JPH10108917A - 消火装置及びそのスプリンクラヘッド取付具 - Google Patents
消火装置及びそのスプリンクラヘッド取付具Info
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- JPH10108917A JPH10108917A JP8268694A JP26869496A JPH10108917A JP H10108917 A JPH10108917 A JP H10108917A JP 8268694 A JP8268694 A JP 8268694A JP 26869496 A JP26869496 A JP 26869496A JP H10108917 A JPH10108917 A JP H10108917A
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Abstract
る。 【解決手段】 放水口から供給される消火剤を分散せし
める散水部と、常時閉弁し該散水部への消火剤の供給を
阻止する弁体と、該弁体を常時開弁状態に支持し、火災
発生時には感熱により開弁せしめる感熱部と、を有する
閉鎖型スプリンクラヘッド、が備えられている消火装置
であって;該感熱部が、前記放水口から分離され、その
上流側に離間して設けられている。
Description
のスプリンクラヘッド取付具に関するものである。
閉鎖する弁体と、該弁体を常時閉弁状態に支持し、火災
発生時には感熱により開弁せしめる感熱部と、該放水口
から供給される消火水を分散させる散水部と、を備えて
いる。このヘッドは、火災時に発生する熱を感熱部が早
期に感知できるようにするため、通常天井下面近傍の熱
気流通路に配設される。
物がある場合には、熱気流通路に該ヘッドを配設する
と、散水時に障害物が邪魔となり、設計通りに散水する
ことができない。そこで、該ヘッドを該障害物よりも下
方に設置して散水障害の発生を防止するとともに、該ヘ
ッドの直近真上に集熱板を設け、集熱向上を図ってい
る。
が天井下面近傍の熱気流通路より下方に位置しているの
で、火災が発生した場合には、熱気流は該ヘッドより上
方に流れてしまう。そのため、該ヘッド真下の火災の熱
気流しか集めることができず、集熱板が付いていても、
集熱向上を図ることができないので、該ヘッドの作動が
大幅に遅れ、効果的な消火は困難となる。又、集熱板が
露出しているので、目ざわりとなり美観上も好ましくな
い。
効果的に消火が行える様にすることを目的とする。
ヘッド取付具は、消火配管に連結さられるスプリンクラ
ヘッド取付具であって;一端に配管連結口を有し、他端
に感熱部の取付口を有し、該両端間にヘッド連結口を形
成した筒状の本体と;該他端側に挿着され、弁体の移動
を規制するガイドと;該本体内に設けられ、前記両連結
口間を遮断する弁体と;該感熱部の取付口に設けられ、
前記弁体を常時開弁状態に支持し、火災発生時には感熱
により開弁せしめる感熱部と;を備えている。
ッドを連結する。このヘッドは、放水口からの消火剤を
分散せしめる散水部と、常時閉弁し該散水部への消火剤
の供給を阻止する弁体と、該弁体を常時閉弁状態に支持
し、火災発生時には感熱により開弁せしめる感熱部と、
を備えている。
放水口から分離独立してその上流側に離間して設けられ
ている。このように感熱部と放水口とを分離し、離間さ
せたので、両者は互いに独立して自由な位置に配設でき
る。そのため、感熱部は熱感知に最適な場所、例えば、
熱気流通路内に配設し、又、散水部は消火に最適な場所
に配設することができる。
場合、スプリンクラヘッド取付具を用いることができ
る。
有し、他端に感熱部の取付口を有し、該両端間にヘッド
連結口を形成した筒状の本体と、該他端側に挿着され、
弁体の移動を案内するガイドと、該本体内に設けられ、
前記両連結口間を遮断する弁体と、該感熱部取付口に設
けられ、前記弁体を常時閉弁状態に支持し、火災発生時
には感熱により開弁せしめる感熱部と、を備えいる。
ッド連結管を介してスプリンクラヘッドが連結される
が、ヘッド連結口がスプリンクラヘッドの設計配置位置
まで伸びている時には、前記ヘッド連結管は省略するこ
とができる。
ッドとして、開放型スプリンクラヘッドが用いられる
が、閉鎖型スプリンクラヘッドを用いてもよい。
トン型弁体が用いられるが、必ずしもこのタイプの弁体
に限定されるものではない。
用いるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例
えば、可溶金属やバイメタルを用いてもよい。
