JP3477562B2 - スプリンクラヘッド - Google Patents

スプリンクラヘッド

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JP3477562B2
JP3477562B2 JP19446595A JP19446595A JP3477562B2 JP 3477562 B2 JP3477562 B2 JP 3477562B2 JP 19446595 A JP19446595 A JP 19446595A JP 19446595 A JP19446595 A JP 19446595A JP 3477562 B2 JP3477562 B2 JP 3477562B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災の発生による
熱によって放水口を自動的に開栓して消火水を散水する
閉鎖型のスプリンクラヘッドに係り、さらに詳しくは、
ロッジメントの防止手段を備えたフレーム型のスプリン
クラヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】閉鎖型のスプリンクラヘッドの放水口に
は常時加圧水が供給されており、弁体によりその放水口
が閉塞されている。その際、十分なシール性を得るため
に、弁体と放水口との間は銅パッキンでシールされてお
り、さらに、弁体を低融点合金やグラスバルブなどの感
熱体及び弁体を馬蹄形状のアームからなるフレームによ
り支持し、大きな荷重をかけて弁体のシール性を確保し
ている。そして、火災が発生するとその熱により低融点
合金又はグラスバルブ(以下両者を合わせて感熱体とい
うことがある)が分解又は破裂し、この感熱体により放
水口に圧接されていた弁体が落下し、開放された放水口
から消火水が放水されてデフクレタにより散水され、火
災を消火する。
【0003】ところで、感熱体が分解又は破裂すると、
放水口を閉塞していた弁体は通常消火水の水圧により外
部に跳ねとばされるが、まれに、消火水に押されてフレ
ームのボスの頂部に鎮座してしまうことがあり(この現
象をロッジメントという)、このような状態になると所
望の散水パターンが得られなくなってしまう。
【0004】このようなロッジメントの発生を防止する
ための手段が従来から種々提案されており、例えば、フ
レームに弁体とボス間の弁体落下軌道内に突出した障害
物を設けたもの(実公昭57−10698号公報)、弁
体の上部又は外周に軸対称でない突起を設けたもの(実
公昭59−159455号、実開昭59−26660号
公報)、弁体と弁座間に設置すべきパッキンにフレーム
方向に屈曲した舌片の突出部を設けたもの(実公平5−
24348号公報)などがある。そして、これら各種の
ロッジメント防止手段は、いずれも放水口から放水され
る消火水の水圧を利用して弁体をはね出すようにしたも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のロ
ッジメント防止手段はそれぞれ特長を有するが、何れも
別の部材を設けたり複雑な加工を施したりしなければな
らないので、製造が面倒であり、コストの上昇は避けら
れなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスプリンク
ラヘッドは、放水口を有する本体、フレーム、前記放水
口を開閉する弁部材、及び該弁部材と前記フレームとの
間に介装された感熱体からなるスプリンクラヘッドにお
いて、前記弁部材を、弁体と、該弁体に連結されるバル
ブガイドとによって構成し、該バルブガイドの下部を斜
めに切除したものである。
【0007】 本発明に係るスプリンクラヘッドは、弁
部材の下部を斜めに切除してほぼ逆截頭円錐状に形成し
たものである。
【0008】 本発明に係るスプリンクラヘッドは、弁
部材の下部を斜めに切除し、本体と弁部材との間に皿ば
ねを介装したものである。
【0009】 本発明に係るスプリンクラヘッドは、弁
部材を、弁体と該弁体に連結されるバルブガイドと、該
バルブガイドと前記弁体との間に介装された皿ばねとを
金属ガスケットにより被覆して一体に結合して構成した
ものである。
【0010】 本発明に係るスプリンクラヘッドは、弁
部材の下部を斜めに切除し、弁部材の重心位置を偏心さ
せたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1は本発明の第1の実施形態の正面図、図2は図1の
要部の分解斜視図である。図において、2は本体で、中
