JP2844189B2 - スプリンクラーのデフレクター - Google Patents
スプリンクラーのデフレクターInfo
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- JP2844189B2 JP2844189B2 JP24245396A JP24245396A JP2844189B2 JP 2844189 B2 JP2844189 B2 JP 2844189B2 JP 24245396 A JP24245396 A JP 24245396A JP 24245396 A JP24245396 A JP 24245396A JP 2844189 B2 JP2844189 B2 JP 2844189B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflector
- valve body
- sprinkler
- nozzle
- fire extinguishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリンクラーにおい
て、消火の際に放水と同時に下降して消火水を散水させ
るデフレクターの改良に関する。
て、消火の際に放水と同時に下降して消火水を散水させ
るデフレクターの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種スプリンクラーに於けるデフ
レクターは、ヘッド本体内のノズルと直面するようにし
た弁体を中央部に備えており、その外周には二本或いは
三本又はそれ以上の数の支柱を介して、脱落防止用のデ
フレクターリングに垂下保持させ、更に前記相隣接する
支柱間には複数個の散水用の羽根を起立突設し、消火動
作の際に前記弁体と共に下降し、所定の位置で停まって
消火水を弁体で受け止め、前記羽根の間から四方へ強力
に散水するようにてしいる。デフレクターについては例
えば、本願特許出願人の出願に係る特願平７−１１６９
０４号、特願平７−３１３９４５号及び特願平８−５４
４３８号等の明細書参照。
レクターは、ヘッド本体内のノズルと直面するようにし
た弁体を中央部に備えており、その外周には二本或いは
三本又はそれ以上の数の支柱を介して、脱落防止用のデ
フレクターリングに垂下保持させ、更に前記相隣接する
支柱間には複数個の散水用の羽根を起立突設し、消火動
作の際に前記弁体と共に下降し、所定の位置で停まって
消火水を弁体で受け止め、前記羽根の間から四方へ強力
に散水するようにてしいる。デフレクターについては例
えば、本願特許出願人の出願に係る特願平７−１１６９
０４号、特願平７−３１３９４５号及び特願平８−５４
４３８号等の明細書参照。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記何れのス
プリンクラーのデフレクターにおいても放水動作時に
は、弁体がデフレクターの基板部と密着した状態で、デ
フレクターの羽根と弁体周側部との間に深い溝が形成さ
れる。従って、消火動作時にこの深い溝の部分に何等か
の理由によって異物（土のように水に溶けるもの以外）
が介入し、それによって円滑な散水動作の妨げとなるこ
とが懸念されている。そこで本発明は、上述した溝を形
成しないデフレクターを提供するものである。
プリンクラーのデフレクターにおいても放水動作時に
は、弁体がデフレクターの基板部と密着した状態で、デ
フレクターの羽根と弁体周側部との間に深い溝が形成さ
れる。従って、消火動作時にこの深い溝の部分に何等か
の理由によって異物（土のように水に溶けるもの以外）
が介入し、それによって円滑な散水動作の妨げとなるこ
とが懸念されている。そこで本発明は、上述した溝を形
成しないデフレクターを提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】スプリンクラーのフレー
ム内にあって、消火動作の際、弁体の開放に伴って放出
するノズルからの消火水を散水するようにしたデフレク
ターにおいて、該デフレクターを構成する基板部に前記
弁体を受容できる凹部を形成すると共に、該凹部の上縁
に垂支杆と羽根とを夫々形成する。
ム内にあって、消火動作の際、弁体の開放に伴って放出
するノズルからの消火水を散水するようにしたデフレク
ターにおいて、該デフレクターを構成する基板部に前記
弁体を受容できる凹部を形成すると共に、該凹部の上縁
に垂支杆と羽根とを夫々形成する。
【０００５】
【作用】スプリンクラーの消火動作の際、ノズルを開放
する弁体と共に下降し、所定の位置に停まって、該ノズ
ルから放出する消火水の直進を該弁体で遮断し、その際
デフレクターの羽根の機能を円滑に保って消火水を満遍
なく四方へ散水する。
する弁体と共に下降し、所定の位置に停まって、該ノズ
ルから放出する消火水の直進を該弁体で遮断し、その際
デフレクターの羽根の機能を円滑に保って消火水を満遍
なく四方へ散水する。
【０００６】
