JP2004024555A - 埋込型スプリンクラーヘッド - Google Patents

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sprinkler head
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ceiling
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Yasuaki Koiwa
小岩 康明
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Senju Sprinkler Co Ltd
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Senju Sprinkler Co Ltd
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Abstract

【課題】天井または壁面に埋め込まれて設置されるスプリンクラーヘッドにおいて、天井面または壁面からの突出量を抑え、外力によるスプリンクラーヘッドの破損や、過剰な負荷が加わることを防止した埋込型スプリンクラーヘッドの提供。
【解決手段】感熱分解部分40を保護する筒状のハウジング60をスプリンクラーヘッドの外周面に係止させ、スプリンクラーヘッドの作動時にはハウジング60とガイドリング53に各々設けた摺動部56、62が、ガイドリング53の落下動作をガイドし、ハウジング60下端の段部64にデフレクター51が吊設されたガイドリング53を係止する構造とした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は消火用のスプリンクラーヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスプリンクラーヘッドは火災の際に自動的に作動して消火水を散布し、火災を抑制・消火するものであり、ホテルやオフィスビル、病院等に設置されている。
【0003】
これらの建物に設置されるスプリンクラーヘッドは、天井や壁面に埋め込んだ状態で設置され、天井面からの突出部分が少ない意匠性に優れる埋込型スプリンクラーヘッドが大部分を占めている。
【0004】
埋込型スプリンクラーヘッドは火災によって作動した際には、スプリンクラーヘッド内部に収容されている消火水を室内に均一に散布するためのデフレクターが落下し、天井面より突出して消火水の散布を行うものである。
【0005】
埋込型スプリンクラーヘッドの一例として、特開平7−284545号公報に記載されたものがあり、図8に埋込型スプリンクラーヘッドの断面図、及び図7に図8の埋込型スプリンクラーヘッドの作動状態を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の埋込型スプリンクラーヘッドは、火災の初期の段階で火災を感知して作動させるために、下端にヒートコレクターが数枚設置されており、また天井面に対するスプリンクラーヘッドの設置位置が、天井下面とスプリンクラーヘッドのフレーム端が同じ高さになるように設置されているので、天井面からの突出量が多いものであった。
【0007】
天井面からの突出量が多いと、外力によって破損したりあるいは過剰な荷重がスプリンクラーヘッドに加わり、スプリンクラーヘッドの不時放水を招くおそれがある。
【0008】
外力からスプリンクラーヘッドを保護するためにガードを設置することも考えられるが、ガードを設置するためのコストやガードをスプリンクラーヘッドに取付ける手間がかかる。
【0009】
あるいは図7、8に示すように天井位置をBとして、スプリンクラーヘッドを天井内の奥へ設置し、天井面からの突出量を少なくすると、火災時にスプリンクラーヘッドが作動した際、天井面とデフレクターの距離が接近しすぎて正規の散水分布が得られずに火災を延焼させてしまうおそれがある。
【0010】
そこで本発明では、天井または壁面に埋め込んで設置されるスプリンクラーヘッドにおいて、天井面または壁面からの突出量を抑え、外力によるスプリンクラーヘッドの破損や、過剰な負荷が加わることを防止した埋込型スプリンクラーヘッドの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1記載の発明は、天井または壁面内部に埋め込まれて設置され、作動時にはデフレクターが天井面または壁面より突出して消火水の散布を行う埋込型スプリンクラーヘッドにおいて、感熱分解部分を保護する筒状のハウジングをスプリンクラーヘッドの外周面に係止させ、作動時にハウジング下端の段部にデフレクターが吊設されたガイドリングが係止される構造とした埋込型スプリンクラーヘッドである。
【0012】
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のハウジングとガイドリングに、それぞれ摺動部分が設置されているものである。
【0013】
請求項3記載の発明は、前記請求項1または請求項2記載のハウジングの側面には、開口部が設けられているものである。
【0014】
請求項4記載の発明は、前記請求項1から請求項3記載のスプリンクラーヘッドにおいて、ハウジング内壁と摺動部分との間に、リングの外周の一部に水平板が設けられた補助デフレクターを摺動自在に嵌入させ、ハウジング下端の段部に水平板が摺動自在に通過できる孔または溝を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1実施形態を図1から図4を参照して説明する。図1は第1実施形態の断面図、図2は散水部およびハウジングの分解斜視図、図3は第1実施形態の外観図、図4は第1実施形態の作動時の断面図を表す。
【0016】
本発明のスプリンクラーヘッドは、本体10、フレーム20、止水部30、感熱分解部分40、散水部50、ハウジング60、集熱板70から構成されている。
【0017】
本体10は中央にノズル11が穿設されており、その下端は弁座12となっていて、外周上部には給水配管と接続する牡ネジ13が螺設されている。下端はフランジ14となっている。
【0018】
フレーム20は円筒状であり、下端は一部が切欠かれた内方フランジ21となっている。内方フランジ21の切欠かれた部分には、ハウジング60のガイド部62が差し込まれる。上端は前述の本体10と螺合している。またフレーム20の外周にはハウジング60の爪61が係止される段部22が形成されている。
【0019】
止水部30は、弁体31とパッキン32から成り、弁体31の上部にパッキン32が被着されて、平時には本体10の弁座12を閉塞している。
【0020】
