JP3969622B2 - 閉鎖型消火ヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに関し、特に天井ボードがない地下駐車場等の消火設備で設置される閉鎖型消火ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の閉鎖型消火ヘッドとしては、例えば馬蹄型やフラッシュ型がある。
【0003】
このような従来の消火ヘッドは、水又は消火薬剤の供給配管に接続されて内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けてヘッド本体の弁を開放位置に作動させる感熱作動部とで構成されており、感熱作動部と放射散布部は、天井面側に対する設置状態で最下部となる位置にまとめて設けた構造をもっている。例えば実公昭55−25314号公報に示すものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の閉鎖型消火ヘッドにあっては、感熱作動部と放射散布部を同一部分にまとめて設置状態で最下部に位置するように構成されているため、天井ボード等がない例えば駐車場エリアや古い建物、またルーバー天井を有する建物に設置する場合には、次の問題があった。
【0005】
図16は天井ボード等がない駐車場エリアにおける閉鎖型消火ヘッドの設置状態である。供給配管101は、スラブ天井100の下側に沿って配管され、途中に閉鎖型消火ヘッド102を接続して配置している。このような駐車場エリアでは、天井スラブ100の下に梁104や空調用ダクト103が走り、あるいは多くの照明機器105等がつり下げられている。
【0006】
このため天井スラブ100の直近に閉鎖型消火ヘッド101を設けると、照明機器105等によって水または消火薬剤の散布障害が発生して火災を消火できないという問題があり、この散布障害エリアを極力減らすためには、多くの消火ヘッドを設置しなければならない。また、梁104や空調用ダクト103を避けながら供給配管を配置する必要があり、施工が煩雑であった。
【0007】
また散布障害を回避するために、消火ヘッド104を天井スラブ10から下方に離れて設置することも考えられるが、天井面に沿って拡散する火災の上昇気流(熱気流)が消火ヘッド104に有効に当たらず、感熱作動が非常に遅れてしまい、火災が拡大してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、散布障害を発生せず、また感熱作動が迅速にできる閉鎖型消火ヘッドを提供することを目的とする。
【0009】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドとして、ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて弁を開放位置に作動させる感熱作動部とを備え、感熱作動部を放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、複数の感熱作動部を感熱部延長部を使用した接続によってヘッド本体及び放射散布部の上方の分離した位置に配置したことを特徴とする。
【0010】
このように本発明の閉鎖型消火ヘッドは、感熱作動部分を供給配管接続部よりも上部に上向きに設け、放射散水部分より上方に配置するようにしたため、天井ボード等がない例えば駐車場エリアや古い建物、またルーバー天井を有する建物、天井スラブ下に梁や空調用ダクトが走りあるいは多くの照明機器等がつり下げられている場所に、閉鎖型スプリンクラーを設けた場合、天井スラブの直近に感熱作動部があるために、天井に沿って流れる初期の火災熱気流を有効に感知し、迅速に作動する。
【0011】
また放射散布部が供給配管接続部よりも下方に下向きに設けられ、天井から離れて下方に配置されるため、梁や空調ダクトや照明等による散布障害が発生しないため火災に対して有効に消火剤を散布できる。更に、構造的に脆弱な感熱作動部が上方に配置されているために、感熱作動部に物をぶつけたり、駐車場にあっては車の屋根上のキャリアやアンテナをぶつけたりして起こる破壊による作動放射事故を回避できる。
【0012】
更に、感熱作動部を放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設けたことを特徴とする。このため散水障害のないヘッド設置位置に対し感熱作動部が位置する天井面に近い位置までの設置寸法が設置場所により様々であっても、設置環境に対応した長さの感熱部延長部を使用することで、簡単且つ容易に対応できる。
