JP3661099B2 - スプリンクラヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、スプリンクラヘッドに係り、さらに詳しくは、可溶合金を有し火災発生時にその熱気流により加熱されて分解し、落下して放水口を開放する感熱分解部及び熱気流によって加熱され、その熱を感熱分解部に伝達する感熱部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フラッシュ型スプリンクラヘッドは放水口を閉塞する弁体を有し、この弁体は可溶合金を備えた感熱分解部により押圧保持されており、火災が発生するとその熱気流によって可溶合金が加熱されて溶融し、これにより感熱分解部が分解して外部に落下すると共にデフレクタが下降し、放水口が開放されてデフレクタから消火水を散水し、火災を消火するようになっている。
【0003】
この種のフラッシュ型スプリンクラヘッドの一例として実開平5−51368号公報に開示された考案がある。このフラッシュ型スプリンクラヘッドは、図21、図22に示すように、上部が外方に屈曲したほぼ逆J字状の一対のレバー101a,101b、シリンダ104が固定されレバー101a,101bに設けた長穴102の下部に係止するバランサ103、シリンダ104内に収容された低融点合金105及びシリンダ104内に摺動可能に収容されたプランジャ106、レバー101a,101bの長穴102の上部に係合するサポートプレート107、及びこのサポートプレート107のねじ穴に螺入されてプランジャ106に当接する止めねじ108からなる圧縮型分解部分(感熱分解部)100を備えたものである。
【0004】
そして、この圧縮型分解部100の上部をフレーム112内に挿入してレバー101a,101bの先端部をフレーム112の下端部に設けた内側フランジ113に係止させ、ガイドポスト116を介してデフレクタ114と一体化された弁体115を本体110の放水口111に圧接し、放水口111を閉塞するようにしたものである。なお、117はシリンダ104の下端部にねじ止めされた感熱板を兼ねた保護カバーである。
【0005】
いま、火災が発生してその熱気流により圧縮型分解部分100が加熱されて低融点合金105が溶融すると、圧縮型分解部分100は分解してガイドポスト116と共に外部に跳ね出され、落下する。これにより、デフレクタ114及び弁体115が落下して放水口111を開放すると共に、デフレクタ114のストッパリングがフレーム112の内側フランジ113上に着座してその位置に保持され、デフレクタ114から消火水を散水する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、火災が発生するとその熱気流によって保護カバー117が加熱され、この熱によりシリンダ104を介して低融点合金105が溶融する。この場合、シリンダ104からの熱は、図23に矢印で示すように伝熱し、低融点合金105はシリンダ104の内周に接する面、したがって外周から中心部に向って溶融する。
【0007】
低融点合金105は外周から溶融し、中心部付近は熱が充分行渡らないので溶融しにくく、図24に示すように芯105aが残ってこの部分の溶融に時間がかかり、さらに熱はレバー101a,101bやプランジャ106から上方に逃げる。このため、火災に対する応答が遅くなる、すなわち、感度が低いという問題がある。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、短時間で確実に溶融することのできる可溶合金を有する感熱分解部、及び熱の逃げを最小限に抑えることのできる感熱部を備えた感度の高いスプリンクラヘッドを得ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るスプリンクラヘッドは、火災発生時にその熱により分解して落下する感熱分解部を構成するシリンダ内に可溶合金を収容し、この可溶合金に熱伝導率の高い金属板を埋込んだものである。
(2)また、上記の金属板を薄銅板又は銅箔で構成したものである。
【0010】
(3)さらに、本発明に係わるスプリンクラヘッドは、可溶合金を収容したシリンダが摺動可能に遊嵌するアーム支持板に設けた貫通穴を、上部が拡径されたほぼ逆台形状に形成し、該貫通穴の下部を前記シリンダの外径より僅かに大きくしたものである。
【0011】
【作用】
火災が発生すると、可溶合金はその周囲から加熱され、その熱は例えば、薄銅板又は銅箔の如き金属板を介して内部に伝達され、全体がほぼ均一に加熱される。これにより、中心部に芯が残ることなく短時間で溶融し、作動する。このためスプリンクラヘッドの感度を高めることができる。
【0012】
また、シリンダは熱逃げ防止手段を介して保持部材に保持されているので、シリンダから保持部材への熱の逃げを最小限に抑えることができ、可溶合金を短時間で溶融させ、スプリンクラヘッドを作動させる。
【0013】
【実施例】
実施例1.
