JP3012031U - スプリンクラーヘッド - Google Patents

スプリンクラーヘッド

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JP3012031U
JP3012031U JP1994016051U JP1605194U JP3012031U JP 3012031 U JP3012031 U JP 3012031U JP 1994016051 U JP1994016051 U JP 1994016051U JP 1605194 U JP1605194 U JP 1605194U JP 3012031 U JP3012031 U JP 3012031U
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JP
Japan
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sprinkler head
deflector
nozzle
shape
fire
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JP1994016051U
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English (en)
Inventor
哲郎 菊池
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Senju Sprinkler Co Ltd
Original Assignee
Senju Sprinkler Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重複散布域をなくしてスプリンクラーヘッド
の取り付け個数を減らし、スプリンクラーヘッド代、配
管材料費、取り付け工事費用の低減を計る。 【構成】 ノズルを正方形や長方形のような矩形、また
は楕円形にするとともに、デフレクターをノズルと相似
形にし、しかもノズルとデフレクターを拡大投影関係の
位置に設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火災発生時に消火液を散布して消火を行うスプリンクラーヘッド、 特にノズルから噴出してきた消火液をデフレクターに当てて均一に散布する構造 のスプリンクラーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
スプリンクラーヘッドとしては、デフレクターが皿状のものと、椀状のものと がある。
【0003】 椀状のデフレクターを有するスプリンクラーヘッドとは、本体を覆うカバーに多 数の散水孔が穿設された「マルチ型」と称するものである。また皿状のデフレク ターを有するスプリンクラーヘッドとは、ノズルの下部から馬蹄形のフレームが 突出していて、該フレームの下部にデフレクターが設置された「フレームヨーク 型」と、平時デフレクターが本体内に収納されており、火災発生時に該デフレク ターが一定距離だけ落下するという「フラッシュ型」である。
【0004】 これら「マルチ型」、「フレームヨーク型」、「フラッシュ型」のスプリンク ラーヘッドは、取り付ける建物、取り付け場所等によって適宜選択する。たとえ ば近時のインテリアデザインを重視する建物では外観に優れたマルチ型を使用し 、天井が低く外的衝撃に遭遇しやすい建物には突出の少ないフラッシュ型を使用 し、また工場、駐車場のように外観を重視せず、しかも費用をかけたくないよう な建物には安価なフレームヨーク型を使用する。
【0005】 この従来の皿状のデフレクターを設置したフレームヨーク型スプリンクラーヘ ッドやフラッシュ型スプリンクラーヘッドは、消火液を噴出するノズルの出口が 円形であり、またデフレクターも皿状、つまり円形であったため、散布される消 火液は床面で円形状となっていたものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで消防法では、スプリンクラーヘッドが取り付けられた建物においては 全ての床面に消火液が散布されない非散布域があってはならないとされている。 従って、従来の皿状のデフレクターを有するスプリンクラーヘッド(以下、単に スプリンクラーヘッドという)では、図6に示すような取り付け、即ち中程の部 分では隣接する四箇所に取り付けたスプリンクラーヘッドS…間に非散布域が生 じないように、四つの円形散布域(点線)が接する点Aができるような取り付け が行われていた。