【0013】
また、水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドとして、ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて弁を開放位置に作動させる感熱作動部とを備え、感熱作動部を放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、感熱部延長部は可撓性のある配管であり、感熱作動部を配管接続によって放射散布部の上方の分離した位置に配置し、複数の感熱作動部を感熱部延長部を使用した接続によってヘッド本体及び放射散布部の上方の分離した位置に配置したことを特徴とする。
【0015】
ここで、複数の感熱作動部を配管接続によってヘッド本体及び放射散布部の上方の分離した位置に配置してもよいし、また単一の感熱作動部を配管接続によって複数のヘッド本体及び前記放射散布部の上方の分離した位置に配置してもよいし、ヘッド本体に感熱部延長部を複数接続可能な構造としても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の閉鎖型消火ヘッドの第1実施形態の説明図である。図1において、本発明の閉鎖型消火ヘッドは、ヘッド本体1、放射散布部2及び感熱作動部3で構成される。ヘッド本体1は内部に内部流路を開閉する弁機構を内蔵している。ヘッド本体1の左側には水または消火用水の供給配管に接続される接続ネジ部5が設けられる。
【0017】
ヘッド本体1の下側にはデフレクタ17を備えた放射散布部2が設けられている。ヘッド本体1の下側に放射散布部2を設けた構成は従来の閉鎖型消火ヘッドと同じであるが、これに対し本発明にあっては、ヘッド本体1の下側に設けている放射散布部2に対し感熱作動部3をそれより上方に配置したことを特徴とする。即ち感熱作動部3はヘッド本体1の上部に配置されている。感熱作動部3には、この実施形態にあってはグラスバルブ12が使用され、グラスバルブ12の上部に集熱板14を配置している。
【0018】
図2は図1の第1実施形態の内部構造の断面図である。ヘッド本体1の左側の接続ネジ部5には流入路6が開口しており、弁座8を通って下向きに流出路7が形成され、弁座8には弁体9が軸10により上方への向きで開放可能に装着されている。
【0019】
弁体9は周囲にシール9aを装着している。弁体9の軸10は感熱作動部3の支持部材13に上部を摺動自在に装着し、軸10の上端と支持部材13の上部に装着したロックネジ13aとの間にグラスバルブ12を介在し、弁体9を弁座8に押圧して流入路6から流出路7への流路を閉鎖状態としている。
【0020】
この状態で支持部材13の軸10の挿入部分にはスプリング11が圧縮状態で収納され、軸10をグラスバルブ12を押圧する方向即ち弁体9を開く方向に押している。ヘッド本体1の下部に設けられる放射散布部2は、ノズル穴15をもつノズル部材16を固着しており、ノズル部材16の先端にはデフレクタ17が装着されている。尚、19は加工時に使用した穴を閉鎖したプラグである。
【0021】
このプラグ19には、フレキ管等の配管が接続可能であり、フレキ管の端部に開放型ヘッドを接続して防護区画に配置することで放水区画を広げることもできる。
【0022】
図3は、図1,図2に示した本発明の閉鎖型消火ヘッドの第1実施形態を使用した消火設備であり、駐車場等の天井ボードのない場所に設置した場合を例にとっている。
【0023】
図3において、天井ボードを設けていない剥き出しの天井スラブ18は、天井面18aに対し梁18bが張り出している。このような剥き出しの天井スラブ18に対し、図1,図2に示した本発明の閉鎖型消火ヘッド20Aは、梁18bの下側に敷設する供給配管21によって、図示のように、天井面18aに沿って設置される。
【0024】
即ち、閉鎖型消火ヘッド20Aのヘッド本体1は供給配管21と同軸上に位置し、ヘッド本体1の上部に配置している感熱作動部3が天井面18aに近い位置に配置され、更にヘッド本体1の下側に放射散布部2が配置される。
【0025】
供給配管21は、閉鎖型消火ヘッド20Aに対し水または消火薬剤を供給するようにしているが、この場合の消火薬剤としては、例えばフッ素系界面活性剤やハイドロカーボン系海界活性剤等を含む水溶液や燐酸系塩類等の消火剤成分を含有する消火薬剤を使用する。このような消火薬剤を使用した消火設備は、通常、泡消火設備として知られたものである。
【0026】