心部に放水口4を有し外周におねじが設けられたねじ部
3と、ねじ部3の下端部にこれと一体に設けられ、外周
に着脱工具の係止部が形成されたフランジ部5とからな
り、フランジ部5の内周面にはめねじ6が設けられ、か
つ中心部には放水口4より大径の凹部7が形成されてい
る。
【0012】8は大径部と小径部とからなる断面ほぼ凸
字状の弁体で、大径部は本体2の凹部7に嵌合可能に形
成されており、中心部には下面に開口する円筒状の凹部
9が設けられている。10aは例えば、鉄、ステレンス
の如きリング状の金属材料(ばね鋼)からなり、フッ化
樹脂をコーティングしてなるシールパッキンとしての皿
ばねである。11は大径部と小径部とからなる断面凸字
状のバルブガイドで、中心部に貫通穴12を有し、小径
部は弁体8の凹部9に嵌合可能に形成されている。そし
て、大径部の下端部は斜めに切除されて傾斜面13が形
成されており、これによりバルブガイド11の重心は中
心軸から外れた偏った位置に存在する。10bは荷重調
整用の皿ばねであり、シールパッキンに皿ばね10aを
使用しない場合は、図のように、弁体8とバルブガイド
11との間に挿入される。なお、シールパッキンに皿ば
ね10aを使用する場合は、皿ばね10bを省略しても
よく、この場合は、弁体8とバルブガイド11を一体に
形成してもよい。
【0013】15はフレームで、一端には外周に本体2
のフランジ部5に設けためねじ6に螺合するリング状の
おねじ部16を有し、このおねじ部16の下面からは等
間隔(120°間隔)で3本のアーム17a,17b,
17cが垂下しており、このアーム17a〜17cは下
部で中心部に向って折曲げられ、他端はボス18に連結
されている。19はボス18の中心部に設けられ、後述
のグラスバルブ21を支持する支承部である。なお、こ
れらアーム17a〜17cは中心部方向に向って断面が
偏平な板状又は楕円形状に形成されている。
【0014】20はフレーム15の下端部に装着された
デフレクタ、21は例えばアルコールの如き熱膨張剤が
封入された円柱状のグラスバルブで、先端部は細く形成
されている。なお、フレーム15のアーム17a〜17
cの間隔は、グラスバルブ21の破裂時に弁体8等が確
実に落下しうる広さに形成されている。また、フレーム
15は3本のアーム17a〜17cによって構成されて
いるので、各アーム17a〜17cの断面積を、従来の
2本の場合に比べて小さくすることができる。
【0015】上記のような各部からなるスプリンクラヘ
ッド1は、本体2の凹部7に皿ばね10aを介して弁体
8を嵌入し、ついで、弁体8の凹部9に下方向に付勢さ
れる皿ばね10bを介してバルブガイド11の小径部を
嵌入する。この状態で本体2のめねじ6にフレーム15
のおねじ部16を仮螺入し、グラスバルブ21の先端部
をバルブガイド11の貫通穴12に挿入すると共に、他
端をフレーム15の支承部19に嵌合する。
【0016】そして、フレーム15のおねじ部16を本
体2のめねじ6に螺入すれば、グラスバルブ21はバル
ブガイド11とフレーム15との間に支承され、本体2
とフレーム15とは一体的に結合される。このとき、グ
ラスバルブ21に加わる荷重は、本体2へのフレーム1
5の螺入量を加減することにより調整される。
【0017】このようなスプリンクラヘッド1は、その
ねじ部3を天井に設けた給水管に螺入することにより天
井面に取付けられる。このとき、弁体8には給水管から
の加圧水により大きな荷重が加えられるが、弁体8はバ
ルブガイド11とボス18の支承部19との間に介装さ
れたグラスバルブ21によって保持され、かつ、本体2
と弁体8との間は弾性の大きい皿ばね10aによってシ
ールされているので、加圧水が漏洩するおそれはない。
【0018】火災が発生して熱気流が流動すると、この
熱気流はフレーム15のアーム17a〜17cの間を通
ってグラスバルブ21に接触し、グラスバルブ21を加
熱する。熱気流によりグラスバルブ21が加熱され、内
部に封入された熱膨張剤が膨張昇圧してグラスバルブ2
1が破裂すると、弁体8、バルブガイド11などは、自
重、消火水の水圧及び皿ばね10a又は10bの撥力に
よりアーム17a〜17cの間から落下し、放水口4か
ら放水してデフレクタ20を介して散水する。
【0019】このとき、バルブガイド11は重心位置が
偏っているため傾いた状態で落下し、外部に排出され
る。若し、ボス18に当っても、重心位置が偏っている
こと及び下部が斜めに切除されていることからバランス
を失い、その位置に止まることなくアーム17a〜17
