JPH10179789A - スプリンクラーヘッド - Google Patents

スプリンクラーヘッド

Info

Publication number
JPH10179789A
JPH10179789A JP35992596A JP35992596A JPH10179789A JP H10179789 A JPH10179789 A JP H10179789A JP 35992596 A JP35992596 A JP 35992596A JP 35992596 A JP35992596 A JP 35992596A JP H10179789 A JPH10179789 A JP H10179789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
balancer
water
sprinkler head
deflector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35992596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kubo
慶晃 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP35992596A priority Critical patent/JPH10179789A/ja
Publication of JPH10179789A publication Critical patent/JPH10179789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリンクラーヘッドの散水動作を行う為の
デフレクターを確実に垂下状態まで確実に導くと共に、
スプリンクラーヘッドの衝突による損傷を防止すること
を目的とする。 【解決手段】 プリンクラーヘッドのロック手段Bを構
成するバランサー17の外周に、フレーム2の下端部の
内向突縁3より大きい外径の突縁6を形成しすると共
に、止水手段Cの弁体20を垂下保持し散水させる為の
デフレクター8と、前記ロック手段Bを構成するスライ
ダー18との間にガイド部材11を介在してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスビルや工
場或いは住居等の建物内で火災が発生した時、直ちにこ
れを感知し消火用水を自動的に散水するようにしたスプ
リンクラーヘッドのバランサー保持部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスプリンクラーヘッドは、スライ
ダーとバランサーとによって外周へ迫り出したボールを
フレーム下端の環状突縁に掛止する事によって、弁体を
止水状態に維持し、また、火災が発生した場合には、感
熱部が熱応動して前記スライダーとバランサーとの迫り
合いが緩み、これと相俟ってばねの弾力によりスライダ
ーを下方へ弾圧し、ボールとフレーム下端の環状突縁と
の掛止状態を解除し、消火動作を開始するように構成し
ている。(例えば特開平6−178825号公報参
照)、又、ボールの代わりにスプリング(弾性リング)
を介在したものも米国特許第4618002号公報に掲
載されている。
【0003】又、上記ボール式ロック機構(特開平6−
178825等)では、バランサーを感熱部とばねとの
拮抗によりフレーム内の下端部に定置しており、又、ス
プリングを介在したもの(米国特許第4618002
号)でも同様に、下降エレメントをドームスプリングと
ヒュージブルエレメントとの拮抗作用によりボディーの
下端部に定置させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例
(米国特許を含め)ではバランサーがフレーム内へ陥入
しないような構造となってないため、フレームから下方
へ露出した感熱部(感熱手段)に何らかの器物が横方向
から衝突した場合、器物と当接した部分の反対部分がフ
レーム内へ陥没して傾斜し、或いは垂直方向(突き上
げ)の衝撃では全体に陥没し、又、斜め下方からの衝撃
でも傾いて陥没し、内部破損を生じて漏水すると言う問
題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】プリンクラーヘッドのロ
ック手段Bを構成するバランサーの外周に、フレーム下
端部の内向突縁より大きい外径の突縁を形成しすると共
に、止水手段Cの弁体を垂下保持し散水させる為のデフ
レクターと前記ロック手段Bを構成するスライダーとの
間にガイド部材を介在してなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面に示す実
施例により詳細に説明すると、本発明の最も要旨とする
ところは、フレームから下方へ突出している感熱手段に
器物が当たっても、衝撃が内部へ及ぶのを阻止すること
と、非常時に止水手段を円滑に散水状態へ移行するよう
にした点である。
【0007】図1に示すスプリンクラーヘッドの止水手
段Cは、消火配水管の先端部に螺着するようにしたヘッ
ド本体1の下部に放水ノズル21を突出し、放水ノズル
21の内部に弁体20を摺動可能かつ水密的に嵌入して
止水部を形成する。