このように本発明の閉鎖型消火ヘッド20Aを装着した消火設備において、火災23が発生したとすると、火災23による熱気流24は天井面18aに上昇した後、天井面18aに沿って横方向に広がるようになる。
【0027】
このような天井面18aに沿ってくる熱気流24に対し、本発明の閉鎖型消火ヘッド20Aにあっては、ヘッド本体1の上部に感熱作動部3を設けて天井面18aに近い位置に配置させているため、天井面18aに沿って流れる火災初期の熱気流を有効に受け、グラスバルブ12が所定の作動温度に達すると破裂分解する。
【0028】
このグラスバルブ12の破裂分解によって図2に示す弁体9の軸10による支持が解除され、スプリング11と流入路6に加わっている水や消火薬剤の圧力により弁体9は上方に作動して流路を開き、流入路6から流出路7に水または消火薬剤を流し、ノズル穴15から吹き出した後にデフレクタ17に当てて図3の散布パターン22に示すように散布する。
【0029】
図3にあっては2つの閉鎖型消火ヘッド20Aの防護範囲の境界部分で火災23が発生した場合であり、この場合にはその両側に位置する2つの閉鎖型消火ヘッド20Aが作動し、効果的に火災23を消火することができる。
【0030】
また閉鎖型消火ヘッド20Aの放射散布部2からの水または消火薬剤の散布は、例えば放射散布部2が天井スラブ18の梁18bより下方に位置しているため、放射散布部2からの散布障害が起きることはない。
【0031】
また本発明の閉鎖型消火ヘッド20Aにあっては、火災初期の熱気流により破壊分裂するグラスバルブ12を備えた感熱作動部3がヘッド本体1の上方に上向きに配置されているため、感熱作動部3に物をぶつけたり、駐車場に設置されていた場合には車の屋根の上のキャリアやアンテナをぶつけたりして起きる破壊による誤作動放射の事故を防止できる。なお、消火ヘッドの接続ネジ部5はヘッド本体1の上方に設けた構成であってもよい。
【0032】
図4は本発明の閉鎖型消火ヘッドの他の実施形態であり、この実施形態にあっては図1,図2の実施形態で感熱作動部3に設けているグラスバルブ12の代わりに低融点合金を使用したことを特徴とする。
【0033】
図4の本発明による閉鎖型消火ヘッドの第2実施形態におけるヘッド本体1、放射散布部2及び感熱作動部3の構造は、図2の第1実施形態と基本的に同じであるが、感熱作動部3に組立状態でグラスバルブとほぼ同形状な中央で斜めに切って上下に分割した形状の感熱部材25a,25bを、中央で低融点合金26例えば規定の火災温度で溶融するハンダを用いて固着している。
【0034】
火災が発生して低融点合金26が火災温度まで上昇すると、感熱部材25a、25bが分離して弁体9が開放し、水や消火薬剤が散水される。
【0035】
図5は本発明による閉鎖型消火ヘッドの第3実施形態であり、この第3実施形態にあってはヘッド本体1の上部に感熱部延長部27を介して感熱作動部3を配置するようにしたことを特徴とする。
【0036】
図5において、第3実施形態の閉鎖型消火ヘッドにあっては、ヘッド本体1は左側に接続ネジ部5を設け、その下側に放射散布部2を配置しており、放射散布部2はこの実施形態にあっては円錐状の周囲面に複数のスリット33を開口したヘッドカバー32を装着している。
【0037】
ヘッド本体1の上部には、感熱部延長部27を介して感熱作動部3が配置されている。感熱作動部3は、この実施形態にあっては図1,図2の第1実施形態と同様、グラスバルブ12を使用し、集熱板14により天井面に沿って流れてくる火災初期の熱気流を受けて分解破壊できるようにしている。
【0038】
図6は図5の第3実施形態の内部構造の断面図である。図6において、ヘッド本体1は、図2の第1実施形態と同様、接続ネジ部5側に流入路6を形成し、続いて弁座8を形成して流出路7を下方に形成し、流入路7の下側にノズル穴31を備えたヘッド部材30を固着し、その下側に図5のようにスリット33を複数備えたヘッドカバー32を装着している。
【0039】
ヘッド本体1の上部には連結筒29を介して感熱作動部3の支持部材13が固定される。連結筒29の下部には弁体9の軸10が挿入され、軸10の上端に延長軸28を連結し、延長軸28の上部と集熱板14側のロックネジ13aの間にグラスバルブ12を配置している。
【0040】
この延長軸28は支持部材13の挿入部分にスプリング11を収納しており、グラスバルブ12を介在した図示の組立状態でスプリング11を圧縮し、スプリング11の力によって延長軸28をグラスバルブ12を押圧する上方に押している。
【0041】