図1は本発明の第1の実施例の縦断面図、図2は図1の分解斜視図である。
図において、1は中心部に放水口2が貫設された本体で、フランジ4の上面には給水管に接続される第1のねじ部3が設けられており、フランジ4の下面には後述のフレーム10が螺合される第2のねじ部5が設けられ、さらに第2のねじ部5の下端部にはこれより小径の円筒部6が突設されている。
【0014】
10は円筒状のフレームで、上部には本体1の第2のねじ部5に螺合されるめねじ部11が設けられており、下端部にはフランジ状の段部12が形成され、この段部12には等間隔で側壁と直交した複数のボール穴13が貫設されている。14a,14bは側壁の上下方向のほぼ中間部に設けたスリットで、フレーム10に多少でもばね性を持たせるためのもので、また、水漏れ試験時における確認用の穴でもあるが、これは省略してもよい。
【0015】
15は本体1の放水口2を封止する弁体で、本体1の円筒部6の外径とほぼ等しい外径の基板、基板の上面に突設され本体1の放水口2内に挿入される頭部、基板の下面中心から突設された突出部及び基板の下面に突出部と同心的に設けられたかしめ片とからなっている。16は頭部に嵌合され基板上に設置された例えば四ふっ化樹脂からなるガスケットである。
【0016】
20はデフレクタアッセンブリで、デフレクタ21は円板状の基板の外周にほぼ等間隔で放射状に突設された複数の羽根22が設けられ、羽根22のうち等間隔(例えば120°間隔)の位置にある複数の羽根22は、さらに延出されて連結柱23a,23b,23cを形成している。この連結柱23a〜23cの羽根22に続く部分には羽根22の幅より狭い嵌入部が形成され、その先には嵌入部より幅の広い圧入部が形成されており、さらに先端部には圧入部より幅の広い係止部が設けられている。
【0017】
上記の羽根22は上方に折曲げられて羽根22の間にそれぞれ散水口24を有するデフレクタ21が形成される。このデフレクタ21の内径は、本体1の円筒部6の外径より僅かに大きく形成されている。
25はストッパリングで、その内径は本体1の円筒部6の外径より僅かに大きく形成され、外径はフレーム10の内径より小さく、かつ降下時に段部に係止する大きさに形成されている。また、ストッパリング25には連結柱23a〜23cに対応して(したがって120°間隔で)係止穴が設けられており、係止穴は係止爪を介して外周に開口している。この係止穴の幅はデフレクタ21の連結柱23a〜23cの圧入部の幅とほぼ等しいか又は僅かに狭く、したがって係止部の幅より狭く形成されており、また、係止爪間の幅は、連結柱23a〜23cの嵌入部の幅とほぼ等しく形成されている。
【0018】
上記のようなデフレクタ21及びストッパリング25からなるデフレクタアッンブリ20を組立てるには、先ず、デフレクタ21の中心部に設けた貫通穴に弁体15のかしめ片を挿入してかしめ、弁体15とデフクレタ21を一体に結合する。ついで、デフレクタ21の連結柱23a〜23cの嵌入部を、ストッパリング25の係止爪の間から係止穴にそれぞれ嵌入し、ストッパリング25を上方に引上げてその上面を連結柱23a〜23cの係止部に当接させる。このとき、係止穴内には連結柱23a〜23cの圧入部が圧入されており、ストッパリング25はその位置に保持される。なお、係止爪をかしめれば、ストッパリング25をより確実に保持することができる。
【0019】
31はフレーム10内に摺動可能に配設されたほぼ有底円筒状の分解部支持筒で、図3に示すように、その上部の内径はデフレクタ21が遊嵌しうる大きさの大内径部32に形成され、その下部は縮径されて小内径部33となり、両者の間には段部34が形成されている。35は底部の中心部に設けられた凸部で、その中心部には穴36が設けられており、穴36の外周にはフランジ状の係止部37が形成されている。38は底部の上方において小内径部33の側壁に等間隔で貫設された複数のボール挿入穴である。
【0020】
この分解部支持筒31の高さは、フレーム10内に組込んだ際にその上端部がデフレクタ21の羽根22の上端部とほぼ一致するか、又はそれより上方にあるように選ばれており、羽根22と分解支持筒31は互いにガイドするように作用する。
【0021】
