JP3028373B2 - 乾式スプリンクラーヘッド用アダプター - Google Patents

乾式スプリンクラーヘッド用アダプター

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JP3028373B2
JP3028373B2 JP02274274A JP27427490A JP3028373B2 JP 3028373 B2 JP3028373 B2 JP 3028373B2 JP 02274274 A JP02274274 A JP 02274274A JP 27427490 A JP27427490 A JP 27427490A JP 3028373 B2 JP3028373 B2 JP 3028373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は消火用の乾式スプリンクラー設備に使用する
アダプターに関する。
[従来の技術] 一般のスプリンクラー設備,即ち水を送るポンプから
末端のスプリンクラーヘッドまで水を充填させたもの
は,冬季の寒冷地では配管内の水が凍結して配管を破裂
させたりスプリンクラーヘッドを破壊してしまうばかり
でなく,火災が発生してスプリンクラーヘッドが作動し
ても水が出てこないことがあり,大火災になってしまう
という問題がある。
そのため,寒冷地では配管内に水の代わりに空気を充
填させた乾式スプリンクラー設備が用いられている。乾
式スプリンクラー設備ではスプリンクラーヘッドが特殊
なアダプターを介して配管に接続されているものであ
る。アダプターは上部に弁座が設置されており,ここで
配管内の空気を封止するようになっている。該弁座を封
止する弁体は,支軸に取付けられており,支軸の先端は
本体の下記に螺合されたスプリンクラーヘッドの弁を押
圧し,スプリンクラーヘッドが作動すると弁座を解放し
て圧縮空気をスプリンクラーヘッドから流出させる。そ
して,配管内の空気が流出すると,水源のポンプが回動
して配管内に水を送り込み,作動したスプリンクラーヘ
ッドから水を散布して消火を行うものである。
従来のアダプターは,支軸がパイプ状のもの(実開昭
54−119300号;パイプ型アダプターという),支軸の下
部に多数の連結片を設置したもの(実開昭61−188763
号,同188764号;連結片型アダプターという),および
支軸が棒状の長尺でその先端で直接スプリンクラーヘッ
ドの弁を押圧するもの(USP4177862号;長尺棒型アダプ
ターという)等であった。
[発明が解決しようとする課題] ところでパイプ型アダプターは,上部の封止を太いパ
イプ全体に対して行わなければならないため,広い部分
を完全封止することが難しく,往々にして配管内の空気
がアダプター内に侵入してくることがあった。
また,連結片型アダプターは,作動時に支軸下部に設
置された連結片をスプリンクラーヘッドの外方に飛散さ
せなければならないため,フラッシュ型スプリンクラー
ヘッドやマルチ型スプリンクラーヘッドには使用できな
いものであった。なぜならば,フラッシュ型スプリンク
ラーヘッドは,作動時に弁とデフレクターとが一体とな
って落下吊設されるものであり,デフレクターとノズル
先端間が狭く,またデフレクターを吊設する支柱が多数
設置されているため,連結片型アダプターに取付けられ
た場合,作動時に連結片がデフレクターとノズル先端間
に挟まったり,支柱間に挟まって飛散しにくいからであ
る。またマルチ型は多数の散水孔が穿設されたデフレク
ターで全体を覆うものであるため,連結片が散水孔を塞
いでしまう虞があるからである。
長尺棒型アダプターは,パイプ型アダプターにおける
封止困難や連結片型アダプターにおける機種選択制限の
不自由はないが,作動時に支軸の先端がスプリンクラー
ヘッドのノズル内に入ったままとなるため,ノズルの有
効断面積を狭めてしまい,散水量が少なくなってスプリ
ンクラーヘッド本来の消火効果を発揮できないものであ
った。
本発明は弁座封止上の問題がないばかりでなくあらゆ
るスプリンクラーヘッドを取付けることができ,しかも