【0007】 また部屋の壁面側にスプリンクラーヘッドを取り付ける場合は、隣接する二つ のスプリンクラーヘッドS、Sと壁面との間に非散布域が生じないように、二つ の散布域と壁面間に接する点Bができるような取り付けが行われていた。
【0008】 このように非散布域ができないようにスプリンクラーヘッド取り付けると、隣 接した二つのスプリンクラーヘッドの散布域に両方から散布される重複した散布 域(斜線)できてしまう。重複散布域ができることは、消火においては何ら問題 ないが、消火液の無駄となるばかりでなく、スプリンクラーヘッドの取り付けピ ッチが狭いもの、即ち取り付け個数が多くなっていた。そのため、スプリンクラ ーヘッドの費用やスプリンクラーヘッドを取り付けるための配管材料の費用、さ らにはスプリンクラーヘッド取り付け工事の費用が高価となっていた。
【0009】 また従来の円形散布を行うスプリンクラーヘッドは、廊下のように細長い所に スプリンクラーヘッドを取り付ける場合も、やはり取り付け個数を多くしなけれ ばならなかったものである。
【0010】 本考案は、重複散布域を作らなくても非散布域ができることがなく、しかも取 り付け個数、配管材料、取り付け工事費用の点で従来のスプリンクラーヘッドよ りも費用の低減ができるというスプリンクラーヘッドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、散布形状を従来の円形でなく、矩形や楕円形にすれば重複散布域 ができず、また廊下のような長い所でも少ない設置で充分消火が行えることに着 目して本考案を完成させた。
【0012】 本考案は、ノズルから噴出してきた消火液をデフレクターに当てて散布するこ とにより消火を行うスプリンクラーヘッドにおいて、ノズルとデフレクターが所 望の散布形状と相似形になっているとともに、デフレクターとノズルとが拡大投 影した位置関係に設置されていることを特徴とするスプリンクラーヘッドである 。
【0013】 本考案に使用するノズルとデフレクターの形状は、代表的なものとしては正方 形や長方形等の矩形形状、或は楕円等である。なお本考案ではノズル形状が矩形 や楕円形といっているが、これはノズルの孔全体を矩形や楕円形にしたり、或は ノズルの孔の大部分は円形であって出口だけを矩形や楕円形にしたりしてもよい 。要は消火液がノズルから噴出したときに棒状に噴出した消火液の断面が矩形や 楕円形となっていればよいのである。
【0014】 また本考案を採用するスプリンクラーヘッドは、皿状のデフレクターを有する フレームヨーク型とフラッシュ型である。
【0015】
【作用】
円形散布のスプリンクラーヘッドで非散布域をなくそうとすると、必ず重複散 布域ができるが、矩形散布であれば重複散布域を作らなくとも非散布域ができな い。
【0016】
【実施例】 以下図面に基づいて本考案を説明する。図1は本考案のフレームヨーク型スプ リンクラーヘッドの平面図、図2は同正面図、図3は同底面図、図4はノズルと デフレクターの拡大投影関係を説明する図、図5は本考案のスプリンクラーヘッ ドにおける散布状態を説明する図である。
【0016】 本考案のスプリンクラーヘッドは、本体1、フレームヨーク2、弁体3、感熱 分解部分4、デフレクター5から構成されている。
【0017】 本体1は、外側に図示しない配管と接続するための牡ネジ6が螺設されており 、内側は孔が穿設されたノズル7となっている。ノズル7は、上方が円形の孔と なっており、下方が正方形の孔となっている。
【0018】 ノズル7の下部には銅製のパッキンを介して弁体3が設置されている。弁体3 は平時、ノズル7を水密状態に閉塞している。
【0019】 本体1の下部からは馬蹄形のフレームヨーク2が下方に突出しており、その下 端は結合したボスとなっている。
【0020】 弁体3とフレームヨーク2の下部間には感熱分解部分4が設置されている。感 熱分解部分は、火災が発生すると火災の異常高温で分解し、感熱分解部分で保持 していた弁体3を開放するものである。感熱分解部分の構造については周知であ り、また本考案の要旨でないため詳細な説明は省略する。
【0021】 フレームヨーク2の下端にはデフレクター5が設置されている。デフレクター 5は、外形がノズル7の出口と相似の正方形であり、周囲には中央に向かって複 数の切り込み8…が入れられ、該切り込み間は羽根9…となっている。
【0022】 次に上記構造を有する本考案のスプリンクラーヘッドにおける作動状態につい て説明する。
【0023】 火災が発生し、感熱分解部分4が分解して弁体3とともに落下すると、ノズル 7が開放されて図示しない配管から送られてきた消火液がノズル7から噴出する 。このとき噴出した消火液は、ノズルの出口が正方形であるため、断面が正方形 の棒状となっており、それが拡大投影された状態でデフレクター5に当たる。
