JPH0350932Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350932Y2
JPH0350932Y2 JP1982185403U JP18540382U JPH0350932Y2 JP H0350932 Y2 JPH0350932 Y2 JP H0350932Y2 JP 1982185403 U JP1982185403 U JP 1982185403U JP 18540382 U JP18540382 U JP 18540382U JP H0350932 Y2 JPH0350932 Y2 JP H0350932Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflector
sprinkler head
present
notch
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982185403U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5993456U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18540382U priority Critical patent/JPS5993456U/ja
Publication of JPS5993456U publication Critical patent/JPS5993456U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350932Y2 publication Critical patent/JPH0350932Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消火用スプリンクラーヘツドのデフレ
クター、更に特定すると作動時、蓋部材がデフレ
クターの中央に位置しており、しかも周縁部を上
方に折り曲げた皿状のデフレクターに関する。
近年、建築物は内装に重点が置かれるようにな
つてきており、該建築物に取付けられる付帯設備
にも色々な配慮がなされるようになつてきた。特
にスプリンクラーヘツドのように天井から露出さ
せるものについてはその形状をなるべく小さくし
て内装に適応できるようなものが望まれている。
しかるに、スプリンクラーヘツドは形状を小さ
くするに従つて散水状態が悪くなるもので一概に
小さくすることができなかつた。なぜならば、ス
プリンクラーヘツド全体を小さくすると必然的に
消火液を散布するデフレクターも小さくせざるを
得なくなり、小さなデフレクターは切込部の数、
切込部の巾等に制約を受けるために所望の散布状
態が得られなくなるからである。
デフレクターは切込部の数を多くすると全周均
一散布が行え、また切込部の巾を広くすると水滴
が大きくなつて消火効果が良くなるものである。
従つて、小型のデフレクターで均一散布を行うた
めに切込部の数を多くしようとすると切込部の巾
が狭くなつて散布される消火液は水滴が小さな霧
状となり消火効果を低減させてしまう。しかも小
さな面積のデフレクターに数多くの切込部を設け
ることは加工技術の面から見ても非常に難しく、
金型や手間等に多大な費用が掛かつてしまうもの
である。
一方、水滴の大きさを考慮してデフレクターを
設計するのであれば切込部の巾を広くすれば良い
わけであるが、小さなデフレクターに巾広の切込
部を設けると切込部の数が少くなるため該デフレ
クターで散布される消火液はあたかも矢車の如く
方向性が出てスプリンクラーヘツド取付箇所の中
心下部床面と外周部床面の片寄つた部分のみ散布
量が多くなつて不均一散布になつてしまう。
故に、斯界においてはデフレクターを小さくし
たスプリンクラーヘツドは消防法などで決められ
た厳しい規格に合格することは到底不可能である
と考えられていた。
本考案者は小さなデフレクターにおける散布に
ついて鋭意研究した結果、切込部の形状を変える
と散布状態が変わることに着目し本考案を完成さ
せた。
本考案の特徴とするところは、作動時、蓋部材
がデフレクターの中央に位置しており、しかも周
縁部を上向に折り曲げた皿状のデフレクターにお
いて、デフレクターに形成する切込部の形状をデ
フレクターの先端部よりも下部の巾を広くしたこ
とにある。以下、図面に基づいて本考案を説明す
る。
本考案デフレクター1は中央に蓋部材20が位
置しており、デフレクターの周縁部は上方に折り
曲つた皿状となつていて、該周縁部にはほぼ同一
形状をした複数の羽根2・・・が形成されてい
る。羽根の形状は第2図の展開図でもわかるよう
に先端部が巾広く下部を狭くした略傘状となつて
いる。従つて該形状の羽根を上方に立上らせると
第1図の斜視図で示すように切込部3は上方が狭
く下方が広がつた形状となる。
上記形状の本考案デフレクターは吊設支柱を取
付けてスプリンクラーヘツドに組込むものであ
る。
ここで本考案デフレクターを組込んだスプリン
クラーヘツドについて説明する。
スプリンクラーヘツドは本来10、蓋部材2
0、デフレクター1および分解部30から成るも
ので、本体10は中央にノズル11が開口してお
り、上部は図示しない立下り管と螺合するネジ1
2が螺設され、ノズル下端は弁座13となつてい
る。また弁座13の周囲には下端に内方フランジ
14を有する円筒状のフレーム15が螺合されて
いる。
蓋部材20は上部にパツキン21が被せられて
おり、下部は突起22となつていて、該突起はデ
フレクター1の底面中央に穿設された孔に嵌合さ
れている。蓋部材20は前述ノズルの弁座13を
閉鎖するものである。
このスプリンクラーヘツドに組込まれる本考案
デフレクター1は底面の周辺に穿設した複数の孔
に支柱4を挿通し、該支柱下端に設置した係止片
で吊設されるようになつている。デフレクターを
吊設する支柱の上端はガイドリング5に固定さ
れ、常時デフレクターはガイドリングに接した状
態となつている。
分解部30は加圧兼ガイド31を介して蓋部材
20をノズルの弁座13に押圧するものである
が、この構造は周知であるため詳細な説明は省略
する。
次に上記スプリンクラーヘツドの作動について
説明する。
火災が発生して分解部30が分解落下すると、
分解部で押圧されていた蓋部材20とともにデフ
レクター1も落下する。この時、支柱4を固定し
ているリング5がフレーム下端の内方フランジ1
4で係止されるため、デフレクター1は内方フラ
ンジから支柱の長さ分だけ落下して吊設されるよ
うになる。そして、ノズルから噴出された消火液
はデフレクターの中央に位置している蓋部材に衝
突して散布が行われる。
本考案デフレクターを組込んだスプリンクラー
ヘツドの散水状態は第4図に示すようになる。つ
まり消火液の一部は衝突の勢いで羽根の上部から
散水分布の遠方へ、一部はデフレクター周縁の狭
い切込部から散水分布の中間部へ、そして一部は
巾広の切込部から散水分布の中間部および中心部
へと散布される。従つて、本考案デフレクターで
は散布時、散水分布の中間部へはデフレクター上
部の狭い切込部で細かくなつた消火液と巾広の切
込部で大きくなつた消火液が散布されるようにな
り、これたが混り合つて消火に適した散布となる
ものである。この時、巾広の切込部は消火液を広
い角度で散布するため、デフレクターに設置する
切込部の数が少なくても不均一散布とはならな
い。
なお、本考案実施例ではデフレクターの底面に
孔を穿設して支柱を挿通するものを示したが、本
考案では支柱をデフレクター底面に固定するもの
においても採用できる。また、デフレクターの中
央に位置する蓋部材はその位置する状態が本考案
実施例の如くデフレクターと一体となつているも
のばかりでなく、平時蓋部材とデフレクターとが
分離していて作動時に蓋部材がデフレクターの中
央に位置するような機構のものでも良い。
以上説明した如く、本考案は従来不可能とされ
た小型のデフレクターの散布を均一にすることが
できるようになつたため、スプリンクラーヘツド
を小型にして近時の内装を重視する建築物にも容
易に適応させられるばかりでなく、スプリンクラ
ーヘツドを小型にすることは使用材料の低減にも
つながり、経済的にも多大な効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案デフレクターの斜視図、第2図
は同展開図、第3図は本考案デフレクターを組込
んだスプリンクラーヘツドの中央断面図、第4図
は同スプリンクラーヘツドにおける散水状態を説
明する図である。 1……デフレクター、2……羽根、3……切込
部、20……蓋部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 周方向に間隔をあけて配置されかつ周縁を上方
    に折り曲げて形成された複数の羽根を備えた皿状
    のスプリンクラーヘツド用デフレクターにおい
    て、 前記隣接する羽根間に羽根の上端部から下端部
    にかけて延びる複数の散水用の切込部を形成し、
    該切込部は、羽根の下端部における幅が羽根の上
    端部における幅よりも広く形成されていることを
    特徴とするスプリンクラーヘツドのデフレクタ
    ー。
JP18540382U 1982-12-09 1982-12-09 スプリンクラ−ヘツドのデフレクタ− Granted JPS5993456U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18540382U JPS5993456U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 スプリンクラ−ヘツドのデフレクタ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18540382U JPS5993456U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 スプリンクラ−ヘツドのデフレクタ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5993456U JPS5993456U (ja) 1984-06-25
JPH0350932Y2 true JPH0350932Y2 (ja) 1991-10-30