【実施例】以下本発明について、図面に示す実施例によ
り、詳細に説明すると、先ず本発明の最も要旨とすると
ころは、図１、図２に示すようにフレーム１０内に納め
られているデフレクターＡに関するものである。
り、詳細に説明すると、先ず本発明の最も要旨とすると
ころは、図１、図２に示すようにフレーム１０内に納め
られているデフレクターＡに関するものである。
【０００７】デフレクターＡは、スプリンクラーヘッド
本体１内の中央部に下向突設したノズル３の直下にあっ
て、該ノズル３の下部内周に摺動可能且つ水密的に嵌入
した弁体４の突軸部１２を摺動自由に貫通して保持する
と共に、該デフレクターＡの基板部８は前記弁体４を受
入れ可能な凹所５となし、該凹所５の周側上縁に略々等
隔的に羽根６を立設し、更に該羽根６と同一円周上又は
その付近に２個或いはそれ以上の垂支杆７を曲げ起こし
てデフレクターＡを形成する。
本体１内の中央部に下向突設したノズル３の直下にあっ
て、該ノズル３の下部内周に摺動可能且つ水密的に嵌入
した弁体４の突軸部１２を摺動自由に貫通して保持する
と共に、該デフレクターＡの基板部８は前記弁体４を受
入れ可能な凹所５となし、該凹所５の周側上縁に略々等
隔的に羽根６を立設し、更に該羽根６と同一円周上又は
その付近に２個或いはそれ以上の垂支杆７を曲げ起こし
てデフレクターＡを形成する。
【０００８】又、デフレクターＡの各垂支杆７、７の上
部端にはデフレクターリング９をかしめ付けて、該リン
グ９を前記ノズル３の外周に外嵌して下降可能にすると
共に、凹所５の中央に嵌入した弁体４の前記突軸部１２
の下端に、ばね受け１４を螺着して、該ばね受け１４と
前記凹所５の基板部８の下面に付設した座板１１との間
に円錐コイルばね１３を弾介して、常時弁体４をノズル
３から引き出すように作用せしめる。
部端にはデフレクターリング９をかしめ付けて、該リン
グ９を前記ノズル３の外周に外嵌して下降可能にすると
共に、凹所５の中央に嵌入した弁体４の前記突軸部１２
の下端に、ばね受け１４を螺着して、該ばね受け１４と
前記凹所５の基板部８の下面に付設した座板１１との間
に円錐コイルばね１３を弾介して、常時弁体４をノズル
３から引き出すように作用せしめる。
【０００９】そして、ばね受け１４の下端面をへッド本
体１の雌螺子部２に螺着したフレーム１０の下端部のロ
ック手段Ｂに弾圧当接し、該ロック手段Ｂの姿勢を感熱
手段１５によって一定に維持するようにしている。
体１の雌螺子部２に螺着したフレーム１０の下端部のロ
ック手段Ｂに弾圧当接し、該ロック手段Ｂの姿勢を感熱
手段１５によって一定に維持するようにしている。
【００１０】次に上記デフレクターＡの動作について説
明すると、スプリンクラーヘッド本体１は、施設の天井
部に配管した消火配水管に接続しおり、火災が発生した
場合、炎や熱線輻射によって先ずヘッド本体に接続した
フレーム１０の下位に突設した感熱手段Ｃの感熱板を加
熱して内部に収容した可溶片１５が溶出する。
明すると、スプリンクラーヘッド本体１は、施設の天井
部に配管した消火配水管に接続しおり、火災が発生した
場合、炎や熱線輻射によって先ずヘッド本体に接続した
フレーム１０の下位に突設した感熱手段Ｃの感熱板を加
熱して内部に収容した可溶片１５が溶出する。
【００１１】その結果、デフレクターＡの基板部８とば
ね受け１４との間に彈介した円錐コイルばね１３の弾力
と、感熱手段Ｃとの緊張が緩み、フレーム１０の下部で
掛止保持しているロック手段Ｂを解除し、一瞬にして感
熱手段Ｃをロック手段Ｂと共にフレーム１０から下方へ
弾圧落下させる。
ね受け１４との間に彈介した円錐コイルばね１３の弾力
と、感熱手段Ｃとの緊張が緩み、フレーム１０の下部で
掛止保持しているロック手段Ｂを解除し、一瞬にして感
熱手段Ｃをロック手段Ｂと共にフレーム１０から下方へ
弾圧落下させる。
【００１２】この時、先ず円錐コイルばね１３が前記ば
ね受け１４と座板１１（デフレクターＡの基板部８）と
を互いに反対方向へ蹴ることにより、弁体４は下降して
ノズル３から脱出してデフレクターＡの凹所５内に嵌入
し（図２参照）、弁体４の上面が該凹所５の上縁即ち羽
根６の基部と略々同高位置となり、この状態でデフレク
ターＡは、弁体４と共に落下し、デフレクターリング９
が前記フレーム１０の内周下端の掛止突縁で掛止して、
羽根６は全部露出した状態で垂下保持される。
ね受け１４と座板１１（デフレクターＡの基板部８）と
を互いに反対方向へ蹴ることにより、弁体４は下降して
ノズル３から脱出してデフレクターＡの凹所５内に嵌入
し（図２参照）、弁体４の上面が該凹所５の上縁即ち羽
根６の基部と略々同高位置となり、この状態でデフレク
ターＡは、弁体４と共に落下し、デフレクターリング９
が前記フレーム１０の内周下端の掛止突縁で掛止して、
羽根６は全部露出した状態で垂下保持される。
【００１３】そして、前記ノズル３から放出する消火水
は、先ず弁体４と強力に衝突することにより、四方へ飛
散しようとするが、羽根６及び垂支杆７によって阻止さ
