JP2569084Y2 - スプリンクラヘッド - Google Patents
スプリンクラヘッドInfo
- Publication number
- JP2569084Y2 JP2569084Y2 JP1992014264U JP1426492U JP2569084Y2 JP 2569084 Y2 JP2569084 Y2 JP 2569084Y2 JP 1992014264 U JP1992014264 U JP 1992014264U JP 1426492 U JP1426492 U JP 1426492U JP 2569084 Y2 JP2569084 Y2 JP 2569084Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprinkler head
- flexible tube
- water
- fire
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スプリンクラヘッドに
関し、特に省水型のスプリンクラヘッドに関する。
関し、特に省水型のスプリンクラヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスプリンクラヘッドは、火災によ
る熱により感熱機構が動作したときに、例えば1キロで
80リットル/分の量の水をヘッドが中心の円形状に均
一に散水されるようになっている。
る熱により感熱機構が動作したときに、例えば1キロで
80リットル/分の量の水をヘッドが中心の円形状に均
一に散水されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のスプリンクラヘ
ッドでは、円形の全ての方向に水を飛ばしているので、
例えばヘッドを中心に3時方向に火災が発生している場
合でも、9時方向にも散水されてしまう。これは火災で
ないところへも散水しているので、無効水になるだけで
なく、火災でない場所に水損を及ぼすことになる。
ッドでは、円形の全ての方向に水を飛ばしているので、
例えばヘッドを中心に3時方向に火災が発生している場
合でも、9時方向にも散水されてしまう。これは火災で
ないところへも散水しているので、無効水になるだけで
なく、火災でない場所に水損を及ぼすことになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の点に鑑み、本考案
は、火災の方向にのみ散水を行うことを目的として、ス
プリンクラヘッドの本体に形成されるノズルが可撓管と
連通され、その可撓管の周囲には、一端が前記本体に固
定され他端が前記可撓管の上端が固定される基台に固定
されるリンク機構よりも低い温度で変形する形状記憶合
金部材が3本以上配置されていることを特徴とするもの
である。
は、火災の方向にのみ散水を行うことを目的として、ス
プリンクラヘッドの本体に形成されるノズルが可撓管と
連通され、その可撓管の周囲には、一端が前記本体に固
定され他端が前記可撓管の上端が固定される基台に固定
されるリンク機構よりも低い温度で変形する形状記憶合
金部材が3本以上配置されていることを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】火災が発生すると、その熱気流は天井面に沿っ
て拡大する。そしてヘッドまで熱が到達すると、まず火
災発生地点側の形状記憶合金部材がその熱を感知し収縮
する。それに伴いヘッドが熱を感じた方を向く。すると
ヘッドの動作が早くなるとともにその方向に散水すれば
確実に火災発生地点に散水することができ、火災でない
方向に散水を行わない。
て拡大する。そしてヘッドまで熱が到達すると、まず火
災発生地点側の形状記憶合金部材がその熱を感知し収縮
する。それに伴いヘッドが熱を感じた方を向く。すると
ヘッドの動作が早くなるとともにその方向に散水すれば
確実に火災発生地点に散水することができ、火災でない
方向に散水を行わない。
【0006】
【実施例】以下、本考案について図面により説明する。
スプリンクラヘッド1の本体2には、ノズル3が形成さ
れ、その下端開口周縁3aに栓体4が当接され、栓体4
は、リンク機構5により支持されている。リンク機構5
は、集熱板6の作用による可溶合金7の溶解により分解
し、栓体4をノズル3から離座させ、デフレクタ8を降
下して所定の位置に配置させる。ノズル3の他方には、
可撓管9が接続されている。
スプリンクラヘッド1の本体2には、ノズル3が形成さ
れ、その下端開口周縁3aに栓体4が当接され、栓体4
は、リンク機構5により支持されている。リンク機構5
は、集熱板6の作用による可溶合金7の溶解により分解
し、栓体4をノズル3から離座させ、デフレクタ8を降
下して所定の位置に配置させる。ノズル3の他方には、
可撓管9が接続されている。
【0007】可撓管9は、スプリンクラヘッド1の本体
2のノズル3から給水管に接続される基台10のノズル
14まで設けられ、その周囲には、可撓管9同様に複数
の形状記憶合金部材11が配置されている。この形状記
憶合金部材11は、可溶合金7の溶解する温度よりも低
い温度で収縮するものであり、蔓巻型の形状が選ばれて
おり、その両端が本体2と基台10との係合部2a、1
0aに引っかけられて張設され、可撓管9の周囲に均等
間隔に設けられている。
2のノズル3から給水管に接続される基台10のノズル
14まで設けられ、その周囲には、可撓管9同様に複数
の形状記憶合金部材11が配置されている。この形状記
憶合金部材11は、可溶合金7の溶解する温度よりも低
い温度で収縮するものであり、蔓巻型の形状が選ばれて
おり、その両端が本体2と基台10との係合部2a、1
0aに引っかけられて張設され、可撓管9の周囲に均等
間隔に設けられている。
【0008】上記スプリンクラヘッド1の動作につい
て、以下に説明する。スプリンクラヘッド1が天井面1
2に設置され、図示しない給水源からの給水管13が基
台10のノズル14に接続され、可撓管9およびノズル
3に連通されている。そして、ある地点Aから火災が発
生すると、熱気流Bが発生し、熱気流Bは始め上方へ向
かい、天井面12に達すると、火災発生地点Aを中心に
周囲に拡がっていく。
て、以下に説明する。スプリンクラヘッド1が天井面1