Family

ID=30400738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18540382U Granted JPS5993456U (ja) 1982-12-09 1982-12-09 スプリンクラ−ヘツドのデフレクタ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5993456U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4795828B2 (ja) * 2006-03-30 2011-10-19 能美防災株式会社 スプリンクラヘッド
EP2301632A4 (en) * 2008-06-16 2016-03-09 Yamato Protec Corp SPRAY NOZZLE FOR FIRE EXTINGUISHING AND EXTINGUISHING EQUIPMENT

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521574A (en) * 1978-08-03 1980-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd Method of manufacturing powder for powder metallurgy

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5521574A (en) * 1978-08-03 1980-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd Method of manufacturing powder for powder metallurgy

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5993456U (ja) 1984-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2176888C (en) Plastic spray nozzle with improved distribution
US4588129A (en) Nebulizer
US3029030A (en) Sprinkler head for emitting square pattern spray
US6142390A (en) Nozzle assembly for a spray head
US3768736A (en) Cooling tower sprinkler nozzle
JPH0350932Y2 (ja)
JPH0313334Y2 (ja)
CN101366997A (zh) 一种气体灭火系统的灭火剂喷头
JP3012031U (ja) スプリンクラーヘッド
JP2003062108A (ja) 泡水溶液噴霧ヘッド
US4597528A (en) Lawn sprinkler
JP3014504U (ja) フラッシュ型スプリンクラーヘッド
JPS635142B2 (ja)
JP3567019B2 (ja) 液体噴霧ノズル
JP3674716B2 (ja) 消火用ノズル
US2736607A (en) Low angle sprinkler nozzle
JPH0340363Y2 (ja)
JPH0654920A (ja) 消火用泡ヘッド
JP2574641Y2 (ja) スプリンクラーヘッド
JP2541636Y2 (ja) スプリンクラヘッド
CN214811791U (zh) 用于固定医用补片的生物胶喷头
JP2844189B2 (ja) スプリンクラーのデフレクター
JPS6216195Y2 (ja)
US11511144B2 (en) Sprinkler head
JP3906127B2 (ja) 側壁型スプリンクラーヘッド