JP3809598B2 - 消火設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、消火設備に係り、さらに詳しくは、例えば駐車場などに設置され、火災発生時に泡を放出して消火する消火設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、火災を泡によって消火する泡消火設備はよく知られている。この泡消火設備は、空気と可燃物(例えば、油脂)との接触を泡によって防ぎ、これによる窒息作用と泡に含まれる水分による冷却作用とによって消火するものである。
【0003】
図6は従来の泡消火設備の一例の説明図である。図において、1は一斉開放弁で、一次室2、シリンダ室3、二次室4等からなっている。5は弁体で、一次室2側に開口するチャッキ部6を有し、シリンダ3内に上下に摺動可能に配設されており、常時(監視時)は下降して一次室2と二次室4を連通する連通口4aを閉止している。
【0004】
7aはシリンダ室3に接続された鋼管からなり、露出した状態で設置された感知ヘッド用配管で、鋼製の枝管8aを介して感知ヘッドを構成する複数の閉鎖型のスプリンクラヘッド9が接続されている。
10aは二次室4に接続された鋼管からなり、露出した状態で設置された消火用配管で、鋼製の枝管11aを介して複数の開放型泡放出用ヘッド12(以下、泡ヘッドという)が接続されている。なお、図示してないが、この泡ヘッド12の泡水溶液の放出口の周囲には、泡を生成するための空気吸引孔が設けられており、その前方には泡水溶液を飛散させるデフレクタ板が設けられ、このデフレクタ板を覆うように椀形の発泡ネットが設けられている。13は感知ヘッド用配管7aの末端に設けられ、手動により開閉できる常閉の起動弁である。
【0005】
14は防護区域ごとに設置された自動警報弁で、その一次側は給水配管15に接続され、二次側は一斉開放弁1の一次室2に接続されている。そして、給水配管15の上流側は、混合器16及び給水ポンプ17を介して水槽18内に浸漬されている。
19は泡原液が貯蔵された泡原液槽で、供給管20により常閉の開閉弁21を介して混合器16に接続されている。22は制御盤で、自動警報弁14の出力信号が入力され、また、開閉弁21及び給水ポンプ17に制御信号を出力する。
【0006】
次に、上記のように構成した泡消火設備の作用を説明する。監視時においては、水槽18の水が一斉開放弁1の一次室2から弁体5に設けたチャッキ部6を経てシリンダ室3内に徐々に供給され、シリンダ室3、これに接続された感知ヘッド用配管7a及び枝管8a内に充水されている。そして、一斉開放弁1の一次室2とシリンダ室3とはチャッキ部6を通じて同圧に保たれ、弁体5の上下の受圧面積の差により弁体5は下降し、一次室2と二次室4の連通口4aを閉止している。
【0007】
火災が発生すると、その火炎や熱気流によりはんだ等からなるスプリンクラヘッド9(感知ヘッド)の感熱部が溶融(又は破壊)して放水口が開放され、枝管8a、感知ヘッド用配管7a及び一斉開放弁1のシリンダ室3内に充水された水がスプリンクラヘッド9から流出する。これにより、シリンダ室3内の圧力より一次室2内の圧力が高くなるため弁体5が押し上げられ、連通口4aを開放して一次室2と二次室4を連通する。
【0008】
一次室2と二次室4の連通により一次室2内の圧力が低下し、これによって自動警報弁14が開放され、同時に制御盤22に消火起動信号を出力する。この信号を受信した制御盤22は、給水ポンプ17に制御信号を出力してこれを駆動すると共に、開閉弁21に制御信号を出力してこれを開放する。
【0009】
給水ポンプ17の駆動により水槽18内の水が給水配管15に送出されると、その水圧によって泡原液槽19内の泡原液が混合器16に送られ、水と所定の割合で混合されて泡水溶液が生成され、自動警報弁14、一斉開放弁1の一次室2、二次室4を経て消火用配管10aに送られ、複数の泡ヘッド12から泡となって防護区域全域に放出され、消火する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような泡消火設備は、年1〜2回程度定期的に泡放出試験を行って機能を確認しているが、試験により消火用配管10a及びこれに接続された枝管11aの内壁は泡水溶液が付着した状態にあり、また、場所によっては、これら配管内に泡水溶液がそのまま残留していることがある。