40は感熱部で、図4に示すように、有底円筒状のシリンダ41と、その下面及び高さ方向のほぼ中央部外壁に設けられた円板状の感熱板42a,42bとからなり、シリンダ41の上端部には分解部支持筒31の穴36に挿入しうる外径でフランジ状の係止爪43が設けられている。なお、感熱板42a,42bは1個でもよく、あるいは3個以上設けてもよい。
【0022】
45はバランサで、図5に示すように、中心部が高く周縁部が低い断面ほぼハ字状に形成されており、中心部には貫通穴46が設けられている。このバランサ45の外径は、分解部支持筒31の大内径部32の内径とほぼ等しいか、又は僅かに小さく形成されている。
【0023】
47はばね部材で、図6に示すように、断面ハ字状の2枚の皿ばね48a,48bを、互いに反対方向になるように中心部を当接し、皿ばね48a,48bの中心部に設けた穴49a,49bにリベット50を挿入してかしめ、一体に結合したものである。なお、このばね部材47の外径は、分解部支持筒31の大内径部32の内径とほぼ等しいか、又は僅かに小さく形成されている。
【0024】
51は分解支持筒31の小内径部33内に摺動可能に収容された分解部押えで、図7に示すように、外周に上部フランジ部52及び下部フランジ部53が設けられたほぼ有底円筒状に形成されており、上下のフランジ部52,53の間には凹部54が形成されている。また、下部のフランジ部53の外周には、傾斜面を介してほぼ垂直の当接面55が設けられている。56は調整穴、58は底部に設けたねじ穴57に螺入された止めねじ、61は分解部押え51内に配設されたコイルばねである。
【0025】
62は感熱部40のシリンダ41内に収容されたコンプレッションはんだの如き可溶合金で、図8(a)に示すように、上下方向のほぼ中央部には全面にわたって、例えば、薄銅板あるいは銅箔の如き熱伝導率の高い金属板63が一体に埋込まれ、可溶合金62は上側部62aと下側部62bとに分けられている。なお、金属板63を埋込む代りに、金属板63の両側に可溶合金62の上側部62aと下側部62bを溶着して結合してもよく、あるいは、単に下側部62bの可溶合金の上に金属板63を載せ、その上に上側部62aの可溶合金を載せておくだけでもよい。
【0026】
この金属板63は、図8(b)に示すように、可溶合金62の上部の一端から下部の他端に斜めに設けてもよく、あるいは図8(c)に示すように、ほぼ中心部を通る上下方向に設けてもよい。さらに、図8(d)に示すように、複数の金属板63を適宜埋込んでもよい。
なお、金属板63の厚さ及び可溶合金62への設け方は、可溶合金62が溶融した際にピストン64の下降を妨げないように設定するが、この金属板63の厚さは試験の結果によれば0.05〜0.3mm程度が好ましいことがわかった。
【0027】
64はシリンダ41内において可溶合金62の上に上下に摺動可能に収容されたピストンで、上面中心部には凹部65が設けられている。66は分解部支持筒31の凸部35に設けた係止部37と、感熱部40の係止爪43との間に介装された熱逃げ防止手段を構成するCリング、67は鋼材からなる複数のロックボールである。なお、前述のフレーム10に設けたボール穴13の内径は、ロックボール67の外径より小さく、また、分解部支持筒31に設けたボール挿入穴38の内径は、ロックボール67の外径より大きく形成されている。
【0028】
次に、上記のような各部からなる本実施例の組立順序の一例を説明する。
(1)感熱部40のシリンダ41内に可溶合金62及びピストン64を挿入する。
(2)分解部支持筒31の凸部35に設けた穴36内に、感熱部40のシリンダ41の先端部を挿入し、係止爪43の下にCリング66を装着して下降させる。これにより、感熱部40はCリング66を介して分解部支持筒31に装着される。
【0029】
(3)分解部支持筒31を立設し、上部の開口部から分解部支持筒31内に分解部押え51を挿入する。このとき、止めねじ58を上昇させて分解部押え51を分解部支持筒31のボール挿入穴38の下方に位置させ、止めねじ58の先端部をピストン64の凹部65に当接させる。
【0030】
