JP2004057318A - 散布ヘッドの散布部構造 - Google Patents

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Koki Sato
佐藤 幸喜
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Abstract

【課題】簡易な手段によって、散布領域を拡大できる散布ヘッドの提供。
【解決手段】ノズルより放出される液体を衝突させて散布領域内に液体を飛散させる散布ヘッドの散布部構造において、デフレクターや補助デフレクター等の液体衝突面の縁に丸みを付けた。またノズルより液体を散布領域内に放出させる散布ヘッドにおいて、ノズル出口端部の内周縁に丸みを付けた。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体を散布するスプリンクラーヘッドや、液体を噴霧状に散布するドレンチャーヘッドについての散布部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の散布ヘッドの散布部構造としては、例えば特開平11−164907号公報や実開平5−24058に記載されたものがある。
【0003】
上記散布ヘッドは、壁面に水平に取り付けられる側壁型スプリンクラーヘッドであり、該スプリンクラーヘッドのデフレクターの上部にひさしを設け、ノズルから放出された消火液をデフレクター及びひさし部分に衝突させて、散布領域内に消火液を飛散させる作用を有する。
【0004】
上記の散布ヘッドにおいて、より遠くに消火液を飛散させて散布領域を拡大するためには、デフレクターやひさしの形状を変更する必要があり、散布領域を拡大するために、デフレクターに屈曲部分を形成したり、ひさしの設置角度を調整したりすることが上記公報の他にも特開平11−164906号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では上記の手段に加えてより簡易な手段によって、散布領域を拡大できる散布ヘッドの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明者は散布ヘッドの散布部において、ノズルから放出された消火液が衝突する面の縁に着目した。縁が直角状に鋭利に形成されている場合、縁から飛散する消火液は衝突面に沿った軌跡を描き飛散される。
【0007】
縁に丸みを付けた場合、消火液は衝突面上に沿って流れ、縁部分では丸みに沿った軌跡を描いて飛散されることがわかった。
【0008】
請求項1記載の発明は、ノズルより放出される液体を衝突させて散布領域内に液体を飛散させる散布ヘッドの散布部構造において、液体の衝突面の縁に丸みを付けた散布ヘッドの散布部構造である。
【0009】
請求項1に記載されている丸みは、部品形成時にプレス加工で形成させてもよいし、またほ消火液が衝突する面をプレス加工の際のダレ側として縁に丸みを形成させてもよい。あるいは切削加工によって丸みを形成させることも可能である。
【0010】
請求項1に記載されている散布部とは、デフレクターまたは補助デフレクター等のノズルより放出された液体を衝突させて散布領域内に飛散させる作用を有する箇所である。
【0011】
また上記の消火液を衝突させて飛散させる構造を持っていない散布ヘッドにおいては、請求項4に示すようにノズル出口端部の内周縁に丸みを付けることで散布領域よりも遠くに消火液を飛散させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1実施形態を図1から図6を参照して説明する。図1は側壁型スプリンクラーヘッドの外観図。図2は図1に示す線A−Aの断面図。図3は図1の散布状態における断面図。図4は補助デフレクターの消火液の流れを表す図。図5は本発明を補助デフレクターに適用した場合の床面における散布形状。図6は図1の散布状態における正面図。図7は図6におけるアーム部分の消火液の流れを表す図である。
【0013】
第1実施形態の側壁型スプリンクラーヘッドは、本体10、フレーム20、弁体30、デフレクター組立40、補助デフレクター50、感熱分解機構60、等から構成されている。
【0014】
本体10は中央にノズル11が穿設されており、端部は弁座12となっている、また本体10の外周には牡ネジ13が螺設され、端部はフランジ14となっている。
【0015】
フレーム20は円筒状であり、一端は内側フランジ21となっていて2箇所に溝22、22が刻設されている。他端は前述本体10のフランジ14に螺合している。
【0016】