図7は図6の感熱部延長部27を備えた本発明の閉鎖型消火ヘッドの第3実施形態において、火災による熱気流を受けて作動したときの断面図である。即ち図6の定常監視状態において、火災初期の天井面に沿った熱気流を感熱作動部3の集熱板14で受け、グラスバルブ12に加わる温度が規定の火災作動温度に達すると、グラスバルブ12内に浮遊している液の膨脹によってグラスバルブ12が破裂分解する。
【0042】
このためグラスバルブ12による弁体9の閉鎖状態が解除され、スプリング11の力によって図7のように延長軸28及びこれに連結している軸10が流入路6からの水または消火薬剤の圧力による力と合わせて押し上げられ、弁座8から弁体9が離れて流入路6から流出路7に対する流路を開放する。
【0043】
このため流入路6からの水または消火薬剤は、開放した弁座8を通って流出路7に流れ、ノズル穴31よりヘッドカバー30のスリット33を通って外部に放出散布される。
【0044】
図8は、図5,図6に示した感熱部延長部27を備えた本発明の第3実施形態となる閉鎖型消火ヘッド20Bを設置した消火設備の説明図である。
【0045】
この消火設備にあっては、天井スラブ18からは下方に大きく梁18bが飛び出しており、また天井面18a側に空調ダクト34が配置され、また照明器具35も装着されている。このため天井スラブ18側に対する水または消火薬剤を供給するための供給配管21は、空調ダクト34、梁18b、及び照明器具35を避けたその下側に配管することになる。
【0046】
そして、この供給配管21によって所定の防護区画ごとに図5,図6に示した本発明の第3実施形態の閉鎖型消火ヘッド20Bが配管接続により設置される。
【0047】
この場合、本発明の閉鎖型消火ヘッド20Bは、ヘッド本体1の部分で供給配管21に接続され、その下側に放射散布部2を配置しており、更にヘッド本体1より感熱部延長部27によって天井面18aに近い位置に感熱作動部3を配置している。
【0048】
このため天井ボードがない剥き出しの天井スラブ18の下側の梁18bや空調ダクト34更には照明器具35があっても、閉鎖型消火ヘッド20Bの感熱作動部3をヘッド本体1に対し感熱部延長部27を介して配置することで天井面20aに近づけることができ、火災23による初期の熱気流24が天井面20aに沿って流れた場合、天井面の近くに配置している感熱作動部3が熱気流24を受けて有効に作動し、迅速に作動して火災初期の段階で水または消火薬剤を散布し、効率良く消火することができる。
【0049】
また閉鎖型消火ヘッド20Bの放射散布部2は、天井スラブ18の梁18bや空調ダクト34、更には照明器具35より下側の位置に配置されるため、散水障害を起こすことがなく、火災23に対し水や消火薬剤を散布することができる。また梁18bや空調ダクト34、更には照明器具35等による散水障害を減らすために多くの消火ヘッドを設置する必要もなく、設備コストの低減も図ることができる。
【0050】
また構造的に脆弱なグラスバルブ12を用いた感熱作動部3は、ヘッド本体1の上方に配置されているため、感熱作動部3に物をぶつけたり、駐車場にあっては車の屋根等のキャリアやアンテナをぶつけたりして起こる破壊による誤作動放射の事故を確実に防止できる。
【0051】
なお、図8の消火設備の配管構造においては、すべての部分の供給配管21を空調ダクト34、梁18b、及び照明器具35より低く配置する必要はなく、空調ダクト34や梁18b等が存在しない図8の左側の監視部分は、供給配管を天井面18aに近づけてもよい。
【0052】
その場合は供給配管21と天井面18aとの距離が短くなるので、その箇所の閉鎖型消火ヘッドは感熱部延長部27を設けないか、感熱部延長部27の短いものを取り付けて、供給配管21に接続するようにすればよい。このように、ヘッド本体及び放射散布部の設置高さと感熱作動部の設置高さを測定して、閉鎖型消火ヘッドを設置場所に応じてそれぞれ感熱部延長部を任意に設定すればよい。
【0053】
図9は本発明の閉鎖型消火ヘッドの第4実施形態であり、構造的には図5,図6に示したヘッド本体1の上部に感熱部延長部27を介して感熱作動部3を配置した構造であるが、感熱部延長部27の長さを図5,図6の第3実施形態に対し更に長い寸法としている。
【0054】
また図9の第4実施形態にあっては、ヘッド本体1の下側に配置する放射散布部2として、図1の第1実施形態と同様、ノズル部材16の下部にデフレクタ17を装着した構造のものを使用している。
【0055】