【0024】 するとデフレクター5も正方形であるため、断面正方形の棒状消火液は、一部 がデフレクターの羽根9に沿って横方に流動し、羽根の先端から離れて飛散する 。このように羽根の先端から飛散した消火液は、床面でデフレクターと同一形状 の正方形となって散布される。またデフレクター5に当たって切り込み8…から 飛散される消火液は、床面で正方形に散布された内側に均一に散布されるように なる。
【0025】 本考案のスプリンクラーヘッドは、ノズルとデフレクターが正方形であれば散 布域も正方形となるため、図5に示すように散布域が重複しなくとも非散布域が できるようなことはない。従って、本考案のスプリンクラーヘッドは従来の円形 散布のスプリンクラーヘッドと同一散布面積であっても従来のスプリンクラーヘ ッドの取り付け間隔よりも離すことができる。たとえば、図5に示すような広さ の部屋に本考案のスプリンクラーヘッドを非散布域ができないように取り付ける 場合、取り付け個数は16個である。一方、同一広さの部屋に従来の円形散布ス プリンクラーヘッドを非散布域ができないように取り付ける場合は、図6に示す ように取り付け個数が25個となる。つまり、本考案のスプリンクラーヘッドは 、従来のスプリンクラーヘッドより取り付け個数が9個少なくて済むわけであり 、その分のスプリンクラーヘッド代、取り付け配管費用、取り付け工事費用が低 減できるものである。
【0026】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案のスプリンクラーヘッドはノズルとデフレクターを 相似形の適宜な形状にすることにより所望の散布域が得られるため、重複散布域 を作って無駄な消火液を消費することがなく、またスプリンクラーヘッドの取り 付け間隔を従来のものよりも離すことができる。従って、本考案のスプリンクラ ーヘッドは、従来のスプリンクラーヘッドよりも取り付け個数が少なく、その分 、スプリンクラーヘッド代、配管費用、取り付け費用が低減できるとい経済性に 優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフレームヨーク型スプリンクラーヘッ
ドの平面図
【図2】本考案のフレームヨーク型スプリンクラーヘッ
ドの正面図
【図3】本考案のフレームヨーク型スプリンクラーヘッ
ドの底面図
【図4】ノズルとデフレクターの拡大投影関係を説明す
る図
【図5】本考案スプリンクラーヘッドでの散布域を説明
する図
【図6】従来のスプリンクラーヘッドでの散布域を説明
する図
【符号の説明】
1 本体 2 フレームヨーク 5 デフレクター 7 ノズル 8 切り込み 9 羽根

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルから噴出してきた消火液をデフレ
    クターに当てて散布することにより消火を行うスプリン
    クラーヘッドにおいて、ノズルとデフレクターが所望の
    散布形状と相似形になっているとともに、デフレクター
    とノズルとが拡大投影した位置関係に設置されているこ
    とを特徴とするスプリンクラーヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ノズルとデフレクターの形状は、正
    方形または長方形の矩形であることを特徴とする請求項
    1記載のスプリンクラーヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ノズルとデフレクターの形状は、楕
    円形であることを特徴とする請求項1記載のスプリンク
    ラーヘッド。
  4. 【請求項4】 前記スプリンクラーヘッドは、本体の下
    部から馬蹄形のフレームが突出したフレームヨーク型で
    あることを特徴とする請求項1記載のスプリンクラーヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 前記スプリンクラーヘッドは、平時デフ
    レクターが本体内に収納されていて、火災発生時にデフ
    レクターが一定距離だけ落下する構造のフラッシュ型で
    あることを特徴とする請求項1記載のスプリンクラーヘ
    ッド。
JP1994016051U 1994-12-05 1994-12-05 スプリンクラーヘッド Expired - Lifetime JP3012031U (ja)

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Cited By (6)

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