JP2001340481A - 閉鎖型泡ヘッド - Google Patents
閉鎖型泡ヘッドInfo
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Abstract
き、また火災感知部材を外傷から安全に防護できる閉鎖
型泡ヘッドを提供する。 【解決手段】 ヘッド本体1から噴射口8の軸方向外方
へ延出された支持フレーム2の延出方向中間部に、火災
感知部材5の外周を覆う覆い壁3を設ける。覆い壁3の
ヘッド本体1との間に、噴射口8から放射される泡消火
液が取り込む空気を吸込み、かつ分解飛散する火災感知
部材5の分解破片と弁4の外方への飛散を許す第1開放
口23を形成する。覆い壁3のデフレクタ6との間に、
分解飛散する火災感知部材5の破片と弁4の外方への飛
散を許す第2開放口24を形成する。
Description
られる閉鎖型泡ヘッドに関する。
ば、特許第2645796号公報に記載されているもの
がある。この閉鎖型泡ヘッドは、図8に示すように、ヘ
ッド本体30に、ヘッド本体30の噴射口31の軸方向
外方へ延出する外筒32の基端部32aが固定される。
この外筒32の基端部32aとヘッド本体30との間
に、噴射口8から放射される泡消火液が取り込む空気を
吸い込む吸気口33が形成されている。そして外筒32
の延出端部32bから更にU字形状の支持フレーム34
が延出され、この支持フレーム34の延出端部34aに
デフレクター35が取り付けられている。ヘッド本体3
0の噴射口31はヒュージブルリンクからなる火災感知
部材36により押し付けられる弁37によって閉じられ
ている。外筒32とデフレクター35との間には、分解
飛散する前記火災感知部材36の破片と前記弁37を外
方へ飛散させるための開放口38が支持フレーム34の
長さに見合うよう形成されている。火災が発生すると、
その熱により火災感知部材36が分解し開放口38から
外部へ飛散して弁37に対する押し付け状態を解除し、
弁37が泡消火液の圧力により開放口38から外部へ吹
き飛ばされ、噴射口31が開放して泡消火液の放出を開
始する。
30から外筒32を延出し、この外筒32の延出端部か
ら更に支持フレーム34を延出する構造の上記閉鎖型泡
ヘッドでは、泡ヘッド全体が長大化するため、防火対象
物の天井に上向き又は下向きに設置するとき天井に這わ
される他の設備や装置の露出状態の配管やダクトなどの
邪魔になることがあったり、また室内装飾が重視される
室の低い天井などに設置する場合には美観を損ねるおそ
れがある。また、支持フレーム34内の火災感知部材3
6はほとんど外部に露出した状態にあるので、とくに低
い天井などにおいて不用意に長い棒などが火災感知部材
36に当たると、該火災感知部材36が変形、破損し
て、誤放水を起こすおそれがある。
で、また室内装飾が重視される天井などにも見映えよく
設置できるよう小形化、コンパクト化を図ることがで
き、また火災感知部材を外傷から安全に防護できる閉鎖
型泡ヘッドを提供することを目的とする。
型泡ヘッドは、図1〜7に例示するように、泡消火液の
噴射口8を有するヘッド本体1と、前記噴射口8を閉じ
る弁4と、この弁4を噴射口8の弁座8aに対し押し付
け、かつ火災熱により分解飛散して前記弁4に対する押
し付け状態を解除し泡消火液の圧力による前記弁4の飛
散を許す火災感知部材5と、この火災感知部材5に間隔
を置いて沿うよう前記ヘッド本体1から前記噴射口8の
軸方向外方へ延出され、かつその延出端部に前記火災感
知部材5を支持する支持部14を有する支持フレーム2
と、この支持フレーム2の延出端側に前記噴射口8と対
向するよう備え付けられたデフレクタ6と、を備えたも
のである。そのうえで、本発明は、前記支持フレーム2
の延出方向中間部に、前記火災感知部材5の外周を覆う
覆い壁3を設け、該覆い壁3のヘッド本体側端と前記ヘ
ッド本体1との間に、前記噴射口8から放射される泡消
火液が取り込む空気を吸込み、かつ分解飛散する前記火
災感知部材5の分解破片と前記弁4の外方への飛散を許
す第1開放口23を形成するとともに、前記覆い壁3の
デフレクタ側端と前記デフレクタ6との間に、分解飛散
する前記火災感知部材5の破片と前記弁4の外方への飛
散を許す第2開放口24を前記第1開放口23と連通す
るよう形成してあることに特徴を有するものである。
射口8に連通する内部通路9には、泡消火液に旋回流を
生じさせる旋回流付与機構10を設けることができる。
