JPH1157058A - スプリンクラーヘッド - Google Patents

スプリンクラーヘッド

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Publication number
JPH1157058A
JPH1157058A JP22795897A JP22795897A JPH1157058A JP H1157058 A JPH1157058 A JP H1157058A JP 22795897 A JP22795897 A JP 22795897A JP 22795897 A JP22795897 A JP 22795897A JP H1157058 A JPH1157058 A JP H1157058A
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JP
Japan
Prior art keywords
deflector
frame
valve
sprinkler head
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP22795897A
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English (en)
Inventor
Shin Yokoi
伸 横井
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Yokoi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yokoi Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井の施工前に配水管に取り付けることがで
き、然もデザイン性に優れていると共に、比較的安いコ
ストで製作できるようにする。 【解決手段】 噴出口1a及び弁座1bを有する筒状の
フレーム1と、フレーム1内に昇降自在に支持されたデ
フレクターガイド2と、デフレクターガイド2に昇降自
在に支持され、弁座1bに当離座する弁体4を設けたデ
フレクター3と、デフレクターガイド2を下方へ附勢す
る弾性体5と、フレーム1内に配設されたグラスバルブ
6と、フレーム1に係脱自在に設けられ、デフレクター
ガイド2、デフレクター3、弁体4及びグラスバルブ6
を保持して弁体4を弁座1bへ当座させる押え金具機構
7とを具備したスプリンクラーヘッドであって、グラス
バルブ6の破壊時にフレーム1と押え金具機構7との係
止が解除されて金具押え機構7が落下排出されると共
に、デフレクターガイド2、デフレクター3及び弁体4
が下降して噴出口1aを開放するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に劇場、デパー
ト、学校、病院、工場及び倉庫等の建築物に設置される
スプリンクラー設備に用いられるものであり、天井裏に
配設した配水管に接続され、室内や廊下等へ放射状に散
水できるようにしたスプリンクラーヘッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリンクラー設備に用いられる
スプリンクラーヘッドとしては、例えば図7乃至図9に
示す構造のものが夫々知られている。
【0003】即ち、図7に示すスプリンクラーヘッド
は、枠状の本体20、デフレクター21、弁体22及び
グラスバルブ23等から構成されて居り、火災の熱によ
ってグラスバルブ23が破壊されると、弁体22が落下
して本体20の噴出口20aから水が噴出されると共
に、この水がデフレクター21に衝突して室内等へ放射
状に散水されるようになっている。
【0004】又、図8に示すスプリンクラーヘッドは、
枠状の本体24、デフレクター25、弁体26、可溶性
の保持部材27、上部支持ケース28、支持リング29
及び蓋体30等から構成されて居り、火災の熱によって
スプリンクラーヘッドの周囲の温度が上昇すると、リン
グ29及び蓋体30が落下して本体24及びデフレクタ
ー25が開放状態になると共に、可溶性の保持部材27
が溶けて該保持部材27及び弁体24が本体24から落
下し、これにより本体24の噴出口から水が噴出されて
デフレクター25により室内等へ放射状に散水されるよ
うになっている。
【0005】更に、図9に示すスプリンクラーヘッド
は、本体31、弁体32、デフレクターガイド33、デ
フレクター34、可溶性のペレット(図示省略)及び装
飾板35等から構成されて居り、火災の熱によって可溶