図10は図9の内部構造の断面図であり、感熱部延長部27が図6の第3実施形態に比べ更に長くなっており、またヘッド本体1の下側に配置する放射散布部2としてノズル穴15を備えたノズル部材16を装着し、下部にデフレクタ17を装着している点で相違するが、それ以外の構造は図6の第3実施形態と同じになる。
【0056】
図11は本発明の閉鎖型消火ヘッドの第5実施形態であり、ヘッド本体1、感熱作動部3及び感熱部延長部27は図5の構造であるが、放射散布部2の構成を泡消火ヘッドとしている。図11の放射散布部において、ヘッドカバー32よりも外側に網目構造の金網47を設けて、泡薬剤が混合された消火薬剤がヘッドカバー32を介して金網47で発泡され防護区画に消火泡として散水される。
【0057】
図12は本発明の閉鎖型消火ヘッドの第6実施形態の断面図である。この第6実施形態にあっては、ヘッド本体1に放射散布部2を設け、これに対し感熱作動部3を感熱部延長部27としてのフレキ管による連結で任意の上方の位置に分離配置できるようにしたことを特徴とする。
【0058】
図12において、ヘッド本体1は、その下部に放射散布部2を備えている。ヘッド本体1は左側にネジ部5を備え、ネジ部5の内側に流入路6を形成している。流入路6は弁座8を介して流出路7に至り、流出路7の下側にノズル穴31を備えたヘッド部材30を装着し、その外側にスリットを備えたヘッドカバー32及び金網47を装着している。
【0059】
ヘッド本体1の内部の弁座8の上部には弁36がダイヤフラム37の支持により配置され、スプリング38により閉鎖位置に押圧されている。弁36は流入路6側から背後の上方に位置するパイロット室40に至るオリフィス穴36aを備えている。
【0060】
パイロット室40に対しては外部からフレキ管42がネジ込みによって固定され、フレキ管42を介して上方に分離配置された感熱作動部3を接続している。感熱作動部3は支持部材43の下部にネジ込みでフレキ管42を連結しており、フレキ管42に続くパイロット穴45の開口部にグラスバルブ12の介在による押圧で閉じた弁座8を装着して、パイロット穴45を閉鎖している。支持部材43の上部にはナット46aにより集熱板14が装着されている。ナット46の内周ネジ50は、防護区画に設置する際に天井面等に設けられたアンカーボルトにネジ込み固定される。
【0061】
この図12の第6実施形態の閉鎖型消火ヘッドにあっては、定常監視状態にあってはヘッド本体1の弁体36がスプリング38の押圧で弁座8に閉じ、流入路6と流出路7の間を閉鎖している。
【0062】
このとき流入路6に供給されている水または消火薬剤は弁体36のオリフィス穴36aを通って上部のパイロット室40に導入され、更にフレキ管42内を通って上方に分離配置された感熱作動部3のパイロット穴45に至り、グラスバルブ12により弁体46で閉鎖しているパイロット穴45の部分で内部の空気を圧縮した状態としている。
【0063】
この状態で火災初期の天井面に沿って流れる熱気流を感熱作動部3で受け、グラスバルブ12が火災温度に加熱されて破裂分解すると、弁体36の支持が解除され、弁体46が外れてパイロット穴45が大気に開放される。このためパイロット穴45、フレキ管42、更にヘッド本体1の上部のパイロット室40に空気を圧縮して入っていた水または消火薬剤が外部に排出され、弁体36は流入路6に加わっている水または消火薬剤の圧力に押されて開放し、流出路7に水または消火用水を流し、ノズル穴31からヘッドカバー32のスリット及び金網47を介して外部に放射散布する。
【0064】
図13は図12の第6実施形態の閉鎖型消火ヘッドを用いた消火設備の説明図である。この消火設備にあっては、図12の第6実施形態を閉鎖型消火ヘッド20C,20D,20Eのように3つの異なった形態で設置することができる。
【0065】
まず閉鎖型消火ヘッド20Cは、図12のヘッド本体1に放射散布部2を備えた本体部48に対し、フレキ管42を介して感熱作動部3を接続した場合であり、基本的な図12の第6実施形態の設置状態となる。
【0066】
これに対し閉鎖型消火ヘッド20Dは、1つの本体部48に対し2本のフレキ管42によって感熱作動部3を2つ接続した場合である。この閉鎖型消火ヘッド20Dにあっては、例えば空調ダクト34の下側の位置に閉鎖型消火ヘッドを装着する必要がある場合であり、このとき空調ダクト34によって感熱作動部3は配置できないことから、フレキ管42により空調ダクト34の両側の天井面20aに近い位置となるように2つの感熱作動部3を設けている。この場合、感熱作動部3は1つのみ用いて空調ダクト34の隣に設ける構成もできる。
【0067】