生すると、火災感知部材が第1開放口または第2開放口
から覆い壁内に入る火災熱により分解し、この破片が第
1開放口または第2開放口から外部へ飛散して弁に対す
る押付け状態を解除する。この解除により弁が泡消火液
の圧力によって第1開放口または第2開放口から外部へ
飛散することで噴射口が開放される。この開放された噴
射口から放射される泡消火液は第1開放口から空気を取
り込んで発泡し、デフレクタに衝突して周囲に分散し、
泡の放射パターンを形成する。その際、ヘッド本体の内
部通路に旋回流付与機構を設けておくと、噴射口から放
射する泡消火液への空気の巻込みがより確実良好に行わ
れて良質発泡の泡を放出することができる。
を支持フレームの延出方向中間部に設けているので、図
8に示す閉鎖型泡ヘッドとの比較において両者のヘッド
本体及び支持フレームの長さを同一とした場合、外筒3
2の長さ分だけ全長を短縮化、小形化することができ、
それだけ天井面に小スペースで納めることができる。ま
た覆い壁は火災感知部材の外周を覆っているので、火災
感知部材を外部からの障害物より防護することができ
る。
施の形態を図面に基づき説明する。図1は閉鎖型泡ヘッ
ドの平面図、図2は同閉鎖型泡ヘッドの半欠截縦断正面
図、図3は同閉鎖型泡ヘッドの側面図、図4は同閉鎖型
泡ヘッドの火災感知部材の支持部分の拡大縦断正面図で
ある。
すように、ヘッド本体1、支持フレーム2、覆い壁3、
弁4、火災感知部材5、及びデフレクタ6を備える。ヘ
ッド本体1は、泡消火液配管の管路(図示省略)に接続
される接続口部7と、先窄まり形状の噴射口8と、これ
ら接続口部7と噴射口8とを連通させる内部通路9とを
形成している。内部通路9には、泡消火液に旋回流を生
じさせるためのスクリューなどからなる旋回流付与機構
10を組み込んでいる。
に、ヘッド本体1の噴射口開口端面の外周部の対向二箇
所から噴射口8の軸方向外方へ略平行に一体に延出され
た2本の縦腕部11,11と、この縦腕部11,11の
各延出端部を中心に向けて略直角に屈曲連設した形の横
腕部12,12により概ね四角形枠状に形成し、横腕部
12,12どうしが突合わされる中心部からボス部13
を外方へ一体に突設している。
8は弁4で閉じるが、この弁4は断面ハット形に形成さ
れて噴射口8内にはめ込まれ、火災感知部材5で弁4の
鍔部4aを噴射口8の弁座に対し密着状に押し付けてい
る。火災感知部材5には、ガラス管の内部に熱によって
膨脹するアルコール等の熱膨張液体を封入したグラスバ
ルブが使用される。このグラスバルブは、閉鎖型泡ヘッ
ドの周囲の温度が一定温度以上になると熱膨張液体が膨
張して破壊するようになっている。火災感知部材5とし
ては、グラスバルブに代えて、周知の低融点の合金部分
を持つヒュージブルリンクを使用することもできる。
フレーム2のボス部13に設けた支持部14で支持され
る。その支持部14は、ボス部13に径小ねじ穴15と
径大ねじ穴16とを段付き状に上下縦方向に連通形成
し、穴付ねじ17を径大ねじ穴16から挿入して径小ね
じ穴15にねじ込み、ボス部13の内端面から突出する
穴付ねじ17の先端凹部17aで火災感知部材5を支持
するよう構成される。火災感知部材5により弁4を噴射
口8の弁座に対し押し付ける強度は穴付ねじ17の径小
ねじ穴15へのねじ込み量を加減することで調整でき
る。
18にスリット19を放射状に列設してなり、このデフ
レクタ6は噴射口8と対向するよう支持フレーム2のボ
ス部13の径大ねじ穴16にねじ込まれる頭付ねじ20
で締付け固定される。
状に形成し内周に雌ねじ21を設けていて、支持フレー
ム2の縦腕部11,11の各外面に設けた雄ねじ22に
ねじ込むことにより支持フレーム2の延出方向中間部に
火災感知部材5の外周を所定間隔を置いて覆うよう装着
される。その際、覆い壁3のヘッド本体側端とヘッド本
体1との間には、噴射口8から放射される泡消火液が取
り込む空気を吸込み、かつ分解飛散する火災感知部材5
の分解破片と弁4の外方へ飛散させるための第1開放口
23を形成する。また覆い壁3のデフレクタ側端とデフ
レクタ6との間には、分解飛散する火災感知部材5の破
片と弁4の外方へ飛散させるための第2開放口24を第
1開放口23と連通するよう形成する。
材5により弁4が噴射口8の弁座8aに押し付けられて
噴射口8を閉止状態に保持している平常状態においてヘ
ッド本体1の接続口部7内にまで充満されている加圧泡
消火液を弁4によってせき止めている。