性のペレットが溶けると、弁体32、デフレクターガイ
ド33及びデフレクター34が一定距離だけ下降し、本
体31の噴出口31aから水が噴出されると共に、この
水がデフレクター33に衝突して室内等へ放射状に散水
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
構造のスプリンクラーヘッドに於いては、スプリンクラ
ーヘッドを天井の施工前に天井裏に配設した配水管(図
示省略)へ先に取り付けると、枠状の本体20が邪魔に
なって天井板(図示省略)を後から張れないと云う問題
が発生し、反対に天井板を張った後、配水管にスプリン
クラーヘッドを取り付けると、配管の漏れ等をチェック
し難いと云う問題が発生する。尚、天井板に大きな開口
を形成すれば、スプリンクラーヘッドを配水管に先に取
り付けても、天井板を後で張ることができるが、この場
合には天井板の開口が丸見えになり、見栄えが悪くなっ
てデザイン的に極めて問題である。
【0007】又、図8に示す構造のスプリンクラーヘッ
ドに於いては、スプリンクラーヘッドを配水管に先に取
り付けることは可能であるが、本体24等を上部支持ケ
ース28内に収納すると共に、上部支持ケース28の開
口を蓋体30で覆う構成としている為、天井板36の開
口36aを可なり大きくしなればならず、デザイン的に
問題がある。然も、デフレクター25が天井面36bか
ら十分に下がっていない為、デフレクター25から散水
したときに天井板36が邪魔になって安定した散水状態
を得られず、放水パターンにも問題がある。
【0008】更に、図9に示す構造のスプリンクラーヘ
ッドに於いては、スプリンクラーヘッドを配水管に先に
取り付けるタイプのものであるが、ペレットの管理が難
しいうえ、コスト面でも問題がある。又、デフレクター
35やフィン37が丸見えになる為、見栄えが悪くなっ
てデザイン性にも劣ると云う問題がある。
【0009】本発明は、このような問題点に鑑みて為さ
れたものであり、その目的は天井の施工前に配水管に取
り付けることができ、然もデザイン性に優れていると共
に、比較的コストの安いスプリンクラーヘッドを提供す
るにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明は、天井裏に配設し
た配水管に接続され、中心部に縦向きの噴出口を有する
と共に、噴出口の下端部側周縁に下向きの弁座を形成し
た筒状のフレームと、フレーム内に昇降自在に支持さ
れ、下降時にフレームの下端から下方へ突出するデフレ
クターガイドと、デフレクターガイドに昇降自在に支持
され、フレーム内に位置する収納位置とデフレクターガ
イドの下降時にデフレクターガイドの下端部に位置する
作動位置とを取り得るデフレクターと、デフレクターに
設けられ、フレームの弁座に当離座して噴出口を開閉す
る弁体と、フレーム内に配設され、デフレクターガイド
を下方へ附勢する弾性体と、フレーム内に配設され、上
端部側が弁体若しくはデフレクターに当接するグラスバ
ルブと、フレームの下端部内周面に係脱自在に設けら
れ、デフレクターガイド、デフレクター、弁体及びグラ
スバルブを保持して弁体を弁座へ当座させる押え金具機
構とを具備したスプリンクラーヘッドであって、該スプ
リンクラーヘッドは、グラスバルブの破壊時にフレーム
と押え金具機構との係止が解除されて該金具押え機構が
フレームから落下排出されると共に、デフレクターガイ
ド、デフレクター及び弁体が下降してフレームの噴出口
を開放するように構成されていることに特徴がある。
【0011】又、本発明の請求項2に記載の発明は、押
え金具機構が、グラスバルブの周囲を囲繞すると共に、
破壊されたグラスバルブの破片がフレーム内へ飛散する
のを防止する金属製のネットを備えていることに特徴が
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るスプリ
ンクラーヘッドの非作動状態を示すものであり、当該ス
プリンクラーヘッドは、フレーム1と、デフレクターガ
イド2と、デフレクター3と、弁体4と、弾性体5と、
グラスバルブ6と、押え金具機構7とから構成されて居
り、グラスバルブ6の破壊によって押え金具機構7がフ
レーム1から落下排出されると共に、デフレクターガイ
ド2、デフレクター3及び弁体4が夫々下降して散水が
開始されるようになっている。
【0013】前記フレーム1は、天井裏に配設した配水
管(図示省略)に鉛直姿勢で接続されて居り、配水管に
接続される筒状の上部フレーム1′と上部フレーム1′