【0008】更に放水ノズル21にはデフレクター8の
支持アーム上端に取着したデフレクターリングを緩嵌す
ると共に、該デフレクター8の底部中央を前記弁体20
から下方へ延長突設した突軸部で摺動自由に貫通してい
る。
【0009】しかも、前記デフレクター8は、押し上げ
た時デフレクターリングの上面が放水ノズル21の上端
外周に形成した天面部に当接してデフレクター8の位置
を安定させるか、或いは放水ノズル21の下端をデフレ
クター8の底部に当接させて位置の安定を図るようにし
ている。
【0010】そして、前記弁体20の突軸部中央部に螺
着したボルト19の頭とデフレクター8の底部との間に
は円錐コイルばね9又は皿形板ばねを弾介し、常時デフ
レクター8を上向き、つまり、前記デフレクターリング
が放水ノズル21の天面部に当接するように弾圧してい
る。
【0011】次に、ロック手段Bは、ヘッド本体1のナ
ット状部にフレーム2の上端部を螺着して、フレーム2
の下端に形成した内向突縁3に、スライダー18の周縁
寄りに形成した放射状凹所とバランサー17の周縁部間
とで迫り出したボール5の一部を掛止すると共に、該ス
ライダー18の上面周縁寄りとデフレクター8の下部と
の間にガイド部材11を遊嵌する。
【0012】更に、該スライダー18及びバランサー1
7の中央部をセットボルト7により摺動自由に縦貫し、
該セットボルト7の上端突部を前記弁体20に螺着した
ボルト19の頭に当接すると共に、該セットボルト7の
下端部とバランサー17との間に後述の感熱手段Aを介
在することによりフレーム2の内向突縁3とボール3と
の掛止状態を維持するものである。
【0013】又、該バランサー17の下部外周には突縁
6を形成し、該突縁6をフレーム2の内向突縁3の下部
に設けた環状凹所4に遊嵌して、バランサー17がフレ
ーム2内へ陥没するのを防止するようにしている。
【0014】デフレクター8の外周には、下部外周に傾
斜案内面10を形成し、且つ下端をスライダー18上面
に当接した円筒状のガイド部材11を被嵌しており、放
水動作の際にデフレクター8の羽根12の部分が前記フ
レーム2の下端の内向突縁3に不本意に引っ掛かるのを
防止する。
【0015】感熱手段Aは、セットボルト7の下端部に
螺着した感熱体ピストン15と、バランサー17の下部
に連設した感熱体シリンダー16とからなり、該感熱体
シリンダー16内にドーナッツ状の可溶片13(半田な
ど低温溶融金属)を介して前記感熱体ピストン15を緩
嵌している。尚、感熱体シリンダー16には熱伝導の良
好な一枚乃至複数枚の感熱板14を一体又は一体的に連
設している。
【0016】次に上記実施例のスプリンクラーヘッドに
ついてその動作を述べると、ヘッド本体1は、図1の状
態で消火配水管の先端に取着され、弁体20には常時一
定の水圧が作用しており、この時、火災が発生した場
合、熱気や炎による熱が先ず感熱手段Aの感熱板14か
ら可溶片13へ伝導して、該可溶片13を溶融する。
【0017】そこで、スライダー18へはばね9の弾力
がボルト19、セットボルト7等を介して常時作用して
いるので、ボール5は該スライダー18とフレーム2の
内向突縁3との迫り合いにより生じる向心分力でスライ
ダー18とバランサー17とを押し開くように作用し、
セットボルト7下端の感熱体ピストン15とバランサー
17の下部に連設した感熱体シリンダー16とを互いに
逆方向へ加圧する。
【0018】従って、感熱体ピストン15と感熱体シリ
ンダー16とには常にばね9の弾力が付勢されているた
め前記溶融した可溶片13は押し出され、一定量漏出し
た時点でボール5が内向突縁3から完全に外れ、先ず、
バランサー17並びにスライダー18が上部より分離し
てフレーム2の下端開口から落下する。
【0019】これに続いて弁体20は、ばね9の余剰弾
力と放水圧力を受けて瞬間的に放水ノズル21から離脱
するが、この場合、デフレクター8の下部に遊嵌したガ
イド部材11が先頭に該デフレクター8と共に下降する
ので、万一デフレクター8が左右に振れても、該ガイド
部材11の下端外周の傾斜面10によりデフレクター8
は内向突縁3に引っ掛かることなく弁体20と共に円滑
に下降誘導され、最後にデフレクターリングが内向突縁
3に掛止した時点で弁体20はフレクター8によりフレ
ーム2下端に垂下保持される。
【0020】該フレーム2に保持された弁体20は放水
ノズル21からの放出水を受けて強力にデフレクター8
の羽根12間から四方へ消火用水を散水して消火動作を
開始する。
【0021】本発明は上述のように、フレーム2の下端
部から露出した感熱手段Aに器物が水平方向から衝突し
た場合、衝突した方の反対部分でバランサー17がフレ
ーム2の内方へ陥没しようとするが、バランサー17の
周縁に形成した突縁6がフレーム2の内向突縁3の下面
環状凹所4で受け止められて、陥没が防止される。
【0022】また、衝撃を受けた部分ではバランサー1
7が下方へ出ようとするが、バランサー17とスライダ
ー18との間に保持されているボール5がフレーム2の
内向突縁3で阻止されて安定を保つ、従って感熱手段A
が衝撃を受けてもフレーム2内の主要部へは影響が及ば
ず、破損を免れ不本意な水漏れがなく機能を安定的に維
持できる。
【0023】次に図2乃至4に示す他の実施例について