この配管に付着しあるいは残留した泡水溶液は、その性質上鋼管製配管に対する腐食性を有しており、そのため配管内壁が腐食して寿命を短かくするばかりでなく、その錆等により泡ヘッド12のノズル詰りが発生するおそれがある。
【0011】
また、この泡消火設備を駐車場などの腐食性ガスが発生する場所に露出状態で設置した場合は、排気ガスにより感知ヘッド用配管7a、消火用配管10a及びこれらに接続された枝管8a,11aが腐食し易く、これまた寿命を短かくするおそれがある。
さらに、寒冷地などに設置した場合は、常時充水されている感知ヘッド用配管7a及び枝管8a内の水が凍結し、これら配管やスプリンクラヘッド9を破壊することがある。
【0012】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、泡放出試験を行ったり、腐食性ガスが発生する場所に露出状態で設置しても配管が腐食することがなく、また、寒冷地に設置しても充水の凍結により破壊されるおそれのない配管を備えた泡消火設備を得ることを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る消火設備は、基端側に一斉開放弁が接続され、他方の側に複数の感知ヘッドが接続されて常時充水された感知ヘッド用配管と、前記一斉開放弁の二次室に接続された消火用配管と、該消火用配管に接続された泡ヘッドとを備え、火災の発生により充水された水が流出して前記一斉開放弁が開放される消火設備において、前記感知ヘッド用配管を、熱によって溶融する熱可塑性樹脂からなる樹脂管で構成したものである。
【0014】
また、上記の消火設備において、天井スラブに固定された吊り金具に取り付けられる保護軽量材を備え、該保護軽量材内に、長手方向にわたって前記消火用配管を設けたものである。
【0015】
さらに、上記の消火設備において、前記泡ヘッドと前記感知ヘッドを、天井材から垂下した同じ取付部材に取付けたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る泡消火設備を例えばビルの地下駐車場に設置した状態を示す要部の説明図である。図において、7は剛性を有する樹脂管からなり、天井スラブ30の下方に露出した状態で設置された感知ヘッド用配管で、所定の位置には合成樹脂からなる分岐管25が設けられており、一端が天井スラブ等の天井材30に固定された吊り金具31に支持され、天井材30とほぼ平行に設置されている。
【0021】
8は一端が分岐管25に接続され、他端に合成樹脂からなるエルボ9aを介して感知ヘッドを構成する閉鎖型のスプリンクラヘッド9が接続された例えば可撓性を有する樹脂管からなる枝管で、一端が天井材30に固定されて垂下した取付部材32に、固定具33によりスプリンクラヘッド9が上向きになるように取付けられている。なお、このスプリンクラヘッド9は、図の左端に示すように、エルボ9aを省略して直接枝管8に取付けてもよく、また、スプリンクラヘッド9は上向きに限らず、斜め上向きあるいは横向きなどに設置してもよい。さらに、感知ヘッド用配管7に後述するヘッダ26を設け、そのヘッダ26を介して枝管8を接続するようにしてもよい。
【0022】
10は剛性を有する樹脂管からなり、感知ヘッド用配管7の下方に設けられた消火用配管で、複数の接続口を有する合成樹脂製のヘッダ26が設けられており、一端が天井材30に固定された吊り金具31に支持され、感知ヘッド用配管7とほぼ平行に設置されている。
【0023】
11は一端がヘッダ26に接続され、他端に合成樹脂製のエルボ12aを介して泡ヘッド12が接続された例えば可撓性を有する樹脂管からなる枝管で、一端が天井材30あるいは消火用配管10に固定された例えば吊りボルトやターンバックルの如き取付部材32に、結線バンドのような固定具33により泡ヘッド12が下向きになるように取付けられている。なお、図には泡ヘッド12をスプリンクラヘッド9が取付けられた取付部材32及び消火用配管10に固定された取付部材32に取付けた場合を示したが、別に設けた取付部材32に取付けてもよい。また、図示してないが、枝管8,11が長い場合は、天井材30に設けた吊り金具31により吊り下げるようにしてもよい。なお、ここでは取付部材32と吊り金具31とを別けているが、同じものを使用してもよい。