の下端部に接続される筒状の下部フレーム1″とから成
る。具体的には、上部フレーム1′は、図1乃至図3に
示す如く、下端部が拡径した段付きの筒状に形成されて
居り、中心部に縦向きの噴出口1aを有すると共に、噴
出口1aの下端部側周縁には下向きの弁座1bが形成さ
れている。又、上部フレーム1′の上端部外周面には配
水管に螺着される雄ネジ1cが、上部フレーム1′の下
端部内周面には下部フレーム1″が螺着される雌ネジ1
dが夫々形成されている。一方、下部フレーム1″は、
図1乃至図3に示す如く、筒状に形成されて居り、上端
部外周面には上部フレーム1′の雌ネジ1dへ螺着され
る雄ネジ1eが、下端部外周面には装飾カバー(図示省
略)を取り付ける為の雄ネジ1fが夫々形成されてい
る。又、下部フレーム1″の下端部内周面にはデフレク
ターガイド2が係止される段部1gが形成されて居り、
この段部1gの内周面には断面形状が弧状の環状の係止
溝1hが形成されている。そして、下部フレーム1″
は、上部フレーム1′の下端部内にワッシャ8を挿入
し、上端部側の雄ネジ1eを上部フレーム1′の雌ネジ
1dへ螺着することによって、上部フレーム1′へ接続
されている。
【0014】前記デフレクターガイド2は、フレーム1
内に昇降自在に支持されて居り、下降時にフレーム1の
下端から下方へ大きく突出するようになっている。具体
的には、デフレクターガイド2は、図1乃至図3に示す
如く、下部フレーム1″内に昇降自在に配設され、下降
時に下部フレーム1″の段部1gに係止される環状部2
aと、環状部2aの裏面に垂下状態で且つ等角度毎に溶
着された三本の脚部2bと、各脚部2bの下端部に形成
した係止部2cとから成り、下部フレーム1″内を下降
して環状部2aが段部1gに係止されたときに、脚部2
bの下端部側が下部フレーム1″の下端から下方へ大き
く突出するようになっている(図6参照)。
【0015】前記デフレクター3は、図1乃至図3に示
す如く、下部フレーム1″の段部1g部分の内径よりも
小径の円板状に形成されて居り、その外周縁部には複数
枚の上向きの羽根3aが等角度毎に形成されている。
又、デフレクター3の中心部には弁体取付け穴3bが、
デフレクター3の外周縁部にはデフレクターガイド2の
脚部2aが挿通される三つの貫通孔3cが夫々形成され
ている。そして、デフレクター3は、各貫通孔3cにデ
フレクターガイド2の脚部2bを挿通することによっ
て、デフレクターガイド2の各脚部2bへ昇降自在に支
持されて居り、デフレクターガイド2が下部フレーム
1″内に収納されているときには、下部フレーム1″内
で且つ弁座1bの近傍に位置する収納位置(図1に示す
位置)を、又、デフレクターガイド2が下降して下部フ
レーム1″の下端から下方へ大きく突出しているときに
は、デフレクターガイド2の係止部2cに係止されてデ
フレクターガイド2の下端部に位置する作動位置(図6
に示す位置)を夫々取り得るようになっている。
【0016】前記弁体4は、デフレクター3の上面側中
心部に設けられて居り、デフレクター3が収納位置のと
きにはフレーム1の弁座1bに当座してフレーム1の噴
出口1aを閉鎖し、デフレクター3が作動位置のときに
は弁座1bから離座して噴出口1aを開放するようにな
っている。具体的には、弁体4は、図1に示す如く、略
裁頭円錐状に形成されて居り、その下端部をデフレクタ
ー3の弁体取付け穴3bへ挿入して弁体取付け穴3bの
内周縁部にかしめることによって、デフレクター3の上
面側中心部に取り付けられている。又、弁体4の弁座1
bに当接する部分には、合成樹脂製のシール材9が嵌着
されている。
【0017】前記弾性体5は、図1に示す如く、上部フ
レーム1′とデフレクターガイド2の環状部2aとの間
に介設されて居り、デフレクターガイド2を下方向へ附
勢して強制的に下降させるものである。この弾性体5に
は、円錐形コイルバネが使用されて居り、デフレクター
ガイド2の環状部2aに押されて圧縮されたときに偏平
状になって弾性体5の収容空間が少なくて済むようにな
っている。
【0018】前記グラスバルブ6は、ガラス管の内部に
熱によって膨張する感熱膨張液(例えばにアルコール)
を封入したものであり、図1に示すように弁体4と後述
する押え金具機構7との間に介設され、スプリンクラー
ヘッドの周囲の温度が一定温度以上になると破壊される
ようになっている。
【0019】前記押え金具機構7は、下部フレーム1″
の下端部内周面に係脱自在に設けられて居り、非作動時
にデフレクターガイド2、デフレクター3、弁体4及び
グラスバルブ6を保持して弁体4をフレーム1の弁座1