説明するが、構成の大部分は同一であるから重複を省く
ために異なる部分のみについて述べる。
【0024】そこで図2に示すスプリンクラーヘッドは
バランサー17の周縁部に前記フレーム2の下端面3′
に被さるような突縁6′を形成し、これによって、感熱
部手段Aに衝撃が作用してもバランサー17がフレーム
2内へ嵌入するのを防止するようにしたものである。
【0025】また、図3に示すスプリンクラーヘッドの
実施例は、前記図1の実施例同様にバランサー17の周
囲に形成した突縁6をフレーム2の下端部の環状凹所4
に嵌合し、前記ボールの代わりにスライダー18とバラ
ンサー17との周縁部間に介在させた締まり勝手のスプ
リング5′をフレーム2の内向突縁3に跨がって設けた
ものであり、感熱手段Aが衝撃を受けた場合の保護機能
は前記実施例と全く同じである。
【0026】更に、図4は、フレーム2の下部に形成し
た内向突縁3″に保持孔を設け、該保持孔にボール5を
嵌入したロック手段Bからなるスプリンクラーヘッドで
あり、しかも、図1と同様にバランサー17の周縁に形
成した突縁6をフレーム2の下端の環状凹所4に嵌入し
たもので、この例においても衝撃に対する保護機能は、
前記他の実施例と相違ない。
【0027】
【発明の効果】本発明は、バランサーの周縁にフレーム
下端の内向突縁の内径より大きい外形の突縁を形成した
事により、フレームから下方へ突出した部分に器物が水
平或いは垂直又は斜めの何れの方向から衝突してもバラ
ンサーを突縁によって受け止め陥没を阻止するので、フ
レーム内の各部が損傷を受けず水漏れを生じない。
【0028】又、デフレクターとスライダーとの間にガ
イド部材を介在したことにより、感熱部の可溶片が火災
等の炎や熱によって溶融して、止水状態を解除する場
合、ガイド部材の下部傾斜面によってデフレクターを円
滑にフレーム下端の開口内へ誘導するので、デフレクタ
ーの下半分が内向突縁に引っ掛かることなく、デフレク
ターを確実に垂下状態まで下降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スプリンクラーの中央縦断面図
【図2】同上第2実施例の中央縦断面図
【図3】同上第3実施例の中央縦断面図
【図4】同上第4実施例の中央縦断面図
【符号の説明】
1 ヘッド本体 2 フレーム 3 内向突縁 4 環状凹所 5 ボール 6 突縁 9 ばね 11 ガイド部材 17 バランサー 18 スライダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 止水手段とロック手段と感熱手段とから
    なるプリンクラーヘッドにおいて、該ロック手段を構成
    するバランサーの外周に、該止水手段とロック手段を収
    納するフレーム下端部の内向突縁の内径より大きい外径
    の突縁を形成し、外部の感熱手段に衝撃が加わっても、
    バランサーがフレーム内へ陥没しないようにしたことを
    特徴とするスプリンクラーヘッド。
  2. 【請求項2】 止水手段とロック手段と感熱手段とから
    なるプリンクラーヘッドにおいて、止水手段の弁体を垂
    下保持し散水させる為のデフレクターとロック手段を構
    成するスライダーとの間にガイド部材を介在したことを
    特徴とするスプリンクラーヘッド。
JP35992596A 1996-12-26 1996-12-26 スプリンクラーヘッド Pending JPH10179789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35992596A JPH10179789A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 スプリンクラーヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35992596A JPH10179789A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 スプリンクラーヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10179789A true JPH10179789A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18467009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35992596A Pending JPH10179789A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 スプリンクラーヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10179789A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000033129A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Hochiki Corp フラッシュ型スプリンクラーヘッド