【0024】
上記の感知ヘッド用配管7は、後述のように熱によって溶融しても差支えないので、例えば熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなる剛性を有する樹脂管を用いればよく、また、感知ヘッド用配管7に接続される枝管8は、同様に可撓性を有する上記の樹脂管あるいはその他の可撓管を用いればよい。
しかし、消火用配管10は、熱によって溶融してはその機能を果せないので、例えば熱硬化性樹脂からなる剛性を有し耐熱性の高い樹脂管を用いることが望ましく、また、これに接続される枝管11も可撓性を有し耐熱性の高い上記の樹脂管あるいはその他の可撓管を用いることが望ましい。さらに、消火用配管10を耐熱性を有する部材、例えばさや管などでカバーするようにしてもよい。
【0025】
上記のように構成した本実施の形態においては、従来技術の場合と同様に、監視時においては感知ヘッド用配管7及びこれに接続された枝管8には水が充水されており、火災が発生するとその火炎や熱気流によりスプリンクラヘッド9が作動して、感知ヘッド用配管7、枝管8等に充水された水が流水する。これにより水と泡原液とが混合されて泡水溶液となり、消火用配管10及び枝管11に送られて各泡ヘッド12から泡となって放出され、消火する。
【0026】
ところで、このような泡消火設備において、火災が発生するとその熱気流34が上昇して、図2に示すように、天井材30の下面、特に梁30aの間に滞留する。そのため、各スプリンクラヘッド9を天井材30に近接した位置で、かつほぼ等しい高さ位置に、さらに、できれば梁30aの間に設置することが望ましく、また、設置位置を上下方向に移動することによりスプリンクラヘッド9の感度を調整することができる。すなわち、天井材30の近傍に設ければ、それだけ熱気流の影響を受けやすく、スプリンクラヘッド9は火災の初期段階で動作する。
【0027】
本実施の形態においては、感知ヘッド用配管7とスプリンクラヘッド9を接続する枝管8を可撓性を有する樹脂管等で構成し、固定具33により取付部材32に取付けるようにしたので、スプリンクラヘッド9の取付部材32における取付位置を任意に設定することができ、それによりスプリンクラヘッド9の感度(作動時間)を調整することができる。また、枝管8は可撓性を有しているので、梁30aで囲まれた空間部へのスプリンクラヘッド9の設置作業が容易であり、一番熱気流の影響を受けやすい天井スラブ下面の近傍にスプリンクラヘッド9を位置合わせすることができる。
【0028】
さらに、感知ヘッド用配管7及び枝管8を熱可塑性樹脂からなる樹脂管で構成した場合は、火災による火炎や熱気流によってこれら樹脂管が溶融するおそれがある。しかし、これらの配管は、火災の発生により充水されている水が流出して一斉開放弁が開放されることを目的としているため、配管自体が溶融して充水された水が流水すれば一斉開放弁が開放されるので、若し、火災の熱によって溶融しても問題はない。すなわち、感知ヘッド用配管7自体が感知ヘッドとしての作用を有することになるので、場合によってはスプリンクラヘッド9を省略することも可能である。
【0029】
このように、本実施の形態においては、感知ヘッド用配管7、消火用配管10及びこれらに接続された枝管8,11を樹脂管で構成したので、泡放出試験のあとで泡水溶液がこれら配管の内壁に付着したり一部に残留したりし、あるいは腐食性ガスが発生するような場所に設置されても配管が腐食するおそれがない。また、寒冷地に設置されて感知ヘッド用配管7及びこれに接続された枝管8内の水が凍結しても、枝管8は容積膨張に対して追従できるので、配管やスプリンクラヘッド9が破損することがない。
なお、上記の説明では、すべての配管を樹脂管で構成した場合を示したが、一部の配管、例えば泡水溶液が流れ込まない感知ヘッド用配管7を鋼管で構成してもよい。同様に枝管8に金属性の可撓管(フレキシブル管)を使用してもよく、このような管は樹脂管に比べて管の形状が保持され変形しにくいので、取付部材32及び固定具33が不要になる。