また閉鎖型消火ヘッド20Eは、2つの本体部48に対して単一の感熱作動部3をフレキ管42により接続して共用するようにしたことを特徴とする。即ち閉鎖型消火ヘッド20Eにあっては、例えば2段構成の駐車リフトが設置されている場合であり、上部の駐車位置と下部の駐車位置のそれぞれに本体部48を設置し、これに対し感熱作動部3は単一のものを天井面20a側に配置し、フレキ管42によりそれぞれの本体部48と接続するようにしている。
【0068】
このように図12の分離型の閉鎖型消火ヘッドにあっては、ヘッド本体1と放射散布部2を一体に備えた本体部48とフレキ管により分離配置できる感熱作動部3を、1対1、1対2、あるいは2対1というように、適宜の組合せをもって設置場所に適合した形で配置することができる。
【0069】
特に本体部48の直上に感熱作動部3を配置することができない場合に、図12の閉鎖型消火ヘッドを用いる利点を有する。
【0070】
また図12の閉鎖型消火ヘッドの場合は、設置する場所に応じてフレキ管42を変形させることで感熱作動部3の高さを任意に変更できるので施工が容易である。また、設置状況に応じて任意の長さのフレキ管を取り替え接続することもできる。
【0071】
図14は本発明の図12の閉鎖型消火ヘッドにおいて、感熱部延長部27のフレキ管42が必要ない場所に設置する場合の第7実施例であり、ヘッド本体1の上部のフレキ管42を取り外し、感熱作動部3をネジ込み固定される。このように、ヘッド本体1と天井面の距離が短い場合などの感熱部延長部が必要ない場合は、ヘッド本体1に感熱作動部3を直接接続する。
【0072】
図15は本発明の閉鎖型消火ヘッドの第8実施形態であり、ヘッド本体1に2つの感熱作動部3を接続できるようにしたものである。ヘッド本体1の上部に2つの感熱作動部接続部52a、52bを設け、それぞれにフレキ管42を接続する。この構成であれば図13の閉鎖型消火ヘッド20Dの構成を配置するのに、感熱部延長部を分岐するチーズを必要とすることがない。
【0073】
また図15の実施形態であれば、2つの感熱作動部接続部52a、52bのいずれか一つに別のヘッド本体1を接続すれば、図13の閉鎖型消火ヘッド20Eのヘッド本体2つと感熱作動部1つの構成が分岐用のチーズを使用せずに構築できる。また、図15の閉鎖型消火ヘッドにおいて、ヘッド本体1に感熱作動部3を1つのみ接続する場合は、空いた方の感熱作動部52をボルト等を用いて塞げばよい。
【0074】
尚、本発明は上記の実施形態に限定されず、ヘッド本体の下部に設けた放射散布部に対し、感熱作動部が放射散布部より上方に配置される構造であれば、適宜の構造を含むものである。
【0075】
また、図12の閉鎖型消火ヘッドにおいて、感熱部延長部27にフレキ管を使用しているが、フレキ管以外に樹脂管、ステンレス管や銅管などを使用してもよい。特に感熱作動部の施工を容易にするため感熱作動部は可撓性のあるものがよい。感熱作動部をヘッド本体の直上に設置する場合は可撓性のない図5のようなものでもよい。
【0076】
感熱部延長部を容易にヘッド本体及び感熱作動部に接続できるようにするため、感熱部延長部の接続部分はユニオン、ロータリジョイントやワンタッチカップリング構造にすると尚よい。
【0077】
また、図12のようなパイロット圧による弁の開放の実施例に於いては、感熱部延長部27はヘッド本体1の上部で接続する必要は必ずしもなく、ヘッド本体1の例えば側面に感熱部延長部27を接続し、可撓性のある配管24で感熱作動部3を上方に配置する構成でもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、天井ボード等がない駐車エリアや古い建物、あるいはルーパー天井を有する建物で、天井スラブの下に梁や空調ダクト、更には多くの照明機器等が吊り下げられている場所であっても、本発明の放射散布部の上方に感熱作動部が配置された構造の閉鎖型消火ヘッドを使用することで、天井スラブの間近に感熱作動部を位置させることができ、天井面に沿って流れる初期の火災熱気流で有効に作動し、迅速に火災初期の段階で確実に消火できる。
【0079】
また放射散布部が天井から離れた下方に配置されるため、梁や空調ダクト、更には照明等による散布障害が発生せず、火災に対し有効に水または消火薬剤を散布できる。また散布障害を避けるために消火ヘッドを多く設置する必要がなく、設備コストの低減を図ることができる。梁や空調ダクトを考慮して配管を行う煩わしさを低減でき配管の施工が行いやすい。
【0080】