(4)分解部支持筒31の各ボール挿入穴38に、外側からそれぞれロックボール67を挿入し、ロックボール67をボール挿入穴38と分解部押え51の凹部54との間に位置させる。
(5)フレーム10内にフレーム10の下方から分解部支持筒31を挿入してそのボール穴13と分解部支持筒31のボール挿入穴38とを整合させる。そして、ほぼL字状の治具を分解部押え51の開口部から挿入してその先端部を調整穴56内に挿入し、ロックボール67を押してその一部をフレーム10のボール穴13内にそれぞれ誘導する。
【0031】
(6)止めねじ58を回転して分解部押え51を上昇させ、その当接面55をロックボール67に当接させて外方に押圧し、ロックボール67の一部をフレーム10のボール穴13から突出させて分解部押え51との間に保持する。このとき、ボール穴13から覗くことにより、ロックボール67が所定の位置に保持されているかどうかを外部から確認する。
【0032】
(7)分解部押え51内にコイルばね61を挿入し、さらに、分解部支持筒31の大内径部32内にばね部材47、バランサ45及びデフレクタアッンブリ20を挿入し、デフレクタ21に取付けた弁体15の突出部をバランサ45の貫通穴46内に挿入する。
【0033】
(8)本体1の円筒部6をストッパリング25に挿入してその先端部を弁体15の基板の上面(基板の上面にはガスケット16が装着されている)に当接し、第2のねじ部5をフレーム10のめねじ部11に螺入する。これにより、ばね部材47、バランサ45及び弁体15を含むデフレクタアッセンブリ20は、コイルばね61に抗して圧下され、ばね部材47の下面が分解部支持筒31の段部34に当る。さらに、ばね部材47の両皿ばね48a,48bがほぼ密着するまで本体1を螺入し、組立を終了する。このとき、分解部支持筒31はフレーム10にロックされ、感熱部40は分解部支持筒31にロックされる。また、感熱部40及び分解部支持筒31の下部は、フレーム10の下端部から外部に突出している。なお、上述の分解部支持筒31、可溶合金62、ピストン64を含む感熱部40、分解部押え51及びコイルばね61により感熱分解部60が構成される。そして、分解部支持筒31は円板状のバランサ45によって覆われるのでその内部が完全な密封構造になるため、腐食性の高い雰囲気中に設置されても腐食するおそれがない。
【0034】
ところで、上記のようなフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいては、弁体15により本体1の放水口2を50kgf程度の組立荷重で封止して水漏れを防止しており、この組立荷重が分解部支持筒31を介してロックボール67に下向きに作用する。ロックボール67はこの荷重によりフレーム10のボール穴13の下端部に圧接され、図9に示すような反力F及び分力F1 が生じる。なお、バランサ45は円板状に形成されているため、組立荷重は確実かつ均等にロックボール67に加えられる。このため、ロックボール67には常に内側(分解部押え51側)に出ようとする力が作用している。しかしながら、ロックボール67は分解部押え51の当接面55により移動が阻止されているためその位置に保持され、分解部支持筒31をロックしている。
【0035】
一方、可溶合金62にはロックボール67が分解部押え51の垂直面である当接面55のみに接触しているため上記の組立荷重はほとんど作用せず、主としてコイルばね61の圧下力(約10kgf)が加わるだけなので、従来のフラッシュ型スプリンクラのように消火水の水圧の大小によって可溶合金62にかかる荷重が変動することはなく、弁体15に大きな荷重(例えば100kgf)が作用しても可溶合金62にクリープ現象が生じることはない。
【0036】
上記のように構成したフラッシュ型スプリンクラヘッドは、天井に設けた穴から挿入され、その第1のねじ部3を給水管に接続することにより天井面に取付けられ、その一部が天井面から露出する。なお、天井に設けた穴はシーリングプレートにより塞がれる。
また、フレーム10の外径が小さい(22〜23mm程度)ので、システム天井のTバーの間にも設置することができる。この場合は、例えば、天井裏において自在接手に接続された給水管に本体1の第1のねじ部3を螺入し、ついで給水管を動かしてフレーム10の一部又は全部をTバーの間から室内に露出させ、給水管を固定すればよい。
