方向一端側に、浄水用フィルター2を収容した
フィルターカートリッジ3を着脱可能に取り付け、その
フィルターカートリッジ3を覆うフィルターカバー4を
浄水器本体1に着脱可能に取り付けてある。フィルター
カートリッジ3の下部開口5の下方に、整流器6を付設
した浄水取出口7を形成してある。
【0015】浄水器本体1の長手方向他端側において、
その上方側に、水道の蛇口8(図4参照)への取付部9
を設け、一方、下方側に、中央に位置させて整流器10
を付設した直線状流下路11を設けるとともに、その直
線状流下路11の周囲に位置させて環状のシャワー状流
下路12を設け、かつ、直線状流下路11およびシャワ
ー状流下路12の下端部にシャワーノズル13を取り付
けてある。
【0016】浄水器本体1内には、蛇口8からの水を三
方に切換えるための球状の弁体14を回転可能に設ける
とともに、弁体14に回転ツマミ15を一体回転可能に
嵌合連結してあり、回転ツマミ15を回転操作すること
によって、前記浄水用フィルター2を通り、浄化された
浄水を浄水取出口7から流下する状態と、直線状流下路
11から直線的に流下する状態と、シャワー状流下路1
2からシャワー状に流下する状態それぞれを択一的に得
るように構成してある。
【0017】シャワーノズル13は、図2の正面図に示
すように、中心箇所に、直線状流下路11に連なる開口
16を有するとともに、その開口16の周囲に放射状に
配置したシャワー用の多数の噴出孔17…を有してい
る。
【0018】シャワーノズル13は、ABS樹脂などの
樹脂材料により、金型で一体成型されていて、噴出孔1
7…それぞれを、図3の拡大断面図に示すように、シャ
ワーノズル13の噴出面Fに垂直な方向に向かう状態で
形成してある。
【0019】前記噴出孔17…それぞれは、噴出面Fの
中心Cを中心とする大小二個の円に沿って形成してあ
り、そして、噴出孔17…それぞれの内周壁面の噴出側
において、大小二個の円の縦壁面f1,f2を噴出面F
の中心Cに対して遠い側の垂直壁面に連ならせ、噴出面
Fの中心Cに対して遠い側の垂直壁面高さH1を、噴出
面Fの中心Cに近い側の垂直壁面高さH2よりも大に形
成してある。
【0020】また、図3に示すように、噴出面Fの中心
Cに対して遠い側の垂直壁面高さH1は、面の中心に対
して遠い側の垂直壁面高さが、噴出面Fを構成する部分
の肉厚に等しく、かつ、噴出孔17…それぞれの噴出面
Fの中心Cに近い側の内周壁に連ねて傾斜面を設けてい
る。
【0021】以上の構成により、噴出孔17…それぞれ
から水などを噴出させたときに、噴出面Fの中心Cに対
して遠い側の垂直壁面によって流動抵抗を受けさせ、全
体として、噴出面Fの中心Cから遠ざかる側に拡がった
状態で噴出することができる。
【0022】図4は、一使用例を示す側面図であり、取
付部9によって浄水器を水道の蛇口8に取り付け、回転
ツマミ15を回転操作することによって、水などを良好
にシャワー状に流下できるようになっている。
【0023】図5は、シャワーノズル13を風呂用シャ
ワーの先端の把手部18に直接取り付けた状態を示す一
部切欠側面図であり、前述したように、良好な拡がりを
持った状態で、水や湯などをシャワー状に噴出できるよ
うになっている。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明のシャワーノズルによれば、各噴出孔それ
ぞれの内周壁面の噴出側における垂直壁面高さを、前記
噴出面の中心に近い側と遠い側とで異ならせるだけの簡
単な改良によって、その流動抵抗差を利用して、噴出面
の中心よりも遠い側に良好に拡がらせて噴出できる。こ
れは、噴出面に垂直な方向に対して傾斜した孔を形成す
る場合のような後加工が不用であり、金型によって安価
に製作できるものであるという利点がある。
【0025】また、請求項2に係る発明のシャワーノズ
ルによれば、従来例において、噴出面側で水が噴出面の
中心側につたうことを回避するために設けていた段部を
無くすことができ、従来例に比べて、段部を少なくでき
るから、金型を安価に製作でき、シャワーノズルをより
一層安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のシャワーノズルを用いた
浄水器の全体縦断面図である。
【図2】シャワーノズルの正面図である。
【図3】シャワーノズルの一部切欠拡大側面図である。
【図4】浄水器を水道の蛇口に取り付けた状態を示す側
面図である。
【図5】シャワーノズルをシャワーに取り付けた状態を
示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
13…シャワーノズル 17…噴出孔 F…噴出面 C…噴出面の中心 H1…噴出面の中心より遠い側の垂直壁面高さ H2…噴出面の中心に近い側の垂直壁面高さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出面に、その面に垂直な方向に向かう
    多数の噴出孔を並設したシャワーノズルにおいて、 前記噴出孔それぞれの内周壁面の噴出側における垂直壁
    面高さを、前記噴出面の中心に近い側よりも遠い側を大
    に形成したことを特徴とするシャワーノズル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の噴出面の中心に対して
    遠い側の垂直壁面高さが、前記噴出面を構成する部分の
    肉厚に等しく、かつ、噴出孔の前記噴出面の中心に近い
    側の内周壁に連ねて傾斜面を設けているシャワーノズ
    ル。
JP8103295A 1996-03-28 1996-03-28 シャワーノズル Expired - Lifetime JP2737836B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000116561A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Inax Corp シャワーヘッド
KR101387765B1 (ko) * 2012-08-17 2014-04-21 전병욱 수도꼭지 연결용 급수 보조장치
JP2019031784A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 株式会社Lixil 吐水装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59123545A (ja) * 1982-12-29 1984-07-17 Toto Ltd シヤワ−散水板
JPS6192230A (ja) * 1984-10-12 1986-05-10 松下電工株式会社 水栓

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