JP4825884B2 - スプリンクラーヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、例えば高層ビルなどの各フロアの天井部分に設置される自動消火設備であるスプリンクラー消火設備において、各階に敷設されたスプリンクラー配管の末端に接続されるスプリンクラーヘッドの改良に関する。
一般に、この種のスプリンクラーヘッドは、消火配水管に接続されるスプリンクラーヘッド本体内に吐水口を水圧乃至開口付勢手段の開弁力に抗して閉止する弁体と、所定の高温を検出したときに前記吐水口を開くように前記バルブを操作させる感熱作動部とを備えている。
上記感熱作動部としては本出願人が先に提案しているように、スプリンクラーヘッド本体104に固定され下方が開口するフレーム111と、スプリンクラーヘッド本体104内を昇降可能に設けられた弁体108と、当該弁体108の下端部とフレーム111との間に設けられた温度ヒューズ123と、当該温度ヒューズ123が一定の体積にあるときは弁体108が吐水口105を閉止した状態に保ち、温度ヒューズ123が火災の熱により溶出し、体積が減少若しくは無くなった時にスプリンクラーヘッド本体104の下端の吐水口105を開くトリガー機構110とを備えて形成されている(図13参照)。
上記トリガー機構110は、図13に示すように温度フューズ123の体積が減少して弁体108が下降してトリガー機構110部分がスプリンクラーヘッド本体104外に分離する状態になるまで、弁体108を所定の位置に導くためのガイド部材113がトリガー機構110と弁体108との間に設けてある。
このガイド部材113は、トリガー機構110と弁体108との当接面部分に遊嵌状に設けられているために、ガイド部材113が先に抜け出てしまい、吊持部材112が残されてしまうと、図14に示すように、吊持部材112の下端の角部がフレーム111の段部119に引っかかって弁体108が開口しにくくなったり、放水の分布が偏ったりして十分な消火ができなくなってしまうおそれがあった。
特に、スプリンクラーヘッド101が例えば階段やエスカレータの天井面のように傾斜面に取り付けられた場合、上記問題が顕著に現れる。
また、火災等の発生で温度フューズ123の体積が減少し、トリガー機構110がスプリンクラーヘッド本体104外に分離するときに、ガイド部材113もトリガー機構110につづいてスプリンクラーヘッド101の外に放出される。
こうしてスプリンクラーヘッド101の外に放出されるガイド部材113は、図14に示すように、金属製薄板をプレスで複数の突出片107が周囲に等間隔に形成され、この突出片107はエッジ部分が鋭利になっているために、例えば避難者が室内から脱出しようとするときに、このガイド部材113を踏みつけてしまうと、突出片107が足に刺さり傷ついてしまい歩行不能になってしまうおそれもあった。
特願2008−75480号
本発明は、上記問題点に鑑みて提案されたもので、スプリンクラーヘッドの取り付け場所が傾斜面であっても確実に消火放水できるとともに、避難者が傷ついたりする恐れのない安全性の高いスプリンクラーヘッドを提供することができるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明にかかるスプリンクラーヘッドは、消火配水管に接続されるスプリンクラーヘッド本体と、該スプリンクラーヘッド本体内の吐水口を閉止する弁体と、所定の高温を検出したときに前記吐水口を開くように前記弁体を操作する感熱作動部を有するトリガー機構とを備え、前記感熱作動部は、前記スプリンクラーヘッド本体に固定されかつ下端内周部分に段部を有して下方に開口する筒状部材と、この筒状部材内の収納部に収納され所定の高温を検出すると溶け出す温度ヒューズと、この温度ヒューズが一定の体積にあるときは前記弁体が吐水口を閉止した状態に保つ一方前記温度ヒューズが溶出して体積が減少した時に前記弁体を下降させて吐水口が開口されるように弁体を操作するように構成され前記トリガー機構の上面を前記弁体の下端面に当接させるとともに、前記トリガー機構の感熱作動部の作動時に下降する前記弁体を案内するガイド部材と、このガイド部材で案内されて下降する弁体の下降時に当該弁体を収納した状態で前記筒状部材の開口を介して当該筒