JP4226112B2 - シャワーヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水栓の吐水管又はシャワーホースの先端に取り付けて、吐出された流体が勢いよく物品に当たった場合の水はねを少なくしたシャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、散水板から吐出される流体を水はねの少ないものにして、キッチンでの食器洗浄等の際に便利なようにしたシャワーヘッドとして公知のものに実公平8−4120号公報のものがある。しかしこのシャワーヘッドは散水板に穿設した多数の小孔を水はねが少なくなるように極めて細い孔径にしているので、流体に含まれている異物が小孔に詰まりやすく、この異物によりシャワー水の吐水方向が不均一になり、その都度散水板をシャワーヘッドから取り外して頻繁に掃除をしなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、散水板の散水孔から吐出される流体は水はねが少なく、しかも異物の目詰まりを簡単に解消できるシャワーヘッドを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は請求項1では、ヘッドの下部に散水部材を装着し、該散水部材の底部周面に穿設した多数の散水孔からシャワー水を吐出するシャワーヘッドにおいて、前記散水部材の内部には各散水孔に入り込む突起を形成したプレートを収容し、該プレートは散水部材とヘッドに螺着した分岐筒の間でスプリングにより散水孔に向けて上下移動自在に装着し、下方に突出して形成したつまみの操作で上下に移動させることで、突起を散水孔に対し出入り自在とし、散水孔からのシャワー水吐出時はスプリングの付勢力により突起を散水孔に入り込ませ、突起の周面と散水孔の周縁部の間で形成されたリング状の流水路からシャワー水を吐出するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。この実施例は、図1及び図2に示すようにヘッド1は一端に水栓類(図示省略)の吐水管2の先端に嵌挿してビス3により結合する連結部4及び該連結部4の内部に設けられた横長の流路5を備え、該流路5の先端下部には仕切壁6に穿設し、整流器9を介在させた導水孔7を介して前記流路5とほぼ直角に連通する切替室8を形成している。
【0006】
前記切替室8周面の雌ねじ部10に螺着する分岐筒11は、中心部に前記導水孔7の直下に開口する円筒状の直流吐水部12を備え、該直流吐水部12の周囲に散水路14を形成し、前記直流吐水部12の弁口13を開閉することで流路を弁口13又は散水路14側に切替える弁体15を平行方向へ移動自在に臨ませ、下部外周面には雄ねじ部16を刻設している。
【0007】
シーソー式のボタン17は前記ヘッド1の側面に形成した開口部18に一部が外部へ露出するように介在させ、軸体19により前記弁体14と連結し、このボタン17の突出している部分を押すことで弁体15が平行方向へ移動し、前記直流吐水部12の弁口13を開閉するように連繋している。
【0008】
散水部材20は中空の円筒形で、図3に示すように底部に形成したフランジ部21の内側に散水孔22をリング状に等間隔で多数穿設することにより流体が散水孔22から吐出されるように構成し、図1に示すように中央に前記直流吐水部12の弁口13に連通する中心孔25を開口し、この散水部材20は上部内周面に刻設した雌ねじ部27を前記分岐筒11の雄ねじ部16に螺着してヘッド1に着脱自在に装着している。
【0009】
プレート28は略円盤形で、パッキン29を介して散水部材20のフランジ部21及び中心孔25上面の環状座26に着座し、前記分岐筒11との間に介装したスプリング34により下方へ付勢されており、中心よりやや外周には分岐筒11の弁口13と連通する大径孔30を穿設し、該大径孔30の周囲には前記散水路14と上下に連通する小孔31をリング状に多数個穿設し、下方には前記散水部材20の各散水孔22に向けて入り込む多数の突起32を突き出しており、この場合流体の流路は図4に示すように突起32の周面と散水孔22の周縁部23の間にリング状の流水路24として形成されるものである。
【0010】
また、プレート28は散水部材20のフランジ部21及び環状座26と分岐筒11の直流吐水部12下端面の間でスプリング34の付勢力に抗して上下移動自在に介在されており、通常は図1のようにフランジ部21及び環状座26に着座し、プレート28の中心から下方へ突出したつまみ33を散水部材20の下側から押圧すれば、図2に示すようにスプリング34の付勢力に抗してプレート28は上昇し、突起32を散水部材20の散水孔22から離れた状態にすることができる。
【0011】
なお、前記プレートは散水部材と分岐筒の間で隙間なく挟着して固定した場合は、散水部材を分岐筒から取り外す場合のように緩める方向に回転してプレートを上下に移動できるようにして、次につまみを散水部材の下側から押圧することで、プレートを上昇させてもよい。