災熱が第1開放口23または第2開放口24から覆い壁
3内に入ると、その火災熱により火災感知部材5が分解
し、この破片が第1開放口23または第2開放口24か
ら外部へ飛散して弁4に対する押し付け状態を解除す
る。この解除に伴い弁4が泡消火液の圧力によって第1
開放口23または第2開放口24から外部へ飛散するこ
とで噴射口8が開放される。この開放された噴射口8か
ら放射される泡消火液は第1開放口23から空気を取り
込んで発泡し、デフレクタ6に衝突して周囲に分散す
る。分散する泡が燃焼物の表面を覆うことにより、窒息
効果と泡を形成する水の冷却効果により油火災等の消火
をも可能にする。
図7に示すように、ヘッド本体1の噴射口開口端面の外
周部から噴射口8の軸方向外方へ一体に延出された2本
のくの字形状の腕部25,25により菱形枠状もしくは
これに類似する枠形状に形成することもできる。この場
合、覆い壁3は腕部25,25の屈曲部どうし間に環状
に一体形成される。また火災感知部材5を支持するため
の支持部14は腕部25,25どうしの突合わせ中心部
からボス部26を内方へ突設し、このボス部26にねじ
込む穴付ねじ17により構成される。デフレクタ6はボ
ス部26の外端側にかしめ付けている。この実施例にお
いても、上記実施例の場合と同様に、覆い壁3のヘッド
本体側端とヘッド本体1との間には、噴射口8から放射
される泡消火液が取り込む空気を吸込み、かつ分解飛散
する火災感知部材5の分解破片と弁4の外方への飛散を
許す第1開放口23が形成され、また覆い壁3のデフレ
クタ側端とデフレクタ6との間には、分解飛散する火災
感知部材5の破片と弁4の外方への飛散を許す第2開放
口24が第1開放口23と連通状に形成される。
放出するよう下向きに設置すること、泡消火液を上向き
に放出するよう上向きに設置することは任意である。な
お、本発明の閉鎖型泡ヘッドは火災感知部材5による感
熱機構を備えているので、火災感知ヘッドにも使用する
ことができる。
に小形化、短縮化することができて天井面に小スペース
で見映えよく設置することができ、また火災感知部材を
外傷から安全に防護できて有利である。
る。
分の拡大縦断正面図である。
る。
縦断正面図である。
正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 泡消火液の噴射口を有するヘッド本体
と、前記噴射口を閉じる弁と、この弁を噴射口の弁座に
対し押し付け、かつ火災熱により分解飛散して前記弁に
対する押し付け状態を解除し泡消火液の圧力による前記
弁の飛散を許す火災感知部材と、前記火災感知部材に間
隔を置いて沿うよう前記ヘッド本体から前記噴射口の軸
方向外方へ延出され、かつその延出端部に前記火災感知
部材を支持する支持部を有する支持フレームと、この支
持フレームの延出端側に前記噴射口と対向するよう備え
付けられたデフレクタと、を備えた閉鎖型泡ヘッドにお
いて、 前記支持フレームの延出方向中間部に、前記火災感知部
材の外周を覆う覆い壁を設け、該覆い壁のヘッド本体側
端と前記ヘッド本体との間に、前記噴射口から放射され
る泡消火液が取り込む空気を吸込み、かつ分解飛散する
前記火災感知部材の分解破片と前記弁の外方への飛散を
許す第1開放口を形成するとともに、前記覆い壁のデフ
レクタ側端と前記デフレクタとの間に、分解飛散する前
記火災感知部材の破片と前記弁の外方への飛散を許す第
2開放口を前記第1開放口と連通するよう形成してある
ことを特徴とする閉鎖型泡ヘッド。 - 【請求項2】 前記ヘッド本体の前記噴射口に連通する
内部通路に、泡消火液に旋回流を生じさせる旋回流付与
機構が設けられている請求項1記載の閉鎖型泡ヘッド。
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104492007A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-04-08 | 公安部天津消防研究所 | 一种压缩空气泡沫喷淋施放方法及喷头 |
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- 2000-05-31 JP JP2000161656A patent/JP4469464B2/ja not_active Expired - Fee Related
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