cの間から確実に落下する。
【0020】実施形態2 図4は本発明の第2の実施形態の要部の縦断面図であ
る。本実施形態は、バルブガイド11の下部を傾斜面1
3aにより逆截頭円錐状に形成し、ボス18との接触面
積を減らしたもので、火災の発生によりグラスバルブ2
1が破裂すると、弁部材14は分解して落下する。この
とき、若し、バルブガイド11がグラスバルブ21の支
持部であるボス18上に落下しても、ボス18とはほぼ
点接触状態、すなわち不安定な状態なので、その位置に
止まることなく確実に落下する。なお、本実施形態にお
いては、ボス18の上部の外径は、バルブガイド11の
貫通穴12の下部の内径より大きく形成され、貫通穴1
2がボス18に嵌入しないようにしてある。
【0021】実施形態3 図5は本発明の第3の実施形態の縦断面図である。な
お、第1の実施形態と同じような部分にはこれと同じ符
号を付し、説明を省略する。本実施形態に係る弁部材1
4は、弁体部8aとバルブガイド部11aを一体に構成
したもので、中心部には下面に開口する有底穴12aが
設けられ、下部が斜めに切除されて傾斜面13を形成し
たものである。これにより、その重心は偏った位置に存
在する。10aは本体2と弁部材14との間に介装さ
れ、弁部材14を下方に付勢する皿ばねである。
【0022】上記のように構成した本実施形態におい
て、火災が発生してその熱気流によって加熱されたグラ
スバルブ21が破裂すると、弁部材14は自重、消火水
の水圧及び皿ばね10aの撥力によって傾いた状態で落
下し、外部に排出される。このとき、若し、弁部材14
がボス18上に落下しても、弁部材14は重心位置が偏
心しかつ下部が傾斜面になっているのでバランスを失
い、その位置に止まることなく確実に落下する。
【0023】実施形態4 図6は本発明の第4の実施形態の要部を示す縦断面図で
ある。本実施形態は、弁体部8aとバルブガイド部11
aを一体化して弁部材14を構成し、中心部に下面に開
口する有底穴12aが設けられ、下部を傾斜面13aに
より逆截頭円錐状に形成したものである。なお、この場
合も実施形態2と同様にフレーム15のボス18の頂部
の外径を、弁部材14の有底穴12aの内径より大きく
形成してある。
【0024】上記のように構成した本実施形態において
も、火災の発生によりグラスバルブ21が破裂して弁部
材14が落下すると、弁部材14は下部が逆截頭円錐状
に形成されているので、若し、ボス18上に落下しても
その位置に止まることなく、確実に外部に落下する。な
お、上記第3の実施形態及び本実施形態においては、弁
体部8aとバルブガイド部11aを一体にして弁部材1
4を構成したので、火災の発生により落下する際に弁部
材14が一体となって落下するため、弁体がフレーム1
5やデフレクタ20に引掛るおそれが全くない。
【0025】実施形態5 図7は本発明の第5の実施形態の縦断面図である。な
お、第3の実施形態(図5)と同じ部分にはこれと同じ
符号を付し、説明を省略する。本実施例形態に係る弁部
材14は、その一例を図8に示すように、ほぼ凸字状で
下部に開口する凹部9が設けられた弁体8と、皿ばね1
0と、中心部に貫通穴12が設けられ外周にフランジ1
1aを有し、下部が斜めに切除されて傾斜面13が形成
されたバルブガイド11と、例えば銅の如き金属板を成
形加工してなるほぼ凸字状のガスケット30とからなっ
ている。
【0026】そして、弁体8、皿ばね10及びバルブガ
イド11を順次ガスケット30内に挿入し、ガスケット
30の下部を破線で示すように内側に折曲げてこれらを
覆い、ガスケット30、弁体8、皿ばね10及びバルブ
ガイド11を一体に結合して弁部材14を構成したもの
である。このとき、バルブガイド11は皿ばね10によ
り下方に付勢されており、また、弁部材14の重心位置
は偏っている。なお、本体2と弁部材14の間に皿ばね
を介装してもよい。
【0027】上記のように構成した本実施形態におい
て、火災が発生してその熱気流によりグラスバルブ21
が破裂すると、弁部材14は自重と消火水の水圧により
傾いた状態で落下し、外部に跳ね出される。このとき、
若し、フレーム15のボス18上に落下しても、弁部材
14はその重心位置が偏心しており、かつ下部に傾斜面
13が形成されているのできわめて不安定になり、図9
に示すようにその位置に止まることなく、外部に跳ね出
される。
【0028】このようにして、弁体8とバルブガイド1
1をガスケット30により一纏めにしたのは、グラスバ
ルブ21が破裂して弁部材14が落下する際、皿ばね1
0の影響を受けて弁体8とバルブガイド11がばらばら
になるのを防止するためである。これは、弁体8とバル
ブガイド11が分離すると、バルブガイド11の下部に
ロッジメントを防止する手段を設けても、弁体8がロッ
ジメントを起すおそれがあるためである。
【0029】実施形態6 図10は本発明に係る第6の実施形態の縦断面図であ
る。本実施形態は、第5の実施形態(図7、図8)の弁
部材14において、バルブガイド11を、第2の実施形
態(図4)に示すような下部が傾斜面13aにより逆截
頭円錐状に形成されたバルブガイド11に代えたもので
ある。本実施形態においても、実施形態4及び5とほぼ
同様の作用、効果を得ることができる。
【0030】第5、第6の実施形態においては、弁体
8、皿ばね10及びバルブガイド11がガスケット30
により被覆されて一体的に結合されているので、火災の
発生により落下するときはこれらが分解することなく一
体となって落下するため、その一部がフレーム15やデ
フレクタ20に引掛るおそれが全くなく、確実に外部へ
落下することができる。
【0031】実施形態7 上記各実施形態のうち、第2(図4)、第4(図6)及
び第6(図10)の実施形態においては、逆截頭円錐状
の傾斜面13aの延長線が、図4に示すようにバルブガ
イド11の軸方向の中心部で交るように構成した場合を
示したが、図11に示すように、傾斜面13aの延長線
がバルブガイド11の軸方向の中心部から離れた位置で
交るように形成してもよい。このように構成したことに
より、上記第2、第4、第6の実施形態の機能を有する
と共に、第1、第3、第5の実施形態のように重心位置
が偏心したバルブガイド11を得ることができる。
【0032】上述の各実施形態においては、弁部材14
又はバルブガイド11の下部を斜めに切除するか又はほ
ぼ截頭円錐状に形成し、感熱体が分解又は破裂して落下
した際にロッジメントが発生するのを防止するようにし
たが、さらに、各図面に示すように、フレーム15に設
けたボス18を、フレーム15から僅かに突設させて截
頭円錐状に形成し、その上面の面積を小さくして落下し
た弁部材14やバルブガイドがその位置に止まりにくく
形成すれば、弁部材14又はバルブガイド11をより確
実に落下させることができる。
【0033】上記の説明では、主として本発明をグラス
バルブからなる感熱体を使用したフレーム型のスプリン
クラヘッドに実施した場合を示したが、低融点合金など
を使用したフレーム型スプリンクラヘッドにも本発明を
実施することができる。また、フレームに2本又は3本
のアームを設けた場合を示したが、アームの間から弁体
の落下を確保できる範囲で4本又はそれ以上のアームを
設けてもよい。
【0034】さらに、上記の説明では、ねじ部及びフラ
ンジ部からなる本体と、ねじ部、アーム及びボスとから
なるフレームとを別体に構成し、ねじにより一体に結合
する場合を示したが、本発明はこれに限定するものでは
なく、例えば、ねじ部とフレームを一体に構成したスプ
リンクラヘッド、あるいは、フレームのアームをフラン
ジにねじ止めする方式のスプリンクラヘッドにも本発明
を実施することができる。ただし、この場合は、感熱体
を支持し、荷重を調整する止めねじをボスに設けること
が必要である。
【0035】
【発明の効果】 (1)本発明に係るスプリンクラヘッドは、放水口を有
する本体、フレーム、放水口を開閉する弁部材、及び弁
部材とフレームとの間に介装された感熱体からなるスプ
リンクラヘッドにおいて、弁部材の下部を斜めに切除す
ると共に、これにより重心位置を偏心させたので、火災
の発生により感熱体が分解又は破裂したときは、弁部材
は傾いた状態で落下して外部に跳ね出される。また、若
し、ボス上に落下しても下部が傾斜面に形成されている
のできわめて不安定な状態になり、その位置に止まるこ
となく外部に確実に落下する。このためロッジメントを
生ずるおそれがなく、信頼性の高いスプリンクラヘッド
を得ることができる。
【0036】(2)また、本発明に係るスプリンクラヘ
ッドは、弁部材を、弁体と、弁体に連結されるバルブガ
イドと、バルブガイドと弁体との間に介装された皿ばね
とを金属ガスケットにより被覆して一体に結合して構成
したので、火災が発生して感熱体が分解又は破裂する
と、弁部材は自重及び放水口から放水される消火水の水
圧により、金属ガスケットに被覆された弁体、皿ばねバ
ルブガイドは一体となって落下し、フレームの間から外
部に跳ね出される。このため、弁体や皿ばねがボスやデ
フレクタに引掛ることない。また、金属ガスケットはパ