更に、構造的に脆弱な感熱作動部が上方に配置されているため、感熱作動部にものをぶつけたり、駐車場にあっては車の屋根のキャリアやアンテナをぶつけたりして起こる破壊による誤作動放射の事故を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の説明図
【図2】図1の内部構造の断面図
【図3】図1,図2の第1実施形態を用いた消火設備の説明図
【図4】低融点合金を用いた本発明の第2実施形態の断面図
【図5】感熱部延長部を備えた本発明の第3実施形態の説明図
【図6】図6の内部構造の断面図
【図7】図6の作動状態の断面図
【図8】図5,図6の第3実施形態を用いた消火設備の説明図
【図9】感熱部延長部を備えた本発明の第4実施形態の説明図
【図10】図9の内部構造の断面図
【図11】感熱部延長部を備えた本発明の第5実施形態の説明図
【図12】感熱作動部を分離配置する本発明の第6実施形態の説明図
【図13】図12の第6実施形態を用いた消火設備の説明図
【図14】図12の感熱部延長部を使用しない本発明の第7実施形態の説明図
【図15】本発明の第8実施形態の説明図
【図16】従来の閉鎖型消火ヘッドを用いた消火設備の説明図
【符号の説明】
1:ヘッド本体
2:放射散布部
3:感熱作動部
5:接続ネジ部
6:流入路
7:流出路
8:弁座
9,36,46:弁体
10:軸
11:スプリング
12:グラスバルブ
13:指示部材
14:集熱板
15:ノズル穴
16:ノズル部材
17:デフレクタ
18:スラブ天井
18a:天井面
19:プラグ
20A,20B,20C,20D,20E:閉鎖型消火ヘッド
21:供給配管
22:散布パターン
23:火災
24:熱気流
25a,25B:感熱部材
26:低融点合金
27:感熱部延長部
28:延長軸
29:連結筒
30:ヘッド部材
31:ノズル穴
32:ヘッドカバー
33:スリット
34:空調ダクト
35:照明機器
37:ダイヤフラム
39,40:パイロット室
41,44:プラグ
42:フレキ管
45:パイロット穴
Claims (6)
- 水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに於いて、
ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、
前記供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、前記ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、
前記供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、前記ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて前記弁を開放位置に作動させる感熱作動部と、
を備え、
前記感熱作動部を前記放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、
複数の前記感熱作動部を前記感熱部延長部を使用した接続によって前記ヘッド本体及び前記放射散布部の上方の分離した位置に配置したことを特徴とする閉鎖型消火ヘッド。 - 水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに於いて、
ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、
前記供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、前記ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、
前記供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、前記ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて前記弁を開放位置に作動させる感熱作動部と、
を備え、
前記感熱作動部を前記放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、
単一の前記感熱作動部を前記感熱部延長部を使用した接続によって複数の前記ヘッド本体及び前記放射散布部の上方の分離した位置に配置したことを特徴とする閉鎖型消火ヘッド。 - 水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに於いて、
ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、