【0030】
[実施の形態2]
実施の形態1では、感知ヘッド用配管7と消火用配管10を天井材30の下方に、上下方向にほぼ平行に露出して設置した場合を示したが、本実施の形態においては、図3に示すように、天井材30の下方に、感知ヘッド用配管7と消火用配管10を横方向(水平方向)にほぼ平行に露出して設置し、両配管の間に、一端が天井材30に固定された取付部材32を設けて、この取付部材32にスプリンクラヘッド9と泡ヘッド12の両者を固定具33により取付けたものである。なお、この場合でも、スプリンクラヘッド9と泡ヘッド12の設置場所によっては、両配管の間以外に設けた別の取付部材32にそれぞれ取付けてもよい。
【0031】
また、本実施の形態においては、図3に破線で示すように、感知ヘッド用配管7と消火用配管10の複数個所を連結部材35で連結し、この連結部材35を一端が天井材30に固定された吊り金具31で支持するようにしてもよい。これにより、吊り金具31を減らすことができる。
【0032】
本実施の形態によれば、感知ヘッド用配管7と消火用配管10とを横方向に設置したので、天井材30が低い場合にも泡消火設備を十分設置することができる。また、1本の取付部材32にスプリンクラヘッド9と泡ヘッド12の両者を取付けることができるので、取付部材32を減らすことができる。
【0033】
[実施の形態3]
図4は本発明の実施の形態3に係る泡消火設備の要部の説明図である。なお、実施の形態1(図1)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態は、消火用配管10と泡ヘッド12を接続する枝管27を、耐熱性が高く剛性を有する樹脂管で構成したものであり、そして、泡ヘッド12を消火用配管10とほぼ同じ高さ位置に設置したものである。
【0034】
このように構成したことにより、泡ヘッド12を取付部材32に取付ける必要がないので、取付部材32を減らすことができ、また、取付部材32への取付けの手間を省くことができる。
ところで、本実施の形態においては、枝管27は消火用配管10とほぼ同じ高さ位置にほぼ水平に配設されるため、これに接続される泡ヘッド12も高い位置に設置される。特に、実施の形態2のように、感知ヘッド用配管7の横方向に並設した消火用配管10に本実施の形態を実施した場合は、泡ヘッド12の位置がさらに高くなる。しかし、泡消火設備は、複数の泡ヘッド12から同時に防護区域全域に泡が放出される全域放出型なので、泡ヘッド12が高い位置に設置されても防護区域全域をカバーすることができるため、消火上の支障はなく、また、配管を高い位置に設置することで、炎にさらされる危険がなくなるので、樹脂製であっても配管の焼失などの問題は生じない。
【0035】
[実施の形態4]
図5は本発明の実施の形態4の説明図である。本発明においては、感知ヘッド用配管7及び消火用配管10の両者又はいずれか一方を樹脂管で構成したので、従来の鋼管製配管に比べて外部衝撃等に弱いことは避けられない。
そこで、本実施の形態においては、外部衝撃等を受け易い場所、例えば、地下駐車場などの配管が露出した状態で設けられる場所にこれら樹脂管を設置する場合は、例えば照明器具取付用のチャンネルの如き保護軽量材36内に樹脂管を収容したものである。なお、この保護軽量材36は、天井スラブ30に固定された吊り金具31に取付けられている。
【0036】
本実施の形態によれば、樹脂管からなる感知ヘッド用配管7及び消火用配管10の両者又は何れか一方を保護軽量材36内に長手方向にわたって収容したので、これら樹脂管を外部衝撃等から保護することができる。
また、配管を保護軽量材36内に収容することにより、これら配管に可撓性を有する樹脂管を用いることができる。なお、消火用配管10を保護軽量材36内に収容する場合は、耐熱性の低い樹脂管を用いても熱による溶融を遅らせることができる。
【0037】