bへ当座させると共に、グラスバルブ6の破壊時にフレ
ーム1から落下排出されるように構成されている。具体
的には、押え金具機構7は、図1乃至図3に示す如く、
デフレクターガイド2の三本の脚部2b間に位置し且つ
下部フレーム1″の下端部に挿入され、半径方向に三つ
のボール収納孔10aを形成した略筒状のボール保持金
具10と、各ボール収納孔10aに夫々移動自在に挿入
され、下部フレーム1″の係止溝1hに係脱自在に係止
されてボール保持金具10をフレーム1から抜け止めし
得る三個のボール11と、ボール保持金具10内に昇降
自在に挿入され、ボール11をボール保持金具10の外
方へ押圧して下部フレーム1″の係止溝1hへ係止させ
るフランジ部12aを備えた筒状の押え金具12と、押
え金具12内に昇降自在に螺挿され、弁体4との間でグ
ラスバルブ6を挾持状態で保持する調整ネジ13と、ボ
ール保持金具10と押え金具12との間に介設され、押
え金具12を上方(ボール保持金具10から抜ける方
向)へ附勢する弾性体14と、押え金具12の上端部に
取り付けられ、グラスバルブ6を囲繞するお椀形の金属
製のネット15とから成る。
【0020】尚、図1に於いて、16は押え金具12の
下端部に止めネジ17を介して取り付けられたキャップ
であり、このキャップ16はフレーム1内へ塵埃等が侵
入するのを防止すると共に、内部の構造が見えるのを防
止する役目を果たすものである。
【0021】而して、前記押え金具機構7に於いて、押
え金具機構7の上端部側を下部フレーム1″内に挿入
し、弁体4と調整ネジ13との間に介設したグラスバル
ブ6を調整ネジ13により移動調整すると、押え金具1
2が弾性体14の附勢力に抗してボール保持金具10内
へ押し込まれ、ボール11を外方へ押圧して下部フレー
ム1″の係止溝1hへ係止させると共に、弁体4、デフ
レクター3及びデフレクターガイド2が弾性体5の附勢
力に抗して上方へ移動し、弁体4を弁座1bへ当座させ
ることになる。その結果、押え金具機構7は、デフレク
ターガイド2、デフレクター3、弁体4及びグラスバル
ブ6を保持した状態で下部フレーム1″に係止されると
共に、弁体4を弁座1bへ当座させることになる。又、
この状態でグラスバルブ6が破壊されると、押え金具1
2が弾性体14の弾性力によりボール保持金具10内を
上昇し、これに伴ってボール11の押圧状態が解除され
てボール11と係止溝1hとの係止が外れることにな
る。その結果、押え金具機構7は、その自重及び下方へ
附勢されているデフレクターガイド2に押されて下部フ
レーム1″から落下することになる。
【0022】次に、前記スプリンクラーヘッドの作動に
ついて説明する。火災の発生によりスプリンクラーヘッ
ドの周囲の温度が異常高温になると、グラスバルブ6の
感熱膨張液が膨張してグラスバルブ6が破壊される(図
4参照)。このとき、グラスバルブ6の周囲にはネット
15が設けられている為、破壊されたグラスバルブ6が
フレーム1内に飛散することもない。
【0023】グラスバルブ6が破壊されると、押え金具
12が弾性体14の弾性力によりボール保持金具10内
を上昇すると共に、これに伴って押え金具12によるボ
ール11の押圧状態が解除され、ボール11はボール収
納孔10a内を移動可能となる(図4の一点鎖線位置参
照)。即ち、ボール11はフリーの状態となる。
【0024】ボール11がフリーの状態になると、ボー
ル11と係止溝1hとの係止が外れ、押え金具機構7は
その自重及び下方へ附勢されているデフレクターガイド
2に押されて下部フレーム1″から落下することになる
(図5参照)。
【0025】押え金具機構7が下部フレーム1″から落
下すると、押え金具機構7に保持されていたデフレクタ
ーガイド2、デフレクター3及び弁体4が下降を始め
る。即ち、デフレクターガイド2が弾性体5の弾性力に
より下降すると共に、デフレクター3及び弁体4がデフ
レクターガイド2の脚部2bに沿って下降して行く。そ
の結果、フレーム1の噴出口1aが開放された状態とな
る(図6参照)。
【0026】下部フレーム1″内を下降したデフレクタ
ーガイド2は、その環状部2aが下部フレーム1″の段
部1gに係止されることによって、その下降を停止する
ことになる。このとき、デフレクターガイド2の脚部2
bは、下部フレーム1″から下方へ大きく突出した状態
となる。又、デフレクターガイド2の脚部2bに沿って
下降したデフレクター3は、デフレクター2の係止部2
cに係止されて下降を停止し、作動位置に保持されるこ
とになる。即ち、デフレクター3は、下部フレーム1″