作動時にスプリンクラーヘッドのノズルを狭めることが
ないというアダプターを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは,長尺棒型アダプターは封止や連結片飛
散の問題がなく,あらゆる型のスプリンクラーヘッドに
使用できることから,長尺棒型アダプターの欠点,即ち
作動時に支軸先端がノズル内に残らないようにすれば完
璧なアダプターとなることに着目して本発明を完成し
た。
本発明は,円筒状本体の上部に設置された弁座を弁体
が封止し,弁体に取付けられた支軸の先端が本体下部に
螺合されたスプリンクラーヘッドの弁を押圧する乾式ス
プリンクラーヘッド用アダプターにおいて,スプリンク
ラーヘッドの作動時に支軸の先端がスプリンクラーヘッ
ドのノズル上方まで上昇する構造となっていることを特
徴とする乾式スプリンクラーヘッド用アダプターであ
る。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の乾式スプリンクラーヘッ
ド用アダプターについて説明する。
本体10,弁座20,弁体30,および支軸40から成るアダプ
ターは,支軸40がホルダー50,ステムカバー60,ステム70
および連結軸80から構成されている。
本体10の上部の外側には配管Pと接続する牡ネジ11が
螺設され,その内側には弁座20が設置されており,下部
の内側にはスプリンクラーヘッドSを螺合する牝ネジ12
が螺設されている。
本体10の下方には横方同一レベルに略等間隔(120
度)で三本の止めネジ13が螺入されており,該止めネジ
は後述ホルダー50の凹条52を押圧することにより,ホル
ダーを本体と同芯状態に固定している。
ホルダー50は,円筒形であって内側には突条51が形成
されており,その外側には凹条52が形成されている。該
ホルダーにはステムカバー60が摺動可能に挿入されてい
る。
ステムカバー60は,上部が太径部61,下部が細径部62
となっており,太径部が前述ホルダー50の上部内側を摺
動し,細径部がホルダーの突条51を摺動するようになっ
ている。該太径部の外側下端と突条31の間には圧縮バネ
63が設置されている。該バネはアダプター組立時にステ
ムカバーを上方に止め置くためのものである。ステムカ
バーの細径部62の下方には円周に沿って複数の穴64,…
が穿設されている。該ステムカバーにはステム70が摺動
可能に挿入されている。ステムカバー60の下端にはステ
ムカバーの上昇を阻止するリング65が設置されている。
ステムカバー60の上端には連結軸80が螺合されており,
該連結軸の途中には本体と同芯で本体内を容易に摺動で
きるガイド81が設置されている。
ガイド81は短かい円筒状で,連結軸とは桟82でつなが
っており,水が何の障害もなく流通できるようになって
いる。該ガイドは,作動時に連結軸を真直ぐに移動させ
るためのものである。ガイドの上には上部が本体に係止
された圧縮バネ83が設置されている。なお,連結軸はス
テムカバーを延長したものであってもよい。
ステム70の上端にはステムカバーの太径部61内を摺動
できる頭部71が形成されており,該頭部とステムカバー
の太径部61の下端の間には圧縮バネ72が設置されてい
る。
圧縮バネ72は前述ホルダー50内に設置された圧縮バネ
63よりもバネ力が強くなっている。
ステム70には中程より少し上となるところに円周に沿
った溝73が刻設されている。平時,該溝はステムカバー
の穴64およびホルダーの突条51と一致した状態におかれ
ており,穴64内には溝73に達するボール74が設置されて
いる。
連結軸80の上部には弁体30が取り付けられている。該
弁体は平時,前述弁座20を完全に密封状態にしている。
なお,実施例では,弁座20は本体の内側に直接設置した
もので示したが,弁座は別の取付体に設置し,この取付
体と本体とを接続するようにしてもよい。
次に本発明のアダプターにおける作動状態について説
明する。
配管P内には圧縮空気が充填され,平時は第1図に示
すようにステム70の先端が分解部分Lで保持されたスプ