弁体30は円盤上で一側にパッキンが被着されており、平時、本体10の弁座12を水密状態に閉塞している。弁体30は後述のデフレクター41の中心部分に設置固定される。
【0017】
デフレクター組立40は、デフレクター41、ガイドリング42、支柱43から構成される。デフレクター41は円形の板状であり、上部には中央が深くなった逆円弧形の凹みが形成されている。
【0018】
またデフレクター41の両側には横方に複数のスリットが形成されており、該スリットで形成された部分が羽根となっている。羽根の一部または全部がノズル11方向に少し傾斜した状態で屈曲している。
【0019】
デフレクター41の上方位置には補助デフレクター50が離間して設置されている。補助デフレクターは矩形板を略水平に屈曲させたものであり、立ち上がり部51をフレーム20のフランジ側端面に固定している。
【0020】
補助デフレクター50から飛散された消火液は、主に壁面より遠方の散布領域内に散布される。補助デフレクター50の平面部52には、消火液が衝突する下面の縁に丸みrがつけられている。
【0021】
図4(a)に示すように縁に丸みrをつけることで消火液の軌跡が上方に反った状態で飛散され、縁に丸みを設けない同図(b)よりも消火液が遠くの位置まで到達することが可能となり、図5に示すように壁面より遠方の散布領域の外にまで消火液を散布することができる。
【0022】
また平面部52の両側面は下方に屈曲されている。これは散布領域の左右方向への消火液の飛距離が充分に足りるので左右方向への消火液の散布を抑えるために形成されている。
【0023】
ガイドリング42は円盤の中央に穴が穿設され、外周縁には二本のアーム47、47が円盤面から垂直に立設されている。該アーム47はフレーム20の溝22と嵌合し、水平方向に摺動自在に構成されている。
【0024】
アーム47は先端部分か中間部分よりも幅広に形成されており、中間部分と先端部分との段差に消火液を衝突させることで壁面側の散布領域の散布量を増やす効果がある。
【0025】
ここで図7(a)に示すように、アーム47の消火液が衝突する面の縁に丸みrを付けると、アーム47に衝突した消火液が丸みrに沿って流れ、飛散された消火液は縁に丸みrを設けない同図(b)に示す消火液よりもより遠くの位置まで到達することが可能となり、散布領域の壁面側のコーナー部分の散布量を増やすことができる。
【0026】
支柱43は、デフレクター41の羽根の一部に穿設された穴に挿通させた後、一端を前述のガイドリング42の円盤面に固定する。支柱43の他端はフランジ形状となっており、本発明の側壁型スプリンクラーヘッドが作動した際にデフレクター41が係止されるものである。
【0027】
感熱分解機構60は、フレーム20から出た部分に配設されており、ガイドポスト61を介して弁体30を保持している。感熱分解機構に関しては一例として特公昭58−36985号公報により周知されているので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0028】
次に第1実施形態である側壁型スプリンクラーヘッドの火災発生時の作動について説明する。
【0029】
火災が発生すると、火災の異常高温で感熱分解機構60が分解し、落下する。すると感熱分解機構で保持されていたデフレクター41がフレーム20のフランジ端方向に移動する。デフレクター41の移動に伴いデフレクター41と係合されている支柱43、ガイドリング42も同方向に移動する。
【0030】
この際ガイドリング42のアーム47がフレーム20の溝22に沿って摺動し、デフレクター41の上部の凹み44が常に補助デフレクター50側に位置するようにしてある。ガイドリング42はフレーム20の内側フランジ21で移動が停止され、このときデフレクター41と一体になった弁体30も移動するため、弁座12が開かれる。
【0031】
弁座12の開放により消火液がノズル11から噴出し、デフレクター41及び補助デフレクター50に衝突して室内に散布される。このとき側壁型スプリンクラーヘッドの取付位置からより遠方の散布域に対しては補助デフレクター50によって散水分布が制御され、横方向や下方への散布はデフレクター41に形成されたスリットや羽根によって所定幅に散布される。
【0032】
デフレクターの羽根に衝突し、補助デフレクター50側に流れた消火液は、補助デフレクター50の水平部52の下面に沿って水平に流れる。水平部52の縁に到達した消火液は、縁の丸みrに沿って軌道を上方に変えられ飛散される。
【0033】
軌道が上方に向いたことで消火液はより遠くへ飛散させられ、散布領域を超えた位置にまで到達することが可能となる。
【0034】