から下方へ大きく突出した位置に保持された状態とな
る。
【0027】この状態でフレーム1の噴出口1aからデ
フレクター3に向って水が噴出され、この水はデフレク
ター3に衝突して室内へ放射状に散布されることにな
る。このとき、デフレクター3は、天井面から下方へ大
きく突出した状態となっている為、天井面が散布の邪魔
になると云うこともなく、放射パターンに悪影響を及ぼ
すこともない。
【0028】而して、上記構成のスプリンクラーヘッド
は、筒状のフレーム1内にデフレクターガイド2、デフ
レクター3、弁体4、グラスバルブ6及び押え金具機構
7を収納する構成としている為、外方へ大きく突出する
部材がなく、全体を比較的コンパクトな筒状に形成する
ことができる。その結果、天井の施工前にスプリンクラ
ーヘッドを天井裏に配設した配水管に先に取り付けるこ
とができ、配水管やスプリンクラーヘッド等の点検等を
簡単且つ容易に行えることになる。又、このスプリンク
ラーヘッドは、非作動時にデフレクターガイド2及びデ
フレクター3等がフレーム1内に収納され、作動時にこ
れらがフレーム1から下方へ大きく突出するようになっ
ている為、スプリンクラーヘッドの大部分を天井内に埋
め込み状態で設置することができ、天井面から大きく突
出すると云うこともない。然も、外方へ大きく突出する
部材がなく、全体が比較的コンパクトな筒状を呈してい
る為、天井板の開口も小さくて済む。その結果、スプリ
ンクラーヘッドは、極めてデザイン的に優れたものにな
ると共に、外部からの衝撃を受け難くなり、破損事故も
皆無となる。更に、このスプリンクラーヘッドは、デフ
レクターガイド2を弾性体5により強制的に下降させて
いる為、デフレクターガイド2及びデフレクター3を所
定の位置まで確実に下降させることができ、極めて信頼
性に優れたものとなる。
【0029】尚、上記例に於いては、フレーム1は上部
フレーム1′と下部フレーム1″を接続することにより
形成したが、他の例に於いては、上部フレーム1′と下
部フレーム1″を一体的に形成するようにしても良い。
【0030】上記例に於いては、デフレクターガイド2
に三本の脚部2bを設けるようにしたが、他の例に於い
ては、デフレクターガイド2に二本若しくは四本の脚部
2bを設けるようにしても良い。
【0031】上記例に於いては、ボール保持金具10に
ボール収納孔10aを三つ形成すると共に、ボール11
を三個使用するようにしたが、他の例に於いては、ボー
ル保持金具10にボール収納孔10aを四つ形成すると
共に、ボール11を四個使用するようにしても良い。
【0032】上記例に於いては、弁体4と調整ネジ13
の間でグラスバルブ6を保持するようにしたが、他の例
に於いては、デフレクター3と調整ネジ13の間でグラ
スバルブ6を保持するようにしても良い。
【0033】上記例に於いては、押え金具機構7をボー
ル保持金具10、ボール11、押え金具12、調整ネジ
13及び弾性体14等から構成したが、押え金具機構7
は上記例のものに限定されるものではなく、フレーム1
に係脱自在に設けられ、デフレクターガイド2、デフレ
クター3、弁体4及びグラスバルブ6を保持して弁体4
を弁座1bへ当座させることができ、且つグラスバルブ
6の破壊時にフレーム1から落下するものであれば、如
何なる構造及び形状のものであっても良い。
【0034】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1のスプリ
ンクラーヘッドは、筒状のフレーム内にデフレクターガ
イド、デフレクター、弁体、グラスバルブ及び押え金具
機構を収納する構成としている為、外方へ大きく突出す
る部材がなく、全体を比較的コンパクトな筒状に形成す
ることができる。その結果、天井板を張る前にスプリン
クラーヘッドを天井裏に配設した配水管に先に取り付け
ることができ、配水管やスプリンクラーヘッド等の点検
等を簡単且つ容易に行えることになる。又、本発明のス
プリンクラーヘッドは、デフレクターガイド及びデフレ
クター等がフレーム内に収納され、作動時にこれらがフ
レームから下方へ突出するようになっている為、スプリ
ンクラーヘッドの大部分を天井内に埋め込み状態で設置
することができ、天井面から大きく突出すると云うこと
もない。然も、外方へ大きく突出する部材がなく、全体
が比較的コンパクトな筒状を呈している為、天井板の開
口も小さくて済む。その結果、スプリンクラーヘッド
は、極めてデザイン性にも優れたものとなる。更に、本
発明のスプリンクラーヘッドは、作動時にデフレクター
ガイド及びデフレクターがフレームから下方へ突出する