れて内圧が上がり、各羽根６の隣接間隙から遠方へ届く
ような強力なジエットとなって散水が開始される。
は、先ず弁体４と強力に衝突することにより、四方へ飛
散しようとするが、羽根６及び垂支杆７によって阻止さ
れて内圧が上がり、各羽根６の隣接間隙から遠方へ届く
ような強力なジエットとなって散水が開始される。
【００１４】上述のように感熱手段Ｃが動作してロック
手段Ｂの掛止状態を解除した場合、デフレクターＡがフ
レーム１０の下端に垂下するが、その場合、前述したよ
うにデフレクターＡの凹部５内に弁体４が嵌入するた
め、該弁体４の周側部と凹部５との間には際立った間隙
がなくなり、従って、火災発生時に種々の異物（固形
物）がこの部分に介入しなくなり、スプリンクラーとし
ての機能低下を来すことを防止できる。
手段Ｂの掛止状態を解除した場合、デフレクターＡがフ
レーム１０の下端に垂下するが、その場合、前述したよ
うにデフレクターＡの凹部５内に弁体４が嵌入するた
め、該弁体４の周側部と凹部５との間には際立った間隙
がなくなり、従って、火災発生時に種々の異物（固形
物）がこの部分に介入しなくなり、スプリンクラーとし
ての機能低下を来すことを防止できる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、デフレクターの基板部に弁体
を受け入れ可能な凹部を形成したことにより、放水の
際、弁体と散水羽根との間に際立った間隙ができず、消
火動作中に固形の異物が介入せず散水の障害となること
を防止できる。
を受け入れ可能な凹部を形成したことにより、放水の
際、弁体と散水羽根との間に際立った間隙ができず、消
火動作中に固形の異物が介入せず散水の障害となること
を防止できる。
【図１】本発明デフレクターを備えたスプリンクラーヘ
ッドの縦断面図
ッドの縦断面図
【図２】消火動作時の同上スプリンクラーヘッドの縦断
面図
面図
１ スプリンクラーヘッド ３ ノズル ４ 弁体 ５ 凹所 ６ 羽根 ７ 垂支杆 ８ 基板部 ９ デフレクターリング Ａ デフレクター Ｂ ロック手段 Ｃ 感熱手段
Claims (1)
- 【請求項１】 スプリンクラーのフレーム内にあって、
消火動作の際、弁体の開放に伴って放出するノズルから
の消火水を散水するようにしたデフレクターにおいて、
該デフレクターを構成する基板部に前記弁体を受容でき
る凹部を形成すると共に、該凹部の上縁に垂支杆と羽根
とを夫々形成した事を特徴とするスプリンクラーのデフ
レクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24245396A JP2844189B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | スプリンクラーのデフレクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24245396A JP2844189B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | スプリンクラーのデフレクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1052513A JPH1052513A (ja) | 1998-02-24 |
| JP2844189B2 true JP2844189B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=17089334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24245396A Expired - Lifetime JP2844189B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | スプリンクラーのデフレクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2844189B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4825884B2 (ja) * | 2009-02-24 | 2011-11-30 | アイエススプリンクラー株式会社 | スプリンクラーヘッド |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP24245396A patent/JP2844189B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1052513A (ja) | 1998-02-24 |
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Legal Events
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