状部材の下方位置に吊持し、その弁体収納部の周縁部分に前記吐水口からの圧力水を拡散して放水する突起を有する吊持部材を備えてなるスプリンクラーヘッドであって、前記ガイド部材は、前記弁体の下降時に前記吐水口からの圧力水を拡散させて周囲に略均等に放水する突片を有し、かつ前記吊持部材の下端部分を当該吊持部材の弁体収納部に収納した弁体と共に前記筒状部材の断部との引っかかりを回避しつつ案内する斜面を有して当該吊持部材の下端に固定手段により固定され、前記ガイド部材が前記筒状部材の開口を介して前記弁体と共に下方に下降して前記吊持部材に吊持されたときに当該吊持部材に前記弁体とともに吊持されることを特徴とするものである。
本発明にかかるスプリンクラーヘッドは、弁体を収納した吊持部材の下端部分を筒状部材の段部との引っかかりを回避しつつ案内する斜面を有するガイド部材を吊持部材の下端に固定手段により固定することにより、筒状部材の開口を介して当該筒状部材の下方位置に弁体が下降して吊持部材に吊持される時、ガイド部材も弁体とともに吊持部材に吊持されるようにしてあるので、トリガー機構が吐水口から外部に放出され、弁体が下降して吊持部材に受け止められる開弁時、ガイド部材も弁体とともに吊持部材に吊持された状態になる。
これにより、弁体は吊持部材に吊持されるまでガイド部材でガイドされるので、スプリンクラーヘッドが傾斜面に取り付けられた場合でも、弁体が偏ったりガイド部材が吐水口部分に引っかかったりすることがなく、確実に消火放水させることができる利点がある。
しかも、開弁後もガイド部材が吊持部材に吊持されるので、避難するものがスプリンクラーヘッド本体外に放出されたガイド部材を踏んで傷つくこともなく、安全性の高いものにすることができる利点もある。
は本発明のスプリンクラーヘッドの使用状態を示す概略図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドの縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドのガイド部材の平面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドのガイド部材の縦断正面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドの作動を説明する半縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドの作動を説明する半縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドの作動を説明する半縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドの作動を説明する半縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドのガイド部材の取り付け状態の変形例を示す要部の半縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドのガイド部材の取り付け状態の別の変形例を示す要部の半縦断面図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドのガイド部材の変形例を示す斜視図である。 は本発明のスプリンクラーヘッドのガイド部材の別の変形例を示す斜視図である。 は従来のスプリンクラーヘッドの半縦断面図である。 は従来のスプリンクラーヘッドの作動を接笑みする半縦断面図である。
本発明のスプリンクラーヘッドでは吊持部材の下面と弁体の下端部分との間に吐水口の水圧と協働してトリガー機構を外方に押圧付勢する押圧手段を設け、押圧手段と吊持部材との間にガイド部材を挟着させてガイド部材の固定手段を形成することが望ましい。
こうしたものでは、大きな変更もなく従来の機種にも簡単に実施することができる利点がある。
また、ガイド部材と押圧手段との間に座金を設けてガイド部材の固定手段を形成したり、ガイド部材を吊持部材に溶着固定して固定手段を形成することや、ガイド部材の周縁部分に散水機能をもたせるようにすることも望ましい。