【0037】
次に、本発明の作用を説明する。図1は天井面に取付けられたフラッシュ型スプリンクラヘッドが警戒状態にある場合を示すもので、本体1の放水口2には加圧された消火水が供給されており、弁体15には消火水の圧力が加えられている。このときの弁体15の閉止力は50kgf程度であり、また、可溶合金62に加わる圧下力は10kgf程度である。
【0038】
いま、火災が発生するとその熱気流により感熱板42a,42bが加熱され、その熱により可溶合金62が周囲から加熱されて溶融し始め、溶融した可溶合金62はシリンダ41とピストン64の間から流出し、図10に示すようにその体積が減少する。
【0039】
このとき、分解部支持筒31と感熱部40とはCリング66を介して連結されており、また、止めねじ58の先端部は細く形成されてピストン64に圧接されているため、これらの接触面積はきわめて小さい。このため、感熱部40から分解部支持筒31及び止めねじ58に逃げる熱はごく僅かであり、大部分の熱は可溶合金62に加えられるため、可溶合金62は短時間で溶融する。
【0040】
そして、可溶合金62は、シリンダ64に接する面、したがって底部及び外周から溶融し始めるが、その熱は図12に矢印で示すように、金属板63に伝えられて可溶合金62の上側部62aの下面及び下側部62bの上面を加熱するため、可溶合金62を外側からだけでなく、内側からも加熱することができるので、可溶合金62への熱の伝達が早くなり、かつ全体がほぼ均一に加熱され、短時間に確実に溶融することができ、芯が残るようなことはない。このため、火災に対する応答が早くなり、感度を向上することができる。
100℃、1.8m/secの風洞試験によれば、従来の可溶合金を使用したフラッシュ型スプリンクラヘッドの作動開始までの時間が64秒であったのに対し、図12に示すように、金属板63(厚さ0.2mmの銅板)を埋込んだ可溶合金62を使用した場合の作動開始までの時間は56秒で、感度を約12%向上することができた。
【0041】
可溶合金62が溶融してその体積が減少すると、分解部押え51がコイルばね61に圧下されて下降する。これにより、ロックボール67はフレーム10のボール穴13から外れて、分解部支持筒31のボール挿入穴38とロック押え51の凹部54内に転動し、分解部支持筒31のロックが解除される。そして、分解部支持筒31がばね部材47に圧下され、デフレクタ21の羽根22をガイドとして下降する。
【0042】
さらに、可溶合金62の大部分が溶融すると、ロックボール67がフレーム10の下端部から外れるので、感熱分解部60及びばね部材47とバランサ45は自重及び消火水の水圧により急激に下降し、図11に示すように、フレーム10から離脱し、落下する。
【0043】
同時に、弁体15を含むデフレクタアッセンブリ20も自重及び消火水の水圧によって落下し、ストッパリング25がフレーム10の段部12上に着座して停止する。このとき、デフレクタ21はフレーム10の下方に位置する。これにより、本体1の放水口2が開放され、消火水はデフレクタ21から散水されて火災を消火する。
【0044】
このとき、ばね部材47は皿ばね48a,48bを2枚重ねてストロークが長くなるように構成されているので、弁体15を押上げて放水口2の早期開放を防止すると共に、分解部支持筒31を押下げてフレーム10からの離脱を促進する。
また、分解部支持筒31のボール挿入穴38と分解部押え51の当接面55とは互いに直交した平面でロックボール67に接触しているので、感熱分解部60の分解に際してロックボール67が分解部押え51などに食い込むことはない。
【0045】
本実施例においては、可溶合金62をフレーム10の下端部から突出させてスプリンクラヘッドの最下端部に配設したので熱応答性にすぐれており、その上可溶合金62に金属板63を埋込んだので、感熱部40の熱は可溶合金62を周囲から加熱すると共に、金属板63を介して可溶合金62の中心部も加熱されるので、全体が均一に加熱されて溶融時間を短縮することができる。このためさらに高感度のフラッシュ型スプリンクラヘッドを実現することができる。
【0046】
実施例2.
図13は本発明の第2の実施例の縦断面図である。図において、1は本体で、放水口2、ねじ部3、フランジ4及びフランジ4の下面に設けた凹部の内周に形成されためねじ5aからなっている。15は弁体、70はほぼコ字状のアームガイドで、弁体15が一体的に結合されている。
【0047】
10aは上部に設けたおねじ11aが本体1のめねじ5aに螺合されて一体に結合された有底円筒状のフレームで、側壁のほぼ中央部には対向して円周方向に開口するスリット14a,14bが形成されており、底部にはほぼ小判状の開口部が設けられている。12aは下部外周に設けた段部である。20はデフレクタ21、連結柱及びストッパリング25からなるデフレクタアッセンブリ、45はアームガイド70内に挿入されたバランサである。
【0048】
60aは感熱分解部を構成するリンク機構で、先端部がフレーム10aのスリット14a,14bに係止する一対のアーム71a,71b、中心部に設けた貫通穴にシリンダ41aが遊嵌され、両端部がアーム71a,71bに設けた係止穴に係止するアーム支持板72、止めねじ74を有し両端部がアーム71a,71bに設けた係止穴に係止するリンク押え板73等からなり、シリンダ41a内には金属板63が埋込まれた可溶合金62及びピストン64が収容されている。75は感熱板を兼ねてリンク機構60aを保護する保護カバーで、ねじ76によりシリンダ41aの下部に装着される。
【0049】
上記のようなフラッシュ形スプリンクラヘッドにおいて、火災の発生により保護カバー75が加熱されて可溶合金62が溶融するとリンク機構60aが分解し、リンク機構60a及びバランサ45は、自重によりデフレクタ21の底部の穴21aから保護カバー75と共に落下する。同時に、弁体15はその自重と消火水の水圧により、アームガイド70にガイドされてデフレクタアッセンブリ20と共に落下し、ストッパリング25がフレーム10aの底部に着座し、弁体15を含むアームガイド70はデフレクタ21上に着座する。これにより、放水口2が開放され、消火水がデフレクタ21を介して散水される。
【0050】
本実施例においても、シリンダ41aからの熱は図14に矢印で示すように金属板63に伝えられ、可溶合金62は均一に加熱されて短時間で溶融するので、スプリンクラヘッドの感度を向上することができる。
【0051】
実施例3.
図15は本発明の第3の実施例の縦断面図で、本発明をマルチ型スプリンクラヘッドに実施した例を示すものである。なお、第1、第2の実施例と同じような機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
10bは有底円筒状のフレームで、内壁の上部には本体1の第2のねじ部4に螺合されるめねじ11が設けられており、めねじ11の下方(高さ方向の中央部よりやや下方)にはフランジ部17が形成されている。18は散水口で、フランジ部17と底部19との間に放射状かつ等間隔に形成され、周壁と底部19の周縁部とに開口する。19aは底部19に設けられ、長軸側の両端部が円弧状に形成されたほぼ小判状の開口部である。
【0052】
上記のように構成した本実施例において、火災が発生して可溶合金62が溶融するとリンク機構60aが分解し、保護カバー75を含むリンク機構60a及びバランサ45は自重によりフレーム10bから落下する。同時に弁体15を含むアームガイド70も消火水の水圧により落下し、弁体15がフレーム10bの底部19に着座してその開口部19aを閉塞する。これにより、放水口2が開放され、消火水は散水口18から散水される。
【0053】
本実施例においても可溶合金62には金属板63が埋込まれているため、可溶合金62は均一に加熱されて短時間で溶融するので、スプリンクラヘッドの感度を高めることができる。
【0054】
実施例4.
図16は本発明の第4の実施例の縦断面図で、フレーム型スプリンクラヘッドに本発明を実施したものである。なお、第2、第3の実施例と同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。80は本体1の下部に等間隔で設けられた複数のフレーム(図には1本だけ示してある)で、下端部は受座81に一体に連結されている。82は受座81に取付たデフレクタ、83は受座81のねじ穴に螺入された止めねじである。
【0055】
60aは第2、第3の実施例で説明したリンク機構60aとほぼ同じ構造及び作用のリンク機構であるが、アーム71a,71bの先端部(図の左方)はほぼ直線状に形成されて外側に凹部72a,72bが設けられており、また、シリンダ41aには感熱板75aが取付けられている。
そして、リンク機構60aを90°回転してフレーム80の間から弁体15と受座81の間に挿入し、アーム71aの凹部72aを止めねじ83に、アーム71bの凹部72bを弁体15の突起部にそれぞれ嵌合したもので、その組立荷重は止めねじ83によって調整される。
【0056】
上記のように構成した本実施例においては、火災が発生すると前述の要領によりリンク機構60aが分解して落下し、同時に弁体15も落下して放水口2を開放する。これにより、放水口2から消火水が放出され、デフレクタ82を介して散水し、消火する。
【0057】
本実施例においても、可溶合金62に金属板63を埋設してあるので、可溶合金62は短時間で確実に溶融することができ、スプリンクラヘッドの感度を向上させることができる。
【0058】
実施例5.
上述の第2〜第4の実施例において、シリンダ41aは図17(a)に示すように、アーム支持板72の中心部に設けた貫通穴72aに上下に摺動可能に遊嵌されている。したがって、この貫通穴72aの内径はシリンダ41aの外径より僅かに大きく形成され、シリンダ41aはその外壁が非接触の状態で挿入されるように設計されているが、その差、したがって貫通穴72aの内壁とシリンダ41aの外壁との間に形成されるすき間はきわめて小さい。このため、スプリンクラヘッドを組立てた際に、シリンダ41aの外壁の一部がアーム支持板72の貫通穴72aの内壁に接触し、ここから熱が逃げることがあった。特に、アーム支持板72は、シリンダ41a内に配設された可溶合金62に近接して配置されているので、これによる影響は大きかった。
【0059】
そこで、本実施例においては、図17(b)に示すように、アーム支持板72の貫通穴72aを上部が拡径された断面ほぼ逆台形状に形成し、下部の小径部の内径をシリンダ41aの外径より僅かに大きく形成したものである。
本実施例は上記のように構成したので、若し、シリンダ41aの外壁の一部がアーム支持板72の貫通穴72aの内壁72aに接触しても、その接触面積がきわめて小さいため、シリンダ41aからアーム支持板72へ逃げる熱を最小限に抑えることができる。
【0060】
図17(c)はアーム支持板72の貫通穴72aの内径をシリンダ41aの外径より若干大きく形成し、その内壁の下部にシリンダ41aの外径より僅かに大きい内径のリング状の突起部72bを設けたもので、その作用効果は図17(b)の場合とほぼ同様である。
【0061】
図18(a)はアーム支持板72の貫通穴72aの内壁に複数の突起72cを突設し、その先端部を結ぶ円周の径をシリンダ41aの外周より僅かに大きく形成したものである。また、図18(b)はアーム支持板72の貫通穴72aの内壁に溝72dを設け、この溝72dにOリング又はCリング66を介装したもので、これらの場合も図17(b),(c)の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0062】
図18(c)はアーム支持板72の貫通穴72aの内壁と、シリンダ41aの外壁との間に断熱材72eを介装したもので、これによりシリンダ41aからアーム支持板72への熱の移動を防止することができる。
なお、上記の各実施例では、金属板63を埋込んだ可溶合金62を収容したシリンダ41aについて説明したが、金属板62のない従来の可溶合金を用いたスプリンクラヘッドにも本実施例を実施することができる。
【0063】
実施例6.
図19は本発明の第6の実施例の縦断面図、図20は一部を省略した図19の要部拡大断面図である。なお、第2〜第4の実施例と同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施例においては、第1の実施例(図1、図4)で説明した感熱部40のシリンダ41を長く形成すると共に、シリンダ41とは別に、上端部にアーム支持板72が係止するフランジ86を有し、下端部に内側に折曲げられた係止部87が設けられたほぼ円筒状の支持部材85を設け、さらに、中心部に設けた穴の縁部を上方に折曲げた折曲げ部75aを有する保護カバー75を設けたものである。
【0064】
上記のように構成した本実施例の感熱部40を組立てるには、先ず、アーム支持板72の貫通穴72aに上方から支持部材85を挿入し、そのフランジ86をアーム支持板72に係止させる。ついで、保護カバー75の折曲げ部75aを支持部材85の下方から係止部87内に挿入し、係止部87側に折曲げてかしめ、両者を一体に結合する。
【0065】
次に、保護カバー75の中心部の穴に下からシリンダ41を挿入し、係止爪43の下にCリング66を装着して感熱部40を下降させる。これにより、感熱部40はCリング66を介して支持部材85に装着される。
そして、止ねじ74を下降させてピストン64を圧下すれば、支持部材85はアーム支持板72に係止してロックされ、感熱部40にはCリング66を介して支持部材85にロックされてその位置に保持される。
【0066】
上記のように構成した本実施例は、感熱部40はCリング66を介して支持部材85に取付けられており、両者の接触面積はきわめて小さいので、感熱部40から支持部材85及びアーム支持板72に逃げる熱はごく僅かであり、大部分のが可溶合金62に加えられるため、可溶合金62は短時間で溶融することができる。なお、本実施例においては、金属板63が埋込まれていない従来の可溶合金を使用してもよく、また、本実施例は、第2〜図4の実施例にも実施することができる。