ようになっている為、天井面が散布の邪魔になると云う
こともなく、放射パターンに悪影響を及ぼすこともな
い。そのうえ、本発明のスプリンクラーヘッドは、デフ
レクターガイドを弾性体により強制的に下降させている
為、デフレクターガイド及びデフレクターを所定の位置
まで確実に下降させることができ、極めて信頼性に優れ
たものとなる。加えて、本発明のスプリンクラーヘッド
は、比較的安価なグラスバルブを使用している為、スプ
リンクラーヘッド自体のコストが大幅に高騰すると云う
こともない。
【0035】本発明の請求項2のスプリンクラーヘッド
は、押え金具機構が、破壊されたグラスバルブの破片を
受け止めてこれがフレーム内へ飛散するのを防止する金
属製のネットを備えている為、グラスバルブの破片がデ
フレクターガイドやデフレクター、或いは押え金具機構
の落下を邪魔すると云うこともなく、作動がより確実と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスプリンクラーヘッドの非作動状
態を示す拡大断面図である。
【図2】スプリンクラーヘッドの分解斜視図である。
【図3】スプリンクラーヘッドの分解断面図である。
【図4】グラスバルブが破壊された状態のスプリンクラ
ーヘッドの拡大断面図である。
【図5】押え金具機構がフレームから落下する状態のス
プリンクラーヘッドの拡大断面図である。
【図6】デフレクターガイド、デフレクター及び弁体が
下降した状態のスプリンクラーヘッドの拡大断面図であ
る。
【図7】従来のスプリンクラーヘッドの一例を示す正面
図である。
【図8】従来のスプリンクラーヘッドの他の例を示す断
面図である。
【図9】従来のスプリンクラーヘッドの更に他の例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1はフレーム、1aは噴出口、1bは弁座、2はデフレ
クターガイド、3はデフレクター、4は弁体、5は弾性
体、6はグラスバルブ、7は押え金具。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井裏に配設した配水管に接続され、中
    心部に縦向きの噴出口(1a)を有すると共に、噴出口
    (1a)の下端部側周縁に下向きの弁座(1b)を形成
    した筒状のフレーム(1)と、フレーム(1)内に昇降
    自在に支持され、下降時にフレーム(1)の下端から下
    方へ突出するデフレクターガイド(2)と、デフレクタ
    ーガイド(2)に昇降自在に支持され、フレーム(1)
    内に位置する収納位置とデフレクターガイド(2)の下
    降時にデフレクターガイド(2)の下端部に位置する作
    動位置とを取り得るデフレクター(3)と、デフレクタ
    ー(3)に設けられ、フレーム(1)の弁座(1b)に
    当離座して噴出口(1a)を開閉する弁体(4)と、フ
    レーム(1)内に配設され、デフレクターガイド(2)
    を下方へ附勢する弾性体(5)と、フレーム(1)内に
    配設され、上端部側が弁体(4)若しくはデフレクター
    (3)に当接するグラスバルブ(6)と、フレーム
    (1)の下端部内周面に係脱自在に設けられ、デフレク
    ターガイド(2)、デフレクター(3)、弁体(4)及
    びグラスバルブ(6)を保持して弁体(4)を弁座(1
    b)へ当座させる押え金具機構(7)とを具備したスプ
    リンクラーヘッドであって、該スプリンクラーヘッド
    は、グラスバルブ(6)の破壊時にフレーム(1)と押
    え金具機構(7)との係止が解除されて該金具押え機構
    (7)がフレーム(1)から落下排出されると共に、デ
    フレクターガイド(2)、デフレクター(3)及び弁体
    (4)が下降してフレーム(1)の噴出口(1a)を開
    放するように構成されていることを特徴とするスプリン
    クラーヘッド。
  2. 【請求項2】 押え金具機構(7)が、グラスバルブ
    (6)の周囲を囲繞すると共に、破壊されたグラスバル
    ブ(6)の破片がフレーム(1)内へ飛散するのを防止
    する金属製のネット(15)を備えていることを特徴と
    する請求項1に記載のスプリンクラーヘッド。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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