感熱分解部分40は、フレーム20の下端に設けられ、ガイドポスト41を介して弁体31を保持している。感熱分解部分については特公昭58−36985号等で周知されているので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0021】
散水部50は、デフレクター51、ピン52、ガイドリング53から構成されている。デフレクター51は、火災時ノズルから放出される消火水を衝突させて室内に均一に散布するためのもので、板状をしており周縁に溝や穴が穿設され、上面には止水部30が接合されている。
【0022】
ピン52は、デフレクター51の穴54と摺動自在に嵌入され、下端はフランジ形状をしておりデフレクター51が吊設される。ピン52の上端はガイドリング53にカシメにより固定されている。
【0023】
ガイドリング53は、板をリング状に形成したもので、前述のピン52、52が接合される穴55、55が穿設され、外周縁にはハウジング60のガイド部62、62と摺動するアーム56、56が下方に向かって垂設されている。
【0024】
ハウジング60は、円筒状であり上部は切欠かれて開口部63・・・が形成されている。側面の上部には、前述のフレーム20の段部22と係合する爪61が軸方向に突出して形成されている。爪61はフレーム20と係合した後、容易に抜けないように水平より下向きに形成されている。
【0025】
ハウジング60の下端には、段部として内方フランジ64が形成されている。内方フランジ64の内径は一部切欠かれており、該切欠き部分より垂直にガイド部62が立設されている。
【0026】
ガイド部62の軸側の面は、前述ガイドリング53のアーム56の外面と摺動する面であり、スプリンクラーヘッドの作動時にはガイドリング53のリング部分が、内方フランジ64に係止されデフレクター51を所定の位置まで落下させることができる。
【0027】
集熱板70は、熱伝導性の良好な金属より形成され板状をしており、火災の熱を吸収して感熱分解部分40に伝える作用を有する。
【0028】
次に、本発明の第1実施形態の作動について説明する。火災が発生すると、集熱板70が火災の熱を吸収し、熱を感熱分解部分40に伝える。感熱分解部分40は熱により分解・落下する。
【0029】
すると感熱分解部分40により押圧されていた止水部30が弁座12から離れ、ノズル11内の消火水が放出される。同時に止水部30と接合している散水部50もアーム56がガイド部62に沿って落下し、ガイドリング53が内方フランジ64に係止され、デフレクター51が所定の位置まで落下して吊設される。
【0030】
ノズル11より放出された消火水はデフレクター51に衝突して室内に均一に散布され、火災を鎮圧・消火する。
【0031】
次に本発明の第2実施形態について図5、図6を参照して説明する。図5は第2実施形態のスプリンクラーヘッドの断面図である。図6は第2実施形態の散水部とハウジングの分解斜視図である。
【0032】
第2実施形態のスプリンクラーヘッドは壁面に水平に取付けられる側壁型スプリンクラーヘッドであり、第1実施形態との相違点は、ハウジング60内周とガイド部62の外周の間に補助デフレクター57を摺動自在に嵌入させたことである。尚、第1実施形態と構造が同じ箇所については同符号を付して説明は省略する。
【0033】
補助デフレクター57は、リング部58と水平部59から構成され、リング部58の側面は、ハウジング60内周とガイド部62の外周に沿って摺動する。
【0034】
水平部59は、ノズル11から放出される消火水を遠方に飛散させる作用を有しており、ハウジング60の内方フランジ64に穿設した矩形孔65と摺動自在に嵌め込まれている。
【0035】
次に第2実施形態の作動について説明する。第2実施形態のスプリンクラーヘッドは、図5に示すように壁面に設置されている。補助デフレクター57は平時、水平部59がハウジング60内に収納された状態、つまりリング部58の一面が、フレーム20の下端に接触した状態で設置されている。
【0036】
火災が発生すると、火災の熱により感熱分解部分40が分解してノズル11が開放され消火水が放出される。同時に散水部50が消火水の流れによって前方に移動する。
【0037】
このとき、ガイドリング53のリング部の外周縁が補助デフレクター57のリング部58の内周縁と係合し、補助デフレクター57を前方に押し出して、補助デフレクター57の水平部59が、内方フランジ64の矩形孔65より突き出た状態になる。
【0038】
ノズル11より放出された消火水は、デフレクター51および補助デフレクター57の水平部59に衝突して室内に均一に散布され、火災を鎮圧・消火する。
【0039】
その他の実施形態として、集熱板70の外力による変形や破損を防止するために、ハウジング60の下端周縁に複数の切欠きが形成されるように垂下部材を設けることも可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、スプリンクラーヘッドの天井面または壁面からの突出量を少なくしたことによって外力が加わりにくい構成にしたものである。
【0041】
また地震等により天井板やスプリンクラーヘッドが接続された配管が揺れ、スプリンクラーヘッドと天井板が衝突した場合に、感熱分解部分がハウジングによって全周から保護されているので、感熱分解部分が衝撃によって分解することを防止できる。
【0042】
さらに本発明を側壁型スプリンクラーヘッドに採用することで、補助デフレクターをハウジング内部に収納することが可能となり、外力による補助デフレクターの変形を防止できる。
【0043】
また更なる効果として、補助デフレクターをハウジング内に収納したことで、天井から壁面に沿って流れる熱気流を、効率的に集熱板に到達させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の断面図
【図2】第1実施形態の散水部およびハウジングの分解斜視図
【図3】第1実施形態の外観図
【図4】第1実施形態の作動時の断面図
【図5】第2実施形態の断面図
【図6】第2実施形態の散水部とハウジングの分解斜視図
【図7】図8の埋込型スプリンクラーヘッドの作動状態
【図8】従来の埋込型スプリンクラーヘッドの断面図
【符号の説明】
10 本体
11 ノズル
12 弁座
13 牡ネジ
14 フランジ
20 フレーム
21 内方フランジ
22 段部
30 止水部
31 弁体
32 パッキン
40 感熱分解部分
50 散水部
51 デフレクター
52 ピン
53 ガイドリング
56 アーム
57 補助デフレクター
58 リング部
59 水平部
60 ハウジング
61 爪
62 ガイド部
63 開口部
64 内方フランジ
65 矩形孔
70 集熱板