2に設置され、図示しない給水源からの給水管13が基
台10のノズル14に接続され、可撓管9およびノズル
3に連通されている。そして、ある地点Aから火災が発
生すると、熱気流Bが発生し、熱気流Bは始め上方へ向
かい、天井面12に達すると、火災発生地点Aを中心に
周囲に拡がっていく。
【0009】天井面12に沿って拡がる熱気流Bがスプ
リンクラヘッド1のところへ到達すると、先ず熱気流B
が当接する側の形状記憶合金部材11が動作する。形状
記憶合金部材11は所定温度で収縮し、可撓管9が湾曲
してヘッド1の下端を火災発生地点Aの方を向かせる。
そして更に温度が上昇していくと、リンク機構5の可溶
合金7が溶解してノズル3が開放され、放水が開始され
る。放水は、ヘッドが予め火災発生地点Aの方を向いて
いるので、火災発生地点A方向に集中的に散水すること
ができる。
リンクラヘッド1のところへ到達すると、先ず熱気流B
が当接する側の形状記憶合金部材11が動作する。形状
記憶合金部材11は所定温度で収縮し、可撓管9が湾曲
してヘッド1の下端を火災発生地点Aの方を向かせる。
そして更に温度が上昇していくと、リンク機構5の可溶
合金7が溶解してノズル3が開放され、放水が開始され
る。放水は、ヘッドが予め火災発生地点Aの方を向いて
いるので、火災発生地点A方向に集中的に散水すること
ができる。
【0010】このスプリンクラヘッド1の散水範囲C
は、従来のものDより小さくされているが、火災発生地
点Aの方向に集中して散水するようにしているので、従
来のものより消火能力が劣ることはない。また、スプリ
ンクラヘッド1の下端が火災発生地点Aの方へ近づくの
で、熱を受けやすくなり、初期火災の間に動作すること
ができる。そして、形状記憶合金部材11を3本以上使
用すると、スプリンクラヘッド1の位置を中心にした円
周状の任意に散水範囲Cを移動させることができ、更に
形状記憶合金部材11の数を増やせば、散水範囲の移動
のする精度が向上する。
は、従来のものDより小さくされているが、火災発生地
点Aの方向に集中して散水するようにしているので、従
来のものより消火能力が劣ることはない。また、スプリ
ンクラヘッド1の下端が火災発生地点Aの方へ近づくの
で、熱を受けやすくなり、初期火災の間に動作すること
ができる。そして、形状記憶合金部材11を3本以上使
用すると、スプリンクラヘッド1の位置を中心にした円
周状の任意に散水範囲Cを移動させることができ、更に
形状記憶合金部材11の数を増やせば、散水範囲の移動
のする精度が向上する。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、スプリンクラヘッドが
動作したときに散水する範囲が火災の発生地点に近づく
ので、その方向を中心に散水させればよく、また熱を受
けやすくするので、効率のよい消火活動を行うことが可
能になる。
動作したときに散水する範囲が火災の発生地点に近づく
ので、その方向を中心に散水させればよく、また熱を受
けやすくするので、効率のよい消火活動を行うことが可
能になる。
【図1】本考案によるスプリンクラヘッドの縦断面図。
【図2】図1のスプリンクラヘッドを天井面に設置した
図。
図。
【図3】図2において、火災が発生した場合の図。
【図4】散水範囲を概略的に表した図。
1 スプリンクラヘッド 2 本体 3 ノズル 5 リンク機構 9 可撓管 10 基台 11 形状記憶合金部材
Claims (1)
- 【請求項1】 スプリンクラヘッドの本体に形成されリ
ンク機構等の感熱部に係止される栓体が当接されるノズ
ルが可撓管と連通され、該可撓管の周囲には、一端が前
記本体に固定され他端が前記可撓管の上端が固定される
基台に固定される前記感熱部の動作温度よりも低い温度
において変形する形状記憶合金部材が3本以上配置され
ていることを特徴とするスプリンクラヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992014264U JP2569084Y2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | スプリンクラヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992014264U JP2569084Y2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | スプリンクラヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562274U JPH0562274U (ja) | 1993-08-20 |
JP2569084Y2 true JP2569084Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=11856240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992014264U Expired - Fee Related JP2569084Y2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | スプリンクラヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569084Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5418585B2 (ja) * | 2011-12-26 | 2014-02-19 | 三菱電機株式会社 | 電気品用箱体の状態判定装置 |
KR102084527B1 (ko) * | 2019-01-18 | 2020-03-04 | 인천대학교 산학협력단 | 화재진압용 블라인드 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1992014264U patent/JP2569084Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562274U (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |