JPH074825Y2 - スプリンクラヘッドのデフレクタ - Google Patents

スプリンクラヘッドのデフレクタ

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JPH074825Y2
JPH074825Y2 JP411789U JP411789U JPH074825Y2 JP H074825 Y2 JPH074825 Y2 JP H074825Y2 JP 411789 U JP411789 U JP 411789U JP 411789 U JP411789 U JP 411789U JP H074825 Y2 JPH074825 Y2 JP H074825Y2
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JP
Japan
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claw
deflector
shallow
claws
water
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JP411789U
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JPH0296162U (ja
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新二 左古
三南 青木
栄二 中村
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Nohmi Bosai Ltd
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Nohmi Bosai Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、動作時にデフレクタが所定位置まで円筒フ
レーム内を摺動落下して散水を開始するフラッシュ型な
どの消火用スプリンクラヘッドの、特にデフレクタの改
良に関するものである。
従来の技術 従来のフラッシュ型スプリンクラヘッドは、第14図に示
すように、ヘッド本体aの中央に圧力水を放出する放水
口bを有し、鍔体cに円筒フレームdを螺着し、また、
弁体eを放水口に押圧し圧力水を封止する感熱分解部と
ガイドロッドfの下端縁に設けられているデフレクタg
を円筒フレームdの下方に設けた構造になっている。
さらに感熱分解部はピストンhとシリンダiの間の可溶
合金jが溶けるとアームkが円筒フレームdの下端フラ
ンジd1を支点として回転し、アーム押え板mを上方に押
し上げ、この時シリンダiの下端縁に取り付けられてい
る感熱板nが上方に一緒に移動し、そして、アームkと
アーム押え板mとの係合が解かれ、上記各部分からなる
リンク機構は分解飛散する。
それと同時にデフレクタgも落下し、放水口bの封止は
弁体eの落下とともに解かれ、放出された水をデフレク
タに衝突させ散水させている。上記放出水の散水および
散水分布を均一化するためのデフレクタ、特にフラッシ
ュ型スプリンクラヘッドのデフレクタは、第15図に示す
様に、衝突板pの周縁に角形状の爪qをほぼ直角に起立
した形状のデフレクタgを、ガイドロッドfによってヘ
ッド本体aから吊り下げた形状に構成している。
考案が解決しようとする課題 前記従来のデフレクタgは、ガイドロッドfが衝突板p
の外周縁の直立爪qよりも上流側、即ち、衝突板の内側
部に設けられているため放水口bより落下してくる水流
Wは衝突板pに着座している弁体eおよび衝突板pなら
びに直立爪qに衝突し、しぶきとなって周囲に均一に飛
散する。
しかし、ガイドロッドfの下流側の直立爪部q1,q2付近
において、第16図のように、水流が切れて少なくなり、
また、その少ない水流W2と普通の水流W1の境部がガイド
ロッドfの影響で極端に多くなっている変則的な水流W3
が生じている(第19図)。この変則的な水流W3がそのま
ま直立爪q2の内壁に衝突すると、第17図、第18図のよう
に一部の水流が直立爪q1の内壁にて衝突し合って点線区
域Zで示す様に上方へと噴き上げられて噴流W4となる。
そのため、散水分布は第20図に示すごとく均一になら
ず、ガイドロッドfの背後側Tの遠方散布量が少量とな
る問題がある。
課題を解決するための手段 この考案はデフレクタからの散布水流を均一にするため
に、衝突板の周縁に設けた散水用直立爪のうち、ヘッド
本体と連結するガイドロッドと対向する位置にある爪を
他の直立爪より起立角度の低い浅立爪に形成し、該浅立
爪と隣り合う直立爪の浅立爪側をほぼ三角形状に切り欠
いた三角直立爪に構成したデフレクタとしたことであ
る。
実施例 この考案の一実施例を図面により説明する。第1図〜第
9図において衝突板2の外周端部をほぼ直角に起立させ
た爪3を等間隔に設けたデフレクタ1のガイドロッド4
と対向する角形爪を、前記直立爪3群よりも起立角度を
低く、例えば、5〜20度程度の浅い折り曲げ角度をもっ
た浅立爪5に形成する。
その浅立爪5と隣り合う直立爪の浅立爪側の側部を三角
形状に切り欠いて三角直立爪6に形成する。ガイドロッ
ド4の上端部にストッパリング7を設ける。
ストッパリング7は環状の板体からなり、該環状の板体
の2箇所にL字状の切り込みを入れ下向きに凸となるよ
うに折り曲げた舌片状のばね7aに形成する。
また、衝突板2は、ガイドロッド4の取付穴8とアーム
ガイド16の脚部の摺動落下用長孔9を有し、該長孔に弁
体15を取り付けたアームガイド16の基板16aを作動時に
着座させるものである。
上記のように構成したデフレクタ1を設けたスプリンク
ラヘッドを第4図、第5図の組立図と、第6図の分解部
品図を用いて説明する。
11は天井内の給配水管に取り付けられるヘッド本体で、
このヘッド本体11は中央に圧力水を放出する放水口12を
有し、また、鍔部13の内側にねじ部を設け、円筒フレー
ム14を螺着する。
円筒フレーム14は周側壁に荷重調整用スリット14aを有
しており、この円筒フレーム14内を摺動落下する前述の
構成からなるデフレクタ1を配設する。
放水口12を封止するシール部材15aを有する弁体15を取
り付け、かつ、デフレクタ1内を落下するアームガイド
16の基板16aの下面よりバランサ17を介して弁体15を放
水口12に押圧封鎖する感熱分解部を構成するリンク機構
は、ロッド18の上方に円板状リングピストン19を一体に
形成し、また、該ロッド18の上端縁には、円筒フレーム
14の荷重調整用スリット14aに腕20aを懸架させる一対の
アーム20の肩部20bを支持するリンク押え板21を螺着固
定する。
また、ロッド18の下部に上方が開放されたU字状のシリ
ンダ22を遊嵌合し、該シリンダ22の室内にリング状の可
溶合金23を遊嵌合し、また、ロッド18の下端縁に感熱板
25、26を螺着固定したリンク機構を有するフラッシュ型
スプリンクラヘッドに構成する。
なお、図中6aは三角直立爪の傾斜面上部、6bは同下部で
ある。
作用および効果 この考案は上述のように構成したので、感熱分解部の可
溶合金の融解によりリンク機構が分解飛散し、放水口12
よりの水流Wがデフレクタ1に着座した弁体15および衝
突板2に落下し拡散すると、ガイドロッド4の背後に回
った水流は、該ガイドロッド4の対向位置(背後)にあ
る爪が浅く折り曲げられた舌片状の浅立爪5に形成され
ているため、第10図に示す様に水流は、浅立爪5の壁面
に阻まれることなく爪の前方へ抜けて行く。
又、浅立爪5の両側に設けられている爪は、角形爪3の
一部浅立爪側を三角形状に切り欠いた爪6に形成されて
いるので、該三角直立爪6に衝突した水流の一部は、浅
立爪5の中央に流入し易くなり少量の水流W2と変則的な
水流W3の発生が、従来の流水量分布(第19図)と比較し
て通常の水流W1に近い流水となるため、第9図に示す流
水量分布の様に流水分布を均一化することができる。
又、第11図〜第13図から明らかな様に浅立爪5に隣接す
る三角直立爪6の切り欠き傾斜面6aの方向に向かう水流
は、その一部が切り欠き斜面6aの近傍に衝突して方向を
変えられ、他の一部はそのまま切り欠き部分を通過して
前方へ抜けようとする。
この前方へ抜けようとする水流は、傾斜面6aの近傍に衝
突して方向を変えられた水流によって、その方向が浅立
爪5の前方に飛散する水流W2と平行に近い水流W3-2とな
る。
水流W3-2は、浅立爪5上を通過するW2と共に、通常の水
流W1と同様の水流となるので、遠方Uへの飛散が可能と
なる。
従って、ガイドロッド4の背後においても、従来のデフ
レクタと異なり、ガイドロッドの背後遠方領域への散水
分布が改善できる。
更に、三角直立爪6の壁面6bの近傍に衝突した水流は、
壁面によって方向を変えられ水流W3-1となって、浅立爪
5の少し前方の点線で示すY域にて互いに衝突し浅立爪
の近傍S域に散布されるので、ガイドロッドの背後の近
傍Sの散水分布を確保できる。
上述の様に、ガイドロッドの背後の爪は、上方に浅く曲
げた形状の浅立爪5のため、第9図に示す水流W2は、第
11〜12図の水流W2のように上方に曲げられ、前記Y域を
乗り越えてガイドロッドの後方遠方の領域まで散水を確
保できる。
この考案のデフレクタは、ガイドロッドの背後の爪の近
傍および遠方領域の散布を均一にできるので、消火活動
に有効である。
【図面の簡単な説明】 図は、この考案のスプリンクラヘッドのデフレクタの一
実施例を示し、第1図は、デフレクタの衝突板の正面
図、第2図は、断面図、第3図は、要部の拡大図、第4
図および第5図は、この考案を組立てた状態を示すスプ
リンクラヘッドの断面図、第6図は、分解部品の斜視
図、第7図〜第13図は、水流の流れ状態の説明図、第14
図は、従来のスプリンクラヘッドの断面図、第15図は、
同デフレクタの衝突板の正面図、第16図〜第20図は、水
流の流れ状態の説明図である。 1……デフレクタ 2……衝突板 3……角形爪 4……ガイドロッド 5……浅立爪 6……三角直立爪 6a……切り欠傾斜面 7……ストッパリング 7a……舌片状ばね 8……ガイドロッド取付孔 9……長孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】衝突板の周縁に散水用爪をほぼ直立して設
    けたスプリンクラヘッドのデフレクタにおいて、ヘッド
    本体と連結するガイドロッドと対向する爪を他の爪より
    起立角度の低い浅立爪に形成し、該浅立爪と隣り合う直
    立爪の浅立爪側をほぼ三角形状に切り欠いた三角直立爪
    に形成したことを特徴とするスプリンクラヘッドのデフ
    レクタ
JP411789U 1989-01-18 1989-01-18 スプリンクラヘッドのデフレクタ Expired - Lifetime JPH074825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP411789U JPH074825Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18 スプリンクラヘッドのデフレクタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP411789U JPH074825Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18 スプリンクラヘッドのデフレクタ

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Publication Number Publication Date
JPH0296162U JPH0296162U (ja) 1990-07-31
JPH074825Y2 true JPH074825Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31206344

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JP411789U Expired - Lifetime JPH074825Y2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18 スプリンクラヘッドのデフレクタ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007267791A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラヘッド
KR20180065260A (ko) * 2016-12-07 2018-06-18 주식회사 마스테코 스프링클러 헤드용 디플렉터

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JPH0753639Y2 (ja) * 1992-11-09 1995-12-13 ヤマトプロテック株式会社 消火設備の側壁型泡ヘッド
JP4054747B2 (ja) * 2003-10-20 2008-03-05 政延 久保 スプリンクラーヘッド
JP7195958B2 (ja) * 2019-02-01 2022-12-26 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド

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