JP2010193986A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Is Sprinkler Kk スプリンクラーヘッド
WO2011093348A1 (ja) * 2010-01-28 2011-08-04 能美防災株式会社 スプリンクラヘッド
JP2011152331A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラヘッド
JP2012139252A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラヘッド
KR20120115224A (ko) 2009-12-28 2012-10-17 노미 보사이 가부시키가이샤 스프링클러 헤드
US11311759B2 (en) 2019-07-16 2022-04-26 Senju Sprinkler Co., Ltd. Sprinkler head

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000033129A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Hochiki Corp フラッシュ型スプリンクラーヘッド
JP2010193986A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Is Sprinkler Kk スプリンクラーヘッド
KR20120115224A (ko) 2009-12-28 2012-10-17 노미 보사이 가부시키가이샤 스프링클러 헤드
WO2011093348A1 (ja) * 2010-01-28 2011-08-04 能美防災株式会社 スプリンクラヘッド
JP2011152331A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラヘッド
US9308405B2 (en) 2010-01-28 2016-04-12 Nohmi Bosai Ltd. Sprinkler head
TWI549717B (zh) * 2010-01-28 2016-09-21 Nohmi Bosai Ltd Fire sprinkler head
JP2012139252A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラヘッド
US11311759B2 (en) 2019-07-16 2022-04-26 Senju Sprinkler Co., Ltd. Sprinkler head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2077905C1 (ru) Распыляющая головка и система пожаротушения
US4066129A (en) Sprinkler head assembly
US4660648A (en) Flush type sprinkler head
US20050045346A1 (en) Cover plate for concealed sprinkler
US3388747A (en) Fusible apparatus for protecting automatic sprinklers
JPH1071215A (ja) スプリンクラーヘッド
US20110247836A1 (en) Sprinkler head
CA2636610A1 (en) Special application sprinkler for use in fire protection
US4351393A (en) Nozzle having deflector for pressurized fire suppression fluid
US6450265B1 (en) Large orifice ESFR sprinkler arrangement
JPH10179789A (ja) スプリンクラーヘッド
KR20220003026A (ko) 은폐 가능한 윈도우 스프링클러
US4623023A (en) Sprinkler head
CA2220376C (en) Sprinkler arrangement
KR200403464Y1 (ko) 내충격 및 내진성의 조기반응형 스프링클러 헤드
US2528063A (en) Automatic sprinkler
JP7290494B2 (ja) スプリンクラーヘッド
US3818994A (en) Discharge head having a magnetic plug retaining assembly
JP2018166854A (ja) スプリンクラーヘッド
CN201394303Y (zh) 复式玻璃球洒水喷头
WO2004082770A1 (en) Sprinkler head for producing alarm
JPH07303713A (ja) スプリンクラーヘッド
KR102620438B1 (ko) 플러쉬 타입 스프링클러 헤드
JP2844189B2 (ja) スプリンクラーのデフレクター
KR102340701B1 (ko) 형상기억합금을 이용한 스프링클러