以上本発明に係る可溶合金を使用したスプリンクラヘッドの実施例について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、可溶合金を使用するものであれば他の構造のスプリンクラヘッドにも本発明を実施することができる。
【0067】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明に係るスプリンクラヘッドは、火災発生時にその熱気流に加熱されて分解する感熱分解部の可溶合金に、熱伝導率の高い金属板を埋め込んだので、火災の発生により感熱部が受けた熱は、外周から可溶合金に伝わり、その熱は金属板を介して可溶合金の内部に伝えられて全体がほぼ均一に加熱される。そのため、可溶合金は中心部に芯が残ることなく短時間で確実に溶融することができ、これによりスプリンクラヘッドの感度を大幅に向上させることができる。
【0068】
また、上記の金属板を薄銅板又は銅箔で構成したので、入手が容易でありコストの増嵩も防止することができる。
【0069】
さらに、可溶合金を収容したシリンダが摺動可能に遊嵌するアーム支持板に設けた貫通穴を、上部が拡径されたほぼ逆台形状に形成し、この貫通穴の下部をシリンダの外径より僅かに大きく形成したので、火災の発生に際して、シリンダから保持部材への熱の逃げを最小限に抑えることができる。このため、可溶合金の溶融を早めることができ、これによりスプリンクラヘッドの感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の縦断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の分解部支持筒の断面図である。
【図4】図1の感熱部の断面図である。
【図5】図1のバランサの断面図である。
【図6】図1の皿ばねの断面図である。
【図7】図1の分解部押えの断面図である。
【図8】図1の可溶合金の実施例の説明図である。
【図9】本実施例のロックボールの作用説明図である。
【図10】本実施例の作用説明図ある。
【図11】本実施例の作用説明図ある。
【図12】本実施例の可溶合金の作用説明図ある。
【図13】本発明の第2の実施例の縦断面図である。
【図14】第2の実施例の可溶合金の作用説明図である。
【図15】本発明の第3の実施例の縦断面図である。
【図16】本発明の第4の実施例の縦断面図である。
【図17】(a)はアーム支持板とシリンダとの関係を示す説明図、(b),(c)は本発明の第5の実施例の説明図である。
【図18】(a)〜(c)は本発明の第5の実施例の説明図である。
【図19】本発明の第6の実施例の縦断面図である。
【図20】一部を省略した図19の要部拡大断面図である。
【図21】従来のフラッシュ型スプリンクラヘッドの一例の縦断面図である。
【図22】図21の圧縮型分解部分の拡大図である。
【図23】図21の点融点合金の作用説明図である。
【図24】図21の点融点合金の作用説明図である。
【符号の説明】
1 本体
10,10a,10b フレーム
15 弁体
20 デフレクタアッセンブリ
21 デフレクタ
31 分解部支持筒
40 感熱部
41,41a シリンダ
45 バランサ
47 皿ばね
51 分解部押え
60,60a 感熱分解部
61 コイルばね
62 可溶合金
63 金属片
64 ピストン
66 Cリング
67 ロックボール
72 アームス支持板
72a 貫通穴
72b 突起部
72d 溝
72e 断熱材
75 保護カバー
85 支持部材

Claims (3)

  1. 可溶合金を有し火災発生時にその熱により分解して落下する感熱分解部を備えたスプリンクラヘッドにおいて、
    前記感熱分解部を構成するシリンダ内に前記可溶合金を収容し、該可溶合金に熱伝導率の高い金属板を埋め込んだことを特徴とするスプリンクラヘッド。
  2. 金属板を薄銅板又は銅箔で構成したことを特徴とする請求項1記載のスプリンクラヘッド。
  3. 可溶合金を収容したシリンダと、該シリンダを貫通穴に保持するアーム支持板とを有し、火災発生時にその熱により分解して落下する感熱分解部を備えたスプリンクラヘッドにおいて、
    前記貫通穴を、拡径されたほぼ逆台形状に形成し、該貫通穴の小径部の内径を前記シリンダの外径より僅かに大きく形成して、
    火災時におけるシリンダからの熱の逃げを防止するとを特徴とするスプリンクラヘッド。
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