ガイド部材と押圧手段との間に座金を設けてガイド部材の固定手段を形成する場合、例えば押圧手段をコイルスプリングで構成し、その圧力を調整したときに、残留する応力を座金部分で吸収してなくすことができ、ガイド部材に回転成分を与えることがない。
これにより弁体を正確に摺動させることができる利点もある。
そして、ガイド部材の周縁部分に散水機能をもたせるようにすると、吐水口からの圧力水は周辺に均一に撒布ことができ、上記効果に加えてスプリンクラーヘッドの高い消火性能を発揮させることができる利点もある。
以下、本発明にかかるスプリンクラーヘッドの最も好ましい実施の例を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係るスプリンクラーヘッドの使用状態の概略図、図2は本発明のスプリンクラーヘッド1の縦断面図であって、図中符号1はスプリンクラーヘッドを全体的に示す。
このスプリンクラーヘッド1は、天井(図示せず)内に敷設された消火配水管2から分岐された枝管3の末端に取り付けられ、後述するように、スプリンクラーヘッド本体4の吐水口5部分に前記消火配水管2からの圧力水が供給されるように接続されている。
また、このスプリンクラーヘッド1は、外周に接続用のねじ部6と六角形のレンチ係合部7が設けられた略円筒形に形成されたスプリンクラーヘッド本体4と、このスプリンクラーヘッド本体4内にあって、正常時にはスプリンクラーヘッド本体4内に形成された吐水口5の内周面に圧接して通水を阻止する弁体8と、この弁体8の閉止状態を維持するようにその下側に設けられ、感熱作動部9を備えたトリガー機構10と、この感熱作動部9のトリガー機構10部分を覆うようにスプリンクラーヘッド本体4の下側に取り付けられた略円筒形のフレーム11(筒状部材)と、このフレーム11内に火災の発生でトリガー機構10が作動した時に下降する弁体8を吊持する吊持部材12と、吊持部材12の下方に取り付けられたガイド部材13とを備えてなる。
吊持部材12は、吐水口5から放出される圧力水を拡散して放水するディフレクターを兼ねている。
上記トリガー機構10は、後述する弁体8の下面中央部から垂下されたスプリング装着用ボルト14の下面に、上端面が当接する支持ピン15と、この支持ピン15に上方移動が不可に取り付けられた円盤状のスライダー16と、スライダー16と向き合い、スライダー16を貫通した支持ピン15に摺動可能に取り付けられたバランサー用プレート17と、スライダー16とこれに対面するバランサー用プレート17およびフレーム11の下端内周部分に形成された段部19との間でせり合って通常時にはこれらが脱落しないように保持された複数のボールからなる係止部材20と、バランサー用プレート17の下端に断熱材18を介して支持ピン15の下端に取り付けられ、支持ピン15の下端周辺部に温度ヒューズ収納部21を形成し、この温度ヒューズ収納部21に温度ヒューズ23を収納し、その下端開口部を支持ピン15の下端部に取り付けたフランジ22で蓋してなる感熱作動部9とを備えて構成されている。
上記のようにトリガー機構10を形成すると、バランサー用プレート17は、スライダー16との間に係止部材20と、フレーム11の下端内周部分に形成された段部19を挟持した状態で断熱材18、温度ヒューズ23、温度ヒューズ23及びフランジ22を介して支持ピン15に固定され、スライダー16で押圧された係止部材20は、段部19を乗り越えることができず、これにより感熱作動部は、フレーム11内に保持されることから、最終的にフランジ22で下方への移動が不可能な状態に支持される。
上記弁体8は、厚い円板状の上面部分に円錐状部分24を突出形成し、円板の周面部分にはスプリンクラーヘッド本体4の下部の内周面に形成された弁座部分25に当接するオーリング26を装着するとともに、円板状の下面中央部分から内周面に雌ネジ27が刻設された円筒状のボス28が垂下されており、ボス28の雌ネジ27には、スプリング装着用ボルト14が取り付けられている。
このスプリング装着用ボルト14でコイルスプリング(押圧手段)29と、ガイド部材13が吊持部材12との間に挟着された状態でボス28に取り付けられており、スプリング装着用ボルト14の下面部分が上記支持ピン15の上面当接している。