一方、アーム47の消火液が衝突する面の縁に丸みrを付けた場合には、ノズル11から噴出し、デフレクターの羽根に衝突してアーム47の方向へ流れた消火液が、アーム47の内側の面に沿って流れ、縁に到達した消火液は、縁の丸みrに沿って軌道を水平側に変えられ飛散される。
【0035】
軌道が水平側に向いたことで消火液はより遠くへ飛散させられ、散布領域の壁面側コーナー部分にまで到達することが可能となる。
【0036】
続いて第2実施形態について図8、9を参照して説明する。図8はドレンチャーヘッドの外観図であり、図9は図8に示す線B−Bの断面図である。
【0037】
第2実施形態のドレンチャーヘッド70は、消火液を噴霧状にして散布するヘッドであり、床面における散布領域の形状は扇型をしている。
【0038】
ドレンチャーヘッド70は柱状をしており、内部にはノズル71が穿設され、該ノズル71と外周部から軸方向に向かって断面扇型に穿設された開口部72とが通じている。外周にはノズル71が穿設された側の端に、消火液供給配管と接続するためのネジ部が設けられている。
【0039】
ノズル71の内部側の端から開口部72の出口端73の上部までは、水平より上方に傾いた傾斜部74が形成されている。該傾斜部74の出口端には丸みrが形成され、同様に出口端73の両脇の縁にも丸みrが形成されている。
【0040】
次に第2実施形態であるドレンチャーヘッドの散布時の作用について説明する。
【0041】
消火液供給配管から供給された高圧状態の消火液がノズル71内を通り、傾斜部74に沿って流れ開口部72から噴霧状になって散布される。その際、出口端73の丸みrによって消火液は丸みに沿って噴出され、より広い領域に消火液を散布させることが可能となる。
【0042】
その他の実施形態として、筒状のノズルより消火液を散布させる場合においても、出口端のノズル内周縁に丸みをつけることにより、ノズルより放出される消火液がラッパ状に拡散して放出され、散布領域を拡大させることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、散布ヘッドの液体の衝突面の縁に丸みを付けたり、あるいはノズル出口端の内周縁に丸みをつけることで、液体の軌道を変えることができ、より遠くまで液体を散布可能な散布ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側壁型スプリンクラーヘッドの外観図
【図2】図1に示す線A−Aの断面図
【図3】図1の散布状態における断面図
【図4】補助デフレクターの消火液の流れを表す図
【図5】本発明を補助デフレクターに適用した場合の床面における散布形状
【図6】図1の散布状態における正面図
【図7】図6におけるアーム部分の消火液の流れを表す図
【図8】ドレンチャーヘッドの外観図
【図9】図8に示す線B−Bの断面図
【符号の説明】
10 本体
11 ノズル
12 弁座
13 牡ネジ
14 フランジ
20 フレーム
21 内側フランジ
22 溝
23 ライン状の突起
24 溝
30 弁体
40 デフレクター組立
41 デフレクター
42 ガイドリング
43 支柱
47 アーム
50 補助デフレクター
51 立ち上がり部
52 水平部
60 感熱分解機構
70 ドレンチャーヘッド
71 ノズル
72 開口部
73 出口端
74 傾斜部
r 丸み

Claims (4)

  1. ノズルより放出される液体を衝突させて散布領域内に液体を飛散させる散布ヘッドの散布部構造において、液体の衝突面の縁に丸みを付けたことを特徴とする散布ヘッドの散布部構造。
  2. 請求項1記載の散布部とは、デフレクターまたは補助デフレクターであることを特徴とする散布ヘッドの散布部構造。
  3. 請求項1または2における散布ヘッドの散布部構造において、液体が衝突する面の丸みは塑性加工によって形成されることを特徴とする散布ヘッドの散布部構造。
  4. ノズルより液体を散布領域内に放出させる散布ヘッドにおいて、ノズル出口端部の内周縁に丸みを付けたことを特徴とする散布ヘッドの散布部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200452010Y1 (ko) * 2010-07-06 2011-01-25 김창욱 스윙형 스프링클러를 구비하는 터널의 소화시스템
JP2013230185A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Hochiki Corp 火災防災装置及び帯電散布ヘッド
WO2013179416A1 (ja) * 2012-05-30 2013-12-05 ホーチキ株式会社 火災防災装置、帯電散布ヘッド及び帯電散布方法

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