Claims (4)

  1. 天井または壁面内部に埋め込まれて設置され、作動時にはデフレクターが天井面または壁面より突出して消火水の散布を行う埋込型スプリンクラーヘッドにおいて、感熱分解部分を保護する筒状のハウジングをスプリンクラーヘッドの外周面に係止させ、作動時にハウジング下端の段部にデフレクターが吊設されたガイドリングが係止される構造であることを特徴とした埋込型スプリンクラーヘッド。
  2. 前記請求項1記載のハウジングとガイドリングに、それぞれ摺動部分が設置されていることを特徴とした埋込型スプリンクラーヘッド。
  3. 前記請求項1または請求項2記載のハウジングの側面には、開口部が設けられていることを特徴とした埋込型スプリンクラーヘッド。
  4. 前記請求項1から請求項3記載のスプリンクラーヘッドにおいて、ハウジング内壁と摺動部分との間に、リングの外周の一部に水平板が設けられた補助デフレクターを摺動自在に嵌入させ、ハウジング下端の段部に水平板が摺動自在に通過できる孔または溝を設けたことを特徴とした埋込型スプリンクラーヘッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112586A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Senju Sprinkler Kk スプリンクラーヘッド
JP2019154781A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 ホーチキ株式会社 スプリンクラーヘッド
WO2022220132A1 (ja) * 2021-04-15 2022-10-20 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド

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