吊持部材12は、その下部に下降してきた弁体8を収納する弁体収納部30が形成され、この弁体収納部30から複数の支持アーム31が上方に延出され、その上端部分にフレーム11の下端内周部分に形成された段部19に掛止する大きさのリング32が取り付けられて構成されている。
また、吊持部材12の弁体収納部30の周縁部分は吐水口5から放出される圧力水を拡散して放水するためにフィン状の突起33が略等間隔に設けてある。
そして、吊持部材12とコイルスプリング29との間に挟着されるガイド部材13は、図3および図4に示すように形成されており、このコイルスプリング29がガイド部材13の固定手段となっている。
すなわち、吊持部材12とコイルスプリング29との間に挟着される円板状部分34と、この円板状部分34には中央部に上記弁体8の下面中央部から垂下された上記円筒状のボス28部分が貫通する貫通孔35とその周縁に軽量化用の複数の小孔36が形成されるとともに、円板状部分34の周縁から一旦斜め上方に折り曲げられ、その上方部分を垂直に折り曲げ形成してなる突片37を設けた形状に金属製薄板をプレス成形して形成してある。
この突片37は図8に示すように、吐水口5からの圧力水を拡散する作用を有する。
上記のように構成された本発明のスプリンクラーヘッド1は、図1に示すように天井内に敷設された消火配水管2から分岐された枝管3の末端に取り付けられる。
そして、火災の発生により、感熱作動部9が火災からの熱を受けると、この熱は、感熱作動部9及びフランジ22の中央部分から温度ヒューズ収納部21へと伝わり、温度ヒューズ収納部21内に収納された温度ヒューズ23が熱せられる。
この時、感熱作動部9が受けた熱は、直接あるいは温度ヒューズ23等を介して支持ピン15へと伝わるが、質量の大きなバランサー用プレート17には断熱材18によりその熱伝導(放熱)が阻止されるので、その熱伝導は最小限に抑えられることとなる。
これにより、温度ヒューズ23は即座に溶融温度にまで昇温し、図5に示すように溶け出す。
溶け出した温度ヒューズ23は、温度ヒューズ収納部21とフランジ22との間の隙間から漏れ出て次第にその体積が減少する。
そして、この体積の減少に伴って、スライダー16とバランサープレート17との間が広がるために係止部材20が段部19でないほうに押されて温度ヒューズ23で支持されていたトリガー機構10部分が次第に下降する。
そしてトリガー機構10の係止部材20は、図6に示すように円錐状のコイルバネ29で付勢されたスライダー16の押圧力を受けながら、フレーム11の下端内周に設けられた段部19を乗り越える。
係止部材20がフレーム11の下端内周に設けられた段部19を乗り越えると、これまでフレーム11内に保持されていたトリガー機構10部分は、図7に示すようにコイルスプリング29の弾性力及び吐水口5に供給される消火配水管2からの圧力水の圧力により一気にフレーム11から下方に押し出される。
このようにトリガー機構10部分が押し出されると、吐水口5を塞いでいた弁体8は、消火配水管2内の圧力水の圧力で、下方に押し出されるので、図8に示すように、吐水口5が開放され、消火配水管2内の圧力水が吐水口5から勢い良く下方に放射状に噴出して放水される。
こうして弁体8の下降により、吐水口5が開かれる放水時、その弁体8は、フレーム11内に収納されている吊持部材12の弁体収納部30に受け止められて収納されるので、吐水口の水圧を受けて吊持部材12を下方に引き出すように作用する。
その結果、吊持部材12は弁体8と共に、フレーム11内を瞬時に滑落し、その上端のリング32がフレーム11の段部19に係止されることにより、フレーム11から吊り下げられた状態で停止する。
下降した弁体8は弁体収納部30に収納された状態で、吊持部材12の下端部分がフレーム11の段部19に引っかかることなく、ガイド部材13で所定の位置に下降するまで案内されるとともに、そのガイド部材13は吊持部材12の下端部分固定されているので、この開弁時にもスプリンクラーヘッド1の外方に散逸することがない。
こうして、フレーム11から吊り下げられた状態で停止した吊持部材12に保持された弁体8の上面の円錐状部分24に、吐出口5から噴出した圧力水流が勢い良く衝突することにより、この圧力水流を周囲に飛散させ、さらにガイド部材13の突片37で、吐水口5からの圧力水を拡散させて周囲に略均等に放水して良好な消火が行われる。