前記供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、前記ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、
前記供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、前記ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて前記弁を開放位置に作動させる感熱作動部と、
を備え、
前記感熱作動部を前記放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、
前記ヘッド本体に前記感熱部延長部を複数接続可能であることを特徴とする閉鎖型消火ヘッド。 - 水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに於いて、
ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、
前記供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、前記ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、
前記供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、前記ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて前記弁を開放位置に作動させる感熱作動部と、
を備え、
前記感熱作動部を前記放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、
前記感熱部延長部は可撓性のある配管であり、前記感熱作動部を配管接続によって前記放射散布部の上方の分離した位置に配置し、
複数の前記感熱作動部を前記感熱部延長部を使用した接続によって前記ヘッド本体及び前記放射散布部の上方の分離した位置に配置したことを特徴とする閉鎖型消火ヘッド。 - 水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに於いて、
ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、
前記供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、前記ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、
前記供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、前記ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて前記弁を開放位置に作動させる感熱作動部と、
を備え、
前記感熱作動部を前記放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、
前記感熱部延長部は可撓性のある配管であり、前記感熱作動部を配管接続によって前記放射散布部の上方の分離した位置に配置し、
単一の前記感熱作動部を前記感熱部延長部を使用した接続によって複数の前記ヘッド本体及び前記放射散布部の上方の分離した位置に配置したことを特徴とする閉鎖型消火ヘッド。 - 水又は消火薬剤の供給配管に接続され、火災による熱気流を受けて作動し、水又は消火薬剤を散布する閉鎖型消火ヘッドに於いて、
ヘッド本体側面に前記供給配管が接続されて横方向から水又は消火薬剤が流入する供給配管接続部を有すると共に、内部流路を開閉する弁を内蔵したヘッド本体と、
前記供給配管接続部よりも下方に下向きで設けられ、前記ヘッド本体に内蔵した弁の開放で供給される水又は消火薬剤を散布する放射散布部と、
前記供給配管接続部よりも上部に上向きで設けられ、前記ヘッド本体の弁を閉鎖状態に保持すると共に火災による熱気流を受けて前記弁を開放位置に作動させる感熱作動部と、
を備え、
前記感熱作動部を前記放射散布部より上方に配置する感熱部延長部を更に設け、
前記感熱部延長部は可撓性のある配管であり、前記感熱作動部を配管接続によって前記放射散布部の上方の分離した位置に配置し、
前記ヘッド本体に前記感熱部延長部を複数接続可能であることを特徴とする閉鎖型消火ヘッド。
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