リンクラーヘッドSの弁Vを押圧するとともに,弁体30
が弁座20を押圧して弁体30と弁座20の密封状態が保たれ
ている。この平時では,ステムカバー60とステム70は,
ボール65で係止されて不動となっているため,連結軸80
・ステムカバー60・ステム70は伸縮しない一本の支軸を
構成しており,弁体30が弁座20を,そしてステム70の先
端がスプリンクラーヘッドの弁Vを堅固に押し付けてい
る。
火災発生時,火災の異常高温でスプリンクラーヘッド
Sが作動して分解部分Lが飛散すると,第2図に示すよ
うに配管内の圧縮空気およびガイド上に設置された圧縮
バネ82等により連結軸・ステムカバー・ステムから成る
支軸は下方(矢印A)に降下する。この時,ステムカバ
ー60は本体10に固定されたホルダー50内を摺動降下する
ため,ステムカバーの穴64はホルダーの突条51よりも下
方となり,突条で移動が阻止されていたボール74はステ
ムの溝以外の太い部分で溝73から押し出される。そし
て,ステムカバー60はさらに降下するが,ボール74でス
テムカバー60と一体となっていたステム70はボールの係
止がなくなるため自由な移動ができるようになり,ステ
ムカバーが下方に降下したにもかかわらずステムカバー
内の圧縮バネ72により第3図に示す如く上方(矢印B)
に持ち上げられ,ステムの下端はスプリンクラーヘッド
のノズルNより上方となる。
このようにしてスプリンクラーヘッドの弁が開放さ
れ,アダプターの弁座が開放されると,配管内の空気は
アダプターを通ってスプリンクラーヘッドから抜ける。
配管内に空気圧の低下が起こると自動的に水源のポンプ
が回動し配管内に水が送られ,開放されたアダプターを
通って作動したスプリンクラーヘッドから水が散布され
る。
[発明の効果] 本発明のアダプターは,支軸がパイプのように太いも
のではないためアダプター上部の弁座と弁体との密封状
態はきわめて良好であり,また作動時,アダプター内に
はスプリンクラーヘッドの外部に飛散させるものがない
ことからフラッシュ型スプリンクラーヘッドやマルチ型
スプリンクラーヘッド等,複雑構造のスプリンクラーヘ
ッドを取り付けることができ,さらには作動時にスプリ
ンクラーヘッドの弁を押圧していた支軸先端のステムが
スプリンクラーヘッドのノズルよりも上方に上がってし
まうため,ノズル径を細くして散水量を減らすことがな
いという従来のアダプターにはない優れた効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の乾式スプリンクラーヘッド用アダ
プターの作動状態を説明する正面断面図,第4図は要部
拡大断面図である。 10……本体、20……弁座、30……弁体 40……支軸、50……ホルダー 51……突条、60……ステムカバー 61……太径部、62……細径部、70……ステム 72……圧縮バネ、73……溝、80……連結軸 S……スプリンクラーヘッド V……スプリンクラーヘッドの弁 N……スプリンクラーヘッドのノズル L……スプリンクラーヘッドの分解部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状本体の上部に設置された弁座を弁体
    が封止し,弁体に取付けられた支軸の先端が本体下部に
    螺合されたスプリンクラーヘッドの弁を押圧する乾式ス
    プリンクラーヘッド用アダプターにおいて,スプリンク
    ラーヘッドの作動時に支軸の先端がスプリンクラーヘッ
    ドのノズル上方まで上昇する構造となっていることを特
    徴とする乾式スプリンクラーヘッド用アダプター。
  2. 【請求項2】前記支軸は,本体に固定されたホルダー,
    ホルダー内を摺動するステムカバー,ステムカバー内を
    摺動するステム,および弁体とステムカバーを連結する
    連結軸から構成されている請求項1記載の乾式スプリン
    クラーヘッド用アダプター。
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