る。天井20の下面20a近傍に熱気流通路22が位置
している。この熱気流通路22は火災時に発生する熱気
流が通る通路であり、通常天井の下面20aより、例え
ば、10cm程度下方までに位置する。
れており、この消火配管Kには、スプリンクラヘッド取
付具1及びヘッド連結管Eを介してスプリンクラヘッド
Fが連結されている。
体Hを備えている。この本体Hの先端には消火配管Kに
接続する配管連結口Aが形成され、後端には感熱部Dの
取付口Jが形成され、又、両端の中央部にはヘッド連結
口Bが突設され、該本体Hは全体としてT字形をなす。
この弁体Cは、弁部3aと、該弁部3aの裏面側の弁棒
部3bと、該弁部3aの表面側の突起部3cと、からな
るピストン型弁体である。弁部3aの表面は円錐台状に
形成され、その裏面は平面状に形成されている。又、弁
3aの外径は、本体Hの内径と略等しく形成されてい
る。
径の皿ばね8と、該皿ばね8より小径の止め輪10と、
が設けられている。この皿ばね8は、本体Hの弁座25
に圧接され、両連結口A、B間の連通を遮断する。該止
め輪10は、皿ばね8の脱落を防止するものであるが、
必ずしも設ける必要はない。又、皿ばね8にテフロンコ
ーテングをすることで、シール性を高めることができ
る。
その後端部側は次第に細くなっている。この弁棒部3b
の後端は弁体のガイド4の貫通路26に挿入されてお
り、その後端面3fは、ボール9と面接触する様に半球
状に形成されている。弁棒部3bの後端面3fを半球状
に形成すると、ボール9の位置決めが容易となる。な
お、弁棒部3bの長さは、必要に応じて適宜選択される
が、例えば、開弁時にその後端が止めねじ6に当接する
様な長さが選ばれる。
ねじ6に当接するというよりは、むしろ弁部3aの裏面
がガイド弁4の弁座面に当接するように、弁棒部3bの
長さが決定され、こうすることで、開弁して放水する
時、弁体Cによりその放水が損なわれることがない。
ール9が不要になることもある。ボール9はスペーサと
しての役割を果たし、これにより弁棒部3bのストロー
クをかせいでいる。
円筒状のグラスバルブ受5が挿着されている。このグラ
スバルブ受5の先端側は前記ボール9と面接触する様に
半球状に形成され、又、その底部5aには、グラスバル
ブ7の挿着孔27が設けられている。
ルブ7が用いられる。このグラスバルブ7は、ガラス管
と、該ガラス管内に封入されたアルコールと、から構成
されている。該グラスバルブ7の先端は、グラスバルブ
受5の挿着孔27に挿入され、その後端は、フレーム2
に螺着された止めねじ6により押圧されている。なお、
感熱部Dにグラスバルブ7を使用することで、耐蝕性が
向上する。
Jに螺着され、かつ、円周方向に120゜づつ間隔をお
いて配設された3本の支持部2aを備えている。この様
に、取出口Jにいわゆるフレーム型スプリンクラヘッド
の形状を有する感熱部を配設するのは、支持部2a間の
開口が大きく、火災時にボール9やグラスバルブ受5が
貫通路26から落下し易いからである。
に形成されているが、その位置は必要に応じて適宜選択
することができる。このヘッド連結口Bには、ヘッド連
結管Eが接続されるが、この管Eの長さはこのヘッド連
結管Eに設けたレジューサRの先端eがスプリンクラヘ
ッドFの設計配置位置になる様に決められる。この設計
配置位置はダクトG等による散水障害が発生せず、か
つ、効率よく散水できる位置である。
クラヘッドFが設けられている。このヘッドFはとし
て、例えば、過去において閉鎖型スプリンクラヘッドと
して設置され、火災により開弁して開放型スプリンクラ
ヘッドと同様な状態になったヘッドが用いられ、いわゆ
る使用済みの閉鎖型スプリンクラヘッドを開放型スプリ
ンクラヘッドとして再利用することが可能である。この
ヘッドFは、消火剤を分散せしめる散水部28を備えて
いる。この散水部28は、デフレクタ29と、該デフレ
クタの上面中央に設けられたコーン30と、から構成さ
れている。尚、使用済みのスプリンクラヘッドではな
く、最初から開放型スプリンクラヘッドを設けても良
い。
る。常時、即ち、火災監視時には、弁体Cは感熱部Dの
グラスバルブ7により押圧され閉弁状態を維持するの
で、消火配管K内の消火水Wはスプリンクラヘッド取付
具1内へ流入しない。
a近傍の熱気流通路22を通り、グラスバルブ7を加熱
する。そうすると、グラスバルブ7のアルコールが膨張
してガラス管を破壊させるので、弁体Cは消火水Wによ
り押圧され、ガイド4に規制されながら矢印A1方向に
摺動して開弁するとともに、ボール9及びグラスバルブ
受5は弁体Cに押されて貫通路26から落下する。