上記の説明では、図6で説明した構成の泡消火設備に本発明を実施した場合を示したが、これに限定するものではなく、他の構成の泡消火設備にも本発明を実施することができる。また、泡ヘッドの代わりに他の消火ヘッドを取付けて水系の消火設備に本発明を適用してもよい。さらに、スプリンクラヘッドなどを結線バンドのような固定具を用いて取付部材に固定した場合を説明したが、通常のU字型のスプリンクラヘッド固定具を用いてもよく、また、取付部材は照明設備や空調設備などの他設備のものを利用してもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係る消火設備は、複数の泡ヘッドが接続され、火災時に泡水溶液が送水される消火用配管を樹脂管で構成したので、泡放出試験などにより腐食性の泡水溶液が内壁に付着し、あるいは残留しても配管内壁が腐食することがなく、また、駐車場などの腐食性ガスが発生する場所にこの消火設備を露出して設置しても配管が腐食することはない。
【0039】
また、基端側に一斉開放弁が接続され、他方の側に複数の感知ヘッドが接続されて常時充水された感知ヘッド用配管を熱によって溶融する熱可塑性樹脂からなる樹脂管で構成したので、上記と同様の効果が得られると共に、寒冷地などにおいて感知ヘッド用配管内の水が凍結しても容積膨張に追従できるので、配管や感知ヘッドあるいは継手などが破損することはない。さらに、感知ヘッド用配管自体が感知ヘッドとしての作用を有することになるので、場合によっては、スプリンクラヘッドを省略することもできる。
【0040】
さらに、天井材から吊り下げられた消火用配管に可撓性を有する枝管によって接続された泡ヘッドと、天井材から吊り下げられた感知ヘッド用配管に可撓性を有する枝管によって接続された感知ヘッドとを有し、泡ヘッドと感知ヘッドを天井材から垂下した取付部材に取付けるようにしたので、泡ヘッド及び感知ヘッドを任意の場所に確実に取付けることができる。
【0041】
上記の泡ヘッドと感知ヘッドを天井材から垂下した同じ取付部材に取付けるようにしたので、取付部材を減らすことができる。
【0045】
さらに、消火設備に使用される樹脂製の配管と、天井スラブに固定された吊り金具に取り付けられる保護軽量材とを備え、この保護軽量材内に、長手方向にわたって樹脂製の配管を設けたので、樹脂管を外部衝撃から保護することができる。また、樹脂管を、露出された空間で使用する場合に、火災の炎に直接晒されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の要部の説明図である。
【図2】図1の感知ヘッドの取付位置の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2の要部の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態3の要部の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態4の要部の説明図である。
【図6】従来の泡消火設備の一例の構成説明図である。
【符号の説明】
1 一斉開放弁
7 感知ヘッド用配管
8,11,27 枝管
9 感知ヘッド(スプリンクラヘッド)
10 消火用配管
12 泡ヘッド
15 給水本管
16 混合器
17 給水ポンプ
18 水槽
19 泡原液槽
22 制御盤
30 天井材
31 吊り金具
32 取付部材
36 軽量保護材
Claims (3)
- 基端側に一斉開放弁が接続され、他方の側に複数の感知ヘッドが接続されて常時充水された感知ヘッド用配管と、前記一斉開放弁の二次室に接続された消火用配管と、該消火用配管に接続された泡ヘッドとを備え、火災の発生により充水された水が流出して前記一斉開放弁が開放される消火設備において、
前記感知ヘッド用配管を、熱によって溶融する熱可塑性樹脂からなる樹脂管で構成したことを特徴とする消火設備。 - 天井スラブに固定された吊り金具に取り付けられる保護軽量材を備え、該保護軽量材内に、長手方向にわたって前記消火用配管を設けたことを特徴とする請求項1記載の消火設備。
- 前記泡ヘッドと前記感知ヘッドを、天井材から垂下した同じ取付部材に取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の消火設備。
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