【0012】
上記構成において、図1ではヘッド1の弁体15は直流吐水部12の弁口13を閉塞したところに位置している。この際切替室8の流体は分岐筒11の散水路14から落下し、プレート28の小孔31を経て突起32の周面と散水部材20の散水孔22の周縁部23の間に形成されるリング状の流水路24から外部へ吐出される。このように散水部材20に多数穿設した散水孔22から吐出される流体は、小径の薄いリング状であるので細かい霧状になり、流体がヘッド1の下部で食器等の高い圧力で勢いよく当たっても水はねを少なくすることができる。
【0013】
次にヘッド1から突出している側のボタン17を押し、弁体15を水平方向へ移動させて切替室8と直流吐水部12の弁口13を連通した状態にすると、流体は導水孔7から垂直方向に落下しプレート28の大径孔30を経て散水部材20の中心孔25から直流として勢いよく外部へ吐出することができる。
【0014】
なお、散水部材20の各散水孔22からの吐水方向が不均一になった場合は、散水孔22が目詰まりしていることが考えられるので、通水中に散水部材20の下部からつまみ33を数回押せば、散水孔22の周囲に付着した異物を取り除き、洗い流すことができる。
【0015】
上述した実施例のシャワーヘッドはボタンの操作でシャワー水と直流水に流体の流路を切替可能にしているが、切替機能を備えていないシャワーヘッドの散水部材からシャワー水のみを吐出するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明のシャワーヘッドは、散水部材の内部には各散水孔に入り込む突起を形成したプレートを収容し、該プレートは散水部材とヘッドに螺着した分岐筒の間でスプリングにより散水孔に向けて上下移動自在に装着し、下方に突出して形成したつまみの操作で上下に移動させることで、突起を散水孔に対し出入り自在とし、散水孔からのシャワー水吐出時はスプリングの付勢力により突起を散水孔に入り込ませ、突起の周面と散水孔の周縁部の間で形成されたリング状の流水路からシャワー水を吐出するので、散水孔からは薄くてリング状の流体を霧状に吐出することができ、シャワー水が物品に当たった場合の水はねが少なく、食器洗浄等の際に使い勝手が良好で作業性を向上させることができる。
【0017】
また、プレートは散水部材とヘッドに螺着した分岐筒の間で上下移動自在に装着し、下方に突出して形成したつまみの操作で上下に移動させることで、突起を散水孔に対し出入り自在にしたので、散水部材の散水孔が異物で目詰まりした場合は通水中に散水部材の下部からプレートのつまみを押せば異物を取り除くことができ、従来のように頻繁に散水部材をヘッドから取り外して掃除する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シャワーヘッドの側面図である。
【図2】 図1のシャワーヘッドのプレートを押し上げた状態の側断面図である。
【図3】 シャワーヘッドの底面図である。
【図4】 散水部材及びプレートの要部拡大図である。
【符号の説明】
1 ヘッド
11 分岐筒
20 散水部材
22 散水孔
23 周縁部
24 流水路
28 プレート
32 突起
33 つまみ
Claims (1)
- ヘッドの下部に散水部材を装着し、該散水部材の底部周面に穿設した多数の散水孔からシャワー水を吐出するシャワーヘッドにおいて、前記散水部材の内部には各散水孔に入り込む突起を形成したプレートを収容し、該プレートは散水部材とヘッドに螺着した分岐筒の間でスプリングにより散水孔に向けて上下移動自在に装着し、下方に突出して形成したつまみの操作で上下に移動させることで、突起を散水孔に対し出入り自在とし、散水孔からのシャワー水吐出時はスプリングの付勢力により突起を散水孔に入り込ませ、突起の周面と散水孔の周縁部の間で形成されたリング状の流水路からシャワー水を吐出することを特徴とするシャワーヘッド。
Priority Applications (1)
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JP24123298A JP4226112B2 (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | シャワーヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP24123298A Expired - Fee Related JP4226112B2 (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | シャワーヘッド |
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-
1998
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