路26内を移動して落下するとともに、弁体Cの弁部3
aの裏面は、ガイド4の弁座面4aに当接し、弁棒部3
bの後端は止めねじ6に当接し、図2の状態となる。
体Cによりヘッド連結口B方向に流れ方向を変えられな
がら流下し、ヘッド連結管Eを通り開放型スプリンクラ
ヘッドFのコーン30、デフレクタ29に衝突し分散さ
れながら図示しない消火領域に散水される。なお、この
時、弁体Cにより取付口J側には水が流れないので、散
水部28に十分に消火水Wを供給できる。又、弁部3a
の表面は円錐台状に形成されているので、消火水Wの流
れを円滑に下方向に変えることができる。
クトGの下方の設計配置位置にあるので、散水障害が発
生することはない。
ではなく、例えば、次の様に構成してもよい。 (1)感熱部Dの感熱支持部材としてグラスバルブ7を用
いる代わりに、可溶金属やバイメタル等を用いる。
ッド連結口Bを伸ばしてその先端をスプリンクラヘッド
Fの設計配置位置にする。
る代わりに、弁体の弁部3aの表面を直接弁座25に圧
接できる様にする。
代わりに、閉鎖型スプリンクラヘッドを用いる。この場
合は、スプリンクラヘッド取付具1の弁体Cと図示しな
い閉鎖型スプリンクラヘッドの弁とが共に開かないと放
水されないので、例えば、誤って閉鎖型スプリンクラヘ
ッドに外力が加わり、該ヘッドが開弁しても、弁体Cは
開放されない。そのため、誤作動による水損事故の発生
を防止することができる。
クラヘッドの形状を有する間熱部を取り付ける代わり
に、フラッシュ型のスプリンクラヘッドの形状を有する
感熱部を取り付けても良い。 (7)スプリンクラヘッド取付具1の取付状態は限定され
るものではなく、例えば、図1の状態を左に90度回転
してグラスバルブ7だけを天上付近に設け、開弁時は弁
体Cを横ではなく、上方向に動かすようにしても良い。
このように設置すると、グラスバルブがどの方向からの
熱気流も受け易くなるので、感度が高まる。
感熱部とスプリンクラヘッドとを互いに分離し、任意の
位置に配設することができる。そのため、感熱部は感熱
に最適な位置に配設でき、又、スプリンクラヘッドは散
水障害の発生しない適宜の位置に配設することができ
る。従って、火災発生時には感熱部が迅速に弁体を開放
させ放水を開始させるとともに、スプリンクラヘッドか
ら散水される消火水は設計通りの散水領域に散水され
る。そのため、従来例に比べ迅速、かつ、効果的な消火
を行うことができる。
示す図である。
断面図である。
ラヘッドを消火配管に取り付けた状態を示す正面図であ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 消火配管に連結されるスプリンクラヘッ
ド取付具であって;一端に配管連結口を有し、他端に感
熱部の取付口を有し、該両端間にヘッド連結口を形成し
た筒状の本体と;該他端側に挿着され、弁体の移動を規
制するガイドと;該本体内に設けられ、前記両連結口間
を遮断する弁体と;該感熱部の取付口に設けられ、前記
弁体を常時閉弁状態に支持し、火災発生時には感熱によ
り開弁せしめる感熱部と;を備えていることを特徴とす
るスプリンクラヘッド取付具。 - 【請求項2】 ヘッド連結口が、スプリンクラヘッドの
設計位置まで伸びていることを特徴とする請求項1記載
のスプリンクラヘッド取付具。 - 【請求項3】 ヘッド連結口が、ヘッド連結管を介して
スプリンクラヘッドに連結されていることを特徴とする
請求項1記載のスプリンクラヘッド取付具。 - 【請求項4】 感熱部が、グラスバルブを備えているこ
とを特徴とする請求項1記載のスプリンクラヘッド取付
具。 - 【請求項5】 弁体が、弁部と弁棒部とを備えており、
開弁時に該弁部が前記ガイドの弁座面に当接することを
特徴とする請求項1記載のスプリンクラヘッド取付具。 - 【請求項6】 ヘッド連結口に閉鎖型又は開放型スプリ
ンクラヘッドを連結したことを特徴とする請求項1記載
のスプリンクラヘッド取付具。 - 【請求項7】 消火配管にスプリンクラヘッドを設けた
消火装置であって;該スプリンクラヘッドが、前記請求
項1記載のスプリンクラヘッド取付具を介して前記消火
配管に連結されていることを特徴とする消火装置。
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1996
- 1996-10-09 JP JP26869496A patent/JP4272266B2/ja not_active Expired - Lifetime
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