ッキンも兼ねているので、本体と弁体との間にパッキン
を介装する必要もない。
【0037】(3)上記(1)又は(2)のスプリンク
ラヘッドにおいて、弁部材を、弁体と、弁体に連結され
るバルブガイドとによって構成し、バルブガイドの下部
を斜めに切除したので、上記(1)の場合とほぼ同様の
効果を得ることができる。
【0038】(4)上記(1),(2)又は(3)のス
プリンクラヘッドにおいて、弁部材又はバルブガイドの
下部をほぼ逆截頭円錐状に形成したので、火災発生時に
若し弁部材又はバルブガイドがフレームのボス上に落下
しても、弁部材又はバルブガイドはきわめて不安定にな
り、その位置に止まることなく確実に落下する。また、
傾斜面をその交点が弁部材又はバルブガイドの軸方向の
中心から偏った位置に設けた場合は、重心位置が偏心す
るため、弁部材又はバルブガイドは傾いた状態で落下
し、より確実に落下することができる。
【0039】(5)上記(1),(2)又は(4)のス
プリンクラヘッドにおいて、本体と弁部材との間に皿ば
ねを介装したので、弁部材により放水口を閉塞する際に
シール性を高めると共に、火災発生時に消火水の水圧に
この皿ばねの撥力が加わるため、弁部材をより短時間で
確実に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の縦断面図である。
【図2】図1の要部の分解斜視図である。
【図3】第1の実施形態の作用説明図である。
【図4】第2の実施形態の要部の断面図である。
【図5】第3の実施形態の縦断面図である。
【図6】第4の実施形態の要部の断面図である。
【図7】第5の実施形態の縦断面図である。
【図8】図7の弁部材の分解図である。
【図9】第5の実施形態の作用説明図である。
【図10】第6の実施形態の縦断面図である。
【図11】第7の実施形態の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラヘッド 2 本体 4 放水口 5 フランジ部 7 凹部 8 弁体 9 凹部 10,10a,10b 皿ばね 11 バルブガイド 12 貫通穴 12a 有底穴 13,13a 傾斜面 14 弁部材 15 フレーム 17a,17b,17c アーム 18 ボス 20 デフレクタ 21 グラスバルブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放水口を有する本体、フレーム、前記放
    水口を開閉する弁部材、及び該弁部材と前記フレームと
    の間に介装された感熱体からなるスプリンクラヘッドに
    おいて、 前記弁部材を、弁体と、該弁体に連結されるバルブガイ
    ドとによって構成し、該バルブガイドの下部を斜めに切
    除したことを特徴とするスプリンクラヘッド。
  2. 【請求項2】 放水口を有する本体、フレーム、前記放
    水口を開閉する弁部材、及び該弁部材と前記フレームと
    の間に介装された感熱体からなるスプリンクラヘッドに
    おいて、 前記弁部材の下部を斜めに切除してほぼ逆截頭円錐状に
    形成したことを特徴とするスプリンクラヘッド。
  3. 【請求項3】 放水口を有する本体、フレーム、前記放
    水口を開閉する弁部材、及び該弁部材と前記フレームと
    の間に介装された感熱体からなるスプリンクラヘッドに
    おいて前記弁部材の下部を斜めに切除し、前記本体と弁部材と
    の間に皿ばねを介装したことを 特徴とするスプリンクラ
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 放水口を有する本体、フレーム、前記放
    水口を開閉する弁部材、及び該弁部材と前記フレームと
    の間に介装された感熱体からなるスプリンクラヘッドに
    おいて、前記弁部材を、弁体と、該弁体に連結されるバルブガイ
    ドと、該バルブガイドと前記弁 体との間に介装された皿
    ばねとを金属ガスケットにより被覆して一体に結合して
    構成したことを特徴とするスプリンクラヘッド。
  5. 【請求項5】 放水口を有する本体、フレーム、前記放
    水口を開閉する弁部材、及び該弁部材と前記フレームと
    の間に介装された感熱体からなるスプリンクラヘッドに
    おいて、前記弁部材の下部を斜めに切除し、該弁部材の重心位置
    を偏心させた ことを特徴とするスプリンクラヘッド。
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