火災発生でトリガー機構10が弁体8を下降させるときにガイド部材13でガイドされるので、スプリンクラーヘッド1を傾斜しているような面に取り付けても、弁体8の下降が阻害されることがない。
これにより、スプリンクラーヘッド1の取り付け場所が限定されることがなく、取りつけ場所を広範囲なものにすることができる。
また、弁体8の開弁時にもガイド部材13がスプリンクラーヘッド1の外方に散逸することがないので、避難者が散逸したガイド部材13を踏みつけて傷ついたりすることがない。
尚、上記実施の形態では、ガイド部材13の固定手段として、ガイド部材13を吊持部材12とコイルスプリング29との間に挟着するようにしてあるが、こうしたものに限られず、例えば図9に示すように、コイルスプリング29との間に座金40を介してガイド部材13を取り付けるようにすることができる。
このように座金40を介してガイド部材13を吊持部材12とコイルスプリング29との間に取り付ける場合にはスプリング装着用ボルト14の締め込み時にその回転操作による捩れがコイルスプリング29に残留するのを解消することができる。
また、図10に示すように、ガイド部材13を吊持部材12に溶着(固定手段)38により直接取り付けるようにすることも可能である。
さらに、上記実施の形態では、ガイド部材13の円板状部分34の周縁から、吐水口5の圧力水を拡散する作用をする突片37を設けるようにしてあるが、図11に示すように突片37のない椀形にすることができるし、この椀形のガイド部材13に圧力水を拡散する作用を持たせる場合には図12に示すように周辺部分に円や楕円の透孔39を形成することが考えられる。
1・・・スプリンクラーヘッド
4・・・スプリンクラーヘッド本体
5・・・吐水口
8・・・弁体
9・・・感熱作動部
10・・トリガー機構
12・・・吊持部材
13・・・ガイド部材
29・・・コイルスプリング(固定手段)
23・・・温度ヒューズ

Claims (4)

  1. 消火配水管に接続されるスプリンクラーヘッド本体と、該スプリンクラーヘッド本体内の吐水口を閉止する弁体と、所定の高温を検出したときに前記吐水口を開くように前記弁体を操作する感熱作動部を有するトリガー機構とを備え、前記感熱作動部は、前記スプリンクラーヘッド本体に固定されかつ下端内周部分に段部を有して下方に開口する筒状部材と、この筒状部材内の収納部に収納され所定の高温を検出すると溶け出す温度ヒューズと、この温度ヒューズが一定の体積にあるときは前記弁体が吐水口を閉止した状態に保つ一方前記温度ヒューズが溶出して体積が減少した時に前記弁体を下降させて吐水口が開口されるように弁体を操作するように構成され前記トリガー機構の上面を前記弁体の下端面に当接させるとともに、前記トリガー機構の感熱作動部の作動時に下降する前記弁体を案内するガイド部材と、このガイド部材で案内されて下降する弁体の下降時に当該弁体を収納した状態で前記筒状部材の開口を介して当該筒状部材の下方位置に吊持し、その弁体収納部の周縁部分に前記吐水口からの圧力水を拡散して放水する突起を有する吊持部材を備えてなるスプリンクラーヘッドであって、
    前記ガイド部材は、前記弁体の下降時に前記吐水口からの圧力水を拡散させて周囲に略均等に放水する突片を有し、かつ前記吊持部材の下端部分を当該吊持部材の下端部に収納した弁体と共に前記筒状部材の断部との引っかかりを回避しつつ案内する斜面を有して当該吊持部材の下端に固定手段により固定され、前記ガイド部材が前記筒状部材の開口を介して前記弁体と共に下方に下降して前記吊持部材に吊持されたときに当該吊持部材に前記弁体とともに吊持されることを特徴とするスプリンクラーヘッド。
  2. 前記吊持部材の下面と前記弁体の下端部分との間に吐水口の水圧と協働して前記トリガー機構を外方に押圧付勢する押圧手段を設け、この押圧手段と前記吊持部材との間に前記ガイド部材を挟着させて当該ガイド部材の固定手段を形成している請求項1に記載のスプリンクラーヘッド。
  3. 前記ガイド部材を前記吊持部材に溶着固定して前記固定手段を形成している請求項1に記載のスプリンクラーヘッド。
  4. 前記押圧手段が、コイルスプリングで構成されている請求項2に記載のスプリンクラーヘッド。
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